【22/11/28~】株式市場の過熱感とドル円相場の下抜けへの警戒

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想を毎週土曜日に更新している週間株為替予想です

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ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は33,800ドルから35,500ドルです

予想値幅下限は金曜日のボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は3月と4月の戻り高値の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は中国でのコロナ再拡大を背景に石油株やハイテク株の一角が売られますがウォルト・ディズニーが買われ下支えされ小幅下落、火曜日は米長期金利の低下と小売企業の相次ぐ好決算を材料に相場が押し上げられ上昇、水曜日は公表されたFOMC議事要旨で利上げペース鈍化が間もなく適正との見方に多数が同意したことが明らかになり買い優勢、ただここまでの上昇から高値圏にあり翌日が休場であることもあり小幅上昇、木曜日は感謝祭で休場、金曜日は引き続きFRBの利上げペース鈍化を見込んだ買いが入り上昇して週の取引を終えました

FRBの利上げ姿勢後退を材料とした買いが入り続けている状態ですので、今後も市場がアメリカのインフレやFRBの金融引き締めに関連したイベントの内容をどう消化していくのかで、相場の流れが変化する可能性が高いと考えられますので、これらのイベント通過時には細心の注意を払う必要がありそうです

これから1週間の主なイベントですが、市場予想通りであれば株式市場に下押し圧力になるイベントは少なくて済みそうな状況です

11月29日(火)	9月ケース・シラー米住宅価格指数
		11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
11月30日(水)	11月ADP雇用統計
		7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
		11月シカゴ購買部協会景気指数 
		10月住宅販売保留指数
		10月住宅販売保留指数
		パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 
		米地区連銀経済報告(ベージュブック) 
12月1日	(木)	10月個人所得
		10月個人消費支出(PCE)
		10月個人消費支出(PCEデフレーター)
		10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
		前週分新規失業保険申請件数
		前週分失業保険継続受給者数
		11月ISM製造業景況指数 
12月2日	(金)	11月非農業部門雇用者数変化
		11月失業率 
		11月平均時給
		11月平均時給

市場予想通りに数字が発表されても少し気になるのは木曜日の10月個人消費支出ですが、前月比が強く出てくる見通しですので下押し材料とならないか注意が必要だと考えています

市場予想通りに結果が出てくるのか注意したいのは水曜日の11月ADP雇用統計で、こちらは市場予想からもずれることが多く、なおかつ週末の雇用統計からもずれることがある厄介な経済指標です

木曜日の個人所得も強すぎるとインフレ懸念に、同じ理由で前週分新規失業保険申請件数にも注意が必要だと思います

週末の雇用統計に関しては、ここまで発表されている前週分新規失業保険申請件数の推移から推測すると市場予想通りの弱い内容となるだろうと考えて大丈夫だとは思いますが、結果次第では波乱要因になりますので注意が必要だと思います

内容としてどうなるのか予想ができないのが、水曜日にあるパウエルFRB議長の発言です

恐らくですがどちらかというとタカ派の内容が出てくるとは思うのですが、これは通過してみないとわからない状況です

また同日発表されるベージュブックに関しても、景気動向があまりに強いという結果が出てくるとFOMCでの利上げ幅が大きいものになる可能性が高まるので注意が必要だと思います

またここには記載していませんが、週内にはパウエルFRB議長以外の連銀総裁などの質疑応答などが相次ぎます

月曜日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、水曜日はボウマンFRB理事・クックFRB理事、木曜日にはダラス連銀のローガン総裁・バーFRB副議長、わかっているだけでこれだけの予定があります

株価の過度な上昇を警戒する場合、FOMC前のFRB関係者からはタカ派寄りの発言が出てくる可能性がありますので注意したほうがいいかもしれません

チャートのテクニカルでは、月曜日にボリンジャーバンド中央線にタッチしたニューヨークダウは、そこから強い値動きに入りボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークへと入っています

非常に強い値動きへと再度入っていて、8月の戻り高値も上抜けしてきました

休場や短縮取引の中でここまで強い値動きが発生するのは予想外でした

主な移動平均線はすべて下に置き去りにする形で上昇していて、上値目処として考えられるのは以前の高値基準や日柄になってくるだろうと考えています

次の目標は3月と4月の高値水準と考えていいのではといった感じです

今のところボリンジャーバンド中央線を下抜ける動きを見せるまでは、高値に達したと判断せずに上昇に乗り続けていいのではと判断しています

ただここまで強い値動きを継続していることから反落の危険性は付きまとうと思いますので、ボリンジャーバンド中央線を下抜けた場合はエンベロープ中央線までは調整に入ると考えて心の準備はしておいたほうがいいだろうと思います

上昇が緩やかになってボリンジャーバンド中央線を下抜けた場合はエンベロープで下落が止まる可能性を、鋭い上昇を見せて反落した後にボリンジャーバンド中央線を下抜けた場合はそのままエンベロープ中央線も下抜ける値動きをイメージしておけばいいかなといった感じで考えています

インジケーターではADXは34台を横ばい推移から再上昇へと変化、再度トレンド相場が発生する可能性が高まっています

ドル円相場のインジケーター

相場の方向感を判断するにはMACDを重視するべきタイミングだと思います

MACDは横ばい気味に推移、MACDシグナルの下抜けを見せるかどうかの水準から横ばい気味に並行して推移しています

この推移に入ると難しいのが仮にMACDのMACDシグナル下抜けが発生したとしても、明確な頂点として判断することができない点です

8月に頂点を付けた際のMACDの推移を見ていただくとわかりやすいのですが、MACDシグナルからある程度の距離があるところから一気に下抜けが発生しています

このような推移に入らないとMACDのMACDシグナル下抜けでの頂点の見極めは困難な状況になってしまうだろうと考えています

RSIは71台を上昇推移、すでに過熱感が非常に高まっている状態です

強い上昇トレンド相場に入っていたことから過熱感が高い状態が維持されてしまうのは仕方がないところですが、シグナルとしての機能がほぼ失われていると考えて対応したほうがよさそうです

今後に関しては日足の高値更新に対するRSIの高値切り下げがみられるダイバージェンスなどが発生しないかなどが活用方法として考えられるかとは思いますが、数値が高いこと自体がシグナルとしては機能しないだろうと判断しています

これから先の予定されるイベントを考慮すると、どこで相場の転換が起こってもおかしくない状況ではあります

週内でいえば水曜日のADP雇用統計や週末の雇用統計、次の週には卸売物価指数の発表やブラックアウト期間のFEDウォッチャーのニックさんからの情報発信、さらに次の週には火曜日に消費者物価指数が発表され翌日にはFOMCの結果が発表されます

特に今回のFOMCではドットチャートが示され、2023年のターミナルレートが最新のものに更新されるものと考えられます

これらの重要なイベントを通過する際に反落する可能性は十分にあります

また6月から8月の上昇期間はおおむね2か月間、そして10月13日から今回の上昇が始まったと考えると、同じ日柄で値動きした場合ピークは12月13日あたりと、ちょうど消費者物価指数やFOMCの開催日にあたってしまうという嫌な材料もあります

一方でテクニカル的に判断すると過熱感こそあるものの、明確な反落シグナルを察知するのが難しい上昇推移へと入ってしまっています

どこかで適当に高値を決めてしまうことのできない、ある程度の反落が発生するまで相場の上昇が止まったと判断できない難しい局面だと思います

消費者物価指数や前週分失業保険申請件数、そしてFOMC議事要旨の内容など、ここまで実際に発表されているものを重視するのであればFRBの利上げペース減速は高確率で起こると考えられますし、インフレのピークアウトはすでに起こっている可能性もあります

今後出てくるイベントには不安感はあるものの、すでに出てきている情報には相場を押し上げる内容が多い印象ですので、細心の注意は必要だとは思いますが、相場の方向感はまだ上昇方向へ向かうと判断していいのではと考えています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は35,500ドルの上抜けです

今回の予想値幅上限であっても、実は少し危険な値動きだと考えています

今後ニューヨークダウに起こる上昇方向の値動きで最も注意しなければならないと考えているのが、異常な過熱感の高まりです

年末高を目指すような値動きに入るためには、ここから強烈な上昇ではなく緩やかな上昇へと変化する必要があるだろうと思います

今回の予想値幅上限35,500ドルを上抜けるような強い上昇は、エンベロープ上限を上抜けるような推移になる値動きだと考えられます

これによってMACDは強い上昇を見せ、反落が発生した場合は一気にMACDシグナルを下抜ける可能性が高まります

そうなると強い反落の準備ができてしまうことになりかねませんので、あまりに強い上昇、特にエンベロープ上限への急激な接近や上抜けには注意したほうがいいのではと考えています

下落方向は33,800ドルの強い下抜けです

ボリンジャーバンド中央線の下抜けを明確にしてきた場合には要注意だと考えています

今のところテクニカル的には強い反落に入る危険性はそこまで高くないだろうと考えています

ただ予定されているイベントなどで相場の方向感が一気に変化する可能性はありますし、8月の戻り高値付近まで上昇をしてきていますし過熱感は高い状態だと考えられます

金曜日までの値動きをもって反落すると予想することは無理があると思いますが、一方でいつ反落が起こっても大丈夫なように準備だけはしておいたほうがいいと思います

また週内の後半に入った場合、ボリンジャーバンド中央線は上昇していると思います

その際には下落方向の注意ポイントはそのまま価格を切り上げていっていると考えていただければと思います

ただし、横ばい気味の推移に切り替わっている場合は、多少下抜けても相場の転換点にならない可能性がある点にも合わせてご注意ください

イメージとしては横ばい気味に接触する下抜けではなく、一気に起こる強い下抜けです

ナスダックの予想と注意ポイント

6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は横ばい、予想値幅は10,950ポイントから11,700ポイントです

予想値幅下限は金曜日のエンベロープ中央線の価格を、上限は8月高値と10月安値の半値基準と6月と7月の反発時の戻り高値の価格を目処に設定、ボリンジャーバンド中央線に絡むように横ばい推移する展開を予想します

ここ一週間のナスダックの値動きですが、月曜日は中国でのコロナ再拡大を背景に石油株やハイテク株の一角が売られ下落、火曜日は米長期金利の低下と小売企業の相次ぐ好決算を材料に相場が押し上げられ上昇、水曜日は公表されたFOMC議事要旨で利上げペース鈍化が間もなく適正との見方に多数が同意したことが明らかになり買い優勢、一旦売られますが米長期金利の下落も追い風となり上昇、木曜日は感謝祭で休場、金曜日は中国でのコロナ拡大とともにアップルのiPhoneを製造する中国工場で労使トラブルが発生、主力ハイテク株や半導体株に売りが出て下落して週の取引を終えました

FRBの利上げ幅縮小は好材料だと考えられますが、中国でのコロナ拡大が考えていた以上に重荷となっている印象があります

アメリカから中国への半導体供給などの規制強化が行われるなど対立する面が多い両国ですが、一方で貿易面では大きな売り上げが依然としてあります

例えば労使トラブルの発生したアップルのiPhoneですが、最も売り上げが高いのはアメリカ国内ではありますが、その半分程度の売り上げが中国ではありますし、これは規模感としては欧州での売り上げと同程度のボリュームです

今後も中国での売り上げをこれだけ維持できるかは不透明ではありますが、直近の半導体関連銘柄などの業績には今後も大きな影響がある状態は続くと考えられますので、中国でのコロナ拡大に伴うロックダウンという対応が継続する間は、ニューヨークダウに比べアンダーパフォームする可能性を考慮したほうがいいかもしれません

またアメリカでの景気後退の影響を強く受ける可能性がある面も、ナスダックには悪材料となる可能性があります

私自身ナスダック100の商品に投資を続けているのでこう考えるのは嫌なのですが、ナスダックにはしばらく厳しい時期が続くかもしれないなと考えています

これから1週間の主なイベントですが、内容としてはニューヨークダウと同様でいいかと思います

11月29日(火)	9月ケース・シラー米住宅価格指数
		11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
11月30日(水)	11月ADP雇用統計
		7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
		11月シカゴ購買部協会景気指数 
		10月住宅販売保留指数
		10月住宅販売保留指数
		パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 
		米地区連銀経済報告(ベージュブック) 
12月1日	(木)	10月個人所得
		10月個人消費支出(PCE)
		10月個人消費支出(PCEデフレーター)
		10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
		前週分新規失業保険申請件数
		前週分失業保険継続受給者数
		11月ISM製造業景況指数 
12月2日	(金)	11月非農業部門雇用者数変化
		11月失業率 
		11月平均時給
		11月平均時給

基本的にFRBが次のFOMCでどの程度の利上げ幅を示すのか、そして今後のターミナルレートがどうなっていくのか、FRBの金融引き締めの強弱感によって長期金利の推移に大きな影響が出るものと考えていますが、この長期金利の上昇が起これば下落バイアスに、下落が起これば上昇バイアスになるだろうと考えています

その傾向はニューヨークダウよりナスダックのほうが大きくなるだろうと思いますので、イベントの結果と合わせて米長期金利の動向と推移の方向性の見極めには注意が必要だと考えています

チャートのテクニカルでは、週半ばの2営業日で上昇したものの、ボリンジャーバンド中央線に絡むように推移していて、強い値動きへとは入れていない状態です

値動きが煮詰まることでボリンジャーバンドの上限と下限が接近しています

この状態になると危険なのが、横ばい気味に推移した状態から一気に強い値動きが発生する可能性が高まる点です

方向感を判断する際に厄介なのが、素直に最初の一歩が次につながればいいのですが、一旦上下のどちらかに動きだしたと思ったらそこから強く反対方向に動き始めることがある点です

ボリンジャーバンドの収束は強い値動きが発生する予兆として警戒するものですが、その方向感までは推測できない点には注意が必要だと思います

不安材料としては上から75日単純移動平均線が下落してきていますので、これが上値抵抗となって下押されてしまわないかです

金曜日の時点で11,354ポイント周辺にありますが、これがこれからさらに下落してくるものと考えられます

この単純移動平均線に上値を抑えられてしまわないかには注意したほうがいいと思います

仮に上抜けたとしてもその上には100日単純移動平均線が11,500ポイント周辺にあり、11月15日の上昇時にはこの2つの単純移動平均線に同時に頭を押さえられる展開となっていますので、ここも上抜けられるかどうかには注意したほうがいいと思います

一方で下方向ではエンベロープ中央線が控えていますし、25日単純移動平均線も10,950ポイント周辺にあり、この辺りが下支えになるのではと考えています

インジケーターではADXは19台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは55台を下落推移、そこまで過熱感は高くない状態です

レンジ相場であれば一旦は50に収束しようとする可能性はありますが、40付近から60付近まで上昇した後にもみ合うように横ばい推移していますので、過熱感が高まっている状態ではないと判断しています

特に反落を警戒するような場面ではないと考えています

MACDは上値が少し重いものの上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅は縮小傾向でしたが、週末にかけて乖離幅を一定に保つような値動きへと入っています

どちらのラインも強弱の分かれ目である0を上抜けていて、相場の方向感としては少し強い状態に入っていると判断しています

特に反落を警戒しなければならないような場面ではないと考えています

ナスダックはニューヨークダウに比べると、悪材料があることでここまで値動きが悪く、気持ちいい上昇推移へとは入れていません

相場の状態としてはそれなりにボラティリティを保ちながら値動きとしては煮詰まりつつあり、いつ上下のどちらかに強い推移を起こしてもおかしくない不安定な状況へと入りつつあります

相場が上下に離れるタイミングが掴めないことから、週内の値動きに関してはボリンジャーバンド中央線に絡むような推移を継続する可能性が高いと考え横ばい推移予想をしていますが、もうすぐ強い値動きが発生する可能性がかなり高い状況だと思います

今回の横ばい推移予想はあくまで上下どちらかに振れる前の横ばい推移で、ここからナスダックはボラティリティが低下して横ばい推移を続けるという内容のものではない点に十分に注意していただければと思います

週内のイベントを考慮すれば上昇方向への推移を開始する可能性が高いと判断するべきだと思いますが、一方でニューヨークダウはさすがに強い上昇をしすぎています

ここからナスダックが強い上昇に入った場合、ニューヨークダウが同様に強い上昇をすると、その先にあるのは強い反落です

その流れが発生する際にはナスダックも巻き込まれる可能性が高いと考えられますので、あまりに強い上昇が出てきた場合には反落への警戒も併せてするべきかもしれませんので、その点にも注意したほうがいいだろうと考えています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、ボリンジャーバンド中央線に絡むように横ばい推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は11,700ポイントの上抜けです

先ほどお話しした強い上昇推移へと入る展開ですが、この際に注意したいのはニューヨークダウの推移です

ナスダック単体で強い上昇推移を見せている場合はそのまま強い上昇推移を継続、9月12日の高値12,300ポイント周辺までの上昇を試してくる可能性があります

12,000ポイントの先には200日単純移動平均線があり、一旦はここで頭を押さえられる可能性がありますが、再上昇へと入り年末高への推移がみられるかもしれません

一方でニューヨークダウにも強い上昇がみられた場合、ニューヨークダウが強い反落を起こす可能性が高まります

その際にはナスダックも同時期に下落推移へと入る可能性がありますので、強い値動きに入る際にはニューヨークダウの値動きにも注意が必要だと思います

下落方向は10,950ポイントの強い下抜けです

ナスダックは11月の安値から上昇推移こそしていますが、そこまで強い値動きをしているわけではありません

この状態であれば反落して調整する場合、エンベロープ中央線を下抜けることもあるかと思いますし、下抜けが起こっても相場の方向感が下落方向へと変わるとは考えていません

この辺りはニューヨークダウとは判断が異なる点です

そのため多少の下抜けは許容してもいいと思うのですが、勢いの強い下抜けには一応警戒しておいたほうがいいかもしれません

この場合ナスダックは上昇方向への相場展開には入っておらず、ピッチフォーク下限の下抜け後に10,250ポイントから10,500ポイントのあたりを目指して下落するものと考えています

今年の最安値を試すほどの弱い推移へと入るかどうかは、FRBの急激なタカ派への転向などがなければ起こらないだろうとは思うのですが、外部環境次第のところがあります

ただ土曜日に予想をしている時点ではそこまでの悪材料は無いものと判断しています

日経平均の予想と注意ポイント

6月20日の終値を中心に8月17日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は上昇、予想値幅は28,000円から29,250円です

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は8月17日の高値の価格を目処に設定、ボラティリティはある程度高いものの角度としては緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は水曜日に休場を挟むことから売買も手控えムード、バークシャー・ハサウェイの商社株買い増しは好材料も中国のコロナ再拡大が重荷となり小幅上昇、火曜日はドル円相場の円安を材料に輸出関連中心に幅広い銘柄が買われ上昇、水曜日は勤労感謝の日で休場、木曜日は公表されたFOMC議事要旨の内容が利上げペース減速を示唆するものだったことから日本株にも買いが入り上昇、金曜日は中国でのコロナ感染拡大から中国関連銘柄が弱含み、3日続伸し高値圏にあったことから利益確定の売りも出て小幅下落して週の取引を終えました

前回予想では日本市場とアメリカ市場のどちらでも休場を挟むことからもう少し弱い値動きを想定していましたが、金曜日こそ下押されたものの休場の水曜日を挟んだ2営業日は強い値動きとなりました

材料となったFRBの利上げ幅減少観測はドル円相場には円高推移を発生させてしまうことで日経平均にはネガティブな面もありましたが、それ以上に株式市場の雰囲気が改善していく中で日経平均も再上昇に入ることができました

これから1週間の主なイベントですが、基本的にそこまで日経平均に悪影響を及ぼすものは無さそうです

11月29日(火)	10月失業率
		10月有効求人倍率
11月30日(水)	10月鉱工業生産・速報値
		外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) 
12月1日	(木)	11月消費者態度指数・一般世帯 
12月2日	(金)	11月マネタリーベース

火曜日の失業率も改善傾向ですし、鉱工業生産の速報値はマイナス見通しではあるものの改善傾向、木曜日に発表される消費者態度指数の市場予想がまだ出ていないので判断は保留したいと思いますが、今ある材料だけで考えるとそこまで強く警戒しなければならないイベントは無いのではと考えています

これから1週間に関してもアメリカ市場とドル円相場の動向に強く影響を受けて、市場が上下する展開が続きそうです

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは週前半に関しては下目線でしたが週後半は上目線と休日を挟んで方向感が変化しています

ABNアムロのオプション動向

CALL28,500円には買い建玉がありますが、ここは建玉残が大きくマイナスとなっている状態です

売買の拮抗した29,000円はニュートラル、28,750・28,875円に関しては建玉残もマイナスとなっています

28,000・28,125円あたりでやっと買い建玉残が出てきますが、ここまではマイナス方向です

PUTは28,500円に売り建玉があるものの、ここは買い建玉残がある状態で、28,125円から27,875円までは買い建玉が多いのですが、建玉残は売り建玉残が少ないもののある状態でそこまで下目線ではありません

この下には27,000円と27,375円に買い建玉残が多くあるものの、27,500円あたりまではそこまで下目線である印象ではありません

建玉残は28,235円あたりを中心に上下に価格が振れるほど損失が広がるポジションをとっています

27,500円から28,500円あたりでの値動きを想定しているのかなといった印象です

JPモルガンは週を通して下目線、CALL28,750円での取引が活発でしたが買い残が残っている状態です

JPモルガンのオプション動向

29,000円での売り建玉も目立ちますが、建玉残はニュートラルな状態のようです

PUTでは27,500円の買い建玉が多くなっていますが、こちらは建玉残がまだマイナスの状態で解消するにはいったっていません

建玉残は27,750円あたりを損益分岐点に下落するほど利益が拡大するポジションをとっています

建玉残の状態から28,500円を上回る値動きに備える動きもありますが、28,000円を下回る推移を想定している印象があります

ただここまでの姿勢からは幾分ポジションを入れ替えている可能性があり、下目線が強まっていますが、一方で上値は相変わらず高いとは考えていないといった印象です

27,500円から28,000円を中心として、下落方向に備えているといった感じかと思います

オプション全体の取引では、週を通してPUT優勢でどちらかというと下目線に傾いている印象があります

建玉残の状態はCALL優勢で上目線なのですが、PUT方向への変化が続いていた点には注意したほうがいいかもしれません

225mini先物では、ABNアムロは火曜日に大きく売りに回っていて、これが全体を大きく下目線に引っ張っている印象です

225mini先物の建玉

大きく解消する動きも見られず、下目線である印象です

オプションの取引との相関性がみられにくく、両方を合わせても下目線であると考えていいかもしれません

28,000円を上回る水準では売り向かう可能性がありそうです

JPモルガンは火曜日と木曜日に大きく買い向かっていて上目線だと判断しています

オプションが下目線であることを考えるとニュートラル気味の少し上目線かなといった印象です

どちらも共通しているのは強く上目線である印象ではない点です

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのモルガンが今までの下目線から若干上目線のニュートラルへ、少し変化がみられています

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

クレディスイスは相変わらずのニュートラルな印象です

グローバルマクロのゴールドマンが上目線に変化、シティは若干上目線である状態を維持しています

JPモルガンは225ラージとTOPIXで逆方向なので、ニュートラルと判断しています

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAのクレディスイスがニュートラル、CTAのモルガンとグローバルマクロのゴールドマンとシティが上目線気味、JPモルガンはニュートラルで価格帯は27,500円から28,000円中心、ABNアムロは下目線で27,500円から28,500円を中心に28,000円から上では売り向かう可能性があるといった感じです

注意したいのは12月限の期限が迫っている点です

これから1週間にかけて徐々にロールオーバーが活発化し、次の週では大きく値動きがある可能性があり注意が必要かもしれません

裁定取引の残高は買い残が優勢、ここまで売買が拮抗していましたが売り残が減少傾向であるところに買いが入り始めています

買い残の増加を伴う値動きが発生する可能性がありますので、ここから強い上昇相場が現れる可能性には注意したほうがいいだろうと考えています

NT倍率も低下傾向で、買いが大型株から相場全体に広がっている傾向がありますし、騰落レシオも非常に高い水準に達しています

相場の過熱感が高まる中で一気に買いが入ってきた場合、相場の頂点が一気にくる可能性がありますのでこの点にはかなり注意が必要だと考えています

チャートのテクニカルでは、木曜日に窓開けをして上昇、塔婆の形を作っていたことから反落の危険性がある状態ではあります

金曜日の取引は陰線となり反落に入ってはいますが、今のところ水曜日と開けた窓を埋めるほどは下落していません

アメリカ市場が弱い値動きに入るか、強い円高方向への為替推移がある場合は、一旦この窓を埋める可能性を考慮したほうがいい状態だと考えています

価格帯で考えると28,400円周辺は3月25日と6月9日の戻り高値と同水準で反落の危険性がありそうな場所ではありますが、この2か所に関してはエンベロープ上限にかなり接近しているか上抜けをしている状態でしたので、今のところそこまでの過熱感はないため反落の危険性はそこまで高くないのではと考えています

よほどの値幅での急落でなければ、下落している間にエンベロープ中央線が上昇してきますので、27,900円あたりで接触する形で下支えになるのではと考えています

またここまでの上昇局面ではボリンジャーバンド中央線も下値支持線として機能しているようですので、その手前で下落が止まる可能性も考慮するべきだと思います

どちらにしても仮に反落してもそこまで深くなるとは考えづらく、以前の高値水準と同価格帯にあるとはいえ相場の過熱感には大きな違いがあると考えています

そのためチャート上からは強い反落が起こる危険性は無いだろうと判断しています

インジケーターではADXは15台を上昇推移、ADXの上昇が強くなる場合トレンド相場へと入る可能性がありますが、現在は20の水準を下回っていますので、レンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

ただADXは上昇傾向ですので、レンジながらも下値を切り上げるタイプの状態だと考えています

RSIは59台を下落推移、60付近と高値圏に近づいています

通常であれば過熱感がそろそろ心配になる水準ではありますが、RSIは上下を繰り返しながらRSIシグナルを下支えにするように徐々に上昇していますので、そこまで過熱感は高くないと判断しています

このまま緩やかな上昇を続けていった先のどこかのタイミングで強い上昇が現れた場合、一気に過熱感が高まる水準に達しているという点では注意が必要だとは思いますが、今の段階では特に反落の危険性がある状態ではないと判断しています

MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅は増減を繰り返している状態を維持しています

MACDに関しても過熱感や反転の兆しはなく、特に反落が起こると考える必要があるシグナルは無いと判断しています

今のじり高傾向の値動きを継続している日経平均の場合、トレンド相場へと入るにはもう少し日柄が必要かもしれませんが、そのうち相場の方向感の判断がMACDに切り替わる可能性はありますので、その点には注意してもいいかもしれません

じりじりと上昇する分には今のところ上昇余地はあるだろうと考えています

アメリカ市場が力強い上昇を維持するのであれば、ドル円相場によほど強い円高推移が出てこない限りは、日経平均も連れ高する可能性が高いだろうと考えています

一方でNT倍率は低下傾向となっていて、買いが相場全体に向かう傾向があります

売買のバランスを考えても騰落レシオには過熱感が出てきています

相場がよほど強い上昇局面になるのであればこれらの材料を抱え込みながらもさらに強い上昇を見せる可能性はあるのですが、これからアメリカで予定されているイベントを考えてもそこまで上昇を維持できるのかという疑問が出てきます

最もわかりやすいのは、ここからいったん強い上昇の値動きが発生、そこで一気に過熱感が高まり反落するというシナリオです

日経平均の日足の動向を見ていると、その値動きが起こらないとじり高が続く公算が高い可能性もあり、すぐに反落が起こると判断するのも危険な状態だと考えられます

また外的要因として、アメリカで週内に予定されているADP雇用統計や週末の雇用統計、それ以降の週にある卸売物価指数や消費者物価指数、そして12月14日に政策金利とドットチャートが発表されるFOMCとイベントには事欠きません

これらのどこかをきっかけに反落が起こっても不思議ではないと考えられるほど、日経平均には過熱感があることは認識しておいたほうがいいだろうと考えています

アメリカ市場が強く推移することを考慮して予想値幅上限は高めにとってはありますが、日経平均の地力を考えると9月13日の高値28,650円周辺までの上昇で週内の値動きが収まってしまう可能性もあるかもしれない点には注意したほうがいいかもしれません

以上のことからこれから1週間の日経平均は、ボラティリティはある程度高いものの角度としては緩やかな上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は29,250円の上抜けです

ここまで強い上昇をする場合、日経平均の日足はエンベロープ上限の線に一気に接近します

すでに過熱感は十分に高まっていますので、ここからそこまで強い上昇を見せると一気に反落の可能性が高まります

そのまま強い上昇をすると期待するより、強い反落が起こる可能性に備えて、反落が始まったらすぐに逃げる準備に入るべきだと思います

下落をした際の値動きのパターンは、8月高値からの下落推移をある程度参考にしてもいいと思います

下落方向は27,800円の強い下抜けです

目処としているのはエンベロープ中央線です

10月半ばからは下落してもエンベロープ中央線が下支えになる形で上昇推移を維持しています

ある程度の期間上昇推移を継続してきていますので、ここでエンベロープ中央線を下抜ける推移を見せた場合、相場の方向感が変化する可能性がかなり高いだろうと考えています

ボリンジャーバンド中央線の下抜けでもかなり危険だと思いますし、私自身はその時点で逃げる選択をすると思いますが、そこで粘ってもさらにエンベロープ中央線まで下抜けるとかなり危険だと思います

特に強く下抜けた場合にはそのまま強い下落相場へと入る可能性が高まると考えられますので要注意だと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は横ばい、予想値幅は136円20銭から142円25銭です

予想値幅下限は8月26日の安値の価格を、上限は11月21日の高値の価格を目処に設定、直近安値137円65銭とボリンジャーバンド中央線の140円あたりを中心に横ばい推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日は中国でのコロナ再拡大を懸念したリスク回避の姿勢からユーロ売りドル買い姿勢強まり、対ドルでの円売りへと波及し円安、火曜日は米長期金利が低下し円買いドル売り優勢となり円高、水曜日は公表されたFOMC議事要旨で利上げペース鈍化が間もなく適正との見方に多数が同意したことが明らかになったことで米長期金利が低下し円高、木曜日はFRBが12月以降に利上げ幅を縮小するとの観測とアメリカの感謝祭での薄商いでこれまでの持ち高を解消する円買いドル売りが優勢となり円高、金曜日はここまで下落していた米10年債利回りが薄商いの中反発、ドルに買い戻しが入り円安推移して週の取引を終えました

月曜日こそリスク回避の債券買いによる米10年債利回りの上昇に合わせるように円安推移したドル円相場ですが、火曜日以降はFRBの利上げ幅縮小見通しと、それに伴う米長期金利の低下によって下落推移となっています

これから1週間の主なイベントですが、ドル円相場に大きな影響を与える可能性があるのは水曜日以降にアメリカで発表されるイベントだろうと考えています

11月28日(月)	米	ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁質疑応答
11月29日(火)	日	10月失業率
		日	10月有効求人倍率
		米	9月ケース・シラー米住宅価格指数
		米	11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
11月30日(水)	日	10月鉱工業生産・速報値
		日	外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) 
		米	11月ADP雇用統計
		米	7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
		米	11月シカゴ購買部協会景気指数 
		米	パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 
		米	米地区連銀経済報告(ベージュブック) 
		米	ボウマンFRB理事討議に参加
		米	クックFRB理事講演
12月1日	(木)	米	10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
		米	前週分新規失業保険申請件数
		米	前週分失業保険継続受給者数
		米	11月ISM製造業景況指数 
		米	ダラス連銀ローガン総裁質疑応答に参加
		米	バーFRB副議長講演
12月2日	(金)	米	11月非農業部門雇用者数変化
		米	11月失業率 
		米	11月平均時給

まず水曜日のADP雇用統計ですが、こちらは出てくる数字が市場予想からずれますし、週末の雇用統計からもずれます

それでいて注目度は高いという非常に厄介な指標ですので、通過時には注意が必要だと思います

木曜日の個人消費支出は悪化見通しで前週分新規失業保険申請件数も市場予想は出ていませんが弱い数字が出てくる可能性が高いだろうと見込んでいます

週末の雇用統計も市場予想は悪化見通しと、全体的に弱い内容が出てくる見通しや予想となっています

これらの内容は景気が悪化する見通しですので、FRBの利上げ幅縮小が意識されるイベントとなりますので、米長期金利は低下傾向となり円高方向へのバイアスがかかりやすいと考えられます

これらのイベントが市場予想通りの内容が出てくるのか、まずはこれに注意を払うべきだと思います

また週末の雇用統計ですが、こちらに関しては結果のいかんにかかわらずドル円相場が一気に動き出す可能性のあるイベントですので、その点にも合わせて注意しておいたほうがいいだろうと考えています

内容として全くわからないうえに影響が大きいと考えられるのが、水曜日に予定されているパウエルFRB議長の発言とベージュブックです

ベージュブックに関してはFOMC議事要旨の内容が比較的ハト派だった印象があることから、同様に内容がハト派気味になる可能性がありますが、予想が難しいので結果が出た際にその都度対応する必要があるかもしれません

またパウエルFRB議長の発言ですが、基本的にタカ派的な発言になるのではと警戒しています

ここまでのFRB関係者の発言はハト派とタカ派の見解が入り混じっているのですが、市場にあまり楽観論が多くなると株式市場が強く上昇することで起こる資産効果から、インフレ傾向が再度高まる危険性がありますので、これをけん制するためにタカ派の姿勢を示すかもしれないと警戒しています

FRBの姿勢は今後の利上げ幅は縮小傾向で、来年中には利上げを終了するという見通し自体は継続していいのではと考えていますが、一旦は円安方向へのバイアスが強くかかる可能性があるイベントになるかもしれない点には注意してもいいのではと考えています

これ以外にも週を通して地区連銀総裁やFRB副議長の発言が各所でありますので注意が必要な週となりそうです

12月3日からはFOMC前のブラックアウト期間に入りますので、その前の最後の各種発言となりますので、どのような内容が出てくるのかしっかり確認したいところです

チャートのテクニカルでは、月曜日に強い上昇を見せてボリンジャーバンド中央線を上抜けましたが、エンベロープ下限に頭を押さえられるように反落して、再度ボリンジャーバンド中央線を下抜けてきました

11月15日の安値に接近していて、このまま下抜けが起こらないかに注意が必要な展開となっています

ここを下抜けてしまうと次の底を探りに行く展開になると考えられますので、137円65銭を下抜けないかどうかは大切なポイントとなりそうです

月曜日と火曜日の日足は75日や100日の単純移動平均線に頭を押さえられるような形となっていて、値動きの方向感としては少し弱い印象があります

インジケーターではADXは40台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

MACDは再下落を開始、MACDシグナルとの乖離幅が広がるか縮まるか微妙な値動きをしています

MACDがここから上昇に転じてMACDシグナルの上抜けをすれば、ここまでの下落トレンド相場が終わったと判断できるのですが、今のところその値動きは見られていませんので、金曜日の時点までの値動きであればこのまま下落トレンドが継続すると判断したほうがよさそうです

RSIは36台を上昇推移、現在は割安な水準にあります

ADXが上昇推移していてトレンド相場だと判断していますので、RSIが安値圏であることは相場の反発材料とはなりにくいと判断しています

インジケーターから判断できる相場の方向感は、今のところ下落方向に動こうとしていると考えていいだろうと思います

FRBの利上げ幅縮小が見込まれる中、ここまでの強い円安推移からの巻き戻しが継続する可能性もありそうです

長い目で相場を考えると、FRBの利上げ自体が終わるわけではなく、直近の調整相場が終わった後は再度円安推移が発生する公算が高いとは思います

ただ直近の値動きという面では、米長期金利は11月16日の安値を更新して下値模索に入っていますし、アメリカでここまで発表されている消費者物価指数や前週分新規失業保険申請件数の数字を考えると、次回FOMCは今までよりもハト派に傾くと推測できます

これらの材料を織り込むのであれば、もうしばらく円高方向への推移が続いてもおかしくはありません

一方で週内に予定されている要人発言は、株式市場の強い上昇による資産効果からのインフレの高まりを警戒して、タカ派寄りになる可能性があります

この場合米長期金利は再上昇し、ドル円相場には円安方向へのバイアスがかかるものと考えられます

また水曜日のADP雇用統計や週末の雇用統計は、結果のいかんにかかわらず上下どちらかによくわからない値動きを開始することのある危険なタイミングでもあります

強弱の材料が複雑に入り混じる環境を考えると、週内のドル円相場はかなり膠着感が出て動きにくくなるのではと考えています

そのため値動きの中心は直近安値の137円65銭から、ボリンジャーバンド中央線の140円近辺での値動きに終始するのではと考えています

ただイベントの内容から考えて一気に強い値動きが発生することを考慮して、予想値幅自体は大きめに設定しておきたいと思います

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、直近安値137円65銭とボリンジャーバンド中央線の140円あたりを中心に横ばい推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は142円90銭の上抜けです

注目したいのはエンベロープ中央線の上抜けです

ここから上昇方向へと動き始めエンベロープ中央線を明確に上抜けて来た場合、ダブルボトムを形成する形での反発相場へと入り、8月安値からの時と同様の展開が現れる可能性が出てくると考えられます

最近の日本政府や日銀の発言から為替介入が行われるとは考えにくいですので、そのまま144円80銭あたりまでは一気に円安が進む可能性があります

これから出てくると考えられず材料を考慮するとちょっと想定しづらい値動きではありますが、強く上昇方向へ動き始めた場合は注意したほうがいいかもしれません

ただこの値動きは、ADP雇用統計や雇用統計をきっかけに一瞬で起こるものではなく、ある程度の日数を重ねて起こった場合と考えてください

瞬間的なボラティリティの高まりによる上抜けの場合、反落の可能性もありますのでご注意いただければと思います

下落方向は136円20銭の下抜けです

この値動きに入った場合は、132円を下抜けるかどうかの攻防まで円高が進む可能性が高まると考えられます

ここまで強い円高推移に入る要因は今のところ考えられないのですが、現在の下落相場はここまでの強い円安推移からの調整をしている時期で、どこかで相場のボラティリティが低下したのち、緩やかな円安推移へと推移するのではと見込んでいますが、今のところボラティリティは高いままです

まだもう1段の調整に入る可能性は捨てきれませんので、強い下落に入り始めた場合には、新たな下値模索に入る可能性に備えておいたほうがいいかもしれないと考えています

あとがき

株式市場に関して

FRBの利上げ幅縮小見通しや、ここまでアメリカで発表された消費者物価指数や前週分新規失業保険申請件数の推移を考えると、今後出てくる材料は株式相場には上昇要因となる可能性があります

ただニューヨークダウと日経平均には過熱感があり、ここからさらに強い上昇をした場合には反落の危険性が高まるという面もあります

また週内にはアメリカで要人発言が多数あり、株式市場の上昇が資産効果をもたらすことでインフレが高止まりすることを警戒して、意図的にタカ派発言を繰り返す可能性が考えられますので、この点にも注意が必要だろうと考えています

ここまで強い相場展開であれば、ポジションを持たないリスクというものもあると考えられますので、私自身も日本の個別銘柄を4銘柄保有しています

ただそれもADP雇用統計の発表前に売却するべきなのか、それともホールドするべきなのか今も悩んでいます

すでに出てきている材料は相場にポジティブですので上昇方向に備えるべきだと考えていますが、相場の過熱感が高いこともありますので、手のひら返しをされないかどうか、相場の方向感を慎重に見極めたいなと考えています

ドル円相場に関して

ドル円相場の今後の値動きを考えるうえで難しいのが、FRBの利上げ幅縮小とリセッション懸念がある点です

3月から発生した強い円安推移は、アメリカのインフレに対応するべく政策金利を急激に引き上げなければならなくなるとの見通しから発生した値動きだと考えられますが、今後の政策金利の引き上げ幅は緩やかになっていく見通しです

その巻き戻しの形でいったん米長期金利は低下、ドル円相場も円高方向に向かうタイミングに入るのは違和感のない値動きかと思います

ここから判断が難しいのはアメリカのリセッション懸念です

景気後退が強く起こると考えられる場合、債権に買いが集まることで、特に長期債利回りは低下傾向となります

これによって短期債の利回りが長期債の利回りを上回る逆イールドが発生するわけですが、現在まさにその状態が続いています

この状態に入るとある程度までは米長期債利回りが低下傾向になると考えられますが、問題はその下値がどのあたりになるのかの見当がつかない点です

FRBがインフレを抑え込むということは、アメリカが景気後退に入らなければならないということとほぼ同じ意味だと考えられますので、最終的にはどこかのタイミングで改めて利下げが行われるタイミングは来ると考えられます

そうすると逆イールドが解消され、債権の金利は短期債より長期債のほうが高い順イールドの状態へと回帰するものと考えられます

そう考えると、10年債利回りの4.3%を超えた水準はピークであり、もうここまでは上昇してこないのかもしれません

米10年債利回りのチャート

今のところ米10年債利回りがどこで下げ止まるか、これによってドル円相場の円高推移もどこまで進むのかが決まるのかもしれないなと考えています

だからと言ってここから一方的に長期債利回りが低下するのかといえば、ターミナルレートの引き上げが行われ、利上げ自体はさらに継続的に行われると考えられるのであれば、今の水準からもう少し上昇する可能性はあるのではとも考えられます

他方で日本の環境を考えてみると、前回発表された貿易収支はー2兆円以上と、非常に大きな赤字となっています

現地生産を進めたことで日本からの輸出が弱い状態となっていて、円安推移と資源高によって赤字幅が広がる状態となっています

貿易収支の赤字は日本の構造的な問題にも原因があると考えられますので、これは今後も長い目線で考えたときに円安方向へのバイアスとなるものと考えられます

もちろん来年4月8日の黒田総裁の任期終了後、新たな金融政策が行われることで風向きが変わる可能性もあります

ただ今の時点では円安材料だと考えていいと思います

これらの材料が複雑に絡み合いつつ推移するドル円相場ですが、直近の値動きに関しては米10年債利回りの下落推移の底打ちと、ドル円相場のインジケーターによるはっきりとした相場転換を確認するまでは、もう少し円高推移が続く可能性を考慮しておいてもいいのではと考えています

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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