【ダウ・ナスダック・SP500】ハイテクには一時的な利益確定売りも、相場全体の底堅さは継続【週間アメリカ株予想 2024/6/24~】

ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

こんにちはしーさんです
ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500の予想を毎週土曜日に配信している週間アメリカ株予想です
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1週間の振り返りと今週の予定

アメリカ市場の1週間の値動き

ここ1週間の値動きですが、月曜日は発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を上回り米経済が底堅いとの受け止めからハイテク株や消費関連株に買いが入り上昇、火曜日は発表された米小売売上高が市場予想を下回り利下げ観測が強まることで米長期金利が低下した一方で景気先行き懸念もあり休日を前に積極的な買いは広がらずダウとナスダックは小幅上昇しSP500は上昇、水曜日は休場、木曜日は発表された経済指標が軟調なものとなりFRBの年内利下げ観測が相場を支えるものの、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の物価上昇率が2%に落ち着くまでは1~2年かかる可能性があるとの発言で米長期金利が上昇しハイテク株には売りも出てダウは上昇しナスダックとSP500は下落、金曜日は発表された購買担当者景気指数が市場予想を上回り利下げ観測の後退で米長期金利が上昇、景気の底堅さから出遅れ感のある銘柄に買いが入る一方でここまで強い上昇を見せていたハイテク株の一角には売りも出てダウは小幅上昇しナスダックとSP500は小幅下落して週の取引を終えました

前回は調整の下落を挟む可能性はあるものの反発する展開を予想しました
細かい部分ではニューヨークダウとナスダックの推移はほぼ予想の範囲内、SP500に関しては下落方向への備えを大きくしすぎたもののこちらも堅調な推移となりました
ただハイテク株に関しては直近の強い上昇に対する反落が発生していることから、週内に関しても下落バイアスをかけ続ける可能性がある点に注意しながら予想を行っていきたいと考えています
また経済指標の内容が市場予想から上下にブレてしまってはいますが、出てきている内容に対しての反応は好調な景気動向を示すものに対しては好感するという流れが続いているという前提で予想を行いたいと思いますが、ハイテク株に関しては下押し材料となってしまう可能性がある点にも注意したいと思います

アメリカ市場の主なイベント

これから1週間の主なイベントですが上昇方向への強めの予想をしています
火曜日のケース・シラー住宅価格指数とリッチモンド連銀製造業指数は市場予想が出ていないためバイアス予想ができませんが、どちらも景気動向を考えるうえで重要な指標ですので警戒が必要だと思います
同日発表の消費者信頼感指数は若干鈍化見通しですが中立バイアス予想です
水曜日の新築住宅販売件数は改善見通しで上昇バイアス予想、木曜日の四半期GDPの改定値は上方修正予想で上昇バイアス予想、耐久財受注は鈍化見通しで下落バイアス予想です
木曜日は耐久財受注のバイアスの方が強くなる予想ですが、同時に発表される前週分新規失業保険申請件数のバイアスも強いと考えられますので注意が必要だと思います
金曜日の個人所得は改善見通しですが今回は上昇バイアス予想、個人消費支出は鈍化見通しですが中立バイアス予想です
週内に関して最も注意したいのは、次の週には7月が始まりそこでは雇用統計が発表されることから、市場予想が出ておらずバイアスが分からない前週分新規失業保険申請件数です
金曜日にはラッセルFTSEのリバランスが行われますので、取引高の急増やボラティリティの上昇にもご注意いただければと思います
また6月30日にはフランスの選挙で第1回の投票が行われます
週末にかけてリスク回避の売りが出る可能性がある点には併せて注意が必要かもしれません

アメリカ市場の主な企業業績の発表

企業の業績発表に関してですが水曜日のマイクロンテクノロジーと木曜日のナイキには注意が必要かもしれません
マイクロテクノロジーは直近で強い値動きをしていましたが一旦調整の下落を開始していましたので、この決算の内容次第でナスダック100やSP500には強いバイアスをかけてくる可能性が考えられます
ナイキに関してはアメリカの個人消費に弱いところも見えますので、直近の業績や今後の見通しが悪化するとダウには下落バイアスがかかるかもしれません

ニューヨークダウの予想

これから1週間のニューヨークダウの予想は週末にかけて調整を見せる可能性はあるものの5日単純移動平均線を下支えにするような上昇推移を見せる展開を予想します

チャートのテクニカルでは月曜日から反発を開始したニューヨークダウは木曜日の上昇でエンベロープとボリンジャーバンドの両中央線の上抜けを見せ、金曜日の推移でも両中央線や一目均衡表の雲の上での推移を続けました
これまでの底値模索気味の推移から買いが入り相場展開が変わってきている印象があり、今後も上昇を続けるのではと考えています
今後上昇相場が続く場合はまずはボリンジャーバンド中央線が下値支持として機能するのではと考えられるかと思います
上値の目処としては長期的には5月20日の高値を更新する展開が考えられますので、週内に関してはそこまで上昇しないかもしれませんがまずはそこを目標地点としてもいいのではと考えています

ニューヨークダウの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足は先週まで上を推移していた5・25・75・100日の単純移動平均線をすべて上抜けて一気に相場が好転しています
これは非常にポジティブな推移だと考えています
仮にこの後下押されたとしても100日単純移動平均線付近が下支えになるのであれば大崩れはしなさそうです
このタイプの上昇相場に入った場合、堅調な推移が続くようであれば5日単純移動平均線が下支えになるパターンが多く見られますので、直近の上昇相場が下落相場へと転換したかどうかの目処は5日単純移動平均線の下抜けとそこからの5日単純移動平均線の下落方向への推移の開始が起こるかどうかで判断できるのではと考えています

DMIではADXは16台を緩やかに下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ニューヨークダウのMACDとRSI

RSIはRSIシグナルの上を横ばい推移、56台でいったん上昇を休みました
短期的には45付近からの上昇でしたので上昇を立ち止まってもおかしくない水準感ではありました
仮に反落した場合でもRSIシグナルや強弱の分かれ目である50付近が下支えになる形で反発するようであれば堅調な推移が期待できるかと思います
特に不安材料は無いといった感じです

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅を拡大しています
相場の環境が好転していることがうかがえます
レンジ相場ではシグナルの信頼度が低下する環境ではありますが、これまで出ていなかった一度入った下落トレンド相場の終わりが確認できた状態だと考えていますので、相場はここから好転してくものと考えています

またテクニカル的にもRSIのRSIシグナル、MACDのMACDシグナル、+DIの-DI、この3つのゴールデンクロスがちょうど重なったのはわかりやすい相場の好転タイミングだったかなと考えています

ニューヨークダウの予想値幅

ここまで他の指数に比べ軟調だったニューヨークダウですが、やっと上昇タイミングが来たかもしれないといった感じです
今後は5日単純移動平均線とボリンジャーバンド中央線が下値支持となると考えているため予想値幅下限は金曜日の5日単純移動平均線の少し上である38,900ドル、上限は3月28日高値を5月20日高値が更新した際の値幅188ドルを5月20日高値に足した価格40,300ドルを目処にしたいと思います
ただ上昇方向に関してはそこまでは上値を伸ばせないとは思いますので余裕幅をもっている状態です

ニューヨークダウの注意ポイント

予想外の注意ポイントとしては100日単純移動平均線から大きく乖離を始めると強い調整に入りかねないということからまずは100日単純移動平均線の下抜けとなる38,800ドルを、上昇方向は予想以上に強い展開に入り強気相場入りしてしまったと考えられる予想値幅上限40,300ドルの上抜けを目処にしたいと思います

ナスダックの予想

これから1週間のナスダックの予想は最大で25日単純移動平均線までの調整を見せる可能性があるものの5日単純移動平均線付近での調整気味の横ばい推移を見せる展開を予想します

チャートのテクニカルではここまで乖離幅を保っていたボリンジャーバンド中央線に接触、一旦強い上昇相場から休みに入った印象です
ただ依然としてボリンジャーバンド中央線やエンベロープ中央線の下抜けを見せたわけでもありませんので、金曜日までの時点であれば上昇相場に戻る可能性が残されている状態だと考えられるかと思います
このチャートからだけでは特に不安材料は感じられません

ナスダックの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足が5日単純移動平均線の下抜けを見せていますし、5日単純移動平均線は明らかに横向きに変化し始めています
この辺りがネガティブです
5月末の展開に非常に似ていますので、調整に入った場合には25日単純移動平均線への接触を試す可能性を考慮するべきだろうと考えています
強い上昇に戻れるかどうかは、5日単純移動平均線の上抜けと5日単純移動平均線自体が上昇に戻ることが条件となりそうです

DMIではADXは30台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ナスダックのMACDとRSI

MACDはMACDシグナルの上を下落推移、乖離幅を縮小しています
まだ上昇トレンド相場は継続していますので大崩れするような予想をできるタイミングではありません
また前回調整のあった5月末にはいったんMACDがMACDシグナルをデッドクロスしますが短期で回復した場面もあります
今回も同様のパターンが想定されますので下落方向への予想に切り替えるタイミングはある程度の調整が始まってからでないと早合点になる可能性もあるだろうと考えています

RSIはRSIシグナルの下を下落推移、80を上回る水準から低下して過熱感が取れ始めています
短期的な過熱感を取るための調整であればこの辺りで下げ止まってしまう可能性もあり得ます
ただ現在はトレンド相場だと判断していますのでシグナルの信頼度は低下している状態だと判断しています

これまで堅調だったエヌビディアやアップルなどの下落に伴いナスダックも調整を行っている印象がありますが、マイクロソフト・アマゾン・アルファベットなどは依然として堅調な推移を継続しています
この辺りからも全面的に売られているわけではない点には注意が必要だと考えています

ナスダックの予想値幅

ナスダックとナスダック100の予想値幅ですが、調整に入った場合にはエンベロープ中央線までの下落は考えておくべきだと思いますので下値目処は17,250ポイントと19,150ポイントを、上値に関しては6月17日高値の少し上である18,000ポイントと20,000ポイントを目処にしたいと思います

ナスダックの注意ポイント

予想外の注意ポイントとしては大きく相場が崩れるかもしれない25日単純移動平均線の下抜けとなる17,150ポイントと19,050ポイントの下抜けを、調整が非常に短期間で終わり再度強い展開に入る推移として金曜日のエンベロープ上限の価格18,100ポイントと20,090ポイントの上抜けを目処にしたいと思います

S&P500の予想

これから1週間のS&P500の予想は週末にかけて調整の下落を見せる可能性はあるもののボリンジャーバンド中央線を下支えにするように横ばい推移を見せる展開を予想します

チャートのテクニカルでは日足は高値からの調整に入っているもののボリンジャーバンド中央線との接触も見せておらず依然として堅調な推移を続けています
まだ強い調整に入ると判断できるような推移には入っていないといった印象です
5月末の調整を考えるとエンベロープ中央線までの調整を覚悟するべきかもしれませんが、今回はナスダックが調整に入る可能性がある一方でニューヨークダウは上昇に転じようとしていて、この点が前回の調整局面とは異なっています
ただ6月11日と12日の間には上昇時の窓があり、これを埋めておきたいという動きを見せる可能性はあります

SP500の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では金曜日の下落でも日足は5日単純移動平均線に支えられるような形となっていて、まだ強い調整には入っていません
このまま上昇方向へ再度戻ることも考えられる推移で、金曜日の時点では上下どちらに動き出すのかわからないといった感じです
ナスダックが先んじて調整に入り始めている可能性が出てきていますので、SP500に関しても調整気味になるだろうとは考えていますが、SP500単体のチャートからでは判断が難しいところです
5月末の調整局面とは状況が異なる可能性はありますが、最大で25日単純移動平均線を若干下抜ける程度の調整が入る可能性は考えておいても良さそうです
ただナスダックの調整が短期で終了した場合には、SP500の推移ではこのまま強い上昇にすぐに戻ってもおかしくない展開ですので、その点にはかなり注意した方が良いと思います

DMIではADXは26台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

SP500のMACDとRSI

MACDはMACDシグナルの上を横ばい推移、乖離幅を縮小しています
上昇トレンド相場が終わったわけではありませんので、特に強い調整を意識するようなタイミングではないと考えています

RSIはRSIシグナルの上を下落推移、短期的な過熱感が取れ始めています
70を上回る推移となっていましたので短期的な過熱感は高まっていたものと思います
ただ現在はトレンド相場だと判断していますので、RSIからのシグナルの信頼度は低下している状態だと判断しています

SP500に関してはこのまま再上昇という展開すらあり得る場面ではありますが、ナスダックがこれまでの強い展開から小休止する可能性があることも考慮して若干弱めに予想したいと思います

SP500の予想値幅

週内に関しては強めの下落をする可能性を考慮して念のためエンベロープ中央線の価格5,360ポイントを下値目処に、上値目処はナスダックでも最大で1.7%の上昇の可能性を見込んでいることから金曜日から2%弱上昇した際の価格5,570ポイントを目処にしたいと思います

SP500の予想外の注意ポイント

予想外の注意ポイントとしては強い下落となりかねない25日単純移動平均線の価格5,350ポイントの終値基準での下抜けを、上昇方向は予想とは異なり引き続き5日単純移動平均線を下支えとした上昇推移を継続する展開として予想値幅上限5,570ポイントの上抜けを目処にしたいと思います

あとがき

ここまで堅調な相場展開を支えてきた一部ハイテク株に利益確定と考えられるような高値圏からの売りが始まったことで、ナスダックが調整気味の推移へと変化してしまいました
他方でこれまで軟調気味に横ばい推移していたニューヨークダウは上昇方向へ推移し始めています
ただハイテクセクターへの売りは一時的なものですぐに買い戻しも入るかもしれませんし、まだ強い調整に入るかどうかはわからないところだと思います
不確定要素として心配されるのが選挙関連ですが、選挙といわれて最初に思い浮かぶフランスの下院議会選挙ですが、これに関しては欧州がよほどの混乱に陥らない限りは、アメリカ市場へはむしろリスク回避の形で資金が流入する可能性もありますし、少なくとも直近の推移ではフランスの政局不安を材料とした下落相場というものとは無縁な相場環境が続いているものと考えています
ただこれがアメリカ国内の話になってくるとそうは言っていられないかもしれません
6月27日にCNNで行われる大統領選挙を前にした公開討論会は、支持率が15%以上を上回っているバイデンさんとトランプさんの2人で行われることとなりましたが、この結果いかんによっては相場の雰囲気に変化があるかもしれません
ただバイデンさんとトランプさんの方針で単純にどちらがどのセクターに有利ということは無い模様で、例えばエネルギーセクターで考えると、バイデンさんが優勢な場合は脱炭素に関連した企業が有利な状況が続くと考えられますし、トランプさんが優勢な場合は石油・石炭などの関連企業が有利な状況となる可能性が考えられます
これはどちらもエネルギーセクターですので、セクター間の強弱という意味ではニュートラルになったりもするわけです
どちらの候補も基本的なスタンスはアメリカの景気をよくすることが大切といった感じで、違いはその手法だけなのかもしれません
指数としてはどちらの候補になったところで米経済の底堅い状況が続く限りネガティブな材料とはならないだろうと考えていますが、個別銘柄という側面から考えると強弱が入れ替わるかもしれないと警戒しています
ちなみに前回トランプさんが大統領になった際には保守的な政策を行った結果製造業に関しては全般的にネガティブだったようですが、大型減税などを行ったことなどによって以外にもハイテクセクターには恩恵があったようです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間アメリカ株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・100・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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