一気に上昇する株式市場にある反落の不安感と、投機的に円安推移しようとするたびにある為替介入に対する不安感

週間株為替予想

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】ここからの反落に要注意!【週間株価指数予想】
強い反発があれば、強い反落があるのが株式市場です。FOMCに向かって堅調な上昇を続けているため見失いがちですが、上昇するためには下落することも必要です。アメリカ株にはここまでの上昇による過熱感が高まりつつあり、一旦は反落して調整するかもしれ...
【ドル円相場の予想】続くFRBの年内利上げ鈍化観測と米長期金利低下による円高推移【週間ドル円予想】
ここまで一方的だった円安推移に、FRBの年内利上げ減速観測から米長期金利が低下し、ドル円相場も円高方向へと値動きが起こり始めました。その過程で円安方向へ振れようとする値動きがあると日本政府と日銀の為替介入が発動、投機的な値動きを許容しない強...

ニューヨークダウの週初からの振り返りと週末までの予想

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

今週のニューヨークダウの予想は上昇し反落、予想値幅は30,200ドルから32,400ドルに設定しました

予想値幅下限は金曜日の安値とボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は9月12日の高値の価格を目処に設定、週前半は強い値動きを継続も週後半にかけて反落する展開を予想しました

週末までのニューヨークダウの予想は週初の内容を継続します

月曜日は金曜日に引き続きFRBが利上げペースを年内にも緩めるとの見方から買いが入り上昇、火曜日は好調な企業決算を材料に、発表された経済指標の内容が軟調でFRBの金融引き締めの効果が現れていると受け止められ米長期金利が低下していることも追い風に上昇しました

引き続きFRBの利上げ姿勢軟化観測が材料となり、株式市場には上昇方向へのバイアスがかかり続けています

これから先の週内のイベントですが、まず確認したいのが水曜日の9月新築住宅販売件数の発表に対する相場の値動きです

24日(月)	10月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数
25日(火)	8月ケース・シラー住宅価格指数
		10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
		10月リッチモンド連銀製造業指数
26日(水)	9月新築住宅販売件数
27日(木)	7-9月四半期GDP
		9月耐久財受注
		先週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
28日(金)	7-9月期四半期雇用コスト指数
		9月個人所得
		9月個人消費支出
		9月住宅販売保留指数
		10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

市場予想では大きくマイナスの見通しですが、こちらが市場にどのように受け取られるのかが気になります

今までであれば悪い経済指標の発表はFRBの利上げ積極化懸念後退で相場にはポジティブに受け取られることが多々ありましたが、すでに12月のFOMCから利上げペースが鈍化すると見込まれる中で経済指標に悪い数字が出てきた際に、相場がどのような反応をするのかを確認したいところです

火曜日と同様にポジティブに反応できるかどうかと言った感じです

水曜日に無風で通過するのか、それとも上下どちらかに強く反応するのかによって、翌木曜日の強い耐久財受注と弱い失業保険申請件数・受給者数に対しての反応をある程度見極められるかもしれません

チャートのテクニカルでは、先週金曜日の強い反発から月曜日もその勢いを維持して上昇、エンベロープ上限を上抜けてきました

その勢いは火曜日も止まらず、今のところ反落の気配がありません

以前からお話ししていますが、ニューヨークダウは強い上昇をした際にエンベロープ上限を上抜けると、その後は強めに反落することが見受けられます

今までの値動きを考えるとそろそろ下落をしてもおかしくないタイミングだと思いますので、ここまでの強い上昇であれば週内に反落が起こるものと考えています

反落が起こった際の下値目処ですが、今のところボリンジャーバンド中央線まで接触するあたりまでは下落するだろうと見込んでいます

相場の方向感としては、8月16日の高値と10月13日の安値の半値基準を上回っていて、8月から続いていた下落相場が好転していることを確認できるかと思います

月曜日の上昇の時点で75日と100日の単純移動平均線を上抜けていましたが、火曜日は更に上値を伸ばしています

ここで上昇推移が弱まっていないのも、相場の方向感としてはポジティブな印象です

インジケーターではADXは23台を上昇推移、新しいトレンドが発生しようとしています

ドル円相場のインジケーター

強い下落相場から反発する場合、最初は強い上昇をできずにADXが20を下回るところまで調整することが多いのですが、今回に関しては一気に強い反発を見せることで、上昇方向のトレンドを発生させる可能性が高まっています

MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を広げ続けています

順調な上昇を継続していて反落の兆候は見られません

強弱の分かれ目となる0を月曜日の時点で上抜けていて、これも相場にとってはポジティブな材料です

RSIは64台を上昇推移、ここまでの強い上昇で過熱感が高まっています

判断として難しいのがADXの推移です

短期的な反発であればRSIを重視しますので、ここまで一気に上昇推移を継続しているのであれば、一旦は過熱感から反落が起こってもおかしくないタイミングに差し掛かっています

一方でADXが強い上昇を見せている場合、現在起こっているトレンド、今でいえば上昇トレンドになりますが、その勢いが強くて反落を見せないまま上昇推移を継続することがあります

ADXの推移が下落から横ばいそして上昇へと切り替わるタイミングで、MACDとRSIのどちらを重視して判断を行うべきかかなり悩むところです

インジケーターの動向としては、相場は強い上昇推移を継続していて、反落の可能性を示しているのはRSIの過熱感だけ、そして上昇トレンド相場が発生している可能性があるという感じです

週前半は予想通りの展開とはなっていて、ここから反落が起これば週を通しての予想としてはほぼ想定内です

現在のところ心配しているのは、いつ反落が起こるタイミングが来るのかがわからない点です

ここまでの所は好調な企業決算を材料にさらに買いが入っていて、26・27日も決算発表が続いています

ここで好調な結果が出てくればさらに上昇するかもしれませんが、過熱感が高すぎる面もあります

週内に設定した上値目処は32,400ドルで、ここにはもう少しで到達してしまいます

そろそろ反落の可能性を考慮したポジションコントロールが必要になってくる時期ではというのが週後半にかけての予想と言った感じです

それと私の予想が外れて強い上昇推移が継続した場合も、32,700ドル周辺での値動きには気を付けてください

ここには200日単純移動平均線があり、8月の強い上昇もここで転換をしていますので、注意した方が良いと思います

ナスダックの週初からの振り返りと週末までの予想

6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

今週のナスダックの予想は上昇、予想値幅は10,500ポイントから11,250ポイントに設定しました

予想値幅下限は金曜日の安値の価格を、上限は10月6日の高値の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想しました

週末までのナスダックの予想は週初の内容を継続します

月曜日は金曜日に引き続きFRBが利上げペースを年内にも緩めるとの見方から買いが入り上昇、火曜日は好調な企業決算と米長期金利の下落を材料に大幅上昇しました

ここまで米長期金利の上昇によって割高感が高まっていたナスダックにとって、最近の米長期金利の低下は追い風となっていて、パフォーマンスが改善してきている印象があります

これから先の週内のイベントに関しては、ニューヨークダウと同様です

24日(月)	10月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数
25日(火)	8月ケース・シラー住宅価格指数
		10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
		10月リッチモンド連銀製造業指数
26日(水)	9月新築住宅販売件数
27日(木)	7-9月四半期GDP
		9月耐久財受注
		先週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
28日(金)	7-9月期四半期雇用コスト指数
		9月個人所得
		9月個人消費支出
		9月住宅販売保留指数
		10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

ここまでナスダックはかなり厳しい展開を強いられる場面が多かったですが、FOMCの利上げペース鈍化見通しと好調な企業決算を背景に、やっと強い反発を見せ始めています

決算内容によっては下押される可能性があり注意は必要ですが、経済イベントに関しては特に問題ないのではと考えています

チャートのテクニカルでは、金曜日の陽線から3営業日連続の陽線が出現していますので、ナスダックが大底を付けるときのパターンに入っている可能性が高そうです

月曜日の上昇からボリンジャーバンドやエンベロープの中央線を上抜けていて、相場の方向感が転換している可能性を示しているものと考えています

10月初旬に離れ小島のようになっている反発時の高値に面合わせしていて、ここで頭を押さえられないかが勝負になりそうな感じです

週内の値動きの予想の上値目処11,250ポイントが迫っていて、ここが上値になってしまわないかだけが心配です

エンベロープ上限が迫ってはいますが、ナスダックは強い反発を見せる際に強めの上抜けを見せることもありますので、ニューヨークダウとは異なりエンベロープ上限をあまり意識しすぎない方が良いかもしれないと考えています

一方で8月16日の高値と10月13日の安値の半値基準にはまだ距離があり、全体的な流れで考えるとニューヨークダウに比べると値動きがまだ弱いなという印象はあります

この半値基準にはちょうど75・100日の単純移動平均線が接近してありますので、予想以上に強い上昇が発生した場合でも、この辺りでの相場の反落には注意した方が良いかもしれません

インジケーターではADXは31台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは55台を上昇推移、上昇の勢いが強くあと少しすると一旦過熱感が高まる水準に達しそうで、そろそろ一度は下押しがあってもおかしくないタイミングだとは思います

ナスダックの場合、一方向に強い値動きを開始すると、そのまま反対方向への値動きをせずに値動きを継続することがありますので、その点には注意した方が良いかもしれません

MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

好調な上昇を維持していて、特に反落の兆候などはありません

今のところ強弱の分かれ目となる0まではまだ距離があり、相場が本当に強い展開に戻れるのかどうか、まだ少し緊張感が残っている印象です

ここに来て好調な企業決算やFOMCの利上げペース鈍化を材料に、強い反発が起こり始めています

ニューヨークダウに比べて下落局面が強かったことから、完全に相場が戻ったと判断できるほどの値動きを見せていない面もあるものの、やっと大底を付けてくれたかと胸をなでおろしたいような心境です

テクニカル的には反発時の節目に差し掛かり、一旦反落してもおかしくないタイミングではあります

一方でインジケーターには特に悪材料は無く、もう少し上値を試しても問題ない値動きだとも判断できます

予想値幅の上限設定から考えると反落が開始されてもおかしくない価格帯には差し掛かっていますので注意は必要かとは思いますが、RSIが60にタッチするまでは上昇を継続する可能性も十分にありそうで、売り急ぐのも少しもったいないタイミングだなと言った印象です

日経平均の週初からの振り返りと週末までの予想

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

今週の日経平均の予想は上昇、予想値幅は26,800円から28,000円に設定しました

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は7月下旬の上昇時に頭を押さえられた価格帯を目処に設定、上昇推移する展開を予想しました

週末までの日経平均の予想は週初の内容を継続します

月曜日は金曜日のアメリカ株の上昇を受けて高く寄り付きますが、香港市場の急落を受け上げ幅を縮小して小幅高、火曜日はアメリカ市場の上昇や中国・香港のハイテク株高を好感し上昇しました

月曜日こそ大きく上げ幅を縮小しましたが火曜日も続伸、日経平均は反発局面へと入れるかの戦いをしていると思います

ここからはアメリカの大手企業の決算が連続していますので、ニューヨークダウやナスダックの値動きにつられる形で、日経平均も上下しやすい期間に入るだろうと考えています

これから先の週内のイベントですが、日本で重要なイベントは金曜日に集中しています

28日(金)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		日銀展望レポート
		10月東京都区部消費者物価指数
		9月失業率・有効求人倍率
		黒田日銀総裁定例記者会見

雇用関連に関しては横ばい見通しですのでニュートラル、東京都区部消費者物価指数は少し上昇予想で、こちらは下押し圧力に、日銀関連のイベントに関しては現在の緩和政策が変更されるとは考えていませんのでニュートラルだと考えています

今のところ新しい材料が出てきたわけでもありませんので、週内のイベントに関しては土曜日の内容のままでいいと思います

週内のイベントで問題になるのはアメリカの企業決算で、ある特定の業種に先行き不安などが出てきた場合は、日本市場でも同じような業種の銘柄には売りが出ると思いますので、その点には注意した方が良いかなと考えています

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは下目線、CALLで多くの売りがありました

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

27,500円にこそ買いが集中していますが、28,000・27,625・27,250円では売りが多く、ここは建玉残でもマイナスになっています

PUTは27,250円に多くの買い建玉がありますが、ここは建玉残がマイナスで、売り建玉の多かった27,000円も建玉残はマイナスです

一方で26,750円から下の水準では買い建玉が多く、ある程度下に動くと加速するようなポジションと言った感じです

建玉残の損益分岐点は27,500円、そこから上昇すると利益が増加するポジションを取っています

建玉残としては上目線なのですが、PUTの買いが26,750円から下では増加していることが気になります

JPモルガンは方向感の判断が難しい取引をしていて、2営業日の取引では方向感を推測することが難しい状況だと思います

建玉残の損益分岐点は27,000円の少し上で、上昇するほど利益が増加するポジションで、上目線と言った感じです

オプション全体の取引では、月曜日からコール優勢になっています

取引が集中している価格は27,500円、水曜日の寄付きはこの辺りからになりそうですが、ここを順調に上抜けられるかどうかが、ここからの相場の方向感を占うポイントになりそうです

強い上抜けを見せられた場合はそのまま上昇を維持できるかもしれませんが、一旦の反落には注意が必要だと思います

オプション全体のプットコールレシオもコール優勢、上目線変化しています

225mini先物では、ABNアムロは下目線、11月限に関しては買い向かっていますが、12月限と1月限でのマイナスが大きくなっています

225mini先物の建玉

オプションでも週初は下目線でしたので、弱気な印象です

JPモルガンは上目線、こちらは12月限の買い建玉を多く増やしています

オプションでは方向感を読みにくい動きをしていましたが、225mini先物では11月限は弱く、12月限に関しては強く見通している感じがします

225ラージとTOPIX先物では、グローバルマクロのシティは相変わらず下目線気味である印象はありますが、他の証券会社に関してはあまり方向感が感じられない状態です

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

海外系証券会社の総合的な方向感は、グローバルマクロのシティは下目線、JPモルガンは少し上目線、ゴールドマンやCTAの2社はニュートラル、ABNアムロは少し下目線と言った感じです

方向感にまとまりがありませんが、相場の全体的な流れとしてはニュートラル、短期的には下押しに注意と言った感じだと思います

チャートのテクニカルでは、月曜日と火曜日に強く上昇しようとしますが、どちらも200日単純移動平均線付近で頭を押さえられています

以前の戻り高値付近でもあり、この辺りは上値抵抗として強めに機能してしまっている印象があります

この上にも75日や100日の単純移動平均線があり、特に75日単純移動平均線周辺は上値抵抗になるのではと見込んでいます

水曜日の寄付きがこの周辺になりますので、そこから強い値動きが継続できるかどうかが今後の相場の方向感を占う上で大切なポイントとなりそうです

一方でエンベロープやボリンジャーバンドの中央線を上抜けた状態は維持していて、これは相場の方向感にはポジティブな材料です

インジケーターではADXは16台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは52台を上昇推移、今のところ強い過熱感などは無く、特に反落の兆しなどはありません

MACDは上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅は広げたり縮めたりと、少し不安定な値動きをしています

アメリカ市場に比べるとそこまで強い値動きでは無く、今後の値動きに少し不安を覚えるような展開ではあります

日経平均がここから強い値動きを開始できるかどうかの勝負所がやってきました

下値を切り上げるような三角持ち合いからの上抜けを試す展開で、ここからも強い値動きを維持できれば29,000円台の回復も夢ではないかもしれません

上値抵抗となると考えられるのは27,500円、ここを強く上抜けて水曜日の取引を終えるか、木曜日以降も強い上昇を維持できれば、チャート形状からは強い相場が現れる可能性が1段階上がります

期待感が高まる中で不安材料があるとすれば、ここまで相場を下支えしてくれていたドル円相場の円安推移が、急激に円高方向へと傾き始めている点です

このことからアメリカ市場の上昇に比べると、相対的に日本市場の上昇率は低下傾向となるものと考えられますので、この点には注意が必要かと思います

ドル円相場の週初からの振り返りと週末までの予想

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

今週のドル円相場の予想は円高、予想値幅は146円00銭から148円50銭に設定しました

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限はエンベロープ上限の価格を目処に設定、横ばい気味に円高推移する展開を予想しました

週末までのドル円相場の予想は週初の内容を継続します

月曜日は急激な円高推移に日本政府が24日に引き続き為替介入を行ったとの観測が広がりますが、日米の金利差拡大基調に変化はないとの見方から反落し円安、火曜日は発表された経済指標の内容が弱く、FRBの年内利上げペース鈍化観測が強まったことで米長期金利が低下、幅広い通貨に対してドルが売られドル円相場も円高推移しました

ここまで一方的ともいえる強い値動きを続けていたドルですが、FRBの利上げ姿勢軟化観測が出てきてから、急速に今までの動きを巻き戻すようにドルが安くなる方向へと動き始めています

これから先の週内のイベントですが、水曜日のオーストラリアの7-9月期消費者物価指数は週初よりも市場予想が低下、前月より鈍化する見通しとなっていて、市場予想通りの内容が出てくれば、前回のオーストラリアの利上げ幅縮小方向への動きが間違っていなかった可能性が高まり、相場には円高方向のバイアスがかかる可能性があります

24日(月)	米10月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数
25日(火)	米10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
26日(水)	豪消費者物価指数
		加10月カナダ中銀政策金利
		米9月新築住宅販売件数
27日(木)	欧10月ECB政策金利
		米7-9月四半期GDP
		米9月耐久財受注
		米先週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
28日(金)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		黒田日銀総裁定例記者会見
		米9月個人所得
		米9月個人消費支出
		米9月住宅販売保留指数
		米10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

これに関しては動画が出ている頃には、どのような結果になったのか確認できていると思います

今のところそれ以外でもカナダやECBの政策金利がどうなるのか、また今後の利上げ方針をどう考えているのか、この辺りが気になるところです

利上げ幅に関してはカナダ・ECBともに75bpの見通しで、恐らくこれ以上に強くなることは無いだろうと思いますので、利上げの結果を受けて相場が円安方向へ振れることは無いだろうと考えています

注意したいのはその後にある定例記者会見での内容です

ECBの場合ラガルド総裁が日本時間木曜日の21時45分から定例記者会見を開きますが、ここで今後の利上げ予定に関してどのようなスタンスなのか発言が出てくるかと思います

現在の所為替相場は、FOMCの強い利上げ姿勢が後退するとの見方ら米長期金利が下落し、これを受け円高方向へのバイアスがかかっているものと考えていますが、ECBが考えていた以上に強い利上げ姿勢を維持していた場合、FRBの利上げ軟化観測にも一旦は疑いが出てくることで、円安方向にバイアスがかかる可能性はあります

逆にECBも強い利上げ姿勢からの転換が感じられた場合、FRBの12月以降の利上げ姿勢軟化に対して補強材料となるものと考えられますので、更に米長期金利の低下が起こり円安方向への値動きが起こるかもしれません

一方で同じ金融政策の発表でも、金曜日に予定されている日銀の政策金利発表にはあまり注目していません

黒田日銀総裁の定例記者会見では為替介入に関して発言があるかもしれませんが、これは円高方向へのバイアスがかかる内容になるものと考えられます

強い金融緩和の継続と、投機的な値動きによる円安推移を阻止する姿勢の維持を確認するイベントになるのではと考えていますので、相場の流れが変わるきっかけになることは無いだろうと思います

チャートのテクニカルでは、為替介入によって金曜日と月曜日はかなりボラティリティが高い値動きが続いてしまって、テクニカル的にどう判断したら良いのか悩ましい所ではあります

為替介入の有無を考慮せずに考えると、一旦エンベロープ上限を下抜けた後一気にエンベロープ中央線に接触、これは一時的なもので円安推移を開始、そこからエンベロープ上限に頭を押さえられる形で推移をしています

ボラティリティがあまりに高いことを除けば、ここから考えられる値動きはエンベロープ中央線への接近です

接近後にいったん横ばい、そこから材料によって上下に振れ始めます

ここまでの値動きはかなり強い上昇を伴いましたので、ここからは一旦エンベロープ下限へ接触するあたりまで調整すると考えていいのではと判断しています

その後は一目均衡表の雲まで円高推移を継続、そこで一旦下落は止まるものと考えています

インジケーターではADXは28台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは58台を横ばい気味に推移、一時期の極端な過熱感は冷めつつありますが、まだ下落余地を残している状態だと考えています

角度としては緩やかにかもしれませんが、50への接触をする辺りまではこのまま下落が続くのではと考えています

MACDはMACDシグナルを下抜けて下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

現在は強い方向感を持った相場ではないと判断していますが、一旦は円高方向への推移が始まってもおかしくない動きかと思います

MACDに関して気を付けたいのは、仮に横ばい推移だとしても下落を続けるタイプになる可能性がある点です

これは9月のMACDのMACDシグナル下抜けの所の推移を見ていただければわかりやすいかと思いますが、この程度の円安気味の横ばいでも高まったMACDは下落推移を継続しますので、その点には注意が必要だと思います

一方で6月から8月の相場では、MACDのダイバージェンスが起こった後、少し強めの円高推移が発生しています

予想としてはこちらの可能性の方が高いのではと判断していますので、予想としてもまずはエンベロープ中央線への接触を試すだろうと考えています

テクニカル的に判断しようとしても、日本政府と日銀による為替介入によってボラティリティが異常に高まっていて、通常通りの考え方を当てはめていいのか悩ましい所があります

他方で、テクニカルでシンプルに考えると、円高方向への推移を開始すると考えるのが自然だと思われる面もあります

外部環境からも円高方向へのバイアスがかかりやすい環境であることを考慮すると、週初の予想を継続する形でいいのではと判断しました

あとがき

株式市場に関して

FOMCの利上げ軟化見通しが出てきたところから、相場には好転の兆しが強く見え始めています

それ以前にもアメリカ市場の強い下落相場からの転換を示すのではと思われる兆候はあったものの、ここに来てそれが確信に変わろうとしているのかもしれません

ただ忘れてはならないのは、今年に入って何度楽観論で上昇して、実際には悲観することで下落したタイミングがあったのかという事です

今回のFOMCへの材料は、情報の精度としては確度が高めの物だとは思いますし、12月のFOMCでの利上げ鈍化に関しては今のところ大きな疑いは持ってはいません

それでも何度も裏切られたトラウマがなかなか払しょくできないのも事実です

一方でここまで底堅い推移を見せていた日本市場は、FOMCの利上げ鈍化見通しから米長期金利が低下、ドル円相場が円高方向へと動き始めることで、アメリカ市場の強い上昇をすべて享受することができない状況へとなってしまっています

この辺りは日本市場にとって非常に悩ましい所なのですが、ある程度値動きが安定している市場として受け入れるしかないのかもしれません

ドル円相場に関して

先週の金曜日にFRBの年内利上げペース鈍化観測から始まった米長期金利の下落は、今のところ継続しています

そのためドル円相場には通常の考え方でいえば円高方向へのバイアスがかかっているものと判断しています

また投機的に円を安くしようとする動きに対しては、日本政府と日銀が為替介入を行う事で、ほぼ完ぺきに抑え込んでいると言ってもいいと思います

通常では考えられない勢いでの為替介入を行う事で、断固たる姿勢を示していると感じています

今回の為替介入のタイミングは、今まで私が見た中でも最も効果的なもので、通常単独介入であればここまでの効果は得られないものと記憶しています

130円を超えるあたりはじっとこらえ、ある程度の行き過ぎを許与し、口先介入でけん制をかけて、FRBの姿勢が切り替わると見込まれる直前まで為替介入を踏みとどまり、周りから円安をどうするつもりかと問いただされても、ギリギリまで為替介入を温存しました

そして始めた為替介入は勢いが良く、予想外のタイミングでも大きく介入を続けています

正直に言って、今まで見てきた為替介入、特に単独の為替介入の中では、最も評価されるべきものになるかもしれません

もちろん11月のFOMCを超えたところで12月からの利上げ鈍化が絵に描いた餅で、実際にはまだまだ厳しい利上げ姿勢が続く可能性も残ってはいます

ですが、もしこのまま特に米長期金利の強い上昇を伴うような相場の変化が起こらなければ、日銀の為替介入は単独としては非常に珍しい成功になるかもしれません

あまり油断するわけにもいきませんが、もしかしたらこれ以上の円安推移はもうないのかもしれません

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

水曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

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