相場の命運を握るパウエルFRB議長発言

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想を毎週水曜日と土曜日に配信している週間株価指数予想です

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また投資の結果はあくまで自己責任となりますのでご了承ください

ニューヨークダウの週初からの振り返りと週末までの予想

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

今週のニューヨークダウの予想はいったん下落し上昇、予想値幅は31,500ドルから34,300ドルに設定しました

予想値幅下限はボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は8月16日の高値の価格を目処に設定、週前半は反落か横ばいしますが、FOMC通過後に上昇推移へと切り替わる展開を予想しました

週末までのニューヨークダウの予想は週初の内容を継続します

月曜日はFOMCの結果発表を控え利益確定売りが優勢、米長期金利の上昇も悪材料となり下落、火曜日は発表された9月雇用動態調査の結果が堅調なものとなり、これが賃金上昇につながるとの見方からFRBのタカ派姿勢継続観測が相場の重荷となり下落しました

経済イベントとして注目していなかった雇用動態調査の結果が材料視されてしまいましたが、FOMCという大きな材料を目前に、相場が期待と不安に板挟みになってしまっている状態かなと考えています

これから先の週内のイベントですが、最も注意を払いたいのはFOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見です

31日(月)	    10月シカゴ購買部協会景気指数
1日(火)		FOMC1日目
			10月製造業購買担当者景気指数・改定値
			10月ISM製造業景況指数
2日(水)		10月ADP雇用統計
			FOMC終了後政策金利発表
			パウエルFRB議長定例記者会見
3日(木)		9月貿易統計
			前週分新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者
			10月サービス・総合購買担当者景気指数
			10月ISM非製造業景況指数
			9月製造業新規受注
4日(金)		10月雇用統計

FOMCでの利上げ幅が市場予想通りの75bpであればニュートラル、それよりも小さい利上げ幅であれば株式市場には上昇要因になると考えられますが、おそらく75bpの利上げ幅という結果になるだろうと予想しています

一方でパウエルFRB議長が今後のFRBの利上げ姿勢に関してどのような発言を行うのかに関しては予想ができず、結果待ちといった感じです

今のところ報道などで出てきている内容では、12月FOMCでの利上げ幅を50bp程度まで縮小、来年にはさらに縮小傾向で早い時期に利上げを終了するのでは、というものが見受けられますが、実際にそこまで踏み込んだ発言が出てくるのかをしっかり確認したいところです

この内容通りの発言が出てきた場合、パウエルFRB議長がハト派に傾いたと受け取られ株式市場には上昇バイアスが、一方で軟化姿勢が確認できずパウエルFRB議長が相変わらずタカ派であると判断された場合は下落方向へバイアスがかかり強い売りが出る可能性がありますので注意が必要だと考えています

FOMC通過後には雇用統計が控えていますが、こちらは市場予想では非農業部門雇用者数変化は減少傾向、失業率は増加傾向とよくない数字が出てくる見通しです

市場予想通りの内容が出てきた場合に株式市場が上下どちらに動くのか判断が難しく、FOMC後の流れ次第になるのではと考えていますが、出てくる数字自体はネガティブなものであることには注意が必要だと思います

チャートのテクニカルでは、金曜日の強い上昇からさすがに過熱感が高まって反落すると予想していたニューヨークダウですが、月曜日に小幅安、火曜日も小幅安と非常に強い値動きを続けています

エンベロープ上限を上抜けていることから過熱感は高まっているはずなのですが、下落をせずに高値でもみ合っています

テクニカル的に考えるとここからさらに強い上昇を見せることは難しいと考えるべきだと思いますし、一旦はボリンジャーバンド中央線への接触をするまで、横ばい気味に推移するか反落を起こすタイミングだと考えるべきだと思います

インジケーターではADXは31台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、上昇する角度を緩め始めていて、一旦の頂点を迎えようとしている可能性が高まっています

だましになる可能性はあるものの、一度反落を起こしてもおかしくないタイミングに差し掛かっている印象があります

今のところ相場の方向感を転換させるほどの強い動きに発展するほどの兆候ではありませんが、一旦の調整が起こる可能性が高まっている状態と考えていいと思います

RSIは68台を下落推移、現在は過熱感が高まっている状態だと判断しています

上昇トレンド相場に入っている場合は、RSIに過熱感があっても、横ばい気味に推移して過熱感が少し取れたところでそのまま再上昇することもあり、シグナルの信頼度は低下している状態だと考えています

ただ今回に関してはエンベロープからの上抜けを強くしていることなどを合わせても、RSIの高値圏のシグナルは機能する可能性が高めなのではと判断しています

FOMCで決定される利上げ幅が75bpでパウエルFRB議長の発言がハト派であった場合、相場にはポジティブな内容だと思いますので、今のところ下落要因にはならないだろうと考えています

一方でテクニカル的にはここまでの上昇はあまりにも強すぎますし、反落を起こす可能性があるタイミングが近いことを示すシグナルも発生しています

テクニカル単体で考えるのであれば、ここからは下落の可能性が高いと判断するべきタイミングだと思います

土曜日に予想していた週初からの下落が発生していないことからニューヨークダウは相変わらず過熱感が高い状態を維持していると思いますので、ライブ配信内でその可能性をご指摘いただきましたが、イベント通過後の材料出尽くしによる反落には警戒したほうがいいかもしれません

予想としては高値で多少横ばい推移したことでここからもう1段の上昇をする可能性もあると考えて週後半の上昇予想を継続しますが、反落が起こるとそこからは強めの調整に入る可能性もありますのでその点には注意が必要だと思います

ナスダックの週初からの振り返りと週末までの予想

6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

今週のナスダックの予想は上昇、予想値幅は10,800ポイントから11,800ポイントに設定しました

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は大きな高安の半値基準の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想しました

週末までのナスダックの予想は週初の内容を継続します

月曜日はFOMCの結果発表を控え利益確定売りが優勢、米長期金利の上昇も悪材料となり下落、火曜日は発表された9月雇用動態調査の結果が堅調なものとなり、FRBのタカ派姿勢継続が意識され米長期金利が上昇し下落しました

火曜日の寄り付きは1%以上の上昇を見せていたことから堅調な値動きを期待しましたが、なかなか気持ちよく上昇できない状況が続いてしまっています

これから先の週内のイベントに関しては、ニューヨークダウと同様です

31日(月)	    10月シカゴ購買部協会景気指数
1日(火)		FOMC1日目
			10月製造業購買担当者景気指数・改定値
			10月ISM製造業景況指数
2日(水)		10月ADP雇用統計
			FOMC終了後政策金利発表
			パウエルFRB議長定例記者会見
3日(木)		9月貿易統計
			前週分新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者
			10月サービス・総合購買担当者景気指数
			10月ISM非製造業景況指数
			9月製造業新規受注
4日(金)		10月雇用統計

FOMCでの利上げ幅やパウエルFRB議長の定例記者会見でのハト派発言が出るかどうかによって上昇できるかどうか、今後の相場の値動きにより大きな影響が出るのはニューヨークダウよりナスダックだろうと考えていますし、FOMCの通過時の相場のボラティリティの高まりには注意したほうがいいと思います

ここまでの値動きを考えてもかなりボラタイルな状態が続いていますので、今後も不安定な相場環境が続く可能性を考慮しながらトレードに臨むべきだろうと考えています

チャートのテクニカルでは、金曜日の強い値動きから月曜日は反落、火曜日も続落と予想よりも弱い値動きに終始しています

今のところボリンジャーバンド中央線を少し割り込み気味の推移とはなっているものの、エンベロープ中央線を下抜けるほどの強い下落ではなく、相場の方向感が再度下落方向へと向かっているという印象はありません

かなりボラタイルな展開となっていて値動きが不安定な印象は受けますが、相場が上昇方向へと向かおうとしているという基本的な方向感は変化していないという判断をしています

11,250ポイント周辺に頭を押さえらえられるような展開が続いていますので、この水準を上抜けることができれば一気に11,500ポイントを上回る水準まで上昇できるのではと考えています

11,500ポイントの上には75・100日の単純移動平均線がありますので、一旦はこの辺りで上値を再度抑えられる可能性がある点には注意が必要かと思いますが、仮に反落したとしても相場の方向感がそこで下落方向へ変化するとは今のところ考えていません

インジケーターではADXは23台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは48台を横ばい気味に推移、過熱感もなく下落するような兆候もありません

RSIシグナルも49台まで上昇してきていますので、相場の過熱感としてはニュートラルな状態だと判断しています

10月半ばに底値を形成するように上昇を開始してから、非常に緩やかではありますが着実に上昇推移を続けているといった印象で、日中の値動きのボラティリティが高い反面、相場全体の値動きとしては落ち着いている状態だと思います

注意したいのはこのタイプの値動きをしている場合、きっかけがあれば一気に方向感を持った一方行への値動きを開始する可能性がある点です

今回でいえば安値からの反発後にもみ合う形でエネルギーをため込んでいる状態が続いていますので、頭を押さえられている状態から上抜けが起こると、そこから強い上昇が発生する可能性を考慮するべきだろうと思います

ただ出来高自体は増加傾向ではあるものの極端に増減しているわけではありませんので、出来高の増加を伴うエネルギーのため込みではない点にはご注意ください

火曜日の値動きを考えても、FRBがハト派になるのかそれともタカ派になるのか、ナスダックにとっては相場の方向感を大きく左右する大切なイベントであることがうかがえるかと思います

水曜日の夜に発表される11月の利上げ幅に関しては特にサプライズはないものと考えていますが、パウエルFRB議長の定例記者会見での発言に関しては、どのような内容が出てくるのか予断を許さない状況だと考えています

市場が考えている通りのハト派発言が本当に出てくるのか、しっかり確認しなければならない非常に大切なイベントだと思います

日経平均の週初からの振り返りと週末までの予想

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

今週の日経平均の予想は上昇、予想値幅は27,100円から28,400円に設定しました

予想値幅下限は直近高安の半値基準の価格を、上限は6月9日に付けた戻り高値の価格をめどに設定、上昇推移を継続する展開を予想しました

週末までの日経平均の予想は週初の内容を継続します

月曜日はアメリカ株高を受けハイテク株や好決算銘柄に買いが入り上昇、火曜日は個別銘柄に決算を手掛かりに売買はありますが全体としてはFOMCを控えて様子見ムードで小幅上昇しました

アメリカ市場が上下する中でも、日本株は横ばい気味とはいえ順調に上昇推移を続けています

これから先の週内のイベントですが、気を付けたいのは木曜日の休場です

31日(月)		9月小売業販売額
			9月百貨店・スーパー販売額
			10月消費者態度指数・一般世帯
			9月新築住宅着工戸数
			外国為替平衡操作の実施状況
2日(水)		日銀金融政策決定会合議事要旨
			10月マネタリーベース
3日(木)		休場(文化の日)

この動画を公開できているのがおそらく水曜日のお昼過ぎだと思いますが、今日の後場が終わるとFOMC通過後の個別銘柄の取引は金曜日までできなくなってしまいますのでご注意ください

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは上目線な印象です

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

CALL27,500・27,875円で多くの買い建玉があり、特に27,500円の買い建玉残はかなり多くなっています

PUTでは27,000円の売り建玉が目立っていますが、ここから下はどちらかというとか買い建玉残が多くなっていて、27,000円より上は売り建玉残が多くなっています

27,000円を分岐点に相場の値動きを強めに見ているといった印象です

建玉残は25,750円あたりを益分岐点に上昇するほど利益が拡大するポジションをとっています

JPモルガンは小動きですが一定の値幅での値動きを想定している感じで、CALL28,500円での売り建玉が目立っています

この下の28,000円にも売り建玉残が多くあり、この辺りまでは上昇してこない見通しといった感じです

PUTの取引は多くありませんが、建玉残では27,375円での売り建玉残が多く、27,000円のCALLの買い建玉残も多いことから、27,000円から27,375円付近からの底堅い値動きを考えているのかなと判断しています

建玉残は28,375円を損益分岐点に上昇するほど損失が広がりますが、最も利益が大きくなるのは26,625円付近です

JPモルガンの11月SQまでの想定値幅は、27,000円から27,375円付近を下値に28,000円から28,500円を上値としている印象で、値動き自体は底堅いもののそこまで強い上昇は見せないといった感じだと思います

この見通しに関してはオプションの期日である来週までで、そこから先は12月限に切り替わりますのでご注意ください

オプション全体の取引では、月曜日は若干PUT優勢も火曜日は大きくCALL優勢、建玉残もCALL優勢で上目線と判断しています

火曜日はPUT27,000円の建玉が多く下値は固め、一方でCALLは27,500・28,000・28,500円と500円ごとに上方向に分散していて、今後の上昇相場を見込んでいるような取引が行われている印象です

火曜日夜のアメリカ市場でのFRBのタカ派姿勢警戒による下落がありましたので、これが水曜日にどのような影響を及ぼすのかには注意が必要かもしれませんが、火曜日までの値動きを見る限り、市場はこれからの相場の方向感をどちらかというと楽観的にとらえている印象があります

225mini先物では、ABNアムロはどの限月に関しても買い優勢で上目線です

225mini先物の建玉

オプション取引との相関性も感じられず、そのまま上目線という解釈でいいと思います

JPモルガンは11月限の取引はなく、すでに12月限が主な売買ターゲットへと変化しています

11月限に関しては特に変化なし、12月限に関しては下目線な印象ではありますが、注意したのはオプションの12月限の情報が確認できていませんので、単純に下目線と判断するのは危険だと思います

225ラージとTOPIX先物では、グローバルマクロのJPモルガンは買い建玉残を増価させていて上目線だと判断しています

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

これは比較的はっきりした動きだと思います

それ以外の証券会社に関してはCTAのモルガンやグローバルマクロのゴールドマンはどちらかというと上目線ではありますが、マイナスになっている建玉残を解消する動きになっていますので、どこまで積極的な買い姿勢なのかは2営業日だけではちょっと判断しにくい状況です

海外系証券会社の総合的な方向感は、CTAの2社はニュートラル、グローバルマクロのゴールドマンは若干上目線、シティはニュートラル、JPモルガンはオプションや225miniも含めて上目線、ABNアムロは上目線と判断しています

オプションでの仕掛けが気になるABNアムロやJPモルガンが上目線であることから、上方向に勢いがつくタイミングが来ないかには注意が必要かなと警戒しています

チャートのテクニカルでは、週初の2営業日ともに上昇推移していて、非常に強い値動きに入っています

三角持ち合いの上値抵抗と考えていたラインも超えて、ここからのさらなる上昇を期待させるような値動きだと思います

月曜日の上昇で75日単純移動平均線の上抜けも見せていて、ここから先には単純移動平均線の上値抵抗が存在しない価格帯へと入っていきます

注意したいのは反落で、27,650円あたりの水準に上値を抑えられると、先ほど上抜けたとお話しした75日単純移動平均線が上値抵抗になってしまう可能性が出てきますので、注意が必要だと思います

インジケーターではADXは14台を横ばい気味に推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは57台を上昇推移、もう少しすると一旦は過熱感が感じられる水準に達してしまいそうで、一旦は軽めの反落があるかもしれないタイミングだと思います

RSIシグナルが50上抜けを見せていますので、相場の方向感としては強い状態だと判断しています

MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

MACDには特に相場の変調を予感させるような動向はないと判断しています

アメリカ市場の上下と為替市場の上下に影響を受けつつも、個別では好調な決算を発表する企業もあり、相場全体としては緩やかながらも好調な上昇を維持している状況だと判断しています

アメリカでのFOMCという大きなイベントがありますので、その結果次第で相場の方向感に大きな変化が起こる可能性もありますが、日経平均独自の要因であれば、底堅い値動きを今後も続けていく可能性のほうが高そうなのではと予想しています

ドル円相場の週初からの振り返りと週末までの予想

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

今週のドル円相場の予想は円高、予想値幅は144円80銭から148円20銭に設定しました

予想値幅下限はエンベロープ下限の価格を、上限はエンベロープ上限と中央線の中央の価格を目処に設定、週初はエンベロープ中央線付近を横ばい気味に推移し、FOMC通過前後から円高推移を開始する展開を予想しました

週末までのドル円相場の予想は週初の内容を継続します

月曜日は米長期金利が上昇し日米金利差の拡大を材料にした円売りドル買い優勢で円安、火曜日は米長期金利が低下したことで円高推移しますが、発表された9月雇用動態調査の結果で非農業部門の求人件数が市場予想を上回り、雇用コストの上昇からインフレ懸念が今後も続く可能性が高まることでFRBのタカ派姿勢が続くのではとの観測から米長期金利が上昇し下げ幅縮小も円高推移しました

米10年債利回りのチャート

火曜日の値動きはFRBの利上げ積極化姿勢の後退を見込んだ米長期金利の下落から一転、雇用関連の指標が強かったことで米長期金利が急上昇するなど、FRBの今後の利上げ姿勢がどうなるかの観測で、ドル円相場も大きく上下に振らされている状態です

このことからも、水曜日夜に発表されるFOMC後の政策金利の内容と、その後に予定されているパウエルFRB議長の定例記者会見でどのような発言があるのか注意が必要ですが、その影響がドル円相場にどれだけ強く現れる可能性があるのか、前もって確認できた出来事だったかと思います

これから先の週内のイベントですが、火曜日の雇用関連の指標発表後の反応からも、FRBの利上げ姿勢が今後どうなるのかが、ドル円相場にも大きな影響を与える可能背が高いと考えていいと思います

31日(月)		欧10月消費者物価指数
			日外国為替平衡操作の実施状況
			米10月シカゴ購買部協会景気指数
1日(火)		米FOMC1日目
			豪準備銀行政策金利発表
			米10月製造業購買担当者景気指数・改定値
			米10月ISM製造業景況指数
2日(水)		日銀金融政策決定会合議事要旨
			日10月マネタリーベース
			米10月ADP雇用統計
			米FOMC終了後政策金利発表
			パウエルFRB議長定例記者会見
3日(木)		ラガルドECB総裁発言
			英イングランド銀行政策金利
			英中銀金融政策委員会議事要旨
			米9月貿易統計
			米前週分新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者
			米10月サービス・総合購買担当者景気指数
			米10月ISM非製造業景況指数
			米9月製造業新規受注
4日(金)		ラガルドECB総裁発言
			欧9月卸売物価指数
			米10月雇用統計

そのため週内のイベントで最も重要だと考えているのは、やはりFOMC後の政策金利発表と、パウエルFRB議長の定例記者会見です

政策金利の発表に関しては75bpなら材料としてはニュートラル、上下にずれた場合は同じ方向にドル円相場も値動きを見せると思います

最も重要なのはパウエルFRB議長の定例記者会見だと思いますが、ここで来月以降の利上げ見通しを引き下げる発言があれば、市場予想通りの結果となり米長期金利が低下、ドル円相場は円高方向へと推移を開始するものと考えています

円高方向へと最も大きく動く可能性があるパターンは、50bpの利上げ幅とパウエルFRB議長のハト派発言、反対に再度強い円安方向へと動き出すとすると75bp以上の利上げ幅とパウエルFRB議長のタカ派発言が合わさった時だと想定されます

11月FOMCでの利上げ幅はおそらく75bpからずれないと思いますが、パウエルFRB議長の発言に関しては未知数です

11月FOMCでの利上げ幅は市場予想からずれない予想をしていますので、ドル円相場の足元が崩れたような極端な円高方向への推移を開始するとは考えていませんが、パウエルFRB議長の発言がタカ派であった時の強い円安推移は起こりえるシナリオだと思います

FRBのハト派転換という市場観測を信じていいのかは判断が難しいところですが、今のところそれを否定するような材料も特段ありませんので、予想としてはFRBがハト派へ転換するという見通しで考えていきたいと思います

チャートのテクニカルでは、月曜日に強い円安推移を見せてきたことで、予想値幅の上限を早々に上抜けてしまいました

想定していたよりも強い円安推移が発生してしまって、エンベロープの中央線と上限の真ん中、エンベロープの1σを上抜けてしまいました

FOMCを前にもう少し膠着感のある相場展開を想定していましたが、考えている以上にボラタイルな状態が続いています

火曜日には米長期金利の低下を材料にいったんはエンベロープ中央線の下抜けまで見せましたが、経済指標を材料に米長期金利が再上昇し、ドル円相場も下げ幅を縮小しています

値動きとしてはいったん下押されたところからエンベロープ中央線に収束するような推移をしていて、予想値幅には収まっていないものの、方向感としてはおおむね想定通りだと考えています

このままエンベロープ中央線付近での推移を続けたのち、FOMC後に方向感を持った値動き、現在の予想では円高方向への値動きが発生するものと考えています

実際に円高方向への推移を開始できるかどうかに関しては、パウエルFRB議長の定例記者会見の内容次第というところはありますが、日足の値動き自体はテクニカル的に想定していた範囲内のものに収まっているといった感じです

特に土曜日の予想内容から修正しなければならないような要因はないだろうと考えています

インジケーターではADXは22台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

もう少し低下すると完全にレンジ相場へと入っていくタイミングに差し掛かっているといった感じです

+DIと-DIが乖離幅を拡大すると、20以上の状態を維持しつつすぐに上昇ができるタイミングですので、ここからドル円相場が強い値動きを開始した場合は、相場に新しいトレンドが発生する可能性がありますので注意が必要だと思います

RSIは58台を下落推移、RSIシグナルに 頭を押さえられる形で再下落をしています

このパターンに入ると、少なくともRSIが50への接触を見せるまでは下落が続く可能性が高いのではと判断しています

MACDはMACDシグナルの下を下落推移、MACDシグナルとの乖離幅を再拡大し始めています

MACD自体の動向は相場の方向感を強く示しているものではないと判断していますが、推移としては8月初旬前後とよく似ていると考えています

そのため今後の値動きも同様のものになる可能性が高いのではと判断しています

今のところFOMCでの利上げ幅は市場予想から大きくずれないでしょうし、パウエルFRB議長の定例記者会見の内容がどのようなものになるのか予想することは非常に難しいながらも、市場予想としてはハト派見通しです

テクニカル的に考えても円高方向への値動きを開始しやすい環境であると考えられますし、FRBの姿勢がタカ派でない限りはおそらく円高推移を継続すると考えていいと思います

今週に入って追加された新しい材料としては、日銀の為替介入の可能性が低下した点でしょうか

あくまで私見ではありますが、日銀の積極的な為替介入の余力は外貨準備高の10%程度、約7兆円近辺であると予想していましたが、10月末までの外国為替平衡操作の実施状況の内容では6兆円以上の介入を行っていたと発表があり、前月の2兆8千億円を加えると9兆円を上回る水準にまで達していました

これだけの金額をトータル3回の為替介入で使用したと考えられるわけですが、積極的な為替介入の上限と考えていた7兆円はすでに超えてしまっています

ここからさらにここまでのような為替介入ができるのか不透明で、仮にFRBがタカ派姿勢を維持した場合には急激な円安推移が発生することが想定されますが、その際には政府日銀の為替介入は行われない可能性もあるのではと危惧しています

この場合どこまで円安推移が続いてしまうのか予想が非常に難しくなりますし、相場のボラティリティも一気に高まる可能性がある危険な状況へと入っていくことが想定されますので、FRBがタカ派であった場合にはその後に値動きには特に注意が必要だろうと考えています

あとがき

株式市場に関して

水曜日の夜に開かれるFOMC2日目、そして終了後に発表される政策金利がいくつになるのか、まずはその結果が市場予想通りのものになるのかしっかり確認する必要があると思います

予想とは異なり50bpの利上げ幅となった場合は、その時点でいったん上昇方向への強い値動きが発生すると思います

問題はその後で、パウエルFRB議長のFOMC後の定例記者会見で今後の利上げ見通しに関してハト派の意見が出てくればいいのですが、以前までと同様の発言を繰り返すようであれば、市場はタカ派であると判断して急落が起こる可能性もあります

今のところどちらの動きになるのかを予想することは難しく、実際にパウエルFRB議長の定例記者会見の内容を見てみないと何とも言えないといった感じです

ここがこれからのFRBの利上げ姿勢の転換点になるのか、それとも市場のFRBのハト派転換観測が勇み足だったのか、その結果はもうすぐ出ます

結果が出てから慌ててしまわないように、上下どちらに動いても大丈夫なよう、シミュレーションはしておいたほうがいいかもしれません

ドル円相場に関して

パウエルFRB議長の発言如何で相場の方向感はどちらにも変わりそうで、しかもその発言内容を予想することは非常に困難です

FEDウォッチャーのニックさんからはFRBの利上げ積極化姿勢の軟化情報が出てきたり、政策金利の5%までの上昇を示唆するような発言が出たり、目まぐるしく状況が変化しています

そのような中で発表される経済指標では、雇用関連がひっ迫している状況から賃金の高止まりが、景気動向を判断する指標からは今後の景気見通しが弱いという結果が出ています

どちらを重視して金融政策を行うのか非常に難しい判断が求められている状況で、FRBがどちらに向いてもおかしくない環境ではあります

ニュースなどで出てきているFRBのハト派転向報道を手掛かりに予想をしているわけですが、個人的には以前までのCPIで楽観視して反落した結果手痛い損失を被った記憶が、そこまで楽観的に報道を信じていいのだろうかと、トレーダーとしてはどうしてもあと一歩が踏み出せない状況が続いています

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

水曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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