【23/3/27~】欧州株が落ちても粘り強い米市場、さすがに落ちるドル円相場、両市場に引っ張られる日本市場

週間株為替予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500・日経平均・ドル円相場の予想を毎週土曜日に公開している週間株為替予想です

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アメリカ市場の1週間の振り返りと今週の予定

【ダウ・ナスダック・S&P500の予想】強い上昇はできなかったものの、それでも底堅く推移を続けるアメリカ株【週間アメリカ株予想】
FOMCを通過して強く上昇するのではと期待していたアメリカ市場ですが、結果は強い反落となってしまいました。ただそこから相場は崩れるわけではなく、底堅い推移を継続しています。欧州が大荒れであることからも相場を楽観視するのは危険かもしれませんが...

ここ1週間の値動きですが、月曜日はUBSによるクレディスイス買収合意や6中央銀行の協調ドル供給を材料に安心感が広がり景気敏感株中心に買いが入りますが、米長期金利が上昇しハイテク株は上値が重くダウとSP500は上昇しナスダックは小幅上昇、火曜日はイエレン財務長官の中小銀行が預金流出に陥るようなら預金保護が正当化されうるとの発言により市場心理が改善し上昇、水曜日はFOMCでは25bpの利上げを決定、声明文から継続的な利上げという文言が削除されたものの、2023年末の政策金利見通しは5.1%に据え置かれ年内の利下げも基本シナリオではないとし、さらにイエレン米財務長官が銀行預金の全面的な保険や保証に関しては検討も議論もしていないという発言もあり3指数とも下落、木曜日はFRBの利上げ停止が近いとの観測からハイテク株中心に買いが入りますが、銀行の資金調達コスト上昇による融資引き締めが景気悪化につながるのではとの懸念から売りが出て上げ幅を縮小、ダウとSP500は小幅上昇しナスダックは上昇、金曜日は欧州の銀行株急落を受け下落して始まりますが、FRB当局者の発言を受け銀行セクターの流動性への懸念が和らぎ3指数とも小幅上昇して取引を終えました

前回予想では3指数ともに強い上昇をすると予想、結果は小幅上昇となり横ばいといった感じだったと思います

アメリカの株価指数が今回の金融不安に対するリスク回避から抜け出して、すでに目線が他に移っているという考え自体は間違っていなかったと思います

欧州の株価指数が大きく調整に入る中でも、アメリカ市場は非常に底堅い推移を継続していると思います

一方でFOMCを通過することで強く上昇を見せると考えていた予想は、大きく外れることとなっています

今のところ相場がどの情報を重視して動いているのか判断が難しく、私はターゲットを絞れていない状態です

ただ欧州の金融不安は継続していると考えていますので、金曜日のような値動きには注意したいところだと考えています

金曜日に欧州で起こった下落は非常に大きく、イギリス・ドイツ・フランスそしてユーロの株価指数は一時2%以上の下落を見せました

セントルイス連銀のブラード総裁は金融システム不安を抑え込むことができると発言、欧州で起こったパニックをアメリカでせき止めることができた形です

アトランタ連銀のボスティック総裁は今回のFOMCでの利上げ決定が銀行セクターをめぐる混乱で困難なものだったと、リッチモンド連銀のバーキン総裁は0.25%利上げに疑念は無かったと発言、3人の連銀総裁に共通しているのはFRBが今後もインフレ率の低下に焦点を当て対応する必要があるという見解を持っていることです

アメリカ市場はインフレ率の高まりと過度な引き締めによる景気悪化懸念、そして堅調な経済活動という材料で綱引きをするような相場環境が続いていくのかもしれません

これから1週間の主なイベントですが、前の週でFRBが示した利上げ幅や今後の利上げペースに対して疑念がもたれるような強い内容が出てこないかに警戒しています

アメリカ市場の主なイベント

ただ市場予想通りの内容であれば問題ないと考えています

火曜日の消費者信頼感指数は前月より鈍化見通し、木曜日の10-12月期四半期GDPは改定値が少し上方修正される見通しですが過年度のものなので影響が少なめ、金曜日の個人所得と個人消費支出は前月より大きく低下傾向、この辺りの経済指標に関しては米長期金利を上昇させるような要因とはなりそうもなく、ハイテク銘柄に関しても買いが入りやすい環境になる可能性がありそうです

金融不安などが改めて注目されて相場が動く可能性はありますが、予定されている経済指標が市場予想通りの内容で通過した場合、市場にはあまりバイアスがかからないのではと考えています

FOMCであった内容を振り返っておきたいと思いますが、まず発表された年末の政策金利予想をプロットしたドットチャートの内容ですが、2022年12月に発表されたものから大きな変更は無く、今回の銀行の経営破綻に端を発した金融不安の影響は現在の政策金利見通しに大きな影響を与えていないものと考えられます

パウエルFRB議長の定例記者会見の内容では継続的な利上げという文言が削除され、年内の利下げを予定していないとの発言があったことから、2023年中の利上げはあってもあと1回ということになりそうです

仮にあと1回利上げが行われるとして、どのタイミングで行われるかは不透明なところはありますが、今後は利上げが積極的に行われるという環境からは変化がありそうです

この辺りの見通しを否定するような内容が経済指標から出てくるのか、恐らくそれが今後の焦点になるのではと考えています

そのようなことから、週内に予定されている経済指標の発表では相場にはバイアスがかからないのではという考えに至りました

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は31,700ドルから33,600ドルです

予想値幅下限は金曜日の安値の少し下の価格を、上限は3月6日の高値の価格を目処に設定、エンベロープ中央線に頭を押さえられる可能性はありますが、上抜けの際にある程度勢いよく上昇する展開を予想します

週初から強い展開となりエンベロープ中央線を上抜ける可能性を考慮して、上値目処は少し高めに設定しておきます

チャートのテクニカルでは、火曜日までは順調に上昇しますが、エンベロープ中央線に頭を押さえられるように強く反落、ボリンジャーバンド中央線を下支えに粘っている状態です

水曜日の強い反落は、FOMCで発表されたFRBの姿勢やイエレン米財務長官の発言が嫌気されたものだと考えていますが、テクニカル的にも嫌なところで反落したといった印象です

木曜日と金曜日の2営業日でボリンジャーバンド中央線を下支えにした横ばい気味の小幅上昇を見せていることから悲観はしていませんが、仮に下抜けを見せて安値にトライするような展開だった場合、再度安値模索の下落に、2,000ドル程度の下落の覚悟が必要だったかもしれません

まだエンベロープ中央線の上抜けを見せていないことから油断はできませんが、恐らくここから上昇できるだろうと考えてはいます

不安材料は各種単純移動平均線が上に位置していることで、特に32,360ドルにある200日単純移動平均線が、エンベロープ中央線とともに上値抵抗にならないかには注意が必要だと考えています

またここ数営業日で横ばい気味に推移していることから、ボリンジャーバンドの上下の幅が縮小傾向となっています

もう数営業日横ばいが続いた場合、相場が煮詰まって一気に上下のどちらかに強い値動きが発生する可能性が高まる点に関しても併せて注意が必要だと思います

インジケーターではADXは23台を横ばい気味に推移、ただ少し上昇気味になっていてトレンド発生の可能性が出てきています

ニューヨークダウのインジケーター

現在は横ばい気味ということでまずはRSIから見ていきたいと思います

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、勢いは弱いものの50を目指して上昇を継続しています

RSIシグナルが上向きに変化していて、相場が上昇方向へと向かう可能性が高まっていると判断しています

RSIの水準は50を下回っていることから少し弱い状態ではありますが、ここから上昇する期待感があります

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、上昇角度は緩やかですが、MACDがMACDシグナルを上抜けて来たのはポジティブな材料です

ここからADXが上昇を開始した際には、上昇トレンド相場が発生する可能性があり、強い上昇トレンドが発生した場合、MACDのMACDシグナルの下抜けが発生するまで上昇相場が継続する可能性がありますので注意が必要だと思います

ニューヨークダウの値動きはアメリカの指数の中でも緩慢なもので、ここから強い上昇を見せてくるような雰囲気がイマイチありません

エンベロープも下向きで、方向感としては弱気な感じです

一方で3月15日の安値から大きく底割れするような値動きには発展しておらず、底堅い展開になっている印象です

このまま横ばい気味に煮詰まっていく可能性もありますが、ナスダックやSP500の動向を考えるとエンベロープ中央線の上抜けが起こったところ辺りから、相場の展開に勢いがつく可能性もあり油断できないと思います

ただどちらにしてもダウの値動きは底堅く、ここから改めて底値模索に入るような雰囲気ではないだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、エンベロープ中央線に頭を押さえられる可能性はありますが、上抜けの際にある程度勢いよく上昇する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は33,600ドルの上抜けです

最初に注意したいのはエンベロープ中央線の上抜けです

ただこれに関しては予想の中でお話ししていますので、割愛したいと思います

次に注意したいのが33,600ドルの上抜けです

ここを週内に上抜けるような強い値動きが発生している場合、そのまま34,300ドルから34,700ドルを目指す展開が出てくると考えられます

そこから反落する可能性はあるもののかなり強い上昇ですので、乗り遅れに注意したいところです

下落方向は31,400ドルの下抜けです

こちらは直近安値の下抜けですが、この値動きが発生した場合、エンベロープの下向きでの推移が継続、再度エンベロープ下限への接近か接触を見せるあたりまで、下落が継続してしまう可能性があります

相場のリスクオフと重なった場合は勢いの良い下落になる可能性もありますので、注意が必要だと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は上昇、予想値幅は11,600ポイントから12,400ポイントです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の少し上の価格を、上限は直近高値の少し上の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、月曜日にいったんエンベロープ中央線に接近しますが、火曜日以降は上昇して強い展開へと入っています

金曜日の下値はボリンジャーバンド中央線に下支えされるような形となっていて、底堅い上昇推移は継続しているものと考えています

このままボリンジャーバンド中央線を下支えにした場合、比較的強めの上昇相場が現れる可能性が高まりますので、月曜日以降の値動きでこの価格帯を下回らないかを注意して見ていきたいと考えています

仮に下回ったとしても、エンベロープ中央線を下抜けない推移を継続するのであれば、横ばい推移か緩やかな上昇相場に入っていく可能性が高いだろうと思います

横ばい推移に発展した場合は、ボリンジャーバンドの収束が見られ、そこから上下どちらかに強い値動きが発生するものと考えています

インジケーターではADXは16台を上昇推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは56台を上昇推移、RSIシグナルが上昇してくることで、RSIを下支えするように押し上げようとしているような推移に入っています

今のところRSIのRSIシグナル下抜けが発生するまでは、底堅く上昇推移が継続するタイミングに入っていると判断しています

現在のところ過熱感はそこまで高くなく、50を上回った水準で横ばい気味に推移を継続していることから、相場は堅調な状態が続いていると判断しています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、0を上回る水準で推移していることから、相場は底堅く堅調な推移を継続していると判断しています

現在のところは特に相場が転換するようなシグナルなどは無いと考えています

ナスダックの値動きは、前回予想に引き続き比較的堅調です

金融市場にリスク回避が広がる場合でも、米債券が買われることにより起こる米長期金利の低下がプラスに働いていますし、リスクオンの相場展開でも買われています

どちらにしても買われるというとても堅調な状態だと考えられます

上昇すれば下がるのが相場ですので、ナスダックもどこかのタイミングで反落は起こるかとは思います

ただ今のところナスダックにある不安要素は、水曜日と木曜日に高値で出た陰線の塔婆だけで、これも金曜日には陽線が発生する形で打ち消すような値動きを見せています

11,600ポイントを割り込むような値動きが出てきた場合には反落の可能性を考慮するべきだろうとは思いますが、金曜日の時点であればそこまで弱気に構え無くてもいいだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間のナスダックは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は12,400ポイントの上抜けです

週内ではここまで一気に上昇するのは材料的に難しいかなと考えてはいます

ただこの強い値動きが発生した場合、ナスダックは一気に13,150ポイントあたりまで上げ幅を拡大する可能性があります

ナスダックは強い推移が出ると一気に動くことがありますので、その点には注意してもいいかもしれません

下落方向は11,600ポイントの下抜けです

安値方向に切り返すと心配なのが、エンベロープ中央線の下抜けです

特に水曜日と木曜日に出た日足形状は、高値で出ると反落サインになるようなものです

金曜日の底堅い値動きから反落はまだしないと判断してはいますが、チャート形状的にはあり得ますので警戒は必要だと考えています

エンベロープ中央線も下抜けると最安値トライの値動きに入りかねませんので、併せてこちらも注意したいと思います

S&P500の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

S&P500のチャート

これから1週間のS&P500の予想は上昇、予想値幅は3,900ポイントから4,160ポイントです

予想値幅下限は金曜日の安値の価格を、上限は2月14日の高値の価格を目処に設定、エンベロープ中央線を下支えに上昇を開始する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、月曜日の陽線で200日単純移動平均線の上抜けを達成、火曜日にはいったんすべての単純移動平均線を上抜けますが、水曜日には反落してエンベロープ中央線を下抜け、金曜日には再上昇して再度主な単純移動平均線の上抜けを見せています

上下したことから少し弱いような雰囲気もありますが、位置取りとしては堅調な場所で週の取引を終えたと考えています

直近に関しては、エンベロープ中央線やボリンジャーバンド中央線を下支えにした上昇推移に入れるかどうかが勝負だと考えています

今のところ3月2日の安値である3,928ポイント周辺を終値基準で下抜けなければ、そこまで弱気にはならなくてもいいだろうといった印象です

インジケーターではADXは13台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

S&P500のインジケーター

RSIは49台を上昇推移、RSIシグナルも上向きに変化しています

どちらも堅調な推移で、このまま上昇方向への推移が続く可能性が高い状態に入っていると判断しています

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、強弱の分かれ目である0を下回っていることから価格帯としてまだ弱いところに位置していると考えていますが、相場の方向感は上目線だと判断しています

特段のシグナルが出ているわけではありませんが、現時点で弱気に転じるような材料もないといった印象です

SP500の上値を抑えられるような展開はあまり気持ちのいい状態ではありません

これに関しては月曜日以降に4,000ポイントを上回る価格帯で終値を付けることでクリアできるものと予想しています

仮に高値を付けることができず、金曜日の高値から切り下がるような値動きを見せた場合には、予想が外れて続落していく展開を想定するべきだと思います

インジケーターの状態から考えると、ここからさらに安値模索に入るとは考えづらく、3月13日の下落で2月2日を頂点とした下落相場は、いったん底を打ったと判断しています

以上のことからこれから1週間のS&P500は、エンベロープ中央線を下支えに上昇を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は4,200ポイントの上抜けです

ここまで強い値動きが出てくるとも考えづらいですが、仮に出た場合はそのまま4,325ポイントを目指す強い上昇推移が発生する可能性が高まります

週内の材料や値幅を考えてもさすがに厳しいとは思いますが、上抜けが発生してしまった場合には上値余地がまだ120ポイント程度はある可能性がありますので、注意が必要だと思います

下落方向は3,900ポイントの下抜けです

ただその前に3,925ポイントの終値基準での下抜けにも注意が必要だと思います

現在のSP500は上値を抑えられるように下落を継続している可能性が残されています

特に今位置している価格帯は、ちょうど上値抵抗との攻防を行うようなところですので、上抜けができるかどうかの緊張感が伴うタイミングだと思います

このタイミングでもう1度下を試しに行く展開に入ると3,800ポイント周辺を試しに行く可能性もありますし、そこから再度危険な底値模索に入る可能性も否定できません

そのため3,900ポイントの下抜けと、3,925ポイントの終値基準での下抜けには注意しておきたいと思います

日経平均の予想と注意ポイント

9月30日の終値を中心に11月24日の終値を高値、1月4日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は上昇、予想値幅は26,700円から27,800円です

予想値幅下限は節目であると考えている27,000円から300円下落した価格を、上限はエンベロープ中央線の価格を目処に設定、金曜日の終値付近を方向感なく横ばい気味に推移、上昇してもエンベロープ中央線辺りで頭を押さえられる展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はUBSによるクレディスイス買収や6中央銀行協調でのドル供給決定などの材料はありましたが、翌日が祝日であることから持ち高調整の売りが優勢となり下落、火曜日は春分の日で休場、水曜日は前日にイエレン米財務長官が中小銀行の預金流失時には当局の預金保護が正当化されうると発言、アメリカ市場で銀行株が上昇した流れを引き継ぎ日本市場でも銀行株中心に上昇、木曜日は前日のアメリカ株安を受け下落も米長期金利の低下を材料とした半導体関連株の一角への買いや米時間外先物の堅調な推移を材料に下げ幅縮小し小幅下落、金曜日はドル円相場が円高推移したことから輸出関連株へ、欧米の信用不安から金融関連株への売りが出て下落しますが、前日のナスダックの上昇を受けた半導体関連銘柄への買いや、見直しや配当取り狙いの買いが入り下げ幅縮小し小幅下落で週の取引を終えました

前回予想では強い上昇が発生する展開を予想していましたが、全く異なる値動きとなってしまいました

特にFOMCを通過後の相場は強い上昇を見せると考えていたのですが、全く予想が外れています

FRBのインフレ抑制に対する姿勢は強固なものだと再認識する必要があるなと思いました

また配当取りの買いなども入っていることを考えると、現在の日経平均の値動きはちょっと弱い印象がありますが、金融不安がある中でドル円相場が円高推移を継続していても、日経平均はそこまで大きく崩れていないという印象もあります

相反する印象がある中で価格帯的にもテクニカル的にもどちらに動くのか非常に判断が難しい値動きに入ってしまっているといった印象です

サプライズで出てくる材料はどちらかというと下落バイアスになるものが多いのではと考えていますので、不意のニュースによる下落には警戒が必要だと思いますが、基本的にはアメリカの株式市場とドル円相場の今後の推移予想から、日経平均が上下どちらに動く可能性が高いのかを考えていったほうがいいという考えは継続していこうと思います

これから1週間の主なイベントですが、注意したいと考えているのは金曜日の東京都区部消費者物価指数の内容です

日経平均の主なイベント

植田次期日銀総裁の所信聴取の内容で2023年半ばには消費者物価の上昇率は2%を下回る水準に低下するとする発言がありましたが、3月24日発表の2月全国消費者物価指数は低下傾向となっていて、これに先行する形で発表される3月東京都区部消費者物価指数が引き続き低下傾向となるのかを確認したほうがいいだろうと考えています

想定通り消費者物価指数が低下傾向である場合は、日銀の金融緩和は継続され利上げはかなり先の話と意識されることになると思います

これ以外に気を付けたいのは権利付き最終日の確認です

3月29日水曜日が権利付き最終日、3月30日木曜日が権利落ち日となりますので、3月末で配当などがある銘柄を保有している場合はご注意いただければと思います

アメリカで予定されている週内の主なイベントですが、相場へのバイアスは全体的にニュートラルではと考えています

FOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見では、継続的な利上げという文言が削除され、年内の利下げを行う予定はないとの発言がありました

FOMCで発表されたドットチャートの内容は12月に発表されたものから大きな変更は無く、2023年末の政策金利見通しのセンター値は5.1%、利下げを見込まないのであればこれがターミナルレートとなると考えていいと思います

この内容の通りであれば、年内にもう1度利上げをするとそこで様子見姿勢に入るものと考えられます

このシナリオを大きく否定するような内容が経済指標に出てこない限り、週内に予定されているイベントが相場に大きなバイアスをかける可能性は低いのではと考えています

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは下目線、週内のポジションとしては上目線だと判断していますが、建玉残まで含めるとまだまだ下目線だと判断しています

ABNアムロのオプション動向

CALL27,625・28,000・28,125・28,500での買いが活発で、27,500円もどちらかというと上目線だと思います

一方で27,750円では売り優勢です

建玉残の状態で考えると、28,000円には大きく売り残が残っている状態です

PUTでは27,250円の売りは強いものの、それ以外では26,500円での買いが強い印象です

建玉残は27,500円の少し上を損益分岐点に下落するほど利益が拡大する下目線です

CALL28,000円の強めの買いでも売り残高を解消できていない事から、20日からの1週間は上方向に少し寄った可能性はあるものの、まだまだ下目線と判断したほうがいいかもしれません

JPモルガンも週内の取引は上目線気味ですが、トータルでは下目線だと判断しています

JPモルガンのオプション動向

CALL27,750円での買いが非常に多くここは上目線ですが、27,500・28,000円での売り建玉が多く、特に28,000円では今回の売買の分の売り建玉残が多く積みあがっています

PUTは27,375・26,000円の2か所が買い建玉ですが、他は全体的に売り建玉が多くなっています

27,000円での強い売りが印象的ですが、建玉残で見るとそこまで大きな売り残にはなっておらず、26,500円に関してはまだ買い建玉残が優勢な状態です

建玉残は27,875円周辺を損益分岐点に下落するほど利益が拡大する下目線を維持しています

どちらの証券会社も週内の動きとしては少し上目線へ修正しているものの、ポジションは依然として下目線を継続している状態だと判断しています

オプション全体の取引では、月曜日こそPUT優勢でしたが、その後の3営業日は一貫してCALL優勢で上目線でした

ただ金曜日が特に特徴的でしたが、今まで離れた価格帯での出来高が多くなる傾向が見られましたが、CALLで一番出来高が大きかったのが27,500円と、かなり日経平均の価格と近いところに集中しています

上目線ではあるものの、ここから強く上放れするという雰囲気ではないと考えている可能性があります

プットコールレシオに関しても少しPUT優勢ですが、ほぼ拮抗している感じで方向感がつかみにくい状態です

オプションには下に値崩れするような兆候はありませんが、上値も重たいかもしれないという印象があります

225mini先物では、ABNアムロは4月限では上目線、6月限では下目線です

225mini先物の建玉

直近の上目線はオプションの下目線と相殺されてニュートラルだと判断しています

ただ先安観が強くなっている可能性がある点には注意が必要かもしれません

JPモルガンは直近の限月での取引は緩慢で、6月限に集中しています

方向感は上目線、こちらはオプションの内容が4月限ですので、ニュートラルとするべきか下目線と判断するべきか悩むところですが、4月限での取引が薄いことからオプションを重視して下目線で良いかなと考えています

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディとモルガンは下目線に変化した印象があります

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

特にモルガンはある程度はっきりと下目線へと変化した可能性があり注意が必要かもしれません

グローバルマクロのゴールドマンは若干上目線、シティはニュートラル、JPモルガンは上目線だと判断しています

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAの2社は下目線へ変化していてモルガンは特に注意、グローバルマクロのゴールドマンは若干上目線でシティはニュートラル、JPモルガンはオプションや225miniまで含めるとニュートラル、アービトラージのABNアムロはニュートラルだと判断しています

この中で嫌な動きなのがCTAのモルガンの下目線です

またTOPIXの残高を考えてもそこまで弱気だとは思いませんが、本格的に売りが増えてくるとここから強い調整相場に入る可能性があるのかもしれませんので、今後の動向には気を配って見ていきたいと考えています

裁定取引の残高はここまで積みあがっていた裁定買い残が減少傾向となり、日経平均が頂点から下落していった様子がわかります

裁定取引残高の推移

買い残の減少傾向は3月22日にいったん反発を見せ、23・24日の動きに関してはわかりませんが、それでもそこまで回復はしていないものと考えられます

また直近の裁定売り残の推移は増加傾向ではありますが鈍い印象で、このまま買い残が減っていく状態、日経平均の値動きとしては現物売りの圧力から下落傾向になる危険性があるタイミングに入っていると考えています

ここでは意図的に2020年12月からの裁定残高の推移を表示していますが、この期間の傾向を見ていただけるとわかりやすいですが、3.1万枚を買い残が上回った後、調整に入る傾向があります

この動きはアービトラージ、裁定取引での話だけで、他の資金から現物に買いが入れば裁定買い残の解消に逆らう形で底堅い値動きを見せることができる可能性はありますが、下落バイアスがかかりやすい点には注意が必要だと思います

仮に買い残の解消による現物売りを吸収できる買い意欲があるとすれば、直近では配当の再投資くらいではと考えています

配当の再投資は配当落ち後に先回りして買いが入りますので期待感はありますが、昨年は下落が止まる傾向はあったかもしれませんが、強く踏み上げるまでの力が無かった点には注意が必要かもしれません

ちなみに2021年の場合は、ここから再度買い残が増加して、一旦相場が底堅く上値で上下したことも付け加えておきたいと思います

可能性としてはいくつかあるわけですが、それでも裁定の買い残が解消される場合は、先物買い現物売りが行われますので、現物への下押し圧玉がかかる点には注意した方がいいと考えています

チャートのテクニカルでは、月曜日はいったん強めに下落して27,000円を下抜けていますが、水曜日以降は反発していて、以前の上昇時の高安の半値基準27,200円周辺を下支えにするように横ばい推移しています

金曜日の終値はボリンジャーバンド中央線と、75・100・200日単純移動平均線を上抜けていて、この辺りは相場の底堅さが確認できる材料だと考えています

ただエンベロープ中央線は27,643円あたりですので、ここを上抜けて来ないとまだ反落の不安が残っていると思います

3月14日をピークに出来高は減少傾向で、今のところ閑散に売りなしといったところかもしれません

出来高が増加し始めるときに新しい方向感が出てくる可能性がありますので、週内でいえば権利落ち日あたりに警戒したほうがいいかもしれません

配当落ち分が約260円程度だと考えられますので、その分の下落をどう吸収できるのかが大切になりそうかなといった感じです

仮に配当落ち日まで横ばい気味に推移した場合は、権利落ち分をすぐに取り戻せればいいのですが、そこから下値模索に入ると価格帯的にもちょっと厳しいところにいると考えています

インジケーターではADXは19台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは47台を横ばい推移、相場の強弱感でいうと50を下回っているのでちょっと弱い状態です

RSIに関してお詫びがあるのですが、現在表示しいているRSIはライブ配信や以前までの予想動画でのRSIとはシグナルの設定が変更されています

HyperSBI2とRSIシグナルにずれがあるなと気になっていたのですが、MAの設定が9からずれていたようで、RSIシグナルの以前までの下落はもっと穏やかなものになっていたかと思います

これを今回のチャートでは修正してありますので、以前までよりRSIシグナルが下に推移しています

修正したチャートで考えると、木曜日の時点でRSIはRSIシグナルの上抜けを見せていて、これは相場が上向きに転換するかもしれない比較的期待感が持てる値動きだと思います

今回とは異なりRSIがRSIシグナルを上抜けられず頭を押さえられる形で反落する場合は、下値模索に入る可能性が高いと考えられると思います

MACDはMACDシグナルの下を横ばい推移、強弱の分かれ目である0を下回っていますので、RSI同様若干弱い状態だと考えています

方向感はつかみにくい状態ですが、しっかりとMACDがMACDシグナルを上抜けてMACDシグナルが上向きに変化してこないと、現状では下方向へ再度推移する可能性が高い状態だと考えています

レンジ相場であることからRSIのシグナルが優先されるべきであるとは思いますが、現在のMACDの推移からは仮に相場が上昇方向へ転換するとしても、それを確認するためにはまだ1週間程度の日柄は必要なのではと考えています

アメリカ市場が堅調な推移を継続できると考えている中で、日経平均にはドル円相場の円高推移が重荷になる可能性があります

また権利落ちで260円から270円程度の下落が発生する点も気を付けなければなりません

現在推移している価格帯は今年1月下旬から横ばい気味に推移した価格帯で、ある意味居心地がいい場所である可能性もあります

インジケーターの状態からは強く動意づくためには1週間程度の日柄が必要な可能性もあり、週末のオプションも価格が集中しているのは終値からあまり価格が離れていない場所です

裁定取引の買い残が解消される形で現物株への売りが出る可能性がある点はかなりネガティブな材料ではありますが、下落したところでは配当狙いなどの買いが入る環境下でもあります

これが権利落ち後にどのような推移になっていくかは読みにくいところなのですが、今の材料で考えると横ばい気味の推移、それでも底堅い展開となりますので、表現としては上昇予想という形でいいのではと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、金曜日の終値付近を方向感なく横ばい気味に推移、上昇してもエンベロープ中央線辺りで頭を押さえられる展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,000円の上抜けです

エンベロープ中央線を確実に上抜け、そこから上値追いに入るような値動きです

目指す先は28,400円周辺、場合によっては直近高値28,700円へトライするような値動きも見られるかもしれません

ただ注意したいのはそこからの反落です

特に28,700円まで上昇した場合には一気に反落する可能性がありますので、その点には注意した方がいいだろうと考えています

下落方向は26,700円の下抜けです

予想値幅下限の設定は、水曜日までに一旦27,000円付近まで下落、配当落ち分で300円弱下落することを想定しています

この場合週末までに下げ幅を縮小、27,000円付近で週の取引を終えるものと考えています

ただこの26,700円を下抜けてしまうと、相場は再度強い下落に向かう可能性が出てきてしまうと考えています

この場合直近安値25,600円を試す展開に入る可能性が出てきます

インジケーター系の推移を考えると、ここから底堅い推移を継続しない場合、強い下落が再度発生してもおかしくないタイミングでもあります

アメリカ市場の底堅い値動きを考えてそのような予想にはなっていませんが、日経平均単体で考えた場合には可能性は高めだと判断できると思います

そのため横ばい気味に推移して配当落ち分を下落ならいいのですが、あまり下方向に振られてしまうと危険である点に関しては注意してトレードしたほうがいいのではと考えています

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円高、予想値幅は127円80銭から132円20銭です

予想値幅下限は1月16日の安値の価格を、上限は金曜日のボリンジャーバンド中央線の価格を目処に設定、円高推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はUBSによるクレディスイス買収にあたり、クレディスイス発行の劣後債が無価値になることがわかりリスク回避の円高が進みますが、アメリカ時間に入ると相場はリスクオンへと転換、米長期金利が上昇し円安方向へと切り返す形で円高、火曜日はイエレン米財務長官の中小銀行が預金流出に陥るようなら預金保護が正当化されうるとの発言により市場心理が改善し米長期金利が上昇し円安、水曜日はFOMCでは25bpの利上げを決定、声明文から継続的な利上げという文言が削除され2023年末の政策金利見通しが5.1%に据え置かれたことで、利上げが長く続かない可能性が意識され米長期金利が低下し円高、木曜日はFRBをはじめ各国中央銀行がインフレ対応の利上げを優先する姿勢を示したことで、景気悪化懸念から米債券が買われ米長期金利が低下し円高、金曜日は欧州の株式市場で銀行株を中心にリスク回避の売りが発生、米債券が買われることで米長期金利が低下し円買いが進みますが、セントルイス連銀のブラード総裁が金融システム不安を抑え込むことができるなどと発言、警戒感が和らぎ下げ幅を縮小する形で円高推移して週の取引を終えました

前回予想では下落推移が穏やかに継続し下値試す可能性はありますが、全体としては再度円安推移が発生する展開を予想しましたが、実際には円高推移が一方的に続いています

予想を間違えた理由ですが、市場のFRBの利上げに対する考え方と、金融不安からのリスク回避の動きが出やすい環境であることへの理解度の低さにあったのではと考えています

FRBのドットチャートの内容は12月から変更が無く、利上げが行われるとしてもあと1回程度、そうであれば米10年債利回りがここから上昇することは難しいと考えるべきでした

更に金融不安から債券への買いが入りやすい状況が継続していて、これも米長期金利への低下圧力となり、ドル円相場には円高バイアスがかかりやすい環境となっています

この2つの内容を考慮して今後の予想に関しては円高バイアスがかかりやすい環境が続く可能性があるという点に気を付けなければというのが今回の反省点です

株式市場の動向を考えても、アメリカ市場こそ底堅い推移を継続してはいますが、欧州市場は強めの調整相場へと入っています

金融不安による相場への下押し圧力は、まだしばらく続く可能性を考慮するべきかもしれません

ただ気を付けたいのはFRB当局者からの発言内容にもありましたが、アメリカの景気動向は底堅くインフレも進んでいる状態ですので、今後出てくる経済指標の内容によっては利上げが再開される可能性が依然としてある点には注意が必要だと思います

これから1週間の主なイベントですが、月曜日と火曜日にベイリーBOE総裁の発言が予定されていますが、アメリカの利上げがそろそろ停止する可能性が高まっているのに対して、イギリスやヨーロッパでの物価上昇率は依然として高い状況ですので、今後も利上げ継続を示唆する発言が出てくる可能性があり、これはドル安バイアスとなり相対的に円高になる可能性があるかもしれないと警戒しています

ドル円相場の主なイベント

火曜日にアメリカで発表される経済指標に関しては強い内容が出てきた場合には利上げ継続懸念から円安推移が起こる可能性はあるものの、現在のところ市場予想では消費者信頼感指数は前月より弱い傾向ですので、ニュートラルか円高バイアスになるのではと考えています

水曜日のオーストラリア、木曜日のドイツ、金曜日のユーロでの消費者物価指数の発表内容にも注意が必要だと考えています

オーストラリアに関してはどうなるか微妙かなと考えていますが、ドイツとユーロに関してはおそらく物価上昇が続いているのではと予想しています

そのためアメリカ以上に利上げが行われると意識され、ドル安バイアスがかかることで相対的に円高推移が発生する可能性があるのではと警戒しています

水曜日以降に発表されるアメリカでの経済指標に関しては、市場予想より強い内容が出てきた場合は利上げ継続懸念から米長期金利が上昇、円安推移が発生するかもしれない点には注意が必要だと思います

ただ今のところ、個人所得や個人消費支出は前月比ではかなり低下傾向となりそうですので、そろそろ利上げを停止するというFRBの姿勢を正当化するような結果になるのではと考えています

前の週のFOMCで25bpの利上げが行われ、今後の利上げ回数も1回の可能性がある中で、米長期金利が低下傾向であることから、全体的に週を通して円高バイアスがかかりやすいイベントが多いのではと考えています

チャートのテクニカルでは、火曜日にいったん反発を見せ水曜日も上値を試すような展開に入りましたが、頭をボリンジャーバンド中央線に抑え込まれるように再度下落、金曜日も下値模索を続けている状態となっています

エンベロープ下限を下抜けた推移を継続していて、未だに強めの円高推移が継続している状態です

昨年の11月初旬から始まった強めの円高推移と同じような値動きに入っていて、仮に同様のパターンで推移を継続する場合、エンベロープの中央線や下限に頭を押さえられ、再下落を継続してしまう可能性が考えられます

展開としては円高推移を継続しやすい場面だと考えて良いタイミングだと判断しています

今年1月まで下落推移を継続したわけですが、ここが底値だと判断することが非常に難しかったことをよく覚えています

前回の下落時は高値からの調整のような値動きでしたので、各種単純移動平均線や一目均衡表の雲が一旦の下値目処となっていましたし、それがある程度機能する面はあったかと思います

今回の下落が継続的なものに発展していく場合に注意が必要だと考えているのが、これらの下値支持が木曜日の下落で一目均衡表の雲の下抜けを見せることで、全てなくなってしまった点です

これは昨年12月20日からの下落と似たような位置取りで、今後の下値目処は以前の上昇相場であった節目を頼ることになると思います

直近であれば128円周辺が一旦の下値目処と考えて対応するべきだろうと言った感じです

インジケーターではADXは27台を横ばい気味に推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

ただ気を付けたいのはADXの今後の推移です

ドル円相場は今年1月からの上昇でADXも上昇、相場は上昇トレンド相場へと入りました

頂点を付けたとあとに+DIと-DIは比較的速やかに上下を反転、その乖離幅は拡大し続けています

このまま下落が続いた場合数営業日後にはADXはある程度はっきりと再上昇を開始すると考えられ、その場合には相場はトレンド相場へと切り替わると考えています

そのためまずはMACDの推移から考えていきたいと思います

MACDはMACDシグナルの下を下落推移、乖離幅の増減をしながらも下落を継続している状態です

これから発生すると考えられる下落トレンド相場の終了を確認するためには、MACDのMACDシグナル上抜けをまずは確認するべきだろうと考えています

そのためまだ下落方向への推移を継続する可能性が高い状態が続くと考えたほうがいいと判断しています

RSIはRSIシグナルの下で37台を横ばい推移、安値圏には到達していますが反発してくる雰囲気は今のところありません

RSIシグナルに下押されるようにじわじわと下落を続けてしまっています

以前までの推移を考えても、30への接触や下抜けが起こるところで一旦の反発を見せる傾向がありますので、もう少し下押されたら、そこで一度反発はあるかもしれません

今の水準ではまだ下落が続いてもおかしくないといった感じです

アメリカの株式市場の底堅い推移は、銀行の経営破綻に端を発した金融不安が震源地のアメリカでは収まりつつある可能性を示しているとは思います

一方でそれが飛び火した欧州市場でのリスク回避の動きは依然激しく、金曜日の下落もかなり大きなものとなっています

週内に予定されている経済イベントに関しても円高バイアスが発生すると考えられるものが多そうですので、テクニカルと合わせてもこのまま円高推移が継続すると予想することが自然だろうと考えました

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、円高推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は133円00銭の上抜けです

直近高安の半値基準の水準で、ここまで反発してきた場合、ボリンジャーバンド中央線の上抜けと、エンベロープ下限の上抜けを見せてきますので、そこからさらに反発する可能性が高まると考えています

ただそれでも難しいのがエンベロープ中央線はまだ上に位置している状態だと思いますので、はっきりと相場が下落から上昇へと切り替わると判断することはできないと思います

それでも一旦はエンベロープ中央線に接触する水準まで上昇する可能性が出てきますので、ここを週内の上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は127円20銭の終値基準での下抜けです

1月16日の安値の価格を下回る水準です

下抜けが起こってもそこから反発してくる可能性は残されているのですが、それでも強い下落が発生する確率の方が高くなるタイミングだと思いますので、この値動きが発生した場合はさらに続落する展開に警戒感を強めたほうがいいだろうと考えています

まずは2022年5月下旬の安値付近、126円半ばまでの下落に備えたほうがいいだろうと考えています

あとがき

アメリカ市場に関して

金曜日の欧州市場の急激な調整はこのままアメリカ市場にも波及、月曜日の日本市場もただでは済まないのではとかなり身構えました

朝起きてみるとその懸念は空振りとなり、アメリカ市場は上昇して終えていました

欧州の株式市場がここまで強い上昇をしてきた分、反落が強いのはわかるような気がします

ですがそれを差し引いても、アメリカ市場の値動きは非常に底堅いと思います

だからと言って油断ができる相場環境でもありませんが、雇用の大幅な悪化など景気動向に不安感が再度台頭するまでは、このまま上昇を続けてしまうのかもしれません

欧州市場の値動きにも見られるように、今の市場環境は楽観視していい状態ではないとは思います

今は反落の恐怖を抱えながら、それでも上昇相場へ乗っていくしかない、そんな相場環境なのかなと考えています

日経平均に関して

欧州市場の金曜日の大幅下落を見て、月曜日以降の日経平均はもう終わりなのではと一旦思いました

土曜日の朝になってみれば状況は一転、アメリカ市場は何事もなかったかのように小幅上昇で帰ってきました

日経平均のCFDやラージ先物も堅調推移、本当に一安心です

配当前に相場で綱渡りをやっているんじゃないのかとも思えるような不安定な環境ですが、それでもアメリカ市場の底堅さにはありがたさすら感じます

ただ油断は禁物だと思います

FOMCであく抜けするように上昇するのではと期待した株式市場はむしろ反落、日経平均のインジケーターも強気には転換できず、個別銘柄分析のつもりでやっていたら反落の可能性が高いかもしれないと疑うような値動きです

それでもアメリカ市場に引っ張られるように底堅く推移すると予想しているわけですが、これがポジショントークでないことを心の底から祈るばかりです

ドル円相場に関して

アメリカの株式市場は底堅い推移を展開してはいますが、上に行けるような好材料もない状態なのかもしれません

そのような中で欧州の株式市場はボラティリティが高まり、強いリスク回避の動きが出ています

これに伴った米国債の買い需要の高まりによって米10年債利回りは低下傾向、ドル円相場にも円高バイアスがかかりやすい環境となっていると考えています

米10年債利回りのチャート

どこかで今回のリスク回避の動きが、金融不安のあく抜けという形で終わりを迎える可能性はあるものの、今のところ欧州ではその兆候は特にはなさそうだと考えています

一方でアメリカのFRB当局者から出てくる情報には、金融システムの不安に対する安心感を誘うようなものや、高止まりしているインフレに対しての利上げの必要性と底堅い景気動向に関する発言が出てきています

こちらはもしかしたら危機が通過しようとしている可能性はあります

しばらくの間は欧州から出てくると考えられるサプライズは、金融相場のリスク回避を促すバイアスがかかるものが多そうですので、ドル円相場にもリスク回避の円高が発生しやすいと思います

アメリカ主導でのネガティブな材料が出てくるとは想定していませんが、ボラティリティの高い状態は継続する可能性が高いので、その点にも気を付けてトレードに臨んでいただければ幸いです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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