予想では軟調も何度も裏切られた米消費者物価指数の再来

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均の予想を毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】ターミナルレート変更と利上げ期間の目処、そして注目される米10月消費者物価指数【週間株価指数予想】
FOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見では、今後の利上げ幅縮小とターミナルレートの変更が材料として出てきました。利上げ幅が通常である25bpに低下した場合、引き上げられたターミナルレートを達成するにはそれなりの時間を要します。そしてタ...
【ドル円相場の予想】ターミナルレート変更によって今後注目される指標と、週内のドル円相場の見通し【週間ドル円予想】
FOMCでのFRBのハト派転換は確認できず、ターミナルレートが引き上げられる見通しとなることで、今後の利上げ期間が9月FOMC時点より延長される形となってしまいました。利上げ幅の縮小により投機的な円安推移には歯止めがかかる可能性はあるものの...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は31,400ドルから33,200ドルです

予想値幅下限は高安の半値基準の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、エンベロープ中央線を目指して下落推移をする展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日はFOMCの結果発表を控え利益確定売りが優勢、米長期金利の上昇も悪材料となり下落、火曜日は発表された9月雇用動態調査の結果が堅調なものとなり、これが賃金上昇につながるとの見方からFRBのタカ派姿勢継続観測が相場の重荷となり下落、水曜日はFOMC後の定例記者会見でパウエルFRB議長が利上げ停止を考えることはかなり時期尚早と指摘、景気の一段の冷え込みを懸念する売りが広がり下落、木曜日はFRBの利上げ長期化懸念で下落も翌日の雇用統計が伸び鈍化予想で様子見ムードとなり、下げ幅縮小して小幅安、金曜日は発表された雇用統計は非農業部門雇用者数変化が市場予想を上回り強い数字となったことでいったん売られますが、失業率は市場予想を上回り雇用環境が減速しているとの見方から景気敏感株などに買いが入り上昇して週の取引を終えました

FRBのハト派転換が期待されていた11月のFOMCでしたが、結果としては出てきていた材料をすべて織り込む形となりましたが、最後に出てきたターミナルレートの引き上げは悪材料となってしまいました

ターミナルレートの引き上げが無ければ、株式市場には好材料となるところでしたが、インフレの抑制にはまだ時間を要する可能性が高いことを再確認させられた形かと思います

これから1週間の主なイベントですが、注目したいのは木曜日の10月消費者物価指数です

7日(月)	9月消費者信用残高
8日(火)	米中間選挙
9日(水)	MBA住宅ローン申請指数
		9月卸売売上高
10日(木)	10月消費者物価指数
		前週分失業保険申請件数・継続受給者数
		10月月次財政収支
11日(金)	11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
		ベテランズ・デーの祝日ですが株式市場は通常通り

※サマータイムが終了

11月のFOMCでは75bpの利上げが行われ、今後の利上げ幅こそ縮小傾向になるとのポジティブな材料もありましたが、ターミナルレートの引き上げに関しても言及が及びました

9月FOMCでのターミナルレートからどの程度の引き上げが行われるのかは、今後発表される消費者物価指数の強さがどの程度になるかで変化すると考えられますので、今回発表される10月消費者物価指数が高止まりしている状態なのか、それとも多少インフレが後退している結果が確認できるのかによって、何月のFOMCまで利上げが継続されるのかの観測が変化すると考えられます

これまでも消費者物価指数は注目度の高い経済指標でしたが、今後もFRBの利上げがどの程度の期間行われるのかの目処になると思いますので、注意しておいたほうがいいでしょう

同日に予定されている前週分失業保険申請件数・継続受給者数に関しても、強い数字が出てくると人件費の高止まりからインフレ懸念が高まる可能性があり、消費者物価指数と同様に注意が必要だと思います

ただこれに関しては毎週出てくる指標ですので、どこかのタイミングで注目度が低下する可能性はあるだろうと考えています

金曜日に予定されている11月ミシガン大学消費者態度指数は消費者信頼感指数の先行指標となりますが、発表される内容が弱かった場合は経済健全性が崩れる可能性があり注意が必要だと考えています

10月に発表されている各連銀の景況感指数は悪化しているものが多く、こと製造業に関しては先行きが怪しくなってきています

景気動向が弱くなるのであれば、次第に消費者目線での経済指標にも悪化が確認できるはずですので、今後注意したほうがいいと考えています

火曜日の米中間選挙ですが、全議席が改選される下院に関しては共和党が有利、3分の1が改選される上院は接戦との見通しになっています

おそらく上下院の両方を民主党が勝利することは難しく、上院が民主党、下院が共和党の勝利となった場合は材料としてはニュートラル、両院が共和党勝利となった場合、現在までアメリカがとってきたウクライナに対する政策や再生エネルギー関連への取り組み、そしてドル円市場のドル高の修正が求められる可能性があります

一方で原油などのエネルギー銘柄や海外で売り上げの高いアメリカ企業には追い風となる可能性もあり、株式市場にとって一方的にネガティブな材料とはならないと考えられますが、政治環境はかなり複雑化するものと考えられますので、両院で共和党が勝利した場合はネガティブであると考えておいたほうがいいと思います

金曜日はベテランズ・デーの祝日ですが、株式市場は通常通りの見通しですのでご注意ください

それとサマータイムが終了しますので、アメリカ時間でのイベントが日本時間では1時間後ろにずれますのでご注意ください

チャートのテクニカルでは、月曜日から軟調気味に推移したのちに木曜日に反落、金曜日には反発していますが、テクニカル的には金曜日の高値付近には200日単純移動平均線があり、この水準が上値抵抗の形になっています

この値動きはこれまでのニューヨークダウにもみられていたもので、3月末から4月に頂点を付け4月半ばのダブルトップ形成までの水準、そして直近では8月の高値も同様の値動きとなっています

今回も200日単純移動平均線にいったん頭を押さえられていることから、強い材料がなければ一旦は調整に入ってもおかしくないタイミングです

この下には31,500ドル前後に75日と100日の単純移動平均線があり、この辺りまでは調整が入ってもおかしくないのではと考えています

この水準には8月16日を高値として10月13日の安値までの半値基準がありますので、この辺りが下値目処になるのではといった感じです

31,500ドル周辺は下落時の節目になっていることも多く、仮に今回下落した場合も、一旦の下値目処になるのではと考えています

一目均衡表の雲もあり、これも下支えの材料になる可能性がありそうです

また急角度の下落でなければ、上昇してきているエンベロープ中央線も下支えの目処になると考えられます

金曜日の値動きはいったんボリンジャーバンド中央線に下支えされる形で反発していますが、エンベロープ上限を強く上抜けた日足がエンベロープ内に戻ってきた場合、そのまま再度強い上昇に入るにはよほど強い材料がないと難しいと考えられますので、直近で強い上昇を期待するのは今のタイミングでは難しいのではと判断しています

下落したとしてもピッチフォーク下から2番目の線周辺で下値を固められた場合、テクニカル的にはそこから再度ピッチフォークの角度に沿った上昇を維持できる可能性はありますので、今の段階で大幅調整に入ると考える材料はありません

大幅な調整に入る値動きになっていくのかどうかは、エンベロープ中央線への接触後に、大幅な下抜けを起こしてしまわないかどうかにかかっているのではといった感じです

インジケーターではADXは31台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは62台を上昇推移、過熱感が高い状態を維持しています

10月28日までの強い上昇でRSIは70を上抜け過熱感が高まっていましたが、この時点では上昇トレンド相場であったためRSIの過熱感からの反落が起こるかどうかは判断が難しいところでした

今回に関してはあまりに一方的にRSIが上昇していましたので、反落するにはちょうど良いタイミングだったろうと思います

一旦は60まで下落してから小反発していますので、ここから再度50付近までは過熱感をとる下落をしてくる可能性が高そうです

MACDは横ばい気味に推移、MACDシグナルとの乖離幅を縮小し続けています

一旦の強い上昇トレンドが終わったことをMACDオシレーターも示しているものと考えていますが、相場の強い転換を示しているものではないと考えています

今のところMACDはMACDシグナルの上を推移していますので、今後MACDシグナルの下抜けを起こすまでは、まだ強めの値動きを続けると判断したほうがいいタイミングだと考えています

一方で経済イベントなどにより株式市場に強い下押し圧力が加わった場合、MACDのMACDシグナル下抜けが起こるかと思いますが、その際には強めの調整が起こる可能性には備えたほうがいいと判断しています

ただどちらにしても、一旦の調整が起こる可能性が高いタイミングに入っていると考えるべきだろうと判断しています

FOMC通過後のパウエルFRB議長の発言は、市場が期待しているほどハト派のものではありませんでした

ターミナルレートの引き上げは、今後もインフレとの長い戦いが続くことを表していると思いますので、今年苦しめられ続けた経済指標とのにらめっこが、今後もしばらくの間は続く展開となりそうです

一方で週末に発表された雇用統計は失業率こそ上昇したことで好感される面はありましたが、非農業部門雇用者数変化は相変わらず強い状況で、この内容でも反発できた株式市場はそこまで悲観的な状況でもないと考えることができそうです

これから発表される消費者物価指数の内容は、現在の市場予想では総合の前月比は強い内容が出てくるものの、総合の前年同月比とコア指数に関しては多少軟化しそうな雰囲気があります

このような市場予想を強い方向に裏切ることで、今年の消費者物価指数では何度も急落が起こっているため油断はできませんが、現在得られる情報で考えるとそこまでの急落を起こす要因はないと判断しています

ただイベントの内容としては米中間選挙と消費者物価指数は、市場予想が外れると株式市場には大きな影響を与えうるものですので、油断は禁物だとは思います

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、エンベロープ中央線を目指して下落推移をする展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は33,200ドルの上抜けです

一度エンベロープ上限を上抜けた後にエンベロープ内に戻った場合、その後の推移は比較的調整色が強くなる傾向があります

そのためここからのニューヨークダウは少しの間横ばいに推移するか、一旦は下落する可能性が高いと考えています

アメリカ市場では週前半にかけては大きな経済イベントもなく、株式市場の地力が試される場面かと思いますが、その中でも強い推移を見せてくるのであれば、予想とは異なりニューヨークダウにはさらに強い上昇相場が表れる可能性が高まります

市場環境を考えてもそこまで強い値動きが出てくるとは考えづらいのですが、一応備えておいたほうがいい値動きではあると思います

この値動きが発生した場合、まずは34,300ドルまで上昇するものと考えられますが、そのままさらに上値を試す可能性が高いと考えられますので、買い向かうなら早いタイミングでの対応が必要になるだろうと思います

下落方向は30,800ドルの下抜けです

今回の上昇の最高値を11月2日と仮定した場合の高安の半値基準にあたる価格帯です

ここまでの強い上昇に対して同様の反落を起こすのであれば、この水準までの下落は十分に考えられる値動きだと思います

特に勢いの強い反落の場合には下抜けが起こる可能性も考慮したほうがいいと思います

多少の下抜けがあることを考えるともう少し下を下落方向の注意ポイントに設定したほうがいいのかもしれませんが、イメージとしては半値基準の強い下抜けが発生した場合は、一旦最安値トライが起こる可能性に備えたほうがいいのではと考えています

その周辺で下値を固めて再上昇に入る可能性も十分にあるため、下落方向の注意ポイントはそこまで危険な下落ではありませんが、相場の方向感が大きく切り替わるポイントではあると考えていますので、これから1週間に関してはここを注意ポイントに設定したいと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は横ばい、予想値幅は10,000ポイントから11,000ポイントです

予想値幅下限は直近安値の価格を、上限は10月18日の戻り高値の価格を目処に設定、エンベロープ中央線に絡むように横ばい推移をする展開を予想します

ここ一週間のナスダックの値動きですが、月曜日はFOMCの結果発表を控え利益確定売りが優勢、米長期金利の上昇も悪材料となり下落、火曜日は発表された9月雇用動態調査の結果が堅調なものとなり、FRBのタカ派姿勢継続が意識され米長期金利が上昇し下落、水曜日はパウエルFRB議長の利上げ停止を考えることはかなり時期尚早との指摘から、景気の一段の冷え込みを懸念する売りが広がり大幅下落、木曜日はFRBの利上げ長期化懸念で主要ハイテク株への売りが続きますが、翌日の雇用統計の伸び鈍化予想で下げ止まるものの大きめに下落、金曜日は発表された雇用統計は非農業部門雇用者数変化が市場予想を上回り株式市場は激しく上下し最終的に下落しますが、失業率が市場予想を上回り雇用環境の減速が確認された面もあるとの見方から買い戻しが入り上昇して週の取引を終えました

FRBの利上げ姿勢は継続される見通しではありますが、今までのような通常より高い利上げ幅は縮小傾向となり、12月のFOMCでは50bpの見込みで、その後もこれまでよりも低い幅での利上げが継続される見通しとなりました

雇用統計通過時には大きなボラティリティを伴う値動きが発生し株式市場の不安定さをうかがわせましたが、最終的には買い戻しが入る底堅い展開となっていて、ナスダックもそこまで悲観的な状況にはなっていないという印象を持っています

これから1週間の主なイベントですが、最も注意したいのは木曜日に発表される10月消費者物価指数です

7日(月)	9月消費者信用残高
8日(火)	米中間選挙
9日(水)	MBA住宅ローン申請指数
		9月卸売売上高
10日(木)	10月消費者物価指数
		前週分失業保険申請件数・継続受給者数
		10月月次財政収支
11日(金)	11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
		ベテランズ・デーの祝日ですが株式市場は通常通り

※サマータイムが終了

前月までの消費者物価指数でもインフレの高止まりが指摘されていましたし、その都度インフレが収まっていないことを確認することでFRBの利上げ姿勢積極化観測から米長期金利が上昇、ハイテク株やグロース株には強い下押し圧力がかかりました

今回に関しては12月のFOMCではFRBの利上げ幅縮小は見込まれるものの、消費者物価指数が高止まりした場合、12月のFOMCでも50bpを上回る利上げ幅が出てくる可能性も排除できず、場合によってはターミナルレートのさらなる上昇観測が出てくる可能性も排除できません

その際にナスダックにかかる下押し圧力は、ニューヨークダウよりも強くなると考えられますので、今回に関しても消費者物価指数の内容には警戒が必要だと考えています

11月のFOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見で、明確なハト派発言が出た場合であれば、今回の消費者物価指数は強い材料にならずに通過できるのではと期待していましたが、11月に関しても下落をしてしまうかもしれない危険なイベントとなってしまうと思いますので、ご注意いただければ幸いです

チャートのテクニカルでは、火曜日まではエンベロープ中央線を下回らない推移を継続、日中のボラティリティこそ高いものの比較的安定した値動きを見せていました

その流れも水曜日のFOMCをきっかけに急変、一気にエンベロープ中央線を下抜け今年の最安値に迫ろうかという推移を見せました

ピッチフォークの下限も下抜けてしまい、相場の方向感としても弱い印象です

エンベロープ下限を下抜けるほどの強い下落こそ見せていないものの、相場が上向きになるにはまだまだ時間がかかりそうな印象です

ナスダックのわかりやすい節目として、下方向であれば最安値の更新、上方向であれば11,250ポイントの上値抵抗の上抜けが考えられると思いますが、この2か所を抜けるまではどちらかというと横方向の推移を続けそうな形状となっています

インジケーターではADXは23台を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは42台を上昇推移、どちらかというと上方向への推移を試しそうな水準にいます

仮にRSIが上昇推移を見せてきたとしても、下落基調のRSIシグナルへの接触、もしくは少し上抜ける形で、50周辺までの上昇を見せるかもしれませんが、そこから反落する可能性が高そうな値動きだと感じています

相場の方向感が悪い状態であればこの位置からさらに30を目指して下落する可能性も十分にあり得ますが、今のところ価格帯や値動きから考えてもそこまで弱い相場展開だとは考えていませんので、おそらく少し上昇するのではと見込んでいます

MACDは下落推移を開始、MACDシグナルの下抜けを見せています

相場の方向感が下向きになっていることを示していて、これは先ほどの価格帯や値動きの話とは相反するシグナルで、下方向への調整が起こる可能性が高まっていることを示していると考えています

ADXがトレンドを示していないことからMACDのシグナルとしての重要度は低下しているとはいえ、株式市場が下押されないかの不安材料ではあります

FOMCを通過したことでナスダックの方向感は大きく変化してしまった印象があります

ここまで一方的に弱い展開が続いていたとこから反発に入るきっかけができるのではとの期待感がありましたが、FOMCを通過してみればいまだに安値模索を続けるかもしれない危険な値動きを継続しています

まだもうしばらくの間は利上げが継続されることを考えると、ナスダックには逆風が吹き続けてしまうわけですが、利上げペースが通常の幅に戻ることで、今までのような一方的に強い下押し圧力がかかる場面も減るのではと考えることもできます

ここから先で重要になるのは、おそらく個別企業の業績見通しがどこかのタイミングで改善してくるかどうかだと思います

インフレが高止まりしている状態で利上げは続き、ドル高で海外の収益は目減りするという厳しい環境下にありますが、これらの改善がみられる兆候が表れるまでは、しばらくの間は厳しい展開が続くかもしれません

以上のことからこれから1週間のナスダックは、エンベロープ中央線に絡むように横ばい推移をする展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は11,200ポイントの上抜けです

まずは横方向のレンジ相場気味の推移を突破するには、ここまでの反発局面で上値抵抗となっている11,200ポイントの上抜けが必要になると考えられます

そのためこれから1週間の値動きで11,200ポイントの上抜けをしてきた場合には、上昇方向への強い推移が発生する可能性に備えるべきだろうと考えています

ただ注意したいのは、この上には11,500ポイント周辺に75日と100日の単純移動平均線があり、ここはいったんの上値になってしまう可能性があります

そのため仮に上昇方向の注意ポイントに入った場合でも、一旦の上値への値幅は300ポイント程度である可能性が高い点にも注意が必要だと思います

下落方向は10,000ポイントの下抜けです

これに関しては単純に最安値を更新してくる値動きですので、相場にとってはとにかくネガティブです

現在のところアメリカの利上げは長期間続きそうですので、ナスダックにとってはネガティブな相場環境が続きます

一方でここからの利上げ幅は高くても50bp、2023年に関しては25bpになるのではと考えられ、これは通常の利上げ幅と同様の環境となっていきます

ここまでの異常とも考えられる強い利上げから、インフレ抑制のための通常の金利動向へと切り替わることで、ここまでのような激しい下落を起こす局面は終了したと考えていますが、その考え方自体が間違っていた可能性が出てくる値動きです

10,000ポイントを下抜けた場合でも、9,000ポイント周辺には下値支持がありますので、そのあたりで下落はいったん収まるだろうとは思いますが、もう1段の強い調整を試す相場展開に入る可能性がありますので、注意したほうがいいだろうと思います

発生する値動きとしては、上昇方向の注意ポイントより下落方向の注意ポイントのほうが危険なものだと思います

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は横ばい、予想値幅は26,200円から27,700円です

予想値幅下限は10月13日の安値の価格を、上限は11月2日の高値の価格を目処に設定、月曜日に強く上昇後は週を通して下落推移する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はアメリカ株高を受けハイテク株や好決算銘柄に買いが入り上昇、火曜日は個別銘柄に決算を手掛かりに売買はありますが全体としてはFOMCを控えて様子見ムードで小幅上昇、水曜日はFOMCの結果発表を控えて利益確定売りが優勢も好決算銘柄への買いが相場を下支えして小幅下落、木曜日は文化の日で休場、金曜日はアメリカ株の下落を受け半導体銘柄などを中心に幅広い銘柄に売りが広がり下落して週の取引を終えました

アメリカのFOMCでの結果は市場予想通りではありましたが、その後のパウエルFRB議長の定例記者会見でのターミナルレートの引き上げによる利上げ長期化観測は、休場明けの日本市場にも下押し圧力となってしまいました

ただ連日の下落でナスダックがトータル5%の下落をしていることを考慮すると、休場明けの日本株の下落幅はそこまで広がらなかったという印象もありました

夜に発表が控えているアメリカの雇用統計を前に、動きにくかった面もあったかと思います

これから1週間の主なイベントですが、まず気になるのは水曜日に発表される9月国際収支・貿易収支です

8日(火)	9月全世帯家計調査
		9月毎月勤労統計調査
9日(水)	9月国際収支・経常収支
		9月国際収支・貿易収支
		10月景気ウオッチャー調査
10日(木)	10月マネーストックM2
11日(金)	10月国内企業物価指数

予想では1兆5,000億程度の赤字見通しで、これはドル円相場には円安バイアスがかかる可能性があり、日経平均には上昇方向へのバイアスとなる可能性があるイベントです

同日発表される10月景気ウォッチャー調査は好不況の分かれ目となる50を上回りそうで、こちらも株式市場にはプラス材料です

木曜日の10月マネーストックと金曜日の10月国内企業物価指数に関しては少し減少見込みもほぼ横ばい、株式市場には大きな材料とはならないのではと見込んでいます

気になるイベントはあるものの企業決算が続きますし、週末にはSQが控えていますので、それらの思惑やアメリカ市場からの影響を受けての推移が大勢を占めるのではといった感じです

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは上目線、月曜日こそ弱気でしたがそれ以外では基本的に強気でした

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

CALL27,250・27,625・27,750・28,375円での売り建玉が多かったですが、27,250円と27,625円こそ建玉残がマイナスになっていますが、それ以外はゼロ付近か買い建玉が優勢、弱気ではないといった印象です

また27,500円の買い建玉残が多く、その前後のマイナス建玉残を補って余りあるといった感じです

PUTでは27,250・27,000円の売り建玉が多かったのが印象的です

27,250円は売り建玉残が多くなっていますが、27,000円に関しては買い建玉残が非常に多くなっています

また26,750円での買い建玉が多かったですが、こちらは建玉残も大きく買いに傾いています

建玉残では26,250円を損益分岐点に上昇するほど利益が拡大するポジションをとっています

特徴的なのはCALL28,500円の売り建玉残の多さと、PUT27,000・26,750円の買い建玉残の多さです

全体的なポジションとしては上限を28,500円あたりに見据え、下方向も26,500円あたりまでに備えているかなといった印象です

JPモルガンは週初の取引は消極的でしたが、金曜日に一気に取引が膨らんでいます

方向感はマイナス方向です

CALLでの取引が活発で、特に27,500・28,500円での売り建玉が目立ちます

この2か所に関しては建玉残もマイナスになっていて下目線です

特に27,500円の売り建玉残は非常に大きくなっています

建玉残では28,000円を損益分岐点に下落するほど損失が膨らむポジションで、26,250円あたりが利益の一番大きくなる点で、放物線を描くようにそこから下落すると利益が減少します

全体的なポジションとしては、27,500円あたりを上限に下方向に見込んでいる印象です

オプション全体の取引では、金曜日の取引の建玉が非常に多くなっていたのが印象的でした

方向感としてはCALL優勢で上目線、CALL27,500・28,000円での取引高が突出していました

この辺りが当面の上値抵抗となりそうです

PUTでは27,000・26,750・26,500円での取引高が多くなっていますが、CALLに比べると比較的分散している印象があります

強い下値支持といった感じではない印象です

225mini先物では、ABNアムロは上目線な印象です

225mini先物の建玉

11月限の週末にマイナスがあるものの、12月限へのロールオーバーの可能性もあるのではと考えています

11月限単体で考えると少し下目線といった印象ではあります

JPモルガンは12月限で下目線、ただオプションの内容は11月限であることから、相互関係をどう考えるのかは難しいところです

225mini単体で考えると下目線と判断していいと思います

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、グローバルマクロのゴールドマンとJPモルガンが上目線である印象があり、同じグローバルマクロのシティは下目線といった感じです

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

少し気を付けたいのがゴールドマンの動向で、こちらは週末になると225ラージとTOPIXのどちらでも売りに傾いています

週末から方向感が切り替わった可能性は捨てきれませんので、次の1週間でどうなっていくのかには注意したほうがいいかもしれません

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAの2社はニュートラル、グローバルマクロのゴールドマンは上目線、シティは下目線、JPモルガンは強弱入り混じりニュートラル、ABNアムロは上目線と判断しています

チャートのテクニカルでは、水曜日まで順調な上昇を続けていた日経平均は75日単純移動平均線を上抜けたところでアメリカからの悪材料もあり反落、一気にボリンジャーバンドとエンベロープの中央線を下抜け、25日単純移動平均線直前まで下げ幅を拡大しました

今のところ直近高安の半値基準を下回っておらず、エンベロープ中央線の上を維持していることから、そこまで弱い値動きに入ったといった感じではありません

ここから反発できるようであれば、まだ上昇方向へと切り返す可能性は残っている状態だと考えられます

インジケーターではADXは13台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは49台を下落推移、過熱感はない状態です

問題なのはRSIがRSIシグナルを下抜けてしまっていて、これは相場の方向感としてはあまりよくありません

早い段階で再上昇すればいいのですが、このままだと弱気相場入りしてしまう可能性があります

MACDは下落推移、強弱の分かれ目である0は上回っているものの、方向感としては少し弱くなり始めています

MACDシグナルの0上抜けも直前でこの辺りは好材料ではありますが、MACDとMACDシグナルの乖離幅が狭まり、MACDオシレーターは中央へと縮小方向へと動き始めています

今回の上昇局面で2度同じような局面はあったものの、その都度再上昇していますので、今回も同じように上昇してくれるといいのですが少し不安感があります

テクニカル的に考えると今のところは何とか粘れるかなと考えられるような値動きに収まっているのですが、不安になる材料もあります

それが日経平均の出来高の増加傾向です

相場格言に閑散に売りなしなどというものがありますが、出来高が急激に上昇した段階で株式市場に悪材料が出てしまっているのはあまりよくない状況です

ここから方向感が出る形で下落方向へと値動きを開始してしまうと、そのまま強い下落相場へと入っていく可能性も捨てきれず、現在の日経平均の状況はかなり危険である可能性があります

このまま出来高が順調に上昇して、かつ下落方向へと日経平均が舵を切ってしまった場合、出来高の減少が起こるまでの間は、下落推移が続いてしまうかもしれない点には注意が必要だと思います

またドル円相場の予想は円高方向への推移となっていて、これは日経平均にはネガティブな材料です

発表が予定されている経済指標に株式市場に大きくネガティブな予想のものは見受けられないものの、相場環境としてはあまりよくないのではと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、月曜日に強く上昇後は週を通して下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は27,750円の上抜けです

日経平均が堅調な上昇を続ける際の値動きで、28,000円の水準でいったん上値を押さえらえる可能性はあるものの、そこから再上昇を開始して28,000円半ばから29,000円を上抜ける水準まで上昇してくる可能性が出てきます

ドル円相場の円高推移予想やアメリカ株の動向が軟調になるとの予想から日経平均にもそこまで強い値動きは起こらないと予想していますが、個別企業の決算などが好感され勢いがついた場合、日経平均単独での上昇が起こる可能性もありますので注意したほうがいいだろうと考えています

下落方向は26,200円の下抜けです

こちらはかなり強いネガティブな材料が出てきた場合に考えられる値動きです

今のところ思い当たるのは木曜日にアメリカで発表される10月消費者物価指数ですが、この結果が市場予想を上回り高止まりした場合は注意が必要です

この場合はFRBのターミナルレートのさらなる引き上げや、利上げ幅縮小観測の後退などで、株式市場にはかなり強い下落方向へのバイアスがかかる可能性がありますので要注意だと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円高、予想値幅は144円00銭から148円00銭です

予想値幅下限は9月下旬にもみ合った価格帯を、上限はエンベロープ中央線の価格を目処に設定、エンベロープ下限を目指して下落推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日は米長期金利が上昇し日米金利差の拡大を材料にした円売りドル買い優勢で円安、火曜日は米長期金利が低下したことで円高推移しますが、発表された9月雇用動態調査の結果で非農業部門の求人件数が市場予想を上回り、雇用コストの上昇からインフレ懸念が今後も続く可能性が高まることでFRBのタカ派姿勢が続くのではとの観測から米長期金利が上昇し下げ幅縮小も円高、水曜日はアジア・欧州市場で円が買われた流れを引き継いだものの、FOMC後のパウエルFRB議長の記者会見で利上げ長期化を示唆すると伸び悩む形で円高、木曜日はFRBの金融引き締め長期化観測からドル買い円売りが広がり円安、金曜日は発表された雇用統計は非農業部門雇用者数変化が市場予想を上回り一旦は円売りドル買いが優勢となりますが、失業率の上昇と平均時給の伸び鈍化が確認されると円が買い戻され円高推移して週の取引を終えました

FOMC通過時にはいったん強い円高方向への推移を見せましたが、パウエルFRB議長の発言を受けて下げ幅縮小、金曜日の雇用統計では一旦は円安方向へと上昇しようとしますが一気に切り返して円高推移と、最初の一歩と二歩目が全く反対方向になるという忙しい展開が続きました

これから1週間の主なイベントですが、水曜日の日本の9月国際収支・貿易収支は8月ほどではない見通しではありますが1兆5千億円程度のマイナス見通しで、これは円安方向へのバイアスになりそうです

7日(月)	ラガルドECB総裁発言
9日(水)	日9月国際収支・貿易収支
10日(木)	米10月消費者物価指数
		米前週分失業保険申請件数・継続受給者数
11日(金)	米11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

※サマータイムが終了

木曜日にアメリカで予定されている10月消費者物価指数と前週分失業保険申請件数・継続受給者数は強い数字が出てこないかに注意したほうがいいと思います

特に消費者物価指数には注意が必要で、総合では前月比で上昇も前年比で下落、コアではどちらも下落と、そこまで強い数字が出てくる見通しでもありません

市場予想通りの内容であればインフレが弱まっていると判断でき、今後のFRBの強い利上げ姿勢からの転換を後押しする材料となりそうです

ただ気を付けなければならないのが、消費者物価指数は市場予想では弱い数字が出る見通しがあっても、ここまで何度か実際には強い数字が出ることでサプライズになってしまったことがある経済指標です

市場予想通りの結果であれば円高方向へのバイアスがかかるものと考えられますが、市場予想が外れ高止まりしている結果が示された場合、FRBの強い利上げ姿勢が懸念される形で米長期金利が上昇、ドル円相場にも円安バイアスがかかる可能性があり注意が必要だと考えています

金曜日にアメリカで発表される11月ミシガン大学消費者態度指数の速報値は前回より少し減速見通しも、ほぼ横ばい気味に50を上回る結果が出てきそうですので、こちらも消費者の旺盛な消費意欲が確認できることでインフレ高止まり懸念となる可能性があり、円安材料になりそうです

月曜日に予定されているラガルドECB総裁の発言ですが、こちらに関してはアメリカほど積極的な利上げ姿勢をしめすことができない見通しが出てくるくらいかなと考えています

この考えはすでに表明されているものですので、材料としてはどこまで強くないと思います

ただどちらかというとユーロに対してドルが強くなる要因となりそうですので、相対的に円も安い方向へと動く可能性がある点には注意が必要かもしれません

チャートのテクニカルでは、週を通してエンベロープ中央線を上回る終値を記録していましたが、金曜日の強い下落でエンベロープ中央線を下抜けしてきました

日中もボラティリティが高くはなっていますが、終値基準で考えると強い上昇からの下落時によくみられる値動きで、ここからはエンベロープ下限を目指す下落をするタイミングに入っているのだろうと判断しています

このまま調整相場へと入っていった場合、エンベロープ下限の下抜けを見せた後に直近高安の半値基準まで下落、この辺りで75日と100日の単純移動平均線と接触しいったん下げ止まるのではと見込んでいます

FOMC通過後のパウエルFRB議長の定例記者会見で、FRBのハト派姿勢が示される見込みでお話をしていた際には、その後の展開としては円高方向への推移を継続する可能性が高いと考えていましたが、現在のところFRBの金融政策は予想していたよりもハト派ではなく、仮に強めの調整があり141円台まで円高方向へと下落した場合、そこから再度円安方向へ向かうのか、それともさらに円高方向へ向かうのか、今の時点では判断を保留したいと思います

そのタイミングまで値動きが進んでみないと、予想が難しい状況だと判断しています

インジケーターではADXは21台を横ばい気味に推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは下落、50の水準を下回ってきました

RSIシグナルに頭を押さえられるように反落を続けていて、相場の方向感が弱くなっている印象があります

このまま30接触までの下落が続いてもおかしくない状況だと今のところは判断しています

MACDは下落推移を継続、一旦MACDシグナルとの乖離幅を縮小する動きがみられましたが再拡大しています

今年7月の下落局面を参考にするとわかりやすいのですが、MACDはもうしばらく下落をして、ADXが上昇傾向となり緩やかながらも下落トレンドがいったん発生、その後にMACDのMACDシグナル上抜けを確認できるまでは弱い展開が続くのではと考えています

FRBが完全にハト派へと転換することはなかったものの、ここまでドル円相場にあった投機的な円安推移を誘うような激しい利上げも今年で終わりそうで、ドル円相場にもここまでの強い円安推移への巻き戻しがいったん発生そうなタイミングだと判断しています

一方でアメリカの利上げ自体が終了したわけではなく、今年最後のFOMCでは50bpと通常の2倍の利上げ幅が残されており、これは米長期金利の上昇を促すことでドル円相場へは円安方向へのバイアスがかかるものと考えられます

ドル円相場の適正価格がどこなのかを判断することは難しいのですが、少なくともここまでの強い円安推移への巻き戻しが入った後は、値動き自体がこれまでほどボラティリティを伴ったものではなく、今年3月以前のようなもう少し落ち着いたものに変化してくると思います

ここから強い円高推移が発生した場合、どこかでボラティリティが低下したタイミングが、相場の考えるドル円相場の現在の適正価格なのだろうと考えています

その後は来年にかけて利上げが続くことで、ドル円相場には緩やかな円安推移が継続するものと考えられます

このような値動きに入るまでには、一旦は円高方向への調整が続く可能性が高いと判断していますので、週内の値動きとしては円高方向への推移をするのではと考えました

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、エンベロープ下限を目指して下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は150円00銭の上抜けです

基準としてはエンベロープの上限の価格で、先週設定した場所と価格帯は違いますが着目点は同様です

エンベロープ上限を上抜ける強い推移を見せてきた場合、ドル円相場はそのまま強い円安推移を見せてくる可能性が高まります

ただこれから1週間の経済イベントを考えると、内容が市場予想通りであればそこまで強い円安推移を促すような内容のものは見当たりません

市場予想からずれたときに危険そうなイベントは木曜日のアメリカで発表される10月消費者物価指数ですが、強い高止まりの結果となった場合はインフレ懸念の高まりとともに米長期金利が上昇、これに歩調を合わせるようにドル円相場も円安方向へと強い上昇を見せる可能性はあります

この場合は今年の高値更新を目指す可能性も出てきますので注意が必要だと思います

下落方向は141円00銭の下抜けです

これはまず起こらない急激な円高推移だと考えています

ここからボラティリティが低下して通常の値動きに戻る傾向であると想定するのであれば、これから1週間の間に円高推移があったとしても144円00銭あたりまでで収まるものと考えています

このような急激な値動きが発生している場合、予想をしている際に想定していなかったような事態が発生していると考えられますが、今のところ全く思い浮かびません

ここまでボラタイルな相場展開になると、下値目処の予想もできなくなってしまいますので注意が必要だと思います

ただこのような激しい値動きはまず起こらないでしょう

あとがき

株式市場に関して

11月のFOMCで発表された利上げ幅は75bpと、市場予想との乖離もなく特にサプライズはありませんでした

一方でFOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見では、今後予定されているFOMCでの利上げ幅に関しては縮小傾向であるものの、最終的なFFレートの目標、いわゆるターミナルレートに関しては引き上げが示唆されました

9月のFOMCで示されたドットチャートでは、2023年のFFレートのセンター値は4.625%で、この辺りがターミナルレートの目処になるだろうと見込まれていました

9月FOMCでのドットチャート

12月のFOMCが50bpの利上げ幅の場合、2022年のFFレートは4.25~4.50%と、9月のFOMCのドットチャートの内容に沿ったものです

そしてその後の利上げ幅はターミナルレートを切りのいいところで考えて4.75%とした場合、通常の利上げ幅25bpであっても2回のFOMCで利上げが終了する見通しでした

2023年に予定されているFOMCであれば、3月のFOMCで利上げが終了する見込みだったわけです

2023年FOMC開催日程

これが2023年の早期に利上げが終了し、景気動向によっては利下げが行われる可能性もあるとの根拠になっていたわけです

ですが現在のところ予想されているターミナルレートは5.5%という話も出てきていますので、その場合さらに3回のFOMCでの利上げが必要で、7月までは利上げが継続される計算になります

そこまでは利下げも行われませんし、現在行われている金融引き締めも継続されるものと考えられます

この変化を金融市場が受け入れるまでには、それなりの時間を要する可能性があると思います

また利上げ幅の縮小とターミナルレートの引き上げがはっきりしたことで、利上げ期間がある程度長くなることが予想できたことで、次の注目点は景気動向へと移っていくものと考えられます

現在はFRBの金融政策にスポットライトが当たっていますが、ここからはインフレが収まる方向が確認されるまでの間に、景気動向が正常な状況を維持できるのかに移行していく可能性があります

インフレが高止まりしている状態で強い景気後退懸念が確認された場合、金融市場には強いリスクオフの動きが出る可能性が高まるものと考えらますので、今後はインフレ指標となる消費者物価指数への注目とともに、景気の強弱感を示す経済指標への注意を怠らないようにしなければならないのではと考えています

またこれまでは弱い経済指標の内容は、FRBの利上げ姿勢軟化観測から株式市場へポジティブな材料となることが見受けられましたが、これに関しても今後はインフレ指標からインフレの弱まりを確認できない限り、単純に景気後退リスクとして認識される可能性もあるのではと危惧しています

この辺りの温度感が変化していく可能性がありますので、ここも併せて注意したほうがいいだろうと考えています

今後経済指標の強弱感で、弱い結果が出て株式市場が下落方向へとシンプルに動き始めた際には、今回のお話を思い出していただければと思います

ドル円市場に関して

11月のFOMCで発表された利上げ幅は75bpと、市場予想との乖離もなく特にサプライズはありませんでした

一方でFOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見では、今後予定されているFOMCでの利上げ幅の縮小とターミナルレートの引き上げが発表され、米長期金利は今後も上昇傾向を継続する見通しとなりました

9月に開催されたFOMCで発表されたドットチャートでは、2023年のターミナルレートの目安はドットチャートのセンター値4.625%から、4.75%程度が見込まれていました

ドットチャートで示された2022年のセンター値は4.25%、これに関しては12月のFOMCで50bpの利上げを行うことで予定通りの内容となりそうです

9月のFOMCで発表されたドットチャートの内容であれば、来年はあと50bpの利上げを行えば良いと考えられていましたので、3月には利上げが終了する見通しでした

ですがターミナルレートの引き上げ見通しが発表され、市場予想では5.50%という観測も出てきていますので、仮にそこまでターミナルレートが引き上げられるのであれば、25bpの利上げ幅を維持した場合さらに3回のFOMCでの利上げが必要となってきます

これは緊急のFOMCを開催しない前提で考えるのであれば、7月のFOMCまでは利上げを継続することを意味します

利上げ幅の縮小が確認されたことで、米長期金利はここまでのような勢いのある値動きこそ収まる可能性が高いものの、引き続き上昇圧力がかかり続けると考えられますし、それに影響を受ける形でドル円相場も円安方向へと推移しやすくなる環境になっていくものと考えられます

今後この利上げ幅がどの程度になり、本当に来年は25bpの利上げ幅となっていくのか、この辺りに関しては今後発表される経済指標次第というところもあり、仮に再度FRBの強い利上げ姿勢が意識された場合には、これまでのような投機的な値動きが復活する可能性もゼロではなく、ドル円相場の動向を考えるうえでもインフレの状況を示すために大切な指標、雇用統計・消費者物価指数・卸売物価指数・個人所得・個人消費支出には特に注意が必要だと考えています

これからの1週間では消費者物価指数がありますが、ここでは日中の値動きが大きくなる可能性がありますので、警戒していただければ幸いです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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