【日経平均の予想】日経平均への下落バイアスはアメリカ株とドル円相場の両面から来る可能性あり【週間日経平均予想 2024/1/8~】

日経平均・TOPIXの週間予想

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【日経平均の予想】日経平均への下落バイアスはアメリカ株とドル円相場の両面から来る可能性あり【週間日経平均予想 2024/1/8~】
横ばい気味に粘る日経平均ですが、アメリカ市場が調整に入り、ドル円相場は一旦の強い円安推移を終えてしまえば、強い下落バイアスがかかり始める可能性が出てきます。週内に関してはそこまで下押されないかもしれませんが、アメリカでは金曜日の引け後に金融...

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は32,700円から33,700円です

予想値幅下限は1月4日の安値の価格を、上限はボリンジャーバンド+2σの価格を目処に設定、5日単純移動平均線とボリンジャーバンド中央線に頭を抑えられる形で下落推移を開始する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日から水曜日までは休場、木曜日は前日までの米ハイテク株安を受け大幅下落しますが、為替の円安推移などを材料に買い戻しが入り下げ幅を縮小し下落、金曜日は為替の円安推移を材料に株価指数先物主導で上昇しますが、アメリカでの雇用統計の発表を控え大引けにかけて利益確定売りが優勢となり上げ幅を縮小する形で上昇して週の取引を終えました

前回は横ばい気味に推移するもののどちらかというと下押される展開を予想しました

実際の推移では木曜日に非常に大きなボラティリティを伴って下値を試したのちに反発、ただ金曜日の終値は昨年末よりは下落しているといった結果でした

相場の方向感としては想定内ですが、ボラティリティに関しては予想外といった値動きとなってしまいました

今後の予想に関しては相場環境がそこまで大きく変化したような印象が無い状態ですので、昨年までと同様にアメリカ市場とドル円相場の値動きからのバイアスを考慮しながらの予想を継続したいと考えています

これから1週間の主なイベントですが、相場へのバイアスは大きくないだろうと考えています

まず月曜日は休場となりますのでご注意ください

火曜日には東京都区部消費者物価指数が発表されますが、市場予想通りであればあまり大きな変動がない状態ですのでニュートラル予想、金曜日には国際収支が発表されますが、注目している貿易収支は相変わらずマイナスの状態ですが大きな変化は無さそうでこちらもニュートラル予想です

日本での企業の業績発表ですが、週末にかけて大きく数が増えます

大手企業の業績発表が相次ぐことから指数へのバイアスも大きくなる可能性がありますので警戒が必要だと考えています

特に木曜日にはファーストリテイリングの業績発表がありますので要注意だと思います

件数としては金曜日もかなり多いですのでご注意いただければと思います

アメリカ市場の週内のイベントですが、FRBの金融政策がどうなっていくのかを予想するうえで大切なものがあります

まず木曜日の消費者物価指数ですが、総合とコアで強弱が分かれる形となっていてバイアスとしてはニュートラル予想、金曜日の卸売物価指数は強い内容が出てきそうでこちらは下落バイアス予想です

また1月15日の月曜日は休場となりますのでご注意ください

アメリカでの企業の業績発表ですが、金曜日から一気に緊張感が高まると思います

特に金融系の企業からの発表が相次ぎます

この傾向は翌週の1月16日からも続きますが、1月12日の金曜日の発表はその後の業績発表の試金石となって相場に強いバイアスをかける可能性があります

企業業績がどちらに傾きそうなのかの予想は行っていないため上下どちらのバイアスがかかるのかを予想することが難しいのですが、少なくとも無風で通過とはいかないと思いますので是非ご注意いただければと考えています

投資主体別売買動向ですが、前回発表から内容が更新されていません

東証の発表によると1月10日に12月第4週の内容が、1月12日に1月第1週の内容が発表される予定です

12月22日までの取引では海外勢の買いは勢いが落ちているものの続いていましたので、海外勢の動向に変化がないか、特に売り越しになっていないかに注目しています

売り越しになっている場合には調整色が強くなる可能性を考慮した方が良いだろうと考えています

15日騰落レシオですが、120を超えた推移が続いています

2営業日しかありませんでしたので大きな変化があったわけではありませんが、150を上回るような水準ではないものの過熱感が高まり続けている状態です

反落が起こっていないことからまだ買い意欲は強い状態だと考えられるかと思いますが、反転した時にはある程度の値幅での調整が起こる可能性を考慮しておいた方が良い水準には達していると判断しています

日経平均の指数ベースPERですが、20のあたりでの推移が続いていますので、割安感はない状態だと判断しています

ここから企業業績の発表が多くなりますが、そこで業績見通しの下方修正などがあった場合にはPERが高まることで下落バイアスになる可能性もありますので、この辺りからも木曜日の企業業績の発表には注意が必要だと考えています

空売り比率ですが、40を上回る推移を継続していますが、現在はレンジ相場に入っている中で日中のボラティリティこそ高まった場面はありましたが、終値基準では大きな値動きがありませんので、特に方向感を示すような材料とはならないのではと判断しています

裁定取引の残高は、金額ベースに関しては投資主体別売買動向同様情報の更新が行われていません

また営業日が2日しかなかったことから週初の動向に関してもわからない状態です

なお12月26日と窓開けで上昇した27日に関してはかなりの枚数の買い残高の増加がありましたので、下げ止まった動きとその後の窓開けの上昇には裁定取引に絡んだ買い需要も大きく作用した可能性がありそうです

チャートのテクニカルでは、火曜日の日中の取引はボラティリティを伴った大幅な下落を見せますが買い戻しが入り、最終的にはエンベロープ中央線の上での推移に収まっています

金曜日の上昇では今度はボリンジャーバンド中央線に頭を抑えられる形となっていて、日足の形状はダイナミックなものの終値基準では押し込められるような展開となっていますが、日中のボラティリティが高まっている点が心配です

木曜日の推移は休場明けということもあり大きくなった可能性もあるのですが、ポジションの大きな調整が進んだ可能性もあり、これから1週間に関してはボラティリティを伴った強い方向感のある値動きが起こらないかに警戒した方が良いのではと考えています

またここから日柄が経過すると下から一目均衡表の雲が上昇してきますが、これが下支えになるのか、それとも中に入ってしまい下押されて行ってしまうのか、この辺りの展開にも注意を払っていきたいと考えています

単純移動平均線では週内の2営業日で5日単純移動平均線の下抜けを見せていますので、この辺りは相場展開的にはネガティブです

まだ5日単純移動平均線は下向きになっていませんのでそこまで悲観しなくてもいいかもしれませんが、ここからの推移で上値抵抗線にならないかには注意が必要だと考えています

また下落が発生した際には75・100日の単純移動平均線の下抜けが強く起こらないかにも注意が必要で、下抜けた場合には200日単純移動平均線までの調整は最低でも行うと考えた方が良いのではと思います

DMIではADXは10台を下落推移、現在はトレンド相場だと判断しています

+DIと-DIは絡み合うように推移していて、相場の方向感が示されていない状態が継続しています

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、絡み合うように推移しています

推移する水準は50を上回っていることから相場展開自体は底堅い状態が続いています

特に強い下落を発生させそうなシグナルは無い状態だと判断しています

MACDはMACDシグナルの上を下落推移、再度デッドクロスを見せてきそうです

現在はレンジ相場だと判断していますので、MACDからは特段のシグナルは出ていないものと判断しています

ただ推移している水準は強弱の分かれ目である0を上回っていることから相場展開としては堅調と考えられると思います

年初からの2営業日でダイナミックな値動きを見せてはいるものの、終値基準で考えると比較的底堅い推移を継続していて、大きく崩れていくような兆候はありません

ただ上昇方向へ強く転換するような材料もない状態で、方向感を掴みにくい展開に入っているという印象です

外部環境ではアメリカ市場は調整の下落に入り始めていて、この点は日経平均にはネガティブな材料です

その間にドル円相場では円安推移が継続、日経平均を下支えする形となっています

今後に関してはアメリカ市場の調整が続く中で、ドル円相場も一旦の円高推移へと切り返す展開を予想していますので、日経平均に関しても下落バイアスがかかるものと予想しています

以上のことからこれから1週間の日経平均は、5日単純移動平均線とボリンジャーバンド中央線に頭を抑えられる形で下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は33,900円の上抜けです

11月20日の高値の価格を目処に設定しています

これまで横方向のレンジ相場の中での推移を見せている日経平均が、直近の高値を上抜けるような推移を見せてきた場合、さらに上値を追うような新しい相場展開が出てくる可能性があります

アメリカ市場の強い上昇が起こり為替の強い円高推移が現れない事が条件とはなると思いますが、可能性としては残されているかもしれませんので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は32,200円の下抜けです

12月8日の安値の価格を目処に設定しています

現在の日経平均のレンジ相場の下限と考えられる水準ですので、下抜けを見せた場合にはもう1段下のレンジ相場に切り替わる可能性が出てくると考えています

またこれまでの大きなレンジ相場の高安の半値基準、そして一目均衡表の雲を下抜ける推移となりますので、その後もこの価格帯が上値抵抗となり下押されやすい厳しい相場展開へと変化していってしまう可能性が出てきてしまうと考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

今年最初の取引が大荒れだったものの終値基準では底堅い推移を継続する日経平均ではありますが、その先行きは前途多難かもしれません

アメリカ市場はすでに調整入りを開始するような値動きに入っていますし、これまで下支えになってくれた急激な円安方向への為替相場の切り返しも一旦は収まってしまう予想をしていますので、ドル円相場からの援護も無くなってしまうものと考えています

ここからは日本市場とアメリカ市場のどちらにも重要な企業の業績発表が控えていて、そのバイアスがどちらになってしまうのかは予想が難しいところですが、そこで相場の方向感が強く出てくる可能性もあるのではと警戒しています

日本の場合は木曜日に重要な企業の業績発表がありますので翌金曜日には反映されますが、厄介なのはアメリカで注目される企業の業績発表が金曜日の引け後に発表される点です

反映されるのは1月15日からになるわけですが、先に反応を見せるのは日経平均です

そしてその夜のアメリカ市場は休場、本当に厄介なタイミングとなっています

週末にかけてこれらを懸念した売りが出る可能性も考えられますので、この辺りにも少し気を付けていただければ幸いです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間日経平均予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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