【ダウ・ナスダック・S&P500の予想】下落予想もその推移はあくまで調整の範囲内?ただしエヌビディアの決算には要注意!【週間アメリカ株予想 2023/11/20~】

ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500の予想を毎週土曜日に配信している週間アメリカ株予想です

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https://youtu.be/H2RBURe69oA

1週間の振り返りと今週の予定

ここ1週間の値動きですが、月曜日はインフレに対する過度な警戒が和らぎ相場を支えますが、翌日に消費者物価指数の発表を控え買いは広がらずダウは小幅上昇しナスダックは下落しSP500は小幅下落、火曜日は発表された消費者物価指数が市場予想を下回り、FRBの追加利上げ観測が一段と後退し買いが広がりダウとSP500は上昇しナスダックは大幅上昇、水曜日は発表された卸売物価指数が市場予想以上に鈍化しFRBの追加利上げ観測が後退、同日発表された小売り売上高は市場予想を上回り消費の底堅さが意識され市場を支えダウは上昇しナスダックとSP500は小幅上昇、木曜日は決算発表で市場予想を下回る見通しを発表した銘柄中心に売られ、ここまでの上昇に対する利益確定や持ち高調整の売りも出てダウは小幅下落しナスダックとSP500は小幅上昇、金曜日はサンフランシスコ連銀デイリー総裁の待つという大胆さ必要との発言を受けFRBの追加利上げ観測が後退し米長期金利が下落しますが、短期的な過熱感やボストン連銀コリンズ総裁の追加利上げを選択肢から外していないとの発言が重荷となり小幅上昇して週の取引を終えました

前回は3指数ともにボリンジャーバンド中央線を下支えにするように上昇推移を継続する展開を予想しました

実際には火曜日に一気に強い上昇を見せた後は横ばい推移、極端な上昇局面はあったもののおおむね予想していた価格推移の範囲内に落ち着いているといった印象です

基本的に相場は堅調であるものの、短期的な過熱感がある点を重視して予想を考えていきたいと思います

これから1週間の主なイベントですが、引き続き軟調な経済指標の見通しはFRBの追加利上げ観測の後退から上昇バイアスになると考えていきたいと思います

月曜日の景気先行指標総合指数、火曜日の中古住宅販件数、水曜日の耐久財受注、金曜日の製造業購買担当者景気指数は鈍化見通しですべて上昇バイアス予想です

火曜日のFOMC議事要旨に関しては追加利上げの可能性を残すような文言になっていると考えられますので、若干下落バイアスになるのではと予想しています

また木曜日は感謝祭で休場となりますのでご注意ください

企業の業績発表は数が少ないのですが、注意しなければならないものがあります

特に火曜日のエヌビディアが気になりますが、同日発表のアナログ・デバイシズにも注意が必要だと思います

これ以外にも百貨店や小売りの発表もありますのが、この辺りは弱い内容が出ることも考えられますので少し警戒した方が良いかもしれません

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープを表示しています

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は34,300ドルから35,070ドルです

予想値幅下限は9月6日の安値の価格を、上限は8月31日の高値の価格を目処に設定、ボリンジャーバンド中央線に向かって下落する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、水曜日までの上昇でエンベロープ上限まで接近、木曜日にボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークをいったん終了し金曜日は横ばいと上昇力が弱くなっている状態です

このまま一気に強い展開というわけにはいかない模様です

下からはボリンジャーバンド中央線が上昇中で、今後反落した際にここが下支えになって反発できる場合は再度強い展開へ、下抜けた場合にはエンベロープ中央線までの下落を想定しておいた方が良いと考えています

現状ではどちらの値動きになるのかは予想が難しいと思います

また月曜日と火曜日には窓が開いていますので、ここを埋めるような推移が発生しないかには注意した方が良いなと考えています

単純移動平均線では5日単純移動平均線の上での推移を継続中で堅調な状態です

下落した際には100日や75日単純移動平均線が最初の下値目処になりそうです

今のところエンベロープ中央線の価格とともに、100日・200日・25日の3つの単純移動平均線に特に注目しておいた方が良いのではと考えています

DMIではADXは24台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ここから多少調整したとしても、+DIと-DIは乖離幅がかなり拡大しましたので、ADXの上昇推移は続くのではと考えています

強い調整に入らない限りはトレンド相場継続という判断で良いのではと考えています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅の縮小と拡大を繰り返しながら上昇推移を継続しています

強い上昇トレンド相場へと入っている状態と考えていいと思いますので、今後はMACDがMACDシグナルを下抜けるデッドクロスを確認するまでは上昇バイアスがかかりやすいタイミングに入っていると考えた方が良さそうです

RSIはRSIシグナルの上を横ばい推移、一旦70周辺まで上昇したところで下落し始めています

短期的な過熱感からの調整といった感じで下落が発生する可能性はありますので、その際にはRSIシグナルへの接触が起こるあたりまでは調整する可能性を考えておいても良いかもしれません

ただ現在はトレンド相場だと判断していますので、相場の方向感を変化させるような下落とは考えなくてもいいのではと判断しています

インジケーターの状態などからは相場が下落方向へと転換するような兆候は見られないものの、さすがにこれまでの強い上昇に対する過熱感から反落が起こってもおかしくない状況ではあると思います

恐らく最低でもボリンジャーバンド中央線まで、もう少し強ければ月曜日と火曜日に開けた窓を埋めてくるものと考えています

相場は堅調な状態だと判断していますので下値目処は窓埋めをしたあたりに設定していますが、強めの調整であればエンベロープ中央線までの下落は考慮した方が良いと思います

また予想値幅下限は100日単純移動平均線も目処にしていてこの辺りにも注目しています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、ボリンジャーバンド中央線に向かって下落する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は35,070ドルの終値基準での上抜けです

予想値幅上限の価格と同じです

この価格帯で相場の方向感を読み違えると大きな失敗につながりかねませんので、予想が外れたかどうかの判断はできるだけ早めに行った方が良いと思います

発表される経済指標の内容は全体的に相場に上昇バイアスをかけてくる可能性が高いと考えていますので、月曜日にもこの推移が発生する可能性があります

金曜日の終値から0.35%しか値幅がありませんが、このくらい上方向への推移への警戒感は持っていた方が良いと思いますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は33,800ドルの下抜けです

エンベロープ中央線の価格にも見えますが、重視しているのは200日単純移動平均線です

エンベロープ中央線は今後調整局面に入った際の下値支持として重要な目処ではありますが、多少の下抜けはあるかもしれません

それでもその周辺で反発できるのであれば堅調な推移に戻っていけるものと考えています

ですが200日単純移動平均線の下抜けはかなりまずいと考えています

この水準を下抜けると強めの調整に入って再度大きなレンジ相場へと戻っていくと考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープを表示しています

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は13,650ポイントから14,200ポイントです

予想値幅下限は100日単純移動平均線の価格を、上限は11月15日の高値の価格を目処に設定、ボリンジャーバンド中央線に向かって下落推移する展開を予想します

ナスダック100の予想値幅は15,170ポイントから15,900ポイント、予想値幅下限は11月9日の安値の価格を、上限は11月15日の高値の価格を目処に設定しています

チャートのテクニカルでは、火曜日の強い上昇でエンベロープ上限を上抜け、水曜日に陰線で頂点を付け反落している状態です

ナスダックはエンベロープ上限を上抜けることはよくありますので、極端な過熱感があるわけではないかなと考えています

また仮に下落したとしてもボリンジャーバンド中央線まででとどまり再上昇に入った場合には、再度強い展開が出てくる可能性がある点にも注意が必要だと考えています

月曜日と火曜日には大きく窓が開いていますので、ここを埋めるよう推移が発生しないかには注意が必要だと思います

単純移動平均線では5日単純移動平均線の上を推移している状態で、今のところ堅調な推移となっています

下落を開始した際には25日・75日・100日の各単純移動平均線のあたりが下値目処になりそうです

DMIではADXは26台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

+DIと-DIの乖離がある程度ある状態ですので、強い反落が無ければこのままトレンド相場が維持できそうかなと考えています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅の拡大と縮小を繰り返しながら上昇推移を継続しています

今のところ相場が反落しそうなシグナルは特になく、堅調な推移が続いているといった感じです

今後MACDがMACDシグナルをデッドクロスするタイミングがどこで来るのかで頂点を見極めるという展開になりそうです

RSIはRSIシグナルの上を横ばい推移、70付近まで上昇していたことからいったん反落してもおかしくないタイミングではあるとは思います

ただナスダックは70上抜けを見せることも多いですので、まだ上昇余力は残っているかもしれません

反落した場合にはRSIシグナルへの接触周辺までの下落を想定しておいた方が良いと思います

ここまでの急上昇に対する利益確定売りが出てもおかしくないタイミングで、上方向には強く動きづらい印象が出てきました

週内の経済指標の発表内容な特にハイテク株にはフレンドリーになる可能性があるものの、過熱感をとるための反落が一旦はあってもおかしくないと思います

相場が堅調な推移を継続していることから下げ幅はボリンジャーバンド中央線付近までとなるかもしれませんが、ナスダックはボラティリティが高い傾向がありますので多少の下抜けは許容できる値幅設定が必要だと思いますので、予想値幅下限は少し広めにとっておこうかと思います

以上のことからこれから1週間のナスダックは、ボリンジャーバンド中央線に向かって下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は14,200ポイントの終値基準での上抜けです

ナスダック100では15,900ポイントの終値基準での上抜けです

どちらも予想値幅上限11月15日の高値の価格を目処に設定しています

考え方はダウと同様で、予想が間違えていたらすぐに修正するべきだと思います

経済指標の発表内容を考えるとこのような堅調推移が出てくる可能性も考えられますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は13,650ポイントの下抜けです

ナスダック100では15,170ポイントの下抜けです

どちらも11月9日の安値の価格を目処に設定しています

イメージしているのは下落推移した際にエンベロープ中央線が下支えとして機能しなかったパターンです

この場合はそのまま強めの調整に入り、9月末や10月末の安値を目指すような展開に入りかねませんので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

S&P500の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープを表示しています

これから1週間のS&P500の予想は下落、予想値幅は4,410ポイントから4,540ポイントです

予想値幅下限は100日単純移動平均線の価格を、上限は9月1日の高値の価格を目処に設定、ボリンジャーバンド中央線に向かって下落推移する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日の強い上昇の後に水曜日にエンベロープ上限に頭を抑えられるような展開となっています

木曜日の推移も比較的底堅かったのですが、金曜日の値動きはさらに底堅く、終値基準では高値更新を続けている状態です

SP500単体での判断としては、上昇が継続すると考えて良いような推移だと思います

ダウやナスダックが下落すると判断したことからSP500も同様の推移を予想しますが、SP500の直近の推移を考慮すると予想が外れたときにすぐに考えを改められるように備えなければならないと思います

また下落した際にはボリンジャーバンド中央線あたりまでは調整を行いそうですが、下落する日柄によっては月曜日と火曜日の間の窓を埋めに行くような推移が出る可能性もありそうです

急激な下落の場合にはボリンジャーバンド中央線からオーバーシュート気味に下抜ける可能性がある点には注意しても良いかなと考えています

単純移動平均線では5日単純移動平均線を上回る推移を継続していて堅調な状態です

反落した場合でも100日や75日単純移動平均線が最初の下値目処になりそうです

DMIではADXは25台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

+DIと-DIの乖離幅は広い状態ですので、かなり強い調整をしなければトレンド相場が続きそうです

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、堅調な状態が続いています

MACDのMACDシグナル下抜けとなるデッドクロスが確認できるまでは、堅調な推移が続きやすいタイミングという判断で良いと思います

今のところ相場の方向感が変わるようなシグナルは出ていない状態だと考えています

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、70付近まで接近したところで上昇の勢いが弱まりました

ここから反落した場合でも、RSIシグナルを下支えとした反発に入れるようであれば、まだ堅調な推移に戻れるのではと考えています

短期的な過熱感からの反落の発生が起こる可能性はあるものの、相場の方向感を変えるようなものでは今のところ無いだろうと判断しています

SP500単体での評価は上昇推移を継続する可能性が高い状態だと判断できるかと思います

仮に反落したとしても強い調整になるような兆候はない状態です

短期的な過熱感やダウとナスダックの予想が下落であったことからSP500に関しても下落予想としますが、この辺りには少し違和感があることも付け加えさせていただきたいと思います

以上のことからこれから1週間のS&P500は、ボリンジャーバンド中央線に向かって下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は4,540ポイントの終値基準での上抜けです

予想値幅上限と同じ価格です

ダウやナスダック同様、今回の下落予想が間違っている場合は、このまま堅調な推移が継続するものと考えられます

間違っていた際には早いタイミングで考え方を変更しないと手遅れになりますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は4,340ポイントの下抜けです

11月9日の安値の価格を目処に設定しています

金曜日の時点では特に単純移動平均線などとの絡みも無い価格帯ではありますが、ここまでの急上昇によって25日単純移動平均線が強めに上昇してくると思いますので、下落時には25日単純移動平均線をしっかりと下抜けてくる水準になるかと思います

またこの上には4,376ポイントあたりに75日単純移動平均線もあり、ここは下値支持として機能することが多い単純移動平均線となっていますが、その水準もはっきりと下抜ける価格となりますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

短期的な過熱感を考えると、一旦は利益確定の下落などで調整を行っても良いと考えてはいますが、SP500に関してはまだ強い推移が続いていて、下落予想をしていいのか悩ましいところでした

RSIの水準から考えると短期的な過熱感からの下落をすると考えられると思いますが、相場はあくまで上昇トレンド相場で、重視するべきインジケーターはMACDだと考えていいと思います

また単純移動平均線で考えても、3指数ともに5日単純移動平均線を上回った推移を継続していて、非常に底堅い推移を継続していると考えられると思います

金曜日までの推移で下落予想をするのは正直難しいところだと思います

そのため今回の予想では、月曜日の時点で強い推移が出た場合にすぐに考えを修正できるように、上昇方向への余地はかなり狭くしています

また今のところ仮に予想通り下落した場合でも、そこまで強い調整にはならず、ボリンジャーバンド中央線が下支えとなって、月曜日と火曜日の窓埋めまではしてこない可能性もあります

アメリカの株式市場はかなり堅調な推移に入っている模様ですので、あまり大きい調整を期待しすぎても、そこまでは下がってこないかもしれません

上昇方向への推移が弱くなってこそいますが、堅調であることには変わりないというのが今のところの判断です

ただエヌビディアの決算は相場をかく乱する可能性があります

ここまでの高値に達していて過熱感がある中、これまでEPSは1月から9.5・18.8・30.3%と増加し続けています

EPSの伸び率が弱まった場合、高値に達していたエヌビディア株は強く下押される可能性が考えられますし、今回の決算はちょっと危ないかもしれませんので、決算通過後の相場展開に振り回されてしまわないようにご注意いただければと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間アメリカ株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9

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