【米株予想】エヌビディアは予想外の好決算も相場の調整が違いとの考えは継続【週間アメリカ株予想 2024/2/26~】

ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500の予想を毎週土曜日に配信している週間アメリカ株予想です

最新情報をチェックするためにチャンネル登録をしていただき、コメントやグッドボタンで反応をしていただけると励みになりますので、お時間がございましたらよろしくお願いいたします

また投資の結果はあくまで自己責任となりますのでご了承ください

日々の相場の振り返りは月曜日から木曜日まで、夜8時ごろからライブ配信を行っておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです

【米株予想】エヌビディアは予想外の好決算も相場の調整が違いとの考えは継続【週間アメリカ株予想 2024/2/26~】
エヌビディアの好決算でナスダックとSP500は強く上昇、ニューヨークダウもその後の景気敏感株やディフェンシブ株への買いで底堅い推移を見せています。ただディフェンシブセクターへの買いはもう少し続く可能性があるものの、特にハイテクセクターには一...

1週間の振り返りと今週の予定

ここ1週間の値動きですが、月曜日は休場、火曜日は好決算を発表したウォルマートが上昇し相場を支えますが、決算発表を控えたエヌビディアが下落し他の半導体株も売られダウは小幅下落しナスダックとSP500は下落、水曜日は決算を控えたエヌビディアは下げたもののソフトランディングや米企業の業績改善期待から押し目買いも入りダウは小幅上昇しナスダックとSP500は下落、木曜日は好決算を発表したエヌビディアが急伸しハイテク株や半導体株中心に買いが入りダウは上昇しナスダックとSP500は大幅上昇、金曜日は出遅れ感のあった景気敏感株やディフェンシブ株が買われた一方でハイテク株には利益確定売りが出てダウは小幅上昇しナスダックとSP500は下落して週の取引を終えました

前回は3指数ともにエンベロープ中央線に向かって下落推移する展開を予想しました

実際には3指数ともに水曜日までは想定通りの推移に入っていたものの、木曜日のエヌビディアの好決算発表を材料に強い上昇が発生、終わってみれば上昇推移となりました

エヌビディアのこれほどの好決算は予想外だったのですが、相場全体としてはそろそろ上昇も限界に近いという考え自体は変化していません

調整に入るまでにもう少し日柄を要する可能性はあるものの、天井圏に差し掛かっているとした判断は継続したいと思います

これから1週間の主なイベントですが、強弱感が入り混じる上に、発表される内容も前回発表から微妙にずれるものもありますので、強い方向感を予想することが難しいと考えています

数もかなり多いのですが特に注意したいものでは、月曜日の新築住宅販売件数は改善見通しで若干の下落バイアス予想、水曜日のGDP改定値は横ばい見通しで中立予想、木曜日の個人消費支出はマチマチで全体では中立予想、金曜日のISM製造業景況指数は改善見通しで下落バイアス予想です

これら全般的に言えることですが、前回発表から横ばい気味の結果になるという市場予想ですので、どちらに転ぶかわからないといった感じです

イベントとしてはその先の3月4日の週の方が緊張感の高まる1週間となる可能性があり、これから1週間に関しては少し動きにくいかもしれません

企業の業績発表に関してですが、大きな企業の発表も控えてはいますが、前週のエヌビディアほどのインパクトを持った銘柄はないかなといった印象です

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のニューヨークダウの予想は緩やかに上昇、予想値幅は38,700ドルから39,500ドルです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は金曜日の終値から約1%上昇した価格を目処に設定、横ばい気味に緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、水曜日の下落でエンベロープ中央線にタッチした後は強い反発を見せていて、依然として上昇相場が続いている状態です

特段の弱い材料は無く、まだ上昇推移が続くと考えられると判断できると思います

単純移動平均線では水曜日の下落でも25日単純移動平均線を下回らずに反発、木曜日以降は5日単純移動平均線の上での推移を継続していて堅調な状態です

DMIではADXは30台を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

RSIはRSIシグナルの上を横ばい推移、60台半ばと少し過熱感があります

調整に入る場面でも50は下回らず底堅い展開、このまま年初のようにRSIシグナルを中心にRSIが上下する展開に入る可能性もあります

その場合は年初のような緩やかな上昇相場が続くものと考えられます

MACDはMACDシグナルの下を上昇推移、MACDがMACDシグナルをゴールデンクロスする直前まで迫っています

現在は相場の方向感が失われている状態だと判断していますのでMACDからの強いシグナルは出ていないと判断しますが、今後強い推移が現れると上昇トレンド相場と判断を変化させる可能性がある点には注意が必要だと思います

エヌビディアの好決算を材料とした強い買いが入ったものの、その勢いが続く雰囲気でも無さそうです

相場が全体的には天井圏に達していて、調整に入る前の段階になっているという判断自体は継続した方が良いだろうと考えています

一方でニューヨークダウにはテクニカル的には不安材料はなく、調整に入るにはきっかけが必要かもしれません

週内に関してはそのきっかけがあるとは考えられなかったため、緩やかな上昇を継続するのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、横ばい気味に緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は40,000ドルの終値基準での上抜けです

予想値幅上限からさらに1%上昇した価格を目処に設定しています

節目を超えることで利益確定売りが出る可能性はあるものの、週内にここまで上昇してくると相場にはトレンドが発生している可能性が考えられます

この場合はさらに強い上昇を継続する可能性の方が現在のところは高いのではと考えましたので、非常に強い相場展開に入っていく可能性のある推移として、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は38,000ドルの終値基準での下抜けです

2月13日の安値の価格を目処に設定しています

エンベロープ中央線の下抜けを見せた時点で強い反落に警戒したい場面ではありますが、さらに下落を継続して38,000ドルの水準を下抜けてくるとかなり強い調整に入る可能性があると考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のナスダックの予想は緩やかに下落、予想値幅は15,700ポイントから16,200ポイントです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は2021年11月22日の高値の価格を目処に設定、ボリンジャーバンド中央線に向かって緩やかに下落推移する展開を予想します

ナスダック100の予想値幅は17,650ポイントから18,160ポイント、予想値幅上限はナスダックを参考に、下限はエンベロープ中央線の価格を目処に設定しています

チャートのテクニカルでは、水曜日までの下落でエンベロープ中央線の下抜けを見せたものの木曜日の強い反発でボリンジャーバンド中央線の上抜けまで見せ相場の方向感が好転、ただ金曜日は上値が重い展開となってしまっています

エヌビディアの決算への思惑で相場が上下してしまいましたが、全体的には上値が重くなってきたという印象があると考えています

金曜日の推移も強く買いが入り続伸した場合には強気に転換しようと考えていましたが、予想を考えている時点ではダブルトップを形成する形での調整の可能性の方が高いのではと判断しています

ただ推移している水準はエンベロープとボリンジャーバンドの両中央線の上と好調な状態で、はっきりとした調整シグナルが出ているわけではありません

単純移動平均線では水曜日の下落では25日単純移動平均線を下支えに反発、依然として底堅い推移が継続しています

DMIではADXは20代半ばを横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

月曜日以降に続伸する場合には+DIと-DIの乖離幅が広がっていきますので、ADXが再上昇する可能性がある点に注意が必要だと考えています

RSIはRSIシグナルの下を下落推移、RSIがRSIシグナルに頭を抑えられるような展開へと入っています

調整に入る際に見られる形状だと判断しています

MACDはMACDシグナルの下を上昇推移、乖離幅を縮小しています

下落してきたMACDシグナルをMACDが上抜けられなかった状態で、この辺りも弱い展開といった印象を受けます

ナスダックが推移している水準は相場が堅調であると判断できる価格帯だと判断しています

一方でインジケーターには弱いシグナルが見られ、エヌビディアの好決算を材料とした強い買いが木曜日に入ってはいるものの、相場全体としては調整に入る直前に差し掛かっていると判断しました

以上のことからこれから1週間のナスダックは、ボリンジャーバンド中央線に向かって緩やかに下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は16,400ポイントの終値基準での上抜けです

ナスダック100では18,400ポイントの終値基準での上抜けです

どちらも予想値幅上限からさらに1%上昇した価格を目処に設定しています

ここまで強い展開に入り続伸するのであれば、今回弱い展開になると考えたインジケーターに関しても上昇トレンド相場に再度入りなおす可能性が考えられますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は15,450ポイントの終値基準での下抜けです

ナスダック100では17,320ポイントの終値基準での下抜けです

2月21日の安値の価格を目処に設定しています

エンベロープ中央線の下抜けが起こった時点で調整相場入りを意識した方が良いのですが、さらに直近の安値を更新するような下落に入った場合は強めの調整に入る可能性がさらに高まると考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

S&P500の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のS&P500の予想は横ばい、予想値幅は5,015ポイントから5,140ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は金曜日の終値から1%上昇した価格を目処に設定、方向感なく横ばい推移する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、水曜日までの下落でエンベロープ中央線への接触を見せたものの反発、直近高値の更新も見せており堅調な状態です

依然として強い展開が続いていると判断していいと思います

単純移動平均線では25日単純移動平均線への接触前に反発、木曜日以降は5日単純移動平均線の上での推移に終始していて堅調な状態です

DMIではADXは20代後半を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

+DIと-DIの乖離幅が開き始めていますので、続伸した場合にはADXが勢いよく再上昇する可能性がある点には注意が必要だと考えています

RSIはRSIシグナルの上を横ばい推移、RSIシグナルを上回った推移に戻ったことはポジティブではありますが、若干過熱感が感じられる水準です

70上抜けまでは上昇を継続する可能性があるものの、ここからの調整に気を付けたいところです

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、MACDがMACDシグナルをゴールデンクロスしました

材料としてはポジティブですが、月曜日以降に堅調な推移を見せてこないとトレンド相場には入らない可能性がありますので、まだシグナルの信頼度としてはそこまで高くないと判断しました

推移している価格帯やインジケーターには、特段の不安材料はありません

ただナスダックが予想通り調整に入るのであればSP500にも下落バイアスはかかるはずです

一方でニューヨークダウには底堅さが感じられまだ調整に入るとは考えにくく、SP500は横ばい気味の推移になるのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のS&P500は、方向感なく横ばい推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は5,200ポイントの終値基準での上抜けです

予想値幅上限の1%上の価格を目処に設定しています

堅調な推移が続く場合、SP500は再度上昇トレンド相場に入る可能性が出てきます

またエンベロープ上限からも乖離幅がまだある状態ですので、ここからさらに続伸する可能性が考えられましたので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は4,920ポイントの終値基準での下抜けです

2月13日の安値の価格を目処に設定しています

SP500はエンベロープ中央線を比較的強固な下値支持としているため、この水準を下抜けた時点で調整に入ると判断していいと考えています

週内に直近安値を下抜けた場合には、さらに強い調整相場へと転じている可能性が考えられますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

3指数ともに上昇力が弱まっている印象はあるものの、ニューヨークダウの推移は明らかに堅調でまだ上昇が続くと考えるべきだと思います

一方でナスダックに関してはさすがに上値が重たくなってきた印象で、ここからダブルトップを付ける形での調整に入るのではと判断しました

SP500は両指数のバランスから考えて若干弱めの横ばい推移かなと考えていますが、インジケーターや推移している価格帯には特段の弱い材料はありません

強い材料が見受けられるものの、これはエヌビディアの10%以上の上昇があったからという側面もあり、相場全体としては調整に入ろうとしている流れ自体には変化がないのではと今のところ考えています

週内に予想外の注意ポイントに入るような強い上昇が発生した場合には、直近での相場の調整は起こらない可能性が高いと判断を変更しなければならないかもしれませんが、そうでなければ近いうちに調整に入るという考え自体は継続していいのではと考えています

翌週に大きなイベントを控えていることもありこれから1週間に関しては方向感が判断しにくい相場展開が続くかと思いますが、企業決算が一巡したことでここからはFRBの金融政策に争点が移っていく可能性が高いと思いますので、経済指標の発表内容からのバイアスにはこれまで以上に注意が必要だと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間アメリカ株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

コメント

タイトルとURLをコピーしました