【ダウ・ナスダック・SP500】FOMC通過は下落のスタートか、それともあく抜けか【週間アメリカ株予想 2024/3/18~】

ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

こんにちはしーさんです
ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500の予想を毎週土曜日に配信している週間アメリカ株予想です
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日々の相場の振り返りは月曜日から木曜日まで夜8時ごろからライブ配信を、夜10時ごろから今日の相場の振り返り動画の公開を行っておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです

【ダウ・ナスダック・SP500】FOMC通過は下落のスタートか、それともあく抜けか【週間アメリカ株予想 2024/3/18~】
今回のFOMCで年末の金利予想であるドットプロットの発表が行われますが、これが現状維持となるのか、それとも引き上げられるのかが非常に重要だと考えています。引き上げられた場合には非常に強い下落バイアスになりかねず警戒が必要ですが、現状維持であ...

1週間の振り返りと今週の予定

アメリカ市場の1週間の推移

ここ1週間の値動きですが、月曜日は翌日に米消費者物価指数の発表を控え積極的な売買が手控えられダウは小幅上昇しナスダックとSP500は下落、火曜日は発表された消費者物価指数が市場予想を上回り相場の重荷となったものの、エヌビディアへの強い押し目買いもあり半導体株が買われ上昇、水曜日は米長期金利が上昇しハイテク株中心に売りが出たものの、米経済のソフトランディング期待から景気敏感株の一角には買いが入りダウは小幅上昇しナスダックは下落しSP500は小幅下落、木曜日は発表された卸売物価指数が市場予想を上回り米長期金利が上昇し株式市場には売りが出て下落、金曜日は発表されたミシガン大学消費者態度指数と併せて公表した1年先の予想インフレ率は前月同様3%と依然として高く、週内に発表されていた米物価指数が相次いで市場予想を上回る伸びとなっていたことから、FRBの利下げ観測が後退し米長期金利の上昇が続いていることでハイテク株中心に売りが広がり下落して週の取引を終えました

前回はニューヨークダウとSP500は下落、ナスダックは横ばい推移を予想しました
実際には全体的に横ばい推移、一旦は上昇を試す展開と予想よりも強い値動きも見られました
大きく予想から外れているわけでもないため、前回同様に極端な弱気予想とはならないように気を付けつつ、中央銀行の政策見通しなどを絡めつつ予想を続けていきたいと考えています

アメリカ市場の主なイベント

これから1週間の主なイベントですが、最も注意したいのは水曜日に行われるFOMC後の政策金利発表とパウエルFRB議長の定例記者会見の内容です
ここで注意したいのはFRBが利下げタイミングをどのように考えているかです
パウエルFRB議長の発言内容に関しても注意が必要なのですが、それとともに四半期に1度発表されるドットプロットの内容に変化がないかに注意が必要だと考えています
インフレが鈍化傾向であること自体は確かだと思いますが、そこまで急激な低下もしていないため2024年末までの利下げ見通しが引き上げられる可能性があるのではと警戒していて、このような結果となった場合には下落バイアスとなりかねませんし、これが実際に起こるのではと警戒しています
火曜日に発表される住宅着工件数と建設許可件数は改善見通しで下落バイアス予想、木曜日の四半期経常収支とフィラデルフィア連銀製造業景気指数と中古住宅販売件数は鈍化見通しで上昇バイアス予想です
木曜日に景気動向を考えるうえで気を付けなければならないものに購買担当者景気指数がありますが、こちらはまだ市場予想が出ていないためバイアスの予想はしていません
前回発表を下回り50の下抜けなどを起こすと危ないのですが、恐らくそのような悪化はしないだろうと予想していますが、警戒は必要だと思います

アメリカ市場の主な企業業績発表

企業の業績発表に関してですが、前週のオラクルは相場にそこまで影響が無いのではと考えていましたが、決算後に10%を超える強い上昇をみせ、AI関連株への買いを促す結果となっていました
そのことからこれから1週間で水曜日に発表される半導体銘柄であるマイクロン・テクノロジーの引け後の決算には注意したいと考えています
同日にFOMCがあるためこちらのバイアスが強くなる可能性もありますがちょっと注意したいといった感じで考えています
これ以外にも木曜日にはフェデックスやナイキもありますのでご注意ください

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

ニューヨークダウの予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は38,250ドルから39,200ドルです
予想値幅下限は一目均衡表の雲上側の価格を、上限は3月13日の高値の価格を目処に設定、木曜日に底堅く推移する可能性はあるものの全体的に下落推移を開始する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日からエンベロープとボリンジャーバンドの両中央線の上での推移を開始した点はポジティブでしたが金曜日の終値基準での下抜けはネガティブです
金曜日の下落でボリンジャーバンド中央線がエンベロープ中央線をデッドクロスしていて、この点も良くありません
今年1月に横ばい推移して今回と同様のデッドクロスを見せた際にはその後に反発する形で再上昇した場面はありましたが、材料としてはネガティブだと考えた方が良いと判断しています
一目均衡表の遅行線に関しても日足を下抜ける直前ですし、今後は38,400ドルあたりを下抜けるような強めの下落が始まると転換線の基準線下抜けも発生してさらにネガティブな材料が積み重なっていくものと考えられます
下には一目均衡表の雲がありますのでここが一旦の下値抵抗になる可能性はありますが、そこで下げ止まってくれるかどうかは今のところ分からないといった感じです

ニューヨークダウの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足が終値基準で25日単純移動平均線の下抜けを見せたのはネガティブです
一方で5日単純移動平均線は依然として25日単純移動平均線の上での推移を継続していて、この辺りは底堅い展開と考えられるかと思います

DMIではADXは10台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ニューヨークダウのRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの下を下落推移、RSIシグナルに頭を抑えられるように下落しています
調整に入る際の典型的な推移で、特にここからの推移が非常に重要になってきます
今の水準は50台とまだ強弱の分かれ目である50の下抜けは見せていません
ただここから50の下抜けを見せた場合、調整の速度が速まる可能性がある点に注意が必要だと考えています

MACDはMACDシグナルの下を下落推移、再度乖離幅を拡大し始めています
調整が続いている状態だと考えていいと思いますが、相場の方向感の転換を示すようなシグナルは出していないものと判断しています

ニューヨークダウが以前から高値圏での調整に入っていることは確かだと考えていますが、強い調整に入るかどうかは判断が難しいところがあります
今のところ強く崩れるようなシグナルが無いためこのまま横ばい推移に終始する可能性も考えられます
ただRSIには弱い推移が見られ始めていて、ここから強弱の分かれ目である50を下抜けると強めの調整が開始される可能性もあり、週内に予定されているイベントを考慮すると木曜日のイベントまでは下落バイアスがかかりやすい環境下になる可能性が考えられます
そのため週内の推移としては調整色が強くなる可能性があるのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、木曜日に底堅く推移する可能性はあるものの全体的に下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は39,300ドルの終値基準での上抜けです
2月23日の高値の価格を目処に設定しています
最高値更新を見せる推移に戻る展開で、非常に強い相場展開が戻ってくるパターンです
FOMCでの利下げが予想外に行われた場合に想定されるものですが、今回はさすがに利下げが行われることはないと思いますのでここまでの強い推移は出てこないだろうとは考えています
ただ出てきてしまうとまた非常に強い上昇推移に戻り始めてしまう可能性が出てきてしまうため、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は38,000ドルの下抜けです
2月13日の安値の価格を目処に設定しています
この水準まで下落してくると、一目均衡表の雲の下抜けを見せ始めますし、下落の日柄がどの程度かかるかにもよりますがちょうど75日単純移動平均線とも交差する価格帯になると予想されます
そこを強く下抜け始めるとある程度の値幅を伴った強い調整相場が発生するものと考えられますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

ナスダックの予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は15,600ポイントから16,100ポイントです
予想値幅下限は一目均衡表の雲上側の価格を、上限はボリンジャーバンド中央線の価格を目処に設定、木曜日に底堅く推移する可能性はあるものの全体的に下落推移を開始する展開を予想します

ナスダック100の予想値幅は17,500ポイントから18,050ポイント、予想値幅の設定はナスダックと同じです

チャートのテクニカルでは、火曜日の反発でボリンジャーバンド中央線の上抜けを見せたところまでは良かったのですが、金曜日の下落で一気にエンベロープ中央線の下抜けまで見せてしまいました
以前の上昇相場での調整時にも終値基準で3営業日程度下抜けを見せた後に反発することがありましたので今回も反発する可能性はあるものの、エンベロープ中央線の下抜け自体はネガティブなシグナルだと考えています
一目均衡表の遅行線が日足を下抜けそうになっている点にも注意した方が良いと思います

ナスダックの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足が終値基準で25日単純移動平均線の下抜けを見せているのはネガティブなシグナルです
こちらもやはり年初に3営業日下抜けたあとに反発することがあったものの、このまま下落相場に入らないかに注意したい推移だと思います

DMIではADXは20台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています
-DIがADXを上抜けそうなのは若干ネガティブなシグナルです

ナスダックのRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの下を下落推移、RSIシグナルに頭を抑えられるように下落しています
強弱の分かれ目である50を上回る推移を続けていることからまだ強く崩れるのかの判断は難しいところですが、ここから50の下抜けを見せるようであれば強めの調整に備えた方が良いタイミングに入るのではと警戒しています

MACDはMACDシグナルの下を下落推移、乖離幅の拡大を続けています
現在のところ相場の方向感の転換を示すようなシグナルは出ていないものと判断しています

このまま調整に入るのかの判断が若干難しい水準感ではありますが、天井圏に入っている判断は以前からしていましたし、イベントスケジュール的にも木曜日にいったん上昇バイアスがかかる可能性があるもののそれ以前は下落バイアスがかかる可能性があると考えていることと、その間にさらに弱気のシグナルが追加されることを考えると、ここから調整の下落が始まると判断した方が良いだろうと考えました
以上のことからこれから1週間のナスダックは、木曜日に底堅く推移する可能性はあるものの全体的に下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は16,450ポイントの上抜けです
ナスダック100では18,420ポイントの上抜けです
どちらも3月8日の高値の価格を目処に設定しています
FOMCで利下げが行われるなどの相場へのポジティブなインパクトがあった場合に想定される推移です
かなり可能性の低い推移かとは思いますが、最高値更新を続ける非常に強い相場展開が出てくる可能性を考慮して、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は15,450ポイントの下抜けです
ナスダック100では17,300ポイントの下抜けです
どちらも2月21日の安値の価格を目処に設定しています
この下には75日単純移動平均線が上昇してくることからそこで下げ止まる可能性も考えられるのですが、非常に強い調整相場に入る可能性が高まるポイントとして、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

S&P500の予想と注意ポイント

SP500の予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
これから1週間のS&P500の予想は下落、予想値幅は5,040ポイントから5,190ポイントです
予想値幅下限は2月22日の安値の価格を、上限は3月8日の高値の価格を目処に設定、木曜日に底堅く推移する可能性はあるものの全体的に下落推移を開始する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日以降はボリンジャーバンド中央線の上での推移を継続、高値更新を見せるなど好調でした
金曜日の推移ではボリンジャーバンド中央線の下抜けを見せていて短期的にネガティブな状態に変化しているものの、エンベロープ中央線の上での推移が続いていて強く崩れているわけでもなく底堅い推移を継続している状態と言った感じです
調整に入りそうな状態ではあるものの、強い調整の発生を示唆するようなシグナルは今のところ出ていないものと判断しています

SP500の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では日足が5日単純移動平均線の下抜けを見せたことはネガティブですが、25日単純移動平均線からは乖離幅もあり、依然として底堅い状態が続いているといった感じです
こちらも強い調整を示すようなシグナルが出ている状態ではありません

DMIではADXは20台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

SP500のRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの下を下落推移、RSIシグナルに頭を抑えられるように下落をしています
現在の水準が57ですので、この辺りで反発が入るようであればまだ緩やかな上昇相場を続けられる可能性が残されています
ここから50を下抜け始めると危ないのですが、金曜日までの推移であればこれまでの上昇相場時の調整で収まる可能性が残されている状態だと判断しています

MACDはMACDシグナルの下を下落推移、乖離幅を再拡大し始めました
これまで絡み合うように推移していたMACDが下落方向へと転じ始めていますので、底堅かったとしても少なくとも横ばいの調整に入ろうとしていることがうかがえます
強い展開からの変化があったことに注意が必要で、場合によっては本格的な調整前の予兆の可能性もあります
ただ今のところは特段のシグナルを出しているわけではないと判断しています

SP500に関しては非常に底堅い推移が続いている状態です
ニューヨークダウやナスダックが調整相場へと傾き始めていることを考えるとSP500が単独で堅調な推移を継続することは難しいとは考えていますが、RSIなどのインジケーターには弱いところは見られるものの、単純移動平均線との位置関係からははっきりと調整に入るような兆候が無い点には注意が必要だと思います
今回の下落予想は勇み足になる可能性もありますが、相場が同じ材料で調整に入る場合には3指数ともにそろって調整相場入りしますし、今回はそのきっかけがFOMCになるのではとも想定していますので、SP500に関しても下落予想としたいと思います
以上のことからこれから1週間のS&P500は、木曜日に底堅く推移する可能性はあるものの全体的に下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は5,240ポイントの上抜けです
予想値幅上限から1%上昇した価格を目処に設定しています
SP500は依然として堅調な展開に戻る可能性があるような推移を継続している面があります
FOMC通過後の材料出尽くしからの買いが入っただけでも再度強い上昇相場に戻りかねないと警戒していますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は4,920ポイントの下抜けです
2月13日の安値の価格を目処に設定しています
SP500に関して悩ましいのが、この辺りまで下落しても一目均衡表の雲や75日単純移動平均線が下支えになる可能性が残されている点です
ただ週の下落率は4%近くに迫るほどとなり急落が続く可能性が出てくるのではと考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

ナスダックより先にニューヨークダウが崩れるのではと考えていたのですが、ハイテクセクターの転換はダイナミックで、ナスダックの方が先に調整に入り始めてしまいました
予想をする上で難しかったのがFOMCを材料としてどう通過するかでした
現状の金融政策を維持して年内に3回の利下げを見込むというこれまでと同じ方針を示した場合、少なくとも急落するような調整は避けられて横ばい気味の推移などに変化する可能性が考えられますので、場合によってはあく抜けによる上昇も想定するべきだと思います
ただ今回の予想ではドットプロットの上方修正が行われ年内利下げ回数の減少見通しが強まる可能性があると考えている面もありますし、少なくともパウエルFRB議長の発言からは直近での利下げ開始を感じられるような文言は出てこないだろうと考えています
これらを確認する上でドットプロットとパウエルFRB議長の発言内容、とにかくこれが大事だと考えています
油断していて利下げが行われて株式市場が急上昇、という展開が起こらないとも限らないわけですが、こればかりは通過してみないと全くわかりません
相場が動いている間に材料が出てきますので、急激な方向感の変化とボラティリティの高まりには是非ご注意ください

それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間アメリカ株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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