アメリカの労働市場に見え隠れする不穏な影【23/4/10~】

週間株為替予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500・日経平均・ドル円相場の予想を毎週土曜日に配信している週間株為替予想です

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アメリカ市場の1週間の振り返りと今週の予定

【ダウ・ナスダック・S&P500の予想】勇み足かもしれないけれど警戒したいナスダックの下落【週間アメリカ株予想】
アメリカ市場の推移は、高値からの反落こそしているものの、相場展開が決定的に悪くなると判断できるようなシグナルは出ていません。それでも少し気になるのがナスダックの動向で、もしかしたら3指数の中で1番最初に調整に入る値動きが出てくるかもしれませ...

ここ1週間の値動きですが、月曜日はサウジアラビアなどの産油国が2日自主的な追加減産を決定、原油先物が大幅高となり資源関連株中心に買いが入りダウは上昇、テスラやマイクロン・テクノロジーは安くナスダックは小幅下落しSP500は小幅上昇、火曜日は発表された米雇用動態調査で求人数が市場予想以上に減少、景気先行き不透明感が強まり下落、水曜日は発表されたADP雇用統計とISM非製造業景況指数が市場予想を下回り景気後退懸念からディフェンシブ株には買いが入りダウは小幅上昇、景気敏感株や消費関連株には売りが出てナスダックは下落しSP500は小幅下落、木曜日は発表された新規失業保険申請件数が市場予想を上回り悪化、労働市場の軟化観測からいったん売られますが、労働市場の減速がインフレ圧力を低下させFRBが利下げに転じる時期が早まるとの観測から米長期金利が低下し株式市場には買い戻しが入り、ダウとSP500は小幅上昇しナスダックは上昇、金曜日はグッドフライデーで休場となり週の取引を終えました

前回予想では3指数とも上昇予想をしましたが、ナスダックは下落してしまいました

週を通して特徴的だったのはアメリカでの雇用に関する指標内容が軟調で、景気動向に不安感が高まっていたことです

ただグッドフライデーで休場だった金曜日に発表された雇用統計の内容は堅調なもので、これまでの発表内容とは齟齬が出てしまっています

どちらを重視するべきか非常に悩ましいところだと思いますが、FRBの金融引き締めスタンスに関しては強い姿勢が続く可能性があり、週内に発表される予定である消費者物価指数への注目度が高まっている状態だと考えています

これから1週間の主なイベントですが、水曜日の消費者物価指数は軟化傾向ですが、市場予想通りの内容であれば材料としてはニュートラルだと考えています

今のところ5月FOMCでの利上げ可能性は現状維持が3割、25bp幅での利上げが7割といった見通しですが、これを大きく変化させるほどのバイアスはかからないだろうと考えています

ただ注意したいのが強い内容が出てきた場合です

この場合はFRBの利上げ観測が強まることで米長期金利が上昇、特にハイテク株には下押し圧力となる可能性があり注意が必要だと考えています

特にここまで弱い雇用関連の経済指標の発表で利上げ確率が低下していましたが、週末の雇用統計の発表内容で雇用も堅調である可能性が出てきています

そのため消費者物価指数が高い状態であった場合、5月FOMCでの利上げ確率が高まり、米長期金利の上昇と株式市場への下押しが発生するかもしれない点には注意が必要だと考えています

同日発表のFOMC議事要旨ではFRBのタカ派姿勢を再確認することとなり、こちらも米長期金利の上昇と株式市場、特にハイテク株への下押し圧力になる可能性があります

木曜日の前週分新規失業保険申請件数はここのところ雇用の弱さを確認できる指標発表が続いていることから要注意で、結果が悪かった際には米長期金利が低下し押し上げ要因となる可能性がありそうです

同日発表の卸売物価指数は前月比では強い見通しで、これはFRBの利上げ観測が強まる材料となる可能性があり注意が必要だと考えています

金曜日に発表される小売売上高は悪化が継続する見通し、景気動向の弱さから下押し圧玉がかかる可能性がありそうです

FRBの利上げ観測が強まるだけであればセクターによって強弱が分かれ、例えばダウは上昇しナスダックは下落のように値動きが分かれる可能性がありますが、ちょっと心配なのが週末の小売売上高の結果です

市場予想通りの内容だったとしても前月同様弱い内容で、前回はそこを底に強い値動きへと転じましたが、今回は相場が比較的高値まで上昇していますので、前回同様そこから反転して上昇できるかは不透明です

またこの週からは重要な企業決算が出始めます

木曜日のデルタ航空や金曜日のシティグループあたりの決算は、今後出てくる同様のセクターの試金石になる可能性がありますので、注意して見ていったほうがいいのではと考えています

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は33,200ドルから34,400ドルです

予想値幅下限は75日単純移動平均線の価格を、上限は1月から2月にかけて天井を形成した価格を目処に設定、上値は重たくなるものの上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、月曜日の強い上昇で100日単純移動平均線を上抜け、その後の横ばい推移でもこの水準を維持しています

強い上昇からの一休みをしている印象はありますが、強い反落を起こすような状況でもなさそうです

ボリンジャーバンド上限への接触をいったん止め横ばい推移していることから、ここまでの強い上昇がいったん終了した可能性は高いですが、ボリンジャーバンド中央線までの距離もまだある状態で推移していて、この辺りもニューヨークダウの底堅さを感じさせます

インジケーターではADXは19台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIは60台を横ばい推移、RSIシグナルとの距離は縮小傾向ではありますが今のところ下抜けるような推移にはなっていません

この後調整気味に推移したとしても、RSIシグナルが下支えする形で再上昇する可能性があると考えています

MACDはMACDシグナルの上で上昇推移を継続、MACDシグナルはまだ強弱の分かれ目である0の下を推移している状態です

MACDとMACDシグナルの乖離幅が縮小傾向ではありますが、MACDが大きく反落しているわけではないことから、今のところ相場が下落方向へ転換すると考えるようなシグナルは出ていないものと考えています

また現在はレンジ相場だと判断していますので、シグナルの信頼度としてはRSIを重視したほうがいいタイミングだと判断しています

これまでの強い推移に比べると、発表された経済指標の内容による雇用の軟化で相場が下押されているような状態にはなっていますが、強く反落するような値動きにもなっておらず底堅い推移を維持しています

今後発表される経済指標の内容も、FRBの金融引き締めを意識させるような内容のものが出てくる可能性はあり、相場の環境はあまり良くない状態だと思います

ただ値動きを見ている限り値を崩したという状態ではないと考えていますので、まだ相場が反落すると考えるのは早いだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、上値は重たくなるものの上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は34,700ドルの上抜けです

予想値幅上限から1%程度上の水準ですが、こちらは昨年12月13日に高値を付けた価格になります

今回の上昇が3月15日から4月3日までを1つ目の山だと仮定すると、同程度の値幅での上昇がもう1度起こる可能性はあります

その場合35,500ドルあたりまでは上値を伸ばしてくるかもしれません

現在の相場環境からはここまで強い値動きは発生しないだろうと考えていますが、予想外に強い値動きに発展した場合には、この辺りまでは上値追いがあるかもしれない点には注意してもいいだろうと考えています

下落方向は33,000ドルの下抜けです

イメージしているのはボリンジャーバンド中央線の下抜けです

ここまで下落してしまうと、相場はある程度はっきりと調整に入るだろうと考えています

次に目指すのはエンベロープ中央線への接触になりますが、ここも下抜けた場合には強めの調整を覚悟したほうがいいかもしれません

今までの値動きから考えて32,600ドルあたりが下値支持になる可能性もありますが、ここも下抜けてくると目指す先は31,500ドル周辺になるだろうと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

12月28日の終値を中心に2月2日の終値を高値、3月10日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は11,800ポイントから12,300ポイントです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、週前半に少し上値を試す可能性はあるものの、全体としては横ばいから下落方向の値動きに終始する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、月曜日から反落を開始、木曜日の反発まではここまでの上昇相場からの調整へと入りました

水曜日の下落では一旦ボリンジャーバンド中央線を下支えに下げ止まりますが、木曜日に下抜けを見せました

ただ日足では上昇に転じ、終値基準ではボリンジャーバンド中央線を上抜けて引けています

上昇局面で調整に入る場合ボリンジャーバンド中央線までの下落を見せることはありますので、今回の反落も上昇相場時にあらわれる調整の反落だったと考えています

気をつけたいのは今回の反落で5日単純移動平均線を2営業日連続で下抜けている点です

この辺りは月曜日以降の値動きを注意して見て行きたいのですが、 5日単純移動平均線の下をこのまま推移する場合、一旦の高値に到達していてここからは横方向の高値もみ合い、もしくは反落のタイミングに入る可能性が高まると考えています

価格帯としては12,120ポイント、この辺りを早い段階で終値基準で上抜けられるかどうかが大事になってきそうです

インジケーターではADXは22台を横ばい推移、現在はトレンド相場だと判断していますが、このまま軟調な値動きに入ると相場の方向感が失われるタイミングに入る手前に来ていて注意が必要です

ただここまでの相場は上昇トレンド相場だったと考えていますので、まずはMACDを見ていきたいと思います

MACDはMACDシグナルの上を横ばい推移、今のところ上昇が収まっている状態ではありますが、MACDがMACDシグナルの下抜けをしていませんので、上昇トレンド相場が転換したとは判断していません

ただここから下抜けが発生する場合は、ここまでの上昇トレンド相場は終了したと考えた方がいいと思います

その後は一旦高値圏で横ばい推移するか、近いうちに反落すると考えています

RSIは59台を上昇推移、RSIシグナルとの接触を見せています

上昇途中に多少RSIシグナルを下抜けることはありますので、まだ弱い推移に入ったと判断できる段階ではないと考えています

ただここから反発できずに、RSIがRSIシグナルに頭を押さえられるような展開になった場合、ここから下落相場へ入っていく用意をした方がいいと思います

ここ1週間のアメリカ市場は、ハイテク・金融・景気敏感株に厳しい相場展開だったと思います

またこの傾向はまだしばらく続く可能性もあります

その中でナスダックの指数の値動きを考えても、ここから強く反発を開始しないと、一旦高値での足踏みに入るか、反落に切り返すタイミングが近づいていると思います

週末の雇用統計で堅調な結果が出たことで米長期金利が上昇、これは銀行株にはポジティブな面もあるかもしれませんが、一方でハイテク株には悪材料です

テクニカル的には反落に入ると判断するのはまだ早いとは思いますが、積極的に上値を追っていくタイミングは終わったのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のナスダックは、週前半に少し上値を試す可能性はあるものの、全体としては横ばいから下落方向の値動きに終始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は12,300ポイントの上抜けです

今回の予想内容はテクニカル的には少し勇み足のところがあり、ナスダックにはまだ上昇する可能性が残されているかもしれません

その際に出てくると考えられる値動きが今回の注意ポイントです

この場合ナスダックはさらに高値を強く追い、13,200ポイント周辺まで上値を伸ばしてくる可能性が出てきます

この価格は昨年8月16日の高値付近で、3月13日の安値から3月31日の高値までの上昇幅を、4月6日の安値から見せてきた場合に到達すると考えられる価格です

予想ではこのような強い値動きはできないと考えていて弱い値動きを想定していますが、テクニカル的には調整に入るシグナルがそこまではっきり出ている段階ではありませんので、想定はしておいた方がいいだろうと思います

下落方向は11,800ポイントの下抜けです

木曜日の時点でちょっと危ない値動きに入っているナスダックですが、予想通りの値動きとなってボリンジャーバンド中央線の下抜けを見せてきた場合、まずは積極的な上値追いは終了したタイミングに入ると思います

この注意ポイントはそこからさらに下値模索に入るかどうかの分岐点になるものだと考えています

エンベロープ中央線の下抜けを見せた場合、そこからまずは11,300ポイントまでは下落する可能性を考慮したほうがいいだろうと考えています

さらに注意したいのが今のナスダックのチャート形状です

仮にですが、月曜日以降に上昇を見せることができず12,300ポイントの上抜けができない場合、ナスダックは2月高値とダブルトップを形成する形となります

この場合想定されるのが10,200ポイントを試すような強い下落推移です

現段階でそこまでの値動きを想定するのは早すぎるとは思いますが、エンベロープ中央線の下抜けと3月13日の安値の下抜けを見せると、恐らく高確率で起こる値動きだと思います

相場の雰囲気が悪くなる可能性がありますので、11,800ポイントの下抜けはまず第一歩として注意したい値動きだと考えています

S&P500の予想と注意ポイント

12月28日の終値を中心に2月2日の終値を高値、3月13日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のS&P500の予想は上昇、予想値幅は4,060ポイントから4,195ポイントです

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は2月2日の高値の価格を目処に設定、上値を試す可能性はあるものの、上昇してもかなり勢いは弱く高値で方向感をつかみにくい推移をする展開を予想します

チャートのテクニカルでは、火曜日から調整に入り反落もボリンジャーバンド中央線までは下落せず反発、今のところ高値からは下落していますが、相場の方向感が下方向へ転換したと考えるタイミングではないと判断しています

まず上昇の勢いが転換するとすればボリンジャーバンド中央線の下抜けが起こるタイミング、そして相場が横ばいや下落方向へと転換したと判断できるのは、エンベロープ中央線の下抜けが起こった後になると考えていますので、今のところ上昇相場が転換を起こしたといった印象はありません

気を付けたいのは木曜日に上昇した後の終値で、ここは5日単純移動平均移動線に頭を押さえらえるようになっています

このまま5日単純移動平均線に頭を押さえられる推移を継続した場合、ここまでの上昇相場が終わる可能性が高まりますので、月曜日以降に強い値動きに再度入れるかに注目したいと考えています

インジケーターではADXは14台を上昇推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIは60台を上昇推移、RSIシグナルへの接近はしたものの、下抜けることも無く再上昇をしています

今のところRSIからは反落のシグナルは無く、高値圏にいることは確かではありますが上値としては70辺りまでの上昇余地も残している状態だと考えています

勢いよく上昇していたところから少し足踏みするような値動きに入っていますので、65程度までしか再上昇しないかもしれませんが、どちらにしてももう少し上を目指してもいいのではといった印象があります

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、MACDシグナルとの乖離幅が狭まりMACDオシレーターは0方向へと収束し始めていますが、今のところ相場の大きな転換を示すようなシグナルは出ていないと考えています

一旦上値が重たくなり、上昇力が落ちたような印象はありますが、相場がここまでの上昇から調整に入るような兆候がはっきりと表れたとは考えていません

まだ上昇余地はある状態だと思います

ただRSIシグナルが高値圏にあり、反落が起こりやすくなる70まであと少しというところまで来ていますので、節目に達した際に達成感が出た場合は反落が起こる可能性が高まっているかもしれません

以上のことからこれから1週間のS&P500は、上値を試す可能性はあるものの、上昇してもかなり勢いは弱く高値で方向感をつかみにくい推移をする展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は4,195ポイントの上抜けです

再度強い上昇に入る値動きですが、この場合次の上値目処は昨年8月16日の高値4,325ポイント周辺になりますが、3月13日から4月4日の高値までの値幅を考えると、場合によっては4,400ポイントまでは上値を伸ばしてくるかもしれません

相場環境的にここまで強い値動きが発生するとは考えづらいと思っていますが、予想外に強い推移への想定として注意しておきたいと考えています

下落方向は4,060ポイントの下抜けです

ボリンジャーバンド中央線の下抜けとなりますが、この場合はそのままエンベロープ中央線への接触を警戒しなければならないタイミングに入ると考えています

そのままエンベロープ中央線を強く下抜けて行くかどうかは微妙なところではありますが、もし下抜けした場合は3,080ポイントあたりまでは下値模索をする可能性があり、注意が必要な値動きだと考えています

ただエンベロープ中央線の下抜けをトライする価格帯周辺には、上昇時の高安の半値基準なども集中している価格帯と接近しているものと思いますので、そこまで勢いよく下抜けてしまうかは、今の段階では判断が難しいと思います

日経平均の予想と注意ポイント

【日経平均の予想】崩れても粘り強さを見せるも、さすがに上値追いは厳しい【週間日経平均予想】
高値から一気に反落した日経平均ですが、金曜日の値動きはそれ以上の下落を押しとどめる底堅さも見せています。為替がいったん円安方向へと切り返しているのはポジティブな材料で、日経平均を下支えしてくれるかもしれません。ただ市場環境は良くありません。...

9月30日の終値を中心に11月24日の終値を高値、1月4日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間の日経平均の予想は横ばい、予想値幅は27,200円から28,250円です

予想値幅下限は1月4日の安値と3月9日の高値の半値基準の価格を、上限は4月4日の終値の価格を目処に設定、方向感がつかみにくい状態で上下しながら横ばい気味に推移する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は前週末のアメリカ市場が上昇した流れを引き継ぎ上昇、火曜日は前日発表されたISM製造業景況指数が市場予想を下回り日本でも製造業の一部に売りが出ますが、ディフェンシブ株には買いが入り小幅上昇、水曜日は前日発表された米雇用動態調査で求人件数が市場予想以上に減少、米景気減速懸念とドル円の円高推移で下落、木曜日は前日にアメリカで発表されたADP雇用統計やISM非製造業景況指数が市場予想を下回ったことで景気敏感株が売られた流れを受け日本でも景気敏感株やハイテク株が売られ下落、金曜日はここまでの大幅下落に対する自律反発狙いの買いが先行しますが、アメリカ市場が休場の中で米雇用統計の発表を控えていることもあり上値は重たく小幅上昇して週の取引を終えました

前回予想では上昇としていましたが、実際には下落してしまい、しかも予想値幅下限も下回ってしまいました

火曜日までは粘ったのですが水曜日には連続してアメリカから出てくる雇用関連の指標の悪化と円高推移が重荷となり、水曜日と木曜日の下落は強いものとなりました

グッドフライデーで休場となった金曜日のアメリカで発表された雇用統計はここまで発表されていた雇用関連の数字とは異なり堅調なものとなっていて、果たしてどちらの数字を信じればいいのか非常に悩ましい状態となっています

雇用統計が発表されるため債券市場は開いている時間帯があり、そこでは米10年債利回りが上昇を見せていましたので、市場としては週末の雇用統計の結果を重視したのだろうと考えていますので、週内に発表される米消費者物価指数の重要度が上昇している状態だと考えています

日経平均に関してはかなり強く調整しましたので、ここからもう1度強く上値を試しに行くには、何かよほどの好材料が無いと難しいかなという印象があります

これから1週間の主なイベントですが、月曜日の国際収支・貿易収支では赤字幅が縮小傾向で、為替が円高方向へ振れることで株式市場には下押し圧力が働くかもしれません

ただアメリカ市場で金曜日に発表された雇用統計によって起こったドル円相場の推移がそのまま引き継がれる可能性もありますので、その際にはどちらかというと金曜日からの流れの方が強い影響力を持つかもしれません

水曜日に発表される機械受注は悪化見通し、これは株式市場にはネガティブな材料となりそうです

また2月期企業の決算発表や、週末のSQにもご注意ください

アメリカ市場で週内に予定されている主なイベントですが、まず気になるのが水曜日の消費者物価指数の結果です

週末の米雇用統計が堅調な結果でしたので、ここで市場予想より強い内容が出てくるとFRBの金融引き締めが強く継続するという観測が強まる可能性があります

ドル円相場が円安推移をすることで日本市場にはポジティブな一面もありますが、アメリカ市場が下落することで日経平均も下方向に引っ張られてしわないかには注意が必要だと考えています

金曜日に発表される小売売上高は前月同様悪化見通しで、こちらも株式市場には下押し圧力になる可能性があります

ただこれに関しては、弱い景気動向からFRBの利上げ観測が弱まることで、相場にポジティブな材料となる可能性もあります

これがどちらに働くのかは、水曜日に発表される消費者物価指数で強い内容が出れば強めの利上げ観測は変化しないでしょうし、微妙な内容であれば利上げ観測が弱まる可能性があるかもしれません

またアメリカ市場ではこれから決算が出始めますので、個別企業の業績にも注意が必要です

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは下目線、特に週末にかけて下目線が強まりました

CALL28,125・28,250円での買いは強かったものの、それ以外では売りが強い傾向があり、PUTでは27,750円での売りが強かったものの27,500円ではかなり強い買いを入れています

27,500円の水準にはCALL・PUTともに売り建玉残が多かったのですが、PUTに関しては建玉残が残っているものと考えられますが、解消傾向へと推移しています

JPモルガンは上目線、CALLは全体的に買い向かっていて、PUTは逆に売り向かっている印象です

CALL27,500円あたりの売りが気になるところではありますが、ここには買い建玉が多くあったところですので、そこまで弱気な動きではないと考えています

オプション全体の取引では、火曜日だけはPUT優勢でしたがそれ以外ではCALL優勢、木曜日と金曜日では終値から考えてもかなり上の28,250円あたりの取引が活発化していて、まだまだ上目線である印象があります

225mini先物では、ABNアムロは直近の4月限では下目線ではありますが、6月限は上目線となっています

SQが近いことからロールオーバーに動いている可能性もあり、そう仮定すると買い向かう量の方が多くなっていますので、上目線と考えていいかもしれません

そのためオプションと合わせるとニュートラルだと判断しています

JPモルガンは下目線、ただこれは6月限のポジションです

直近の4月限では動きは無く、全体的には下目線ですが、直近ではニュートラルといった印象です

ただあまりにも6月限での売りがありますので、下目線と判断したいと思います

オプションと合わせるとニュートラルだと判断しています

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディスイスとモルガンはどちらも上目線、グローバルマクロのシティは下目線で、ゴールドマンとJPモルガンは上目線だと判断しています

シティの売りが強い印象で、これは前週から続いています

同様に売り向かっていたゴールドマンは火曜日に転換した印象です

少し気になっているのが225ラージの9月限の動きです

通常であればまだ取引が活発になるタイミングではないと思うのですが、CTAの2社とJPモルガンにポジションをとる動きが見られます

流石にロールオーバーまでにはまだ早すぎるとは思うので、この取引がどのような意味を持っているのかちょっと判断に悩んでいますが、少なくともこの辺りの取引ボリュームが増加するかもしれない点には注意しておいた方がいいだろうと考えています

このまま継続的に取引高が出てくる場合は、6月限と9月限で相殺する形で強弱感を判断するように切り替えようと考えています

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAの2社は上目線、グローバルマクロのシティは下目線、ゴールドマンは切り替わって上目線、JPモルガンは若干上目線、アービトラージのABNアムロはニュートラルだと判断しています

CTAの推移が底堅いのは日経平均にはポジティブな材料だと考えていますが、シティの下目線が変化してくるとさらに強気になれるかなといった感じで、今のところ上値はちょっと重い可能性があるなと警戒している感じです

裁定取引の残高は、5日までの推移では買い残が減少傾向です

週初の3営業日で見てみると最も買い残が減少したのは4日で、5日はそこまで解消されていません

売り残も極端に増加していない状態で、今回の下落でもまだ買い残の売り圧力は解消されず残っている状態だと判断しています

仮にここから再度下押しが発生した場合、強い下方向への値動きが発生する可能性は高い状況が継続していると判断していますので注意が必要だと思います

チャートのテクニカルでは、火曜日までは上値を追っていましたが水曜日に反落、寄り付きはそこまで下落しなかったのですが、ここまで日中で下げ幅を拡大してくるのは予想外でした

その流れは木曜日も続き、一気に100日や200日単純移動平均線の水準近くまで下げ幅を拡大、金曜日も横ばい気味に推移しています

高値から一気に調整に入ってしまったという感じですが、まだ大きく崩れてもいないといった感じです

一気にボリンジャーバンド中央線とエンベロープ中央線の下抜けを見せたのはネガティブですが、日経平均はレンジ気味に推移していると考えていますので、強い上昇相場はなくなった可能性が高いものの、それでも強い下落に入っていくかは判断ができない状況だと考えています

インジケーターではADXは14台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIは47台を横ばい推移、RSIシグナルや50の下抜けを見せていて、位置としては少し弱気の場所になっています

レンジ相場であればこの辺りを上下しながら横ばい推移する可能性も残されていますが、この先RSIが反発した際にRSIシグナルに頭を押さえられないかには注意が必要だと考えています

極端に弱いわけではないと考えてはいますが、続落には注意してもいいタイミングかもしれません

ただ仮に続落したとしても、強い悪材料が無い限りテクニカル的には40あたりまでの下落で止まると考えています

MACDは下落推移、MACDシグナルの下抜けを見せています

今のところ0より上の水準での推移ですので、そこまで弱気ではないと思います

ただ強い上昇を見せるかもしれないという期待感が火曜日まではありましたが、それははっきり否定されてしまった印象があります

日経平均は当面の間横方向のレンジ相場になる可能性が高いかなと判断しています

日経平均の状態は、強い反落こそ見せていますがそこまで弱くも強くもない、微妙な価格帯での推移をしているといった感じです

オプションの動向を考えると上値は28,250円までの上昇を考慮しておきたいと考え、予想値幅上限をここに設定してはいますが、テクニカル的にはボリンジャーバンド中央線、27,900円程度までしか上昇しないのではとも考えています

日経平均のCFDは27,655円で引けていますので、月曜の寄付きからの上値余地は250円、下値余地は455円と、どちらかというと下方向に見ている感じです

金曜日の終値から考えると、上下ともに300円から400円程度の値幅と、ほぼ中間点といった感じです

植田日銀総裁の発言による為替の大きな変動や、米消費者物価指数の予想外の内容などがあった場合は、予想が外れてボラティリティが一気に増加する可能性はあり得ます

ただこの辺りを無難に通過してしまうと、相場は膠着感が出てくる状態になるのではと考えました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、方向感がつかみにくい状態で上下しながら横ばい気味に推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,700円の上抜けです

今回予想の上値目処28,250円を上抜けても、よほどの勢いがなければ28,700円周辺で頭を押さえられてしまうと思います

今の相場環境はそこまで強い上昇が出てくると期待できるものではないだろうと考えていますので、仮に予想外に強い値動きが出たとしても、そこまで期待感を高めないほうがいいだろうと考えています

この環境の中で上値目処を上抜け、さらに3月9日の高値も抜けてくるのであれば、まずは29,200円、場合によっては30,000円を目指すような上昇が出てくるかもしれません

ただ予想としてはこの可能性はかなり低いだろうとは思います

下落方向は27,200円の下抜けです

価格帯としては27,000円あたりが強い下値抵抗となっていると考えていて、そこを目処に価格設定をすることが多かったのですが、3月16日の強い下落ではその水準を下抜けてきました

ただその際にもピッチフォーク下限では反発していて、相場が上方向へと向かっていることを印象付けてくれました

その視点で考えると、この上昇を維持できるかどうか、今回でいえば27,200円の下抜けが週後半に起こっているかどうかが日経平均の方向感の分岐点になるのではと考えています

仮に下抜けた場合は、年初からの上昇は終了し、横方向レンジ相場か下落相場へと転換する可能性が高まると考えています

そのため27,200円の下抜けを今回予想の下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

【ドル円の予想】テクニカルでは円安予想、植田日銀総裁の発言と米消費者物価指数には要注意【週間ドル円予想】
ここまでテクニカルに沿うような値動きを続けているドル円相場ではありますが、通過したイベントの内容は一筋縄ではいかないものが多数ありました。そしてそれはこれからも続きます。植田日銀総裁の記者会見、そしてアメリカで発表される消費者物価指数や小売...

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のドル円相場の予想は円安、予想値幅は131円50銭から133円78銭です

予想値幅下限は金曜日の安値の価格を、上限は一目均衡表の基準線の価格を目処に設定、木曜日から始まった上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はOPECプラスの一部が2日、自主的な追加減産を決定、日本の貿易赤字拡大観測からいったん円安推移しますが、資源国通貨に対してドルが売られ、さらに発表された米ISM製造業景況指数が市場予想を下回り、景気悪化懸念から米長期金利が低下し円高、火曜日は発表された米雇用動態調査で求人件数が市場予想以上に減少、米景気の減速感が強まったことで米長期金利が低下し円高、水曜日は発表されたADP雇用統計とISM非製造業景況指数が市場予想を下回りFRBの利上げ停止後の利下げ転換時期が早まるとの見方が強まったことで米長期金利が低下し円高、木曜日は翌日の米雇用統計発表を控え持ち高調整の円売りドル買い優勢、アメリカで発表された前週分新規失業保険申請件数が市場予想以上に悪化しいったん円高方向へ振れますがドル買いの流れは止まらず、セントルイス連銀ブラード総裁のインフレ率は高すぎるとのタカ派寄りの発言もあり円安、金曜日は発表された米雇用統計の内容では非農業部門雇用者数変化は市場予想通り、失業率に関しては横ばい予想から若干改善したことで、米景気先行きへの懸念が和らぎ米長期金利は上昇し円安推移して週の取引を終えました

前回予想は円高推移の見通しで、週前半に下値試すように反落、そこから反発するという展開を考えていましたが、その通りの値動きとなっています

ただ市場環境はあまりにも複雑でした

月曜日からOPECプラスの減産報道が出るとインフレ高止まり懸念からいったん円安推移、そこからは連続して出てくる悪い雇用関連の経済指標を材料に円高、そして持ち高調整に入った後に週末の雇用統計で堅調な数字が発表されるという、ファンダメンタルズから考えると予想することがあまりにも困難な週だったかと思います

そのため今回の結果は、テクニカルを重視して予想した内容が、偶然合致したと考えておいた方がいいと思います

また市場環境が非常に複雑な状況となっていますので、今回の予想でもどちらかというとテクニカルを優先して今後の値動きを予想していきたいと考えています

これから1週間の主なイベントですが、月曜日に日本で国際収支・貿易収支が発表され、マイナス幅が縮小見通し、また植田日銀総裁の記者会見が予定されていて、どちらも円高バイアスになる可能性があるイベントだと考えています

特に植田日銀総裁が今後の金融政策に関しての質問を多く受けることになると考えられますので、そこで金融引き締めと捉えられる発言が出てこないかには注意が必要だと思います

具体的な修正などが行われるわけではないものの、イールドカーブコントロールに関しての質問はまず出てくると思いますので、ここでの質疑応答には警戒が必要だと考えています

水曜日に日本で発表される機械受注は弱い見通しで円安バイアス、ただし市場予想から強い内容が出た場合は反対に円高バイアスがかかる可能性はあります

アメリカでは消費者物価指数が発表され、市場予想では少し弱い結果とはなりそうですが、利上げが停止されると考えられるほどの弱さではない模様です

現状では5月FOMCでの利上げ見通しは現状維持と25bp利上げが半々、消費者物価指数の結果が市場予想通りであればこの見通しに大きな影響は無いのではと考えています

イギリスのベイリーBOE総裁の発言では恐らく金融引き締め方向への発言が出てくると考えられますのでドル安バイアス、カナダの政策金利は市場予想通りの現状維持ならニュートラル、同日発表のFOMC議事要旨の内容ではFRBのタカ派姿勢を確認することとなる可能性があり、円安バイアスがかからないかには注意が必要だと考えています

木曜日のオーストラリアの雇用統計は少し弱い見通しで、アメリカの雇用に対する不安感の高まりから米長期金利への下押し圧力となり円高バイアスになる可能性があるかもしれません

イギリスのGDPは少し弱いものの、ユーロとイギリスの鉱工業生産は強い見通しで、こちらは堅調な結果からドル安バイアスに、アメリカで発表される卸売物価指数は前月比が強い見通しで米長期金利押し上げ要因となり円安バイアスがかかる可能性があります

また前週分新規失業保険申請件数の結果にも要注意です

金曜日に発表されるアメリカの小売売上高は少し弱い見通しで、こちらは米長期金利低下による円高バイアスが発生する可能性がありそうです

月曜日に関しては日本の材料以外にも、前週末に発表された米雇用統計の結果を受けた値動きが続く可能性があり、その点には注意した方がいいだろうと考えています

この中で相場の流れを大きく決定する可能性があるとすれば、月曜日の植田日銀総裁の発言か、水曜日の米消費者物価指数ではと警戒しています

植田日銀総裁の発言で流れが変わるとすれば円高方向へ、米消費者物価指数に関しては市場予想から上振れて強ければ円安、逆に下振れた場合は円高バイアスがかかるといった感じで考えています

全体的にドル安バイアスや円高バイアスがかかりやすいイベントが多そうですので、各イベントで円高方向へと押される危険性を考慮したほうがいい1週間になるのではと予想しています

チャートのテクニカルでは、月曜日にエンベロープ中央線に頭を押さえられるように反落、この流れはボリンジャーバンド中央線の下抜けを見せ、水曜日まで継続しました

木曜日でいったん持ち高調整のドル買いが入り、翌日発表された雇用統計の内容を受け再上昇も、エンベロープ中央線には相変わらず頭を押さえられています

この環境だと再度下押される可能性がありちょっと危険なのですが、タイミング的にもボリンジャーバンド中央線がエンベロープ中央線を上抜けようとしていますし、水曜日の安値は3月24日の安値を下回るようなことも無く、チャート形状としては下値切り上げの形になっていますので、このまま上昇方向へ向かうと考えていいのではと判断しています

ここからちょっと気を付けておきたいのは、単純移動平均線との位置関係です

金曜日の上値は75日単純移動平均線に頭を押さえられるように推移していますし、ここから133円台半ばまでは25・100日の単純移動平均線があり、この辺りは上値抵抗になる可能性があります

そのためここから先の推移で上昇が起こったとしても、直近の値動きは少し上値が重いような展開になる可能性が高いのではと考えています

インジケーターではADXは19台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

RSIは47台を上昇推移、再度RSIシグナルの上抜けを見せています

RSIとRSIシグナルに関しては50を下回る水準を推移していて少し弱い状態ですが、どちらも上昇方向へと推移を継続していますので、大きな相場転換のタイミングが無ければこのまま円安方向へと上昇を継続するタイミングだろうと判断しています

MACDはMACDシグナルに絡むように横ばい推移、微妙にMACDシグナルの上抜けを見せています

こちらも0を下回っていて、相場が弱い場所に位置していることがわかるかと思います

相場の方向感に関しては強く示している状態ではないと判断していて、特にシグナルは出ていないと判断しています

アメリカの労働市場に見え隠れした弱い統計結果は、週末の雇用統計でいったん否定されました

直近の値動きとしては、焦点は再度物価上昇率とFRBの利上げ姿勢へと移るのではと考えていますので、このまま円安方向へのバイアスがかかりやすい環境がしばらく続くものと考えています

一方で週末の雇用統計の強い内容は、アメリカの雇用環境が強い状態であると判断できるものだったかもしれませんが、それ以外の雇用関連の指標が弱かったことから、週末の雇用統計の内容は相場にミスリードを起こしている可能性があります

トレードをする上では直近の相場の値動きに合わせて取引をするべきだと思います

ただ今後発表される雇用関連の経済指標には要注意だと考えていて、状況としてはすでにリスク回避への姿勢を強めなければならないタイミングに入っているのではと判断しています

特に週内にアメリカで予定されているイベントでいえば、雇用に関係する木曜日の前週分新規失業保険申請件数、そして実体経済の状況を反映する金曜日の小売売上高の内容には要注意だと思います

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、木曜日から始まった上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は134円00銭の上抜けです

一目均衡表の基準線を上抜ける値動きで、同時に4月3日の高値も上抜けます

相場は考えている以上にリスクオンへと傾いている状態で、円安推移がこのまま継続する可能性が高まります

今のところ上昇したとしても138円周辺までだろうとは考えていますが、為替相場は方向感がはっきり出ると思わぬ値幅で突き進むことがありますので注意した方がいいだろうと考えています

下落方向は130円00銭の下抜けです

今回の予想の下限は131円50銭と、130円からはかなり上の水準です

ただ予想の下限はかなり厳しめに考えていますので、値動きとしては130円50銭くらいまでは下押しが発生してもおかしくないと考えています

この辺りは持ち高調整の売買が入った場合や、FRBの利上げ観測の強弱感が微妙に変化すれば、ある程度ぶれるものだと考えています

ただ130円を下抜けてくるとチャートのテクニカル的に変化があると考えています

恐らくRSIシグナルも下落方向へと舵を切り始めますし、3月半ばからの下落での底打ちを否定する形となり、まだまだエンベロープ中央線に頭を押さえられる形での下落が継続してしまう可能性が高まります

そのまま128円までは下落すると考えられますので、警戒したい値動きだと考えています

あとがき

アメリカ市場に関して

発表された経済指標のうち、雇用に関連するものにはかなり弱い内容が出てきています

週末の雇用統計こそ堅調な結果となっていますが、それだけで楽観視していいのか疑問があります

今までであればADP雇用統計が週末の雇用統計とずれても、またいつものパターンかと思ってスルーするところですが、今回に関しては米供給管理協会ISMが発表した製造業と非製造業、そして週末の雇用統計と同じ労働統計局が発表しているJOLTSでの求人状況の悪化が確認されています

今回に関してはいつも信頼度を高めに置いている週末の雇用統計が、ミスリードを誘っている可能性もあるかもしれません

状況的には雇用に不安感が出てきている中で物価上昇が止まらず、このままではスタグフレーション懸念が強まる可能性があり、FRBはその前にしっかりとインフレを止める必要性に迫られている可能性が高まっているのではと推測しています

週内に発表される消費者物価指数の結果を見てみないと難しいところではありますが、今の市場予想通りの内容であれば、5月FOMCでの利上げはほぼ確実に行われるのではと予想しています

仮に5月FOMCで利上げが行われず、雇用環境の悪化が継続してしまった場合、物価上昇が止まらないまま利上げが行えない状況へと追い込まれる可能性もあり、アメリカ経済はかなり危険な状況へと入っていく可能性もあります

株式市場はこの辺りの状況をどう織り込んでくるのか、直近ではまだ楽観的な値動きを見せる可能性もあります

ただ週末には景気動向をダイレクトに推し量れる小売売上高の発表も控えていますので、決して油断していいタイミングではないなと考えています

仮に上値を追うような値動きが出たとしても、あまり楽観的に構えないほうがいいのかもしれません

日経平均に関して

日経平均は火曜日の頂点から、崩れ落ちるように27,500円の価格帯まで下落してしまいました

ただここは下値支持として機能している模様で、さらに強い下落を見せることはありませんでした

直近では円安推移が再度起こることで、相場に追い風が吹く可能性もあります

ただ日曜日には植田さんが日銀総裁となり、月曜日には会見が行われるはずで、ここでどのような発言が出るのか、それ次第で為替市場には大きなインパクトがあるかもしれません

そしてアメリカでは消費者物価指数が発表されますし、小売売上高の発表もあります

ここからは個別企業決算に振り回される可能性もあり、相場の方向感をつかむのが非常に難しいタイミングに入る可能性があります

日経平均の予想としては経済指標の結果は市場予想通りに落ち着くと考えボラティリティの低下が起こると考えていますが、各所に不安材料はありますので、相場の不意のボラティリティの高まりには、是非気を付けてトレードに臨んでいただければと考えています

ドル円相場に関して

金曜日に発表された雇用統計の内容を見る限り、アメリカの労働市場は堅調です

ただ今回の発表内容に関しては、それ以前に発表されている内容と大きく齟齬があると感じています

ADP雇用統計のずれはさすがに気にしませんが、JOLTSとISMのどちらも同じ傾向だったのは、あまりに危険であると考えています

次のこれらの経済指標の発表は5月頭になりますが、ここではFOMCと日程がかぶりかなり複雑なことになります

そのためここからは予定がはっきりとはわからないものの、FRB関係者の発言や、直近の雇用状況を示す前週分新規失業保険申請件数には目を光らせたほうがいいかもしれません

またアメリカでは企業決算が始まりますので、その内容によって景気悪化懸念が高まった場合はリスク回避の円高が起こる可能性もありますので、その点にもご注意いただければと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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