【日経平均・TOPIX】日経平均とTOPIXのどちらも強い展開、懸念材料はアメリカ市場の調整見通し【週間日本株予想 2024/7/1~】

日経平均・TOPIXの週間予想

こんにちはしーさんです
日経平均とTOPIXの予想を毎週土曜日に配信している週間日本株予想です
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また投資の結果はあくまで自己責任となりますのでご了承ください
日々の相場の振り返り動画の公開や月曜日から木曜日までは夜8時ごろからライブ配信も行っておりますのでそちらもよろしくお願いいたします

またホームページでの予想内容の公開は今回が最後となり、数日中にホームページは閉鎖する予定となっております
今後もYoutubeでの予想は続けていく予定ですので、そちらをご覧いただければ幸いです
これまでご覧いただき誠にありがとうございました

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1週間の振り返りと今週の予定

日本市場のここ1週間の値動き

ここ1週間の値動きですが、月曜日は為替の円安推移を受けて自動車など輸出関連株に買いが入り上昇、火曜日はアメリカ市場で出遅れ感のあった景気敏感株やディフェンシブ株が買われた流れを引き継ぎ金融株やバリュー株中心に幅広い銘柄に買いが入り上昇、水曜日はバリュー株の一角には利益確定売りが出るものの前日の米ハイテク株高を受け半導体関連銘柄が買われ上昇、木曜日は米マイクロンテクノロジーが決算発表を受け時間外取引で下落し半導体関連株に売りが波及、ここまでの株価上昇に対する短期的な過熱感や日銀の政策修正観測による日本の長期金利上昇も重荷となり下落、金曜日は期末に伴う機関投資家などからの持ち高調整の売りはあったものの為替の円安推移や国内長期金利の上昇圧力を受けた割安株物色も活発で上昇して週の取引を終えました

前回はエンベロープ中央線付近やその下付近を横ばい推移する展開を予想しました
実際には日経平均とTOPIXのどちらもこれまでの横ばいのレンジ相場上限を上抜ける推移を見せ、TOPIXに関してはさらに強く年内最高値の更新をできるかどうかという状態に変化してきています
これまで手控えられていた海外勢の買いが戻ってきている可能性がありますので、今までよりも上昇方向への推移が強く出る可能性を考慮して予想を行っていきたいと思います

日本市場の主なイベント

これから1週間の主なイベントですが日銀短観が発表されますが、市場予想通りの内容であればバイアスはニュートラルになる予想です
金曜日に発表される消費支出に関しては鈍化見通しで、こちらは下落バイアス予想です

日本市場の主な企業業績の発表

日本での企業の業績発表ですが金曜日の引け後の安川電機は日経平均への影響が出る可能性はありますが、週内に限れば指数に大きなバイアスを与えそうな発表は無さそうです

アメリカ市場の主なイベント

アメリカ市場の週内のイベントですが水曜日が短縮取引、木曜日が休場となる点にご注意ください
7月第1週となることからかなり重要な経済指標が連続して発表されますが、そのタイミングも微妙にずれています
月曜日にはPMIの改定値とISM製造業景況指数が発表され特にISM製造業景況指数は前回より改善見通しで若干上昇バイアス予想、火曜日のパウエルFRB議長の発言はタカ派気味になる可能性があると考え若干下落バイアス予想、同日発表されるJOLTSは市場予想が出ていませんでしたが結果には要警戒だと思います
翌水曜日は短縮取引となりますが、ADP雇用統計は強い見通しで若干下落バイアス予想、その後発表されるISM非製造業景況指数は前回より鈍化見通しで上昇バイアス予想です
また通常であれば木曜日に発表される前週分新規失業保険申請件数がここで発表される点にもご注意ください
金曜日の雇用統計では非農業部門雇用者数変化と平均時給が前回発表より鈍化する見通しで上昇バイアス予想です
要人発言によって下落バイアスがかかるものの、経済指標の内容は上昇バイアスになるものが多そうな予想です

アメリカ市場の主な企業業績の発表

アメリカでの企業の業績発表に関してですが指数に大きな影響を与えそうなものは無さそうです

日経平均の予想

これから1週間の日経平均は5日単純移動平均線を下支えにした上昇推移を継続する展開を予想します

日経平均の投資主体別売買動向

投資主体別売買動向ですが6月21日までは依然として海外勢は売り越していますが、その勢いは反転しそうな雰囲気になっています
週内に関しては強い推移が見られましたので、恐らく海外勢も買い越しに転じているものと考えていますので、次の木曜日にその予想通りの推移となっていれば今後も強い推移が継続する可能性がありそうです

日経平均の15日騰落レシオ

15日騰落レシオですが123まで上昇し過熱感が出始めています
そろそろ上昇の勢いが弱くなり若干調整気味の推移が出る可能性がある点に注意が必要だと思います

日経平均の指数ベースPER

日経平均の指数ベースPERですが22台と多少高くなってきてはいるものの日経平均が1月初旬に上昇した1段目の踊り場あたりの水準感となっています
割高感は特になく上昇余力はある状態だと判断しています

日経平均の空売り比率

空売り比率ですが金曜日の推移で37まで低下しています
木曜日に一旦売りが出た模様ですが、この時は大きな下落とはならず直近に関しては買い方が有利な模様です

日経平均の裁定取引の残高

裁定取引の残高は6月21日までは買い残も売り残も増加していました
ただ週内に関しては26日までのデータでは買い残の上昇が顕著でした
今後も買い残の上昇と相場の上昇が続く可能性が出てきているのではと考えています

チャートのテクニカルでは月曜日からの上昇でこれまでの横方向レンジ相場の高値目処の39,450円を上抜け、木曜日にはいったん下押されたものの金曜日もその水準での推移を続けています
ボリンジャーバンド中央線からも乖離幅を保った状態での強い推移となっていますし、一目均衡表の遅行線の日足上抜けなどもあり相場が好転しているシグナルが出ているものと考えています
この展開に入ると相場の雰囲気が一変するような材料が無い限り、ボリンジャーバンドやエンベロープの中央線を下支えにするような上昇相場が出てきてもおかしくないものと考えています

日経平均の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では水曜日以降は全ての単純移動平均線の上での推移へと切り替わり、金曜日までの推移では5日単純移動平均線の上での推移を継続する堅調な展開となっています
相場が悪化しそうな兆候が無く、これまでのもみ合い相場から抜け出したといった印象です

DMIではADXは11台を上昇推移、現在はレンジ相場だと判断しています
ただ+DIと-DIの乖離が一気に進んでいますので、短い日柄でトレンド相場に変化する可能性がある点には注意が必要だと考えています

日経平均のRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、60台と若干過熱感はあります
50を下回る水準から一気に60を上抜け、1営業日の反落だけで再上昇へと入っています
レンジ気味の相場であればRSIシグナルへの接近を試みるような調整に入るところですが、それほど深い調整にはなっていません
このタイプの展開になると強い勢いでの上昇が続く可能性があり注意が必要だと考えています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅の拡大を続けています
現在はレンジ相場だと判断していますので特段のシグナルは出していないと判断してはいますが、今後ADXが上昇を継続すれば近いうちにトレンド相場に切り替わるものと考えていますので、その際にはMACDがMACDシグナルをデッドクロスするまでは上昇方向への推移を見せやすい底堅い展開が始まるのではと考えています

海外勢の買いが戻り始めているのは好材料で、その買いが続くようであればまだ上昇推移は続く可能性はあると考えています
これまで5月に入ってから横ばい方向のレンジ気味の相場展開が続いていたところから水曜日の上昇で上抜けたのも好材料です
短期的な過熱感からボリンジャーバンド中央線や5日単純移動平均線までの調整を見せる可能性はあるものの、調整後には上昇推移に戻れる環境に変化してきているのではと考えています

日経平均の予想値幅

予想値幅下限は調整が起こったとしても下値支持として機能すると考えているボリンジャーバンド中央線の価格39,000円を、上限は5日単純移動平均線を下支えとした強い上昇が続いたとしてもここまでだろうと予想している3月7日高値40,500円を目処としたいと思います

日経平均の予想外の注意ポイント

予想外の注意ポイントの下限は再度割り込むと横方向レンジ相場に戻りかねないエンベロープ中央線の価格38,850円の下抜けを、上限は年初来高値の更新を行いさらに強い上昇が続く可能性の出てくる3月22日高値41,100円の上抜けを目処にしたいと思います

TOPIXの予想

これから1週間のTOPIXの予想は5日単純移動平均線を下支えにした上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは月曜日から始まった上昇の勢いは木曜日こそ小休止したものの金曜日には3月22日高値を更新する推移を見せていて、非常に強い上昇相場へと入っています
このタイミングで下押されると3月22日とのダブルトップという形にもなりかねずその点は懸念材料ではありますが、ここまでの強い上昇推移への切り替わり方を考えると、ここで上昇が止まるとは考えにくく、このまま強い上昇推移は続くのではと考えています

TOPIXの単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では、日足は5日単純移動平均線の上での推移を継続、調整に入る兆候がありません
非常に強い上昇相場が現れる際に起こる推移で、このままどこまで上昇が続くのかがわからないような状態です
相場が調整に入りそうな兆候もなく、今のところ今年に入ってからの大きな上昇相場も崩れていないものと判断しています

DMIではADXは11台を上昇推移、現在はレンジ相場だと判断しています
日経平均と同様にTOPIXでも+DIと-DIの乖離が一気に進んでいますので、短い日柄でトレンド相場に変化する可能性がある点には注意が必要だと考えています

TOPIXのRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、60台と若干過熱感はあります
50を下回る水準から一気に60を上抜け、1営業日の反落だけで再上昇へと入っています
この辺りも日経平均と酷似しています
レンジ気味の相場であればRSIシグナルへの接近を試みるような調整に入るところですがそれほど深い調整にはなっておらず、強い勢いでの上昇が続く可能性があり注意が必要だと考えています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅の拡大を続けています
現在はレンジ相場だと判断していますので特段のシグナルは出していないと判断してはいますが、今後ADXが上昇を継続すれば近いうちにトレンド相場に切り替わるものと考えていますので、その際にはMACDがMACDシグナルをデッドクロスするまでは上昇方向への推移を見せやすい底堅い展開が始まるのではと考えています
この辺りの判断は日経平均とほぼ同じで、どちらの指数で考えても堅調な上昇推移が始まるのではとの判断になるかと思います

今のところ調整に入りそうな兆候もなく、順調な上昇推移が続いていきそうです
3月高値とのダブルトップ形成の危険性がある点は懸念材料ではありますが、月曜日以降も強い上昇推移を維持できればその不安感は払しょくされるものと考えています
直近に関しては5日単純移動平均線の下抜けも見せておらず堅調な推移をしていますし、ここから強めの調整を行ったとしてもエンベロープやボリンジャーバンド中央線が下値支持になってくれるのではと考えています

TOPIXの予想値幅

予想値幅下限は調整が起こった場合に下値支持になると考えられそうなエンベロープとボリンジャーバンドの両中央線の価格2,760ポイントを、上限は日経平均の週内の上値目処を2.3%の上昇としていることから金曜日の終値から同様の上昇率を見せる価格2,875ポイントを目処にしたいと思います

TOPIXの予想外の注意ポイント

予想外の注意ポイントの下限は今年に入ってからの堅調な上昇推移が終わり200日単純移動平均線を目指すような強い調整に入りかねない推移として100日単純移動平均線の価格2,710ポイントの下抜けを、上限は予想より強い推移ではあるものの急激な上昇による短期的な調整が意識されるエンベロープ上限の価格2,900ポイントの上抜けを目処にしたいと思います

あとがき

日本市場単体で見ていると、まだまだ上昇余力があり、相場のテクニカルにも特段の弱いところがない印象です
日経平均に関しては週内に4万円の上抜けを試す展開が期待されますし、さらに強い展開が続く可能性もあります
ただここで気になるのがアメリカ市場の動向です
ニューヨークダウに関してはまだ底堅く推移しそうなのですが、ナスダックとSP500に調整の危険性がありそうです
アメリカ市場が調整に入れば日本市場にも影響は出るでしょうし、特にナスダックやSP500が調整する場面を想定するとハイテクが売られるのではという懸念があります
この場合日本市場ではTOPIXよりも日経平均の方が強めに下押されるかもしれません
月曜日に関しては時間外先物での上昇が見られているため堅調な推移で寄り付くかと思いますが、その夜のアメリカ市場の動向によっては火曜日以降は日本市場も弱い展開になりかねず、週内に関してはこの点に注意が必要かなと考えています
ドル円に関しては為替介入への緊張感は高まっているものの、本当に警戒すべきタイミングは7月末だろうと思っていますし、仮に週内に為替介入が行われたとしても、株式市場への影響は軽微なものになるだろうと予想していますので恐らくこれはあまり気にしなくていいと思います
為替介入の影響が株式市場に少ない理由は今のタイミングで為替介入をしても円高推移は一時的なものになるでしょうし、日本市場が閉まっているタイミングで行われるのが通例ですので為替介入の瞬間の直接的な影響はあまり考えなくていいだろうと思われるからです
為替介入のタイミングからドル円相場の流れが大きな円高推移へと切り替わるのであれば話が別ですが、そのきっかけは今のところは無さそうかなといった感じです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間日本株予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・100・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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