相場全体がリスクオンで強い上昇へ、米債務格下げには一応要警戒【23/6/5~】

週間株為替予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500・日経平均・ドル円相場の予想を毎週土曜日に更新している週間株為替予想です

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アメリカ市場の1週間の振り返りと今週の予定

【ダウ・ナスダック・S&P500の予想】セクター間の強弱感の入れ替わりと債務格下げには要警戒!【週間アメリカ株予想】
債務上限問題に関しては上下院を通過してひとまず一旦の解決を見た形となっています。気になるのは格付け機関による米債務の格下げです。仮に格下げが行われた場合、株式市場はいったん強めの調整を行う可能性があり、この点には注意が必要だと思います。相場...

ここ1週間の値動きですが、月曜日はメモリアル・デーで休場、火曜日は前週末に債務上限問題の合意形成期待から上昇していたことから買う動きが乏しく、議会通過までに残る不確実性が相場の重荷となりダウは小幅下落しナスダックとSP500は小幅上昇、水曜日は発表された雇用動態調査が市場予想を上回り高インフレが長期化するとの見方が強まりFRBの金融引き締め継続による景気後退が意識され下落、木曜日は発表されたISM製造業景況指数が前月から悪化し、FRBの金融引締め懸念が後退、米債務上限を停止する法案が下院で可決したこともあり次第に買い優勢となり上昇、金曜日は債務上限を停止する法案が議会を通過し安心感がある中で発表された雇用統計では、非農業部門雇用者数変化は市場予想を上回り強い結果となりましたが、失業率は市場予想以上に高く平均時給の伸び率も前回より低下したことからFRBが6月FOMCで政策金利を据え置くとの見方が強まりダウは大幅上昇、ナスダックとSP500も上昇して週の取引を終えました

前回予想では3指数ともに上昇予想、週前半の下押しと後半の上昇予想はおおむね考えていた値動きでしたが、異なったのが値幅です

3指数ともそろって上値目処を上抜けていて、上昇方向の注意ポイントに入っています

非常に強い値動きを揃って見せていることから、アメリカ市場は全体的に買いが強く入っている状態だと判断しています

まず気を付けたいのは直近の上昇はボラティリティが高まり、非常に強いものになる展開が継続する可能性です

上値目処と考えている場所をあっさり上抜ける可能性がある点に注意が必要だと思います

次に注意が必要なのが相場の豹変です

ここまで過熱感が強い状態で上昇が続けば、十中八九強い反落が発生します

経験上反落の勢いは前日までの気楽な自分を呪いたくなるようなものになる可能性があると考えていますので、反落の可能性を考慮しながら現在の強い相場に乗っていくというバランスの難しいトレードを強いられると思います

これから1週間の主なイベントですが、月曜日に発表されるISM非製造業景況指数は前回発表よりも強い内容で好不況の分かれ目である50も上回る見通しであることから下落バイアスに、水曜日の貿易収支は赤字拡大見通しで下落バイアスになる可能性があります

毎週のことではありますが木曜日の前週分新規失業保険申請件数の内容には引き続き注意が必要だと思います

また6月13日に開始されるFOMCを控えてブラックアウト期間に入りますが、FRBの金融政策に関する観測記事などが出てくる可能性がありますので、その点には注意が必要だと思います

これ以外に気を付けたいのが、米債務の格下げが格付け会社から出てくるかどうかです

これに関しては実際に出てくるのか、それとも全く何もないまま通過するのか全く分かりません

2011年の場合は8月2日に債務上限引き上げ法が成立しムーディーズは債務格付け据え置きを発表、ただその3日後にはS&Pが格下げを行っています

株式市場は与野党交渉が行われた7月25日からすでに下落を始めていて、最後の強い下落が格下げの行われた翌営業日の8月8日といった感じでした

相場はそこで底打ちして再上昇していて、数営業日のショック安はあるものの長い反落とはならないようです

ただこの際には2か月後の10月初旬までは底値模索を行った点には注意した方がいいかもしれません

今回に関してはバイデン大統領とマッカーシー議長が交渉している間もそこまで強い調整は発生していませんので、2011年とは異なる値動きをしているとは思いますが、相場が債務上限問題を楽観視して上昇している場面だけに、一応イレギュラーな下押し材料として発生する可能性がある点には注意してもいいのではと考えています

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は33,250ドルから35,500ドルです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は昨年3月末から4月にダブルトップを形成した価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日から木曜日まではボリンジャーバンド中央線に頭を抑えられるように推移、そこから一気にエンベロープ中央線を非常に強く上抜ける推移へと転換しています

底値を固めた状態から一気に上昇推移へと転換していて、相場の方向感としては一気に強気へと切り替わった可能性があります

通常の感覚であれば34,300ドルから34,700ドルまでの上昇が起こるタイミングだと考えていい値動きだと思いますが、今回の予想では3指数すべてが強い上昇を見せていることから上値目処はさらに800ドル引き上げて35,500ドルまで油断せずに高めに設定した感じです

あまりに強い上昇を見せましたので、月曜日にいったん上昇力が弱まる可能性もありますが、金曜日の高値自体は特に抵抗になるようなところでは止まっていない印象ですので、このまま上昇を継続すると考えていいのではと判断しています

金曜日の200日単純移動平均線を下支えにした反発から、他の主な単純移動平均線の上抜けを見せる強い上昇は、相場の強気転換を表しているものだと思います

5月19日に付けた高値を一気に上抜けたのも好材料だと思います

インジケーターではADXは18台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIは58台を上昇推移、一気にRSIシグナルの上抜けを見せています

強弱の分かれ目である50を下回った水準から一気に転換、相場が上昇方向へ切り返す兆候だと考えています

40台半ばからの強い勢いでの上昇ですので、ここでセオリー通りに60付近でいったん頭を抑えられるのか、それともこのまま上昇を継続して70まで一気に到達するのか、判断が難しいところです

気を付けたいのはADXとのバランスで、ここから強い上昇を見せてきた場合、RSIが高値に達した時点で、相場がレンジ相場からトレンド相場へとバトンタッチする可能性がかなり高いと思います

そのためRSIのシグナルとしては、弱い展開からの切り返しを確認した後は強い上昇が続いた場合はシグナルとしての機能が低下する点に注意が必要だと思います

MACDはMACDシグナルを上抜け上昇を開始、相場が転換した様子がうかがえます

MACDとMACDシグナルのどちらも0を下回る水準での推移ですので、相場の水準としてはまだ弱気です

ただここから上昇が継続した場合は一気に好転すると思いますし、その際にはADXの上昇とともに上昇トレンド相場という判断に切り替わるものと考えています

気を付けたいのは月曜日以降の相場のボラティリティがどうなるかです

予想以上に軟調で横ばい推移した場合は、RSIが機能する形でいったんRSIシグナル接触が起こるあたりまで調整が入る可能性があります

一方で強い値動きが継続した場合には、一気に上昇トレンドへと移行する可能性があります

月曜日に発表されるISM非製造業景況指数では市場予想では強めの内容が出てくる見通しです

これまでの流れであればFRBの金融引き締め継続懸念で相場には悪材料になる可能性が高いのですが、如何せん相場の流れが強すぎますし、すでに6月FOMCでの政策金利据え置き観測が強すぎて、材料視されない可能性もあります

金曜日の値動きを考えると、月曜日以降も強い値動きに終始する可能性の方が高いと判断しましたので、予想内容としては上昇推移を継続、値幅も通常の想定よりかなり高めに設定したいと思います

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は35,500ドルの上抜けです

今回設定している35,500ドルは一旦の上値目処で、ここを上抜ける可能性は十分にあります

ここからダウが強い上昇を見せる場合、どこまで上値を伸ばすのかを予想することは難しい、非常に強い相場が現れるものと考えています

ただ週内にここを上抜けると、ボラティリティとしてはかなり高い値動きになっていると思います

一気に37,000ドルを目指す展開が出てこないとも限りませんので、まずは上値がどこなのか決め打ちするのは危険だという点に注意が必要だと思います

もう1つ気を付けたいのが急反落です

流石にここまで強い上昇を見せると、反落はかなりきついと思いますので、利益確定のタイミングだけには気を付けていただければと思います

下落方向は33,250ドルの下抜けです

予想値幅下限を設定するうえで、相場の下支えになる価格を目処として設定してはいますが、これから出てくる相場は下方向にはたいして振れずに上昇推移を継続する強いものになると予想しています

そのため想定しているとはいえ、ここまで下押されるのはかなり予想とは異なる値動きです

強気一辺倒に変化すると考えていた予想は大きく外れて、再度軟調な推移に戻る可能性がある値動きだと思いますので注意が必要だと思います

テクニカル的にはエンベロープ中央線を下支えにしている状態であれば、再度上昇へと戻る可能性は残されていますが、下抜けまでするとさすがに下落方向へと転換してしまうかもしれません

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のナスダックの予想は上昇、予想値幅は12,900ポイントから14,000ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は昨年3月3日の高値の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日にいったんエンベロープ上限の上抜けを試したもののそこで反落しています

この時点でタイミング的にエンベロープ上限の上抜けをして上昇相場を継続できる可能性はかなり低いとお話ししました

その後木曜日にはかなり強く反発、ただこの時点でもエンベロープ上限は上値抵抗になるともお話ししました

ですが金曜日にその内容を否定するかのようにエンベロープ上限を上抜けて引けました

私の考えていた値動きが全く通用していない展開です

3月前半の底値形成からいったん横ばいになるものの、それでも強い反落を見せぬまま再度エンベロープ上限を上抜けるほどの急角度での上昇を見せるのはまれだと考えていますが、実際には起こってしまっています

まず過熱感があることは間違いないと思います

そのためこのタイミングでは反落を警戒しなければなりません

価格帯としても昨年8月に高値を付けた水準近くなので、ここで頭を抑えられ反落する可能性もありました

ただ金曜日の上昇ではその高値の上抜けを見せていて、どちらかというとまだ上方向へ試す可能性の方が高いのではと判断しています

あまりに強い相場展開ですので、基本的にボリンジャーバンド中央線の下抜けを起こすまでは、まだまだ上昇が継続すると考えて対応するのが適切だろうといった感じです

インジケーターではADXは29台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、再度乖離幅の拡大を開始しました

MACDオシレーターに極端なピーク感も無く、MACDのMACDシグナルの下抜けが起こるまで、現在の上昇トレンドが続くと考えて対応したほうがいい状態が継続していると判断しています

かなり強い相場展開で、過熱感からの下落が心配ではありますが、MACDからは下落する兆候はうかがえません

RSIはRSIシグナルを上抜け上昇推移、73の水準でさらに上昇し続けています

上昇トレンド相場に入っていることから、RSIの高値圏での反落シグナルは信頼度が低下している状態だと考えています

そのため高値圏にあって過熱感は感じられるものの、相場が強い推移を継続していることを確認できるのみだと判断しています

ナスダックに関して気になるのは、買われるセクターの入れ替わりです

金曜日の動向を考えると、テクノロジー株の上値が重く、通信が強く下落した以外は、総じて強い展開になっています

仮にハイテクなどのセクターに強い買いが入らない場合、ナスダックの上昇力が弱まる可能性がある点には注意が必要ですが、金融は好調な上昇を見せていますので、セクターがローテーションする形で上昇を継続する可能性は十分に考えられます

強弱感でいうとダウの方がナスダックより上昇力が強くなるタイミングに入る可能性があるといった感じです

金曜日単体ではエンベロープ上限を上抜ける値動きをしていますが、予想としてはやはりここを強く上抜けて、ボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークに入っていくとは考えづらく、相場の上昇する際の強さに関しては見通しを維持したいと思います

ただテクニカル分析は以前までの値動きを参考にして今後を考えるもので、万能ではないとも考えています

今まであまり見られなかったとしても、今回がそのまれな値動きになって、前例となる可能性もあります

仮にセクターが入れ替わる形で全体的に上昇する場合を想定して今までの感覚で考えると、ナスダックの週内の上値目処は13,600ポイントあたりになる可能性もありそうですが、ナスダックの上昇力を侮るのは危険だとも思っていますので、上値目処は高めに設定しました

以上のことからこれから1週間のナスダックは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は14,000ポイントの上抜けです

金曜日までの値動きであれば、上昇方向にどこまで伸びたとしても不思議ではありません

仮に14,000ポイントを上抜けた場合は、そのまま14,800ポイントを試すような値動きへと発展すると思います

ただここまで強い値動きは、さすがに過熱感が高まると思いますので、その際には急反落に気を付けながら上値追いをすることになるかと思います

下落方向は12,900ポイントの下抜けです

現在の強い推移が転換するとすれば、ボリンジャーバンド中央線の下抜けが確認されるタイミングだと思います

そのため12,900ポイントの下抜けを注意ポイントにしたいと思います

ただ現在のナスダックはかなり強い上昇を継続していますので、日を追うごとにこの水準は切りあがります

そのため下落方向の注意ポイントはボリンジャーバンド中央線とともに随時切りあがっていく点にはご注意ください

仮に下抜けが発生した場合には、一旦上昇が終了するものと考えています

特に勢い良く反落して下抜けた場合は、一旦エンベロープ中央線の水準を試す展開に、相場がそこまで弱くなければ底値形成に入る可能性も残されますが、勢いよく反落した場合にはそこは下値支持にならず下抜けると思いますので、ボリンジャーバンド中央線の下抜ける角度も重要だと思います

S&P500の予想と注意ポイント

12月28日の終値を中心に2月2日の終値を高値、3月13日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のS&P500の予想は上昇、予想値幅は4,190ポイントから4,500ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は昨年4月21日の高値の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日にいったん直近高値の上抜けを見せるも陰線で反落、ボリンジャーバンド中央線に接触したところで下げ止まり金曜日には一気に高値更新する形で強い上昇を見せています

これまで揉み合うように推移していた価格帯から一気に上抜けていて、非常に強い推移へと転換していることがうかがえます

チャート形状からはここからさらに上値追いを見せてきそうな雰囲気です

このまま強い上昇を継続した場合、エンベロープ上限への接触を見せるあたりでいったん上値が重くなる可能性はあるものの、そこまでは一気に上昇してしまいそうですし、相場環境が良ければその状態を維持しながらも上昇を継続する可能性もありそうです

インジケーターではADXは18台を上昇推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIは66を上昇推移、RSIシグナルを下支えにするように上昇を見せてきました

今までRSIシグナルを中心にRSIが上下する展開で少しずつ上値と下値を切り上げる展開となっていましたが、ここにきて一気に上方向へと舵を切りました

55付近まで一旦下落してからの反発ですので、数値ほどの過熱感は無い印象で、70接触辺りまでは上昇を維持するのではと考えています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、強弱の分かれ目である0を上回る推移を継続していて、ついに上方向へと切り返したといった印象です

気を付けたいのは今後のADXの推移で、+DIと-DIの乖離が非常に大きくなっていることからこのまま上昇相場が続いた場合、数営業日でADXは20を上抜けトレンド相場へと転換する可能性がありますし、恐らくそうなると思います

その際にはインジケーターの判断はRSIからMACDへと移り変わりますのでご注意ください

MACDはここから一緒に上昇してくるMACDシグナルを下支えに強い上昇へと入る可能性が高まっていて、その際にはMACDがMACDシグナルを下抜けるまでは上昇トレンド相場が継続する可能性が考えられます

強い上昇相場へと入る可能性が高まっているタイミングである点に注意が必要だといった感じです

ハイテク銘柄の上値が一旦重たくなる中でも、他の銘柄が全面的に上昇することで、SP500は堅調な推移を見せています

ニューヨークダウとナスダックがセクターの強弱感の入れ替わりでバタつく間も、SP500はかなり安定的な推移を継続していて、アメリカ市場の全体的な強さを感じらえるかと思います

今のところSP500に反落するようなリスクは特に無さそうで、堅調な上昇相場が続いていきそうです

債務格付けの格下げなどのブラックスワンが出なければ、上昇推移を継続すると考えていいと思います

以上のことからこれから1週間のS&P500は、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は4,500ポイントの上抜けです

ただ価格以上に気を配りたいのは、エンベロープ上限の価格です

SP500の値動きはおおむねエンベロープ内に収まる推移をしています

週内に4,500ポイントを目指した場合、エンベロープ上限にタッチするか、場合によっては上抜けを見せるかもしれません

この場合に注意したいのは反落です

特に上抜けが発生した後に反落が発生した場合、それは押し目のチャンスではなく調整の合図の可能性がありますので、その点には注意した方がいいだろうと思います

下落方向は4,190ポイントの下抜けです

目処としてはボリンジャーバンド中央線の下抜けです

この下抜けに関して注意したいのは、下値がエンベロープ中央線まで切り下がる可能性がある点です

一方でSP500は横ばい推移からの上昇の初期段階ですので、そこまで強い展開にならない場合にはエンベロープ中央線付近までの下落は可能性としては十分に考えられますし、その下落は相場が崩れた合図にはならないだろうと思います

再度エンベロープ中央線を下支えにする形で上昇してくる可能性がある点にも注意が必要だと思います

エンベロープ中央線の下抜けも見せた場合には、しっかり調整する可能性が高まりますので、その点にも注意は必要です

直近の値動きであれば、ボリンジャーバンド中央線の下抜けをした場合には、下値をエンベロープ中央線までは広げる可能性が高いという認識までで良いと思います

日経平均の予想と注意ポイント

【日経平均の予想】今回の上昇がもしかしたら最後の上昇?高値目処予想は33,000円【週間日経平均予想】
強い上昇相場に入った場合、高値目処を先回りして売り向かったりするのは非常に危険です。そのためしっかりとテクニカル的に反転をしたことを確認した後に、対応をとるべきだと思います。ですがさすがに今回の上昇は長かったですし、そろそろ高値に達しそうな...

9月30日の終値を中心に11月24日の終値を高値、1月4日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間の日経平均の予想は上昇、予想値幅は31,000円から33,000円です

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は4月27日の安値から5月23日の高値までの値幅約2,300円を5月31日の安値から計算した際の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は米債務上限問題の進展期待で先週末にアメリカ市場が上昇、27日に基本合意したことで投資家心理が改善し海外勢の株価指数先物買いが相場をけん引し上昇、火曜日は材料に乏しい中、利益確定売りなどに下押されますが、後場には日本株の先高観の強さを背景に海外の短期筋とみられる株価指数先物への断続的な買いが入り小幅上昇、水曜日は中国で発表された製造業購買担当者景気指数が市場予想を下回り悪化、機械・鉄鋼・商社など中国関連株への売り圧力が強まり利益確定売りもでて下落、木曜日はアメリカ株の下落を受け安く始まりますが、前日の大きめの下落と月末のリバランス売りが一巡したこともあり、先高観が強いことから押し目買いが入り上昇、金曜日はアメリカ市場の上昇を材料に日本株にも買いが入り、米債務上限の効力を停止する法案が可決したことも好感され33年ぶりの高値を記録する上昇をして週の取引を終えました

前回予想では下落予想、月曜日に強く上昇後に週末に向けてボリンジャーバンド中央線まで反落する展開としていましたが、金曜日にはそこから一気に強い反発を見せていて、高値を更新しています

木曜日までであれば予想通りかなと思っていたのですが、金曜日の非常に強い値動きがこのタイミングで起こるとは考えていませんでした

今回の調整の範囲や値動きに関しては、おおむね想定していたものだったかなといった感じです

ただ日曜日のライブ配信では大慌てしていたのはここだけの秘密です

なお予想との乖離を考えると日経平均には強い買いが入り続けている点に注意が必要だと考えています

これから1週間の主なイベントですが、火曜日の景気先行指標は前回予想より高い数字が出てきそうで上昇バイアスに、木曜日の四半期GDPも好調な結果となりそうで、国際収支・貿易収支は依然としてマイナスではあるものの改善傾向でこちらも上昇バイアスになるのではと考えています

日本国内から発表される経済指標の内容は好調な結果が多そうですので、相場にはプラス材料となりそうです

また今週末はメジャーSQですので、週半ばからのボラティリティの高まりなどにはご注意ください

これ以外に少し注意したいのは決算です

9日から14日は少しまとまった数の企業決算が発表されますので、ご注意いいただければと思います

アメリカ市場の週内のイベントですが、月曜日に発表されるISM非製造業景況指数は強い結果になりそうでFRBの金融引き締め継続が意識され下落バイアスに、水曜日の貿易収支は赤字拡大見通しで下落バイアスになる可能性があります

これ以外にも木曜日の前週分新規失業保険申請件数の内容には要警戒です

FRBの金融政策に関しては、FOMC前のブラックアウト期間に入っていることから関係者からの発言は出てこないものの報道などでの観測記事には要注意だと思います

起こるかどうかわからないもので気を付けたいのは、米債務の格下げが格付け会社から出てこないかどうかです

これに関しては出てくるかどうか全くわかりませんが、格下げが出てきた場合はいったん相場が下押されると思いますので、その点には注意が必要だと思います

以前に同様の問題があった2011年の日経平均は軟調推移をしていたこともあり、そこから半年近く底値模索となりましたが、今回は上値追いの相場に入っていますので、そこまでひどいことになるかはわかりませんが、一応警戒しておいた方がいいリスクだと思います

オプションの動向に関してですが、アービトラージのABNアムロは木曜日までは下目線も金曜日に一転して上目線へと転換しています

特に大きく転換したのはCALL31,875円での買いで、強めの推移を予想している可能性がありそうです

PUTは30,500円での買いを一気に増やした点は下目線ですが、特徴的なのは31,000円での売りが多くなっている点です

週内の取引では同じ価格でのCALLで多くの売りが出ていますが、ここは買い残が多く残っています

建玉残も30,250円あたりを損益分岐点に上昇すると利益拡大するポジションですので、31,000円から上方向への上目線だと判断しています

ソシエテ・ジェネラルは下目線、週末にかけてPUTでの買いを多くしています

CALLでは32,000円での買いが多く入りましたが、ここには売り残が多く残っています

CALLは全体的に売り向かっている印象です

建玉残は30,500円あたりを頂点に全体的に損失が出るポジションで、上下どちらに推移しても損失が広がります

週内の取引に関しては下目線だと判断しています

BNPパリバは強弱が入り混じっていました

日が変わるごとに強弱が入れ替わり、週内の取引は方向感をつかみにくい展開となりました

CALL31,500円での買いが多く、同価格帯のPUTでは売りが多くあることから、この辺りから上目線であると考えられるものの、すぐ上の31,750円ではPUTでは買いを、CALLでは売りを行っていて、そこまで高値を追うという感じでもありません

前回CALLの買いが多かった31,000円では売り向かっていますので、この辺りが下値目処なのかもしれません

建玉残は31,300円あたりを損益分岐点に下落するほど利益が拡大するポジションで下目線だと判断しています

前回予想から価格に変動はあったものの、方向感は維持している印象です

概ね31,000円あたりが下値目処、ABNアムロは上目線もソシエテ・ジェネラルとBNPパリバは下目線といった印象です

グローバルマクロのJPモルガンは火曜日からいったん下目線になりますが、金曜日に再度強く上目線へと切り替わりました

CALL32,000円周辺では売り向かう傾向があるものの、さらに上の32,375円や31,750円周辺では買い向かっていて上方向といった印象です

31,750円ではPUTでも売り向かっている点が特徴的ですが、すぐ下の31,500円では同数を買い戻していて、そこまで強い上目線でもない印象です

建玉残は30,900円周辺を損益分岐点に上昇すると利益が拡大する上目線です

前回に引き続き上目線である印象です

オプション全体の取引では、週を通してCALLが優勢気味でしたが、金曜日は少し雰囲気が変化していました

CALLは32,000円での取引が多かったですが、さらに上の32,500円でも活発化しています

一方でPUTではアットザマネーの31,750円での取引も活発ですが、31,500・31,000・30,500円とかなり下方向まで取引が厚い場所が広がっていました

32,000円あたりを強く意識しているとは感じますが、下落への警戒感も高まっているといった印象です

225mini先物では、ABNアムロは全体的には横ばいながらも週末にかけて下目線、若干弱めではありますがオプションと合わせて若干上目線だと判断しています

ソシエテ・ジェネラルは上目線、特に週後半に買い向かっていて、さらに6月限だけではなく7月限でも買い向かっていて、オプションの動向と合わせるとニュートラルだと判断しています

ただ先高観は強い可能性があります

BNPパリバは下目線、ただ週末にかけて買い向かっています

こちらはロールオーバーの動きは今のところ見られず、オプションと合わせると下目線だと判断しています

JPモルガンは下目線、金曜日こそ強く買い戻しが入りましたが、こちらは7月限で売り向かっていてロールオーバーに絡む動きの可能性があり、オプションと合わせるとニュートラルだと判断しています

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディ・スイスは引き続きニュートラル、モルガンは前回予想の下目線から変化してニュートラルですがロールオーバーの取引がからんで複雑になっています

グローバルマクロのゴールドマンは上目線、シティはこちらもロールオーバーの動きがからんで複雑ですがどちらかというとニュートラルで先安観、JPモルガンは活発にロールオーバーを行っていてニュートラルだと判断しています

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAの2社はニュートラル、アービトラージのABNは若干上目線、ソシエテ・ジェネラルはニュートラルで先高観あり、BNPパリバは下目線、グローバルマクロのゴールドマンは上目線、シティはニュートラルで先安観あり、JPモルガンはニュートラルといった印象です

31,000円を下値として意識しながらも、上値は32,000円あたりを見込んでいる印象です

限月が直近の先物やオプションの動向は週末のSQで入れ替わりますので、その点にはご注意ください

裁定取引の残高は、買い残が多く売り残が少ない傾向が続いています

売り残に関しては週半ばにかけて少し増加傾向となっていて、再度売り向かう動きが出てきた印象ですが、まだまだ数量としては少ない印象です

相変わらず買い残が多く売り残が少ないですので、調整時のボラティリティの高まりには引き続き注意が必要だと思いますが、相場が大きく転換するような兆候は今のところないかなといった感じです

チャートのテクニカルでは、月曜日の強い上昇でエンベロープ上限に接触するものの、そこから反落しボリンジャーバンド中央線まで下落、そこから反発して金曜日には最高値の更新を見せています

今のところボリンジャーバンド中央線が下支えする形での推移を継続していてい、上昇相場が崩れていない可能性が高いと判断しています

一方で5月半ばにいったんエンベロープ上限を上抜けた後に反落をしていることから、ここから再度エンベロープ上限を上抜けるほどの上昇に戻るのは難しいのではと考えています

上昇してもエンベロープ上限に頭を抑えられるところで上昇が止まるのではといった感じです

単純移動平均線は全体的に上昇方向への推移を継続していますので、今のところ好調といった感じです

インジケーターではADXは46台を横ばい気味に推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

RSIは73台を上昇推移、一旦RSIシグナルを下抜けましたが再上昇しています

仮にこのタイミングで相場が方向感を失った値動きを続けるのであれば、RSIはあまりに過熱感が高いため、RSIシグナルに頭を抑えられるような展開になる可能性が高いと考えられます

再度上抜けるほど強い値動きに入った場合は、再度ADXが上昇することで上昇トレンド相場へと戻るかと思いますが、インジケーター的には多少の上抜けがあったとしても方向感としてはRSIシグナルに頭を抑えられる展開になりやすいだろうと考えています

MACDはMACDシグナルの上で再上昇を開始、MACDシグナルとの乖離幅を再度広げ始めました

ここから強い値動きに入ると、再度上昇トレンド相場に入り、強い上昇相場へと戻る可能性があります

一旦ADXが横ばい気味に推移したことから相場の方向感が失われた状態だとは考えていますが、今のところMACDはMACDシグナルの上での推移を継続していて、上昇トレンド相場はまだ終わっていないと判断しています

RSIがあまりに過熱感があるため、日柄的には近いうちに反落が起こる可能性が高いと考えられますが、相場があまりに強いのでRSIが機能してくれるのか少し不安があるといった感じです

一方でMACD強い状態を維持しています

非常に強い値動きに入っていることから、日経平均の今後の値動きは上昇推移を継続するという考えで良いだろうと思います

オプションの動向から考えると上値目処は32,000円周辺となりそうなのですが、今回の上昇局面も5月初旬からのように非常に強いものになる可能性もあることから、以前の上昇値幅を参考に高めに設定しました

一方で下方向に関しては相場が転換すると考えられるボリンジャーバンド中央線の下抜けを目処としていますが、日経平均先物のラージの価格はアメリカ市場が終わった時点で31,970円とかなり高くなっていて、そこからの値幅は約3%と、ちょっと距離がある点が気になります

ただ強い上昇相場に入ってしまうと、しっかりテクニカル的な反転を確認しないと、安易に高値だと決め込むと思いっきり踏まれることはよくあることですので、警戒して設定するべきだろうと思います

予想としては上昇方向としていますが、少し気を付けておきたいのがメジャーSQです

SQをきっかけに相場展開が変わることはあり得ない事ではありません

恐らくですが、日本株単独で反落するということは考えにくいと思いますので、そのタイミングに重なるようにアメリカ市場が調整に入った場合などには、警戒感を高めたほうがいいかもしれません

米債務の格下げに関しては起こるかどうか全くわかりませんが、バイデン大統領が3日に調印する予定ですので、格下げが起こるとすれば週内だと思います

仮に格下げが行われてアメリカ市場が反落した場合、日経平均はこれまでの強い買いの巻き戻しと円高推移で、一気に反落する可能性があります

裁定取引の買い残も多く積みあがっていますし、売り残に関してはここから増加する可能性もあり、これらが更にボラティリティを増加させる可能性もあります

非常に好調な推移であることから買い向かう方向で良いとは思うのですが、相場が転換した時の揺り戻しはかなり強い可能性がある点には留意してトレードに臨むべきタイミングだろうといった感じです

以上のことからこれから1週間の日経平均は、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向はエンベロープ上限を上抜けるような強い上昇です

現在の相場観は、下がることが考えられないような非常に強い展開となっています

相場でトレードをある程度の期間されている方なら感じていらっしゃるかと思いますが、いつまでも上がる相場もいつまでも下がる相場もありません

必ずどこかで過熱感から反落もしくは反発します

もちろん個別銘柄の上場廃止や商品先物などの限月があるものなどは例外ではありますが

話を日経平均に戻しますが、ここからエンベロープ上限を上抜けるような推移を見せる上昇が出てきた場合は、明らかに過熱感が高すぎる状態だと思います

それをもって下落すると判断することはできませんが、上がりきってエンベロープ上限を下抜けるところが一旦の危険信号になると思います

そのためこの値動きが出てきた場合には、頂点の見極めにかなり神経をとがらすべきだろうと思います

下落方向は31,000円の下抜けです

こちらはボリンジャーバンド中央線の下抜けです

一旦ボリンジャーバンド中央線を下抜けると、強い上昇が終わるタイミングに入ると思います

水曜日の下抜けもそうなのかなと思っていましたが、木曜日に反発することで否定されたのかなと思っています

次回も同じように下抜けが発生した場合には、そこが一旦下方向に推移し始めるかもしれない可能性が高まっているタイミングになるかと思います

相場がここまでの強い値動きからの転換をするかもしれませんので、注意ポイントとして設定しておきたいと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

【ドル円の予想】為替介入や米債務格下げはリスク要因も円安推移継続確率が高い予想【週間ドル円予想】
140円の水準を上抜けることで、為替介入が警戒され始めました。昨年の為替介入はFRBの利上げ幅が縮小するタイミングに合わせるように行うことで非常に強い効果をもたらしましたが、今回同様の効果を求めるためには、FRBの利下げ観測が高まる必要があ...

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のドル円相場の予想は円安、予想値幅は138円80銭から142円00銭です

予想値幅下限は木曜日の終値と金曜日の始値の価格を、上限は昨年11月21日の高値の価格を目処に設定、強弱入り混じりながらも上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はニューヨーク市場が休場の中、米債務上限問題の議会採決を31日に控え様子見姿勢が強い状態で円高、火曜日は財務省・金融庁・日銀が3者会合を開き、円買い介入の可能性が意識され円高、水曜日はFRBのジェファーソン理事とフィラデルフィア連銀ハーカー総裁が6月会合での利上げ見送りに関して発言を行ったことから米長期金利が低下し円高、木曜日はFRBが次回FOMCで利上げを見送るとの観測が強まったことで米長期金利が低下し円高、金曜日は発表された雇用統計では失業率は市場予想より悪化し平均時給は市場予想を下回る伸び率となったものの、非農業部門雇用者数変化が市場予想以上に堅調で、すでに発表されているJOLTSやADP雇用統計の結果も底堅かったことから労働市場の底堅さが意識され7月FOMCでの再利上げが意識され米長期金利が上昇し円安推移して週の取引を終えました

前回予想では円安推移を継続し週末にかけて上値が重たくなる展開を予想しましたが、全く異なる推移となってしまいました

まず最も環境が変わったのが米債務上限問題の合意が行われたことですが、これが相場に影響を与えたかどうかは判断が難しいところです

次に6月FOMCでの政策金利据え置きに関してですが、これはすでに織り込まれているだろうと思っていたのですが、これが想定以上に織り込まれていなかった可能性があり、米長期金利は週を通してかなり強めに調整に入ったのではと考えています

週内の円高推移には米長期金利の推移がかなり強く関与したものと考えていますので、今後も引き続き米10年債利回りの推移には警戒が必要だと思います

個人的に最もショックを受けたのが火曜日に日本で行われた3者会合で、急激な値動きに対する為替介入の可能性に関して再認識させられることとなりました

これまでもライブ配信時などに為替介入の可能性に関してはご意見をいただくことがありましたが、個人的な意見としては128円から138円のレンジで推移していて、仮にこのレンジを上抜けたとしても昨年の急上昇とは異なりある程度高い水準からの再上昇ですので、150円あたりまで上昇したとしても特に為替介入はないのではとお話ししていました

これは間違いだったと思います

3者会合の後の神田財務官のお話を聞いている限り、これはすでに口先介入が始まっているものと認識しました

仮にこのまま円安推移が継続した場合、何度かの口先介入とレートチェックが行われた後、実際為替介入が行われる可能性が高いと思います

またステルス介入という形で行われる可能性もあり、この場合は事前通告が無い点には注意が必要だと思います

ステルス介入に関しては予想することはほぼ不可能だと思いますが、今後口先介入の頻度が上昇してくるようであれば、為替介入の危険性を予想に盛り込むべきだろうと考えているといった感じです

これから1週間の主なイベントですが、月曜日にアメリカで発表されるISM非製造業景況指数は前回より改善、好不況の分かれ目である50も上回る見通しですので円安バイアスに、火曜日のポーランドとオーストラリア、そして水曜日のカナダの政策金利は横ばい見通しでニュートラルではと考えています

水曜日に発表されるアメリカの4月貿易収支は悪化見通しで円高バイアス、翌木曜日に日本で発表される貿易収支は赤字幅が縮小見通しで円高バイアスになる可能性がありそうですが、こちらはそこまで影響が大きくないだろうと考えています

また市場予想は出ていませんが木曜日にアメリカで発表される前週分新規失業保険申請件数は相場への影響が大きいので注意が必要だと考えています

金曜日のカナダの雇用統計は強弱がはっきり出た場合、アメリカへも同様の傾向があるのではという懸念が高まる可能性がありますので、前回発表からどちらに振れるのかには注意しておきたいと思っています

ドル円相場に強い影響を与えるイベントとして注意したいFOMCが6月13日から14日に開催されますが、これから1週間はFRB関係者などからの発言ができなくなるブラックアウト期間へと入っています

この間は各種報道から観測記事が出て相場が動くことがありますので、利上げに対する観測記事にも注意した方がいいタイミングに入ります

もう1つ注意したいのが米債務に対する格下げが行われるかどうかです

市場はすでに米債務上限問題を材料視していない可能性が高いと考えていますが、2011年の際には8月2日に債務上限引き上げ法が成立しムーディーズは債務格付け据え置きを発表、ただその3日後にはS&Pが格下げを行っています

ドル円相場は2011年4月から円高方向への推移を開始していて、債務上限問題でさらに下落、8月2日前後にはあく抜けしますが、8月4日の為替介入と思われる強い円安推移の後に格下げなどとともにさらに円高推移、10月に再度為替介入がありましたが最終的に円安方向へと切り返したのは翌年2月からと、かなり長い時間円高方向に張り付いた経緯があります

格下げによって2円から3円は円高方向へ振れた可能性がありますので、今回も格下げが行われた際には同様の値幅での円高推移の発生には警戒しておいてもいいかもしれません

ドル円相場の市場環境は2011年と比較するとあまりにも違いますので、円高方向に振れて下で張り付くということはないかもしれませんが、急な値動きには要注意といった感じだと思います

チャートのテクニカルでは、月曜日に陰線を出したドル円相場はそのまま反落を開始、下支えになると考えていたボリンジャーバンド中央線やエンベロープ上限を下抜けて下落を継続、ただエンベロープ中央線へ接触するかなり手前で反発を見せています

一旦強めの上昇が終わった可能性はあるものの、チャート形状的にはいまだに上昇推移が継続している状態だと判断しています

相場の方向感としてはこのまま上昇推移を継続する可能性が高いと考えた方がいいだろうと思います

今のところ以前の高値水準であった137円70銭周辺までの下落もありませんし、強い上昇相場での調整の反落といった印象です

金曜日の終値は、ボリンジャーバンド中央線やエンベロープ上限を再度上抜けて引けていますし、上昇方向への推移を継続していくチャート形状ではと判断しています

インジケーターではADXは27台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

RSIはRSIシグナルを下抜けたものの60で再反発、再度上抜けを狙う展開となっています

ここでRSIシグナルに頭を抑えられる展開になった場合には、相場の方向感を横ばいないし下落へとすぐに修正するべきだと思います

今のところRSIシグナルは横ばい気味の推移となっていてそこまで弱くありませんし、RSIがRSIシグナルを上抜ける展開が週前半に出てくれば、再度強い上昇相場へと戻れる可能性はあります

RSIがRSIシグナルを再度上抜けられるかには注目してもいいと思います

MACDはMACDシグナルの上を横ばい推移、ほぼ同水準で推移しています

触ったか触って無いかの非常に微妙な価格帯での攻防となっていますが、今のところADXが横ばいになったことから相場の方向感が失われた状態と考えてはいますが、上昇トレンド相場も終わっていないと判断しています

ドル円相場はまだ上昇トレンド相場の中にいると考えて値動きを強めに予想したほうがいいタイミングだと思います

ドル円相場の推移が今後円安基調を継続できるかどうかのカギは、早い段階で5月30日の高値139.572円を上抜ける推移を見せてくるかどうかだと思います

金曜日の終値は非常に微妙な水準で、ここで頭を抑えられる形で反落すれば、MACDのMACDシグナル下抜けも起こることでここまでの上昇トレンド相場は終わると思います

その場合には横ばい気味の推移へ入っていくのか、それとも一旦は円高方向へ調整するのかといった値動きへ入るものと考えています

一方で金曜日までの値動きでは、上昇トレンド相場が終わったと判断することができません

今のところ上昇トレンドの強さが残ったままの状態で、円安推移が復活する可能性が残っています

むしろテクニカル的にはこちらが本筋だと思います

仮に金曜日の反発の勢いが、エンベロープ上限やボリンジャーバンド中央線に頭を抑えられる形で終わっていたら、ここからの反落を予想していた可能性もあります

ただ実際にはそれらを上抜ける水準で引けています

経済イベントを考えても月曜日にアメリカで発表されるISM非製造業景況指数は市場予想では強い結果となりそうですし、これは円安バイアスになると考えられます

月曜日の推移が円安であれば、恐らく再度上昇トレンドに入る可能性の方が高いと思います

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、強弱入り混じりながらも上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は142円25銭の上抜けです

完全に昨年11月21日の高値を上抜けに行く値動きです

次の高値目処は144円前後だと考えられますが、この際に注意したいのは政府による為替介入があるかどうかです

火曜日の水準ですでに口先介入のような形での発言があったことから、ドル円相場は政府の感覚的にすでに高い水準での推移に入っている可能性があります

日本企業の想定為替レートは130円をセンターに125円から135円までの間に分散している印象です

感覚としてはこのレートからどれだけ円安推移するかで、為替介入確率がどんどん上がっていくと思います

為替介入の方法は裁量で行われていると思いますので、どの水準に達したら行われるというような目処は特に無いものと思いますが、急激すぎる上昇にはいつ為替介入が行われるのか見当がつきませんので、その点には十分に注意してトレードを行うべきだろうと思います

下落方向は137円80銭の下抜けです

予想値幅下限からは1円も円高水準となりますが、大事なのはエンベロープ中央線との関係性だと考えています

ドル円相場が上昇推移をする場合、強い勢いの場合はボリンジャーバンド中央線を少し緩やかである場合はエンベロープ中央線を下支えとして推移を継続、ボリンジャーバンド中央線を割り込むと上昇力が弱まり、エンベロープ中央線を割り込むと上昇方向の推移から転換する傾向があります

金曜日の値動きが急激な切り返しでボリンジャーバンド中央線の上抜けを見せているため、まだ強い値動きを継続する可能性が残されているわけですが、ここから反落してエンベロープ中央線を下抜ける推移が発生した場合には、逆にこれまでの強い値動きからの強めの修正が入ると考えるべきだと思います

あとがき

アメリカ市場に関して

債務上限問題が解決されることで、アメリカ市場には全体的に強い相場が戻ってきました

これまでハイテク銘柄に強い買いが入ることで、ナスダックには強い上昇がありながらも、他の銘柄は上値が抑えられるような展開となっていましたが、金曜日にはその反転が起こったような感じかと思います

米債務の格下げというリスクは依然としてありますが、FRBの政策金利は6月FOMCでは据え置かれる見通しですので、直近の相場観としてはポジティブな材料が多い状態かと思います

7月以降の利上げを意識し始めるとまた上値が重くなるタイミングはあるかと思いますが、今のところアメリカ市場は非常に堅調といったイメージです

このような上昇相場が起こった時に怖いのは、警戒しすぎてその流れに乗れないことと、調子に乗って参加した結果、高値からの反落に巻き込まれてしまうことだと思います

米債務上限という当面の課題はクリアできたものの、まだまだ問題は残っています

強い相場に安心して油断だけはしないほうがいいと思います

日経平均に関して

オプションの動向を考えると32,000円周辺で上値が抑えられる展開も考えられそうですが、アメリカ市場の強い推移を見ていると、とてもそこで上昇が止まるとも思えません

現在の日経平均はここ数年でもまれに見る強い相場へと入っている感じで、上昇してはいったん下押され根固めして上昇、これを繰り返している感じです

少し気になるのはその回数が、そろそろ3度目の上昇に入ったのではと思われるところです

1月から3月に1段目の上昇を行い、4月から2段目の強い上昇相場を展開、再度天井圏でもみ合った後、今回の上昇で3段目にトライしているといった感じです

気になるのはこの回数です

強い上昇を見せる際に、よく言われるのは3回の上昇方向の波があるということです

いわゆるエリオット波動というものですが、私自身そこまでエリオット波動にウェイトを置いて分析をしたりはしませんが、半年近く上昇相場が続くというのは、さすがに日柄が長くなりすぎています

仮に25,600円の底値から29,200円の間でのレンジ相場から上抜けしたとしても、同じだけの価格の上昇、約3,600円の値幅での上昇をしたとしても、32,800円あたりが上限価格になると考えられます

そろそろ過熱感で下落してもおかしくない水準です

以前の価格がこの範囲だったからここまで上昇すると考えて、先回りして売り向かうのは、このような強い相場では非常に危険だとは思います

ただそろそろ上値が近いかもしれない可能性がある点にだけは注意してもいいのではとは思います

私自身はそう考えていますので、個別銘柄の短期スイングトレードやデイトレードに徹したいと思います

ドル円相場に関して

ドル円相場の値動きを考えるうえで気を付けなければならないと考えているのが、アメリカの政策金利の動向です

今のところFRBの利上げが終わる雰囲気はなく、6月FOMCでは据え置かれこそするものの、7月FOMCでの利上げ確率は高まっています

政策金利を引き上げる方向での観測が強まるのであれば、米10年債利回りも上昇傾向になると思いますし、米債務上限問題が解決したことも債券への買い意欲を引き下げることで金利上昇バイアスになるものと考えられます

これに反するものとしてあるのが政府日銀による為替介入ですが、これに関しては前回介入時のようにFRBの政策転換などとタイミングを合わせて入らないと、あそこまでの効果は一般的には出ません

ボラティリティの高まりによるロスカットこそ怖いものの、相場を大きく転換する力は無いと思っています

為替介入で注意したいのは、同じタイミングでFRBが政策転換を行う可能性がないかという点とロスカットです

今のところFRBの利下げ観測が高まるタイミングでの為替介入が最も恐ろしいことといった感じです

これ以外にも米債務の格下げというものもありますが、これは正直なところあるのかないのかわかりません

あるとすれば週内だと思いますので、この間のアメリカからのアナウンスには注意した方がいいだろうとは思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
5・25・75・200日
・一目均衡表
転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
期間12・長期26・シグナル9
・DMI
DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
期間14・シグナル9

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