【ダウ・ナスダック・SP500】注意したい利下げ観測の前倒しと景気後退懸念のバランス【週間アメリカ株予想 2024/6/10~】

ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

こんにちはしーさんです
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【ダウ・ナスダック・SP500】注意したい利下げ観測の前倒しと景気後退懸念のバランス【週間アメリカ株予想 2024/6/10~】
金曜日に発表された雇用統計の内容を受けた株式市場の反応は限定的で、米長期金利の激しい上昇を考慮すると強い下落が起こってもおかしくない場面でも底堅い推移が続いています。よほどの材料が出てこない限り基本で気には楽観的にとらえているようで、買い意...

1週間の振り返りと今週の予定

アメリカ市場の1週間の推移

ここ1週間の値動きですが、月曜日は発表されたISM製造業景況指数が市場予想を下回り米長期金利は低下したものの今後の経済指標を見極めたい雰囲気も強く大きな動きとはならず景気減速懸念から景気敏感株や消費関連株には売りが出てダウは下落しナスダックは上昇しSP500は小幅上昇、火曜日は発表された米雇用動態調査が市場予想を下回りFRBの利下げ先送り懸念が後退し主力株に買いが入ったものの米景気の減速に対する警戒感もあり資源・素材関連銘柄には売りも出ますがダウは上昇しナスダックとSP500は小幅上昇、水曜日は発表されたADP雇用統計が市場予想を下回ったことで利下げ観測が続きISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことで米景気の先行き懸念が後退、エヌビディアの上昇もありハイテク株中心に買いが入り上昇、木曜日は発表された前週分新規失業保険申請件数の結果が市場予想を上回りFRBの利下げ観測が強まったもののハイテクや半導体株には利益確定売りも出てダウは上昇しナスダックとSP500は小幅下落、金曜日は発表された雇用統計が市場予想を上回りFRBの利下げ観測が後退したものの米景気の下振れ懸念が和らいだ面もあり買いも入る形でダウとナスダックは下落しSP500は小幅下落して週の取引を終えました

前回は指数による強弱に違いはあるものの基本的には反発は入るもののダウは下落推移をナスダックとSP500は横ばい気味ながらも調整の下落が続く展開を予想しました
実際にはダウは反発局面に入ったところで週を終えていて、ナスダックとSP500は最高値を更新するほどの強い推移を見せています
直近の推移で予想と大きく異なるのは経済指標の結果がどうであれ都合の良い方向にとらえられる傾向がある点だと考えています
水曜日のISM非製造業景況指数が特徴的だと思いますが、ISM製造業景況指数と共に雇用に関して強い結果が出ていても買いが入る材料として景気動向の底堅さに目が向く形となっています
この傾向は週末の雇用統計にもみられていますので、今のところ相場は買い材料を探している状態になっているものと考えています
この状態がいつまでも続くものではないとは思いますが、直近に関しては買いが入りやすい環境下にあると想定して予想をしたいと考えています

アメリカ市場での主なイベント

これから1週間の主なイベントですが週末に下押しが発生する可能性があるもののそれ以外は上昇しやすいのではと予想しています
火曜日からFOMCが始まり水曜日には政策金利の発表とパウエルFRB議長の定例記者会見が予定されています
記者会見の内容がどのようなものになるのかはわかりませんが、直近で発表されている経済指標には弱い内容もありましたので、個人的には若干ハト派寄りになるのではと考えています
また水曜日に発表される消費者物価指数と木曜日の卸売物価指数は今後のFRBの金融政策の判断に大きな影響を与えるものだと思いますが、市場予想では鈍化見通しとなっていますので上昇バイアスになるのではと予想しています
金曜日に予定されるミシガン大学消費者態度指数こそ強い結果となり下落バイアス予想ですが、それ以外は上昇バイアスになりやすいのではといった感じです
またミシガン大学消費者態度指数に関しては1年先の期待インフレ率の内容にも注意が必要だと思います

アメリカ市場での主な企業業績の発表

企業の業績発表に関してですが件数はそこまで多くありません
指数に影響しそうなのは水曜日のブロードコムと木曜日のアドビですが、市場予想よりよほど悪い結果が出ない限りは相場に影響は与えないのではと予想しています
ただアドビに関しては前回の決算で売上高見通しが低調だったことから時間外に急落しましたので若干警戒しています

ニューヨークダウの予想

これから1週間のニューヨークダウの予想は週前半と週末に下落する場面があるものの上昇推移を見せる展開を予想します

チャートのテクニカルでは週初からの上昇でボリンジャーバンド中央線の上抜けを見せ金曜日にはエンベロープ中央線まで接近して反落、一旦頭を抑えられた形となっています
この後はボリンジャーバンド中央線か以前の安値38,000ドル付近まで下押される可能性がありますが調整はその範囲で終了するのではと考えています
水曜日と木曜日はパウエルFRB議長の発言が悪材料とならなければ上昇する可能性が高いと考えていますので、調整幅はそこまで大きくならずに反発するのではと見込んでいます

ニューヨークダウの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では水曜日に100日単純移動平均線の上抜けを見せ、木曜日と金曜日は75日単純移動平均線に頭を抑えられる形で完全には相場の方向感は改善していない印象です
金曜日の上髭が25日単純移動平均線に頭を抑えられてしまったのもネガティブです
この推移では100日単純移動平均線の再度の下抜けが発生してもおかしくないと考えていますが、単純移動平均線の方向感自体はそこまで悪化しているわけではありませんので、現状ではそこまで強い反落が起こる兆候も無さそうです

DMIではADXは23台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ニューヨークダウのRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの下を下落推移、依然として調整方向への推移を見せる内容となっています
RSIシグナルに頭を抑えられる形となっていますので、少なくとも40付近までの調整には備えておいていいだろうと考えています
そこも勢いよく下抜ける場合には、30を下回る水準まで一気に調整して37,600ドルあたりまでは下げ幅を広げる可能性が出てくるものと考えています

MACDはMACDシグナルの下を横ばい推移、発生していた下落トレンドがまだ終わっていません
依然として調整方向への推移を見せやすい環境下にあるものと判断しています
ゴールデンクロスが見られるまでは調整が続くことを想定しておいた方が良い状態だと思います

週前半に関しては調整に入る可能性はありますが、金曜日までの推移であればこれまでも見られた底打ちの推移ではありますので悲観的になる必要はないものと考えています
週末の雇用統計の内容自体はリセッションを警戒させる内容だったと個人的には受け止めていますが、株式市場の動向にはまだ影響を与えないものと予想しています

ニューヨークダウの予想値幅

下げる範囲はボリンジャーバンド中央線から大きく乖離せず最大でも38,000ドルまで、上昇方向はボリンジャーバンド中央線が下支えになり早期に反発に入った場合には39,600ドルあたりまでを予想しています

ニューヨークダウの注意ポイント

予想外の注意ポイントとしては37,600ドルを下回ると強い調整相場に、直近高値の40,100ドルを上回った場合には一気に強い上昇に転じる可能性がある点には注意が必要だと考えています

ナスダックの予想

これから1週間のナスダックの予想はボリンジャーバンド中央線を下支えに上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは水曜日の強い上昇の後は横ばい気味に推移、ボリンジャーバンド2σからも乖離幅を広げていて強い上昇を継続する雰囲気ではなくなってきました
ただ依然としてエンベロープ中央線を下支えにした大きな上昇相場は継続中で強い調整を行う兆候は無いと判断しています
週前半に調整に入った場合にはボリンジャーバンド中央線までの下落はあると考えていますが、そこから強く崩れるとは予想していません

ナスダックの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足は5日単純移動平均線の上での推移に終始していますし、主な単純移動平均線の推移は全て上向きでポジティブな状態です
5日単純移動平均線の25日単純移動平均線へのデッドクロスのような推移が見られるまではこの傾向が続くと考えていいのではと判断しています
少なくとも日足の25日単純移動平均線下抜けが見られないと調整のタイミングが迫っているという判断はできないと思います

DMIではADXは21台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ナスダックのRSIとMACD

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅は若干縮小傾向ではありますが上昇トレンド相場に入りなおした可能性があります
現状では5月28日の高値を更新できていないため若干弱い上昇トレンドとなっていると判断しています
MACDのMACDシグナルへのデッドクロスが確認されるタイミングでは強めの調整が入る可能性があり注意が必要だと考えていますので、月曜日などに強すぎる調整が入った場合には警戒が必要だと考えています

RSIはRSIシグナルの上を下落推移、66台と短期的な過熱感はあるものの現在はトレンド相場だと判断していますのでRSIからのシグナルの信頼度は低下している状態だと判断しています
また今後は60から70の間で上下する展開に入るかどうかに注目しています

ナスダックの予想値幅

週初に調整に入った場合でもボリンジャーバンド中央線までの調整を見込んで下値目処は16,950ポイント、ナスダック100では18,800ポイントあたりまで、上値はダウでは2%程度の上昇を見込んでいますのでおおむね同程度を想定してナスダックでは17,500ポイント、ナスダック100では19,400ポイントあたりまでの上昇を予想しています

ナスダックの注意ポイント

予想外の注意ポイントとしてはエンベロープ中央線を強く下抜けた場合には強い調整の可能性があると考えていますので下落方向は16,800ポイントと18,650ポイントの強い下抜けを、上昇方向はボリンジャーバンド2σを押し広げるバンドウォークに入りさらに強い推移を見せる展開としてエンベロープ上限あたりを目処とした17,700ポイントと19,600ポイントの上抜けを設定したいと思います

S&P500の予想

これから1週間のS&P500の予想はエンベロープ中央線を下支えに上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは月曜日の反発から一貫してエンベロープ中央線を下支えにするような推移を継続、SP500の推移は底堅い状態に入っているものと判断しています
直近高値の更新も見せていますので、今後もエンベロープ中央線を強く下抜けない間は上昇推移が続くと考えていいのではと判断しています

SP500の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足は5日単純移動平均線の上での推移を継続、ここを下抜けて来た場合には25日単純移動平均線までの調整を想定した方が良いと思います
ただ25日単純移動平均線自体が下値支持となっていますので、下髭で強く下抜ける場面があったとしても終値基準では下落方向への乖離幅をそこまで広げないだろうと予想しています
予想外に強い下落があった場合は75日と100日の単純移動平均線の間辺りまでは下げ幅を拡大する可能性はありそうです
さらに100日単純移動平均線を下抜けた場合にはかなり強い調整に入る可能性を考慮するべきだろうと考えています

DMIではADXは16台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

SP500のRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの上を下落推移、64台と若干過熱感があります
一旦60までは低下する可能性がありますが、強く崩れるような兆候は無さそうです
RSIシグナルが下向きなのは相場の方向感としては若干ネガティブではありますが、RSIとRSIシグナルのどちらも強弱の分かれ目である50を大きく上回る水準での推移を継続していますので、そこまで弱気にならなくてもいいのではと判断しています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、緩やかに乖離幅の拡大を始めています
ADXが20を下回っているためレンジ相場だと判断していますが、今後強い上昇が続いた場合には上昇トレンド相場に入る可能性はあります
ただ直近の推移を見てもそこまで強い上昇が出てくる兆候はありませんので、しばらくはレンジ相場が続く状態で、MACDからは相場の方向感を示すようなシグナルは出てこないものと考えています

ナスダックほど強くも無いのですがエンベロープ中央線を下支えとした推移は継続していますので、弱気になる必要は無さそうです

SP500の予想値幅

週初と週末に関しては調整が入る可能性があり、これまでの調整の際にはエンベロープ中央線を下抜けることがありましたので下値は4月1日高値を目処に5,260ポイント、上昇方向はダウの2%上昇予想を参考に5,460ポイントまでの上昇を予想しています

SP500の注意ポイント

予想外の注意ポイントとしては大きな調整相場への入り口となりかねない100日単純移動平均線の下抜けを見せる5,100ポイントを、強すぎる上昇からの調整が警戒されるエンベロープ上限の価格である5,560ポイントを目処に設定したいと思います

あとがき

週末に発表された雇用統計の内容は相場にはネガティブな内容だったと考えています

週末の米雇用統計の結果

失業率は上昇し雇用者数変化と平均時給は上昇、どう判断するべきか悩むような内容でした

これ以前に発表されているISM製造業・非製造業景況指数では雇用が堅調であるとされる内容が示されていましたので、依然として経済指標は強弱どちらになるのか不安定な状態です
今回の雇用統計の失業率の結果、0.5を超えると景気後退に入るとされているサームルールの値は0.37まで上昇、景気後退に伴ってすぐに株価が下落するとは考えていませんがそろそろリセッションの危険性は頭に入れておくべきだと思います

6月8日時点でのFedWatchToolでの利下げ確率

FedWatchToolによるとFRBの利下げ観測は11月まで後退、高確率で7月までは無い見通しとなっています
ただこれは週内に発表される経済指標によって修正が入る可能性があると予想していますので今後も前後すると思います

流石に7月利下げは無いと思いますが9月利下げを再度織り込む可能性があり、今回の利下げ観測後退で株が下落しなかった分、次の利下げ観測の前進では上昇する余地ができているかもしれません
少なくとも週内に予定されている経済指標の発表で重要だと考えられる消費者物価指数と卸売物価指数は、出てくる結果が市場予想通りなら上昇バイアスとなるはずですので、今回の雇用統計の結果を必要以上に悲観する必要もないかなと考えています

それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間アメリカ株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・100・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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