ダウ・ナスダック・SP500の週間予想

非常に底堅い推移を見せるナスダックとSP500は、直近高値を更新し再度上昇推移へと入りました。 これまでの相場の方向感が失われていた状態から上昇トレンドへと転換、SP500に関しては多少不安な材料はあるものの、強い推移へと入っています。 この流れにニューヨークダウも乗っていけるのか、それともこれが夏相場の最後の上昇なのか、それは今のところ分かりません。 ただナスダックとSP500が堅調な推移を継続していることだけは確かだと思います。

発表された雇用関連の経済指標の影響でニューヨークダウは予想以上に調整に入り始めています。 一方でナスダックとSP500はいまだに堅調で、高値圏での推移で粘っています。 世界的な株価の推移を考えると強い調整相場に入ってもおかしくないタイミングではあるのですが、それでもアメリカ市場は強いです。 この強さがどこまで続くのかはわかりませんが、売り仕掛けするには危ない気もします。

金曜日の窓開けをした上昇は非常に強い推移で、ここから上昇相場が現れる可能性を示唆するものかもしれません。 ただ金曜日の上昇がそこから続かなければ、あくまで調整前の反発とも考えられます。 本当に調整前の反発なのか、それとも予想とは異なりここから上昇していく直前の強い推移なのか、どちらなのかはわかりません。 それでも前回予想で考えていた調整時の反発から考えると、ぎりぎり許容範囲内の可能性があるので、相場の方向感としては上昇ではなく調整する展開を予想したいと思います。 ただSP500に関しては本当にそれでいいのか不安も残ります。

先週金曜日から流れが変わったアメリカ市場は、ここから調整に入ると思われる値動きへと入っていると思います。 本格的な調整となるのか、それとも浅い調整で終わるのか、今のところその判断はできていません。 ですが1つだけ私が気を付けたいと思っていることがあります。 それが自律反発を見て相場が再上昇すると判断、その後の反落にきれいに巻き込まれるパターンです。 そしてそのようなトレードを思わずしてしまうのが、ここまでのような強い上昇をした後の押し目とも思われるこのタイミングだろうと思います。 実際にそのようなことが起こるのかはわかりませんが、一応気を付けていただければ幸いです。

アメリカ市場の流れが変化するかもしれません。 今のところ反落するシグナルは無く、月曜日が休場であることを考えれば、金曜日の値動きは非常に底堅いものだったのかもしれません。 一方で5日単純移動平均線の下抜けを見せそうなところまで反落、もしかしたらここまでの強い上昇から一息つくかもしれません。 今のところシグナルは出ていないことから上昇推移を継続と予想しますが、週内に5日単純移動平均線を下抜けないか、下抜けた場合はボリンジャーバンド中央線の下抜けをさらに見せてこないか、この辺りを注目しています。 予想は上昇推移継続ですが、警戒しているのは3指数とも下落推移です。