【23/2/13~】日米での要人発言への注意とアメリカの政策金利上昇見通しに注意

週間株為替予想

こんにちはしーさんです

ニューヨークダウ・ナスダック・S&P500・日経平均・ドル円の予想を毎週土曜日に配信している週間株ドル円予想です

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【ダウ・ナスダック・S&P500の予想】意識されるFRBの金融引き締め継続と、底堅い景気動向【週間アメリカ株予想】
FRBの継続的な利上げが意識される中で米長期金利は上昇を開始、高PER銘柄には売りが出る形になる可能性があります。S&P500には早々と下落シグナルが点灯、ディフェンシブ株は底堅い推移を継続できる可能性を残しますが、ハイテク銘柄にはキツイ1...
【日経平均の予想】下落シグナルは出ていないものの、外部環境が危険な状態【週間日経平均予想】
高値で底堅く推移する日経平均には、今のところ反落を起こしそうなシグナルはありません。MACDとMACDシグナルの乖離幅こそ縮小傾向ですが、明確な下落シグナルとは考えにくいでしょう。一方でアメリカ市場では下落が開始されるのではと考えられるシグ...
【ドル円の予想】重要な経済指標発表と、日米で予定される要人発言へ警戒【週間ドル円予想】
アメリカではインフレに国設的に関係のある経済指標である消費者物価指数の発表が控えています。それ以外にも連銀総裁の発言が多く予定されていて、タカ派発言が連続しないかには警戒感を高めています。日本からは日銀総裁の人事が材料として出てきていますの...

アメリカ株の1週間の振り返りと今週の予定

ここ1週間の値動きですが、月曜日はFRBの利上げ停止や利下げ開始時期が予想より遅れるとの見方から売りが出てダウは小幅下落、ナスダックとSP500は下落、火曜日は予定されていたパウエルFRB議長のインタビューでの発言内容によって大きく上下に値動きをしますが、最終的にはタカ派ではなかったとの受け止めから買い戻され上昇し特にナスダックが強く上昇、水曜日はFRBのウォラー理事が講演で金融引き締めを示唆、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁も金融引き締め継続が必要と述べたことで、政策金利の高止まりが意識され下落、木曜日は来週に重要な経済指標発表を控える中で米30年物国債の入札結果が低調と受け止められ米長期金利が上昇、高PER銘柄中心に売りが出て下落、金曜日はFRBの金融引き締め継続懸念で米長期金利が上昇しハイテク株に売りが出てナスダックは下落しますが、アメリカの景気自体は堅調との見方からヘルスケアなどのディフェンシブ株には買いが入りダウとS&P500は小幅上昇して週の取引を終えました

ニューヨークダウはほぼ予想通りの値動きとなりましたが、ナスダックに関しては週後半に起こると考えていた買い戻しは入らず、FRBの金融引き締めが予想より強く意識されている状態だと考えています

FRBの金融引き締めが強く続くという認識を改めてし直さないといけないなというのが反省点です

経済指標の発表や連銀総裁の発言が連続する予定ですので、FRBの金融引き締めが継続される点には、もっと予想のウェイトを置いた方が良いなと思っています

これから1週間の主なイベントですが、かなり注目度が高いものが数多くあります

アメリカ市場の今週の主なイベント

火曜日の消費者物価指数の総合は前月比が高い模様ですが、結果がさらに上振れた場合は株式市場には下押し圧力になると考えられますので注意が必要だと考えています

水曜日の小売売上高はある程度堅調な見通しで市場予想通りであれば下支え要因になるのではと考えています

ただ消費者物価指数があまりに強かった場合は、景気の過熱感として強い内容がネガティブにとらえられる可能性はあるかもしれません

木曜日の住宅着工件数は弱い内容となりそうで下押し圧力に、同日発表の卸売物価指数は少し強い見通しで、こちらもFRBの金融引き締め継続観測が高まる材料になった場合は下押し圧力になるのではと考えています

水曜日の小売売上高に関してはポジティブな材料になりそうですが、それ以外に関してはちょっと警戒したほうがいいかなといった感じで考えています

特に消費者物価指数と卸売物価指数に関しては、ハイテク銘柄に強い影響を与える可能性が高いだろうと考えていますので、ナスダックは特に注意した方がいいのではと考えています

経済指標の発表ではありませんが、火曜日にはダラス連銀とニューヨーク連銀、木曜日にはフィラデルフィア・クリーブランド・セントルイスの各連銀総裁、金曜日にはリッチモンド連銀総裁と、かなり多くの連銀総裁の発言が行われる予定です

パウエルFRB議長の発言内容は、2月のFOMC時点ではあと2回の利上げを見込むという内容で5月までの利上げ継続を示唆、7日のインタビューでは労働市場の強さが続いた場合は政策金利のピークを従来の想定より高くする必要があるかもしれないと、3日にあった雇用統計の内容を受けて若干タカ派に修正しています

12月のFOMCで示されたドットチャートの中央値は5.1%、2023年末の政策金利予想の中央値がここになります

それに対して2月FOMCでの政策金利は4.50~4.75%、あと2回の25bpの利上げが行われた場合は5.00~5.25%と、12月FOMC時に発表されたドットチャートとほぼ同様の内容となります

これに対して従来の予想より高くする必要性に言及していますので、5月の次である6月FOMCまでは利上げが続く可能性がある点には注意した方がいいかもしれないと考えています

ただこれには外部要因や今後のデータ次第という内容の発言が含まれている模様ですので、FRBの姿勢はかなり流動的と捉えておいた方がいいかもしれません

パウエルFRB議長以外の連銀総裁やFRB理事のタカ派発言が続いていることからも、全体的にタカ派発言が出てくる可能性が高いのではと警戒していますが、リッチモンド連銀総裁はややハト派寄りと統一感には欠けている状態で、予断を許さない状態だと考えています

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は33,300ドルから34,400ドルです

予想値幅下限は12月19日・1月5日・1月19日の終値付近を結んだ線の週末の価格を、上限は2月1日の高値の価格を目処に設定、月曜日はある程度底堅く推移すも火曜日以降に下値を試すように下落推移を開始する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、エンベロープ中央線を中心に上下しつつ推移、方向感がつかみにくい状態となっています

金曜日の時点では下値を試しに行ったものの、終値ではエンベロープ中央線の上を回復していて、弱い値動きに入っているとは考えにくい展開が続いています

上値を抑えられる形になっていることからいったんは下値を試す展開に入る可能性は考えられますが、チャート形状からは強い下落を示すようなシグナルは出ていないと判断しています

またニューヨークダウは今回予想値幅下限に設定した線を下支えにする形で三角持ち合いに入っていると考えていて、この線を下抜けない限りは上昇推移を継続していると判断していい段階だと考えています

今のところ下値を試す可能性はあるものの、それでも堅調な状態と言う判断を継続していいだろうと考えています

インジケーターではADXは16台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは52台を上昇推移、一旦RSIシグナルを下抜けた後に50の線に接触、そこから反発を見せています

今のところRSIシグナルは横ばい推移していますし、方向感としては少し強いところを横ばい気味にレンジ推移している様子が確認できるといった感じです

注意したいのはここからRSIシグナルに頭を押さえられるような展開にならないかです

RSIがRSIシグナルに頭を押さえられるように下落しながら上下すると、RSIシグナルも下落を開始して下押される可能性があります

ただRSIシグナルが50付近で下落を止めるのであれば、特に心配するような局面ではなく、その後再度上昇方向へと推移する可能性は十分にあると考えています

RSIとRSIシグナルの位置関係に注目して相場を見ていきたいといった感じです

MACDはMACDシグナルを下抜けて下落推移を開始、ただ乖離幅はごくわずかです

相場が横ばい推移することでMACDも特にシグナルを確認できない状態となっています

0を上回る推移を継続していることから、相場の展開としては上を目指そうとしていることがうかがえますが、特に強いシグナルは無いと考えています

相場が煮詰まるように横ばい推移をすることで、インジケーターでは方向感がつかみにくい展開が続いています

外部要因としてもFRBの利上げ継続が意識されることで米長期金利が上昇、これ自体は高PER銘柄であるハイテク株へは売りが出やすい環境ではありますが、一方で堅調な米経済の推移を背景にディフェンシブ株には買いが入る場面もあります

ニューヨークダウに関しては下落予想をしていますが、ナスダックやS&P500に比べると、その下げ幅は緩やかなものになるのではと考えています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、月曜日はある程度底堅く推移すも火曜日以降に下値を試すように下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は34,400ドルの上抜けです

ここまで上値を抑えられていた水準を上抜けて行く展開です

直近には34,700ドル付近に以前の高値があり、この周辺でもう1度上値を抑えられる可能性はあります

その水準も上抜けてしまうと、その次の上値目処は35,500ドルまで引き上げられると思いますし、さらに堅調な推移が現れる可能性もあります

34,400ドルは上値の水準としては比較的強固だと考えていますので、上抜けが起こった際にはその分強く上昇するかもしれない点に注意が必要だと考えています

下落方向は33,300ドルの下抜けです

下値支持線を下抜ける展開で、三角持ち合いでの下値切り上げは無くなることになります

ただそこから強く下落するのかというと、まだ以前の安値を基準とした横方向のバンド推移に入る可能性を残していて、下抜け後に注目されるのは32,800ドルだと思います

32,800ドルを下抜けた場合は強い調整に入る可能性が一気に高まりますので注意が必要だと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想円幅は11,300ポイントから11,900ポイントです

予想値幅下限は75日単純移動平均線の少し下の価格を、上限は金曜日のボリンジャーバンド中央線の価格を目処に設定、月曜日はいったん反発する可能性はあるものの、全体的には多少強めの下落推移に入る展開を予想します

チャートのテクニカルでは、週末にかけて強い下落をする展開となり、木曜日にはボリンジャーバンド中央線を下抜け、金曜日にはさらに下げ幅を拡大しています

大きな高安の半値基準で下値を支えられるように反発こそしていますが、今のところ下押し圧力が強く働いている状態と考えるべきだろうと考えています

ここからボリンジャーバンド中央線を上抜けるような推移に回復できた場合は再上昇への可能性を強く残していると思いますが、ナスダックは年初からの上昇でボリンジャーバンド中央線を下支えにするような上昇推移を継続していましたので、この値動きはいったん終了したと考えるべきだと判断しています

一方でこの下にはエンベロープ中央線があり、この価格を下抜けないのであれば、底堅い横ばい推移や新しい上昇相場が発生する可能性を残しています

そのためナスダックが非常に弱い展開に入ったかどうかはエンベロープ中央線の強い下抜けが起こるまで判断できないと考えていますが、少なくともここまでの非常に強い堅調な上昇は終了したと判断するべきだろうと考えています

11,400ポイント周辺には25日と200日の単純移動平均線があり、下落推移をする際にはこの辺りが一旦の下値として機能する可能性はありますが、週内の予想としては下限の設定を11,300ポイントとしていて、最終的には下抜けてしまうことを警戒しています

インジケーターではADXは33台を横ばい気味に推移、少し頭を下げるような形となっていることから、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIはRSIシグナルを強く下抜けて下落推移を継続、相場の方向感は下方向へと向かっています

一旦反発する可能性はありますが、ここまで強く下落しているのであれば、反発した局面でもRSIシグナルに頭を押さえられるように再下落するものと考えられます

また反発を見せずに50付近まで一気に下落する可能性も十分にある点には注意が必要だと考えています

一旦は最低でも50付近までの下落に備えるべきタイミングだと判断しています

MACDはMACDシグナルの上を下落推移、MACDシグナルとの交差直前まで下落してきています

これは非常に危険です

通常レンジ相場や相場の方向感が失われている状態の場合、MACDのシグナルは信頼度が低くなります

ただ今の場面はここまでの上昇トレンド相場からいったん相場の方向感が失われているタイミングですので、ここでMACDのMACDシグナルの下抜けが発生するのは、相場の方向感を下落方向へと転換する明確なシグナルとなるのではと考えています

どこまで強い下落に発展するかはわかりませんが、少なくとも直近では調整相場へと入っていくはずです

月曜日によほど強い反発を見せられない限りRSIが50付近のところに達して相場が底堅く推移するか、30付近まで下落してあく抜けするまでは、反発局面はあったとしても下落相場が継続すると考えるべきだと今の時点では判断しています

ナスダックは明確に下落推移を開始したと考えています

もう少し粘ってから下落するかと思いましたが、週を通して以前の高値を超えられないまま緩やかに下落推移を開始、木曜日の値動きで反落方向への確率が高まり、金曜日にほぼ確定になったのではと考えています

週内に予定されている経済イベントや要人発言のスケジュールを考えても、米長期金利の上昇が起こる可能性は高めだと考えられますし、長期債の金利上昇が起こった際には、ナスダックは下押される可能性が高いと考えています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、月曜日はいったん反発する可能性はあるものの、全体的には多少強めの下落推移に入る展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は12,200ポイントの上抜けです

予想値幅上限からは少し上の位置ですが、前回の高値を超えてくるような値動きが見られた場合には、もう1度強い展開に戻る可能性が出てきます

相場のボラティリティが高まっていることから予想値幅も少し高めに設定してありますが、週内の値動きとしてはある程度の上振れは予想として許容するべきだろうと考えています

ただ12,200ポイントあたりまでの上昇、特に終値もしっかりと上抜けて来た場合には、再度強い上昇局面へ入ると考えて対応したほうがいいだろうと考えています

下落方向は11,000ポイントの下抜けです

意識しているのは単純移動平均線の位置です

11,000ポイント周辺には75・100日の2つの単純移動平均線があります

ここも下抜けてしまうと、もう下支えになる単純移動平均線はありません

以前の安値などの基準で下支えされる可能性は十分にあり、そこから一気に強い下落をするかに関しては判断が難しいのですが、少なくとも上値を抑えられる箇所が増えることで上昇しにくくなることが想定されます

今後の相場展開が苦しくなることを覚悟しなければならなくなる値動きだと考えています

S&P500の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

S&P500のチャート

これから1週間のS&P500の予想は下落、予想値幅は3,980ポイントから4,160ポイントです

予想値幅下限は直近高安の半値基準の価格を、上限は2月8日と9日の高値の価格を目処に設定、月曜日はある程度底堅く推移するも火曜日以降に下値を試すように下落推移を開始する展開を予想します

チャートのテクニカルでは、水曜日まではボリンジャーバンド中央線を下支えにするように堅調な推移を継続していましたが、木曜日に一気に下抜けてしまいました

金曜日はボリンジャーバンド中央線とエンベロープ中央線の間で陽線となっていて、底堅い推移を見せています

S&P500の場合に気になるのはボリンジャーバンド中央線を下抜けたことを弱気転換と考えるかどうかです

結果から申し上げると、私は弱気転換だと考えています

昨年10月付近の上昇局面もそうでしたが、上昇初期の11月初旬にはいったん下押す場面は見られるものの、その先の12月に下抜けた際には相場は下落方向へと踵を返しています

今回の上昇でも1月中旬の上昇初期ではボリンジャーバンド中央線を下抜けてエンベロープ中央線まで下落していますが、それ以降はそのような値動きは見られていません

ここまで上昇してからこの値動きが出たということは、ここが一旦の高値であると考えていいのではと判断した形です

一方でエンベロープ中央線を下抜けていないことから、相場が本当に弱気転換するのかを判断するのは一歩早いタイミングだとは思います

一旦エンベロープ中央線に下支えされ、そこを下抜けてしまわないかが勝負になるのではという位置関係だと考えています

インジケーターではADXは21台を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

S&P500のインジケーター

RSIは55台を横ばい気味に推移、一旦RSIシグナルを下抜けてしまい少し弱気転換していますが、今のところそこまで弱くない状態です

今後の推移として気を付けたいのはRSIシグナルに頭を押さえられるように続落してしまわないかだと考えています

その場合は50付近までの下落を継続、一旦反発する局面が来るかもしれませんが、そこから再度RSIシグナルに頭を押さえられるように続落して40か30辺りまでの下落を試す展開へと入るものと考えられます

今のところRSIに極端な弱気シグナルは無いものの、推移としては警戒したい位置取りにいる印象です

MACDはMACDシグナルを下抜け下落推移を継続、これはかなり危険なシグナルです

相場の方向感が失われている状態ではありますが、それは上昇トレンドに一旦入った後に変化したと判断していますので、MACDのMACDシグナル下抜けは上昇トレンド相場が終了したと考えられる非常に強いシグナルです

ここからはMACDがMACDシグナルの下を推移している場合は、多少反発してもそれは下落する際に起こる綾戻しで、本格的な上昇相場に入ったとは考えないほうがいいだろうと判断しています

例外があるとすれば、早い段階でMACDが再度MACDシグナルを上抜けた場合です

この場合は再度上昇が発生すると考えてもいいかもしれません

ここまで堅調推移をしていたS&P500の金曜日に下落した価格帯は、本格的な下落を開始すると判断するにはまだ一歩早いタイミングだと考えられます

ですがインジケーターではMACDに明らかに相場転換と判断できるシグナルが発生しています

特にMACDのMACDシグナル下抜けが高値圏で起こる場合、かなり高確率で相場の反転が起こります

それでも上昇推移を継続できるのは、よほど相場が強い場合だけです

現在がそのような外部環境であるかと考えると、FRBの利上げ継続という悪材料と、実際の景気が堅調であるという好材料で板挟みになっている状態で、一方的に強いわけではないと考えています

そのため、これから1週間で再度MACDがMACDシグナルを上抜けられるような推移が発生するとは予想できず、調整相場へと入ると判断するのが妥当だろうと考えました

以上のことからこれから1週間のS&P500は、月曜日はある程度底堅く推移すも火曜日以降に下値を試すように下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は4,195ポイントの終値基準での上抜けです

注意したいのは予想値幅上限を上抜けても、上昇力としてはまだ微妙です

ここまでの直近高値を更新して、強い相場展開に入っていくような値動きが前提条件となります

下落前の綾戻しでボラティリティが高くなることで一旦上抜けた場合は、恐らく翌営業日には下抜けるような早い展開になるかと思います

あくまで4,195ポイントの上抜けは継続的な上昇が条件と考えていただければと思います

この値動きが発生した場合は、予想が外れて強い上昇が継続するものと考えられます

目指す先は8月16日の高値4,325ポイント周辺になるだろうと考えています

下落方向は3,980ポイントの下抜けです

予想値幅下限の価格ですが、ここを下抜けると以前の大きな高安の半値基準、3,900ポイント周辺までは下値を広げてくる可能性が高まります

またここまで下落が進むと、そこを下値に横方向レンジ相場に入るか、それとも反発後に再下落に入るのかという戦いになってしまい、上昇方向へ戻るには時間を要することになるのではと警戒しています

日経平均の予想と注意ポイント

9月30日の終値を中心に11月24日の終値を高値、1月4日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は27,000円から28,000円です

予想値幅下限は以前の高安の半値基準の価格を、上限は昨年8月1日に頭を押さえられた価格を目処に設定、週初は底堅く推移するものの、火曜日か水曜日あたりから下落推移を開始する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は日銀の総裁人事で雨宮副総裁に打診との報道から急激な金融引き締め懸念の後退観測で為替が円安推移、輸出関連銘柄や指数先物に買い先行、後場は上げ幅縮小するも上昇、火曜日は為替相場の円安推移を材料に買い先行も利益確定売りなどに押され小幅下落、水曜日は前日の決算発表で業績が悪化したソフトバンクグループや収益見通しを下方修正した任天堂への売りと、為替の円高推移で売り優勢も、買い戻しも入り下げ幅縮小し小幅下落、木曜日はアメリカでのウォラーFRB理事やウィリアムズニューヨーク連銀総裁のタカ派発言を受けアメリカ株が下落した流れを受け売られて始まりますが、売り一巡後は中国株や時間外のアメリカ市場の堅調推移を材料に買い戻しが入り下げ幅縮小し小幅下落、金曜日は為替の円安による株価指数先物への断続的な買いと、東京エレクトロンの決算と株式分割を好感した買いが日経平均を支え小幅上昇して週の取引を終えました

上下に大きな値動きがあったものの、上昇値幅は約170円と予想としては上昇というより横ばいが正解だったのではというような値動きでした

企業決算と為替の動向に振られる値動きを続けた1週間でしたが、決算が残っている会社は多数あるものの、指数への影響度が大きい企業の決算はおおむね通過しましたので、今後に関しては景気動向や為替、FRBや日銀の金融政策へと注目される視点が戻っていくのではと考えています

また日銀の総裁人事に関しては植田さんに決まるのではと考えられますので、週内での発言などでの影響はあるかもしれませんが、今のところは現在の日銀の政策は適切との発言をされていらっしゃいますので、恐らく急激な金融引き締めを行うなどの心配はしなくていいのではと考えています

ただもしかしたら、日銀のゼロ金利政策に関与した植田さんがゼロ金利政策を終わりにする日が来るのかもしれません

これから1週間の主なイベントですが、発表される内容は株式市場にはポジティブに受け止められるかなといった印象があります

日本市場の主なイベント

火曜日の四半期GDPは上昇傾向、木曜日の機械受注も前月比で改善傾向です

機械受注は前年同月比の弱さが気になるところではありますが、GDPに関しては市場予想通りの結果が出てくればポジティブなものだと思います

また火曜日までは個別企業決算が数多く出ますが、指数ウェートの上位20社に関しては決算を通過していますので、10日までの値動きほどは大きな影響は出ないのではとも考えています

アメリカで予定されている経済指標の発表ですが、かなり注目度が高いものが数多くあります

まずFRBの金融政策に関しての観測に影響をしそうなものに、火曜日の消費者物価指数と木曜日の卸売物価指数があります

特に消費者物価指数は前月比で強い結果が出てくる見通しですので、アメリカ市場が下落して日本市場にもその流れが波及しないかには注意が必要だと考えています

また水曜日の小売売上高はある程度堅調な見通しで市場予想通りであれば下支えの材料に、木曜日の住宅着工件数は弱い内容となりそうで下押し圧力になりそうですので、この点にも注意した方がいいかもしれません

これ以外にも、火曜日にはダラス連銀とニューヨーク連銀、木曜日にはフィラデルフィア・クリーブランド・セントルイスの各連銀総裁、金曜日にはリッチモンド連銀総裁と、かなり多くの連銀総裁の発言が行われる予定です

パウエルFRB議長の発言内容は、2月のFOMC時点ではあと2回の利上げを見込むという内容で5月までの利上げ継続を示唆、7日のインタビューでは労働市場の強さが続いた場合は政策金利のピークを従来の想定より高くする必要があるかもしれないと、3日にあった雇用統計の内容を受けて若干タカ派に修正しています

12月のFOMCで示されたドットチャートの中央値は5.1%、2023年末の政策金利予想の中央値がここになります

12月FOMCで発表されたドットチャート

それに対して2月FOMCでの政策金利は4.50~4.75%、あと2回の25bpの利上げが行われた場合は5.00~5.25%と、12月FOMC時に発表されたドットチャートとほぼ同様の内容となります

これに対して従来の予想より高くする必要性に言及していますので、5月の次である6月FOMCまでは利上げが続く可能性がある点には注意した方がいいかもしれないと考えています

ただこれには外部要因や今後のデータ次第という内容の発言が含まれている模様ですので、FRBの姿勢はかなり流動的と捉えておいた方がいいかもしれません

パウエルFRB議長以外の連銀総裁やFRB理事のタカ派発言が続いていることからも、全体的にタカ派発言が出てくる可能性が高いのではと警戒していますが、リッチモンド連銀総裁はややハト派寄りと統一感には欠けている状態で、予断を許さない状態だと考えていますので、この辺りは注意して見ていったほうがいいかもしれません

海外系証券会社のオプションの動向ですが、SQを終えて限月が3月限へと変更になっていますので、2月10日分からが今後の取引に影響しますのでご注意ください

ABNアムロは上目線、CALL27,500円に買いを強く入れている反面、そこから上の水準では強弱が入り混じっている状態です

ABNアムロのオプション動向

ただ判明している範囲内では、PUT27,750円には売りが入っていて、ここも上目線です

そのため27,500円と27,750円に関しては上目線になっていて、28,000円のCALL売りあたりが上値目処になっているのではと考えています

下方向ではPUTは全体的に売り建玉が多くなっていますが、特に27,000円の建玉が多くなっていますので、27,000円から28,000円の範囲内で27,500円より上側に積極的なポジションではと判断しています

建玉残は27,625円を損益分岐点に、上昇するほど利益が拡大するポジションをとっています

JPモルガンは若干上目線、CALLでは27,500円で大きく売り建玉がありますが、そこから上は全体的に買い優勢、一方PUTではCALLで売り建玉があった以上に27,500円での売り建玉が多くなっていて、CALLとPUTの建玉バランスから考えて27,500円に関しても上目線です

JPモルガンのオプション動向

PUTに関しては27,000円には大きく買い建玉が入っていますので、下落方向にも備えている印象です

27,500円から上の水準での値動きに備えているものの、27,000円を下回る場合を想定した、比較的ニュートラルに近いポジションをとっている状態だと判断しています

建玉残は全体的に損失が出るポジションをとっていて、上昇するほど損失が広がります

オプション全体の取引では、金曜日の取引ではPUT優勢、27,500円の取引も活発でしたが、特に27,000円での取引が非常に活発になっています

この価格帯での取引を最も活発化させたのはJPモルガンとBNPパリバだった模様です

お互いがお互いの取引を引き受けるように反対方向にトレードをしていますが、それ自体から相場の方向感を読み取ることは難しいかと思います

金曜日はPUT優勢であったことから下目線である可能性が高いと考えていますが、建玉残全体ではCALL優勢である点には注意が必要だと思います

月曜日以降にプットコールレシオがPUT優勢へと変化するのか、それとも日々の取引がCALL優勢へと変化していくのか、今後の動向としてはこの辺りをしっかり確認していきたいと思っています

225mini先物では、ABNアムロは下目線、オプションの動向と合わせるとニュートラルといった印象です

225mini先物の建玉

JPモルガンは買い建玉が多く上目線、こちらはニュートラル気味だったオプションと合わせると上目線だと判断しています

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディスイスとモルガンは若干下目線を継続、グローバルマクロのゴールドマンは225ラージ3月限では上目線ですがそれ以外は売り優勢で下目線、シティは上目線でJPモルガンは225ラージ3月限では弱いものの週末金曜日の売りトレードは6月限へのロールオーバーの可能性がありますので、TOPIX先物3月限への買い姿勢を考慮して上目線と判断しています

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAのクレディスイスとモルガンは若干下目線、グローバルマクロのゴールドマンは下目線、シティとJPモルガンは上目線、アービトラージのABNアムロはニュートラルと判断しています

CTAの2社が弱い傾向である点が気がかりで、今後海外からの買いが減少傾向になる兆候でないかには警戒したほうがいいだろうと考えています

裁定取引の残高は買い優勢、売り残高が急激に減少しています

裁定取引の残高

今のところ目立った動向が無く、買い残高も少ないのですが、売りがとにかく減少し続けている状態です

2月8日の時点での買い残高は1億3893万枚、売り残高は2709万枚です

全体的な残高も少なく、相場への影響は何とも言えないところです

ただ売り残が非常に少ないことから、ここから相場が崩れた際には、強い売り仕掛けが発生する余地があるかもしれませんので、下落した場合には値動きの強さという面では注意した方がいいかもしれません

チャートのテクニカルでは、月曜日の強い上昇の後は軟調推移、それでも相場の大きな転換点であると考えているエンベロープ中央線からは距離がある状態で、週を通してボリンジャーバンド中央線を終値基準で下回ることも無く、かなり強い値動きを続けています

27,200円周辺には75・100・200日の単純移動平均線が密集している状態が続いていて、日経平均が下落したとしてもその勢いが緩やかであれば下支えになる可能性があります

高値で陰線が多く出ていること自体はあまり良い状態とは言えませんが、今のところチャート形状からは強い下落が起こる兆候はなく、比較的堅調な状態が維持されていると考えていいのではといった感じです

インジケーターではADXは25台を横ばい気味に推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

日経平均のインジケーター

新しいトレンドが出てくるまではレンジ相場の場合と同じような判断基準にいったん視点を移した方がいいだろうと考えています

そのためインジケーターの判断は、レンジ相場の際と同じように、RSIを重視して見ていきたいと思います

RSIはRSIシグナルの上を上昇推移、一旦RSIシグナルへの接触を見せるかどうかのあたりまで下落しましたが、今のところ再上昇しようとしています

このまま短期間で70まで上昇をした場合、ADXが再度上昇を開始することで、再度上昇トレンドが発生するものと考えています

そのためRSIの直近での活用方法は、値動きが横ばいになった場合にRSIシグナルを下抜けて弱気方向に動かないかという点に絞られると思います

強く動意づいてきた場合は、過熱感よりMACDへの視点の移動が起こると思いますので、その点には注意して考えていきたいと思います

MACDはMACDシグナルの上を横ばい気味に推移、現在は乖離幅を縮小することでMACDオシレーターは0へと収束を続けています

一方的なMACDオシレーターの増加は、反転する際には相場の流れが急激に変わる可能性が高いタイプの値動きであることを警戒したほうがいいと思います

ただ今のところMACDのMACDシグナル下抜けが起こっていないことから、相場の転換が起こるという判断はできない状態です

こちらに関してはRSIのRSIシグナル下抜けが起こるような値動きが発生した場合、後追いするようにMACDのMACDシグナル下抜けが発生するかと思います

RSIとMACDのどちらにしても遅行指標ですので、実際の値動きからは一歩遅れてシグナルが出る点にも注意していただければと思います

ただ今のところ日経平均には反落を起こすような過熱感はあるものの、明確なシグナルは出ていない状態です

日経平均には、チャートやインジケーターからは極端に弱いシグナルを感じ取ることはできません

むしろ底堅い値動きに終始している印象で、まだ上値を追ってもおかしくない状態だと思います

MACDの推移こそ弱気気味になっていますが、まだ上昇トレンドが終わったという明確なシグナルは出ていません

一方でオプションでは28,000円までの上昇が見込まれているような動きが見られ、下落方向は27,000円を意識するような動きが見られます

27,200円のあたりには単純移動平均線が集中していて、ここが下支えになる可能性はありますが、裁定取引では売り枚数が極端に少なく、下落した際には一気に勢いがつく可能性を考慮しなければならないかもしれません

そのため予想値幅下限は少し広げておいた方がいいだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、週初は底堅く推移するものの、火曜日か水曜日あたりから下落推移を開始する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,000円の上抜けです

特に週半ばにこの値動きが起こっている場合、予想が全体的に外れていて、日米の株式市場が同時にかなり強い上昇へと入っている可能性があります

上抜け後に次の上値目処と考えられるのは28,250円と28,500円、恐らくこの辺りまでは上昇してくるだろうと考えられます

下落方向は27,200円の下抜けです

予想値幅下限は27,000円と注意ポイントより少し下の水準ですが、ここの下抜けはちょっと注意したいポイントです

まず下値支持になる単純移動平均線があるため、下抜けると勢いがつく可能性があります

また1月23日と24日の間には上昇時に開けた窓があり、ここを強く埋めにくる可能性があり、さらにその下にも窓が連続してありますので、ここまで下げ幅を拡大する可能性があります

予想値幅範囲内ではありますが、下げ幅が拡大する可能性を考慮するため、その手前の27,200円を注意ポイントとしたいと考えています

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

これから1週間のドル円相場の予想は円安、予想値幅は130円00銭から135円00銭です

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は2022年8月初旬の戻り高値の価格を目処に設定、週初はエンベロープ上限付近で推移、火曜日以降に強めの円安推移を開始し金曜日は少し上値が重くなる展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日は前週に発表された米雇用統計や米ISM非製造業景況指数の結果からFRBが金融引き締めを積極化させるのではとの警戒感から米長期金利が上昇し円安、火曜日は予定されていたパウエルFRB議長のインタビューでの発言でディスインフレのプロセスが始まったと改めて示されたことで想定よりタカ派ではなかったと受け止められ円が買い戻され円高、水曜日はニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁とFRBのウォラー理事が金融引き締めの継続が必要との考えを示し、政策金利高止まり懸念から円安、木曜日はアメリカで午後に発表された米30年物国債の入札結果が低調と受け止められたことで米長期金利が上昇し円安、金曜日は日銀の次期総裁に植田さんを起用との報道を受け金融緩和縮小を進めるとの思惑から日本時間では強く円高推移しますが、アメリカで発表された消費者態度指数が市場予想以上に上昇し、消費者が予想する1年先のインフレ率も前月から高まったことで、インフレが高止まりするとの見方から米長期金利が上昇、日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが進み下げ幅を縮小、小幅円高で週の取引を終えました

月曜日に予想値幅上限を突破してしまい、予想を外してしまいました

そこからは強めに円高推移を見せることで、金曜日の終値からは25銭ほど円安とほぼ横ばい推移というのは予想していた値動きでしたが、ボラティリティは想定していた以上のものとなりました

特に日銀の総裁人事に関しての発表が10日にあることを土曜日の予想時点では把握しておらず、これも予想をする上ではよくありませんでした

またFRBの利上げ継続が思った以上に強く続きそうで、FRBの利上げ継続に関しては今までよりも少し強めに想定したほうがいいのではと考えています

これから1週間の主なイベントですが、特に注目してみていきたいのは消費者物価指数と卸売物価指数に関してだと考えています

ドル円相場の主なイベント

2月3日に発表されたアメリカの雇用統計は市場予想より強い結果となっていましたので、消費者物価指数に関しても予想より強い内容が出てこないかに警戒しています

パウエルFRB議長がディスインフレに関して言及する中でウォラー理事やウィルアムズ総裁は継続的な利上げ姿勢を示していますので、この環境下でインフレの高止まりを意識させるような結果が出てきてしまった場合、FRBの利上げ継続が意識され米長期金利が上昇、ドル円相場には円安バイアスがかかる可能性があります

そのため火曜日に発表されるアメリカでの消費者物価指数、そして木曜日に発表される卸売物価指数の推移に注目しています

今のところ市場予想通りの内容が発表されたとしても少しインフレ方向に強いものだと考えていますので、どちらのイベントも円安方向へのバイアスになるのではと考えています

継続的な金融引き締めという意味では水曜日にイギリスで発表される消費者物価指数にも注目しています

BOEの金融引き締めは今後も続くものとは考えていますし、この結果をもって何か変更があるとも考えてはいないのですが、ここは少し注意して通過したいイベントかなと考えています

アメリカの景気動向という意味では、水曜日の小売売上高とニューヨーク連銀製造業景気指数、木曜日の住宅着工件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数と前週分新規失業保険申請件数に注目しています

弱すぎる景気見通しが出てくると、今度はFRBの利下げ観測が出てくる可能性があります

出てきたとしても年末にあるかどうかの話だとは思いますが、弱すぎる景気見通しに対しては円高方向へのバイアスがかかる可能性がある点には注意した方がいいだろうと考えています

ただ予定されている発表内容としては住宅に関しては少し弱いものの、小売りなどはある程底堅い内容となりそうですので、今のところ極端な結果が出てこなければ大きなバイアスがかかることは無さそうかなと考えています

ただこれに関しても、火曜日にアメリカで発表される消費者物価指数の内容によっては注目度が上昇する可能性はありますので、その点には気を付けたほうがいいのではと考えています

これ以外にも毎週のことではありますが、木曜日に発表される前週分新規失業保険申請件数の結果にもご注意ください

経済指標の発表ではありませんが、火曜日にはダラス連銀とニューヨーク連銀、木曜日にはフィラデルフィア・クリーブランド・セントルイスの各連銀総裁、金曜日にはリッチモンド連銀総裁と、かなり多くの連銀総裁の発言が行われる予定です

パウエルFRB議長の発言内容は、12月のFOMC時点ではあと2回の利上げを見込むという内容で5月までの利上げ継続を示唆、7日のインタビューでは労働市場の強さが続いた場合は政策金利のピークを従来の想定より高くする必要があるかもしれないと、3日にあった雇用統計の内容を受けて若干タカ派に修正しています

12月のFOMCで示されたドットチャートの中央値は5.1%、2023年末の政策金利予想の中央値がここになります

12月FOMCで発表されたドットチャート

それに対して2月FOMCでの政策金利は4.50~4.75%、あと2回の25bpの利上げが行われた場合は5.00~5.25%と、12月FOMC時に発表されたドットチャートとほぼ同様の内容となります

これに対して従来の予想より高くする必要性に言及していますので、5月の次である6月FOMCまでは利上げが続く可能性がある点には注意した方がいいかもしれないと考えています

ただこれには外部要因や今後のデータ次第という内容の発言が含まれている模様ですので、FRBの姿勢はかなり流動的と捉えておいた方がいいかもしれません

パウエルFRB議長以外の連銀総裁やFRB理事のタカ派発言が続いていることからも、全体的にタカ派発言が出てくる可能性が高いのではと警戒していますが、リッチモンド連銀総裁はややハト派寄りと統一感には欠けている状態で、予断を許さない状態です

それ以外にもこれらを材料に急激なボラティリティの高まりが起こらないかにも注意した方がいいかもしれません

今後大きな材料になる可能性があった日銀の総裁人事に関しては、植田さんに決まるのではと考えられます

週内での発言などでのドル円相場への影響はあるかもしれませんが、現在の日銀の政策は適切との発言をされていらっしゃいますので、恐らく急激な金融引き締めを行うなどの心配はしなくていいのではと考えています

そのため材料としては一応ニュートラルとして予想を進めていきたいと考えています

チャートのテクニカルでは、月曜日に強く上昇しエンベロープ上限を突破、これでここまでの継続した円高方向への下落がいったん終了したと判断しました

その前の金曜日にあった強い上昇でその判断を前倒ししましたが、月曜日の値動きでさらに強く印象付けられた形となっていると思います

その後の展開は考えていたより強い反落が発生、特に金曜日にはエンベロープ中央線に接触するところまで下落しました

ただそこを割り込まずに再反発、円安方向への上昇へと戻っています

水曜日以降の下髭が極端に長くなり始めていて、一旦下落方向へ動こうとしても強く上昇方向へと押し戻されている形となっています

新たに強い下押し要因が出てこない限り方向感としては上昇と考えていいのではと判断しています

注意したいのは今回設定した上値目処の付近には75日単純移動平均線が下落してきています

週内にはさらに下落を続け、仮に週末に接触を試みる際には135円を割り込んでいる可能性がありますが、そこでいったん上昇を抑えられる可能性がありそうですので、そのタイミングでの反落には警戒してもいいのではと考えています

インジケーターではADXは14台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ドル円のインジケーター

RSIは51台を横ばい推移、強弱の分かれ目の50付近を推移していることから、過熱感は無く特に強い方向感をしているものでも無いと考えています

RSIシグナルが低い位置から上昇中で、横方向への底堅い展開が続いているといった印象です

値動きのパターンとして考えられるのは、RSIが横ばいもしくは少し下落したところで上昇してきたRSIシグナルと接触、そこから再上昇するという展開です

週初からわかりやすく上昇した場合はこのまま再上昇へと向かいますが、方向感がつかみにくい展開となってしまった場合には、RSIシグナルへの接触を見せた際にそこで反発するのか、それとも下抜けを見せるのかで相場の強弱感が読み取れると思います

予想としてはここから強い展開、仮に週前半に横ばいとなっても、RSIシグナルを下支えにするように上昇すると考えています

MACDはMACDシグナルの上で上昇推移を継続、強弱の分かれ目である0へと向かっています

方向感としては上昇へと向かっていて、今のドル円相場はレンジ相場と判断していることから強いシグナルが出ている状態ではないと考えています

まだもう少し先の話になるかもしれませんが、MACDの推移に関して注意したいのは、0を上抜けた後に相場が再度下落方向へと反応しないかどうかです

大きな相場の流れが一方向に向かっている際に、一旦材料を消化して相場が底打ちや頭打ちをしたのちに、MACDがニュートラルな場所に戻ったところで再度元の推移に戻るというのは、これまでも見られた値動きです

今の段階でMACDが0を上抜けたのちにそのまま上昇を継続するのか、それとも反落するのかを予想することは難しいと思いますが、一旦相場が方向感を悩むタイミングに入る可能性がある点には注意してもいいのではと考えています

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は135円00銭の上抜けです

今回の予想はある程度強い円安推移に備えて上値の設定をしてあります

その水準を上抜ける推移を見せた場合は、想定よりかなり強い円安推移が発生していると思いますし、その上昇は比較的長く続く可能性があると思います

ここまで強い上昇を続けるのであれば、エンベロープ上限を上抜けてボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークを開始していると思います

その際にはエンベロープ上限への再接触を見せるまでは強い上昇が続くと思いますので注意した方がいいと考えています

下落方向は130円00銭の終値基準での下抜けです

日中のボラティリティが高い状態が続いていますので、一旦下髭を出す形で下抜ける可能性は考慮したほうがいいかもしれません

ただ終値基準でしっかりと下抜けて来た場合には、相場の方向感は横ばいである可能性が高まると考えています

そのため終値基準での下抜けが発生した場合には、エンベロープ内に収まる横ばい推移へ入っていくと考えを改めたほうがいいだろうと思っています

あとがき

アメリカ株に関して

FRBの金融引き締めは考えていたより長期間続きそうで、その最終地点もどこになるのか予断を許さない状態が続くものと考えられます

アメリカで発表されるインフレ関連の経済指標は今後年央に向けて前年同月比が低下傾向になると予想できますが、一方で景気動向を表す経済指標は強い内容のものが出てくる見通しで、景気の過熱感が意識される可能性もあります

2023年内での利下げ観測なども以前はありましたが、その可能性はかなり低くなっているものと考えられますし、今ある材料だけで考えると、まだまだ利上げが継続されてもおかしくありませんし、利上げが5月や6月で停止されたとしても、そこから金利が高止まりする状況が継続するものと考えられます

この辺りの予想を前回予想からかなりタカ派に切り替えて、今回の予想を行っている点にはご注意いただければと思います

それはそうと今回から予想動画にS&P500を追加しました

追加したとたんMACDのMACDシグナルの下抜けをいち早く示してくれるという仕事をしてくれたわけですが、私のキャパシティーの限界が来なければこちらの予想も継続予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします

日経平均に関して

日銀総裁の人事はおそらく植田さんで決定されたのだと思います

これによって一旦日銀の総裁人事が相場の材料となることは無くなるだろうと思いますが、植田さんがどのような金融政策を行う人物なのかまだ不透明なところがあります

週内にはこれに関連した発言が出てくる可能性が十分にありますので、その際には円高推移が起こって日経平均を押し下げないかには注意が必要だと考えています

週内のイベントとしてはアメリカでインフレ関連のものが多くみられ、連銀総裁の発言も多いことから、FRBの利上げ継続観測で円安方向への推移が出る可能性があり、これは日経平均の下支え材料になる可能性があります

ただ少し気になるのはアメリカの株価指数の動向です

今のところダウとナスダックは相場が反転したシグナルこそ出していないものの、S&P500が一足早く下落するのではというシグナルを出してきました

円安推移が下支えとはいえ、アメリカ市場が強い調整に入ると、さすがに日経平均も引きずられて下落するものと考えられます

この辺りも注意して相場を見ていったほうがいいかなといった感じです

個人的には木曜日のアメリカ株の推移を確認して、これはちょっとまずいかなと思いましたので、日経平均のインバースを保有銘柄の金額より多めに買っておきました

結果的には保有銘柄には悪い決算が出て下落するものがある中で日経平均は高値で粘り、両方から踏みつけられてしまいました

インバースはもう少し長い視点で買ったとはいえ、少し泣きそうです

ドル円に関して

日銀総裁の人事という材料に関しては、植田さんで決定だと考えて対応していきたいと考えていますが、今回の人事が為替に上下どちらのバイアスをかけるのかに関しては判断に悩んでいます

一時期は雨宮さん以外であれば円高方向へのバイアスがかかるだろうとの見解もありましたが、植田さんが金融引き締めに積極的であるという話は今のところ特に確認できていません

一方で黒田総裁とは少し距離を置く形で、どちらかというと伝統的な日銀の考え方、発表される経済指標や景気動向から金融政策を判断するというスタンスだという観測もあります

短期的な日本からのドル円相場へのバイアスは金曜日に織り込まれ、現在はニュートラルな状態だと考えて予想をしています

ただ改めて週内に今後の金融政策に関する考えに関して何かしらの説明が出てくる可能性が高いと考えていますので、瞬間的な円高方向へのボラティリティの高まりには注意した方がいいだろうと考えています

アメリカに関してはもう少し金利上昇が続きそうで、これは長期債利回りの上昇圧力となりそうです

関連したイベントが週内に多くあり、出てくる数値もある程度強い内容が予想されていることから、バイアスとしては円安方向になると考えています

小売売上高の市場予想も高くなっていますので、景気も底堅いとの印象が強まるものと考えています

テクニカル的にはニュートラル気味な位置にいるものの、日足では上方向への推移を試そうとするような値動きが見られますし、インジケーターも一旦は上昇方向への推移を試してもいいのではと判断できるものだと考えていました

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、週初はエンベロープ上限付近で推移、火曜日以降に強めの円安推移を開始し金曜日は少し上値が重くなる展開を予想します

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のしーさんの週間株ドル円予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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