市場が求めるFRBの利上げ姿勢軟化と米長期金利の低下

週間株為替予想

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ニューヨークダウの予想と注意ポイント

6月17日の終値を中心に8月16日の終値を高値、9月30日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇し反落、予想値幅は30,200ドルから32,400ドルです

予想値幅下限は金曜日の安値とボリンジャーバンド中央線の価格を、上限は9月12日の高値の価格を目処に設定、週前半は強い値動きを継続も週後半にかけて反落する展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は米主要企業決算への期待と英政府の減税策撤回を好感し大幅上昇、火曜日は発表された9月鉱工業生産が市場予想を超えて改善、発表された企業決算も市場予想を上回ったことが好感され上昇、水曜日はイギリスで発表された消費者物価指数が40年ぶりの伸び率となり世界主要中央銀行による金融引き締め長期化観測が強まり米長期金利は上昇、株式市場は売られますが好決算銘柄には買いが入り下げ幅を縮小する形で下落、木曜日は好調な企業決算を発表した銘柄には買いが入り上昇しますが、米長期金利がさらに上昇し反落して下落、金曜日はFRBが12月のFOMCで利上げペースを緩めるのではとの見方が浮上し米長期金利が低下、株式市場には安心感が広がり大幅上昇して週の取引を終えました

サンフランシスコ連銀のデイリー総裁からはハト派発言が出ており、これも材料視されている可能性がありそうです

ただ気を付けたいのは、デイリー総裁は以前からハト派寄りである印象が強く、2022年のFOMCメンバーには入っていない点です

実際にFOMCでどのような見通しが示されるのかは依然として不透明で、場合によっては12月の利上げ見通しも強いものが出てきてしまう可能性もあります

これから1週間はブラックアウト期間に入ってしまい具体的な発言は出てこなくなってしまいますし、実際に確認できるのはFOMC後という事になってしまうという点には注意が必要だと思います

これから1週間の主なイベントですが、月曜日の購買担当者景気指数はまちまち、火曜日のケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数と水曜日の新築住宅販売件数は悪化見通し、木曜日の四半期GDPと耐久財受注は改善見通し、同日発表の前週分新規失業保険申請件数は増加見通し、金曜日に関しては全体的にまちまちですが、市場予想では前月からそこまで大きな乖離は無さそうです

24日(月)	10月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数
25日(火)	8月ケース・シラー住宅価格指数
		10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
		10月リッチモンド連銀製造業指数
26日(水)	9月新築住宅販売件数
27日(木)	7-9月四半期GDP
		9月耐久財受注
		先週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
28日(金)	7-9月期四半期雇用コスト指数
		9月個人所得
		9月個人消費支出
		9月住宅販売保留指数
		10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

今のところ株式相場が見ているのはFRBの積極的な利上げがどこまで続くかだと思いますので、弱い経済見通しは相場にポジティブ、強い経済見通しはネガティブになる可能性が高いと考えています

そのため月曜日から水曜日までは上昇傾向になりやすく、木曜日の強い耐久財受注辺りから相場には下押し圧力がかかり、翌週のFOMCに向けて一度軟調な値動きに変化するのではと予想しています

これ以外にもアメリカでは企業決算の発表が本格化しています

特に25日から27日には有名処の企業、具体的にはGOOGLE・コカコーラ・TI・マクドナルド・GE・3M・マイクロソフト・ビザ・ボーイング・アップル・アマソン・インテル・キャタピラーなど、市場に大きな影響を与えそうな銘柄が並んでいます

この辺りも相場への波乱要因となりそうですのでご注意いただければと思います

チャートのテクニカルでは、火曜日までの上昇から少しだれるような値動きをしていましたが金曜日に一気に上昇、エンベロープの上限にかなり接近してきました

相場の方向感としては、9月12日の高値と10月13日の安値の半値基準を上抜けて来たのはポジティブです

一方でニューヨークダウは反発時に強い値動きを見せてもエンベロープ上限を上抜けることはまれで、ここまで強い上昇をした場合一旦は下押されることが多い印象です

仮に上抜けを見せた場合でも上昇を継続できるのはせいぜい数営業日で、その後はエンベロープ中央線へ戻す値動きが多いと思います

上昇の勢いがかなり強いので、これから1週間に関しても上昇を継続する可能性が高いとは思いますが、強い値動きに入っても上値は32,400ドル周辺が限界で、その後はエンベロープ中央線を目指して反落に入ると考えています

まだ上値余地はありますが、反落が始まると強めに調整する可能性が高いと思います

31,400ドルの所には75・100日単純移動平均線が重なるようにありますが、この辺りを上抜けた後の達成感から反落が起こらないかにも注意が必要だと思います

インジケーターではADXは21台を横ばい推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは58台を上昇推移、金曜日の急激な上昇で少し過熱感が出てきましたが、今のところ大きな反落に入るようなタイミングでは無いと判断しています

大きな反落を伴わない息の長い上昇相場に入る場合は、RSIシグナルへの接触を行うあたりまでの反落をしながら上昇しますので、金曜日の強い値動きでRSIシグナルと大きめに乖離し始めていますので、一旦調整の反落が入る可能性はありそうです

ただ金曜日の上昇の勢いがかなり強いですので、このまま70あたりまで一気に上昇する可能性もありますが、その際には強めの反落に備えた方が良いと思います

MACDは上昇推移を継続、そろそろ強弱の分かれ目である0を上抜けそうです

相場がここまでの強めの下落からニュートラルな状態に変化しようとしている印象です

MACDに関しては特に悪材料は無い印象です

順調に上昇を続けるニューヨークダウですが、少し勢いが強すぎる面もあります

金曜日に見せた強い上昇を継続してエンベロープ上限を上抜けてしまうと、そこからは強めの反落がありそうで注意が必要だと思います

月曜日に少し調整に入り横ばい気味か下落推移、そこから再度ある程度の過熱感で上昇を再開できれば息の長い上昇相場へと入っていけそうな状態だなと考えています

一方で強すぎる上昇は強い反落を起こす可能性が高いとも考えていますので、エンベロープ上限を上抜けるような強すぎる上昇には警戒をしている状態です

企業業績が集中していることが相場の上下を予想することを難しくはしていますが、方向感としては強い値動きが継続していると判断しています

そのためこれから1週間に関しては、そこまでネガティブな値動きは出てこないのではと考えています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、週前半は強い値動きを継続も週後半にかけて反落する展開を予想します

週内の予想に関してはこれでいいと思いますが、今後の値動きとして注意しておきたいのは11月に入るとFOMCがある点です

楽観的に上昇している株式市場ではありますが、FOMCが起点となって相場の方向感が変化する可能性はまだ残されていますので、その点には警戒した方が良いと思います

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は31,300ドルを上抜けない推移です

上昇方向の推移は通常想定よりも強い値動きが発生した場合に備えますが、今回に関しては上値目処の32,500ドルを上抜けた場合でも、エンベロープ上限を上抜ける強い値動きをした場合には強い反落が起こって、エンベロープ中央線への強い調整が入ると考えています

そのため確かに予想値幅上限の突破は予想外ではありますが、ボラティリティが高い状態であればあり得る値動きで、その後の反落もまず起こるだろうと考えています

ニューヨークダウが今後息の長い安定的な上昇に入る可能性が出てくるとすれば、金曜日の終値から横ばい気味に推移、もしくは少し下方向に調整して、11月のFOMCと中間選挙を緩やかな上昇で通過した場合だと考えています

この値動きに入ることができた場合、今までの相場でもよく見ることのできた年末高への値動きが発生する可能性がかなり高くなると思います

そのため週内の値動きとしては緩慢とも思える値動きではありますが、息の長い上昇に結び付く可能性のある相場展開として、31,300ドルを上抜けない推移を上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

下落方向は29,800ドルの下抜けです

注目しているのはエンベロープ中央線です

相場が堅調である場合、エンベロープ中央線は比較的固めの下値抵抗線として機能すると考えています

一方で大きめに下抜けてしまった場合、エンベロープ下限付近まで下落が継続することがよく見られます

相場の展開が強い下落へと反転すると言うほど悪い状態では無いものの、一旦は大きめの反落に備える必要が出てくるかもしれないポイントとして、エンベロープ中央線の下抜けを注意ポイントとしたいと思います

特に大底からの反発時に上昇傾向のエンベロープ中央線を下抜けると状態が良くありませんので、警戒した方が良いと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

6月16日の終値を中心に8月15日の終値を高値、10月14日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は上昇、予想値幅は10,500ポイントから11,250ポイントです

予想値幅下限は金曜日の安値の価格を、上限は10月6日の高値の価格を目処に設定、上昇推移を継続する展開を予想します

ここ一週間のナスダックの値動きですが、月曜日は米主要企業決算への期待と英政府の減税策撤回から英長期金利が低下し米長期金利も低下、ハイテク株には強い買い戻しが入り3%以上の大幅上昇、火曜日は発表された鉱工業生産や企業決算が市場予想を上回り、米長期金利の強い上昇にも一服感があり上昇、水曜日は高水準の伸び率だったイギリスのCPIをきっかけに米長期金利が上昇、株式市場は売られますが好決算銘柄には買いが入り下げ幅を縮小する形で下落、木曜日は好調な企業決算を発表した銘柄には買いが入り上昇しますが決算が市場予想に届かなかったテスラは売られ、米長期金利がさらに上昇し反落して下落、金曜日はFRBが12月のFOMCで利上げペースを緩めるのではとの見方が浮上し米長期金利が低下、ナスダックも大幅上昇して週の取引を終えました

ここまでのハイペースな米長期金利の上昇にかなり苦しめられたナスダックにとって、FRBの利上げペース軟化観測は非常に好材料となりました

ただ依然として米10年債利回りは4%を上回った水準を維持していて、急激な上昇こそ一旦止まりましたが、高値を維持している点には注意が必要だと思います

これから1週間の主なイベントですが、内容としてはニューヨークダウと同様です

24日(月)	10月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数
25日(火)	8月ケース・シラー住宅価格指数
		10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
		10月リッチモンド連銀製造業指数
26日(水)	9月新築住宅販売件数
27日(木)	7-9月四半期GDP
		9月耐久財受注
		先週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
28日(金)	7-9月期四半期雇用コスト指数
		9月個人所得
		9月個人消費支出
		9月住宅販売保留指数
		10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

企業決算への警戒に関しても同様です

ナスダックに関してそれ以外に注意しておきたいことは、FEDウォッチャーの動向です

これから1週間は政府やFRBからの金融政策への発言が出てこなくなるブラックアウト期間へと入っています

そのため報道機関や金融機関などから出てくるFEDウォッチャーの発言で長期金利が上下する可能性があり、その影響はナスダックには強めに出ると思いますので注意した方が良いと思います

チャートのテクニカルでは、ボリンジャーバンド中央線まで反落したナスダックは金曜日の強い上昇で一気にエンベロープ中央線を上抜けましたが、火曜日の高値までは達していません

ニューヨークダウに比べると軟調な値動きで、相場の強さが戻ってきていない状態です

ほんとうにここから上昇相場へと入って行くのか判断することが難しい値動きで、まずはエンベロープ中央線を下支えにした堅調な値動きと、10月初旬に作った離れ小島のようになっている価格帯、12,200ポイント周辺までの上昇を見せてこないと、ナスダックがここまでの下落からの転換をしたと確認できない状態かと思います

ただ金曜日に6月16日と9月30日の安値付近を底にして反発できたのは、金曜日単体の値動きとしては相場の反転を予感させるものだったとは思います

ただここまでの値動きに特筆できるような好材料を見いだせない状態は続いていると考えています

インジケーターではADXは34台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは48台を上昇推移、RSIシグナルとの乖離幅が広がっています

RSIの水準から考えるとこのまま60付近まで上昇を維持する可能性もありますし、RSIシグナルとの乖離幅がある程度広がっていますので、RSIシグナルへの接触まで調整をする可能性もありそうです

過熱感などは無く特に強い反落をするような兆候はありません

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、ただ強弱の分かれ目となる0まではかなり距離があり、ナスダックは底打ちをした可能性があるもののいまだに弱い値動きの中にいることが確認できます

方向感としてはMACDシグナルも上向きに変化してきていますので、改善してきている印象があり、今のところMACDにもここからの反落を感じさせるような値動きは特にありません

ニューヨークダウの反発に比べると、ナスダックの値動きは物足りない所があります

11月に入るとFOMCがすぐにあるという環境からもそこまで強気になれない状況ではありますが、一旦は大底を付けている可能性が高く、相場展開としては明るくなって行ってもおかしくない状況ではあります

ボリンジャーバンドとエンベロープの中央線を上抜けていることはポジティブですし、上値抵抗となる可能性のある単純移動平均線やエンベロープ上限はまだまだ高い水準にあります

ナスダックにとってネガティブな企業決算などの材料が出てこないようであれば、テクニカル的にはこのまま上昇を維持してもおかしくないだろうと判断しています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は11,250ポイントの上抜けです

予想値幅上限に設定した10月4日から6日に戻り高値の水準ですが、ここを上抜けてきた場合、そのまま強い上昇相場へと入って行く可能性が高まると考えています

具体的にはエンベロープ上限を上抜けるような強い上昇から多少の反落を挟みつつ、そのまま年末高へと続く強い値動きです

今のところナスダックに関しても年末に向けて上昇を継続するだろうと考えていますが、その値動きは以前のような強いものでは無く、もう少し弱いものになるだろうと思っています

これはナスダックのここまでの底値形成と反発の勢いの状態からそう判断しているのですが、ここで一気に強い値動きに入る様であれば、ナスダックの今後の値動きの見通しを強めに変更した方が良いかもしれないと思っています

下落方向は10,500ポイントの下抜けです

6月16日と9月30日の安値付近を大きく下回ることなく、金曜日の値動きで強い反発を見せて来られたのは、ナスダックにとって非常にポジティブな値動きだったと考えています

逆にここから再度10,500ポイントを下抜けるような値動きに入ってしまうと、ナスダックの反発は一旦あきらめた方が良いかもしれないほど、危険な値動きに入ると思います

相場の方向感が一変しかねない非常に危険な価格帯だと認識していますので、10,500ポイントの下抜けを下落方向の注意ポイントに設定したいと思います

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は上昇、予想値幅は26,800円から28,000円です

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は7月下旬の上昇時に頭を押さえられた価格帯を目処に設定、上昇推移する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はFRBの積極的な金融引き締めへの警戒感から値嵩株中心に売りが出て下落、火曜日は前日のアメリカ株高を受け高く始まり、円安・アジア株高・英中央銀行の引き締め再延期をめぐる報道が相場の支えとなり上昇、水曜日はアメリカ株の上昇を受け上昇も、戻り売りなどで上げ幅縮小し小幅高、木曜日は米長期金利の上昇を嫌気したアメリカ株の下落を受け短期筋による株価指数先物への売りが膨らみますが、午後に中国のコロナ対策の規制緩和観測から下げ幅縮小し下落、金曜日はアメリカ株の下落を引き継ぎ日本株も売られますが、半導体関連銘柄に買いが入り相場を下支えし小幅安で週の取引を終えました

アメリカの企業決算はあるもののそこまで大きなイベントも無く、相場の方向感としては大荒れしそうもなさそうだなと見込んでいたのですが、木曜日にはイギリスのトラス首相が辞任するなど、大きな事件もありました

ドル円相場も150円の節目を上抜け、とても平穏な一週間と言えるような相場環境ではありませんでした

これから1週間の主なイベントですが、重要なイベントは金曜日に集中しています

28日(金)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		日銀展望レポート
		10月東京都区部消費者物価指数
		9月失業率・有効求人倍率
		黒田日銀総裁定例記者会見

日銀の金融政策に関しては大きな変更があるかどうかに注目が集まりますが、今のところ市場予想では現状維持となっています

21日に発表された9月全国消費者物価指数は3.0%と高い状態を維持していますが、これに関しては黒田日銀総裁が一時的な物価上昇で今後も金融緩和を継続すると発言していますので、今後も政策に変化はないものと考えています

また10月東京都区部消費者物価指数は市場予想では上昇見通しですので、次回の全国消費者物価指数が高止まりするという警戒感につながる可能性がありそうで、株式市場にはネガティブな材料になるかもしれません

同日発表される9月失業率と有効求人倍率は市場予想では横ばいと微増ですので、市場予想から大きく乖離しない限り特に材料視されないだろうと見込んでいます

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロはCALL28,000円でプラス建玉を多くしていますが、一方で金曜日の終値26,980円付近では売り建玉が多くなっています

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

27,250円では買い建玉を積み増していますが、27,500円では売り建玉も多く、価格が上に行くほど売りが強くなり、28,000円を契機に買いが多くなっています

このことから28,000円前後を分岐点に強くなる可能性を考慮しつつ下方向に備えていると考えています

一方でPUTでは27,000円から下の範囲で売りが多く、こちらは大きく上方向へと備えていると考えています

建玉残の損益分岐点は27,750円で上昇するほど利益が出ますがその角度は穏やかで、むしろ下落した際の損失の広がりの方が大きくなっています

建玉残の状況を加味すると、27,000円から下の価格帯はある程度底堅く、だからと言って上値もそこまで余地はないと言った感じだと判断しています

JPモルガンはCALL27,500円での大きな売りと、PUT26,000円での大きな売りを出しています

週内の取引としては、この2か所の価格帯に挟まれた値動きになる見通しかなと言った感じです

建玉残の状態は26,375円を損益分岐点に上昇するほど利益が出るポジションで、下側にも余裕を持っている印象です

建玉残の状況を加味すると26,000円あたりは底堅く、27,000円より上の水準で27,500円あたりまでの値動きと考えているのかなと言った感じだと判断しています

オプション全体の取引では、金曜日に関してはCALL27,000円、PUT26,000円での取引が活発でした

終値から考えると比較的下側の価格帯での建玉が多くなっていますので、下目線である印象があります

建玉残のプットコールレシオはPUT優勢で下目線、オプション全体の方向感としては下目線に変化している状態です

225mini先物では、ABNアムロは下目線、12月限と1月限は建玉をプラス方向に傾けていますが、11月限の下方向が強くなっています

225mini先物の建玉

金曜日には1月限を大きく上方向に傾けてはいますが、それ以前の限月に関してはそこまで強気である印象はありません

どちらかというと下目線である印象です

JPモルガンは12月限での取引で買いと売りを大きく入れ替えるなどしていますが、11月限と12月限の建玉変化を考えると少し上目のニュートラルと言った感じで、強い方向感を示すものだとは判断していません

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAの2社はニュートラル、グローバルマクロの3社は、ゴールドマンはどちらかというと下目線、シティは下目線、JPモルガンは上目線である印象があります

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

海外系証券会社の動向をまとめると、CTAの2社はニュートラル、グローバルマクロのゴールドマンとシティは下方向、ABNアムロは下目線ですがそこまで下値は広がらない見通し、JPモルガンは26,000円あたりまでの下落で底堅く上目線と言った感じではと判断しています

チャートのテクニカルでは、水曜日には10月6日に付けた高値に面合わせする水準まで反発、木曜日から反落してボリンジャーバンド中央線近くまで下落してきました

高値は75日単純移動平均線までは届きませんでしたが、その他の単純移動平均線は上抜けて見せました

そこまでは良かったのですが、反落してすべての移動平均線を下抜けてしまいました

今のところボリンジャーバンド中央線を下抜けていませんし、エンベロープ中央線もまだ下にありますのでそこまで弱気になる必要はありませんが、簡単に押し戻されてしまった感は否めません

一方で10月3日からここまでの値動きの形状を見てみると、下値を切り上げて上値が一定で抑えられている三角持ち合いの形となっていて、多くの場合は上値抵抗線を上抜けた後は上昇方向へと動き始める値動きです

ポイントになるのは今後下値の切り上げが順調に行われるのか、そしてその後に現在上値となっている27,400円周辺の上抜けをすることができるのかがポイントになりそうです

各種単純移動平均線も27,500円までのところに集中していますので、ここは日経平均が強い値動きへと入れるかどうかの大切な分岐点となりそうです

水曜日の戻り高値からの反落の勢いは強かった印象で、エンベロープやボリンジャーバンドの中央線を大きく下抜けてしまうと危険ではありますが、今のところそこから下げ幅を拡大せずに短期間には反発、その後に27,400円から27,500円の上抜けをすることができれば、日足の値動き的には上昇方向へと推移できるのではと言った感じです

インジケーターではADXは17台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは47台を下落推移、RSIシグナルへと接近し始めています

RSIシグナルに過熱感は無く、今のところ強い方向感を示してはいないと考えています

SBIのツールで確認するとRSIシグナルが少し横ばい気味に推移しているのは相場の勢いが減少して悪印象ではありますが、それがここから強い反落を起こすと考えるほどの材料だとは思えません

MACDはMACDシグナルの上を上昇推移、ただ少し横ばい気味に変化し始めています

MACDシグナルとの乖離幅は縮小傾向で、MACDオシレーターは0方向へと収束を始めています

ここまでの反発局面から上方向への相場の勢いが弱まっていることが確認できます

今のところ相場の強弱の転換点の0をMACDが下回っている状態ですので、相場の方向感としてはまだ多少弱気な状態だと判断できると思います

こちらも強い下押しが発生する兆候があるわけではありませんが、相場の勢いがちょっと弱まっていることを感じられる状態です

ここまでの1週間で相場の環境にかなり大きな変化がありました

特にイギリスでのトラス首相の辞任は、今後のイギリス政府がどのような経済対策と外交政策を取ってくるのか不透明になっていますので、相場にとっては非常にネガティブな材料だと思います

イギリスから金融市場に不安感が広がると世界の株価に影響するというのは、トラス政権が減税策を打ち出した結果イギリスの長期金利が急上昇、財政不安からポンドの急落へとつながり、世界の金融市場にも一気にリスクオフの動きが出ました

その際にイングランド銀行が緊急で債券の買い入れを行う事でショックを回避することはできましたが、イギリスから始まる金融不安の影響がいかに大きな影響力を持つのかを再確認する出来事だったかと思います

今後はそのイギリスがどのような政策で動くのか今のところ不透明で、今後金融市場が危機感を持つような政策が再度出てきた場合は、減税策を打ち出した際と同じような反応が出る可能性も否定できません

またアメリカでのFRBの利上げ姿勢は強い状態が維持されていて、米長期金利の上昇が再開しています

米10年債利回りの上限だろうと見込んでいた4%の水準を上抜けた後は、一気にその上げ幅を拡大しています

今後も米長期金利の上昇が続けば、株式市場には間違いなく下押し圧力となるものと考えられます

11月に入るとアメリカではFOMCも開催され、そこでは75bpの利上げが見込まれていますし、正直なところ市場にとって好材料なのは、アメリカで発表されている市場予想を上回る企業決算くらいです

チャートのテクニカル的には確かに上昇方向への値動きをする可能性が高いものの、相場環境はこれまでとは変化してしまった可能性があり、相場にも一気に悪い変化が出てしまうかもしれない点には注意が必要だと思います

以上のことからこれから1週間の日経平均は、上昇推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,000円の上抜けです

この強い上昇が起こった際に想定されるのは、28,500円で頭を押さえられて反落する展開です

そのまま29,000円台まで上昇を継続する可能性もありますが、いかんせん外部環境が悪すぎます

日本市場は基本的にアメリカ市場に連れ高する環境にあるとは思いますが、上昇要因が米長期金利の低下に伴うものである間は、為替市場の円高推移が付きまといます

週内に日本独自の好材料が出てくることも考えにくく、アメリカ市場をアウトパフォームするような強い上昇はできないだろうと見込んでいると言った感じです

その状況下で28,000円の上抜けをするような強い上昇をする場合、材料としてはアメリカ市場が非常に強く上昇しているものと考えられますが、その際に日本市場も同じ程度の上昇率で連れ高する可能性は低いのではと考えていますので、その点には注意した方が良いだろうと考えています

下落方向は26,600円の下抜けです

エンベロープ中央線をしっかりと下抜けてくる水準と考えていただければと思います

順調に下値を切り上げるような値動きを見せている日経平均ですが、ここで再度安値トライに入ろうとする場合、そこからは強い下落相場が発生する可能性も0では無いと考えています

今のところ日経平均の今後の見通しはある程度堅調なものになるだろうと見込んではいますが、イギリスの政局不安やFRBの利上げペースが本当に鈍化するのかなど、不確定な要素が多くあります

日本のドル円相場への為替介入も日経平均にはネガティブな材料です

今のところ日経平均の値動きにここまで強い下押し圧力を加えるような影響を及ぼすとは想定していませんが、現在の相場はかなり不安定な状況である点には注意が必要だと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円高、予想値幅は146円00銭から148円50銭です

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限はエンベロープ上限の価格を目処に設定、横ばい気味に円高推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はイギリスの財政懸念後退を受け欧州通貨に対して円が売られ、FRBの大幅利上げも見込まれることから円安、火曜日は米長期金利が一旦上昇した場面で円売りが優勢となり、またアメリカで発表された鉱工業生産が市場予想を上回る結果となり株式市場が上昇しリスクオンでドルが買われた流れで円安、水曜日はイギリスの消費者物価指数が40年ぶりの高い伸び率となり主要中央銀行による金融引き締め長期化観測が強まり米長期金利も上昇し円安、木曜日は発表された新規失業保険申請件数が市場予想を下回り前週から減少、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が講演で利上げ継続を示唆しFRBの積極的な利上げ姿勢が改めて意識され米長期金利が上昇し円安、金曜日はFRBが12月のFOMCで利上げペースを緩めるのではとの見方が浮上し米長期金利が低下、日本時間21時30分台に152円直前まで上昇していたドル円相場が下落方向へと推移し始め2時間ほどたったところで強い円高推移が発生、日銀による為替介入があった模様で一気に146円台まで円高が進み、最終的には147円台半ばまでの円安推移となり週の取引を終えました

金曜日に行われたと考えられている為替介入に関しては、個人的に最も警戒していたタイプの介入方法で、相場の方向感が円高方向に振れようとしたところで、一気に後ろから突き落とすタイプのものとなりました

資金効率としては最も効果的な方法だと考えられますので、介入による円安阻止をするという視点から考えると、タイミングとしては点数をつけるなら100点満点だったと言った感じです

正直なところ、よくここまで円安推移を我慢してチャンスを待っていたなと思います

これから1週間の主なイベントですが、アメリカと日本以外でも気を付けたいものがいくつかあります

24日(月)	米10月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数
25日(火)	米10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
26日(水)	豪消費者物価指数
		加10月カナダ中銀政策金利
		米9月新築住宅販売件数
27日(木)	欧10月ECB政策金利
		米7-9月四半期GDP
		米9月耐久財受注
		米先週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
28日(金)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		黒田日銀総裁定例記者会見
		米9月個人所得
		米9月個人消費支出
		米9月住宅販売保留指数
		米10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

水曜日のオーストラリア消費者物価指数は市場予想では若干低下見通しですが、こちらが上ブレした場合は債券市場に上昇圧力がかかる可能性があり要注意だと考えています

以前オーストラリア中央銀行の利上げ幅が市場予想を下回り、世界の中央銀行の強い利上げ観測懸念が後退したという事がありましたが、その際のオーストラリア中央銀行の利上げペースが正しかったのかここで確認されると思います

仮に高い数値が出てしまった場合は、更に強い利上げ姿勢が必要との観測が出てしまう可能性があります

実際の利上げで注意したいのが水曜日のカナダ中央銀行と、木曜日のECBです

カナダは50bp、ECBは75bpの利上げ見通しですが、これが上振れした場合は11月に迫ったFOMCでも強い利上げが行われるのではという危機感が高まる可能性があり注意が必要だと思います

基本的に、これらの危機感が高まった場合、米長期金利は上昇し円安方向へのバイアスがかかるものと考えています

アメリカ国内に目を向けると、火曜日のコンファレンスボードと水曜日の新築住宅販売件数と金曜日の住宅販売保留指数は悪化見通しで、利上げ積極化の後退要因で円高方向に、木曜日の四半期GDPと耐久財受注、金曜日の個人消費支出は改善見通しで利上げ積極化懸念から円安方向へのバイアスがかかりそうです

木曜日の新規失業保険申請件数と継続受給者数に関してはまだ市場予想が出ていませんが、ここまでの傾向を考えると強い数字が出てきてもおかしくありませんので、円安方向へのバイアスがかからないかに注意が必要だと思います

経済イベント以外にも、これまでの1週間では明らかに米10年債利回りが上昇していますので、この勢いが増してしまうイベントに関しては、特に警戒が必要な1週間になるのではと考えています

また11月に入ると、すぐにFOMCがある点にもご注意ください

チャートのテクニカルでは、週を通してかなり強い円安推移を見せていましたが、ボリンジャーバンド上限からは距離を取るようにして弱い値動きへと変化していました

金曜日に入ると米長期金利の上昇に歩調を合わせるように再上昇、ボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークに入ろうかという勢いでした

ここまでの値動きは非常に強いもので、そのままの勢いで円安推移が続いていくと判断するべきタイミングだったかと思います

その後の米長期金利の低下による下落で、ドル円相場は介入が無くても円高方向に推移したものと考えられます

仮定の話ですがユーロドルやポンドドルの推移を参考に考えると、ドル円相場にも0.8%程度の円高推移があってもおかしくなかったかなと考えていますので、水準としては148円80銭あたりまでは円高方向へと推移していただろうと思います

これはエンベロープ上限へかなり接近した値動きで、そこで反発するのかそれとも下抜けるのかで、相場の今後の方向感が予想できたタイミングだと思います

実際にはさらに強い値動きでエンベロープ中央線に接触するまで下落、これをテクニカル的にどう判断するかは難しい所だと思います

ただ介入と思われる動きが無かったと仮定しても円高方向への調整に入っていましたので、ここからは更なる円高方向への推移に入るタイミングだった可能性もあり得ます

そのためテクニカル的にはこのまま円高方向への緩やかな推移を継続、エンベロープ中央線への接触を目指す展開になるのではと考えています

インジケーターではADXは32台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは60台を下落推移、一気に高値からの反落を見せています

高値から一気に20程度の下落をしていますので、1営業日は反発を見せてもおかしくないタイミングだと思います

MACDは下落を開始、ただ今のところMACDシグナルの下抜けは見せておらず、調整相場へは入っていない感じです

もう少し継続的な下落が起こらないと、相場の流れが円高方向へと切り替わったと判断するのは難しい印象です

ドル円相場に大きな影響を与えると考えられる米10年債利回りは高値から一気に反落しましたが、終値では4.2%を上回る水準を維持していて、相変わらず高止まりしています

いつ米長期金利が再上昇するかわからないですので、ドル円相場には思わぬタイミングで円安バイアスがかかる可能性があります

一方で日銀の為替介入の本気度は見せかけでは無いだろうという事も、金曜日の値動きで確認できたと思います

これによってここまで日銀の介入かもしれないと思われた円高方向への断続的な強い値動きが、本当に介入だったのかを確認するすべがなくなってしまいました

これらが仮に日銀の介入だったと仮定した場合、今後も覆面介入とも思われる断続的な値動きがあった場合、それが本当に日銀による介入であるのか、それとも大口のトレーダーによる売買の結果なのか、判断することが全くできなくなり、疑心暗鬼の状態でトレードしなければなりません

これはまさに日銀の狙い通りです

テクニカル的に考えると一旦は円高方向への推移を行ってもおかしくないタイミングだったと思いますので、ここから円高方向への推移が継続してもおかしくないだろうと考えています

ただ為替介入が行われたと考えられる急激な円高推移の影響で、相場をテクニカル分析で考えることが一時的に難しくなる環境になってしまったと思います

少し時間をおいて相場を冷却しないと、テクニカル分析はしにくいだろうなと言った感じです

それでもあえてテクニカルで考えるのであれば、ここまで強い下落をしたのであれば一旦は反発があってもおかしくなく、一方で一度エンベロープ内に終値が入ったことから、エンベロープ上限が上値抵抗になるものと考えられます

その過程で円高方向へと推移を開始、エンベロープ中央線への接触を目指すのではと考えています

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、横ばい気味に円高推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は149円00銭の上抜けです

ここから横ばい気味に円高方向への推移を行うと仮定しても、エンベロープ上限を一旦は多少上抜けるかもしれません

ただ17日や18日と同じ水準まで値を戻して推移し始めるとさすがに値動きが強く、そこから再度強い円安推移が発生してしまう可能性が高まると考えています

その際に条件として必要だと考えられるのが米長期金利の上昇です

私は普段から米10年債利回りの値動きに注目していますが、その利回りが再上昇を開始、再度4.25%を上抜けて推移をする際にこの上昇方向の注意ポイントが重なった場合は、本格的な円安推移が発生するかもしれないと思います

米10年債利回りのチャート

この場合、再度152円を目指す円安推移が発生するだろうと考えています

その際に注意が必要なのは為替介入の有無です

これに関しては全く予想できませんので、予想外の円安推移が発生した場合は、為替介入が行われた際の対応策を用意しておくことは忘れない方が良いだろうと思います

下落方向は144円00銭の下抜けです

週内の値動きの予想としてはエンベロープ中央線までの調整の下落をしてもおかしくないと考えています

ボラティリティの高い状態が維持された場合、そのまま下抜けて一気にエンベロープ下限への接近もあるかもしれません

ただ週内で一気にエンベロープ下限の下抜けを見せるほどの円高推移は強すぎる値動きだと思います

一方的な円高推移が発生した場合に想定される下値目処は一目均衡表の雲との接触付近、もしくは雲の下限です

価格帯としては142円周辺が最初の下値目処、そこを下抜けると138円あたりまで下げ幅を拡大するかもしれません

仮に下落方向の注意ポイントに入っても、ここまでの下落が週内に起こるとは考えにくく、もっと日柄を必要とするとは思います

ですが最終的にはそのあたりまで下値を広げるような、強い円高推移が発生するかもしれない点には注意が必要だと思います

あとがき

株式市場に関して

この1週間は企業決算以外にはそれほど大きなイベントは無く、ある程度安定した値動きに終始すると考えていましたが、終わってみればイギリスのトラス首相の辞任、週末にはFRBの利上げ鈍化観測報道、そしてそこにタイミングを合わせるように行われたと考えられるドル円相場への為替介入と、決して穏やかな値動きではありませんでした

これから1週間に関してもアメリカ市場では重要な企業決算が連日発表されますし、11月に入るとすぐにFOMCが開催されます

デイリー総裁のハト派発言は確かに相場にはポジティブな材料でしたが、それがFRBの全体としての意見かどうかはわかりませんし、実際のところはFOMCを通過して見ないとわからないと思います

チャートのテクニカルから考えると上昇方向への推移を継続しても不自然ではない状態ではありますが、外部環境的には相場が急変してもおかしくない材料がいくつかありますので、急変時の備えをしながらトレードに臨めればと考えています

ドル円相場に関して

金曜日の強い円高推移が仮に為替介入による値動きだとするならば、介入タイミングとしては最も効果的な所だったろうと思います

上昇しようとする相場に逆らって介入を行った際に効果があるのは最初の1回だけで、後は効果が薄れていきます

その際に上昇する相場をある程度放置して、大きめの円高推移が発生するかもしれないと考えられるタイミングで同一方向へと一気に為替介入を行うのは、押し下げる力としてはかなり効果的だと思います

1回目の大きな介入で日銀が実際に介入を行うという実績を、2回目の大きな介入と思われる動きで仮に一方向に動いていても相場が反落する際に叩き落される恐怖感を植え付けました

しかもその間に介入かもしれないと思われた下押しの場面があったわけですが、これに関しては月末の外貨準備を確認しても為替介入をしていたのか判断できなくしてしまいました

仮に細かい円高方向への値動きが日銀の為替介入で、同様の値動きが今後も断続的に続いたとしても、最短でも11月末までそれが本当に介入だったかは確認できないわけです

今回の円高推移が本当に日銀の為替介入であったのなら、タイミング的には様々な副次的効果が得られるものだったと思います

報道で出てきたようにFRBの利上げ姿勢が12月のFOMCで多少軟化する方向であれば、米長期金利の上昇もここで頭打ちとなる可能性もあります

そうなれば、ここまでのドル円相場の一方的な円安推移も終わり、投機的な取引の巻き戻しである程度円高方向へと推移するかもしれません

一方で出てきた情報は地区連銀総裁の発言を元にしていると考えていますが、2022年度のFOMCメンバーから発せられた内容では無く、本当にそれが11月のFOMC後に発言として出てくるのかは未だ不透明な状況です

FRBの利上げ姿勢を見極めるには11月のFOMC通過を待たなければならない難しいタイミングだと思いますが、それまでの間は米長期金利の低下とともに円高気味の推移が続くかもしれません

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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