【ドル円の予想】終わる強い円高、ここからは再度日米の10年実質金利差に注目【週間ドル円予想 2024/1/8~】

ドル円の週間予想

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【ドル円の予想】終わる強い円高、ここからは再度日米の10年実質金利差に注目【週間ドル円予想 2024/1/8~】
ここまでの強い円高推移への巻き戻しが発生、どこまで円安に戻るのかに関しては、日米の10年実質金利差からの目処を考えておきたいと思います。今後に関してもアメリカの10年債利回りがどのような推移を見せるのかに注意しつつ、週内に関しては企業業績の...

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のドル円相場の予想は円高、予想値幅は142円40銭から145円00銭です

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限はエンベロープ上限の価格を目処に設定、ここまでの急激な上昇の過熱感を冷ますようにボリンジャーバンド中央線に向かって調整の下落をする展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日は正月で休場、火曜日は1日に発生した石川県能登半島の地震を受け日銀の金融政策修正観測が後退、ここまで低下していた米長期金利が上昇したこともあり円安、水曜日は米リッチモンド連銀バーキン総裁が講演でソフトランディングに向かっているとの認識を示した一方、追加利上げの可能性は残されていると発言、米債券の持ち高調整や利益確定の売りもあり米長期金利が上昇し円安、木曜日はアメリカで発表されたADP雇用統計は市場予想を上回り前週分新規失業保険申請件数は市場予想を下回ったことで労働市場は堅調との見方が強まりFRBの早期利下げ観測がやや後退し米長期金利が上昇、日銀の金融政策変更観測の後退やこれまでの強い円高推移からの反発もあり円安、金曜日は発表された米雇用統計は市場予想を上回りFRBの早期利下げ観測が後退したことで米長期金利が上昇し円安推移しますが、その後に発表されたISM非製造業景況指数が市場予想を下回り米長期金利が低下し円高推移するものの最終的には前日と変わらずの水準で引けて週の取引を終えました

前回はボリンジャーバンド中央線を目指して反発を開始する可能性があるも、上昇したとしてもボリンジャーバンド中央線付近で頭を抑えられ、金曜日には再度円高推移が発生する展開を予想しました

実際には水曜日までの上昇で上値抵抗となるのではと予想していたエンベロープ中央線の上抜けを見せ、翌営業日も上昇の勢いは止まりませんでした

金曜日に関しても発表された雇用統計は市場予想を上回る堅調な結果となっていて、ドル安円高方向への推移も発生せず、FRBの利下げ観測が後退する形となっています

テクニカル的な分岐点と考えていたエンベロープ中央線の上抜けを見せていることからこれまでの強い円高推移は終了したと想定して今後の予想を行っていきたいと考えています

これから1週間の主なイベントですが、重要な経済指標の発表はあるものの、市場予想通りならそこまで大きなバイアスはかからないのではと考えています

火曜日に日本で発表される東京都区部消費者物価指数は若干鈍化見通しで円安バイアス予想、同日アメリカで発表される貿易収支は若干悪化見通しで弱いもののドル安バイアス予想、木曜日にアメリカで発表される消費者物価指数は総合が強いもののコアが弱く強弱入り混じる形でニュートラル予想、金曜日にアメリカで発表される卸売物価指数は市場予想の出ているところは強い見通しでドル高バイアス予想です

金曜日こそドル高バイアスがかかる場面があるかもしれませんが、基本的にはニュートラル予想です

また1月15日の月曜日はアメリカ市場が休場となりますのでご注意ください

またこれ以外に少し気を付けていただきたいのがアメリカで始まる企業業績の発表です

通常為替市場の予想を考える場合にはそこまで考慮していないのですが、1月12日から金融セクターの企業業績の発表が本格化することで、FRBの金融政策への思惑にもバイアスがかかることで米長期金利が急な変動を見せる可能性があるのではと警戒しています

ドル円にもこの動きはバイアスを与えてくると思いますので、金曜日以降の企業業績の発表には特に気を付けていただければと思います

チャートのテクニカルでは、年明けの取引から円安方向へ切り返した後、予想としてはエンベロープ中央線に1度頭を抑えられる形で下落すると考えていたのですが、その水準はすぐに上抜けてしまい、予想外に強い上昇が続いています

これまでのドル円相場の推移では、強い下落の後の反発時には一度はエンベロープ中央線で反落、もう1度上昇してきたところで上抜けをしてエンベロープ上限への接触を試すという展開が多くみられてきました

今回もそのパターンになる可能性が高いと考えて予想していたわけですが、今回の底値からの反発は非常に強い展開となっていて上昇が止まりませんでした

また価格帯としても、昨年6月末から7月上旬に上昇時の一旦の高値を付けた145円周辺が上昇したとしても頂点だろうと予想していましたが、その水準も上抜けてしまっています

ただ終値基準ではエンベロープ上限や145円付近は機能している模様ですので、今後に関してはこのまま強い円安推移が週初から継続するのではなく、一旦は円高方向へと調整するのではと考えています

単純移動平均線では火曜日からの上昇で25・200日の単純移動平均線を一気に上抜けていて、これまでの円高方向への強い推移が終了した可能性が高そうです

これまでは200日単純移動平均線を下抜けて乖離幅を拡大した場合、そのまま下落推移が継続することが多かったことから、今回も同様の推移を予想していましたが、実際には非常に速いタイミングでの切り返しを見せています

相場の強い円高推移はいったん終了したと考えたほうが良いだろうと判断しています

DMIではADXは30台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

+DIと-DIの位置関係が反転していますが、勢いが強いのでこのまま上昇が続くとすぐに新しいトレンドが発生する可能性があり注意が必要だと考えていますが、現状ではそこまで一方的な上昇は起こらないだろうと考えています

RSIはRSIシグナルの上で横ばい気味に推移、50の上抜けまでは見せていますので、これまでのRSIの推移のパターンから考えると、ここから下押されはするものの下から上昇してくるRSIシグナルが下支えとなって反発、横ばい気味のレンジ推移か円安推移へと戻る可能性が高いのではと考えています

気を付けたいのは今回の底値からの急反発はこれまでの推移パターンから外れたものとなっていますので、今後の推移も直近では見たことが無いようなものになる可能性がある点です

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、乖離幅の拡大を続けています

弱いところから一気にニュートラルなポジションへと回帰している印象です

下落トレンド相場を終了して反発へと切り替わっていることは確認できるものの、それ以外のシグナルは今のところ出していないと判断しています

昨年11月初旬に開始された強い円高推移は終了したと判断しています

日本で起こった地震に関しては日銀の金融政策の転換観測を後退させている面があります

また金曜日に発表されたアメリカの経済指標では雇用は堅調ではあるものの景況感指数に関しては弱めという微妙な状態で、FRBが目指していたソフトランディングの可能性が金融市場に織り込まれ始める可能性がありそうです

昨年12月にFRBが示したドットプロットでのFOMCメンバーの2024年末の政策金利見通しとFedwatchの見通しにはいまだに75bpの開きがあります

今後この乖離幅に対してFRBが歩み寄るのか金融市場の観測が歩み寄るのかで、直近ではFRBが更に利下げを行うだろうとの見通しが強かった状態だと思いますが、この流れに修正が入る可能性があるだろうと考えています

日米金利差とドル円の相関性に関して細かくは最後にまとめてお話ししますが、これらの折り込みを行うにしてもここまでのドル円相場の上昇は急激すぎましたので、一旦は調整が入ってもおかしくないだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、ここまでの急激な上昇の過熱感を冷ますようにボリンジャーバンド中央線に向かって調整の下落をする展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は146円00銭の上抜けです

1月5日の高値の価格を目処に設定しています

同じ推移を見せた場合でもその後の推移には違いがある可能性があります

想定の1つ目は米長期金利の上昇を伴った場合で、このパターンであればそのまま強い円安推移が継続、再度150円を試すような強い展開が発生する可能性があるのではと警戒するべきだと思います

このシナリオに関しては低確率だと考えています

もう1つは米長期金利の上昇を伴わずに上昇した場合で、このパターンであれば過熱感が高まったところで強めの下落に転じるものと考えています

発生しても後者だろうと考えていますので、警戒すべきは行き過ぎの円安推移に対する調整の円高推移が急になる事の方だろうと思います

ただどこまで上昇してしまうのかを予想することは難しい面もありますので、ここを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は140円25銭の下抜けです

12月28日の安値の価格を目処に設定しています

エンベロープ中央線の上抜けを2営業日以上連続で見せていることから、これまでの強い円高推移は終了したと判断しているわけですが、もう1度週内に安値更新をするような展開となった場合には、まだ円高推移は終了していなかった可能性が出てきてしまいます

現状ではこの可能性はかなり低いと考えているのですが、直近は相場のボラティリティも高く、予想外の値動きが発生する可能性に備えるべきだと思いますし、次は138円の攻防に発展しかねないと考えられますので、ここを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

あとがき

ドル円相場は主に日米の10年債利回りの差によって適正水準が変化しながら推移をしていると考えています

もちろん推移に細やかな乖離が起こることはあるのですが、大筋での値動きは連動していると思います

現在の金融市場はFedwatchで確認しても2024年末の政策金利見通しは3.75-4.00%となっています

FRBが12月のFOMCで示したドットプロットの中央値は4.50-4.75%の間で両者には75bpの開きがあります

1回の利下げを25bp幅で行うと考えた場合、年内の利下げ回数で3回分の開きがあることになります

直近の強い円高推移はFRBが金融市場に歩み寄るだろうとの観測から米長期金利が低下し日米金利差が縮小したことで起こったと考えていいと思います

一方で発表されるアメリカの経済指標は堅調なものが多く、FRBが早期利下げを行う必要性が無いような内容となっていて、ドル円相場の年初からの強い上昇は行き過ぎたFRBへの利下げ期待の巻き戻しと考えていいのではと判断しています

2022年末から2023年にかけての日米実質金利とドル円の分布の相関に関しては、日米の10年実質金利差に13.7をかけて、111円をプラスしたものが概ね中心値となるそうです

現在のアメリカの10年債利回りは4.05%、今後10の期待インフレ率は2.22%、日本の10年債利回りは0.605%、財務省が発表している12月の期待インフレ率は1.153%、ここから計算すると日米の実質金利差は2.378%、計算ではこれまでの日米実質金利差との相関が担保されているという前提でいえば143円50銭あたりが中央値となります

この計算式に関しては標準偏差が0.8311であること、そして実際の推移では3円前後の乖離が発生することに注意が必要ではありますが、おおむねの基準として考えることはできると思います

金曜日の終値は144円53銭と計算から1円程度円安水準ではありますが、おおむね中央値近くを推移していると考えていいのではと判断しています

今後に関してもFRBと金融市場のどちらの利下げ観測が優位になるのかは、経済指標の発表内容や企業業績の見通しなどによって左右されるかもしれませんので、シンプルに考えるのであれば米10年債利回りが上下どちらに動くのか、経済指標などがどちらのバイアスをかけてくるのかがドル円相場の推移を考えるうえでは大切なのではと考えています

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間ドル円予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
期間20・乗数1.5
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26

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