ケースによって違う構造

ケース
By: lungstruck

使い方によって変わる、ケースの形

パソコンのケースは、だいたいの場合は四角いです。

おしゃれなケースもありますが、買いやすいのは四角いやつです。

そんな外見はみんな同じように四角いパソコンケースですが、中の作りは結構違います。

5.25インチベイの無いケース

あなたは、DVDやCDを使いますか?

USBメモリとかが便利になったら、あんまり使わなくなっちゃった見たいなんですよね。

そんな中、ケースの作りも変わって、5.25インチベイの無いケースがあります。

あっても邪魔なら無くしちゃえばいいじゃん、空いたところに3.5インチとか2.5インチのベイを増やしたり、ケースファン付けてガンガン冷やしちゃえばいいじゃん、そんな話です。

でも、これって人によるんで、便利なのか不便なのかは微妙です。

DVDとかCDとか、ドライブ必要ですか?

DVDで映画をよく見たり、CDで音楽を聴いたりMP3に変換したり、DVDドライブが無いのはとても不便です。

そんな人には、絶対に必要なのがこの5.25インチベイ、無いケースは買わないように注意です。

普通に、たま~に使いたいなと言う人は、外付けのDVDドライブを買って、USBでつなぐと言う方法が良いんじゃないかなと思います。

ただしここにも注意点、USB接続のDVDドライブはUSBから電源を取るタイプで1つのケーブルで大丈夫なものと二つのケーブルを同時につながないといけないタイプと、電源が別に必要なタイプがあります。

USBケーブルだけで動くタイプはケーブルが短くて使いにくくて、電源が別に必要なタイプはいちいち電源も100Vのコンセントにつながなくてはいけなくて、正直どちらも面倒です。

いちいち用意するのが面倒でもしかしたら使うかもしれない、そういうあなたもどちらかと言うとケースに固定してつけた方が便利かもしれません。

SSDやハードディスクを入れるベイ

ケースを買うとなると、これが気になります。

個人的に、OSやアプリはSSDに入れたいし、データはハードディスクに入れたいし、写真とかが好きだとハードディスクの台数が増えていくしで、何気に使います。

ただ、これって数の話なので、製品の情報欄を見れば書いてありますので、確認を忘れなければ大丈夫です。

ですが見た目だけではわからないこともあります、それが取付方法です。

ネジで直留めか、アタッチメントを使うか

ネジで直留めする方法は古くからありまして、パソコンケースの前側か、内側から横向きに滑り込ませます。

上の写真のケースは、電源が下にあるタイプで、ハードディスクはマザーボード側から入れて横を両側からネジ留めしてます。

次のタイプは、アタッチメントにSSDやハードディスクを取り付けて、横からベイに差し込みます。

電源はやはり下にあるタイプです。

アタッチメントを使うケースでも、マザーボード側やケース正面から差し込むタイプもあります。

取り付け方向が同じなら、ネジで直留めかアタッチメントを使うかの違いは、取り付けのしやすさです。

アタッチメントを使った方が、取り付けは楽です。

ベイの方向

ちょうど説明で使った画像のベイ方向が違うので、ベイの取り付け方向の違いに関してちょっとお話します。

これで何が変わるのかって話なんですが、エアフローと取り付けやメンテナンスのしやすさです。

エアフロー

パソコンの部品は、電気を使って動いています。

そして、電気を使って動く物は、熱くなります。

これを放っておいてしまうと起こるのが、熱暴走。。。、簡単に言うと、パソコンがぶっ壊れます。

それを防ぐために必要なのが空気の流れ、エアフローです。

効率よくパソコンの部品を冷やす事で、熱暴走を防いで、部品の寿命も長くしてくれます。

冷やすのは、パソコンを使う時にとても大事な事なんです。

部品が冷えにくくなる最大の理由は、ケースの中に熱がこもるからです。

ケースの中の熱くなった空気は、効率よく外に出してあげなくてはなりません。

そういう意味で考えると、上の画像のパソコン(上パソ)はハードディスクの右側、パソコンケースで言うと前面側から空気を取り入れて、SSDやハードディスクも一緒に冷やしています。

そのため、SSDやハードディスクも冷えると言う、良い面があります。

でも写真でも写ってますけど、ケーブルをつないであるので、それが空気の流れを邪魔して、熱がこもると言う面もあるんです。

では、下の画像のパソコン(下パソ)はどうでしょうか?

この写真では空っぽなんですが、SSDやハードディスクのケーブルは、ケースの裏側に回ります。

ついでに、他のケーブルもほとんど裏にまわしちゃって、空気の流れが良くなるように工夫されています。

その代わり、SSDやハードディスクそのものは、冷やしにくいのじゃないかな?と思います。

まあ、上パソにも下パソにも、良し悪しがあるってことですね。

ですけど、ケーブルをできるだけまとめて、空気の流れを良くしたいと言うのは、いつのパソコンケースも持つ悩みです。

その面では、下パソは良くなっていると思います。

取り付けやメンテナンスのしやすさ

SSDやハードディスクは、基本的に一度付けたら外しません。

そこを触るのは、SSDやハードディスクを増やしたい時か、壊れた時くらいだと思います。

ただ、最初の取り付けのしやすさは、初めてパソコンを作るときには大事かもしれません。

上パソは、SSDやハードディスクを直接ネジ留めしますので、ドライバーを突っ込んだりちょっと面倒です。

下パソは、アタッチメントがありますので、アタッチメントをケースから外して、そこにSSDやハードディスクを固定して差し込む感じで入れるので、楽だと思います。

そして、何より便利なのが方向です。

下パソは、マザーボードに全然関係ないところからSSDやハードディスクを突っ込めるので、そこを全く気にしないでいじれます。

それに比べて下パソは、マザーボードからのケーブルや、SSDやハードディスクから出るケーブルと、そこはケーブル祭りです、どこを触ってもケーブルに触っちゃいますし、押しのけて取り付けなきゃいけません。

面倒です、本当に。

そして、年に一度はして欲しいケースの中の掃除、年に一度と言わずできればもっと頻繁にやってほしい掃除、パソコンの部品の取り付けの時はケースのサイドパネルって言う板を左右どちらも外すことがほとんどですが、掃除の時は片側だけで間に合います。

この掃除の時にうっかりケーブルに触れてしまうと、SSDやハードディスクにつながっているはずのケーブルが、コネクタから微妙に外れてしまったりします。

こうなると、掃除をしたらなぜかパソコンが動かない。。。

掃除のたびにそうなると、ただでさえ面倒なのに調子が悪くなっちゃうので余計やりたくなくなります。

そして、ケースの中に埃がたまって、気が付けばCPUとかケースファンがすごい音がするように。。。

メンテナンス、特に掃除のしやすさは大事です。

そういう面では、ケーブルがどうしても掃除の時に触らなければならない場所にある上パソより、裏側にしまってある下パソの方がおすすめです。

電源の位置

ケースでの電源の位置は、基本後ろです。

そして、上側タイプと下側タイプに分かれます。

上側タイプの良いところ

パソコンの一番の敵は熱です、暑さです、冷やさなければなりません。

そこで考えられるのが、ファンを増やすと言う事です。

電源自体が熱を出しますので、排熱用のファンがついています。

これを使ってパソコンの中の熱も一緒に外に出しちゃおうと言う考え方です。

メリットは、ファンの数を減らせて、ケースの中の熱を外に出しやすい点です。

下側タイプの良いところ

下側タイプの場合は、電源のファンは自分を冷やす事だけに使います。

ですので、パソコンの中を冷やすという役割はほとんど無いです。

その代わり、パソコンの中で最も重いと言っても良い部品の電源がケースの一番下にありますので、ケースの重さのバランスは安定します。

どっちに電源があっても倒れるなんで滅多にないんですけど、まあ安定します。

そして、他の部品の熱を外に出さなくて済むので、電源そのものを冷やす事にがんばれます。

上側と下側、どっちがいい?

ファンの数を減らして省スペースでパソコンを作りたいとかなら、上側にある電源のファンで熱を外に出す仕組みのケースが良いと思います。

もし、ケースの大きさに余裕があって、ファンの数も別に増えても良いのなら、下側が良いです。

電源はパソコンの部品の中でも、壊れやすい印象があります。

出来れば、他の部品から出る熱の影響は受けたくないなと思いますし、長持ちしてほしいですもんね。

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