株式はダウントレンドへ、為替は介入で不安定な値動きへ

週間株為替予想

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】株式市場にダウントレンドの発生の危険性【週間株価指数予想】
短期的な底値をうかがうアメリカ市場に対して、日本市場にはここまでの円安推移という下支えが無くなっています。日本政府の為替介入がついに行われ、米長期金利の上昇があってもドル円相場はしばらくの間、軟調な値動きとなりそうです。確かに反発しそうな雰...
【ドル円相場の予想】上昇する米長期金利による円安バイアスと日本政府と日銀による為替介入【週間ドル円予想】
レートチェックという口先介入が効果を発揮していたところから、黒田日銀総裁の記者会見での金融緩和長期化発言を受け上昇を開始したドル円に、日本政府は為替介入を実施しました。今回の介入は日本の単独介入とみられ、短期的には効果はあったものの、今後も...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は27,800ドルから31,000ドルです

予想値幅下限は2020年8月中旬にもみ合った価格帯を、上限は9月6日の安値の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想します

2020年ごろのニューヨークダウのチャート

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日はFRBの金融引き締め長期化懸念で米長期金利が上昇し下落も、短期的なリバウンド狙いの買いやFOMC前の買戻しで上昇、火曜日はFRBの金融引き締めを折り込む形で米長期金利が上昇、11年ぶりの高値水準となり、FOMCを翌日に控えていることもあり売りが出て下落、水曜日はFOMCで0.75%の政策金利引き上げが発表され、今後も利上げが続く見通しに景気への悪影響が警戒され下落、木曜日はFRBや欧州の大幅利上げが世界景気冷やすとの警戒感から下落も押し目買い入る場面もあり一旦はプラス転換しましたが引けにかけ再度売られ小幅下落、金曜日はFRBの急速な利上げによる景気後退懸念に米長期金利の12年半ぶりの高水準への上昇も重荷となり下落して週の取引を終えました

金曜日は引けにかけ買戻しも入り、日足としては長い下髭を出しました

これから1週間の主なイベントですが、市場がどの発表に大きな反応をするのかに注目しています

27日(火)	パウエルFRB議長発言
		8月耐久財受注
		7月ケース・シラー住宅価格指数
		9月消費者信頼感指数
		9月リッチモンド連銀製造業指数
		8月新築住宅販売件数
28日(水)	MBA住宅ローン申請指数
		8月卸売在庫
		8月住宅販売保留指数
29日(木)	4-6月期四半期GCP・確定値
		前週分新規失業保険申請件数
		前週分失業保険継続受給者数
30日(金)	8月個人所得
		8月個人消費支出
		9月シカゴ購買部協会景気指数
		9月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

今まではFRBの金融引き締めの姿勢が変化するかに重点が置かれていたと考えています

例えばですが、消費者物価指数で市場予想を上回る数値が出てきた際にはFRBの強い金融引き締めを意識して相場は下落しましたが、以前までであれば弱い経済指標の発表にはFRBのタカ派姿勢の軟化が期待され上昇するような動きが見られた場面もありました

9月のFOMCではFRBは強い金融引き締めの姿勢を示しましたので、今後もタカ派姿勢が軟化するとは考えにくく、どちらかというとFRBの金融引き締めの強さに対して経済がどこまで耐えられるかが焦点に変わる可能性がありそうだなと警戒しています

このことから火曜日の8月新築住宅販売件数、木曜日の4-6月期四半期GDP、金曜日の8月個人消費支出の内容が出てきたところで、相場がどのような反応をするのかに注目しています

この3つの経済指標の発表内容は市場予想でもそこまで悪化するという見通しでは無く、材料としてはニュートラルになるはずなのですが、仮に悪化が見られた場合に株式相場が下落するのかそれとも上昇するのか、その値動きに注目しています

予想としては悪化した場合はそのまま悪材料として織り込まれ、株式市場は下落するだろうと考えています

これらは過去の経済状況を発表するものですので株式市場へのインパクトはそこまで大きくないだろうと考えていますので、その分大きな反応があった場合にはなぜそれが起こったのかが大切になるだろうと言った感じです

今回のFRBの強いタカ派姿勢を受けて先々の見通しという意味で気になるのが、火曜日の9月消費者信頼感指数と9月リッチモンド連銀製造業指数、金曜日の9月シカゴ購買部協会景気指数です

消費者信頼感指数では現在の景気と雇用情勢、そして6か月後の景気・雇用情勢・家計所得見通しのアンケート調査の結果が発表されます

GDPより速報性の高い景気動向の先行指標で、ここが悪化し始めると危険です

リッチモンド連銀製造業指数はバージニアやノースカロライナの製造業の景況感指数でアメリカのGDPの9%に影響を与えるものです

またシカゴ購買部協会景気指数は10月に発表されるISM製造業景気指数の先行指標となりますので、内容が悪化しないかには注意が必要です

今のところ市場予想では消費者信頼感指数は改善、リッチモンド連銀製造業指数は不明、シカゴ購買部協会景気指数は少し悪化見通しですが強弱の分かれ目である50は大きく上回る51.9あたりになる予定です

そのため株式市場へ大きな影響を与えるものでは無いと考えていますが、市場予想の内容から乖離した場合には注意が必要だと思います

週内のイベントに関しては景気動向が変化する可能性を示唆する結果が出てくるかもしれないものに注意しつつ、仮に市場予想から下ブレした場合にFRBのタカ派姿勢軟化を折り込み上昇するのか、それとも景気後退を折り込み下落するのか、ここを注意深く見守りたいと考えています

チャートのテクニカルでは、金曜日の下落は日中のボラティリティが高い状態で下髭を出す下落を見せています

年初来安値6月17日の安値も割り込み、かなり強い下落が発生しています

まず現在のニューヨークダウの水準から下には長期の単純移動平均線は存在しませんので、それが下値支持になることはありません

次に今年の最安値を下回ったことから、今までの安値を下値支持のラインとして考えることもできません

他方で下値目処として機能するエンベロープ下限の下抜けをし始めていて、これはニューヨークダウの底値が近いと判断する材料となります

それ以外のアプローチで考えられるのは、ここまでの下落推移を参考に次の底値を推測する方法だと思います

8月16日の高値から9月6日の安値までの下落幅は3,233ドル、下落率は9.43%となっています

この下落が9月12日の高値から発生したと仮定した場合、底値は29,271ドルから29,438ドル周辺になります

そのため可能性としては、金曜日の下落は29,252ドルまで下げ幅を拡大していますので、一旦下落が終了する可能性はあります

その場合を考えると反発する可能性としては、9月6日の終値まで値幅は約1,500ドル、上昇率は約5%の戻りを試す可能性はあるかもしれないと考えています

一方でここから下の水準には29,200ドルを下回った場合、2020年11月9日にギャップアップした窓があり、下抜けを起こした場合は一気に28,400ドルまで下げ幅を拡大する可能性があります

この場合は窓埋めの下落は強くなる可能性が考えられるため、下値目処としてはそのさらに下の取引がもみ合った価格を目処に設定しています

現在の下落がパニック的な売りでありそろそろあく抜けするような相場感であれば月曜日から反発する可能性も考えられますが、相場が景気後退を強く折り込みに行く場面であれば、まだまだ下落相場は続くと考えるべきだと思います

ただテクニカルで考えるのであれば、ここから反発するのかそれとも下落を継続するのかを判断するのは難しい局面だと考えています

月曜日の値動きを確認することで、一旦の反発かそれとも下落継続かの判断ができるのではと考えています

インジケーターではADXは22台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

MACDは下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を徐々に拡大し始めています

現在は下落トレンド相場と判断できると思いますので、ここからはMACDがMACDシグナルの上抜けをするまで、相場の方向感が転換したと判断するのは難しい環境になると考えています

仕掛けるタイミングとしてはMACDシグナルの上抜けを起こす前にエントリーしなければならないのですが、エントリー後にMACDのMACDシグナル上抜けが起こらない場合は早々に撤退する必要があるだろうと考えています

また今のところMACDに下落が止まる兆候は無い状態です

RSIは30台を下落推移、そろそろ下値目処の30の下抜けを起こしてきそうです

ニューヨークダウは概ねRSIが30のラインを下回ると、一旦の下値を付ける傾向があります

現在はトレンド相場であることからRSIのシグナルの信頼度はレンジ相場時に比べると低下すると考えていますが、RSIが30を下抜けて反発を見せた場合、多くの場合は短期的な底値を付けた可能性が高いと判断していいタイミングになると考えています

そのためもうそろそろニューヨークダウの下落はいったん止まる可能性が高いと判断しています

例外があるとするとコロナショックのようなパニック売りの場面がありますが、今回の下落はそこまでパニック的な売りでは無いと判断していますので、今回もRSIの30下抜け後の反発時に一旦の底値形成をするという値動きはあるだろうと予想しています

ただ気を付けておきたいのは、現在はあくまで下落トレンド相場であるという点です

RSIを目処とした反発は短期的なもので、相場の転換点を示すものではない点に注意しなければならないとも考えています

6月のFOMCでのドットチャートの分布から、FRBの利上げ姿勢は2023年までは強い状態を維持するものと考えられる中で、実際には経済の落ち込みによって早い段階で利下げに転じるのではとの見通しがありました

6月FOMCのドットチャート

9月のFOMCで発表されたドットチャートではFRBの利上げ見通しは直近の2年間は0.875%引き上げられてはいます

9月FOMCのドットチャート

2025年の見通しまで範囲が広がることで急激な利下げが行われる可能性が低いというネガティブな材料はあったものの、今回の利上げ見通しの上方修正は市場予想の範囲内ではあったと考えています

そのためアメリカ市場はFOMC通過後にいったん下落しますが再上昇をしたものと考えています

ですがその後にあったパウエルFRB議長の会見の内容は、雇用情勢の悪化があったとしても強い金融引き締めを行わなければならないという、ジャクソンホール会議の時と同じように非常にタカ派の発言となりました

これによって景気停滞によって早期の利下げが行われる可能性が遠のいたことで再度下落したのだろうと推測しています

そのため9月FOMCで発表された2023年は4.625%、そして2024年は3.750%とされた政策金利は多少の景気低迷があっても維持される可能性が高まっています

今後はFRBのタカ派姿勢の軟化期待では無く、これだけの金利上昇があっても強い景気悪化が起こらず持ちこたえることができるのか、果たしてソフトランディングが可能であるのかどうかが、株式市場が今後判断しなければならないポイントになるのではと考えています

テクニカル的には短期的な反発タイミングが近いとは考えられますが、そのきっかけがはっきりと確認できているわけではありませんので、予想としては下落推移を継続すると考え、変化が起こったところで短期的な反発が起こっていると判断をした方が良いだろうと考えています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は31,000ドルの上抜けです

反発が起こり想定以上の強い値動きが起こった場合、相場が再度楽観的な値動きに移行する可能性が出てきます

この場合まずはここまでの下落との半値基準まで戻せるかが勝負になると思います

金曜日の安値を下限と考え8月16日を高値との半値基準は概ね31,800ドル周辺、丁度6月28日の高値付近ですが、この辺りを上抜けられるかが勝負になるのではと言った感じです

31,000ドルの上抜けが予想外に起こった場合、次の勝負は31,800ドル、そこも上抜けると本格的に強い相場が戻るかもしれません

ただ予想としてはこの値動きに移行するのはかなり難しいと思います

下落方向は27,800ドルの強い下抜けです

パニックに近い売りが発生している状況かと思いますが、この場合は一気に26,000ドルまで下落幅を広げる可能性があるだろうと考えています

2020年10月や同年7月の安値を付けた水準ですが、ここまでは一気に下げてくるかもしれません

ただここからのニューヨークダウはかなり弱い値動きに移行していく可能性があり、ここは長い期間で見ると通過点である可能性があります

そのため急激な下落であるため注意は必要ですが、特に想定外の驚く値動きだとは考えていません

ここから上昇する値動きが起こる可能性に比べると、ずっと高確率で起こりかねない値動きだと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は10,200ポイントから11,400ポイントです

予想値幅下限は2020年7月に底値を形成した価格を、上限は9月6日の安値の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想します

2020年ごろのナスダックのチャート

ここ1週間のナスダックの値動きですが、月曜日はFRBの金融引き締め長期化懸念で米長期金利が上昇し下落も短期的なリバウンド狙いの買いやFOMC前の買い戻しで上昇、火曜日はFRBの金融引き締め折り込む形で米長期金利が上昇し下落、水曜日はFOMCで0.75%の政策金利引き上げが発表され、今後も利上げが続く見通しに景気悪化懸念が警戒され下落、木曜日はFRBや欧州の大幅利上げが世界景気冷やすとの警戒感から売られ、押し目買いが入る場面もありましたが米長期金利がさらに上昇しハイテク株への売りが加速して下落、金曜日はFRBの急速な金利引き上げによる景気後退懸念と米長期金利の12年半ぶりの上昇を材料に下落して週の取引を終えました

ナスダックに関しても金曜日の値動きは引けにかけて買戻しが入る展開となっていて、ここまでの強い下落に対する買戻しとも考えられる動きが見られました

これから1週間の主なイベントですが、FOMC通過後の米長期金利の上昇は激しく、ハイテク銘柄には強い下押し圧力となっています

27日(火)	パウエルFRB議長発言
		8月耐久財受注
		7月ケース・シラー住宅価格指数
		9月消費者信頼感指数
		9月リッチモンド連銀製造業指数
		8月新築住宅販売件数
28日(水)	MBA住宅ローン申請指数
		8月卸売在庫
		8月住宅販売保留指数
29日(木)	4-6月期四半期GCP・確定値
		前週分新規失業保険申請件数
		前週分失業保険継続受給者数
30日(金)	8月個人所得
		8月個人消費支出
		9月シカゴ購買部協会景気指数
		9月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

ニューヨークダウのところでお話ししたように、今後の景気見通しがどのように変化して、それに対して相場がどう変化するのかを確認するのは大切なのですが、ナスダックにとってはもっとダイレクトに金利動向に影響が出る可能性がある火曜日のパウエルFRB議長の発言に注意したいと考えています

今の所でもかなり強い金利上昇が起こっていますが、これがもう1段強まる可能性も否定できず、その際にはナスダックにはさらに強い下押し圧力が発生する可能性があると考えています

米10年債利回りのチャート

チャートのテクニカルでは、週末の3営業日は窓を開ける形でギャップダウンしていて、かなり強い下落が発生しています

短期的な下値目処となるエンベロープ下限の下抜けを見せていて、これはそろそろナスダックの下落が止まる可能性が高まっている状態だと考えらえる材料になりそうです

ナスダックに関しても下値目処となる長期の単純移動平均線は、金曜日の終値より上の水準にありますので、下値支持とはなりません

ニューヨークダウ同様に高値からの下落を参考に下値を考えてみると、8月16日の高値から9月6日の安値までの下落幅は約1,700ポイント、下落率で12.97%となっています

9月12日の高値から同様の下落が発生したと仮定した場合、下値目処は10,500ポイントから10,700ポイントの間になります

ここはちょうど6月16日の安値水準とも重なる価格帯となっていますので、恐らくナスダックはこの辺りでいったん下落を止めるのではと考えられます

インジケーターではADXは22台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ナスダックのインジケーター

MACDは下落推移を継続中で、MACDシグナルとの乖離幅を拡大し始めています

今のところMACDに底打ちを示すシグナルは無く、MACDのMACDシグナル上抜けが発生するまで現在の下落トレンド相場は継続すると考えた方が良いだろうと考えています

RSIは32台を下落推移、すでに安値圏に達しています

強い下落を伴う場合でも、30を下抜ければその付近で一旦の底値を付けることが多いと思いますので、そろそろ底値に達してもおかしくない水準と考えられると思います

価格帯から考えてもそろそろいったんは売られ過ぎの水準になり、自律反発狙いの買戻しが入ってもおかしくない水準に達していると考えられます

一方でインジケーターの状態から考えると、ナスダックもニューヨークダウ同様に強い下落トレンドへと入っていることがうかがえます

仮に短期的な買戻しが入る場面があっても、それが相場の転換点であると見極めるためには、MACDのMACDシグナル上抜けの確認が必要な場面だろうと考えていますので、上昇相場にうまく乗れた場合でも、短期の利食いで対応するべき場面だろうと考えています

ただ底値を付けたと判断できる材料は今のところはなく、反発タイミングはすぐそこである可能性はあるものの、予想としてはまだ下落推移を継続すると考えて対応、変化があったところでエントリーするべきだろうと考えています

またテクニカル的に考えると6月16日の安値を下値目処として設定しても良かったのかもしれませんが、下落時はボラティリティが高まることが多くありますので、下値目処は少し広めに設定しておきたいと思います

以上のことからこれから1週間のナスダックは、下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は11,400ポイントの上抜けです

予想より強い反発が発生している状態で、更に上値を試してくる可能性が高まる値動きだと考えられます

8月16日の高値から金曜日の安値までを高安として考えた場合、半値基準は12,000ポイント周辺になります

この周辺には更に上、12,300ポイント周辺に6月2日と9月12日の戻り高値があり、ここまでは上昇を見せてくる可能性が高いと考えていいと思います

予想外の上昇方向への値動きが出てきた場合、恐らくこの12,300ポイント周辺がナスダックの値動きが強いものへと移行できるかの分岐点になると思います

予想外に強い値動きが出て11,400ポイントを上抜けた場合、そのまま12,000ポイントは上抜ける値動きを見せる可能性がある点には注意が必要だと思います

下落方向は10,200ポイントの下抜けです

ここから下の水準に関しても、ナスダックには随所に下値支持となりそうなポイントがあります

2020年3月の安値からの上昇局面では、非常に堅調に上下を繰り返しつつ上値を追う推移を見せていましたので、かなり細かく下値支持になるポイントが存在します

例えば10,200ポイントの下抜けが起こっても、その下には10,000・9,700から9,800・9,400・9,000と、下げ止まりが起こってもおかしくない節目が点在しています

そのため下値目処が無くあたふたする場面ではありません

ただ10,500ポイントを下抜ける推移はナスダックがほぼ完璧に調整相場へと入ったと判断できる分岐点だと思いますし、10,200ポイントの下抜けまで起こせは、その確認はほぼ終了したと言って良いと思います

今後のナスダックの値動きに対してかなりネガティブな見通しをはっきりと持たないといけない分岐点として、注意ポイントとして設定したいと思います

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は25,500円から27,300円です

予想値幅下限は6月20日の安値の価格を、上限は6月20日の安値と8月17日の高値の半値基準の価格を目処に設定、下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日は敬老の日で休場、火曜日は短期的な戻りを期待した買いで上昇も、FOMCを控え上値重く上げ幅縮小し小幅上昇、水曜日はFOMCの結果発表を控えリスク回避の売り優勢で下落、木曜日はFOMCでのFRBのタカ派姿勢を受け下落も、円安が株価を下支えし買戻し入り下げ幅縮小し下落、金曜日は秋分の日で休場となり週の取引を終えました

週内の立ち合いが3営業日しかない中でアメリカのFOMCという大きな材料を消化しなければならないという非常にかじ取りが難しい1週間となりました

また株式市場が終了した後ですが、日本政府・日銀によるドル円相場への為替介入も行われ、木曜日に円安を材料として買戻しが入ったことを考慮すると、今後の相場展開にはドル円相場が円安方向への推移をできないのはネガティブな材料になってしまう可能性があるのではと懸念しています

これから1週間の主なイベントですが、まず気になるのが水曜日に予定されている日銀金融政策決定会合議事要旨の内容です

27日(火)	8月企業サービス価格指数
28日(水)	日銀金融政策決定会合議事要旨
29日(木)	前々週・前週分対外対内証券売買件数等の状況
30日(金)	8月失業率
		8月有効求人倍率
		8月鉱工業生産・速報値
		外国為替平衡操作の実施状況

28日(水)	権利付き最終売買日

今のところ強い金融緩和姿勢の維持が確認できるものと考えていますので恐らく材料視されないだろうと楽観視しているのですが、ここで金融政策の転換に関わるような内容が確認できた場合は、為替相場にも円高方向へのバイアスがかかり日本株には下押し圧力となります

ただ日銀金融政策決定会合の後の黒田日銀総裁の会見では、金融緩和は今後数か月という単位では無く、2・3年であるという発言もありましたので、恐らく材料になるような内容は出てこないだろうと考えています

最も気になっているのが金曜日の外国為替平衡操作の実施状況です

普段であれば全く材料視されないイベントなのですが、今回に関しては明確に日本政府と日銀による為替介入が行なわれていますので、どの程度の規模の介入だったのかに注目しています

8月時点での日本の外貨準備が約1兆2,920億ドル、そのほとんどが証券となっていて、これはアメリカ国債と考えていいと思います

財務省の外貨準備等の状況

額にすると約1兆0,367億ドルと、外貨準備の多くの割合を占めています

この話はライブ配信の時に、韓国も現在為替介入を行っていますが、やはり米国債を売却することでドルを用意し自国通貨を購入している模様だとマックガレージさんにご指摘いただいて調べたことで知りました

情報提供に感謝です、ありがとうございます

日本に関しても預金として持っているドルの額は5億5,000万ドル程度でそこまで潤沢とは言えません

今回の為替介入で日本でも同じように証券の売却を行う事でドルを調達している場合、その反動で米長期金利は上昇する可能性があります

そうなると為替介入で円安推移を抑えることはできたとしても、米長期金利の上昇で円安バイアスが強くなってしまうという現象が起こってしまう可能性があります

また以前の1997年から1998年の介入実績から考えると外貨準備の10%、今でいうと1,100億ドル程度が介入の目処になると考えられますので、今回の為替介入の規模がどの程度か確認することで、後どの程度の余裕があるのかも確認できるかと思います

ただこの金額に関してはあくまで以前の実績に基づいての予想ですので、大きく上回るもしくは下回る可能性もある点には注意が必要だと考えていますので、あくまで目安として考えた方が良いと思います

日本株への影響を考えるうえでは、短期的には円高になりやすく株式市場へは下押し圧力へ、長期的に考えると円安推移を押しとどめることはできなくなるという見通しでいいのではと考えています

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは週を通して大きく強弱入り混じる取引をしていましたが、CALLで大きく取引があったのが27,500円の売り建玉で、この動きで建玉残もマイナスに傾きました

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

同様に28,000円での売りも大きくこちらも建玉残のマイナスが3,000を超え大きくなっています

PUTでは27,000円の売り建玉が大きくなっていますが、建玉残で見るとまだ買い建玉が残っています

PUTの売り建玉残が大きく残っている27,500円では少し売りを解消したような動きはあったもののまだまだ売りが1,000以上残っている状態です

損益分岐点は全体的にマイナスですが上昇するほど損失が大きくなるポジションを維持しています

CALLの売り建玉と建玉残の変化から考えても下目線と判断しています

JPモルガンはCALLの取引が活発で特に28,250円の売り建玉が多くなっています

一気に建玉残がマイナスに傾き、今回の取引分がほぼ全てマイナス方向へと積み増されています

一方で28,000円の価格帯では買い建玉が多くなっていて、建玉残も買い残が多く残っています

全体的なCALLの建玉残は、28,000・28,500円では買い建玉残が多く、28,250円では売り建玉残が多い状態です

建玉残のポジションとしては全体的に利益が出る状態で、下落するほど利益幅が拡大します

今までは損益の形が上昇でも利益拡大するようになっていましたが、現在は28,250円にCALLの売り建玉残を増加させたことで、そこから上昇しても横ばいするような形に変化しています

そのためJPモルガンも下目線を継続していると判断しています

オプション全体の取引では週を通してCALL優勢でした

これは非常に意外な動きだったのですが、オプション全体の方向感としては上目線である可能性があります

特に木曜日にはCALL27,500円の取引が活発でした

ここはABNアムロが大きくCALLの売りを入れた価格でした

PUTに関しては水曜日までは27,500円、そして特に27,000円に取引が集中する傾向がありましたが、木曜日には取引が分散してしまっています

水曜日までは27,000円あたりを下値目処にしていたいのですが、それが週末には崩れてしまったのではと言った印象があります

週内のプットコールレシオはCALL優勢でしたが、累計枚数で考えると未だにPUT優勢で売り目線である点には注意が必要だと思います

週内に関しては底打ちして上方向へ動く可能性を模索していた可能性があるのではと考えています

225mini先物では、オプションでは下目線とお話ししたABNアムロは10月限と12月限の建玉残は減少傾向ですが、11月限に関しては強く買いに回っています

225mini先物の建玉

そのため225mini先物に関しては上目線である印象がありますので、トータルではニュートラルなのかなと判断しています

一方でJPモルガンは12月限の建玉残を売りに回っていて下目線、オプションでも下目線でしたのでトータルでも下目線であると判断しています

ABNアムロのオプションと225miniが反対方向というのは通常の取引という印象がありますので、JPモルガンの弱気姿勢の方が印象的です

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、こちらでもグローバルマクロのJPモルガンは両先物で売りに回っています

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

これは非常に珍しいのですが、JPモルガンは明らかに今後の見通しを弱気に傾けていると判断した方が良いと思います

グローバルマクロのシティは先週に引き続きどちらかというと強気ですが、もう1つのグローバルマクロのゴールドマンは弱気に転じていると判断しています

CTAの2社に関してはちょっと判断が難しい所です

クレディスイスは弱気の可能性がありますが、モルガンは強気の可能性があります

ただグローバルマクロの3社に比べるとそこまではっきりした動きでは無いと考えています

グローバルマクロのゴールドマンとJPモルガン、特にJPモルガンにははっきりとした下方向と思われる動きが見られてきましたので、他の証券会社がこれに追従してくるのかを注意深く見ていきたいと考えています

少なくともグローバルマクロの証券会社に関しては下目線が強くなっていると考えていて、これは相場にとってはネガティブな材料だと判断しています

チャートのテクニカルでは、水曜日の下落では75・100・200日単純移動平均線が密集している価格帯まで下落、テクニカル的にはここで下落が止まっても良い水準だったのですが、木曜日の下落で窓を開けて下抜けてしまいました

これによって日経平均の今後の値動きは、かなりネガティブな見通しに修正しなければならないと考えています

木曜日の時点で1月5日の高値と3月9日の安値の半値基準まで下落していますが、ここも下支えにはならないと考えた方が良いと思います

一方的に下落が続き週末にエンベロープ下限に接触する値動きを想定した場合、26,200円を割り込む水準まで下落することが予想できると思います

そのため節目で考えた場合、6月20日の安値25,500円周辺か、今年の最安値24,680円周辺までの下落を覚悟した方が良いだろうと考えています

また月曜日からはボリンジャーバンド下限を押し広げるバンドウォークの状態で続落すると考えられますので、これも今後の相場見通しにはかなりネガティブな材料になると思います

インジケーターではADXは16台を上昇推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは38台を下落推移、下値目処となる30の下抜けまではもう少し距離がある状態です

MACDは強弱の分かれ目である0を下回る水準で下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

今のところ下げ止まる兆候はありません

インジケーターに関してこれから注意したいのが、下落トレンドの発生が起こるかどうかです

ADXは16台とまだ20を下回っているものの、明確に上昇を開始し始めています

このまま日経平均の下落推移が継続した場合、ADXは上昇を継続、下落トレンド相場へと突入することになります

そうなってしまうと、トレンド転換のシグナルであるMACDのMACDシグナル上抜けが起こるまで、ダウントレンドが続いてしまう危険性があります

既にアメリカ株はその状態に入っていますので、この点には注意が必要だと思います

テクニカル的に考えると、様々な下値支持を下抜けてしまったことで、後は今までの下落で止まった価格帯が下値支持になるかどうかに焦点が移ってしまいました

インジケーターではレンジ相場であれば底値が近い可能性があるものの、アメリカ株の推移の弱さを考えると、日経平均も下落トレンド相場へと入ってしまう可能性が高まっている状態だと考えています

またここまでは日経平均を下支えする材料となっていたドル円相場の円安傾向の推移は、日本政府と日銀による為替介入によって押さえつけられています

そのため今後の日本市場の下落への円安という支援は望めないでしょう

これらを加味して考えると、今後の日経平均の推移は、今年1月からの下落相場より厳しい展開が訪れる可能性も高まっており、かなり慎重にトレードに臨む必要があるのではと警戒しています

以上のことからこれから1週間の日経平均は、下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は27,000円の強い上抜けです

今までも27,000円を下抜けて反発する局面がある場合、27,000円は節目として意識されてきました

この27,000円を上抜けることができるほどの強い値動きが現れた場合、再度28,000円の上抜けを試す展開が出てくる可能性が高いだろうと考えています

上昇方向の注意ポイントの値動きが出てくる可能性はかなり低いだろうとは考えていますが、仮に予想外に強い値動きが発生、27,000円の上抜けが達成された場合は、更に1,000円の上昇余地があるかもしれない点に注意したいと思います

予想値幅上限は27,300円まで余裕をもって設定していますが、27,000円の強い上抜けが見られた場合には、予想外に強い上昇が起こる可能性を考慮した方が良いだろうと思います

下落方向は25,500円の下抜けです

6月20日の安値を下抜けた場合、次の下値目処は3月9日の年初来安値24,680円周辺まで切り下がってしまいます

ここまでで収まればいいのですが、さらに下抜けを起こしてしまった場合、次の下値目処は23,500円周辺まで一気に切り下がる可能性が高まります

25,500円の下抜けが起こるとそこからかなり弱気な相場展開が起こると考えられますので、気を付けた方が良いポイントになると思います

またこの値動き自体は、中長期で考えると今後起こる可能性が高まっているとも考えていますので、ちょっと注意しておいた方が良いと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円高、予想値幅140円00銭から146円00銭です

予想値幅下限は9月22日の安値の価格を、上限は9月22日の高値の価格を目処に設定、方向感が出にくい状態でどちらかというと円高推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はFRBの金融引き締め長期化観測から米長期金利が上昇、円売りドル買い優勢となり円安、火曜日はFOMCを控えFRBのタカ派姿勢が改めて示されるとの警戒感から米長期金利が上昇し円安、水曜日はFOMCで0.75%の利上げと政策金利見通しの上方修正を受けドル買いで円安、木曜日は日本政府・日銀が22日に為替介入を実施、5円程度円高に振れたものの米長期金利の上昇からその後は横ばい推移し円高、金曜日は世界の中央銀行の金融引き締めでの景気後退県が高まる中、イギリスが大規模な減税策と国債の増発計画を打ち出し、財政悪化やインフレ懸念から債券安と株安が進みイギリスポンドが売られドル高に、この流れが対円にも波及し円安推移して週の取引を終えました

日米の金融政策の違いからドル円相場には継続的に円安方向へのバイアスがかかり続けていますが、日本政府がついに為替介入を実行しました

介入前のレートチェックで円安推移を押さえつけていましたが、黒田日銀総裁の金融緩和維持発言を受けドル円相場は一気に直近高値を上回る水準まで上昇、ここで為替介入が行われたと言った流れになりました

これから1週間の主なイベントですが、まず気を付けたいのが月曜日と水曜日にあるラガルドECB総裁の発言です

26日(月)	欧ラガルドECB総裁発言
27日(火)	米パウエルFRB議長発言
		米8月耐久財受注
		米9月消費者信頼感指数
		米8月新築住宅販売件数
28日(水)	日銀金融政策決定会合議事要旨
		欧ラガルドECB総裁発言
		米MBA住宅ローン申請指数
		米8月卸売在庫
		米8月住宅販売保留指数
29日(木)	米前週分新規失業保険申請件数
		米前週分失業保険継続受給者数
30日(金)	日外国為替平衡操作の実施状況
		米8月個人所得
		米8月個人消費支出

ここでユーロドル相場に値動きがあった場合、ドル円相場もユーロに引っ張られる形で値動きが起こる可能性があるので一応注意した方が良いだろうと考えています

同じ中央銀行絡みでは、火曜日のパウエルFRB議長の発言では日本の為替介入に対して言及が無いかちょっと注意したいと考えています

パウエルFRB議長の金融政策に対する姿勢自体はタカ派であることに変化は無いと考えていますので、恐らく金融引き締めに関しての材料で為替が急激な変動をすることは無いだろうと見込んでいます

ただイベントとしては円安バイアスがかかりやすくなる内容の物だろうと思っています

これ以外にもアメリカの経済状況の確認も重要ではあります

週内に注目される経済指標の発表は多く、週前半では9月消費者信頼感指数が市場予想通りの堅調な数字が出てくるのかに注目しています

全体的に共通して警戒しているのは経済指標の内容が弱くなった場合、アメリカのリセッション懸念が高まり米長期金利の上昇が止まることで、ドル相場には多少円高バイアスがかかるかもしれません

ただこれに関しては、円安バイアスが止まる程度かもしれないとも思っていますので、そこまでの影響は無いのではとちょっと油断しています

週内で最も注目しているイベントは金曜日に日本で発表される外国為替平衡操作の実施状況の内容です

ここでドル円相場に対してどのような為替介入を行ったのかその概要が確認できると思います

そのため内容をしっかり確認する必要があるだろうと考えています

為替介入がない限り全く材料視されないイベントですが、日本政府と日銀による為替介入が行なわれていますので、介入の規模やその他に何か情報が得られないか注目しています

日経平均の予想内容でもお話ししましたが、ドル円でも再度お話ししたいと思います

日本の外貨準備は8月時点で約1兆2,920億ドルとなっています

財務省の外貨準備等の状況

そのほとんどは証券となっていて、これはアメリカ国債と考えていいと思います

その額は約1兆0,367億ドルと、日本が保有する外貨準備の多くの割合を占めています

ライブ配信を行っている際にマックガレージさんから教えていただいたのですが、韓国が為替介入を行う際に米国債を売却して資金調達をしているとのことでしたが、日本が為替介入を行う際にも同様の手法を用いるようです

マックガレージさんには本当に感謝です

日本に関しても預金として持っているドルの額は5億5,000万ドル程度でそこまで潤沢とは言えません

今回の為替介入では日本も韓国と同じように証券の売却で得たドルを使用して円を買っている場合、その反動で米長期金利は上昇する可能性があります

そうなると為替介入で円安推移を抑えることはできたとしても、米長期金利の上昇で円安バイアスが強くなってしまうという現象が起こってしまう可能性があります

ただ私が調べた範囲では、米債券を金融市場に売却するとはなっていますが、それがどのような形で行われるのかはっきりと調べることができなかったことは付け加えておきたいと思います

また以前介入を行った1997年から1998年の介入実績から考えると、使用した資金量は外貨準備の10%、今でいうと1,100億ドル程度が介入の目処になると考えられますので、今回の為替介入の規模がどの程度か確認することで、後どの程度の余裕があるのかも確認できるかと思います

この金額に関してはあくまで以前の実績に基づいての予想ですので、大きく上回るもしくは下回る可能性もある点には注意が必要だと考えていますので、あくまで目安として考えた方が良いと思います

これらのことから考えられるのは、円安推移への為替介入の場合は日本がどれだけドルを用意できるのかが問題点としてあり、更に外貨準備の多くを占める米国債を売却することで米債券利回りが上昇し日本円に対しては再度円安バイアスがかかってしまうという問題点があるという事です

そのため為替介入は一時的に大きな効果があるかもしれませんが、FRBか日銀の金融政策の変更が行われない限り、どこかの時点で止めることが難しくなる可能性があるという点には注意した方が良いだろうと考えています

その限界点を見極めるという意味でも金曜日の外国為替平衡操作の実施状況の確認は大事なイベントになると考えています

そして想定していた外国債の売却によって資金をねん出したのか、それともそれ以外に用意されていた資金があったのか、そのあたりに関しても確認が必要だと思います

チャートのテクニカルでは、木曜日の上昇は明らかに円安方向へと再度動き始めるタイミングで、このまま148円を目指す可能性が高まりました

日本政府のこのタイミングでの介入は正解だったと考えていいと思います

ここからさらに上昇すると次は148円の攻防になり、そこからさらに円安水準を目指すことになる可能性がありました

押し下げられたドル円相場は一旦エンベロープ下限接触手前まで一気に下落、金曜日は強い値動きが戻り上昇を見せていますが、エンベロープ内の値動きにおさまっていて、ボリンジャーバンド中央線に頭を押さえられる形となっています

為替介入という大きな材料があることによる強制的な値動きのためどこまで通常のテクニカルに当てはめて判断していいのか悩ましい所ではありますが、通常であればエンベロープ上限を割り込んでエンベロープ中央線に達した日足は、そこからさらに下落してエンベロープ下限へタッチ、そこから再反発することになります

これを木曜日の1営業でこなしてしまったと考えるのであれば、ここから再度円安推移が発生すると考えた方が良いと考えられます

そのため値動きとしては円安方向へと動きやすいのではと考えています

インジケーターではADXは32台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

MACDはMACDシグナルを下抜け下落推移を継続、ここまでの強い上昇トレンドからの転換点が訪れている状態です

RSIは56台を下落推移、現在はまだ少し過熱感がありますので、下落余地が残っている状態だと考えられます

ここから再度エンベロープ中央線までは調整しても良いのではと言った感じです

日本政府の為替介入と言うイレギュラーがあったことで、ドル円相場の値動きは非常に大きなボラティリティを伴ったものとなってしまいました

日中の値動きから考えると一旦安値を試したように解釈することもできますし、インジケーターの推移を考えるとここからまだもう少し円高方向へ調整してもおかしくないという、2つの方向感を示す内容に板挟みとなっている状態です

ここで問題となるのが、為替介入が行われる前までの値動きはエンベロープ上限を下支えにする形で上昇する中、MACDはMACDシグナルと交差するように上昇し始めていたはずだという点です

為替介入が無ければ円安方向へのトレンドが再度発生する場面に入り、ここから148円を目指す展開になることが予想できたと思います

ですが現実には為替介入が行われ今の形となっています

この辺りを材料としてどう考慮するべきか非常に悩ましい所なのですが、今回の予想では為替介入が今後も行われる可能性とそれによる円高方向へのバイアスがかかっているという事を考慮して予想をすることとしました

値幅に関してはかなり大きくなってしまいましたが、今後もボラティリティが高い状態が続くことを考慮しておくべきだろうと思います

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、方向感が出にくい状態でどちらかというと円高推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は146円00銭の上抜けです

この値動きが起こった場合に注意したいのが、次の為替介入です

為替介入を行うにしても、その回数には限りがあるはずです

恐らくですが今回の様に、かなり強い値動きが発生する可能性があると判断したポイントで行ってくるだろうと考えられます

そのため直近高値の上抜けを強い勢いでしようとした際には、恐らく為替介入が行われます

これから1週間で考えると、146円00銭の上抜けが起こるような値動きが、これに該当すると思います

そのため146円00銭の上抜けが起こった際に、強い値動きを伴う上昇である場合は、為替介入による急激な円高推移に備えた方が良いと思います

下落方向は140円00銭の下抜けです

この値動きが為替介入によって起こった場合、早い段階で上昇して値を戻すだろうと思います

気を付けたいのは市場環境が変わって円高推移が発生した場合です

具体的にはこれから発表されるアメリカでの経済指標の内容に弱いものが見られる中で、FRBのタカ派姿勢には一切変化が見られない場合、米長期債が買われることで米長期利回りが低下、ドル円相場には円高方向へのバイアスがかかる可能性があります

このパターンで円高推移が発生した場合、これまでの投機的な円安推移を巻き戻すように強い円高推移が発生する可能性がありますので、その点に注意したいと思います

あとがき

株式市場に関して

アメリカ市場の下落が止まりません

インジケーターからは短期的な戻りがそろそろ起こる可能性を示唆する兆候は見られるものの、はっきりとしたシグナルの発生は未だありません

FRBのタカ派姿勢に転換があるとは考えられず、今後も強い金融引き締めは継続してしまうものと考えられます

そう考えると長期的な株式市場の値動きは、弱いものへと移行していくと考えた方が妥当だろうと考えています

アメリカで発表された9月の消費者物価指数を見るまで、中長期の予想では年末にかけて上昇する展開が見られるのではと、楽観的な見通しを持っていました

消費者物価指数の下落に巻き込まれ、この相場展開はまずいと実感したのですが、それを9月のFOMCで再確認させられてしまいました

ここからはFRBのタカ派姿勢の軟化を期待した上昇は起こりにくく、景気悪化を示す経済指標の内容に下落することで反応するタイミングへと移行しているのではと考えています

これを確認するためにも、今後アメリカで発表される経済指標の強弱に対して、株式市場の反応がどうなるのかは非常に大切な判断材料となるだろうと考えています

日本市場にとってはアメリカ市場の下落に対して進むドル円相場の円安が下支えになる面があったものの、短期的には日本政府による為替介入によってドル円相場は上値を抑えられています

この間は日本市場への下落圧力は、為替の円安推移というクッションが無い状態になりますので、今までよりも下落方向への影響が強くなると考えられます

いつまでも為替介入ができるとは思えませんが、しばらくの間はこの点は考慮して取引に臨むべきだろうと考えています

ここまでの楽観的な考えを危ないダウントレンドがアメリカ市場に見られる以上、今後の見通しをあまり楽観視しすぎるのは危ないだろうなと、自戒の念を込めてお話しさせていただきました

ドル円市場に関して

予想をする際に非常に難しいのが、日本政府の為替介入が材料としてあることです

ドル円相場の値動きは基本的に円安方向への推移を基調としたものだと考えているのですが、どのタイミングで強制的に円高方向へ修正されるか予測できません

外国為替平衡操作の実施状況を確認して見ないと全容が全くわからず、どの程度の期間為替介入を継続するのかの見通しも立ちません

今のところ為替介入が日本の単独介入であるという事は情報として入ってきていますが、何をどの程度やりたいのか全くわかりません

今のところわかっていることは、アメリカで9月のFOMCを通過したことで、6月時点のドットチャートでは、政策金利の利上げ幅見通しは、今年末には3.375%、2023年には3.750%、2024年には3.375%となり、その後引き下げ傾向になるとされていて、場合によっては景気悪化の際に速めに利下げが行われるのではないかと考えられていたところから、9月のFOMCでは0.875%の引き上げが行われる形で2023年には4.250%、2023年には4.625%を目処に利上げが必要、2024年には3.750%まで利下げが行われるものの2025年以降もあまり利下げがされないという事が確認されました

6月FOMCのドットチャート
9月FOMCのドットチャート

9月のFOMCで発表されたドットチャートの内容は市場予想から大きく乖離するものでは無く、そこまでネガティブな材料では無かったのですが、その後に行われたパウエルFRB議長の定例記者会見の内容が問題でした

ここでは雇用環境の悪化があっても、現在のインフレをしっかりと抑え込まなければならないと、ジャクソンホール会議の際と同様の非常にタカ派色の強い発言が行われました

この発表によって米2年債利回りは政策金利を折り込む形で4.2%台まで上昇、10年債利回りも一時3.8%を超える上昇を見せています

2023年の利上げ見通しを考えると米10年債利回りにもまだ上昇余地がある可能性は残っていますので、上昇が続く間はドル円相場には円安バイアスが引き続きかかり続けると考えるべきだろうと思います

円安方向への推移が止まる可能性があるとすると、アメリカ経済のリセッション懸念が高まることで米長期債が買われ米長期債利回りが低下、ドル円相場へかかっていた円安バイアスが低下することで今までの投機的な円安方向への取引が収まるとともに、日本政府の為替介入が効果を発揮して円高方向へと推移できた場合です

この条件をクリアするためには、早い段階でアメリカ経済がリセッションに入り、なおかつそれが日銀の外貨準備が大きく減る前に起こることが必要だと思います

今のところ米10年債利回りは頂点を付けるような値動きを見せていますが、これが反落の合図なのかはわかりません

米10年債利回りのチャート

これからのドル円相場の値動きを予想するには、アメリカ経済の強弱感と米長期債利回りの動向、そして日銀の外貨準備の変化がどうなっていくのか、この辺りを慎重に見極めなければならないだろうと考えています

また今回の日本政府の為替介入は少なくともECBは関係していない模様で、恐らく単独介入などのではと報道されています

単独介入であると仮定すると、設定した上値でそれ以上円安推移が起こらないように押さえつけ続けることは難しいと思います

そのため介入タイミングは急激な上昇に合わせるように入れてくると考えられます

ここからは強めの円安推移が発生したら、それに乗っていくというより日本政府の介入に警戒した方が良いかもしれません

今回の黒田日銀総裁の発言後の円安推移のような値動きがそれにあたると考えていますので、今後もこのようなイベントに合わせたような上昇には特に注意した方が良いと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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