【ドル円】日銀のマイナス金利解除観測で円高バイアス、FOMCは利下げせず円安バイアス【週間ドル円予想 2024/3/18~】

ドル円の週間予想

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【ドル円】日銀のマイナス金利解除観測で円高バイアス、FOMCは利下げせず円安バイアス【週間ドル円予想 2024/3/18~】
火曜日に結果が発表される日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除観測が高まり、観測通りの金融政策となれば円高バイアスがかかる予想ですが、YCC撤廃までは踏み込まない見通しであることから翌日のFOMCでは金融政策が維持されドル高バイアスがかか...

ドル円相場の予想と注意ポイント

ドル円の予想値幅

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています
これから1週間のドル円相場の予想は円高後に円安、予想値幅は147円10銭から149円40銭です
予想値幅下限はエンベロープ下限の価格を、上限はエンベロープ中央線の価格を目処に設定、月曜日にエンベロープ中央線までの上昇を試す可能性があるものの、火曜日の日銀金融政策決定会合前後に円高推移を開始、水曜日のFOMC通過後に円安推移へと切り返す展開を予想します

ドル円の1週間の推移

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日は日銀の3月マイナス金利政策解除観測が引き続き円高バイアスになりますが、ニューヨーク連銀が発表した消費者調査で3年先と5年先の予想インフレ率が上昇しFRBの利下げが遠のくとの見方が意識される形で円高、火曜日は発表された米消費者物価指数が市場予想を上回り米長期金利が上昇し円安、水曜日は前日に発表された米消費者物価指数の結果を受けた米長期金利の上昇が続き円安、木曜日は発表された米卸売物価指数が市場予想を上回り米長期金利が上昇し円安、金曜日は発表されたミシガン大学消費者態度指数と併せて公表された1年先の予想インフレ率は前回同様の3%と依然として高く、週内に発表されていた米物価指数が相次いで市場予想を上回っていたこともあり米長期金利が上昇し円安推移して週の取引を終えました

前回は週前半に下値模索で円高推移し、木曜日から週末にかけていったん円安推移する展開を予想しました
実際には火曜日からすでに相場が反転、木曜日以降の円安推移は予想通りでしたが、予想値幅の範囲内の推移とは言えボリンジャーバンド中央線での反落があってもおかしくないところでも円安推移が続いていて、相場の円安バイアスは想定していた中でも強かった印象です
非常に強い切り返しとなっていることから相場が転換する可能性にも気を付けなければなりませんが、週内には中央銀行絡みのイベントが多く予定されていますので、今回の予想ではこちらからのバイアスを少し重視した方が良いのではと考えています

1週間の主なイベント

これから1週間の主なイベントですが、まず注意したいのは中央銀行絡みのイベントです
まず日本からですが、月曜日から火曜日に日銀金融政策決定会合が開催されて、火曜日のお昼ごろに恐らく結果が発表されるかと思います
市場予想では金融政策は現状維持、マイナス金利解除は次回以降に見送られるものとされています
この結果自体は中立バイアス予想ですが、その後15時30分から行われる植田日銀総裁の定例記者会見では次回会合以降でのマイナス金利解除への言及があると予想していますので、このタイミングに関しては円高バイアス予想です
次にアメリカですが火曜日から水曜日までFOMCが開催され、水曜日に結果が発表されます
こちらも政策金利は据え置き予想となっていて中立バイアス予想、ただし今後の政策金利見通しを示すドットプロットの内容は引き締め方向に修正される可能性があると予想していてドル高円安バイアス予想、パウエルFRB議長の発言に関しても同様です
これ以外にも火曜日のオーストラリア、木曜日のスイス・イギリス・ノルウェー・メキシコの各中央銀行の政策金利が発表されます
今のところ現状維持見通しが優勢ですが、利下げなどが行われる可能性はあり、その際にはドル円双方が高くなる可能性がある点に注意が必要だと考えています
これ以外のイベントとしては、月曜日の日本で発表される機械受注は鈍化見通しで円安バイアス予想、火曜日にアメリカで発表される住宅着工件数と建築許可件数は改善見通しでドル高円安バイアス予想、木曜日の日本の貿易統計はマイナスに転じる見通しで円安バイアス予想、アメリカで発表されるフィラデルフィア連銀製造業景気指数と中古住宅販売件数は鈍化見通しでドル安円高バイアス予想、金曜日の日本の全国消費者物価指数は上昇予想で円高バイアス予想です
また木曜日にアメリカで発表される購買担当者景気指数は市場予想が出ていないためバイアスの予想をしていませんが、前回発表から大きく上振れるとドル高円安バイアス、下振れるとドル安円高バイアスになるのではと予想しています
また20日の水曜日は日本市場が休場となりますのでご注意ください

チャートのテクニカルでは、下落推移は75日単純移動平均線で止まり反転、一旦の上昇は100日単純移動平均線で抑えられるものの、木曜日以降の上昇ではボリンジャーバンド中央線の上抜けも見せていて、この辺りは相場の上昇方向への切り返しを期待できます
ただ今回の上昇でもエンベロープ中央線の下での推移は継続していて、相場が大きく転換したわけではないと考えています
一目均衡表では遅行線が日足の下に入り転換線が基準線を下抜けていることから、相場が調整に入る可能性を示している状態が続いています
一目均衡表の雲が下支えになるような上昇に転じていますが、ここから雲の中に入った場合には強めの調整に入る可能性が高まる点に注意が必要だと考えています

ドル円の単純移動平均線とDMI

単純移動平均線では今回の下落は75日単純移動平均線付近で下げ止まり、火曜日の反発と水曜日の推移は100日単純移動平均線付近で停滞と、単純移動平均線は節目として機能している可能性がありそうです
上には25日単純移動平均線が推移していて、ここは上値として機能する可能性のある価格帯として意識しておいた方が良いかもしれません
単純移動平均線との位置関係では相場は大きく崩れておらず底堅い状態と考えられるのではと判断しています

DMIではADXは20台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円のRSIとMACD

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、今回の反発時にRSIが頭を抑えられると予想していたRSIシグナルの上抜けを見せています
また50の上抜けも見せていて相場が円安推移へと戻ろうとしている可能性があります
この推移は想定より非常に円安方向へのバイアスが強い状態で、前回までの予想からはもう少し円安方向へと修正した方が良い可能性があります

MACDはMACDシグナルの下を上昇推移、乖離幅を縮小しています
一気に相場が転換していて下落トレンド相場が終了するシグナルが出るタイミングが近づいています
推移としては昨年7月に近い状態になっていると考えています

まずファンダメンタルズで注意しなければならないのが、日銀のマイナス金利解除が行われる可能性が非常に高まっている点です
経済指標の発表スケジュールではマイアス金利維持の方向で記載していますが、日経新聞などではマイナス金利解除の観測記事が出ていますので、これを無視することは非常に危険だと考えています
また日銀の動向としては株式市場の大幅下落に対してこれまではETFでの買い入れを行っていましたが、2月11日の月曜日にあった2%超の下落でも買い入れを行いませんでした
このことからこれまでの金融政策からの転換を併せて発表する可能性もあり、場合によっては現在日本の長期金利を抑え込んでいるYCC政策への言及もあるかもしれません
YCCの撤廃時期まで踏み込んで発言した場合には強い円高バイアスがかかる可能性があり、相場の雰囲気が大きく変化する可能性を考慮しておかないと危険だと思います
一方でアメリカサイドとしては今回のFOMCでは金融政策の変更が無い見通しで、こちらは依然として円安バイアスとなる見込みです

次にテクニカルですが、一気にボリンジャーバンド中央線の上抜けまで見せていることからここまでの強い円高方向への調整がいったん終了した可能性が考えられます
昨年7月のように一度エンベロープ中央線に下押されて反落、ただ2番底を探りに行った後に反発し再度円安推移へと戻るという展開が想定される推移となっています
RSIに関しても強めの反発を見せていることから、インジケーターの推移からもこのような値動きが想定されると思います
この点からは強い円高方向への相場の調整は終了したと考えた方が良いと思います

この両方の材料から考えると、日銀のYCCの修正を織り込まない場合であれば、月曜日は円安方向への推移を継続する可能性が考えられるものの日銀金融政策決定会合前後にマイナス金利解除の材料で円高方向へ推移を開始、ただFOMCでは金融政策の変更が無く再度円安方向へのバイアスがかかり、全体としては3月初旬の強い円高方向への調整が終わり横ばい推移、もしくは円安方向への推移へと切り替わる展開へと入っていくのではと考えました

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、月曜日にエンベロープ中央線までの上昇を試す可能性があるものの、火曜日の日銀金融政策決定会合前後に円高推移を開始、水曜日のFOMC通過後に円安推移へと切り返す展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は149円40銭の上抜けです
予想値幅上限と同じ価格を目処に設定しています
この推移で注目しているのはテクニカル面での円高推移からの転換です
エンベロープ中央線の上抜けを見せてくるのであれば、3月の強い円高方向への調整が終わる可能性が高まりますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います
ただ今回の上昇方向の注意ポイントには条件があり、火曜日の日銀金融政策決定会合後に上抜けていた場合としたいと思います
月曜日の上昇で想定以上に円安が進みエンベロープ中央線の上抜けが見られた場合には、火曜日に一気に相場の方向感が変わる可能性も考慮するべきだと思いますので、この場合には注意ポイントへの抵触をしたのかどうかの判断は保留したいと思います

下落方向は146円40銭の終値基準での下抜けです
3月11日の安値の価格を目処に設定しています
ボリンジャーバンド中央線の上抜けを見せ円高方向への調整が終わったのであれば、通常以前の安値を下抜けるような推移は見せません
再度安値を下抜けて終値を付けるような推移を見せた場合、テクニカルでの相場の判断を覆すような強い材料が出てきているのだと考えられます
仮にそのような推移に入っている場合には、いったん終わったと考えられた強い円高方向への推移が再燃しかねないと考えていますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

金曜日の時点でも日銀の3月会合でのマイナス金利解除に関する思惑はあったものの、直近の植田日銀総裁の発言などを考えると3月は見送るかなと考えていました
これが土曜日の朝に目を覚ますと日本経済新聞からも観測記事が出ていて、ここまではっきりと情報を出してくるのであればマイナス金利が解除される可能性が高いのではと考えを改めました
金曜日に調べた際の経済イベントの予想としてはどこを見ても解除は無い方向だったのですが、今回の予想では市場予想と異なるシナリオで考えさせていただきました
仮に今回の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の解除が行われない場合には、予想は大きく外れる可能性があり、円安推移が強く継続する可能性があると考えられますので、その点だけはご注意いただければと思います
日銀の金融政策が日経新聞の観測通りに本当に転換されるのかどうかは、実際に通過して見なければわからないというところもありますので、火曜日のお昼前後のニュースには是非ご注意いただければ幸いです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました
土曜日のしーさんの週間ドル円予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
期間20・乗数1.5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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