こんにちはしーさんです
日経平均の予想を毎週土曜日に配信している週間日経平均予想です
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日々の相場の振り返りは月曜日から木曜日まで、夜にライブ配信を行っておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです
日経平均の予想と注意ポイント
チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
これから1週間の日経平均の予想はいったん上昇し横ばい、予想値幅は32,900円から34,000円です
予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限はオプション取引でのCALLで出来高が集中していた価格を目処に設定、一旦上昇しますが横ばい推移へと切り替わる展開を予想します
ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は前週末のアメリカ株安の流れを受けて利益確定の売りが出ますが、押し目買いが入り下げ幅縮小する形で下落、火曜日は前日の米ハイテク株下落の流れを引き継ぎグロース株の一角が売られますが、押し目買いが入り下げ幅縮小する形で下落、水曜日は前日のアメリカ市場の上昇と為替の円安推移を追い風に、これまで続落していたこともあり押し目買いが入り大幅上昇、木曜日は前日のアメリカ市場で決算を発表したマイクロン・テクノロジーが堅調推移した流れを受け半導体関連株が堅調推移、ただ買い一巡後は利益確定売りに押され上げ幅縮小して小幅上昇、金曜日は機関投資家のリバランスに絡んだ売りによる需要悪化が意識され下落して始まりますが、日本株の先高観やアジア市場の堅調な推移を材料に押し目買いが入り下げ幅を縮小し小幅下落で週の取引を終えました
前回予想では自律反発後に再下落、値動きとしては月曜日に下値を試したのちに自律反発、週後半にかけて再反落をする展開としていました
実際の値動きは火曜日まで下値模索しそこから反発、金曜日に再下落に入ったものの終値は木曜日とほぼ変わらずの横ばい気味の推移といっていいと思います
考えていたよりも若干強い値動きといった印象で、ここから本格的に反落に入るのか判断が少し難しい環境だと考えています
これから1週間の主なイベントですが、月曜日に発表される日銀短観は全体的に堅調な見通しで上昇バイアスになるのではと考えています
それ以降の内容に関しては今のところ市場予想が出ていませんので何とも言えませんが、そこまで大きく相場にバイアスをかける内容は無いのではと考えています
気を付けたいのは7月7日と10日に予定されているパッシブ型ETFのリバランスです
配当金を捻出するための換金売りが出る見通しのですので、下落バイアスになる可能性がある点には注意が必要だと考えています
また7月7日から14日の間は5月決算企業の本決算が出ますのでご注意ください
アメリカ市場の週内のイベントですが、月曜日のISM製造業景況指数は改善見通しで上昇バイアス、ただ火曜日が休場であることから引けにかけて下押される可能性がある点には注意が必要だと思います
水曜日のFOMC議事要旨は金融引き締め長期化懸念で下落バイアスに、同日発表の製造業新規受注も鈍化見通しでこちらも下落バイアスです
木曜日のADP雇用統計は市場予想から上下にぶれやすいため結果次第のところはありますが、市場予想通り悪化する様であれば下落バイアスになるのではと予想しています
ただ同日発表のISM非製造業景況指数は改善見通しで、こちらは上昇バイアスです
週末の雇用統計では非農業部門雇用者数変化は悪化見通しも失業率は改善見通しで、上昇バイアスになるのではと考えています
前週では好調な経済指標の内容に対して株式市場はポジティブな反応をしていた印象がありますので、これから1週間に関してもその傾向が続くと考えて予想しています
ただ極端に強い経済指標の内容が発表された場合、これは特にADP雇用統計などに見られる傾向ですが、市場予想より極端に強く行き過ぎた形で好調な結果が出た場合には、むしろFRBの利上げ継続懸念から下落バイアスへと変化してしまう可能性がある点にも注意が必要かなと考えています
オプションの動向に関してですが、アービトラージのABNアムロはニュートラル、週全体としては買いが強かったのですが、木曜日に下目線に一旦切り返していて、金曜日もそこまで買いが戻っていない状態です
CALL33,500円から上での売りが強めで、PUT32,500円での売りが多くなっています
7月限は7月第2週までですので、これから2週間の間はこの間での推移を想定している可能性があります
ソシエテ・ジェネラルは上目線、CALLでは33,125円から買いが優勢もそこまで極端な印象ではない状態、PUTでは32,500円から下に売りが連続して入っています
こちらも32,500円から下には下落しにくいという判断の可能性はありそうです
BNPパリバは上目線、CALL33,000円から上での買いが多く、PUTは32,500円で買い優勢も33,000円から下は売り優勢な印象です
下がっても33,000円までといった印象です
グローバルマクロのJPモルガンは下目線、CALLでは33,000円と33,125円での売りが強く、さらにPUT32,250円での買いが強い印象です
PUT31,750円まで行くと売りに転じているものの、かなり下目線である印象です
オプション全体の取引では、月曜日こそPUT優勢でしたがそれ以降はCALL優勢で上目線、週を通して全体的にCALLの出来高が多かった模様です
CALL34,000円での取引が全体的に活発で、上昇時に天井になるのか、それともここから加速するのか、どちらにしてもこの価格が節目になる可能性がありそうです
225mini先物では、ABNアムロは下目線、週を通してみるとどの限月も売り建玉が優勢でした
ソシエテ・ジェネラルは上目線、8月限には大きな方向感は無かったものの、7月限と9月限の買い優勢が目立ちました
少し気になるのは木曜日にいったん強く買い向かった後に金曜日に売り向かった点です
他の証券会社に関しても全体的に金曜日は売り優勢な状態で、この辺りが少し気になります
BNPパリバは下目線、7月限はニュートラルも取引の多くが9月限に偏っていてこちらは下目線でした
直前の限月より取引が活発な9月限にシフトしている可能性が考えられると思いますので、下目線と判断しました
JPモルガンは下目線、こちらも判断が少し難しいところです
9月限に関しては週前半に強めに買い向かっていましたが総合的に見ると売りが強い傾向がありますので下目線と判断しました
オプションの動向と合わせるとABNアムロは下目線、ソシエテ・ジェネラルは上目線、BNPパリバはニュートラル、JPモルガンは下目線だと判断しています
下値目処が32,250円周辺、上値目処が33,500円から34,000円あたりといった印象です
金曜日のアットザマネー33,250円から見ると、上昇方向の値幅の方が狭い状況で、少し下目線な印象です
ただ各証券会社の強弱が入り混じっている状態で、強い方向感が出ている状況ではないと考えています
海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディ・スイスは225ラージが売り優勢で下目線、モルガンはどちらも売り優勢で下目線、グローバルマクロのゴールドマンはTOPIXの売りが強く下目線、シティは225ラージが買い優勢ですが週末に売り向かっている状態が両先物に見られ若干上目線、JPモルガンはどちらも買い向かっていて上目線と判断しています
海外系証券会社の動向をまとめると、CTAのクレディ・スイスとモルガンは下目線、アービトラージのABNアムロは下目線、ソシエテ・ジェネラルは上目線、BNPパリバはニュートラル、グローバルマクロのゴールドマンは下目線、シティは若干上目線、JPモルガンはニュートラルと判断しています
CTAの2社が下目線に揃っているのは少し気になるところです
ただそこまで大きな方向感があるわけではなく、アービトラージやグローバルマクロの各社もマチマチですので、強い方向感が出るような相場観ではないだろうと考えています
裁定取引の残高は、買い残の上昇傾向が続いています
グラフで表示されている23日までの値動きから、週内水曜日の28日までの取引データが出ていますが、その中でも水曜日の買い残の増加は大きく、いまだに買い姿勢が強く続いています
ただ買い残と売り残の乖離幅があまりにも大きいため、調整に入る際には大きな下落が発生する確率が上がっているとは思います
今のところ急落するような兆候があるわけではありませんが、この点は考慮してトレードに臨んだ方が良いだろうと考えています
チャートのテクニカルでは、月曜日にエンベロープ中央線を試し火曜日に下抜けしましたが、大きく下抜けたわけではなく下値支持としてエンベロープ中央線が機能している状態だと考えています
反発後の水曜にはいったんボリンジャーバンド中央線に頭を抑えられるも木曜日は上抜け、ここで日足が塔婆の形となり反落したものの、再度エンベロープ中央線を下支えにした状態で、終値はボリンジャーバンド中央線を上回っている状態です
相場の流れとしては調整に入ると考えていいと思いますが、一方でここから本格的に下落するのかどうかの判断はこのチャート形状からでは難しいと考えています
金曜日の推移で、再度エンベロープ中央線の下抜けを強めに見せてきた場合であれば、そのまま下落方向へと舵を切ると考えていいと思うのですが、金曜日の終値では確信が持てません
金曜日の下落時の推移に関しても5日単純移動平均線を下支えにするように下髭が下げ止まっていますし、決して弱い値動きではないといった印象です
インジケーターではADXは43台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています
RSIは62台を横ばい気味に推移、RSIシグナルに頭を抑えられるような推移をしています
ここから強い上昇が出てこなければ、RSIはRSIシグナルに頭を押さえられ反落、50周辺までは下落するものと考えられると思います
50を下抜けるような強い下落が発生した場合は、一旦自律反発が入ったのちに再度下落が発生する可能性が高いと考えられますので、この点にも注意したいと思っています
MACDはMACDシグナルの下を下落推移、乖離幅は縮小傾向でオシレーターは緩やかに減少をしています
調整方向に入っていることは確かだと思いますが、今のところ相場の転換点を示すようなシグナルは出ていないものと判断しています
週前半の推移でエンベロープ中央線を下支えにしていることから、堅調な上昇推移が続く可能性は残されていると思います
一方でいったんボリンジャーバンド中央線を強く下抜けたことで、これまでのような強い上昇推移が継続する可能性は低下しているものと考えています
ここから急落を起こすようなシグナルは無い状態ですので、一気に大崩れするような兆候はありませんが、少なくとも方向感のつかみにくい相場展開になるのではといった感じです
金曜日の夜にアメリカ市場の上昇があったことから、月曜日の日経平均は33,400円あたりまで上昇して始まる予定ですが、そこからは上昇しても34,000円が良いところではといった感じで考えています
以上のことからこれから1週間の日経平均は、一旦上昇しますが横ばい推移へと切り替わる展開を予想します
ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです
上昇方向は34,000円の上抜けです
月曜日に想定される上昇をこなした後に続伸、34,000円を上抜ける推移を見せてきた場合には、直近高値とのダブルトップ形成も否定されるかと思います
またその際にはアメリカ市場もはっきりと直近高値の上抜けを見せて、強い上昇相場へと入っているかと思いますので、その流れに引っ張られる形で日経平均も上昇しているものと考えられます
恐らくですが日経平均単独での上昇ではないはずです
この推移が発生した場合の次の上値目処は35,000円ですが、アメリカ市場が非常に強い上昇相場へと入っている場合には日経平均もさらに上値を伸ばす可能性もありますので、一旦かなり強い上昇方向への推移の発生を考慮した方が良いと思います
下落方向は32,900円の下抜けです
エンベロープ中央線の下抜けになりますが、このタイミングで下抜けを見せてくる場合には強めの調整に入る可能性が高いと思います
金曜日までの値動きであればその可能性も十分にありましたが、時間外の日経平均先物の推移を考えると、一気に弱い展開へと入るのかは疑問が残るところです
ただ相場が下落方向へ切り返すときは速度が速いですので、一応気を付けてみておいた方が良いと思います
あとがき
私は日経平均のインバースを買っています
取得単価は金曜日の終値と同じ770円で、投資用の資金の約半分を投じています
そんな私は土曜日の朝5時に起きてアメリカ市場の値動きをチェックした際に、1分もしない間に全力疾走したような汗をかきました
あまりに強いアメリカ市場の上昇に、これはやらかしたと本当に思いました
そんな私の今日のアメリカ市場の予想は横ばい、これ以上はあまり強く上昇しないというものとなりました
果たしてこれがポジショントークなのか、それとも冷静な判断のもとで行えた予想なのか、今でもわかりません
日経平均の予想にも少なからず、自分のポジションによるバイアスがかかっている可能性が大いにあります
是非今回の動画をご覧いただいておかしいなと思ったりご意見があったりしましたら、コメント欄にご意見などをいただけると幸いです
なお普段からコメントはお待ちしておりますのでお気軽にご利用ください
それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間日経平均予想は以上です
【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】 ・単純移動平均線 5・25・75・200日 ・一目均衡表 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26 ・ボリンジャーバンド 期間9・乗数(1)2(2)1 ・エンベロープ 期間20・乗数5 ・MACD 期間12・長期26・シグナル9 ・DMI DI14・ADX14・ADXR14 ・RSI 期間14・シグナル9
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