【22/12/5~】米株上昇と円高推移で日本株は板挟み

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想を毎週土曜日に配信している週間株為替予想です

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今週から日経平均は別動画にしていますので、日経平均の予想をご覧になりたい場合はそちらも併せてご視聴いただければ幸いです

【ニューヨークダウ・ナスダックの予想】強い雇用統計を乗り越えるアメリカ株式市場【週間アメリカ株価指数予想】
金曜日に発表された雇用統計は、労働市場の強さを示す内容となりました。一旦はFRBの金融引き締めを警戒するように株式市場は下落しますが、売り一巡後には買い戻しが入ります。FRBが12月FOMCでの利上げ幅縮小を行うことに変化はないとの見方から...
【日経平均の予想】アメリカ株高に付随する円高推移【週間日経平均予想】
ドル円相場の円高推移が止まらず、ついに企業が下期に想定していた為替レート138円を下抜け、さらに円高推移を続けています。アメリカ市場の上昇は日本市場にもポジティブな材料ではありますが、セットで円高がついてきます。アメリカ市場が下落した時には...
【ドル円相場の予想】強い米雇用統計の結果でも止まらない円高【週間ドル円予想】
金曜日に発表された米雇用統計の内容は、アメリカの労働市場が堅調であることを示したものと考えています。一度は強い米長期金利とドル円相場の上昇がみられたものの、その値動きはすぐに消化され、最終的には円高推移へと戻っていきました。雇用統計の発表を...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は横ばい、予想値幅は33,600ドルから35,600ドルです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は4月21日の高値の価格を目処に設定、ボリンジャーバンド中央線付近を横ばい推移する展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は中国のゼロコロナ対策への抗議活動拡大懸念から売られ、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁とセントルイス連銀ブラード総裁のタカ派発言から米長期金利が上昇し下げ幅拡大して下落、火曜日は中国がコロナ対策の微修正を行うとの期待感から中国株が上昇し投資家心理が改善も、パウエルFRB議長の講演を控え金融引き締め長期化を警戒し上値が重く小幅上昇、水曜日はパウエルFRB議長の講演を受け12月のFOMCでの利上げ幅縮小観測が強まり上昇、木曜日は発表されたISM製造業景況指数が50を下回り、強い上昇後であり翌日に雇用統計を控えることから利益確定や持ち高調整の売り優勢となり小幅下落、金曜日は発表された雇用統計の内容が市場予想を上回る強い内容となり一旦売られますが、FRBの利上げペース減速に変更はないとの見方から買い戻しが入り小幅上昇して週の取引を終えました

発表された雇用統計の内容はかなり強いものである印象があったので、発表当初の感想としてはこの結果はキツイというのが正直な気持ちでしたが、それだけ強かった内容であったにもかかわらず、当日中に材料として消化してしまいました

これから1週間の主なイベントですが、まず注目しているのが月曜日に発表される11月ISM非製造業景況指数です

ニューヨークダウの主なイベント

すでに発表されているISM製造業景況指数に関しては50を割り込んでいて、景気悪化懸念が台頭してきています

これまでは景気悪化懸念はFRBの利上げ幅縮小観測につながり株式市場には追い風になることが多かったですが、ISM製造業景況指数から風向きが変化し始めている可能性があります

ISM非製造業景況指数に関しては50を下回るような内容とはならない見通しですのでそこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、予想以上に弱い数字が出てくると景気悪化懸念が勝る形で株式市場には下押し圧力になる可能性があると考えています

木曜日に発表される前週分新規失業保険申請件数ですが、こちらに関してもバランスが難しいところです

前月より強すぎた場合はFRBの利上げ幅縮小ペースが鈍化する可能性が、弱すぎた場合には景気が思っている以上に悪化するスピードが速いと受け取られる可能性があります

同様に金曜日に発表される12月ミシガン大学消費者態度指数ですが、市場予想では少し低下傾向、こちらも低下しないとまずいのですが、低下しすぎても景気悪化懸念へとつながりかねません

一方で金曜日に発表される11月卸売物価指数ですが、こちらはしっかりと低下することが望まれます

卸売物価指数は消費者物価指数の先行指標となりますので、仮に高止まりした場合は1月以降に発表される消費者物価指数も同様に高止まりする懸念が出てきます

他の経済指標とは異なり、卸売物価指数に関してはしっかりと低下する必要があるだろうと考えています

またこれから1週間はブラックアウト期間に入り金融政策を左右する立場の人間からの発言がほぼなくなります

一方でFEDウォッチャーのニックさんなどから補足するように発言が出てくる可能性がありますので注意が必要だと考えています

チャートのテクニカルでは、週を通してボリンジャーバンド中央線の上側を推移していて、強い上昇相場を維持していると判断しています

一方で上昇する力は弱まりつつあり、上値が重たくなってきています

8月16日の戻り高値を上抜けた後も上昇を維持していますので、ここから反落を急激に起こすとは考えづらいだろうと判断していますが、これまでのような強い上昇相場からは変化が起こっている点には注意が必要だと考えています

一方でここから横ばい気味の推移に入った場合、よほど強い相場転換のタイミングが無い限りは、ダブルトップの形成などわかりやすい頂点のシグナルが出た後に下落へと入るのではと考えられますので、今のところ強い下落に入るとは考えなくていいのではと考えています

今までのニューヨークダウは上昇力が非常に強かったため、ボリンジャーバンド中央線の下抜けを起こした場合には急激な反落に注意したいところだと考えていましたが、ここまでの1週間で落ち着いた値動きに変化してきていると判断していますので、エンベロープ中央線までの下落であればそのまま緩やかな上昇を維持していく可能性があると考えていいのではと、反落時に下抜けすると危ないと思っている水準を変更しようと思います

ただエンベロープ付近への下落を起こした場合、そこから反発した際にはダブルトップを形成したりすることでわかりやすい頂点のシグナルを出してこないかには注意が必要だと考えています

また一目均衡表の雲のねじれの部分に差し掛かっていますので、一応相場の方向感が転換しないかには注意してもいいかもしれません

日柄的にも2か月間上昇推移を続けていますので、通常の相場であればいったん反落が起こってもおかしくないタイミングである点は考慮しておいてもいいのではと考えています

インジケーターではADXは32台を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは66台をRSIシグナルと絡み合うように上下しながら横ばい推移、高値圏にあるものの方向感がつかみにくい状態になっています

強い上昇トレンド相場の中過熱感が高まっていましたが、高値でもみ合うタイプの相場展開に入る場合、RSIは高水準を維持し続けてしまう可能性はあります

ただ過熱感があることは確かですので、一旦反落が起こる可能性が高まっている点には注意しておいてもいいのではと考えています

MACDはMACDシグナルの下を横ばい気味に推移、強い相場展開からの転換が起こっていることを判断できるものの、急激な下落へとつながるタイプの推移ではないと判断しています

MACDがMACDシグナルを強く下抜けて推移した場合は、そこから強い反落相場が発生することがありますが、今回は下抜けの際に並行するように推移していましたので、このまま高値を維持する可能性もあります

また上昇し始めて再度上昇トレンドに変化する可能性を残している状態で、方向感をMACDそのものから判断することは難しい状態だと考えています

今回の予想をする際に、インジケーターを確認する前までは実は上昇予想をしていました

通常であればもっとピーキーな形で確認できるものですので、今回の場合は当てはまるか怪しいところがあるという前置きをしておきますが、MACDとRSIにはうっすらとダイバージェンスが発生している可能性があります

発生しているポイントは11月25日と30日の高値のところです

ご覧いただいてもわかる通り、ピークをしっかりと出しているものではありませんし、仮に月曜日から強い上昇を伴う推移が現れた場合には、ダイバージェンスが否定される可能性は大いにありえます

今回の予想ではこの点にも着目しています

ここまでの強い推移や週末の米雇用統計を消化して上昇できる強さを考えると、ニューヨークダウの値動きが一気に弱いものに変化するとは考えにくい状況だと思います

一方でインジケーターには過熱感があることは確かで、うっすらとではありますがそろそろ高値を付けた可能性を示唆するシグナルも発生しています

予定されている週内のイベントも下押しになる可能性があり、これも不安材料ではあります

ただFOMCを消化するまで相場が動きにくくなる可能性があることを考慮すると、週内の値動きの予想としては横ばいとするのが妥当なのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、ボリンジャーバンド中央線付近を横ばい推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は35,600ドルの上抜けです

今回の予想値幅上限の35,600ドルはかなり上に余裕幅をもって設定しています

金曜日までの値動きを見ていても非常にボラティリティが高い状態が続いていますので、これからの値動きもボラタイルな状態が継続することを考慮しています

実際のところは35,000ドルまでの上値設定でも良かったかと思います

そのため予想値幅上限に接近している時点で予想を上回る上昇ではあります

ただ35,600ドルを上抜けた場合、相場の方向感の予想が大きく外れている可能性が出てきます

想定される値動きは最高値の更新です

年末高に向けてそのまま一気に強い値動きに入っていく可能性のある推移ですので注意が必要だと思います

12月14日にFOMCがあることから、そのあたりで相場の展開が大きく変わらないかには注意が必要ですが、そこも乗り越えてしまえば最高値更新も夢ではないと思います

下落方向は33,200ドルの強い下抜けです

基準としたのは11月17日の安値の価格です

一旦横ばい気味の推移に変化しているニューヨークダウがいったん過熱感をとろうとする場合、以前の安値まで下落する可能性があります

その場合でも再上昇する可能性は残されていますし、反落する場合もダブルトップや三尊天井を作るためにもう1度上昇するものと考えられます

33,200ドル周辺がその値動きをする際の底値目処になるだろうと考えられますが、ここを一気に下抜けて来た場合にはそのまま強い反落相場へと入る可能性を考慮してもいいのではと考えています

相場の雰囲気が一気に変化する価格帯だと考えられますので警戒しておいたほうがいいと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は上昇、予想値幅は11,000ポイントから12,000ポイントです

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は5月17日の戻り高値の価格を目処に設定、上下しながら緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

ここ一週間のナスダックの値動きですが、月曜日は中国のゼロコロナ対策への抗議活動拡大懸念から売られ、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁とセントルイス連銀ブラード総裁のタカ派発言から米長期金利が上昇し下げ幅拡大して下落、火曜日は中国株上昇で投資家心理が改善も、パウエルFRB議長の講演を控え金融引き締め長期化を警戒し米長期金利が上昇し小幅下落、水曜日はパウエルFRB議長の講演を受け12月のFOMCでの利上げ幅縮小観測が強まり大幅上昇、木曜日は発表されたISM製造業景況指数が50を下回り、強い上昇後であり翌日に雇用統計を控えることから利益確定や持ち高調整の売り優勢となりますが、エヌビディアやメタが買われて小幅上昇、金曜日は発表された雇用統計の内容が市場予想を上回る強い内容となり一旦売られますが、FRBの利上げペース減速に変更はないとの見方から買い戻しが入り小幅下落して週の取引を終えました

金曜日の取引では寄付きで1%以上の下落をしていたことからここからの展開を危ぶんでいましたが、終わってみればしっかりと下げ幅を縮小、前日とほぼ変わらずの水準まで戻してきました

FRBの金融政策の行方がナスダックには大きな影響を与える展開が続いていますが、この傾向は今後もしばらく継続する可能性がありそうですので、FRBの姿勢に変化が現れないかには今後も注意していったほうがいいだろうと考えています

これから1週間の主なイベントですが、ナスダックにとって引き続き影響が大きい可能性があると考えられるのは米長期金利の動向です

ナスダックの主なイベント

現在のところナスダックは米長期金利と反比例するような値動きをする傾向があります

米長期金利が上下しても反応しない日ももちろんあるのですが、大きな方向感としては比例傾向にあると考えていいだろうと判断しています

そのためイベントに関しても、米長期金利への影響度が大きいものが注目されると思います

月曜日の11月ISM非製造業景況指数、木曜日の前週分新規失業保険申請件数、金曜日の11月卸売物価指数と12月ミシガン大学消費者態度指数と、重要だと考えられる経済指標の内容自体はニューヨークダウと同じでいいと思うのですが、最も警戒すべきなのはFEDウォッチャーなどの発言だと考えています

この予想をしている段階では、FRBの12月FOMCでの利上げ幅見通しは50bp、その後も利上げ幅は縮小傾向が続く見通しです

来年のFOMCではどの段階で通常の利上げペースである25bpへと落ち着くのかまだはっきりとした見通しは無いものの、少なくとも75bpへ再度拡大することはないものと考えられます

この辺りの見通しに関して、大きく修正が入るような報道があると相場は敏感に反応すると考えられますので、ニューヨークダウ以上にFEDウォッチャーなどからの発言には警戒したほうがいいだろうと考えています

ポイントとなるのは、12月FOMCでの利上げ幅、それ以降の利上げ幅、最終的な利上げ目標であるターミナルレートに関する発言、利上げ終了時期が来年から再来年にスライドしないかどうか、おそらくこの辺りになりだろうと考えています

ここでタカ派の発言が出てくるとナスダックには強い下押し圧力になると考えられますので注意が必要だと思います

チャートのテクニカルでは、火曜日までは過熱感を薄めるように下落推移、エンベロープ中央線への接触まで下げますが、そこを下支えにするように急上昇、金曜日もその勢いは衰えていません

一旦11月15日の高値と面合わせする水準になっていることから、ダブルトップを形成して反落する可能性がある点には注意が必要だと考えられますが、ナスダックの相場の過熱感はさして高いものではないと思いますので、そこまで神経質にならなくてもいいかなと考えています

仮に反落した場合には、エンベロープ中央線での下支えが機能するかどうか、下抜けが起こったとしても11,000ポイントの水準をはっきり下抜けてくるかどうかを見てみないと、相場が崩れると判断することはできないのではと考えています

今のところ11月10日からの推移は、50日単純移動平均線を下支えに、100日単純移動平均線に頭を押さえられるような推移をしていますので、このどちらかを上下にブレイクすると、相場の推移に多少勢いがつく可能性がある点には注意したほうがいいと思います

仮に上昇方向への推移を開始した場合、今後注意したい移動平均線は200日単純移動平均線です

現在は12,000ポイント周辺まで下落してきていますので、この辺りが上値抵抗にならないかには注意してもいいのではと考えています

インジケーターではADXは18台を横ばい推移、少し上向きになっていますが現在のところはレンジ相場だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは58台を横ばい気味に推移、RSIシグナルの上側に位置しています

水準としては少し過熱感のある場所ではありますが、一旦50まで下落した後の上昇で現在の位置まで来ていますので、極端な過熱感の高まりは無いものと判断しています

今後はRSIシグナルを中心もしくは下支えにする形で上下しながら上昇していきそうな雰囲気です

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

非常に緩やかな上昇で過熱感や反落の予兆は無く、特に相場の悪化を感じさせるシグナルは無い状態だと判断しています

どのインジケーターも、相場の底堅さはうかがえるものの、ここから反落すると考えられるようなシグナルは発生していない状態だと考えています

金曜日に発表された雇用統計の内容は、労働市場の底堅さをはっきりと示していた内容だと考えています

その中で米長期金利は急上昇を見せたものの、当日中に材料を消化し再下落、FRBの利上げ幅縮小傾向に変化はないとの見方が強かった模様です

この反応はナスダックにとって非常にポジティブなものだったと考えられ、今後も多少の悪材料が出たとしても、FOMCでの利上げ幅縮小観測が覆されない限り上昇相場が続く可能性が高いのではと考えていいと思います

一方でそこまで大きな変化を起こす可能性があるのは13日の消費者物価指数で、それは次の週の話ですのでまだ影響はないでしょう

唯一同様に気を付けなければならないと考えられるのがFEDウォッチャーの発言ですが、これに関しては予想することは困難です

新しい材料が出てきた場合にはそこで適時織り込むしかないでしょうし、現時点で予想に組み込むことは現実的ではないと考えます

以上のことからこれから1週間のナスダックは、上下しながら緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は12,500ポイントの上抜けです

予想値幅上限は少し厳しめに予想しています

ナスダックが強い上昇を開始する場合、予想値幅上限の12,000ポイントは簡単に上抜けることができると思います

仮に上抜けた場合でも再度ボリンジャーバンド中央線まで下落、上下しながら上昇推移を維持していくものと考えています

一方で12,500ポイントを上抜けて来た場合は、相場展開が大きく変化するかもしれないと考えています

この水準は6月2日や9月12日の戻り高値を明確に上抜ける水準なのですが、ここを超えてくると一気に直近高値13,200ポイント周辺まで上昇していく可能性が出てきます

この値動きに入った場合、ボリンジャーバンド上限を押し広げるようにバンドウォークを開始、押し目らしい押し目があまりないまま上昇推移を継続するものと考えられます

今後のスケジュールを考えると12月14日にはFOMCがあることからそこまで強い値動きが発生するとは想定しづらいのですが、上昇方向のバンドウォーク発生と、12,500ポイントの上抜けには注意したほうがいいだろうと考えています

下落方向は11,000ポイントの下抜けです

エンベロープ中央線を下抜ける水準で、この値動きに入った場合はここまでの上値を追うような展開から、横ばいのレンジ相場へと変化していくものと考えられます

明確に相場が変化すると考えられるのはエンベロープ中央線の強い下抜けですが、その手前のボリンジャーバンド中央線の下抜けが起こった時点で少し警戒してもいいかもしれません

ここまでナスダックは緩やかな角度で下値を切り上げるように上昇していることから、ボリンジャーバンドの中央線の下抜けやエンベロープ中央線の少しの下抜けが起こった程度では相場の方向感が変化したと判断することは難しいタイミングだと考えていますが、一応警戒して備えておいたほうがいいかなといった感じで考えています

日経平均の予想と注意ポイント

6月20日の終値を中心に8月17日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は27,000円から28,250円です

予想値幅下限は以前の高安の半値基準の価格を、上限は12月1日の終値の価格を目処に設定、週を通して下落推移する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は金曜日のアメリカ市場でハイテク株が下落した流れを受け日本市場でも東京エレクトロンなどに売り優勢、中国のコロナ拡大不安もあり後場は下げ渋るものの下落、火曜日は前日のアメリカハイテク株安を受け下落も買い戻し入り下げ幅縮小、中国株高も支えとなりその後は横ばい推移し下落、水曜日は米金融引き締め長期化観測が浮上しリスク回避の売り優勢も、下値では押し目買いが入り下げ渋り小幅下落、木曜日はアメリカ株の上昇を受け買い優勢、買い一巡後は円高が相場の重荷となりますが上昇、金曜日は前日にアメリカで発表されたISM製造業景況指数が強弱の分かれ目である50を下回り、ドル円相場も円高方向へと下落、夜にアメリカで雇用統計の発表を控えていることもありリスク回避の売り優勢となり下落して週の取引を終えました

ここまで弱い景気指標はFRBの金融引き締めの軟化見通しへとつながり株式市場はポジティブにとらえられることが多かったのですが、パウエルFRB議長の講演内容から12月FOMCでの利上げ見通しが50bpであり、今後利上げペースは減速していくとの見通しが出たことで、悪い経済指標が発表された際にリセッション懸念が高まることでリスク回避の売りにつながっている可能性が出てきています

これがいったん出たリスク回避の動きなのか、それともFRBの今後の金融政策の大枠が分かったところで市場の視点が変わったのか、そのあたりの判断を間違えないようにしないと相場の方向感を読み違えるタイミングが迫っているのではと警戒しています

これから1週間の主なイベントですが、火曜日に発表される10月全世帯家計調査・消費支出が悪化見通しで、日本国内での消費が悪化していることを確認することになると思います

日経平均の主なイベント

木曜日の11月景気ウォッチャー調査に関しては予想をしている時点では市場予想の数字が出てきていないのですが、50を下回るようであれば消費支出同様、今後の日本経済はネガティブな見通しとなるものと考えられます

木曜日の7-9月四半期GDPに関しては改定値ですので市場予想から大きくずれることはないとは思いますが、発表される内容は弱いですので、こちらも景気悪化懸念につながるものと考えられます

同じく木曜日に発表される10月国際収支・貿易収支ですが、前回同様大きなマイナス見通しです

ドル円相場では円高バイアスになる可能性がありますので、結果的に日本市場にとっても下押し圧力になるものと考えられます

弱い景気見通しにドル円相場の円高と、日本市場にはネガティブなイベントが多い印象です

また週末がメジャーSQですので、この辺りに向かって仕掛け的な値動きが発生する可能性がありますので、日中のボラティリティの高まりや、一時的な強い値動きにはご注意ください

アメリカ市場に関しては弱い経済指標が出てくる可能性がありそうですが、市場予想を下回るほど悪化した場合は、景気悪化懸念から株式市場への下押し圧力となる可能性がありますので注意が必要だと考えています

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは週を通して下目線の印象でした

ABNアムロのオプション動向

CALLは全体的に売り建玉が多く、買い建玉の多かった28,375円に関しては建玉残も買い方向ですが、28,250・28,500・28,750・28,875円は売り建玉残が残っている状態です

PUTは28,500では買いが入っているものの、建玉残は売り建が多く建玉が切り替わるのは28,000円からで、ここから買い建玉残が多くなっています

特に週内でも買いが多かった27,500円の買い建玉残はかなり大きく、この辺りから売り目線かなといった印象です

ただ27,375・27,000円には買い建玉が多いですが、建玉残は売り建玉残が多い状態で、この辺りでは多少下目線が和らぎます

損益分岐点は28,000円の少し上付近で、下落するほど利益が拡大するポジションをとっています

27,500円あたりまでの下落には備えていたと考えてよさそうです

JPモルガンは1日交替で強弱が入れ替わっている印象です

JPモルガンのオプション動向

CALL29,000円での取引が多かったですが建玉残は解消されている状態、28,250円の買い建玉はそのまま買い建玉残になっています

PUT27,500円の売りが多かった印象ですが、建玉残は買い残が残っていて下目線、27,000円に関しては売り建玉が多くあり、建玉残も売りが残っています

建玉残の損益分岐点は28,000円の少し下で、下落するほど利益が拡大するポジションをとっています

27,500円から28,500円が取引のターゲットになっている印象です

どちらの証券会社も下目線と考えてよさそうです

オプション全体の取引では、建玉残はCALL優勢で上目線ですが、気になるのは週を通してずっとCALL優勢だった取引が、金曜日に急にPUT優勢の下目線に切り替わった点ですこれが単発の動きであればいいのですが、相場の転換点とならないかには注意がだと思います

225mini先物では、ABNアムロは買いが強かった印象で、これはオプションとは反対の方向感ですので、両方を加味するとニュートラルといった印象です

225mini先物の建玉

JPモルガンも売買を交互に繰り返していますが、これはオプションと反対方向にトレードを繰り返していますので、こちらも両方を加味するとニュートラルといった印象です

オプションと225miniの両方を合わせると、どちらの証券会社もニュートラルな印象に変わります

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディスイスはTOPIXを週末に買い向かっているように見えますが、こちらは3月限へのロールオーバーだと考えていますのでニュートラル、モルガンは225ラージがTOPIXより優勢ですが強弱分かれてニュートラル、グローバルマクロのゴールドマンはTOPIXが上目線、シティは強弱入り混じりニュートラル、JPモルガンは下目線な印象です

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

全体的にはっきりとまとまった方向感が出ていない印象です

海外系証券会社の動向をまとめると、グローバルマクロのゴールドマンのTOPIX上目線と、JPモルガンの下目線は少し気になりますが、全体的にははっきりとした方向感が出ていない状態だと判断しています

ただ気になるのは金曜日には225ラージとTOPIXでは売り向かう動きが強い印象がありますので、金曜日が相場の転換点になっていないかには注意が必要かもしれないと警戒しています

裁定取引の残高は11月30日までは買い残が上昇し売り残が減少、方向感としては上昇方向へと順調に進んでいるように見えていました

気になるのは金曜日の日経平均の値動きです

かなり上値が重い印象のある値動きとなってしまいましたので、ここから値動きが弱くなるとここまで積みあがってきた買い残で上値が重くなる可能性が出てくるかもしれません

再度先物に買いが入り裁定買いが増える中で、日経平均が順調に上昇方向へと回復すればいいのですが、金曜日の時点で裁定取引の状態が大きく買い残優勢の状態だったのか、今後確認していきたいポイントになりそうです

買い残が増加し売り残が減少、日経平均が上昇傾向に推移しているのであれば、上昇方向へそのまま進んでいくことを期待していいはずだと思うのですが、金曜日の値動きは逆方向へ一歩大きく踏み出した印象がありますので、その点が気になります

チャートのテクニカルでは、水曜日まで下落を続けていた日経平均はエンベロープ中央線を下支えにするように木曜日に反発、ボリンジャーバンド中央線も上抜けて期待感のある値動きに入っていました

私はこの時点で買い向かった銘柄もあったのですが、金曜日の反落で思い切り踏まれました

寄付き後も下落推移を継続、エンベロープ中央線を再度下抜けボリンジャーバンド下側の線に接触しました

ここには75日と100日の単純移動平均線があり、ここが下支えになるように下髭が出ていて、もしかしたらいったん下げ止まった可能性もあるのかなと期待したくなります

ただエンベロープ中央線を終値基準ではっきりと下抜けていますし、相場の方向感が下方向に変化した可能性を考慮すべきだと考えています

インジケーターではADXは12台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは49台を下落推移、金曜日の下落の一撃で50を下抜けてきました

RSIシグナルに頭を押さえられるように反落してしまったのはあまりよくない状態です

もう少し上昇後に下落している分にはレンジ相場での一般的な値動きと考えることもできますが、RISシグナルに頭を押さえられ、さらに強弱感の分かれ目である50を一気に下抜けて来たのは印象が悪いです

MACDはMACDシグナルを下抜けて下落推移、現在はレンジ相場であると判断していることから強いシグナルではないと考えていますが、あまり良い推移とは言えません

今のところ強弱の分岐点である0を上回って推移していますので、相場展開としてはそこまで弱気な展開に入っているとは考えていません

金曜日の日経平均の反落は非常に大きなものとなっていて、ここまでの上昇相場で下支えとなっていたエンベロープ中央線も強く下抜けています

一方で75日や100日の単純移動平均線に下支えされるように推移していて、ここから反発する可能性がまだ残されているかもしれません

アメリカ市場はそこまで悪化する予想はしていないものの、それ以上に強い円高推移が進行していて、日本市場には強い下押し圧力になっているものと考えられます

これはドル建ての日経平均が相対的に上昇しているように見えるからというだけではなく、企業業績にもダイレクトに影響を及ぼす可能性があります

現在企業が下期に想定しているドル円の想定為替レートはおおむね138円程度と、現在の134円からはかなり乖離しています

私自身も個別銘柄の分析を行う上で海外売上高比率の大きい企業に関しては想定為替レートを確認しますが、140円を想定している企業もありました

日経平均だけで考えるとドル建てでの評価という面に目が行きがちかと思いますが、企業の実際の業績に対する円高推移は、かなりきついものになっている点には注意しなければいけないのではと思います

そのためこのまま円高推移が継続した場合、アメリカの株式市場が好調に上昇を維持した場合でも、日本市場は軟調な推移に終始しなければならない状況が続く可能性を考慮するべきだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、週を通して下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,500円の終値基準での上抜けです

基準としている価格は11月24日の高値の水準です

以前の高値を再度更新して上昇してくる場合、今回の予想は大きく外れているものと考えるべきだと思います

恐らく以前の上昇推移を継続し、緩やかに高値を更新していくものと考えられます

年末高への期待感も高まり、29,000円を超える水準まで達するかもしれません

ただこの上昇方向の注意ポイントは、正直なところまず起こらないだろうと考えています

私の想定の中ではほぼ0パーセントです

下落方向は27,000円の下抜けです

日経平均は上昇や下落をする際に強い節目がいくつかあります

直近で目立ったのが28,000円周辺の上値抵抗、以前であれば27,000円周辺の上値抵抗です

27,000円の下抜けをするような強い下落が発生した場合、今後再上昇する際に27,000円付近を上抜けるのにまた一苦労するようだと思います

アメリカの株式市場と米長期金利の推移が反比例の関係にある限り、アメリカ株が強い上昇をする際には、セットで円高推移がついてきます

そのためここから強いアメリカ株の上昇が発生したとしても、日本市場はついていけない可能性があります

また逆にアメリカ市場が下落した場合には、米長期金利が上昇し円安推移が発生、日経平均は強い下落はしないかもしれません

ただ一番怖いのはアメリカ市場が軟調に横ばい推移している中で、米長期金利の低下が進行して、ドル円が円高に振れた場合です

恐らく今回の下落方向の注意ポイントが発生するとすれば、このパターンかと思います

可能性としては十分にあり得るものですので、ここから下落が継続した場合には要注意だと思います

特に金曜日の安値を月曜の段階で強く下抜けて来た場合には、かなり気を付けたほうがいいだろうと考えています

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円高、予想値幅は130円00銭から136円00銭です

予想値幅下限は8月2日の安値の価格を、上限は12月2日金曜日の高値の価格を目処に設定、勢いは緩やかになるものの円高推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁とセントルイス連銀ブラード総裁のタカ派発言から米長期金利が上昇し円売りドル買い優勢となり円安、火曜日は中国のコロナ対策が微調整されるとの観測から人民元がドルに対して下落しドル円相場にも円買いが波及しますが、パウエルFRB議長が講演でタカ派発言を行う見通しとFRBの金融引き締め長期化観測から米長期金利が上昇し円売りドル買い優勢となり円高、水曜日はパウエルFRB議長が講演で早ければ12月FOMCで利上げ幅を縮小する可能性を示唆したことで米長期金利が低下し円高、木曜日はアメリカのインフレが落ち着きつつあるとの見方から米長期金利が低下、日米金利差の縮小から円買いドル売りが進み円高、

金曜日は発表された米雇用統計が労働市場の強さを示したことで米長期金利が急上昇し円安方向へと推移しますが、FRBのFOMCでの利上げ幅縮小観測に変化がなかったことで再度円高推移して週の取引を終えました

週末の雇用統計では非農業部門雇用者数変化が市場予想を上回り前月よりも改善、平均時給も前月比で上昇と雇用状況は相変わらず強い状況であるという結果になりました

指標発表後は一時的にFRBの金融引き締め長期化が懸念され米長期金利が上昇、ドル円相場も円安方向へと一気に上昇しましたが、材料を消化後の米長期金利は再下落、ドル円相場も円高方向への推移へと戻りました

強い景気動向を示す経済指標の発表は市場にとってインパクトがあることは確かですが、FRBが12月FOMCで示す方向性には大きな影響はないと判断されたものと考えています

そのため、12月13日にアメリカで発表される11月消費者物価指数が翌日のFOMCの結果を覆す内容になるか、14日に発表されるFOMC後の政策金利の予想以上の引き上げやターミナルレートの大幅な上昇など、FRBの利上げ幅縮小姿勢や金融緩和の継続期間の長期化懸念がはっきりと出てこない限り、ここまでの強い円安に対する調整とも考えられる現在の円高推移は、今後も継続する可能性があるのではと考えています

この円高推移が継続する期間ですが、少なくとも12月14日のFOMCを材料として通過するまでは継続する可能性が高いのではと考えています

これから1週間の主なイベントですが、まずは月曜日のラガルドECB総裁の発言に注意したいと考えています

ドル円相場の主なイベントT

ECBは今後もインフレ抑制のため強い利上げ姿勢を維持する必要性があると考えられますので、出てくる発言はタカ派になると予想しています

仮にタカ派の発言が出てきた場合、ユーロはドルに対して高くなり、相対的にドル円市場でも円高が発生する可能性があります

月曜日にアメリカで発表されるISM非製造業景況指数ですが、こちらは前月に比べ悪化見通し、ただしすでに発表されているISM製造業景況指数のように50を下回る見通しではありません

悪化することから円高バイアスになる可能性はありますが、ISM製造業景況指数ほどの影響はないのではと考えています

火曜日のオーストラリア準備銀行の政策金利発表ですが、市場予想では25bpの利上げ幅になる見通しですので、これも米長期金利には低下方向へのバイアスがかかる可能性があり、ドル円には円高バイアスになるものと考えています

木曜日に日本で発表される10月国際収支・貿易収支は前月同様大きなマイナス見通しで円高バイアスに、同日アメリカで発表される前週分新規失業保険申請件数に関しては今のところ市場予想が出てきていませんが、弱い数字が出てきた場合には同様に円高バイアスになると考えられます

金曜日に発表される11月卸売物価指数は低下見通しで、こちらも円高方向へのバイアスがかかるものと考えています

週を通して全体的に円高要因になる経済イベントが多く、ここまでの相場の流れも円高方向であることから、週内に予定されている経済指標の内容が市場予想から大きくずれない限り円高方向へ進むのではと考えています

ここで1つ注意したいのがFEDウォッチャーの発言です

仮にFRBのタカ派を連想させるような発言が出てきた場合にはドル高円安方向へと動く可能性がありますので、その点は注意したほうがいいと思います

チャートのテクニカルでは、月曜日から水曜日までは比較的底堅く推移、11月15日の安値を大きく下抜けることなく推移していました

一旦は上昇するかと思われる値動きもありましたが木曜日に一気に安値を下抜け、ボリンジャーバンド下限を押し広げるバンドウォークへと入っています

金曜日の終値付近には200日単純移動平均線があり、ここで下げ止まる可能性もありますが、そう考えるにはまだ下落の勢いが強すぎて材料として弱い状態です

週明け月曜日の値動きが、週末の金曜日の終値付近で終始して横ばい気味に推移できれば下値の抵抗線として機能する可能性もあるのですが、少なくとも今の状態ではそう判断することは難しいと考えています

インジケーターではADXは44台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

MACDは下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を再拡大し始めています

特に週末の2営業日は再拡大に入っていて、強い推移へと再突入している可能性があります

まずはMACDオシレーターが0方向へと収束を見せ始めないと、円高方向へのトレンドが終了する気配すら見込めない状況だと考えています

今得られる情報からだけであれば、まだ円高方向への推移がここでいったん終わると判断するべきではないと思います

RSIは25台を下落推移、30を下回っていてすでに安値圏に突入しています

現在は下落トレンド相場であることから、RSIによる反発タイミングの判断はできない状況となっていると判断しています

今後RSIがシグナルとしての機能を発揮するとすれば、日足の底値切り下げ時にRSIが底値を切り上げるコンバージェンスがみられるかどうかですが、今の状況ではそれはまだまだ先の話になるのではと考えています

200日単純移動平均線の位置から考えると、ここで下げ止まるチャンスがないわけではなさそうです

米10年債利回りの推移も同様に下落を続けていますが、こちらも6月14日付近の高値と100日単純移動平均線に下支えされる可能性のある水準で、ドル円相場同様に下げ止まる可能性はあり得る節目ではあります

米10年債利回りのチャート

一方でインジケーターの状況を考えると、相場が下げ止まり反転すると判断できる材料は今のところなく、週内に予定されているイベントの内容は円高方向への推移を促す可能性のあるものが多くなっています

金曜日の雇用統計のように市場予想から大幅にずれた結果が発表される可能性はあるものの、景気動向が強い状況へとずれたにもかかわらずドル円相場と米長期債利回りの下落推移を止めることはできませんでした

12月14日のFOMC後の発表が直近で最も影響が大きいイベントであると考えていますが、それ以前にあるイベントとして注目していたのは13日の消費者物価指数と2日の雇用統計でした

この3つの大きなイベントのうちの1つと考えていた雇用統計の予想外の結果でも相場のトレンドが変化しないのであれば、これから1週間で予定されているイベントで予想外に強い数字が出てきたとしても、おそらく相場の方向感を変化させることは難しいのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、勢いは緩やかになるものの円高推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は138円00銭の上抜けです

11月の強い円高推移が起こった後、いったん底値を形成するように推移した価格帯です

水曜日にあったパウエルFRB議長の講演をきっかけに米長期金利は再下落を開始、ドル円相場も同様に下落推移をしています

138円の上抜けはその水準までいったん戻す値動きです

可能性として考えられるのは、FRBの金融引き締めが強くなるという観測が出た場合か、ユーロなどがドルに対して弱くなり結果的に円もドルに対して弱くなるパターンを想定しています

FRBの金融引き締めに関しては12月13日の消費者物価指数や14日のFOMCを通過するタイミングでないと難しいと思います

ユーロが弱くなるパターンですが、こちらECBの利上げスタンスが弱まる可能性がありますが、現在のヨーロッパのインフレの状況を考えると利上げを止めることは少し難しいかなと判断しています

中国のコロナ対策によってドルが相対的に強くなる可能性も残されていますが、すでに材料として一度通過してしまっているので、改めて強い影響を及ぼすことがあるのかは不透明です

それ以外にも強い調整の終了という可能性はありますが、これはテクニカル的に相場の転換が確認できないと判断できない材料だと思いますので、今回の予想では考慮していません

現在手元にある材料では、上昇方向へドル円相場が動くと考えるのは少し難しいかなといった感じです

下落方向は130円00銭の下抜けです

可能性としては上昇方向の注意ポイントよりも起こる可能性が高い値動きかもしれません

今のところドル円相場は強い円高推移へと再度入っています

ですが以前の下落幅を10月31日の高値から11月15日までの想定で考えた場合、11月21日の高値からの下落は日柄でいえば12月5日、価格で考えると131円前半までがいいところだと思います

以前の値動きを参考にするのであれば多少ずれることはあっても、おおむねこの辺りまでの推移だと考えていいと思うのですが、週内に130円を下抜けるほどの強い下落を見せた場合には、相場にはかなり強い投機的な動きが起こっている可能性があります

3月からの円安推移を思い出していただければわかりやすいかと思いますが、投機的な取引を伴う一方的な値動きは、論理的に考えても予想がつかない値動きを見せてきます

どこまで円高が進むのか想定が難しい相場展開に入っていくと考えられますので、この値動きに入った場合は注意するしかないといった感じかと思います

あとがき

アメリカ市場に関して

金曜日の夜にアメリカの雇用統計が発表された際に、ヨーロッパ株とアメリカの時間外先物が急落、ドル円相場も一気に円安方向へと推移しました

あの値動きを見た瞬間に慌てて経済指標の確認をしたのですが、正直相場の方向感が大きく変化してもおかしくない結果だと感じました

ですが一夜明けてみれば、一気に材料を消化し横ばい推移、あまりの相場の強さに驚きを隠せません

12月14日のFOMCでの利上げ幅縮小が強く意識される状況で、多少の経済指標の上振れは許容できるとの判断かと思いますが、正直楽観的過ぎる気がしないでもありません

そのため実際にFOMCを通過後も上昇相場が続くのか先行きは不透明で、いつ反落が起こっても大丈夫なように備える必要があるタイミングかと思います

一方でここまで強い相場であれば、これから1週間に予定されている経済指標の発表で、多少強い内容が出てきたとしても、FOMCでの利上げ幅縮小に変化がないという見通しから、あまり材料視されない可能性もありそうです

FEDウォッチャーからの発言にはかなり警戒しなければならないとは思いますが、週内は比較的値動きが緩慢な状況が続くかもしれませんので、今のうちに相場急変時の作戦を練っておくのもいいかもしれません

日本市場に関して

アメリカで発表された雇用統計は労働市場の強さを感じさせるものでした

そのためFRBの金融引き締めが再度強まることを懸念した米長期金利の上昇とドル円相場の円安推移、そしてアメリカ株式市場の急落が発生しました

ですがそれも一晩だけのこと、朝になってみれば相場は何事もなかったかのように元に戻っていました

アメリカ市場はすでに12月FOMCでの利上げ幅縮小を確実なものとして認識していて、その流れはちょっとやそっとでは変わらないと考えているのかもしれません

この流れが続く限り、ドル円相場には円高方向へのバイアスがかかり続け、特に138円を下回る水準からは日本企業の業績に、為替差損の大きなリスクが発生し始めます

すでにドル円相場は134円台とかなり円高に傾いていて、今後も海外での売上高が多い企業には逆風が続く可能性があります

仮にどこかの企業が買いチャンスだと思っても、そこが今回の為替相場の円高推移に本当に耐えられるのか、その点はしっかり見極めないと危険な状況かもしれないなと私自身考えています

週末は各企業の為替感応度などのチェックを再度して見なければと思います

ちなみにナンピンした銘柄は見事に窓を開けて下落、安易にボリュームを増やした罰が下りました

金曜日に売却をした4銘柄と、手元に残った2銘柄、買い戻すべきかこのままスルーするべきなのか、ホールドするべきなのか利確するべきなのか、週末は改めて個別銘柄の分析に勤しみたいと思います

ドル円相場に関して

金曜日に発表された雇用統計の内容は、アメリカの労働環境の強さを再確認するものとなりました

一方でドル円相場や米長期債利回りの低下はそれでも止まらず、FRBの金融引き締めの姿勢が軟化することを織り込むように下落推移を継続しています

経済指標の内容であそこまではっきりとした結果が出たにもかかわらず、それを1日で材料として消化して元の推移に戻ってしまった相場は、あまりにも一方的で投機的な値動きと考えられなくもない推移なのではと警戒しています

このような推移に入った場合に最も怖いのが、底値の見通しが立ちにくいことではと考えています

以前の強い円安推移の時にも、もういい加減止まるだろうと考えていたところから何度も踏み上げられました

今回の円高推移はその時の反対で、もういいだろうと思ったところから何度も踏みつけらえるかもしれません

11月末の取引で私自身想定していたのは円安方向の上昇に乗るというものでしたが、現在の推移をみている限りあの判断は間違っていたと考えなければいけないと反省しています

ここまで強い下落トレンドが発生しているのであれば、トレンドの終了をテクニカルではっきりと確認するまで、逆張りをするべきではありませんでした

この円高推移もどこかで終わりが来るのは確かだと思います

ですがそれが週内に起こるのはちょっと難しいかなと思います

まずは12月14日のFOMCを通過してみないことには、相場の方向感が変化するのは難しい状況なのかもしれません

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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