【日経平均の予想】新しい上昇相場か、それとも再下落の道を行くのかの分岐点【週間日経平均予想 2023/7/31~】

日経平均・TOPIXの週間予想

こんにちはしーさんです

日経平均の予想を毎週土曜日に配信している週間日経平均予想です

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日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間の日経平均の予想は横ばい、予想値幅は32,650円から33,800円です

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、月曜日に上昇後は横ばい気味に推移する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は日銀の金融緩和継続観測と為替の円安を材料に主力株中心に幅広い銘柄に買いが入り上昇、火曜日は日銀金融政策決定会合や主要企業の決算発表を控えて持ち高調整や利益確定売りが出て小幅下落、水曜日はFOMCを前に手控えムードの中、為替の円高推移が相場の重荷となり下落する場面もありますが、買い戻しが入るなど方向感に乏しく小幅下落、木曜日は寄りは業績の冴えない銘柄への売りが優勢で下げて始まりますが、FOMC後のパウエルFRB議長の発言が次回会合での利上げを強く示唆しなかったことから景気下押し懸念が和らぎ買い優勢となり上昇、金曜日は日銀がYCCの運用柔軟化を決定、日中値幅800円と大きく上下して下落して週の取引を終えました

木曜日のアメリカ時間の時点で、日経新聞によるYCCの柔軟化報道が行われることで、日経平均の時間外先物などはすでに下落しておりそのまま寄り付いて横ばい推移、お昼に内容が発表され実際にYCCの柔軟化が行われたことでいったんは強く上昇しますが急反落、引けにかけて買い戻しの動きも出て下げ幅を縮める形での値動きとなりました

金融政策の変更観測はアメリカから出始めていましたが途中で一転して現状維持報道が優勢となり、木曜日の夜までその方向で行くのだろうと考えてトレードをしていましたが、金曜日の朝になり大慌てをしました

日経新聞の観測記事を見てもまだ本当なのか信じられませんでしたが、実際にYCCの修正が行われることとなりました

前回は下落を予想、月曜日の反発後に再下落する展開としていましたが、日経平均は木曜日と金曜日にボラティリティが高まったものの、全体的にはほぼ横ばいの展開となりました

アメリカ市場の値動きはナスダックがちょっと強かったものの、ダウとSP500は木曜日までの値動きは横ばい気味に推移、ドル円相場に関しても予想通りの円高推移が発生していました

それでも日経平均は下落せずに粘っていることから、日経平均には下げても買い支える動きがあったものと考えています

アドバンテストの決算が悪く下げた場面でも、当日中に買い戻しが入る場面もありましたし、今のところ日本株への買い意欲は強い状態である可能性がありそうです

ただ気になるのが金曜日に通過した日銀金融政策決定会合の結果に対して今後どう反応するかです

実質的には金融引き締めを行ったような状態である可能性もあり、月曜日以降も買い意欲が続くのかどうかは不透明なところがあると考えています

これから1週間の主なイベントですが、今後気を付けたいのは日銀が金融引き締めを行う姿勢を示し始めるタイミングがどこになるのか、そのあたりをどう推測するかになるかもしれないと考えています

そのため今までとは経済指標に対する注目の度合いを強めた方が良いだろうと考えています

月曜日に発表される鉱工業生産の速報値は前月比で上昇予想も前年同月比で下落予想と少し判断が難しい状態ですが下落バイアスになるのではと予想しています

火曜日の失業率と有効求人倍率は横ばい見通しでニュートラルと判断しています

今後はこの雇用関連の経済指標や、消費者物価指数などにはちょっと注意した方が良いだろうと考えています

強い状態が続くようであれば、日銀の金融引き締めへの連想が出てくるかもしれません

水曜日には日銀金融政策決定会合議事要旨が発表されますが、こちらで植田日銀総裁の定例記者会見の際にお話しされたような内容が発表されるかと思います

恐らく再度金融引き締めが意識されることで下落バイアスになるのではと予想しています

企業決算に関してはここから過熱していきます

月曜日には船舶・食品・電気・証券・ガス・電力・金融と、幅広いセクターの大手企業の発表が相次ぎます

火曜日も同様で、こちらではトヨタ自動車の発表も予定されています

水曜日は船舶・自動車・化学・鉄道・電力が多く、木曜日はここに商社とゲーム、そして日用雑貨とデパートが入ってきます

金曜日には化学・商社・不動産・自動車と、重要な企業業績の発表が続きます

特にトヨタ自動車のように場中決算を行う企業の株価のボラティリティの高まりにはご注意いただければと思います

アメリカ市場の週内のイベントですが、こちらも重要なものが多く控えています

月曜日のシカゴ購買部協会景気指数は堅調な見通しで上昇バイアスに、火曜日のISM製造業景況指数は堅調見通しで上昇バイアスに、同日発表のJOLTSに関しては前回を上回るような強い結果が出てしまうと下落バイアスになる可能性があり注意が必要だと考えています

水曜日のADP雇用統計は減速見通しで上昇バイアスに、ただADP雇用統計は振れ幅の大きなものですので予想外に強い数値が出てこないかに注意が必要です

木曜日の前週分新規失業保険申請件数はいつものことですがやはり重要で、ISM非製造業景況指数は鈍化見通しで下落バイアス、製造業新規受注も鈍化見通しで下落バイアスと予想しています

金曜日の雇用統計は失業率が横ばい見通しも非農業部門雇用者数変化と平均時給が鈍化見通しで上昇バイアスになるのではと考えています

アメリカでも同様に企業決算がまだまだ続きます

月曜日にはウェスタン・デジタル、火曜日にはAMD・キャタピラー・ファイザー、水曜日にはコカ・コーラやクアルコム、木曜日にはアップルやアマゾンと、まだまだ大きな企業の業績発表が控えています

ISM景況指数や雇用統計など重要な経済指標の発表も控えていますが、企業業績の発表に関してもまだまだ重要なものが控えていて、相場へのバイアスも無視できないものとなる可能性がありますので注意が必要だろうと考えています

オプションの動向に関してですが、アービトラージのABNアムロは下目線、CALL32,625円には買いがあるものの全体的に売り優勢、32,500円に売りが多いですが、ここはPUTでも売りが多いことからニュートラル気味です

PUT32,375円は買い優勢、ただそこからは強弱入り混じり31,750円まで行けば買い優勢といった感じです

アットザマネー32,750円から近い価格帯で考えると33,000円が上値目処、31,875円が下値目処といった印象ですが、下方向に強めに構えている印象です

建玉残は全体的に損益がマイナスで下落するほど損失が拡大します

ソシエテ・ジェネラルは下目線、CALLは全体的に売り優勢で33,000円から上での売りが強いことからここが上値目処、PUTに関しては32,375円が買い優勢も建玉が少なく、32,250・32,000円に比較的大きめの売りが集まっていますが、そこから下では買いが復活しています

32,000円から33,000円の範囲で下目線な印象です

建玉残は32,625円付近を損益分岐点に上昇するほど利益が拡大します

BNPパリバは下目線、CALL33,125円では買い優勢も建玉が少なく、そこから上も売買は拮抗しています

PUTは32,500円の買い建玉が大きく、そこから下では32,000円の売りが強い印象で、下値目処に関しては32,000円かなといった印象です

建玉残は32,600円弱を損益分岐点に下落するほど利益が拡大するポジションとなっています

グローバルマクロのJPモルガンは上目線、CALL32,750円での売りが強いものの33,000円から33,500円では買い優勢な印象です

33,625円あたりで売りが再度優勢であることから、この辺りが上値目処と考えられそうです

PUTは全体的に売り優勢で底堅い印象、32,500円付近が下値目処である可能性がありそうです

建玉残は全体的に利益が出るポジションで、32,800円周辺を底にどちらかというと下落したほうが利益幅の拡大が大きい状態です

オプション全体の取引では、週を通してCALL優勢で上目線、金曜日に取引が集中しているのは33,500円でした

PUTでは32,000円に取引が集中しています

どちらの価格も金曜日のアットザマネー32,750円からは750円離れた水準で、ボリュームからCALL優勢と判断しているものの、どちらも大きめの値動きに備えた状態だったことがうかがえます

日銀金融政策決定会合を通過してボラティリティが低下した場合はもう少し近いところでの建玉が多くなる可能性がありますので、月曜日以降はそのあたりも気にして見ていきたいと考えています

金曜日までの時点では上目線、ただ値幅に関しては広めに予想しておかなければ危険かもしれないといった印象です

225mini先物では、ABNアムロは上目線、ただ気を付けたいのが8月限から9月限にロールオーバーを開始している可能性があります

10月限まで含めて買い優勢ですし、直近の8月限が買い優勢ですので上目線と考えていますが、今後はロールオーバーによる影響も考慮した方が良いだろうと考えています

ソシエテ・ジェネラルは下目線、9月限に関しては買い優勢で上目線でしたが、直近の8月限のボリュームが大きかったことと売り優勢だったことから下目線と判断しました

BNPパリバは上目線、直近の8月限での買い建玉が多かったことから判断しましたが、一方でこれまで取引が活発だった9月限は週を通してみると売り優勢だった点には注意が必要かもしれません

ただ金曜日には9月限も買いに転じている点には注意が必要だと思います

JPモルガンは若干上目線、直近の8月限はあまり取引が無く横ばいですが、取引が活発な9月限では買い優勢だったことから上目線だと判断しました

少し気になるのは10月限の売りですが、なぜ中途半端な限月の取引でABNアムロの買いを引き受けるように強めに売り向かったのかがわかりません

ただ直近に関しては上目線という判断で良いと思います

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディ・スイスはニュートラル、活発な取引が無く判断できない状態です

モルガンは上目線、225ラージとTOPIXのどちらも9月限で買い優勢でした

グローバルマクロのゴールドマンは上目線、225ラージは若干下目線でしたがTOPIXでの買いが強い印象でした

シティは上目線、こちらは両先物で買い優勢でした

JPモルガンは下目線、TOPIXの売りが優勢でした

この傾向は前回予想から続いているものです

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAのクレディ・スイスはニュートラル、モルガンは上目線、アービトラージのABNアムロはニュートラル、ソシエテ・ジェネラルは下目線、BNPパリバはニュートラル、グローバルマクロのゴールドマンとシティは上目線、JPモルガンは下目線と判断しています

再度クレディ・スイスの取引が低調になっているのが気になります

前回予想から変化があったのがモルガンの上目線で、相場が長い目線で好転する可能性があるかもしれません

想定される取引の価格帯は31,875円から33,000円、強い場合には32,500円から33,625円といった感じです

裁定取引の残高は、買い残が大きく減少して少し落ち着いた雰囲気になりました

月曜日に再度買い残が大きく増えている場面はあるものの、それ以降は売り優勢、逆に売り残は火曜日と水曜日に残高を増加させています

まだまだ裁定買い残が多いことから、相場が弱気に転じた際にはもう1段の強めの調整が入る可能性は否定できませんが、ここまで減少すると一旦過熱感は取れたのではという印象があります

チャートのテクニカルでは、月曜日に窓開けをする形で上昇し、エンベロープ中央線に頭を抑えられるような展開となりました

その傾向は水曜日まで続き、木曜日に買い優勢となりエンベロープ中央線の上抜けを見せています

ここで7月19日の高値も上抜けたことから、上昇方向への展開へと切り替わるのではと考えていました

翌金曜日はいったん下押され、ボリンジャーバンド中央線を下回ってきたことで、再度調整方向へ切り返す可能性を考慮しなければならない事態となりますが、日銀金融政策決定会合を通過後に強く上昇後に反落、下落幅は800円を超えてきますが、そこから再度切り返して陽線で引けています

テクニカル的にはここで悪材料を消化して上昇する局面に入りそうな展開となっています

エンベロープとボリンジャーバンドの両中央線を上抜けましたし、一目均衡表の雲も下値支持として機能していそうです

移動平均線で考えても5日や25日の単純移動平均線の上抜けをして引けていますし、強い方向への切り返しがあってもおかしくないと思います

インジケーターではADXは16台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIはRSIシグナルに向かって下落推移、どちらも強弱の分かれ目である50を上回り、状態としては好転していると考えられると思います

RSIがRSIシグナルを下支えに上昇するような推移を見せていますし、下支えとなっているRSIシグナルも上昇方向への推移へと切り替わっています

今後もRSIがRSIシグナルを下支えにした推移を継続し、上昇方向へと切り返していくタイミングに入るのではという印象があります

MACDはMACDシグナルの下を横ばい推移、もう少しで上抜けを見せそうです

現在はレンジ相場だと判断していることから、MACDのシグナルの信頼度は低いと考えてはいますが、接触する角度がかなり緩やかであることから、日経平均はここで下落方向への推移を底打ちする形で反転し始めると考えていますが、その速度は少し緩やかで、もう少し上下しながら底値を形成する過程に入るのではといった印象があります

積極的な上昇というより、底値固めの期間といった印象です

現在の推移で難しいのがここから強い展開が出てくるのかどうかです

6月から7月に一旦高値を付けて調整、その調整はエンベロープ中央線を下抜けて比較的強めのものとなりました

ここから再度強い相場が現れるかどうかは、直近高値を更新できるかどうかにかかっていると考えています

仮に高値更新をできずに再度下押された場合、7月に見られた調整時の下落幅よりさらに強い下落相場が出てくる可能性が高まると考えています

一方で最高値更新ができるようであれば、そこからもう1度堅調な上昇推移が改めて出てくる可能性も否定できません

今の状態ではどちらの推移に入るのか判断することは難しいと思います

一旦の底打ちをしたことは確かだと思いますが、ここからの展開はまだ上下どちらに振れてもおかしくないといった判断です

短期的には底打ちを見せたことからいったん反発、そこから横ばい気味の推移を挟むと考えています

そのため週内の予想としては横ばい予想が適当で、そこから相場がどのような変化をするのかを見極めなければならない期間に入るのではと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、月曜日に上昇後は横ばい気味に推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は34,000円の終値基準での上抜けです

これから日本市場には主要企業の決算が相次ぎます

それらを材料にボラティリティが高まる可能性がある点には注意が必要だと考えていますので、上昇方向の注意ポイントは予想値幅上限より200円上、条件として終値基準でということも付け加えたいと思います

ここまで強い推移が出てきた場合、7月に入ってからの調整するような底打ちは、次の強い上昇相場への準備期間だったと判断できるかと思います

現状ではここが下落途中の底打ちなのか、それとも反発前の底打ちなのか判断できません

上昇方向の注意ポイントか下落方向の注意ポイント、どちらかが起こらないと今のところ判断は難しいといった感じで考えています

この上昇方向の注意ポイントの値動きが発生した場合には、相場は強い展開へと入っていくと思いますので、乗り遅れないようにしなければと考えています

下落方向は31,800円の終値基準での下抜けです

こちらは7月12日の安値を終値基準で下回る水準です

7月12日の直下に注意ポイントを設定していいのかはちょっと悩ましいところではありますが、下落方向への推移が発生すると勢いが強くなる可能性が高いため、少し厳しめに設定したいと思います

上昇方向の注意ポイントとは逆に、下落方向の注意ポイントを下抜けた場合には、ここから比較的強めの調整が起こる可能性が出てきます

最終的に目指す先は3月からの上昇相場の高安の半値基準30,000円付近です

大まかにではありますが、ここまでは調整が進むと思います

月曜日の寄付きの目処となる33,100円からは価格差があるのですが、31,800円を下抜けると勢いが強くなる可能性がありますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

ここからの相場展開としては、トヨタの決算は毎回場中にあることから、決算の内容によって相場に強いバイアスがかかる可能性がありますので、火曜日の相場展開には要注意だと思います

週内には主要企業の業績発表が多くありますので、この辺りはアメリカ市場や為替市場の値動きとともに、緊張感をもって見ていかなければならないものだと思います

またこれまでの相場展開を振り返ってみると、節目となるような1週間でした

日銀のYCC修正というサプライズがあったことで、金曜日の日経平均のボラティリティは非常に高いものとなりました

ここで注意したいのがYCCの修正の意図と日銀の姿勢だと考えています

植田日銀総裁の定例記者会見の内容を拝見した限りでは、日銀は長期金利の誘導目標を0.5%から変更していません

現在の日銀の金融政策から考えると0.5%周辺での推移が適当であり、現実的にはこの辺りの推移で今後も落ち着くだろうという見通しです

それではどうしてYCCの上限を0.5%から1.0%まで引き上げ柔軟性を持たせたのかということが問題になってきますが、これは今の段階で対応しないと投機の対象になる可能性が高いと判断したからのようです

これから金融緩和を継続して賃金上昇を伴う物価上昇が実現できた場合、日銀は金融政策を緩和から引き締めへと転換するタイミングが訪れると考えられます

その際にYCCの上限キャップをぎりぎりのところに設定して長期金利を抑えつけた場合、金融政策の転換時期が近いことから投機的な取引が仕掛けられる可能性があります

ここで他の選択肢が無くYCCの修正や撤廃を行うとなると、投機筋には大きな利益が出る形となります

直近でもYCCの修正を見込んだ日本国債の空売りがかなり強く行われていた場面があり、その際には日本の10年債利回りは0.5%に張り付いていました

ただ今回の日銀金融政策決定会合では金融政策の変更が行われないとの観測記事が出て一旦ショートが手仕舞いされ、長期金利も低下しました

YCCの柔軟な運用を行わない限り、これと同様の投機的な取引が行われる可能性があり、その際に中央銀行がとりえる手段はYCCの急激な撤廃などとなってしまうということでした

実際にアメリカやオーストラリアはこのような結果となっていることから、YCCの変動幅の調整というのは実際に必要性に迫られたタイミングで行うと投機的な取引を呼び込んでしまう可能性が高く、この点を憂慮した結果早めに柔軟性を持たせるという結論に至った模様です

結果的に日銀の金融政策は引き締め方向への一歩を踏み出した形とはなっていますが、短期金利の誘導目標や物価の安定的な上昇を2%と見定めていることなどには大きな変更はありません

そのためこれまでの金融政策が継続されると考えていいと思います

違いがあるのはYCCだけといえばそれだけです

ただYCCの柔軟な運用を考えるうえで、日銀が長期金利の0.5%での推移が通常で、1%に達するとは考えていないとしていることから考えると、今回のYCCの許容変動幅の拡大は事実上の上限撤廃と同様の意味を持つ可能性もあります

そのため金融市場が植田日銀総裁の体制下でも緩和から引き締めへの一歩へと踏み出したというインパクトはあったと思いますので、ここから先は日銀の金融緩和がどこで転換するのか、一時期のアメリカでの利上げタイミングを推し量っていた時のように、特に政策金利に影響がある経済指標に対しての反応が敏感になる可能性は考慮してもいいのではと考えています

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間日経平均予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9

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