こんにちはしーさんです
日経平均の予想を毎週土曜日に配信している週間日経平均予想です
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また投資の結果はあくまで自己責任となりますのでご了承ください
日々の相場の振り返りは月曜日から木曜日まで、夜8時半からライブ配信を行っておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです
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日経平均の予想と注意ポイント
チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
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これから1週間の日経平均の予想は横ばい、予想値幅は32,000円から33,000円です
予想値幅下限は金曜日の安値の価格を、上限は7月27日の高値の価格を目処に設定、週前半はエンベロープ中央線の下で推移、週半ばから後半にかけて上抜ける展開を予想します
ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は前週末の米株安を背景に売り先行で寄り付きますが、好調な企業決算や為替の円安推移を材料に自律反発狙いの買いが入り小幅上昇、火曜日は前日のアメリカ株高を受け上昇しますが、米時間外先物やアジア株の軟調推移で上げ幅を縮小する形で上昇、水曜日はダイキンやソフトバンクグループなど値嵩株が下落、前日に米金融株が下げた流れで日本の銀行株にも売りが出て下落、木曜日は中国が日本への団体旅行を解禁する方針だと伝わりインバウンド関連株に買いが入り、後場には為替の円安推移を材料に買いが広がり上昇して週の取引を終えました
金曜日が休場であったため木曜日にSQがずれましたが、警戒していた仕掛け的な動きはあまりなかったようで、木曜夜にはアメリカで消費者物価指数の発表を控えていましたが買い意欲が旺盛な印象をうけました
前回は下落を予想、予想値幅は31,400円から32,550円としていました
価格推移自体は予想値幅範囲に収まったものの、木曜日の強い反発が予想外でした
木曜日の夜から金曜日の夜にかけてアメリカ市場では消費者物価指数と卸売物価指数の発表がありましたので、金曜日が休場となる日本市場は弱い展開になるのではと考えていたのですが、この辺りは土曜日に予想していた時点ではなかった新しい材料が出てしまったといった印象です
また為替の円安推移が週を通して続いていたのも予想外の展開で、週前半に関しては円高推移が発生、週後半にかけて円安推移で反発するのではと考えていていました
実際には為替の円安推移は週を通して続いていて、この辺りも日経平均には上昇する材料になったものと考えています
今後も円安推移が日経平均の支援材料になる可能性はありますが、既に145円付近に達していますので、今後は政府・日銀による為替介入も意識される水準かと思います
そのためこのまま円安推移が強い上昇バイアスとしてかかり続けるということは考えてはいませんが、この辺りを予想する際に読み間違えないように気をつけようとは考えています
これから1週間の主なイベントですが、日本市場にはポジティブな内容のものが多そうな印象です
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火曜日の四半期GDPは年率換算が上昇見通しで若干上昇バイアス、水曜日の7月貿易統計は季節調整前が弱い予想で調整済みに関してもマイナスであることから若干下落バイアス、機械受注に関しては改善見通しで上昇バイアス、金曜日に発表される全国消費者物価指数は、総合は横ばいでニュートラル、コアとコアコアに関しては強弱が分かれるため相殺し合う形でニュートラルになるのではと予想しています
木曜日の貿易統計が若干悪材料ではありますが、全体的にそこまで大きな心配をする必要があるような経済指標の発表はなさそうです
企業決算に関しては概ね山を越えました
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月曜日こそ325社とかなりの数がありますが、 大きなところでは凸版印刷等が目立つところです
ここまでの業績発表ですでに各セクターの代表的な企業の発表は終わっていますので、相場に対して大きなバイアスをかけてくるよう物は残っていないのではと考えています
ただ私に関してもそうなのですが、ご自分の保有銘柄の企業決算はあるかもしれませんのでそのあたりはご注意いただければと思います
アメリカ市場の週内のイベントですが、今のアメリカの景気動向の強弱感を示す内容のものが多い印象です
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火曜日の小売売上高は市場予想では上昇見通しで上昇バイアス、ただニューヨーク連銀製造業景気指数がマイナス方向で下落バイアスになるのではと考えています
材料としては逆バイアスがかかる見通しなのですが、強弱感としてはニューヨーク連銀製造業景気指数の下落バイアスの方が強いのではと予想しています
前週に発表された消費者物価指数の結果に対する相場の反応を見ても、物価の先高観に対しての株式市場の反応は強めに出続けている印象があります
小売売上高の上昇は物価上昇を意識させ下落バイアスになってしまう可能性が無いとは言えませんので、全体としては下落方向へのバイアスがかかると考えて予想した方が良いだろうと判断しました
水曜日の住宅着工件数は増加見通しで上昇バイアス、鉱工業生産もマイナスからプラスへと転じる見通しでこちらも上昇バイアスになるのではと予想しています
注意したいのは同日発表されるFOMC議事要旨の内容ですが、予想としては目新しい内容が出てくることは無いと考えニュートラルとしていますが、利上げ継続懸念が高まらないかには注意が必要だと思います
木曜日に発表されるフィラデルフィア連銀製造業景気指数と景気先行指標総合指数はマイナスながらも改善見通しで上昇バイアスになるのではと予想しています
週前半は下落バイアス、後半は上昇バイアスがかかる予想です
企業決算の数はかなり少なくなりました
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数自体は少ないのですが、小売大手のホームデポ、ターゲット、ウォルマートなどがありますし、半導体ではアプライドマテリアルズが控えています
数こそ少なくなりそこまで指数に強いバイアスをかけることはないかとは思いますが、無風というわけにもいかないかと思います
オプションの動向に関してですが、8月9日水曜日までは8月限の内容ですので、見ていかなければならないのは8月10日の9月限の内容のみとなりますのでご注意ください
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アービトラージのABNアムロは上目線、CALL32,500円からの買いが強い印象です
33,000円には売りがあることからこの辺りが一旦の天井になる可能性もありそうですが、さらに上の33,500円でも買いがあり、強めの上目線といった印象です
PUTに関しては全体的に売り優勢、特に32,000円での売り建玉が多いことから、ここが下値目処になっている可能性がありそうです
ソシエテ・ジェネラルは下目線、CALL33,000円での売り建玉が大きく、32,500円に買いはあるもののそこまで大きなボリュームではありません
PUTでは31,500円での買いが大きめにあり、反対に売り建玉が少なくなっています
BNPパリバは若干下目線、CALL32,500円に買いがあるものの32,750円に売りが、さらに上の33,000円に買いがあり、その上の33,250円には再度売りがあります
PUTでは全体的に建玉が少なく方向感が読み取りにくい状態です
はっきりとした価格目処なども判断しにくい状態となっている印象です
グローバルマクロのJPモルガンは下目線、CALL32,250円に買いがあるものの、同価格でPUTに同様に買いがあります
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32,250円のボリュームに関してはCALL優勢ですが、PUTはそこから下でも買いが続いていて全体的に下目線な印象です
オプション全体の取引では、CALL優勢で上目線、取引が集中していたのはCALLでは32,500・33,000・33,500円の3か所で最も出来高が大きかったのは33,000円、木曜日のアットザマネーは32,625円からはそこまで価格差が無いところでした
PUTで取引高が多かったのは32,000円、価格差としてはこちらの方がある印象です
ただCALL33,500円とPUT32,000円の出来高を考えてもCALL33,500円の方が多かったですので、全体的に上目線に変化しているという判断で良いのではと考えています
225mini先物では、ABNアムロは若干上目線、直近の9月限に関しては横ばいでニュートラルという判断ですが、10月限に買いがある程度入っていたため、若干上目線としたいと思います
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ソシエテ・ジェネラルは上目線、こちらは10月限で若干売りが出ていましたが、9月限の買い意欲が強かった印象ですので上目線と判断しました
BNPパリバは下目線、9月限での建玉を減少させていました
10月限に関しては特に変動がありませんでした
JPモルガンは上目線、10月限の取引はかなり少なく、中心となっている9月限に関しては買い残を増加させていました
海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディ・スイスは若干下目線、TOPIXで若干下目線といった印象です
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モルガンは上目線、225ラージの12月限に関しては若干買い建玉を減少させていましたが、225ラージとTOPIXともに9月限が全体的に買い優勢でした
グローバルマクロのゴールドマンは上目線、特にTOPIXの9月限の買いが優勢でした
225ラージに関しても買い優勢です
シティはニュートラル、225ラージ9月限に関しては若干買い建玉残を減らしていますが、逆にトピックス9月限に関しては買い建玉を若干増加、 225ラージ12月限に関しては買い優勢も、TOPIX 12月限に関しては売り優勢という形で強弱がまちまちの状態でした
JPモルガンは下目線、 TOPIX 9月限の売りが非常に強い状態でした
JPモルガンに関しては比較的強めの下目線だったという印象です
海外系証券会社の動向をまとめると、CTAのクレディ・スイスは若干下目線、モルガンは上目線、アービトラージのABNアムロは若干上目線、ソシエテ・ジェネラルはニュートラル、BNPパリバは下目線、グローバルマクロのゴールドマンは上目線、シティはニュートラル、JPモルガンは下目線という印象でした
各証券会社ともに、同じ分類の中でも強弱が分かれている状態で、そろって方向感を示している状態ではないことから、相場の方向感がかなり迷っている状態なのではと考えています
直近の値動きで想定される値幅は、32,000円から33,000円といった印象です
裁定取引の残高は、6月末を頂点に買い残が減少傾向となっていて、ポジションの解消が進んでいます
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一旦高値に達して横ばい推移に入っている状態ですので、ここから強い相場が出てくるのではといった期待感がいったん失われている可能性がありそうです
この傾向が続くようであれば、秋口までは軟調な推移が続くかもしれません
チャートのテクニカルでは、週を通してみると木曜日に強めの反発があったものの、価格推移はエンベロープ中央線の下にとどまっていて、強い値動きへと入っているわけではないといった印象です
今のところエンベロープやボリンジャーバンドとの位置関係からは、強気に転換したようなシグナルは特に出ていないものと考えています
単純移動平均線では5日単純移動平均線の上抜けを見せているのはポジティブな材料ではありますが、木曜日の陽線の頭は25日単純移動平均線におされられています
ここから続伸できる場合には、エンベロープやボリンジャーバンドの中央線、そして25日単純移動平均線の上抜けをすることになりますので相場観が好転する可能性が出てきますが、木曜日までの値動きで考えるとまだ弱気に構えておいていいタイミングだろうと判断しています
インジケーターではADXは16台を横ばい気味に推移、現在はレンジ相場だと判断しています
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RSIはRSIシグナルの下を上昇推移、RSIシグナルに接触するような値動きを見せています
形状としては頭を押さえられるような展開となっていて数値は50周辺と強弱の分かれ目の付近になっています
ここで再度頭を押さえられる形で下落を開始すると、少し強めの調整に入り始めるタイミングになりますので、このあたりは注意したいところだと思います
逆にRSIがRSIシグナルを上抜けて再上昇できるようであれば、60までの上昇はしてくるかもしれませんので、同時に注意して見て行きたいと考えています
ただ上昇方向に推移したとしてもレンジ相場から逸脱するわけではありませんので、そこからさらに強い値動きが出てくるかどうかに関しては不透明な状態だと思います
むしろ下落した場合には一気に強い方向感を持った相場展開に入る可能性がありますので、どちらかというと注意したいのは下落方向ではないかと思います
MACDはMACDシグナルの下を横ばい気味に推移、強弱の分かれ目である0を下回った推移を続けています
MACDシグナルも強弱の分かれ目である0を下抜けてしまう直前まできているのが少し心配なところです
このままどちらも0を下抜けてしまった場合には、相場展開としては少し弱めの値動きに入る可能性が高まりますので注意したいポイントです
0付近で反発を挟むような形での値動きを継続できればいいのですが、このあたりを下抜け始めると調整の速度が速くなる可能性があるタイミングに入りますのでその点にも併せて注意したいと考えています
MACDとRSIのどちらもここから再度下落が始まると少し危険なタイミングに入っている印象があります
この二つのインジケーターが同時にこのようなシグナルを出してくる場合は少し警戒度を上げて相場展開を見ていった方がいいだろうと考えています
日本が休場の間にアメリカで発表された消費者物価指数と卸売物価指数は、相場を強く下落させるほどの影響はありませんでした
木曜日の終値から見るとほぼ横ばいの状態で月曜日は始まりそうですが、強い円安推移があった割には軟調な推移とも考えられます
週前半は少し上値が重たくなる可能性がありますが、日本やアメリカで予定されている経済指標の発表内容を考えると、上昇方向へのバイアスがかかりやすいタイミングに入ると考えています
政府・日銀による為替介入などで急激な円高推移が発生する場合には予想外の下押しが発生する可能性はありますが、イレギュラーな事態が発生しない限り現在のレンジ相場を継続する展開になるのだと考えました
以上のことからこれから1週間の日経平均は、週前半はエンベロープ中央線の下で推移、週半ばから後半にかけて上抜ける展開を予想します
ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです
上昇方向は33,500円の上抜けです
目処にしているのは8月1日の高値の価格です
現在横方向レンジ相場気味に推移している日経平均ですが直近の高値を上抜けてくる推移に入ると、そのまま上昇方向の強めの推移に変化して行く可能性が出てくると考えています
そのまま33,770円も上抜ける推移に入る可能性も出てきますので、強い上昇方向への乗り遅れを警戒したいところです
6月半ばに頂点をつけてから下値の31,800円から上値は33,700円辺りのレンジ相場となっていますが、上下どちらかに離れるタイミングがどこかで来るはずです
今のところアメリカ市場がある程度強めに調整に入っていることから日本市場に関してもそこまで強い値動きが出てこないと考えていますが、特にアメリカ市場のハイテクセクターが強い展開を見せてきた場合に注意したいポイントだと考えています
下落方向は31,800円の下抜けです
7月12日の安値の価格を目処にしています
ここを下抜けた場合、日経平均は下値支持となる価格帯が31,000円周辺まで引き下げられます
31,800円周辺には75日単純移動平均線もありますが、これも下抜けることになるかと思います
問題になるのはインジケーターの推移で、RSIやMACDは弱気であると判断しなければならない推移へと移行していきますので、そこからは強めの調整が発生する可能性が高まると思います
予定されている経済指標の発表内容からそこまで弱い展開になるとは考えていないのですが、アメリカ市場が想定以上に強い調整に入ってしまった場合に起こりえる値動きですので警戒しておきたいと考えています
あとがき
アメリカで発表された消費者物価指数や卸売物価指数の結果は、想定していたほどFRBの金融引締め観測を強めるものではありませんでした
月曜日の日経平均の寄り付きは木曜日の終わり値からほぼ横ばいの状態となりそうで、大きく崩れることはなさそうです
ただ今の日経平均の強めの推移というのはここまでの145円まで上昇した円安推移が背景にあります
145円の水準は為替介入が行われるかもしれない微妙な価格帯になっていて、場合によっては為替介入による円高推移で日経平均にも予想外の下押し圧力がかかるかもしれません
この辺りを加味すると日経平均はそこまで強い推移でもないということは念頭においた方が良いかと思います
為替介入さえなければドル円相場は円安推移が継続しそうですし、これは日経平均にとってはポジティブな材料です
発表が予定されている経済指標も堅調な内容が出てくる見通しですのでこの辺りもポジティブな材料です
相場を支援しそうな材料はいくつかあるので短期的には上昇するような気がするのですが、継続的な上昇という話になるとまだちょっと厳しいかもしれません
それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間日経平均予想は以上です
【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】 ・単純移動平均線 5・25・75・200日 ・一目均衡表 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26 ・ボリンジャーバンド 期間9・乗数(1)2(2)1 ・エンベロープ 期間20・乗数5 ・MACD 期間12・長期26・シグナル9 ・DMI DI14・ADX14・ADXR14 ・RSI 期間14・シグナル9
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