こんにちはシーカーズです
ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想を毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です
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ニューヨークダウの週初からの振り返りと週末までの予想
6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています
ピッチフォークです
そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
今週のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は32,800ドルから34,500ドルに設定しました
予想値幅下限は金曜日のボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は8月16日の高値の価格を目処に設定、週前半は少し軟調気味に推移し、週後半にかけて再上昇する展開を予想しました
週末までのニューヨークダウの予想は週初の内容を継続します
月曜日はFRBのウォラー理事のタカ派発言で金利が上昇し下げますが、その後ブレイナード副議長がハト派発言し反発するも米長期金利上昇を嫌気した利益確定売りに押され下落、火曜日は発表された卸売物価指数が市場予想を下回り、FRBの利上げ鈍化への期待が高まり上昇しますが、ロシアのミサイルがポーランドに着弾したとの報道を受け上げ幅を一気に縮小し小幅高で引けました
あまりに予想外のネガティブな材料に言葉を失いそうですが、今のところはっきりとした情報確認が終わっていませんので、今後の追加情報と各国の対応がどうなるのかを見守りたいところです
これから先の週内のイベントですが、水曜日の10月小売売上高は市場予想では強い内容が出てきそうですので、相場の下押し圧力にならないか注意が必要だと考えています
15日(火) 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 10月卸売物価指数 16日(水) MBA住宅ローン申請指数 10月小売売上高 10月鉱工業生産 11月NAHB住宅市場指数 17日(木) 前週分失業保険申請件数・継続受給者数 10月住宅着工件数 10月建設許可件数 11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 18日(金) 10月中古住宅販売件数 10月景気先行指標総合指数
木曜日以降に関しては住宅関連の経済指標が発表される予定ですが、こちらは減速が継続している内容が発表される見込みですので、相場にポジティブな材料になるのではと考えています
水曜日までは少し上値が重たいかもしれませんが、週末に向けて少し上昇しやすくなるのではと予想しています
チャートのテクニカルでは、火曜日までの2営業日は上値が重たくなっていて横ばい推移、以前の8月戻り高値34,281ドルを手前に足踏み状態に入っています
上抜けていたエンベロープ内に戻るような値動きをしていますが、強く調整に入っていないため、相場の方向感が極端に悪化したとは考えていません
下からはボリンジャーバンド中央線が接近していますので、まずはこの線を下支えにして再上昇できるかを見守りたいところです
ここまで強い上昇を見せてきていますので、一旦ボリンジャーバンド中央線を下抜けた場合、調整の反落に入る可能性を考慮したほうがいいかもしれません
決定的に調整に入ると判断したほうがいい相場の分岐点はエンベロープ中央線の強い下抜けになるとは思いますが、その1つ手前の警戒ポイントとしてボリンジャーバンド中央線下抜けにはかなり警戒感を持っているといった感じです
インジケーターではADXは33台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています
MACDは横ばい気味に推移、MACDシグナルとの乖離幅を縮小しています
注意したいのはMACDのMACDシグナル下抜けです
これが起こった場合、一旦強めの調整が入ってもおかしくないタイミングだと考えています
ここまでニューヨークダウはMACDオシレーターを見ても強弱感が比較的はっきりと分かれる形で強い上昇を見せています
このタイプの値動きの場合、MACDのMACDシグナル下抜けが起こった場合は反落が強めに起こると考えて対応したほうがいいだろうと考えています
ポイントとなるのは下抜けるときの勢いで、MACDとMACDシグナルが並走するように緩やかに重なっていく場合は、高値でのもみあいに入る可能性もありますので注意が必要だと思います
そのような値動きとなった場合は、改めてその後の相場環境で上下どちらに動き出すのかの判断が必要になると思います
RSIは65台を横ばい推移、過熱感が高い状態になっています
現在はトレンド相場であると判断していますので、RSIのシグナルの信頼度は低下しているものと考えていますが、1つ気になるのが日足の上値切り上げに対してRSIの上値が切り下がるダイバージェンスが起こっている点です
今のところMACDでは同様の現象がみられていないためそこまで重視してはいませんが、相場の雰囲気が少し悪くなる可能性がある点には気を付けたほうがいいだろうと思います
今までよりも反落が起こる可能性を考慮してトレードに臨むべきタイミングが迫っているといった感じで、一応下落時の対応を用意しておいたほうがいいだろうと思います
ニューヨークダウはここまで一気に強い反発を見せていますので、反落する際にもある程度の値幅での強い値動きが発生する可能性があります
年末高を期待してここまで買い向かっているところから、急激に反落をするイメージはしにくいですし、今月の経済イベントを考えても11月24日の感謝祭を警戒するか、11月30日のベージュブックで悲観的な内容が出てくるか、12月2日の雇用統計で予想を上回る強い内容が出てくるか、今のところこの3か所くらいしか反落ポイントは思い当たらないところもあります
そのような中で気を付けたいのは、月曜日からFRB関係者が発信する内容が強弱入り混じっている点です
相場が上に動こうとする際にはポジティブな内容を、下げようとした際にはネガティブな内容を重視して値動きが発生する可能性はありますので、その点には注意しておいたほうがいいだろうと考えています
新たな材料となってしまったロシアのポーランドへのミサイル着弾ですが、これに関しては情報がまだ出そろっていない状態だと考えています
最悪の場合を想定するとNATOとロシアの軍事的緊張感が一気に高まる状態まで引き上げられる可能性があり、これは今までの軍事的緊張感から一気にフェーズが変化しますので、かなり注意して情報収集していったほうがいいと思います
ナスダックの週初からの振り返りと週末までの予想
6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています
ピッチフォークです
そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
今週のナスダックの予想は上昇、予想値幅は10,800ポイントから11,700ポイントに設定しました
予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は6月から7月の安値からの反発時の一旦の上値の価格を目処に設定、上昇率は低下するものの上昇推移を継続する展開を予想しました
週末までのナスダックの予想は週初の内容を継続します
月曜日はFRBのウォラー理事のタカ派発言で金利が上昇し下げますが、その後ブレイナード副議長がハト派発言し反発するも米長期金利上昇を嫌気した利益確定売りに押され下落、火曜日は発表された経済指標の軟化を材料に強く上昇しますが、ポーランドへのミサイル着弾が悪材料となり上げ幅縮小、それでも米10年債利回りの低下などを材料に強い上昇を見せて引けました
寝耳に水のポーランドへのミサイル着弾は非常にネガティブな材料ではありますが、ナスダック単体としては米10年債利回りの低下が相場自体にはポジティブな材料になっている可能性があります
これから先の週内のイベントですが、ニューヨークダウと同様で水曜日までは下押し圧力が、それ以降は少し上昇しやすくなるのではと考えています
15日(火) 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 10月卸売物価指数 16日(水) MBA住宅ローン申請指数 10月小売売上高 10月鉱工業生産 11月NAHB住宅市場指数 17日(木) 前週分失業保険申請件数・継続受給者数 10月住宅着工件数 10月建設許可件数 11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 18日(金) 10月中古住宅販売件数 10月景気先行指標総合指数
ナスダックにとって少し不安な材料があるとすると、週初からFRBの理事や副議長からの発言が相次いでいる点です
内容としては強弱入り混じるもので、相場への影響がポジティブなのかネガティブなのか判断に迷うものとなっていますので、今後同様の発言が出てきた場合には経済指標の発表とは別の材料として、ナスダックの値動きに大きな影響を及ぼす可能性があります
12月3日からはこのような発言ができなくなりますので、それまでの間は積極的な情報発信が行われる可能性がある点には気を付けておいたほうがいいと思います
ただ出てくる発言が相場にとってどちらにバイアスをかけるようなものになるのかを予想することは難しいと思います
チャートのテクニカルでは、月曜日は下押されたものの火曜日には強く上昇、週前半はもう少し弱い値動きに終始するのではと予想していたのですが、この点は予想から大きく外れる値動きになっています
主な要因は米長期債利回りの強い低下によるものと考えていますが、下落に転じるタイミングが数営業日予定より早まっている状態です
火曜日の上昇が上値を抑えられるようになっているのは水曜日の反落が少し不安になるところではありますが、エンベロープ上限を上抜ける強い値動きを見せていること自体は相場の方向感としてはポジティブな値動きだと考えています
火曜日の上昇時の頂点は75日と100日の単純移動平均線がある水準で、ここに挑んだ後に跳ね返されている状態です
移動平均線に頭を押さえられた場合、一旦は下押される可能性が高まりますので、水曜日の値動きは火曜日の高値を簡単に上抜けるか、それとも下方向に動くのかで短期的に調整に入るかどうかを判断できる可能性があります
ナスダックに関しては反落する場合、エンベロープ中央線の下抜けを多少見せる可能性があるタイミングである点には注意が必要だと思いますが、仮に反落が起こってもまだまだ上昇予想を維持できる余地がある値動きをしていますので、チャート形状からだけで考えると上昇予想を維持することに特に不安感があるような状態ではありません
インジケーターではADXは21台を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています
ADXの値動きに関して注意したいのは、ここまで調整気味に下落していたところからほぼ横ばい気味への推移へと変化していて、ここから上昇推移へと切り替わる可能性がある点です
これまで方向感が失われている状態と判断していましたが、ここからは上昇トレンドが発生する可能性が高まっていますので重視するインジケーターが切り替わるタイミングが迫っている点には注意が必要だと思います
現在のところはまずはRSIのシグナルを重視していいと思います
RSIは58台を上昇推移、40のあたりから一気に強い上昇を見せていましたので、一旦は50周辺までの反落に備えたほうがいいタイミングだと考えています
月曜日の小幅な下落で少し低下しましたが、もう少し調整してもいいかなという雰囲気はあります
タイミングとしてはそうだと思うのですが、特段の強い反落を示すような数値や推移でもないといった印象です
MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大し続けています
MACDは強弱の分かれ目である0を上抜け、相場が強い方向へと向かおうとしています
ここでトレンド相場へと変化して強い上昇に入るのか、それとも再度反落して調整することでまだトレンド相場には入らないのか、微妙なタイミングです
MACDからは0を上抜けたことによる相場の強弱観の変化以外には、特に相場の方向感を示すようなシグナルは出ていないものと判断しています
出遅れ感の強かったナスダックでしたが、米長期金利が一旦の高値を付けて反落することで、相場には好転の兆しが見え始めています
今後も利上げが続くことを考慮するとこのまま米長期債利回りが低下を続けると考えることは難しいのですが、調整の反落をしている間は上昇するタイミングに入れるのではと考えています
問題になるのは米長期債利回りが底を付けて再上昇した際にナスダックが下落をするのかどうかという点ですが、これに関しては今のところ判断が難しいと考えています
仮にターミナルレートがかなり高いところに設定される見通しとなって緩やかに長期債利回りが上昇していく場合、ナスダックも緩やかに下方向に値動きを開始する可能性が高いだろうと考えていますが、一方でターミナルレートがあまり高くない数字に設定された場合は長期債利回りの上昇はあまり相場に下押し圧力とならなくなっていく可能性もあります
この辺りの判断に関しては、実際に米長期債利回りの低下が終わりそこから再上昇の動きが起こるのかどうか、その際にFRBの姿勢がどのようなものになっているのかを確認して、再度予想を組み立てていきたいと考えています
少なくとも直近の長期債利回りの低下傾向はナスダックにとってポジティブな材料となることに変わりはないと思います
新たに追加された問題点として、ロシアの攻撃がポーランドに及んだ可能性がある点です
今のところ事実確認を慎重に行う必要性がありますが、仮に実際に攻撃が行われたとするとNATOとしては自衛権の発動を行う可能性があります
実際に西側の軍が動くというリスクに対して米長期債利回りが低下している可能性もあり、この場合は今後も長期債の利回り低下が続く可能性がある点には注意したほうがいいと思います
この場合もナスダックには上昇方向へのバイアスがかかる要因となる可能性があります
日経平均の週初からの振り返りと週末までの予想
6月20日の終値を中心に8月17日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています
ピッチフォークです
そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
今週の日経平均の予想は上昇、予想値幅は27,500円から28,800円に設定しました
予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は9月13日の高値の価格を目処に設定、上値が重たくなり下押される場面はあるものの上昇推移を継続する展開を予想しました
週末までの日経平均の予想は週初の内容を継続します
月曜日は短期的な過熱感の高まりから利益確定売りが優勢となり下落、火曜日は前日の米株安を受け下げますが、米利上げペースの減速期待から買い優勢となり小幅上昇となりました
日本国内の経済指標発表では7-9月期四半期GDPの結果が弱いとしていた市場予想をさらに下回りマイナスとなりましたが、相場の見ている方向は日本国内よりもアメリカの株価の動向なのかもしれません
これから先の週内のイベントですが、水曜日の機械受注は市場予想では前月比ではポジティブな内容が出てくる見通しですので相場にはポジティブでしたが、こちらは動画を作成中にネガティブな内容が出てしまいネガティブに変化、木曜日の貿易統計は引き続き赤字でネガティブですが、一方で為替では円安が進む可能性がありニュートラル、金曜日の10月全国消費者物価指数は上昇が続く見通しでネガティブです
15日(火) 7-9月期四半期GDP・速報値 9月鉱工業生産・確報値 9月設備稼働率 16日(水) 9月機械受注 17日(木) 10月貿易統計 18日(金) 10月全国消費者物価指数
週末にかけて予定されている経済指標の内容は相場への押し下げ要因となりそうです
注意したいのは火曜日に発表された四半期GDPの際の日経平均の値動きを考慮すると、日本国内の経済イベントよりもアメリカでの株価推移を注意したほうがいいかもしれません
海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは週内に関していえば上目線になっています
注意したいのがCALL28,000・28,500円の2か所の買い建玉ですが、建玉残では売り建玉残が多く残っています
これまでの下方向の解消をする動きではありますが、そこまで強くはないと考えたほうがいいと思います
29,000円の売り建玉が多くなっていますが、これは買い建玉残を打ち消した状態で、強く弱気になっているわけではなさそうです
2営業日のCALLでの取引を見ると、28,000円から強く29,000円までの印象がありますが、建玉残を見るとそう単純な話でもなさそうです
一方でPUTの28,000円には多くの買い建玉があり、ここはその分建玉残が買い建玉で増加しています
27,500円あたりから売り建玉残がありそのあたりが下げ止まる目処かなといった感じです
建玉残のポジションは28,000円付近を頂点にしつつ、すべての価格帯で損失が出るポジションとなっています
方向感としては下方向かなといった感じです
JPモルガンも週内に関しては強気ですが、そう判断していいのか悩むような建玉残になっています
CALL28,500円での買い建玉があり、これはそのまま買い建玉残の増加に寄与していてポジティブですが、一方で28,000円の売り建玉はそのまま売り建玉残の増加につながっています
PUT28,000円でも売り建玉があり、建玉残も売りが多くなっています
この28,000円の建玉残はCALLもPUTも売り建玉が多い状態でねじれてしまっています
ボリュームとしてはCALLの売りのほうが多い状態です
建玉残は27,250円付近を損益分岐点に下落するほど利益が増加するポジションで下目線です
どちらも28,000円と28,500円にポイントがあり、方向感としては下に備えている状態と言った印象があります
オプション全体の取引では、月曜日はCALL優勢で、火曜日はPUT優勢、強弱感が入れ替わっています
PUTでは28,000・27,500・27,000円の3か所で取引ボリュームが増加、CALLは28,000円に集中しています
28,000円に頭を押さえられていると、少し危険な状態に入ってきている雰囲気があります
225mini先物では12月限に関しては、ABNアムロは上目線でJPモルガンはニュートラルな印象です
難しいのはABNアムロの売り建玉残が異常なほど増加していることです
ここからさらに売りに向かうのであればかなり下目線と考えていいのではと思いますが、逆に買い向かったとしても、強気な姿勢というよりここまでの弱気すぎたポジションの調整程度なのではといった印象もあり、判断が難しいところだと感じています
225ラージとTOPIX先物では、今週に入って気になる新しい動きがみられるのが、CTAのモルガンの売り姿勢です
ここまでCTAの2社は若干の強弱感はあってもそこまで特徴的な動きはなかったと思うのですが、週が始まってからの2営業日に関しては明らかに売り向かっています
海外系証券会社の総合的な方向感は、CTAのモルガンが下目線、CTAのクレディスイスとグローバルマクロの3社はニュートラル、ABNアムロは週内に関しては上目線に変化してきている可能性はあるもののポジション自体は弱気といった感じです
チャートのテクニカルでは、月曜日に大きめの陰線で反落しますが、火曜日には底堅く粘っています
上昇相場が続く際に見られるボリンジャーバンド中央線やエンベロープ中央線を下支えにした推移ですが、その下値支持となる中央線もまだまだ下に位置していて、相場の方向感が上方向を目指している状態から大きな変化はありません
エンベロープとボリンジャーバンドの上限が並行するように上昇していて、じり高の推移を継続していることが確認できるかと思います
ここから気を付けたいのは日経平均が反落する際には、一旦強い上昇が現れてエンベロープ上限へボリンジャーバンド上限と日足が一気に接近するタイミングが出てくるかと思います
安定した上昇推移から過熱感の高まる値動きへと変化した場合、反落の可能性が高いタイミングに入っている点には注意が必要だと思います
インジケーターではADXは13台を上昇推移、20を下回っていることから現在はレンジ相場だと判断しています
RSIは57台を横ばい推移、上下の推移を繰り返しながら徐々に上昇を継続する推移を見せています
数値自体はいったんの過熱感を意識する60に達しているのですが、そこから強い値動きをすることはなく、過熱感を伴わない安定的な推移を継続しています
特に反落するような兆候もなく、相場がじり高推移へと入っていることをうかがわせる状態です
MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅は少し狭まっているものの、こちらもここまでの上昇推移では同じような場面がみられていますが、縮小と拡大を繰り返しながらほぼ横ばい気味に上昇を継続していて、特に反落のシグナルが出ているような状態ではありません
どのインジケーターを見ても相場の強い方向感を示すものはなく、じりじりと順調な上昇を継続しているといった感じです
極端な過熱感もなく、相場の方向感の変化は読み取れません
アメリカ市場のポジティブな値動きを材料に、日本市場もここまで底堅い値動きを継続しています
日経平均の値動き自体からは特にネガティブな材料は感じられない状態で、今後も底堅い推移を継続していきそうな雰囲気があります
一方でドル円相場に関しては円高推移が継続していますので、こちらは日経平均にとって下落方向へのバイアスとなる可能性がある点には注意が必要だと思います
このタイミングでロシアがポーランドへの攻撃をした可能性もあり、これはNATOとの軍事的緊張の高まりを引き起こす可能性がある危険な状態です
今のところ第一報という形で情報が入ったのみで、真偽のほどはわかりません
ただ情報が事実であった場合、ポーランド国内で死傷者が出ている状態でロシアが攻撃事態を否定するという状態が続いてしまうと、ロシアとNATOの関係はかなり切迫した状態へとフェーズが変化する可能性があります
今後もロシアとウクライナの問題にはアンテナをしっかり張っておいたほうがいいかもしれません
ドル円相場の週初からの振り返りと週末までの予想
チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
今週のドル円相場の予想は円高、予想値幅は132円00銭から143円00銭に設定しました
予想値幅下限は200日単純移動平均線の価格を、上限は金曜日の高値の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想しました
週末までのドル円相場の予想は週初の内容を継続します
月曜日はFRBのウォラー理事がタカ派発言を行い米長期金利が上昇、ブレイナード副議長がハト派発言し上げ幅縮小するも円安、火曜日はアメリカで発表された10月卸売物価指数が市場予想を下回りインフレ懸念が後退したことで、FRBの利上げペースが鈍化するとの見方から米長期債利回りが低下し円高推移しました
ここのところ発表されている経済指標は市場予想を下回る弱いものが出る傾向があり、これが米長期債利回りの低下へとつながることで円高推移が発生しているものと考えられますので、今後発表される経済指標に関しても同様の結果となるのかに注目していきたいと思います
これから先の週内のイベントですが、水曜日まではアメリカから出てくる強い経済指標が米10年債利回りを低下させることで円高方向への推移を発生させる可能性がありそうです
15日(火) 欧7-9月期四半期GDP・改定値 米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 米10月卸売物価指数 16日(水) 英10月消費者物価指数 米10月小売売上高 米10月鉱工業生産 ラガルドECB総裁発言 17日(木) 欧10月消費者物価指数 米前週分失業保険申請件数・継続受給者数 米10月住宅着工件数 米10月建設許可件数 米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 18日(金) ラガルドECB総裁発言 米10月中古住宅販売件数 米10月景気先行指標総合指数
木曜日以降には住宅関連の指標が出てきますが、こちらは前月比で悪化見通しですので、材料としては円安要因になりそうです
注意したいのは現在の相場が経済指標を重視しているのか、それともFRB関係者からの発言を重視しているのかです
どちらもバランスよくみている場合には問題ないのですが、FRB関係者の発言に焦点が当たりすぎると、出てくる発言で一喜一憂して値動きしてしまい、相場の方向感が予想しづらくなってしまう可能性があります
またウクライナへのロシアの攻撃で、ポーランドが直接的な攻撃にあった可能性があります
現在のところ2人の死亡者が出ているとの報道もあり、これが事実だとNATOが自衛権の行使を行う可能性もあります
緊張状態が高まることでリスク回避の債券買いが行われて米長期債利回りが低下、これがドル円相場には円高バイアスとなる可能性がある点には注意したほうがいいだろうと思います
チャートのテクニカルでは、月曜日は小反発したものの火曜日には再度下落方向へ舵を切っていて、今のところ一目均衡表の雲を下支えにするように推移をしてはいますが下抜けてしまわないか不安なところです
水曜日の値動きに関しても表示がされていますが、こちらも今のところ一目均衡表の雲の下限で引っかかっている状態です
テクニカル的にここを下値として切り返す可能性はあるものの、8月の時のようなきれいな切り返しとはなっておらず、どちらかというと下値模索に入る手前のような印象を受ける値動きとなっています
現在の水準の下側には133円付近に200日単純移動平均線がありますので、仮に下落方向に推移を開始した場合はこの辺りが1つ目の下値抵抗線になりそうです
強い下落推移が現れてしまった場合は、この200日単純移動平均線と8月に下落した際に付けた直近安値あたりまでの下落は見込んでおいていいかもしれないと考えています
インジケーターではADXは33台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています
MACDは下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています
今表示されているチャートで注意していただきたいのは、日足やインジケーターには水曜日の朝の時点の値動きが入っています
MACDオシレーターに反転しているような動きがみられますが、これは水曜日の値動きが現在の水準で終わった場合は、信頼度は多少低いものの早めの反転シグナルがまずは出てくるかもしれないというものです
水曜夜のアメリカ市場で強い円高推移が継続した場合、MACDシグナルの0方向の収束は確認できない状態に変化するかもしれませんので、その点にはご注意ください
火曜日の取引が終わった時点では相場の反転シグナルは出ていない状態です
RSIは31台を横ばい気味に下落推移、安値圏に張り付いている状態です
現在はトレンド相場となっていると考えていますので、RSIの安値圏でのシグナルは信頼度が低くなっていると考えています
今のところ相場にはここまでの下落トレンドが転換するシグナルは出ていないと判断しています
今年前半から続いていた強い円安推移の傾向は、ここまで大きかったFRBの利上げ幅が縮小傾向になるとの見通しから強い円高方向への推移へと切り替わりました
ここまでの投機的とも考えられた取引の巻き戻しが起こるのであれば、ある程度強い円高推移が発生することを予想してはいましたが、そこへ新たな材料として地政学リスクの高まりが追加されてしまいました
今後はFRBの利上げ幅が縮小していく見通しとは言え、最終的な利上げの目標値であるターミナルレートは9月に発表されたドットチャートの内容に比べると高いものとなる見通しですので、政策金利への感応度が低いとはいえ米長期債ももう少し上昇余地があるかもしれません
この仮定があっているのであれば、ある程度の米長期利回りの低下と円高推移が起こった後に相場が落ち着いたところで、再度緩やかな円安推移が発生するのではと見込んでいます
そのような中で地政学リスクが高まることで米長期債利回りのさらなる低下が発生している可能性があるため、ただでさえ見極めが難しかった底値の見通しがさらに難しくなってしまっています
土曜日の時点からも申し上げている内容ではありますが、ドル円相場に関してははっきりと相場の転換を確認するまでは円高推移が継続するリスクが高まっているかもしれない点には注意したほうがいいかもしれません
それでは今週もご覧いただきありがとうございました
水曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です
【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】 ・単純移動平均線 5・25・75・200日 ・一目均衡表 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26 ・ボリンジャーバンド 期間9・乗数(1)2(2)1 ・エンベロープ 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5) ・MACD 期間12・長期26・シグナル9 ・DMI DI14・ADX14・ADXR14 ・RSI 期間14・シグナル9
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