【日経平均の予想】のんびり相場を見ていたら手遅れに【週間日経平均予想 2024/1/1~】

日経平均・TOPIXの週間予想

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【日経平均の予想】のんびり相場を見ていたら手遅れに【週間日経平均予想 2024/1/1~】
大きな調整に入るような兆候が無いことから予想としては横ばいを想定していますが、そろそろ調整の下落が発生する可能性を考慮すべきタイミングが近づいているのではと警戒しています。短期的な過熱感が一部見られるものの、海外勢の買い意欲は続いていますし...

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間の日経平均の予想は横ばい、予想値幅は33,100円から33,800円です

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限はボリンジャーバンド+2σの価格を目処に設定、横ばい気味に推移するもののどちらかというと下押される展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は前週末の米ハイテク株の上昇を受け主力大型株の一角や株価指数先物への買いが優勢となりますが、欧米の主要市場が休場となることから様子見姿勢が強まる形で上昇、火曜日はクリスマス休暇で海外投資家などの参加者が少なく、狭い値幅での推移に終始し小幅上昇、水曜日は米ハイテク株の上昇や原油価格の上昇、ソフトバンクグループのTモバイル株の無償取得発表などを好感した買いが入り上昇、木曜日は配当落ち日での押し下げや前日のアメリカ市場でFRBの早期利下げ観測から米長期金利が低下しドル円が円高推移したことから輸出関連株に売りが出たことで下落、金曜日は前日のアメリカ市場でハイテク株が下落した流れを受け半導体関連株に売りが出て下落して週の取引を終えました

前回はエンベロープ中央線付近を軟調気味に横ばい推移する展開を予想しました

実際には火曜日までは想定していたような値動きになりましたが、水曜日の強い上昇で予想からずれて強い展開へと入りかけました

予想外の好材料もあったものとは考えていますが、日経平均は想定していたよりも底堅い状態と言う印象があります

一方で水曜日以降の値動きに関してはやはり上値追いをできるほど堅調ではなく、この辺りは予想に近い推移だったかと思います

日経平均の推移は直近ではレンジ相場だと判断していましたが、その際に見られる大きく崩れるほど弱くなくだからと言って強く買い向かえるほどでもない、その典型的な値動きに終始しているといった印象です

そのためこれまでの高値や安値を抜けるような推移が発生した場合には、その方向へ強く動き出す可能性もある点に気を付けながら予想を行いたいと考えています

これから1週間の主なイベントですが、休場が多くあまりありません

金曜日には消費者態度指数が発表され、こちらは改善見通しで上昇バイアス予想です

ただ週内に関しては1日から3日までの3営業日が休場となり、週内の立ち合いは2営業日しかありません

また翌週の1月8日も休場となりますのでご注意ください

日本での企業の業績発表ですが、週内に関しては金曜日しか発表がありませんが、翌週にかけて発表数が増え始めますのでご注意ください

個人的に気になるものはあるものの、相場にバイアスを大きく与えるほどではないかなといった印象です

アメリカ市場の週内のイベントですが、強い経済指標は下落バイアスに、弱い経済指標は上昇バイアスになるという考え方を継続、週前半は前回から改善傾向の経済指標が発表され下落バイアス予想、週末には一転して弱い内容となり上昇バイアス予想となっています

火曜日の製造業購買担当者景気指数、水曜日のISM製造業景況指数・雇用動態調査、木曜日のADP雇用統計は改善見通しで下落バイアス予想です

景気動向と雇用動向の両面から堅調な内容が出てきそうですので、特に市場予想を上回る改善を見せた場合には要注意だと考えています

水曜日のFOMC議事要旨に関しては同日発表される経済指標が底堅いですし、金融市場の利下げ観測を後退させる材料になる可能性もあるのではと警戒しています

また木曜日の前週分新規失業保険申請件数に関しても強い内容が出てこないかに警戒した方が良いだろうと考えています

金曜日に発表される雇用統計は一転して鈍化見通しとなっていて、週内の他の経済指標とは方向感が変わる予想となっています

ここに関してはFRBの利下げ観測が強まることで株式市場には上昇バイアスがかかるのではと予想しています

また1月1日の月曜日は休場ですが火曜日からは取引が開始されますのでご注意ください

アメリカでの企業の業績発表ですが、まだ少ない状態が続きます

食品と薬局の企業から発表があるものの、予想としては市場に大きなバイアスは与えないのではと考えています

今後もしばらくの間業績発表の数は少ない状態が続きます

投資主体別売買動向ですが、12月22日までの取引では海外勢の買いは勢いが落ちているものの続いています

今のところ海外勢による強い売り圧力などは無い状態だと判断しています

15日騰落レシオですが、120を超えてきました

今年8月・11月と同程度の水準まで上昇してきていますので、そろそろ過熱感からの下落があってもおかしくない状況です

一方で強い上昇を見せる場合には150を上回ってきますので、まだ上昇余力がある可能性もあります

現在は相場がレンジ推移していると考えていますので、反落の可能性の方が高いだろうと判断しています

日経平均の指数ベースPERですが、20周辺での推移が続いています

概ね20.4辺りが直近の上限値だと想定していますので、上昇余力はあまりないかもしれません

ただ直近のアメリカ市場は強い推移を続けていて、日本株の相対的な割安感が出てくる可能性がありますので、その際には上限となる基準が切り替わる可能性がある点には注意が必要だと考えています

今のところは20.4辺りが上限になる可能性が高いという考え方は継続したいと考えています

空売り比率ですが、45を上回ってきました

下落している局面であれば底打ちをする可能性のある水準に入り始めています

直近に関してはレンジ気味に推移する中で空売り比率が上下していることから、空売り比率の上昇による底打ち観測はそこまで強く機能しているものではないと判断しています

裁定取引の残高は、11月22日までは買い残が横ばい気味に推移、売り残に関しては少し増加傾向となっています

強い方向感は示していない印象ですが、日経平均が底打ちした火曜日と窓開けして上昇した水曜日に大きな買い残高の増加がありました

買い意欲は強い状態が続いている印象で、特に調整に入りそうな兆候はないといった判断をしています

チャートのテクニカルでは、水曜日に窓開けの上昇を見せたことで、12月20日のように反落した際に窓が開くのではと警戒していましたが、金曜日までの値動きはボリンジャーバンド中央線を下支えにするような推移が継続していて、強い反落が起こる兆候はないといった印象です

レンジ相場になっていることから一定の値幅での上下に終始する可能性はあるものの、金曜日までの値動きであれば強い下落に関しては警戒しなくてもいいのではと判断しています

一目均衡表の雲のねじれで相場展開に大きな変化がある可能性を考えて警戒していましたが、今のところそのような値動きは起こっていません

単純移動平均線では5日単純移動平均線の上での推移を継続中で、底堅い展開といった印象です

レンジ相場であればボリンジャーバンドやエンベロープの中央線を含めたいくつかの単純移動平均線は下支えにならない可能性があり、高値圏での推移をしていることから反落を警戒したいところではありますが、今のところ強い調整を始めそうなシグナルはない状態だと判断しています

DMIではADXは13台を横ばい気味に推移、現在はレンジ相場だと判断しています

強い方向感はない状態だと考えています

よほど強い上昇をしない限り+DIと-DIの乖離幅は極端に広がらない状態ですが、直近で相場のトレンドが発生するとすれば+DIが-DIの上で推移を継続していますので、上昇方向の方へ推移し始める可能性が高い状態ではありますが、相場の特段の方向感を示すようなシグナルは出ていないと判断しています

RSIはRSIシグナルの上を下落推移、RSIシグナルへの接近を見せています

このままRSIシグナルの上側での推移を継続できるのであれば、レンジ相場気味でも上昇方向へと推移できる可能性があると考えています

今後はRSIが下落した際にRSIシグナルが下支えになるのかを確認して相場の強弱感を判断したいと考えています

MACDはMACDシグナルの上を横ばい気味に推移しています

強弱の分かれ目である0を上回る推移を継続していることから、相場の推移する価格帯は堅調な状態だと考えられますが、相場の方向感に関しては特にシグナルを出していない状態だと判断しています

日本市場にはテクニカル的にも材料的にも強弱が入り混じっている状態で、強い方向感を示すような展開にはなりにくいタイミングになっている印象があります

週内のアメリカ市場の予想は横ばい気味ながらも下落方向へと推移し始める軟調予想、仮に上昇があったとしても金曜日の夜で日本市場に影響するのは翌週となる見通しです

ドル円相場に関しては週前半で円安推移する可能性があり、これは日経平均には下支えの材料になる可能性があるものの、相場全体の流れ自体は依然として円高方向であることから、強い支援材料にはならないだろうと見込んでいます

週内の立ち合いが2営業日しかないこともありあまり値動きのない状態で週を終える可能性もあるのですが、警戒すべきは下落方向だろうと考えていますので、横ばい推移予想ながらも方向感を付け加えておきたいと考えました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、横ばい気味に推移するもののどちらかというと下押される展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は33,900円の上抜けです

11月20日の高値の価格を目処に設定しています

特に注意したいのが木曜日単独の上抜けではなく、その後も継続的に上昇推移が続く場合です

恐らくアメリカ市場が堅調推移をする中で、為替に関しても円安推移が発生しているのではと思われますが、この場合にはさらに1段高い水準まで今年の4月からの上昇のような強い上昇相場が発生する可能性が出てきます

年初の一時的な推移であれば相場のノイズとして処理すべき値動きだとは思いますが、継続的な上昇時にはかなり強い相場が現れる可能性があると考えていますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は32,700円の下抜けです

12月5日の安値の価格を目処に設定しています

週内にこの水準を割り込んでくると、日足が一目均衡表の雲の中に突入します

そうなると一旦は相場の方向感がつかみにくくなると思うのですが、その後は32,200円の下抜けをしたあたりで下落が加速する可能性が出てくると思います

少し長い視点での予想ではこの値動き自体はそのうち発生するだろうとは考えているのですが、週内にここまで弱い展開が出てくるとそのまま一気に強い調整に入りかねませんので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

高値圏を維持しつつ2023年を終えた日経平均ですが、2024年もこのまま上昇が継続できるのかは微妙なところだと考えています

材料として必要なのはアメリカ市場のもう1段の上昇と為替の円安推移かと思いますが、日本企業自体の業績見通しの上方修正も大事だと考えています

直近の企業業績の引き上げには為替差益もあったかと思いますし、現在のドル円相場の円高推移は企業の想定為替レートを下回る円高推移になり始めています

これ以上の円高推移は日経平均の割高感を高めてしまう可能性もあり、今後も為替の推移には警戒しなければならないと思います

だからと言って直近の材料ではここから日経平均が大きく下落するような兆候も無く、底堅い推移をしてきそうな印象もあります

ただ個人的には転換点は近いという感覚がありますので、2024年に関しても客観的な予想をするようにして、その内容を自分のトレードにも反映していきたいと思います

これで2023年にお届けする動画は最後になるかと思います

今年1年ご覧いただき誠にありがとうございました

そして2024年もよろしくお願いいたします

良いお年をお迎えください

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間日経平均予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)0
・エンベロープ
期間20・乗数5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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