【日経平均・TOPIX】4万円突破も行き過ぎからの反落に要注意【週間日本株予想 2024/3/4~】

日経平均・TOPIXの週間予想

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【日経平均・TOPIX】4万円突破も行き過ぎからの反落に要注意【週間日本株予想 2024/3/4~】
弱いところが見当たらない日経平均は4万円を突破、さらに上昇する可能性も考えられます。ここから先はアメリカ市場の強さがどの程度かにもよるかとは思いますが、ハイテク株への買いが続けば上値追いもあり得ます。ただ注意も必要です。短期的にはあまりにも...

1週間の振り返りと今週の予定からスタート

日経平均とTOPIXの1週間の値動き

ここ1週間の値動きですが、月曜日は前週末までのアメリカ市場の上昇を受け買いが続き半導体関連株には利益確定売りが出るも上昇、火曜日は前日の米ハイテク株高を受けて半導体関連銘柄に買いが入るものの利益確定売りも出て小幅上昇、水曜日は半導体関連では買われる銘柄もあったものの主力の値嵩株中心に利益確定売りが優勢となり小幅下落、木曜日は前日のアメリカ株安を受け売り先行も大型株に買いが入り日経平均は小幅下落しTOPIXは小幅上昇、金曜日は前日にナスダックが過去最高値を更新したことを受け日本市場にも買いが入り上昇して週の取引を終えました

前回は日経平均とTOPIXともに横ばい推移、ボリンジャーバンド中央線付近までの調整を予想しました

実際には木曜日まではおおむね予想内の推移を続けていましたが、金曜日は前日のアメリカ市場の堅調推移を受けて非常に強い上昇を見せました

テクニカル的にまだまだ強い展開が続く可能性がありそうです

日本での今週の主なイベント

これから1週間の主なイベントですが、特に注意したいのは火曜日の東京都区部消費者物価指数の動向です

依然として高い物価上昇率が発表される見通しで、こちらは下落バイアス予想となっています

3月18日から19日に日銀金融政策決定会合後が開かれますが、ここでの利上げ観測が強まる可能性があるのではと警戒し敬秋しています

金曜日の貿易収支ですがこちらは市場予想がマイナスとなっていて為替の面で円安バイアスがかかる可能性があり、株式市場には上昇バイアスになるのではと予想しています

また週末の金曜日はメジャーSQとなります

水曜日あたりからこれまでの相場展開からは乖離した大きなボラティリティを伴った値動きが発生する可能性がありますのでご注意ください

日本での企業業績の発表スケジュール

日本での企業の業績発表ですが、積水ハウスやクミアイ化学工業の発表はあるものの全体的に小粒の銘柄が多い印象ですので、相場にそこまで大きなバイアスはかけないのではと考えています

アメリカでの今週の主なイベント

アメリカ市場の週内のイベントですが、FRB絡みのものが多くボラティリティの上昇に注意が必要だと考えています

発表される内容が前回より鈍化見通しで上昇バイアスになりそうなのは火曜日の製造業新規受注とISM非製造業景況指数、そして週末金曜日の雇用統計です

水曜日のADP雇用統計に関しては強い内容が出てくる市場予想となっていますので下落バイアス予想です

出てくる内容が予想されていないもので注意したいのは水曜日の雇用動態調査、木曜日の前週分新規失業保険申請件数です

また水曜日と木曜日のパウエルFRB議長の発言と水曜日の米地区連銀経済報告は引き締め長期化観測につながらないかに注意が必要だと考えています

雇用関連の内容が市場予想から強含まないかに警戒感は必要ですが、市場予想通りであればネガティブな材料はないといった印象です

アメリカでの主な企業業績の発表スケジュール

アメリカでの企業の業績発表ですが、依然としてターゲット、ブロードコム、オラクル、コストコなど比較的大きな企業の発表が控えています

個人的にはターゲットやコストコのような小売りの動向が気になっています

景気敏感株や消費関連株の動きが悪い印象ですので、業績発表が相場の下押し材料にならないかには警戒が必要だと考えています

日経平均の予想と注意ポイント

日経平均の予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間の日経平均の予想は上昇、予想値幅は39,000円から41,000円です

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は金曜日の終値から3%弱上昇した価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

日経平均の投資主体別売買動向

投資主体別売買動向ですが、海外と個人のどちらも22日までの取引では売り越しに変化しています

直近の1週間は底堅い値動きを継続していたとはいえ一旦利益確定が行われている可能性が高そうです

ただ売りの勢いはまだ弱い状態だと考えています

日経平均の15日騰落レシオ

15日騰落レシオですが、106とそこまで過熱感は高くありません

6日と10日の短期では120を超えて少し過熱感が高まり始めている点には注意が必要ですが、15日に絞って考えると特に強い下落シグナルは無さそうです

日経平均の指数ベースPER

日経平均の指数ベースPERですが、23.6倍を上回ってきています

直近の4年間で考えても明らかに過熱感が高い状態で、上昇しすぎている状態だと判断しています

日経平均の空売り比率

空売り比率ですが、週内に40を上回る場面はあったものの、金曜日の強烈な上昇で再度空売りの買い戻しが発生、36.8と非常に低水準で週を終えています

ただチャンスがあれば売ってみようという向きも見られるため、相場の雰囲気は2月中旬からは若干変化し始めている可能性がありそうです

日経平均の裁定取引残高

裁定取引の残高は、売り残の買い戻しが入る一方で、買い残も上昇に転じています

依然として買い意欲が強い状態だと判断しています

チャートのテクニカルでは、木曜日までの調整はボリンジャーバンドへ向かったもののそこから強く反発、ボリンジャーバンド中央線の下抜けを見せていないため依然として堅調な推移を続けている状態です

エンベロープ上限を再度上抜けているため、短期的な過熱感が感じられる点には注意が必要だと考えています

日経平均の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では5日単純移動平均線を下支えにして上昇推移する展開が継続、底堅い展開が続いています

DMIではADXは40台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

日経平均のMACDとRSI

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅の拡大ペースは落ちたものの依然として上昇トレンドを継続しています

MACDがMACDシグナルをデッドクロスするまでは上昇相場が続いているという判断をするべきだと考えています

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、80台と非常に過熱感はあるものの、現在はトレンド相場だと判断していますので、シグナルの信頼度は低下していると考えています

上昇している材料がハイテク株への買いだという点を考えると、週内のアメリカ市場の推移予想を考えるとまだ上昇余地がありそうです

一方で短期的な過熱感が高まっていることも確かで一旦の利益確定売りによる下押しでボリンジャーバンド中央線までの調整には注意したい場面ではあります

ただ反落のシグナル自体が無いため上昇予想とし、上値余地はナスダックより若干弱めに設定したいと思います

以上のことからこれから1週間の日経平均は、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は41,000円の終値基準での上抜けです

予想値幅上限と同じ価格を目処に設定しています

この価格は時間外CFDの終値から考えると2%の上昇幅とそこまで高くありません

そのため堅調な推移が続くとすぐに上抜けてくる可能性があります

一方でエンベロープ上限の上抜けを金曜日に見せているところからの上昇ですので、あまりにも過熱感が高まります

上昇率よりもここまでの過熱感がさすがに高すぎる面を今回は重視して、ここからは強い反落の可能性が高まると考え、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は37,900円の下抜けです

エンベロープ中央線の価格を目処に設定しています

非常に乖離幅が大きくここまで下落してくるとは考えにくいのですが、相場の大きな上昇方向への流れが転換するとすれば、エンベロープ中央線の下抜けが強いシグナルになると考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

TOPIXの予想と注意ポイント

TOPIXの予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のTOPIXの予想は上昇、予想値幅は2,660ポイントから2,780ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は金曜日の終値から3%弱上昇した価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、木曜日までにボリンジャーバンド中央線への接触を試すところまで調整に入りましたがそこから強い反発を見せ、ボリンジャーバンド2σへの接触まで上値を伸ばしました

エンベロープ上限まではまだ値幅があり、もう少し上昇余地がある状態だと考えています

TOPIXの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では5日単純移動平均線が下支えとなる推移が継続していて非常に底堅い展開です

5日単純移動平均線の角度も上昇をしている状態で弱いところがありません

DMIではADXは40台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

TOPIXのMACDとRSI

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅を再拡大しています

直近の乖離幅の推移は横ばい気味となっていて、緩やかな上昇推移に変化している印象です

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、70台後半と過熱感はあるものの、現在はトレンド相場だと判断していますのでシグナルの信頼度は低下している状態だと考えています

ボリンジャーバンド中央線を下支えとした上昇推移が継続していて、今のところTOPIXにも弱いところがありません

エンベロープ上限に接触すると反落する傾向があるため予想値幅上限まで達すると反落の可能性が高まるものの、上昇余地はまだあるとも考えられます

そのためまだ上昇推移が継続すると考えていいのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のTOPIXは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は2,780ポイントの終値基準での上抜けです

予想値幅上限と同じ価格を目処に設定しています

予想値幅上限でもすでに過熱感があると考えられるものの、さらにそこを終値基準で上回ってくると高確率で強い反落が発生すると考えていますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は2,610ポイントの下抜けです

エンベロープ中央線の価格を目処に設定しています

相場が下落方向への調整に入るのであれば、エンベロープ中央線の下抜けはある程度はっきりとしたシグナルになると考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

今後の株式市場の動向も相変わらずアメリカでの経済指標の発表に振り回されてしまいそうです

3月18日から19日に予定されている日銀金融政策決定会合では政策金利の変更が行われるかもしれないと警戒していましたが、その可能性はG20での植田日銀総裁の発言から否定されたものと考えています

早くても4月に行われるかどうかでしょう

その後19日と20日に開催されるFOMCでのFRBの動向がどうなるのかは、週内に予定されているパウエルFRB議長の発言内容から、ある程度うかがい知ることができるかもしれません

ここで変なサプライズが無ければ、相場はまだまだ上昇できるかもしれません

ただ天井圏が近い印象は海外勢の買い手控えや短期的な過熱感に現れていて、そろそろ強く調整するような推移が高確率で起こるだろうとは考えています

トレーダーとなってからここまで強い相場展開が出てきたことは初めてではと思えるほどの年初からの強い上昇は、もしかしたらまだまだ続くのかもしれません

それでも私は年初の誓いを守りながら、強い調整の反落が起こって底値付近だと思うまでは買わない、そして空売りは絶対にしない、今年は修行だと思ってこの姿勢を貫きたいと思います

ただ私の忍耐力が切れて買いに入ったところが、相場の本当の天井になるのかもしれませ

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間日本株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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