株式相場は生き残ることが大事、為替相場は介入に注意しながらも基本円安バイアス

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想を毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】底を抜けて下落する株式相場で最も大切なことは生き残る事【週間株価指数予想】
アメリカでのFRBによる金融引き締めによる景気悪化懸念で株式市場が下落している中で、イギリスから減税政策というBOEの金融引き締めに逆行するような動きが出てきました。これによって英債券市場は混乱、債券売りから一気に債券利回りが急上昇しました...
【ドル円相場の予想】イギリスから現れた利回り上昇圧力による円安バイアス【週間ドル円予想】
イギリスが減税政策を行う事で英債券に売りが出ることで英債券利回りが急上昇、このままでは危険だと判断したBOEが債権の購入を行う事で一旦はパニック的な流れを止めることができました。本来であれば10月から金融引き締めのために債券売りを行う予定だ...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は26,300ドルから29,800ドルです

予想値幅下限は2020年10月末に下落した際の底値付近の価格を、上限は9月28日の高値の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は欧米の中央銀行の大幅利上げを背景に米長期金利が上昇し株売りで下落、火曜日はここまでの下落への自律反発も、シカゴ連銀エバンス総裁、セントルイス連銀ブラード総裁、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の強い金融引き締め発言から米長期金利が上昇し下落、水曜日はイギリス政府の減税策で市場が不安定化したことでイギリス中央銀行BOEが市場安定化に向け国債買い入れを実施と発表したことを背景に米国債利回り低下で急反発し上昇、木曜日はFRBによる積極的なインフレ対策が米経済の足かせになるとの懸念と世界の通貨・債券市場の下落から株式市場も下落、金曜日は発表された個人消費支出の結果が市場予想を上回る強い結果となりインフレ高止まり警戒感が高まるとともに、世界の主要中央銀行の強い金融引き締めが景気悪化につながるとの懸念から幅広い銘柄に売りが出て下落して週の取引を終えました

アメリカでは景気下押しリスクがある中でFRBの利上げ姿勢には変化がなく、イギリスでは政府の方針が金融緩和へと傾くことで財政規律に問題が起こるのではとの懸念が高まっています

これから1週間の主なイベントですが、まず気になるのが月曜日に発表される9月ISM製造業景況指数です

3日(月)	9月製造業購買担当者景気指数
		9月ISM製造業景況指数
4日(火)	8月製造業新規受注
5日(水)	9月ADP雇用統計
		8月貿易収支
		9月サービス部門・総合購買担当者景気指数
		9月ISM非製造業景況指数
6日(木)	前週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
7日(金)	9月全米雇用統計

10日(月)	債券市場は休場(コロンブス記念日)

市場予想では少し弱い予想ですが、あまり大きく上ぶれてしまった場合には、FRBの金融引き締め懸念から株式市場には下押し圧力になる可能性があります

逆に下振れした場合でも、景気悪化懸念につながるかもしれないという非常に厄介な状況です

水曜日に発表される9月ADP雇用統計は、市場予想では強い内容が出てくる模様で、これは相場への下押し圧力になる可能性があります

ただADP雇用統計は市場予想から大きくかい離することが多い経済指標ですので、その点にも注意が必要だと思います

週内のイベントで最も注目されるのが、金曜日に発表される9月全米雇用統計です

市場予想では少し弱い数字、もしくは横ばい気味の数字が出てくる予定ですが、ここまで発表されている新規失業保険申請件数の内容が堅調なものとなっていますので、雇用統計に関しても市場予想に反して強い内容が出てこないかには注意が必要だと思います

また10日月曜日はコロンブス記念日で債券市場は休場となりますのでご注意ください

チャートのテクニカルでは、週を通して底値を形成するような値動きをしていたニューヨークダウですが、金曜日に階段を踏み外すように下落してしまいました

2020年11月12日の終値あたりで粘る形となっていましたが、金曜日の下落でその下にあった窓を埋めに行き始めている形になっています

ニューヨークダウの2020年代のチャート

かなり以前の値動きではありますが、通例通り窓埋めを完成させる可能性が高いと考えた場合、最低でも28,500ドルを割り込む水準までは下落は続くと考えていいと思います

ここから下には単純移動平均線などの下支えになるものはなく、今後下値として機能する可能性があるものは以前の取引が活発だった価格帯になると考えられます

そのためニューヨークダウの今後の下値目処を考える場合は、2020年のコロナショックでの下落からの再上昇時に頂点や底をつけた価格、もしくはもみ合った価格帯が目処になると考えられます

そのためチャート分析上では、ここからのニューヨークダウは強い調整相場へと入っていくと覚悟した方がいいかもしれません

インジケーターではADXは31台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

MACDは下落推移を継続中でMACDシグナルとの乖離幅を拡大し始めました

水曜日の反発時にMACDがMACDシグナルとの乖離幅を縮めることでMACDオシレーターの0方向への収束が起こり始めていましたが、これも金曜日の強い下落によって拡大方向へと踵を返してしまいました

非常に強い下落トレンドが発生している状態で、MACDのMACDシグナル上抜けが見られるまではトレンド転換が起こったと考えるべきではない状況だと判断しています

RSIは27台を下落推移、現在は完全に安値圏に突入しています

水曜日に見られた反発に関しては、ここまでの強い下落でRSIが30を割り込むことによって自律反発の買いが入ったものと考えられますが、小さな反発を見せた状態からの再下落となっていますので、今後RSIを底値目処として使用することは難しくなる場面に入っていく可能性があります

イギリス政府が行った減税対策は現在BOEが行なっている金融引き締めに対して反対方向に動くものでした

これによってイギリス国債の利回りが急上昇して混乱が発生、これを落ち着かせるためにBOEは緊急の債券買い入れを行わなければならなくなりました

現在のところ債権の買い入れを行ったことにより金利の低下が起こり、株式市場も木曜日までは一旦の急落を免れている状況ではありましたが、イギリスの財政規律に関しては今後も問題として残っており、根本的な解決は行われていない状態です

そのため今後の株式市場には下押し圧力となる可能性があり、仮にこの問題がイギリス以外にも波及した場合にはかなり深刻な問題となる可能性があります

短期的な株式市場への買い戻しが入ることで上昇する局面はあるかもしれませんが、根本的な解決が行われるまでは潜在的なリスク要因となることを考慮するべきだろうと考えています

またアメリカ国内においても、ここまでの急激なインフレに対してドル高が有効であるという考えがありましたが、企業の今後の業績への見通しが発表される中で、現在のドル高が悪影響を及ぼしている面があります

現在のFRBは景気悪化を伴ったとしてもインフレ対策を行う姿勢ですが、このままドル高が続いて行く場合、アメリカの為替介入リスクに関しても考えなければならないかもしれません

今までのドル独歩高をFRBが容認しているという考え方を、今後も当たり前のこととして考えていくことはちょっと危険かもしれません

今のところFRBが為替介入を行うような兆候は見られませんが、仮にこのままドル独歩高が進んでしまった場合、状況によっては為替介入が行われる可能性もある点には注意が必要だと思います

現在の所はアメリカのドル独歩高への為替介入の可能性はかなり低いだろうと考えてはいますが、これに関しては直近で起こるかもしれない問題点というよりは、もし何か兆候が現れた場合に危険性を認識できるように頭の片隅に覚えておいた方が良い内容かと思います

チャートのテクニカルから考えても下値目処となる場所を探すことが難しい環境で、インジケーターは相場の方向感を示してはいるものの、上昇方向への転換を示すような兆候がない状態となってしまっていますし、相場への材料もあまりに悪すぎるといった四面楚歌の状態です

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は30,000ドルの上抜けです

30,000ドルの上抜けに関しては、瞬間的な上昇だけではなく継続的な上昇が必要だと考えています

水曜日のような一瞬の強い反発だけであれば、ここまでの下落トレンド相場が転換したと考えることは難しいと思われますので、継続的な上昇が必要だと考えられます

この上昇によって起こらなければならないと考えているのが、インジケーターの変化です

この予想外の上昇によってMACDのMACDシグナルの上抜けが見られるかどうかが勝負だと考えています

この値動きが見られる場合ここまでの下落トレンド相場が転換点を迎える可能性があると考えていますので注意が必要だと思います

下落方向は26,000ドルの下抜けです

今回の予想で設定している予想値幅下限26,300ドルは、金曜日の終値から8%以上の下落幅を取ってあります

ニューヨークダウの通常の下落であれば概ね5%前後に収まるのですが、それよりもかなり余裕幅を取っている状態です

26,000ドルを超える大きな下落は、今回設定している余裕幅をも超える下落率となりますので、かなり急激な下落だと考えることができると思います

現在のニューヨークダウの下落推移は、通常の景気後退時の下落相場だと考えていますが、10%を超えるような急激な下落推移が発生した場合、パニック的な売りになってしまっている可能性がありますので注意が必要だと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は9,600ポイントから11,100ポイントです

予想値幅下限は2020年2月のコロナショック前の高値付近の価格を、上限は9月28日の高値の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想します

ここ一週間のナスダックの値動きですが 、月曜日はここまでの強い下落に対する買い戻しが入り上昇しますが欧米の中央銀行の大幅利上げ方針を背景に米長期金利が上昇し上げ幅縮小し小幅下落、火曜日はここまでの下落への自立反発も連銀総裁の発言を受け米長期金利が上昇し小幅上昇、水曜日はイギリス中央銀行の債券買い入れにより米国債利回り低下で急反発し上昇、木曜日はFRBによる積極的なインフレ対策が米経済の足かせになるとの懸念からアップルとエヌビディアが4%超下落しナスダックも大幅下落、金曜日は発表された経済指標の結果と世界の主要中央銀行の強い金融引き締め姿勢が懸念材料となり下落して週の取引を終えました

水曜日には一旦強い切り返しを見せる場面もありましたが、そのまま再上昇に入ることはできず下落してしまいました

これから1週間の主なイベントですが、やはり気になるのはニューヨークダウ同様月曜日の9月ISM製造業景況指数と金曜日の9月全米雇用統計です

3日(月)	9月製造業購買担当者景気指数
		9月ISM製造業景況指数
4日(火)	8月製造業新規受注
5日(水)	9月ADP雇用統計
		8月貿易収支
		9月サービス部門・総合購買担当者景気指数
		9月ISM非製造業景況指数
6日(木)	前週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
7日(金)	9月全米雇用統計

10日(月)	債券市場は休場(コロンブス記念日)

この二つの経済イベントで強い内容が出てきた場合、米債券利回りが上昇することによって株式市場には強い下押し圧力がかかる可能性がある点には注意が必要だと思います

また市場予想から乖離しやすい水曜日のADP雇用統計も要注意です

ナスダックに関してもう一点気になるのが、最近の米債券利回りの値動きへの反応が、これまでとは異なる場合がある点です

今までは米長期金利が上昇した場合ナスダックには下押し圧力に、逆に米長期金利が下落する場合ナスダックは強い反発を見せることが多くありました

ただ直近の一週間の値動きを見ると、米10年債利回りなどが大きく変動していることに比べ、ナスダックの値動きは底値を探るような横ばいぎみの推移を続ける場面がありました

米10年債利回りのチャート

仮に発表された経済指標の内容から米長期金利の大きな変動が起こった場合でも、今までに比べるとナスダックへの影響は軽微になる可能性がある点には注意が必要だと思います

それでもニューヨークダウと同程度の下落はあると考えた方が良いとは思います

チャートのテクニカルでは、ナスダックの下落はニューヨークダウに比べると下値目処となる直近の安値がまだ存在していました

金曜日の下落でこの直近安値に面合わせするように下値を固めている点はポジティブではあります

ただここまでの相場の弱さを考えると、そのことだけを材料にここで下げ止まると判断することは難しいと考えています

あくまで金曜日の終値が、以前の最安値に面合わせをしただけだと判断した方がいいでしょう

ナスダックに関してもここから下の価格帯には単純移動平均線の下支えが一切ありませんので、以前の取引での頂点や底の価格、もしくは取引が活発だった価格帯が下値目途になると考えられます

ナスダックに関してはコロナショックでの下落からの反発相場で多くの節目を残す形での上昇を見せていますので、下値目処には事欠かない状態です

そのためナスダックがこの後どこで下げ止まるかに関しては、ニューヨークダウがどの程度の下落をするのかによって変化していくのではと考えています

それでも直近に関してはコロナショック前の頂点が強い下値目処となるとは考えていますので、今回の予想値幅下限は最後の強い下値目処となるのではと考えています

インジケーターではADXは29台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ナスダックのインジケーター

MACDは下落推移を継続、水曜日の反発で一旦上方向に切り替えそうとしましたが、現在は再度下落方向へと向かい始めています

トレーディングビューではMACDオシレーターが0方向へと収束を行っているように表示されていますが、HYPER SBI2ではMACDオシレーターは再度マイナス方向へと切り替えしてしまっています

MACDオシレーターの0方向への収束は、相場が反発する際の一歩早いシグナルとして考えることができますが、今回に関しては騙しになってしまった可能性が高いと考えています

ナスダックは下落トレンド相場に入っていると考えていますので、MACDのMACDシグナル上抜けが起こるまでは、強い下落トレンド相場の中にいると判断してトレードに臨んだ方がいい状況だと考えています

RSIは29台を下落推移、現在は完全に安値圏に入っている状態です

ナスダックはRSIが30付近まで下落すると、多くの場合底値をつけるのですが、小反発を見せた状態からの再下落となっていますので、ここから先に関してのRSIは底値目途として機能しにくくなるだろうと考えています

イメージとしては2020年コロナショックの際の下落と同じで、RSIは30を下回るところで何度も底を叩き続けるような形で下落を続けるのではといった感じです

ニューヨークダウに比べるとナスダック単体での値動きを考えると、金曜日の下落で底値を形成して再上昇してもおかしくない環境ではあります

ですがその考え方はちょっと楽観的過ぎるだろうと判断しています

ナスダックに関してもインジケーターからも強い下落トレンドに入っていると考えていいと思いますし、下落トレンドの転換は現在のところ確認できていない状態です

そのためナスダックに関しても、弱い値動きが継続すると判断しています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は11,100ポイントの上抜けです

条件としてはニューヨークダウと同様で、一瞬の強い値動きでは無く継続的な上昇が望まれます

ナスダックに関しても現在は強い下落トレンド相場に入っていると判断していますので、まずはこの下落トレンド相場から抜け出すことが肝心だと思います

11,100ポイントの上抜けだけではその後に反落をしてしまった場合、再度下値模索に入ってしまう可能性がありますので、そこからの底堅い継続的な上昇が起こるかどうかの方が大事だと考えています

仮に底値を形成するような値動きを見せた場合、ナスダックはここから強い反発に入る可能性もありますので、予想外に強い値動きをしてさらにトレンド転換を見せるような推移に入った場合は、相場の転換点が訪れたとことを考慮するべきだと考えています

ただ現在の市場環境から考えると、可能性はかなり低いと思います

下落方向は9,600ポイントの下抜けです

現在の下落推移はナスダック単体に起こっているものではなく、株式市場全体に起こっているものだと考えています

そのためナスダックがニューヨークダウに比べ極端に大きな下落率を記録するとは考えておらず、今後の下落幅に関してはニューヨークダウとあまり変わらないのではと考えています

今回ナスダックで設定している下値目途に関しても9%以上の下落を考慮して設定してありますが、ここを下抜ける場合は相場がパニック的な売りに入ってしまっている可能性があります

ハイテク株のみに強い下落が発生している場合は、ニューヨークダウに比べても強い下落に入ることで下落幅が大きく広がる可能性はあるのですが、先ほども申し上げましたが現在の下落推移はニューヨークダウと同じような下落幅を取るだろうと考えています

そのため下落方向の注意ポイントに入るような強い下落が発生している場合、恐らく相場全体がかなり強い下落推移に入っていると考えられ、その後の下値目処の設定も難しくなっていると思います

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は23,600円から26,500円です

予想値幅下限は2020年8月から11月までもみ合った価格帯を、上限は9月29日の高値の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は欧米の金融引き締めによる金利上昇と世界景気悪化懸念から欧米株が大幅安となった流れで下値模索の展開となり下落、火曜日はここまで下落が続いたことから自律反発を狙った買い優勢となり小幅上昇、水曜日はアメリカ株安受け下げて寄り付き、アップルがiPhoneの増産計画断念と伝わり電子部品株が一段安し下落、木曜日はアメリカ株が上昇した流れを受け日本株も上昇して寄り付き、配当落分が223円程度ありましたが、終日プラス圏で推移して上昇、金曜日はアメリカ株の下落を受け安く始まりその後も世界的な金融引き締めによる企業業績悪化懸念も重荷となり大幅下落して週の取引を終えました

イギリスで起こった財政規律の問題は日本株にも影響を及ぼし、そろそろ下落が止まるかと思われたところからさらにもう一段下げ幅を拡大しています

イギリスから発生した財政規律の問題は今後も解決するのがいつになるのか見通しが難しく、潜在的な問題として残り続ける可能性がある点には注意が必要だと考えています

これから1週間の主なイベントですが、週前半に比較的注目のイベントが連続して発表されます

3日(月)	7-9月期日銀短観
4日(火)	9月東京都区部消費者物価指数

10日(月)	休場(スポーツの日)

まず月曜日には日銀短観が発表されますが、市場予想では堅調な内容が発表される見通しです

日銀短観は景気動向の先行指標として重要な経済指標ですので、市場予想から下振れないかには注意が必要だと思います

また火曜日に発表される東京都区部消費者物価指数に関しても市場予想では堅調な内容となる模様です

こちらは今後発表される全国消費者物価指数の予測を行うことができる経済指標となりますので、その点でも注意が必要だと考えています

どちらの経済指標も株式市場にとってはポジティブな内容が発表される見通しですので、日本株にとってはプラス材料となるのではと考えています

また10日月曜日はスポーツの日で休場となりますのでご注意ください

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロはCALL27,000円での売り建玉を増やしています

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

以前の28,000円での売り建玉を維持した状態で、そのままマイナス方向へ大きく傾けている状態です

一方でPUT26,250・25,875・25,600円では売り建玉を多くしていて、これも下目線です

PUT25,500円では買い建玉が多くなっていて、一見しただけではここが当面の底値と考えていると判断してしまうところですが、この水準は以前の売り建玉を買い戻している形だと考えられます

現在のところ25,500円のPUTは売建玉残がある状態です

ABNアムロのオプションの建玉残は全体的に損失が出る状態で、26,500円あたりを頂点に上昇するほど損失が大きく広がるポジションとなっています

そこまで大きな下落を狙ってはいないが下目線と言った印象です

一方のJPモルガンで非常に特徴的だったのは、PUTでの買いが多かったことです

ただ今のところこれらの価格帯でのPUTの建玉残の状態はマイナス建玉となっていて、下目線ではあるものの多少ポジションを整理してきたと言った感じです

先週に引き続き下目線を継続していると考えていますが、その姿勢は少し弱くなっている印象があります

オプション全体の取引では火曜日と水曜日に関してはCALL優勢でしたが、それ以外はPUT優勢でした

10月限プットコールレシオはPUT優勢、下目線を継続している状態です

週末に取引が多かったのはPUT25,500円、この辺りが直近の下値目処となる可能性があるかもしれません

225mini先物では、ABNアムロは火曜日と水曜日こそ強気でしたが、それ以降は弱気に転じています

225mini先物の建玉

オプション取引でも火曜日と水曜日は上目線でしたが、金曜日は大きく下目線になっていました

225mini先物に関しても金曜日に関しては下目線となっていて、一度は上目線に変更するかもしれないと考えていましたが、再度下落方向へと目線を切り替えている可能性があります

JPモルガンに関しては12月限で水曜日と木曜日にプラスに転じる場面はありましたが、この際もオプションに関しては下目線、週を通しての建玉残の変化を考えても、先週から変わらず下目線を維持している状態だと判断しています

どちらの証券会社もオプションと225mini先物を合わせて考えると、下目線になっているのではと判断しています

特にJPモルガンの強い下目線の見通しは特徴的です

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAに関しては両証券会社ともに、225ラージ先物が弱気に転じている雰囲気があります

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

建玉残の変化が週を通してマイナス方向へと振れていますので、少し弱気目線になっている可能性があると考えています

ただTOPIX先物に関してはそこまでのマイナス方向への値動きはなく、ニュートラルの状態となっています

グローバルマクロの3社は、シティがここまでのプラス建玉残を減少させる傾向が出ています

これは直近の値動きとしては下目線になっている可能性があり注意が必要かもしれません

一方でゴールドマンに関しては225ラージ先物に関してはマイナス方向、TOPIX先物に関してはあまり変化がない状態で、CTAの2社と同じような状況が見て取れます

JPモルガンに関しては225ラージ先物がプラス方向、TOPIX先物がプラス建玉残を減少させている状況です

先週に比べると少しまちまちな状況となっている印象があります

木曜日に強い上昇があった割には、各社とも相場展開をそこまで楽観視していなかった状況が感じ取れます

チャートのテクニカルでは、急落を続けていた日経平均は金曜日の終値では再度エンベロープ下限を下抜けてしまっています

ただボリンジャーバンド下限からは少し距離を取る形となっていて、若干下落速度が弱まりつつある可能性はあります

価格帯の節目としては2月24日や7月1日と同水準にありますので、そろそろいったんの底値を付けてもおかしくない状況ではあります

この付近で下げ止まるとしたら金曜日の終値の周辺か、先週下落時の下値目処としてお話ししていた6月20日の安値25,500円付近、もしくは3月9日の年初来安値24,680円付近が目処になると考えられます

日経平均の強い下落時の特性として今年の年初にも見られましたが、強めの下落から反発をして再下落した場合、1段階目の下落幅と同程度の下落をすることが多いのですが、今回でいうと8月17日から9月7日までが1段階目の下落であると仮定するのであれば、9月14日からの下落での下値目処は大体26,700円周辺になるはずでしたが、この水準は月曜日の時点で下抜けてしまっています

きっちり同じ値幅の下落をするわけではありませんので多少の誤差はありますが、それでもそろそろ一度底値を形成するような値動きを見せても良いタイミングのはずです

ただ金曜日までの値動きでは、特に底値を付けるような雰囲気はうかがえません

インジケーターではADXは24台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

MACDは下落推移を継続中で、木曜日の反発時にMACDシグナルとの乖離幅を縮小することでMACDオシレーターが0方向へと収束する動きを見せました

シグナルとしての信頼度は低いものの、これは相場が反発に入るかもしれない合図でした

残念ながら今回は騙しとなってしまっていて、金曜日に再度安値模索するように強い下落に入っています

下落トレンド相場へと入ってしまったことを考慮すると、よほど勢い良く反発が始まらない限り、MACDのMACDオシレーター上抜けが発生するまで、下落トレンド相場が継続していく弱い相場展開を覚悟しておいた方が良いかもしれません

RSIは31台を下落推移、安値圏での推移を継続しています

木曜日の反発で一旦切り返す動きを見せていましたが、金曜日の下落で再度下向きになってしまいました

ここまでRSIが低下しているのに再度下落推移に入るような弱い展開は、直近では2020年のコロナショックの際に見られて以来だと思います

それ以前の値動きを考えてもRSIがここまで低下して推移し続ける場合、相場が転換するとしてもそれなりの期間が必要になると考えた方が良いかもしれません

下落推移を続けるRSIの動向を考えても、現在の相場はかなり弱い状況だと考えて対応した方が良いパターンだと思います

前回の予想に比べると先物にはそこまで一方的な弱さを感じることもないのですが、いかんせん外部環境が悪すぎます

イギリスから発生した財政不安は今のところ解消する目処はたっておらず、先行きも不透明なままです

一方でFRBの強い金融引き締めの姿勢にも変化があるとは思えず、アメリカで発表される経済指標にもインフレの高止まりを示唆するような内容が出てきています

下落してきた価格帯に関してはそろそろ下げ止まってもおかしくない水準ではあるのですが、あまりに相場の下落の勢いが強すぎて下抜けてしまう危険性も高まっています

通常であれば下値目処と考えられる年初来安値ですが、ここまでの値幅は金曜日の終値から考えると約5%程度と、通常の下落相場であれば十分に到達できる範囲内に接近している状態です

アメリカ市場で強い下落が起こることを想定してかなり下値を切り下げて予想していますので、日経平均に関しても余裕幅をもって予想値幅下限をかなり下に設定しておこうと思います

以上のことからこれから1週間の日経平均は、下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は26,500円の上抜けです

価格の上抜けと共に大事なのが、その後も安定して上昇相場を続けられるかどうかです

現在の日経平均は下落トレンド相場に入っていると判断していますので、相場転換が起こったかどうかの判断はMACDのMACDシグナル上抜けが必要となっています

これが見られるかどうかに関しては、底値を形成した後に安定した上昇相場を続けられるかどうかが大切になってくると考えられます

一時的に26,500円の上抜けが見られたとしても、それが継続的な上昇ではない場合は、上昇方向の注意ポイントには当たらない状態だと考えています

これはアメリカの株価指数と同じですが、しっかりと相場の転換を確認できるまでは、再度上昇方向への相場に切り替わったと判断するのは危険な状態だと考えています

下落方向は23,600円の下抜けです

今回の予想値幅下限は、金曜日の終値から9%以上下落した価格に設定してあります

通常の株式市場の下落であれば、一週間で下落する値幅は概ね5%前後程度で収まることが多いのですが、現在の下落相場に関してはかなり危険な状態だと考えています

今回設定している予想値幅下限は、ニューヨークダウは約8%ナスダックでは約9%、この二つの市場の下落予想から考えても、日経平均も同程度の下落はする可能性があると考慮して予想するべきだと考えました

この予想の予想値幅下限を下抜けるほど強い下落が発生した場合、日経平均もかなり危険な状態になっていると考えたほうがいいと思います

下値目途を考えるというよりは、生き残ることを優先しなければならないほどの厳しい相場展開だと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は横ばい、予想値幅は142円50銭から146円00銭です

予想値幅下限はボリンジャーバンド下限の価格を、上限は9月22日の高値の価格を目処に設定、方向感が出にくい状態でどちらかというと円安推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はFRB等世界の主要銀行による金融引き締めの長期化観測で米長期金利が大幅上昇、日米金利差の拡大を受け円売りドル買い優勢となり円安、火曜日はシカゴ連銀のエバンス総裁、セントルイス連銀のブラード総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の強い金融引き締めが必要との発言から米長期金利が上昇し円安、水曜日はイギリス中央銀行BOEが28日、金融市場の安定化に向け英国債を継続的に買い入れると発表、英長期金利が急低下し米長期金利も低下、日米金利差の縮小から円買いドル売り優勢となり円高、木曜日は米長期金利の上昇と、発表された米新規失業保険申請件数が5か月ぶりの低水準となったことからFRBの金融引き締め長期化との見方から円売りドル買いが進み円安、金曜日はアメリカで発表された消費者物価指数が市場予想を上回り、インフレ高止まりとの見方からFRBの強い金融引き締め姿勢が維持されるとの懸念高まり米長期金利が上昇し円安推移して週の取引を終えました

9月上旬まで非常にボラティリティの高い状態が続いていたドル円相場ですが、 日銀の為替介入をきっかけにその値動きは落ち着いたものへと変化しています

イギリス政府の金融緩和的な政策によりイギリス債券利回りが急変動、ポンドに関しても大きな変動が見られましたが、この間もドル円相場に関しては比較的安定的な値動きが続いています

仮にですが日銀が為替介入を行わなかった場合、ドル円相場はさらにボラタイルな状態が続いていたかもしれません

そう考えると今回の為替介入のタイミングは、非常に的確だったのではと考えられるかもしれません

これから1週間の主なイベントですが、 気になるポイントは3箇所です

3日(月)	日7-9月期日銀短観
		米9月ISM製造業景況指数
4日(火)	豪準備銀行政策金利発表
5日(水)	NZ準備銀行政策金利発表
		米9月ADP雇用統計
		米9月ISM非製造業景況指数
6日(木)	米前週分新規失業保険申請件数・継続受給者数
7日(金)	米9月全米雇用統計

週内に米連銀総裁の発言予定あり

1か所目は月曜日に日本で発表される日銀短観とアメリカで発表される9月ISM 製造業景況指数です

日銀短観で発表される内容は市場予想では堅調な見通しで、これは円高要因となる可能性があります

一方で同日に発表されるISM製造業景況指数は市場予想では少し悪化見通しではありますが、好不況の分かれ目となる50を上回る予定で、こちらは円安要因になる可能性があります

どちらも市場予想通りに結果が出る場合は、1日の値動きとしてはニュートラルな形になるのではと考えています

水曜日にアメリカで発表される9月ADP雇用統計は改善見通し、市場予想通りの内容が発表された場合は米長期金利の上昇を伴う円安推移が起こる可能性があります

最後に週末金曜日にアメリカで発表される9月全米雇用統計ですが、非農業部門雇用者数変化が悪化見通しです

こちらは米長期金利の下押し圧力となり、円高要因となる可能性があります

ただ全米雇用統計に関しては、ここまで毎週発表されている失業保険関連の指標は労働市場が堅調な状態を示していますので、市場予想より強い内容が出てこないかどうかにはかなり注意しておいた方が良いと思います

上ブレした場合はFRBの金融引き締め強化が意識され米長期金利が上昇、ドル円相場には円安バイアスがかかると考えています

市場予想通りの結果であれば、週前半はニュートラルで週半ばに円安推移、週末にかけて円高方向へと振れなおすのではといった感じです

また水曜日から米地区連銀総裁の発言が連続して予定されていて、それをきっかけに米長期金利の上昇が起こる可能性がありますので、その際には更なる円安推移が起こらないかどうかには注意が必要だと思います

少なくとも地区連銀総裁の発言でハト派の内容が出てくるとは考えにくいですので、ご注意いただければと思います

また現在は落ち着いていますが、イギリス政府の金融緩和的な減税政策はイギリス国債の利回り上昇要因となっていて、これが再燃した場合には米長期金利も上昇してしまう可能性がありますので、注意しておいた方が良いと思います

チャートのテクニカルでは、9月7日の高値で付けた145円周辺に頭を押さえられるように横ばい推移、方向感がつかみにくい状況となっています

下からはボリンジャーバンド中央線が上昇中で、相場を下支えするように推移しています

エンベロープ中央線も上昇中で、こちらもそろそろ日足と接触してきそうです

この二つの中央線が日足に接近した場合、下値支持となる可能性がある点には注意が必要だと考えています

逆に相場の転換が起こるとすれば、この二つの中央線を下抜けたタイミングで円高方向へ触れる可能性はあります

今後この二つの中央線は、相場の方向感が転換したかどうかの見極めに使えるのではと考えています

現在のところはあくまで下支えとして機能するのみだと考えています

インジケーターではADXは26台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは63台を横ばい推移、高値圏ではありますが方向感がわかりにくい状態が続いています

RSIの状況から考えると、本来であれば円高方向への調整をもうしばらく行ってもおかしくない状態だと考えられます

MACDはMACDシグナルの下を下落推移継続中でMACDシグナルとの乖離幅はあまり変化がない状態が続いています

MACDからは相場の方向感が掴みにくい状態が続いていると考えられます

インジケーター全体からは今後の相場の方向感が掴みにくい状況が続いています

チャート形状からは相場が底堅い状況が続くと考えられますが、一方でインジケーターの状況から考えると相場を下支えすると考えられる二つの中央線を下抜けた場合、そこから方向感を持った円高方向への調整が起こる可能性があります

ですが外部環境を考えると今後もアメリカの長期金利は上昇傾向が続くことが想定され、その場合ドル円相場の値動きは円安方向へのバイアスがかかり続ける状態が続くと考えられます

一方で強い円安推移が一方的に起こった場合、日本政府からの為替介入が再度行われる可能性が高まり、その際には再度強い円高推移が発生する可能性があります

この動きを警戒することでここから強い円安推移が発生することも難しいのではと考えています

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、方向感が出にくい状態でどちらかと言うと円安推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は146円00銭の上抜けです

この値動きが起こった場合に注意したいのが、次の為替介入です

これは先週の予想時と同じ内容です

ドル円相場に一方的な値動きが発生した場合日本政府からの為替介入が再度行われる可能性があります

現在のところ非常に大きな金額での為替介入が行われていると発表されていますが、その原資となるドルがどこから調達されているのかに関しては不明です

そのため日本政府に後どの程度の為替介入余地が残されているのか不明なので何とも言えないところなのですが、急激な円安推移に対しては再度同程度の為替介入が行われる危険性に関しては考慮するべきだと思います

そのため特に注意したいのは、146円00銭の急激な上抜けです

この場合には特に日本政府の為替介入にご注意ください

下落方向は142円00銭の下抜けです

現在の相場環境を考慮すると、そこまで強い円高推移が起こる可能性はかなり低いと考えられます

イギリス政府の金融緩和姿勢によってイギリスの長期金利は上昇傾向にありますし、これを抑えられるのは10月14日までだろうと考えられます

BOEが債権買い入れの期間を延長した場合は更に長い間債券利回りを低下させ続けることはできるかもしれませんが、それはそれで別の問題が発生するはずです

イギリス国内のインフレも非常に高い状態が続いており、これを放置しておくのは危険なはずです

そのためBOEの債券買い入れに関しても、継続的に行うことは難しいはずです

そのような状況下で強い円高推移が起こると考えられるのは、世界経済のリセッション懸念から株式市場がクラッシュした場合だと考えられます

さすがにそこまで酷い状況が起こるとは今のところ想定していませんが、米長期金利の下落を伴う急激な円高推移が発生した場合には、そこからリスク回避の円高が一方的に進み続ける可能性がある点には注意が必要だと考えています

今のところ株式市場には非常に危険な値動きが見られますが、債券市場とドル円相場に関してはまだそこまでの兆候は見られない状態です

あとがき

株式相場に関して

アメリカではFRBが積極的な金融引き締め政策を取る中で、インフレの高止まりが改善されない状況が続いています

労働市場に悪影響があったとしてもFRBは金融引き締めの強化を進める見通しで、その決意も非常に強いものだと考えられます

その中でイギリスでは経済対策として政府が減税を行うという方針をとっており、本来であればBOEはここまで買い入れていた債権の売却を行うはずでしたが、緊急の国債買い入れを行わなければならなくなってしまいました

これは今までのイギリスの金融引き締めに逆行する動きです

これに対してIMFも非常に危機感を持っている状態ですが、だからといってイギリス政府が方針を転換するとも考えられません

相場展開としては既にリセッションに入っているような値動きをしているのですが、ここから問題になるのはそれがどこで下げ止まるかです

チャート分析やインジケーターからでは直近の反発タイミングを見極めることが非常に難しい状況となっていますが、ファンダメンタルズの面から考えるとさらに最悪の状態です

この状況で上昇方向へと相場が転換すると考えることは難しいでしょう

それでもいつかは底値をつけるタイミングは訪れるとは思いますが、それがこれから一週間とはとても思えない状況です

ドル円相場に関して

9月30日に日本で発表された外国為替平衡操作の実施状況から、今回の為替介入には2兆8,382億円の資金が使われた模様です

これは円買い介入としては、1998年4月10日の2兆 6,201億円を超える規模で、これにより外貨準備高も2カ月連続で減少する見込みです

8月末の外貨準備高では、外国中銀及び国際決済銀行BISへの預金は約1355億ドルとなっていて、現在の為替レートで換算すると約19兆円の預金額となります

ただ今回の為替介入に使われた資金が預金から行ったのか、それとも米国債を売却して行なったのか、その内容に関しては今のところ不明です

前月末の外貨準備高に関しては5営業日後の公表が恒例となっていますので、今回の為替介入の結果が反映されるのは9月末の残高で、発表予定日は10月7日となる見通しです

今回日銀は非常に大きな額での為替介入を行ったことは判明しましたが、その際にどのようにしてドルを確保したのかに関しては、外貨準備高の発表を待たなければ分からないといった状態です

外貨準備高の内容を確認することで、今回の為替介入によって米長期金利に上昇圧力を加えてしまわなかったかどうか確認したいところです

9月末になって新たに加わったリスクとして、イギリス政府の金融緩和的な政策があります

主に減税を打ち出したものなのですが、これは現在イギリス中央銀行BOEが行なっている金融引締めに逆行する形のものとなってしまいました

これにより金融市場が混乱に陥り債券価格が下落することで金利は上昇、 コモディティ価格も全面安となるショック状態となってしまいました

これを受けBOEは緊急でイギリス国債を購入、本来であれば10月からこれまで購入していた国債の売却を行うはずでしたが延期となりました

今後BOEは残存20年超の国債を最大50億ポンド買い入れる入札を10月14日まで毎日行うこととなりました

この間に関しては金融市場がある程度落ち着きを取り戻す可能性はありますが、本来であれば10月からBOEは債券の売却を行う予定でしたので、状況としては予定と全く反対のことを行っている状態になっています

しかもその後には金融引き締めを行う為に、債権の売却を行わなければならないはずです

イギリスの政権が変わったことにより金融政策にも大きな変化が起こってしまったわけですが、この影響をどれだけ為替市場が織り込んでいるのかまだ不透明なところがあります

特に長期国債の利回りの変動に関しては今後非常に不安定な状況が続く可能性が高く、これはドル円相場にとっても不安要素となると考えられます

ただこの問題に関しては解決する目処が立っておらず、どのような着地点を見るのか今のところ先行きは全く見通せない状況です

ここまでは現在のところはっきりしているリスクだと考えられます

もう一つ追加でリスクのお話をさせていただきたいのですが、現在アメリカで発表されている企業の業績見通しでは、ドル高が非常にネガティブな方向に働いています

ここまでのところアメリカ国内でのインフレを抑えるためにドル高は容認されているという考え方が主流でしたが、ここに来てドル独歩高が問題であると考える可能性が出てきてしまいました

これ以上ドルの推移に不安定な状況が続く場合、アメリカがドル高に対する介入を行う可能性もあるかもしれない点には注意が必要かもしれません

ですがこれに関しては今のところはっきりとしたリスクというわけではなく、もしかしたら起こるかもしれない程度に考えていただければと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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