【ダウ・ナスダック・SP500】上昇推移する材料が豊富な1週間【週間アメリカ株予想 2024/3/4~】

ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500の予想を毎週土曜日に配信している週間アメリカ株予想です

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【ダウ・ナスダック・SP500】上昇推移する材料が豊富な1週間【週間アメリカ株予想 2024/3/4~】
短期的な過熱感があったとしても、ハイテク株への買いが非常に強く上昇相場が継続していきそうです。ニューヨークダウには若干足踏みとも思われる推移が見られますが、それでも調整に入るようなシグナルが出てきません。週内に関しても発表される経済指標の内...

1週間の振り返りと今週の予定

1週間の値動き

ここ1週間の値動きですが、月曜日は主力株中心に利益確定売りが出る反面、半導体株には強含む銘柄もありダウとナスダックは小幅下落しSP500は下落、火曜日は木曜日の個人消費支出の発表を控え主力株の一角には持ち高調整や利益確定の売りが出てダウは下落しナスダックとSP500は上昇、水曜日は翌日に個人消費支出の発表を控えていることから積極的な売買が手控えられダウとSP500は小幅下落しナスダックは下落、木曜日は発表された個人消費支出の伸び率が市場予想より上振れしなかったことでハイテク株中心に買いが入る一方、前日買われた景気敏感株は売り優勢となりダウは小幅上昇しナスダックとSP500は上昇、金曜日は発表されたISM製造業景況指数が市場予想を下回り米長期金利が低下したことを好感した買いが大型ハイテク株に入り上昇して週の取引を終えました

前回はダウが緩やかに上昇、ナスダックは緩やかに下落、SP500は横ばい推移する展開を予想しました

実際にはダウは若干下落、ナスダックとSP500は強い上昇を見せました

3月8日に発表される雇用統計を控えて動きにくい展開になるかと考えていましたが、FRBの金融引き締め長期化観測が後退することによる上昇バイアスがその前にかかってしまった形です

一旦調整に入る時期が近いという判断をして弱気に考えていましたが、考えをニュートラルに修正して予想しなおした方が良さそうだなと考え直しています

主なイベント

これから1週間の主なイベントですが、FRB絡みのものが多くボラティリティの上昇に注意が必要だと考えています

発表される内容が前回より鈍化見通しで上昇バイアスになりそうなのは火曜日の製造業新規受注とISM非製造業景況指数、そして週末金曜日の雇用統計です

水曜日のADP雇用統計に関しては強い内容が出てくる市場予想となっていますので下落バイアス予想です

出てくる内容が予想されていないもので注意したいのは水曜日の雇用動態調査、木曜日の前週分新規失業保険申請件数です

また水曜日と木曜日のパウエルFRB議長の発言と水曜日の米地区連銀経済報告は引き締め長期化観測につながらないかに注意が必要だと考えています

雇用関連の内容が市場予想から強含まないかに警戒感は必要ですが、市場予想通りであればネガティブな材料はないといった印象です

企業業績の発表予定

企業の業績発表に関してですが、依然としてターゲット、ブロードコム、オラクル、コストコなど比較的大きな企業の発表が控えています

個人的にはターゲットやコストコのような小売りの動向が気になっています

景気敏感株や消費関連株の動きが悪い印象ですので、業績発表が相場の下押し材料にならないかには警戒が必要だと考えています

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

ニューヨークダウの予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は38,750ドルから39,500ドルです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は金曜日の終値から約1%上昇した価格を目処に設定、緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、水曜日までの下落でも終値基準ではボリンジャーバンド中央線の価格を、下値ではエンベロープ中央線の価格を割り込まない推移を継続、非常に底堅い展開となっています

強い調整などを起こすようなシグナルが無く、横ばいもしくは上昇推移を継続する可能性が高いと判断しています

ただ一目均衡表の転換線と基準線の乖離幅が縮小し始めている点には注意が必要だと考えています

ニューヨークダウの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では金曜日の反発で5日単純移動平均線の上での推移に戻っていて堅調な状態です

25日単純移動平均線の下抜けも見せておらず、この辺りも底堅い推移を継続しているという判断で良いと思います

DMIではADXは20台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ニューヨークダウのRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、60台と過熱感はあるもののRSIシグナルを下支えにするような推移を続けていて、相場が緩やかな上昇を継続する際に見られる推移になっています

上昇しても70付近で頭を抑えられ反落すると思いますが、新しい下げの材料が出てくるまでは50から60までのあたりまでの反落で収まる形で緩やかな上昇相場が続く可能性が出てきています

MACDはMACDシグナルの下を横ばい推移、MACDシグナルと絡み合うような展開となっています

相場の方向感の変化を示すようなシグナルは特段出ていないものと判断しています

以前までの強い上昇は見られなくなったものの、本格的な調整に入るシグナルも出ていません

週内に予定されている経済指標の発表内容は景気動向の鈍化を示すものが多くなる見通しですので、ニューヨークダウには下押し材料になる面もあると予想されます

そのためナスダックをアンダーパフォームする形で上昇推移を継続するのではと予想しました

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は40,000ドルの上抜けです

予想値幅上限からさらに1%上昇した価格を目処に設定しています

アメリカの経済指標が弱いことで上昇をしていることから、景気敏感株などへは買いが入りにくい側面がありますが、週内にはターゲットやコストコの決算がありますので、それらの内容が好調だった場合にはニューヨークダウにも買いが入る可能性があります

その場合には直近の軟調気味の相場展開から再度非常に強い上昇推移へと切り替わる可能性もあり得ますし、その上昇で大きな節目を突破するとさらに上昇力が強まる可能性が考えられますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は38,000ドルの下抜けです

2月13日の安値の価格を目処に設定しています

今回の予想での38,000ドルの下抜けには2月13日の安値という以外にも、週末での一目均衡表の雲上側に接触するという点にも着目しています

この水準を下抜けてくると遅行線も日足を下抜けると考えられますし、シグナルとしては調整に入る兆候がいくつか発生し始めると考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

ナスダックの予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のナスダックの予想は上昇、予想値幅は15,950ポイントから16,750ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は金曜日の終値から約3%上昇した価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

ナスダック100の予想値幅は17,900ポイントから18,850ポイント、予想値幅の設定はナスダックと同じです

チャートのテクニカルでは、水曜日までは調整気味に推移しましたが木曜日に反発、その流れは金曜日も続きました

ボリンジャーバンド中央線を下支えにした推移が継続していて相場展開は堅調な状態です

史上最高値の更新を見せたことから一時的な利益確定の売りが出る可能性は考えられますが、ボリンジャーバンド中央線やエンベロープ中央線の下抜けを強く見せない限り、強い展開が続く可能性が高い状態だと判断しています

ナスダックの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では木曜日の反発で5日単純移動平均線の上での推移へと戻っていて、5日単純移動平均線の推移する角度も上昇方向と堅調な状態が続いています

DMIではADXは20台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

若干ですが上向きになり始めていますので、ここでトレンド相場に切り替わると考えたいと思います

ナスダックのMACDとRSI

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、上昇トレンド相場が発生した可能性があります

今後注意したいのはMACDの上昇がどこまで続くかです

2月12日の260.93を上回るようであれば今後も強い展開に、その前に反落してデッドクロスを起こすようであれば上昇していたとしても上値は重い状態と言う判断をするべきだと思います

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、60台と過熱感があります

現在はトレンド相場だと判断していますのでシグナルの信頼度は低下している状態だと判断しています

RSIに関してもMACD同様に日足が高値更新する中で上値が抑えられる展開となっていますので、今後の上昇で2月9日高値の71.44を超えられるかどうかに注意したいと考えています

ボリンジャーバンド中央線に向かって若干軟調な推移を見せたものの、そこから強い反発を見せていて依然として上昇相場が崩れていない状態だと判断できるかと思います

週内に予定されている経済指標に関しても、水曜日のADP雇用統計で下押される可能性はありますが、それ以外は上昇バイアスかニュートラルになる見通しです

特にナスダックに関してはFRBの金融引き締め長期化観測が後退して上昇が強く出る可能性も残されているため、予想値幅上限はニューヨークダウよりさらに高く設定しておきたいと思います

以上のことからこれから1週間のナスダックは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は16,750ポイントの終値基準での上抜けです

ナスダック100では18,850ポイントの終値基準での上抜けです

どちらも予想値幅上限と同じ価格を目処に設定しています

この価格を上抜けてくるとエンベロープ上限の上抜けも見せてくる推移となり、さすがに過熱感が意識されます

反落の可能性が高まるポイントになることを考慮して、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は15,850ポイントの下抜けです

ナスダック100では17,800ポイントの下抜けです

どちらもエンベロープ中央線の価格を目処に設定しています

エンベロープ中央線の下抜けを見せたとしても一時的な下抜けであればすぐに反発する可能性はあるのですが、相場が下落方向へと推移し始めるシグナルとなる可能性もあるため、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

S&P500の予想と注意ポイント

SP500の予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のS&P500の予想は上昇、予想値幅は5,065ポイントから5,300ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は金曜日の終値から約3%上昇した価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、水曜日までの軟調気味の推移でボリンジャーバンド中央線への接近を見せますが木曜日以降は乖離幅を拡大しながら上昇を継続、堅調な相場展開が続いています

直近の高値の更新も見せていますし、エンベロープ上限からも乖離幅がある状態ですので、上昇余地は十分に残されている状態だと判断しています

SP500の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では週を通して5日単純移動平均線付近での推移を継続、この辺りも非常に底堅い展開でした

今のところ強い反落を起こしそうな兆候はありません

DMIではADXは20台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

若干の上昇ではありますが、上向きになりましたので一旦トレンド相場に入ったと判断したいと思います

SP500のMACDとRSI

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、再度上昇トレンド相場に入った可能性があります

MACDの直近高値である2月12日の70.81を超えて上昇できるようであれば、かなり強い上昇トレンド相場に入る可能性が出てくると考えています

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、70を上抜けていることから短期的な過熱感があります

現在はトレンド相場だと判断していますので、シグナルの信頼度は低下している状態で、RSIの短期的な過熱感からの反落が発生する可能性は比較的低いと考えています

依然として強い調整を見せる兆候が無く、相場は堅調な状態が続いています

シグナルには特段の不安材料はなく、経済指標の発表を好感したハイテク株買いが入ればナスダックをアンダーパフォームする可能性はありますが、上昇推移を見せてくるのではと考えました

以上のことからこれから1週間のS&P500は、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は5,300ポイントの終値基準での上抜けです

予想値幅上限と同じ価格を目処に設定しています

SP500の推移を考えるうえでエンベロープ上限への接触は上昇がいったん止まるシグナルと考えることができると思います

週内にここまでの上昇を見せるとエンベロープ上限への接触を見せ反落が起こる可能性が考えられますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は5,025ポイントの下抜けです

エンベロープ中央線の価格を目処に設定しています

SP500の堅調な上昇推移が下落方向に転じ始めるとすれば、そのシグナルはエンベロープ中央線の下抜けとなるのではと考えています

ここまで非常に堅調な推移を継続しているわけですが、相場の展開が変わったとある程度はっきり判断できる推移だと考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

前回の予想では軟調気味な推移でボリンジャーバンド中央線までの調整を予想しました

週末には次週の雇用統計を待つことなく買いが入り上昇、私はむしろそのあたりで下落が起こることを警戒していました

実際にはアメリカ市場は非常に堅調でまだまだ上昇を継続、さすがにニューヨークダウには弱いところも見られますが、ハイテク株への買いは非常に強い状態が続いています

どこかで反落が起こるのは確かなのですがそのタイミングが全く掴めません

ここから先には週内の雇用統計、次週のクアドルプルウィッチング、その次の週のFOMCと非常に多くのイベントを控えていて、そのどこかで変調をきたす可能性は考えられます

ただ客観的に考えてみると今のところ調整を見せる兆候がありません

前回予想ではさすがに個人消費支出あたりで反落の可能性もあるのかなと考えたのですが、天井を見極めるまでの上昇推移はまだまだ続くのかもしれません

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間アメリカ株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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