アメリカ市場はFOMC、日本市場とドル円相場は更に日銀でのチェックが必要

週間株為替予想

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ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想を毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】FOMCを前にチェックする必要がある事柄に関して【週間株価指数予想】
今回のFOMCでの利上げ幅は、市場予想では75bpの見通しとなっています。見通し通りの利上げ幅であればそれ自体は材料視されない可能性がありますが、同時に発表されるドットチャートで今後の利上げ見通しがどうなっているのか、年内及び2023年度の...
【ドル円相場の予想】FOMCとその後に控える日銀の動きへの注意点に関して【週間ドル円予想】
これから迎えるFOMCでどのような利上げ幅が発表されるのか、市場予想では75bpが大勢を占めていますが、この通りに結果が出てくるのかがまず大事でしょう。ただその後にはドットチャートが示されることで、2022年と2023年の利上げ見通しが概ね...

ニューヨークダウの週初からの振り返りと週末までの予想

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

今週のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は29,000ドルから31,300ドルに設定しました

予想値幅下限は2020年11月12日の終値の価格を、上限は水曜と木曜の高値の少し上の価格を目処に設定、週を通して下落推移を続ける展開を予想しました

特にFOMC通過後の強い下落には要注意だと考えています

週末までのニューヨークダウの予想は週初の内容を継続します

月曜日はFRBの金融引き締め長期化懸念で米長期金利が上昇し下落も、短期的なリバウンド狙いの買いやFOMC前の買戻しで上昇、火曜日はFRBの金融引き締めを折り込む形で米長期金利がさらに上昇し11年ぶりの高値水準に、翌日にFOMCを控えていることもあり売られて下落しました

米10年債利回りのチャート

8月の頭から始まった米長期金利の上昇は一方的で、高値がどこになるのか見通しが難しい状況となっています

これから先の週内のイベントですが、やはり注目されるのはFOMCの結果です

19日(月)	9月NAHB住宅市場指数
20日(火)	8月住宅着工件数
		8月建築許可件数
21日(水)	8月中古住宅販売件数
		FOMC政策金利発表
		パウエルFRB議長定例記者会見
22日(木)	4-6月期四半期経常収支
		8月景気先行指標総合指数
23日(金)	9月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数

20日に開始されたFOMCですが、日本時間22日の朝3時に政策金利が発表され、その30分後にはパウエルFRB議長の定例記者会見が予定されています

注目したいのは決定される利上げ幅と今後の利上げ見通し、そして金融引き締め全体に関しての概要です

利上げ幅に関しては市場予想で最も高いのは75bpですので、この数字であれば市場予想通りとなり市場に大きなインパクトは無いだろうと考えています

次に問題になるのが今回のFOMCで発表されるドットチャートです

この内容によって、今後の政策金利の見通しがある程度できますので、今後のFRBの利上げ見通しの強弱感をここで判断できるかと思います

ドットチャートは四半期ごとに発表されますので、前回は6月に見通しが示されたわけですが、その際には2022年の政策金利の中央値は3.5%、仮に9月のFOMCで75bpの利上げが行われた場合政策金利は3%となりますので11月と12月は25bpの利上げ幅となるはずでした

恐らくここに関しては、さらに強い利上げ見通しが示されるのではと警戒しています

最後に来るのがパウエルFRB議長の定例記者会見です

ここで今後の利上げ見通しや金融引き締めに関して更に踏み込んだ発言が出てくると考えられますので要注意だと思っています

チャートのテクニカルでは金曜日に窓を開ける形で下落しますが下髭の陰線となり底堅い値動きを、月曜日には窓埋めをするように強い上昇を見せていました

この時点でここから強い反発が起こる可能性も期待できたのですが、火曜日に安値を更新する形で下落してしまいます

ただ終値はそこまで切り下がっておらず、FOMCを前にしても底堅い値動きを継続している印象があります

終値としては5月20日の安値あたりとなっていますが、今後の下値目処になりそうなのは現在の水準から7月14日の安値や6月17日の安値付近までではと言った感じです

下落速度としてはエンベロープやボリンジャーバンドの下限に絡むほどの強いものでは無く、ここまでの下落に比べると幾分マイルドなものに変化している印象はありますので、そろそろ底値が近づいている可能性も感じられます

ただ控えているイベントがイベントだけに、下値の見通しに関しては大きめに29,000ドルまでとっておいた方が良いだろうと考えています

インジケーターではADXは21台を気持ち上昇推移、現在の所は相場の方向感が失われている状態だと判断していますが、トレンド相場へと切り替わる直前まで来ている印象です

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは35台を下落推移、もう少しで安値水準の30に接触するところまで来ています

RSIの推移に関しては月曜日の時点では、日足が安値更新をする中でRSIの安値が切りあがるコンバージェンスが見られましたが、火曜日の下落で崩れてしまいました

MACDは下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

一旦はMACDオシレーターが反転して底値を付けるかもしれない値動きを見せていましたが、火曜日の再下落で再度マイナス方向へ増加を始めてしまいました

FOMCを通過後に反転できるのであれば底値のシグナルが発生しそうな環境ではありますが、逆に強い下落が発生してしまうと下落トレンド相場へと切り替わってしまいかねない状態です

FOMCでどの程度の利上げ幅が発表されるかも大事ですが、それと共に今後の金融引き締めがどのような内容になるのかも注目です

ここ最近の株式市場の上昇は、来年以降の金融引き締めの軟化を見込んでいたところがあり、これが覆されてしまった場合は強い下押し圧力が一旦発生することが考えられます

経済指標の内容に強いリセッションを警戒させるものは今のところまだはっきりとは現れてはいないと考えてはいますが、金融引き締めの長期化が意識された場合は今後の景気見通しを示す経済指標に強い景気後退のシグナルが出てこないか注意しなければならなくなり、相場に楽観的な見通しが出てくるまでは下落が続いてしまう可能性もあります

逆に今回のFOMCで今後の利上げに対して楽観的な見通しが出てくるのであれば、来年以降の経済のソフトランディング期待から株式市場は上昇するかもしれません

どちらにしてもFOMCの内容を確認して見ないと、相場がどちらに動くかはわからないというのが正直なところです

今晩の結果を粛々と待ちたいと思います

ナスダックの週初からの振り返りと週末までの予想

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

今週のナスダックの予想は下落、予想値幅は10,500ポイントから11,800ポイントに設定しました

予想値幅下限は6月16日の安値の価格を、上限は木曜日の高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移する展開を予想しました

特にFOMCからの急落には要注意で、その傾向はニューヨークダウよりナスダックの方が強くなる可能性があります

週末までのナスダックの予想は週初の内容を継続します

月曜日はFRBの金融引き締め長期化懸念で下落も短期的なリバウンド狙う買いが入り上昇、火曜日は米長期金利が上昇を継続していることと翌日にFOMCを控えていることから下落しました

米長期金利の強烈な上昇に伴い下落幅を広げることの多いナスダックですが、火曜日に関してはナスダックの下落率はニューヨークダウよりも低く、非常に底堅い値動きを見せています

これから先の週内のイベントに関しては、ニューヨークダウと同じです

19日(月)	9月NAHB住宅市場指数
20日(火)	8月住宅着工件数
		8月建築許可件数
21日(水)	8月中古住宅販売件数
		FOMC政策金利発表
		パウエルFRB議長定例記者会見
22日(木)	4-6月期四半期経常収支
		8月景気先行指標総合指数
23日(金)	9月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数

FOMCにはとにかく注意してください

ただここ数日のナスダックの値動きを見ていると、ちょっと楽観的に考えたくなりそうです

チャートのテクニカルでは、金曜日に窓開けの形で下落していますが、月曜日には強い上昇を見せています

ただ窓自体は微妙に埋められていない状態ではあります

2営業日連続の陽線となり、火曜日も上昇した場合は短期的な底値形成をした可能性が高まるのではとの期待感がありましたが、残念ながら火曜日は下落する形となってしまいました

現在の所エンベロープ下限に接触をする形で下落を継続していて、反転タイミングとしても少し強めに下抜けしたところになる可能性がありそうですので、もう1段の強い下落が発生する可能性はあるかもしれません

FOMC通過後に底値形成すると仮定した場合、価格帯としては5月の安値付近まで接近していますので、ここ辺りから6月16日の安値の範囲あたりで底値を形成するのではと考えられます

ここから強い下落を継続するのか、それとも反発を見せてくれるのか、すべてはFOMCにゆだねられていると言った感じです

インジケーターではADXは21台を少し上昇しながら横ばい気味に推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは40台を横ばい推移、RSIシグナルの下を方向感なく推移しています

ニューヨークダウ同様に月曜日の取引が終わった時点では、日足が下値を更新する中RSIが下値を切り上げるコンバージェンスが確認できていましたが、火曜日の下落でその形が崩れてしまっています

MACDは下落推移を継続、月曜日にMACDシグナルとの乖離幅を縮小することでMACDオシレーターの反転が確認できたのですが、再度乖離幅を拡大し始めてしまいました

ADXの再上昇が起こり始めていて、ここからトレンド相場が発生する可能性が出始めています

方向としては下落トレンドとなりますので、FOMC通過後に強い上昇方向への値動きが発生してくれるといいのですが、下落方向へ動き始めると株価推移の見通しはちょっと厳しいかもしれません

やはりFOMCを通過後にどのような値動きをするのかによって、今後の株価推移の予想は大きく変化してしまいそうです

チャート形状だけで考えるとここで反発が起こっても良さそうなものですが、インジケーターでは反発が期待されたRSIのコンバージェンスは崩れてしまっています

ナスダックに関してもFOMCの通過後の株価推移を確認しないと、何とも言えない微妙な位置取りとなっていると言った感じです

日経平均の週初からの振り返りと週末までの予想

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

今週の日経平均の予想は下落、予想値幅は25,500円から28,000円に設定しました

予想値幅下限は6月20日の安値の価格を、上限は7月下旬から8月上旬にかけてもみ合った際の高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想しました

ただ月曜日と金曜日が休場となっていますので、FOMCで急落があり更にアメリカ株が下落を継続する場合、週内ではその下落幅を折り込めない可能性がある点には注意が必要だと考えています

週末までの日経平均の予想は週初の内容を継続します

月曜日は敬老の日で休場、火曜日は短期的な戻り売りを期待した買いで上昇も、FOMCを控え上値は重く上げ幅を縮小して取引を終えました

日本市場が休場の間に下落幅を取り戻したアメリカ株の流れを受けて強い値動きを見せた火曜日でしたが、28,000円手前まで上昇したところで上値が重くなり下押されてしまいました

21日の夜にはFOMCの結果が発表されるという事もあって、さすがに買いが続かなかったと言った感じです

ただ今のところドル円相場への為替介入も無く、米10年債利回りの上昇傾向に比べるとドル円相場も横ばい気味に推移していて、日経平均に対して為替の影響はニュートラルな状態となっています

これから先の週内のイベントですが、日本市場で注目なのは22日に予定されている日銀金融政策決定会合政策金利発表と黒田日銀総裁の定例記者会見だと考えています

19日(月)	休場(敬老の日)
20日(火)	8月全国消費者物価指数
22日(木)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		黒田日銀総裁定例記者会見
23日(金)	休場(秋分の日)

今のところドル円相場は様子見ムードで横ばい気味に推移していますが、この2つのイベント通過後には思惑で大きな値動きが起こる可能性がありますし、その値動きが円安方向であった場合は為替介入が行われる可能性が高まると考えています

FRBの金融引き締め強化姿勢から米長期金利は持続的な上昇推移を見せていますので、本来であればドル円相場も更に円安推移を継続してもおかしくない環境のはずです

その上昇力を今のところレートチェックという口先介入で抑え込んでいるわけですが、この均衡が崩れて仕掛けが行われるとすると、日本のイベントで考えられるのは木曜日が有力だと思います

そして23日の金曜日は秋分の日で休場となりますので、その点もお気を付けください

ただ最も重要だと考えられるイベントは、やはり21日水曜日の夜にあるFOMCとパウエルFRB議長の定例記者会見だと思います

先ほど申し上げたドル円相場の仕掛け的な値動きが発生し始める可能性があるもう1つのイベントがこちらです

また利上げ幅がどうなるのか、そしてバイデン大統領の発言であったように本当に物価上昇は頭打ち傾向になっているのか、パウエルFRB議長の見解に関しての発言があると思いますので、ここから株式市場の値動きが激しくならないかには要注意だと思います

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロはCALLの売り建玉が多いことが特徴的です

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

特に28,000円の売り建玉残は多く、10月限に関してはこの辺りが上値目処となっている可能性がありそうです

一方でPUTでは27,000円あたりに買い建玉を増加させていますので、下値目処はこの辺りかも知れません

ただ27,000円の動きに関してはまだ建玉残がそこまで多くありませんので、もう少し動向を見守りたいところです

建玉残の損益は全体的にマイナスで、上昇するほど損失が広がるポジションを維持しています

JPモルガンはCALLの取引が中心となっていて、28,000円の買いと28,250円の売りが多くなっています

建玉残の損益は全体的にプラスで、27,750円あたりを中心に上下どちらでも利益が出るポジションですが、上昇した方が利益は大きくなりやすい状態です

このことからJPモルガンのポジションは強気である印象があります

オプション全体の取引では火曜日はCALL優勢、28,000・28,250円の2か所での建玉が多くなっています

PUTに関しては27,500・27,000円の2か所での建玉が多く、27,500円を下抜けた場合の次の下値目処は27,000円周辺になるのかもしれません

ただ10月限のプットコールレシオはPUT優勢ですので、火曜日こそCALL優勢ではありましたが全体的には未だにPUT優勢で下目線と言った感じです

225mini先物では、ABNアムロは10月限では売り建玉を、12月限では買い建玉を多くしています

225mini先物の建玉

プラスマイナスで考えると上目線ではありますが、短期的には弱気なのかもしれません

JPモルガンは12月限でマイナス建玉の取引を多くしていて、こちらは長期でも下目線と言った印象です

オプションの状態を加味すると、ABNアムロは下目線、JPモルガンはニュートラルも、今後限月が切り替わった際の取引を見てみないと判断が難しく、今のところ225miniの状態から考えると弱気の可能性があると言った感じです

225ラージとTOPIX先物では、CTAのクレディスイスとグローバルマクロのJPモルガンがちょっと弱気、グローバルマクロのシティがちょっと強気と言った感じですが、この辺りはまだ1営業日の推移しか見ていませんので、週末までの取引の推移を見てから判断をしていきたいと思います

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

ただ下目線になるかもしれないという点にはちょっと注意した方が良いかもしれません

チャートのテクニカルでは、火曜日の上昇は強かったのですが終わってみれば陰線となっていて、ボリンジャーバンドやエンベロープの中央線にも達することはできませんでした

ただ連続した下落をしなかったことは相場にとってはポジティブだったと思います

水曜日の値動きが強くなった場合、予想値幅上限の28,000円を少し上抜ける可能性はありますが、やはり上値目処はこの辺りでいいだろうと言った感じです

下値目処としていた25,500円に関しては予想値幅の設定としては変更していませんが、週内でのここまでの下落はFOMCでよほどのイレギュラーが無い限り起こらないと考えてもいいかもしれません

強い下落が起こったとしても週内の2営業であれば、エンベロープ下限への接触が良い所だと思います

価格帯でいうと、26,400円あたりです

この範囲内での下落でも4%以上の下落率となりますので、ここまで覚悟しておけば大丈夫だと思います

ただFOMC後に予想通りの下落相場が現れた場合は、最終的には25,500円周辺までの下落が起こる可能性は考慮しておくべきだと考えています

インジケーターではADXは15台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは45台を上昇推移、方向感がつかみにくい水準での値動きを行っています

RSIシグナルより下に位置していますし、そこまで強い値動きではないのですが、だからと言ってRSIから相場が弱気かどうかを判断することは難しい状況です

MACDは下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しながら強弱の分かれ目の0を下抜けて推移しています

相場観としては弱気と言った印象ですが、今のところ短期的な反発目処のシグナルも特に出ていないため、もう少しの期間は下げてもおかしくなさそうと言った感じです

インジケーターからは強い方向感を持った相場展開では無く、ある程度の値幅で上下するレンジ相場であると判断できるかと思いますが、現在の水準は割安でも割高でもなく、方向感がつかみにくい状況です

FOMCを前に相場の方向感がつかみにくい状態となっていますが、先物には今後の相場が弱くなってしまうという見通しを持っているのではと警戒したくなる動きも見られています

アメリカ市場に比べると日経平均の推移はレンジ相場の中で上下する形となりそうな見通しのですので、下値を更新していくような強い下落には発展しないのかもしれません

ただドル円相場のここまでの円安推移が一旦止まっていますし、日銀の為替介入というリスクもあり、相場の環境が明日にはどうなっているのか予想しきれない状況です

ここからは値動きの値幅への警戒感だけでは無く、相場の方向感の大きな転換が起こらないかにも注意が必要だと考え、かなり警戒感を高めている状態です

ドル円相場の週初からの振り返りと週末までの予想

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

今週のドル円相場の予想は横ばい、予想値幅は140円50銭から145円00銭に設定しました

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、週を通して方向感なく限られた値幅で上下する展開を予想しました

ただこの予想には日銀が為替介入した場合を想定してはいません

日銀が為替介入を行った場合には急激な円高推移が発生すると考えられますので、その点にはご注意ください

週末までのドル円相場の予想は週初の内容を継続します

月曜日はFRBの金融引き締め長期化観測から米長期金利が上昇し円売りドル買いが優勢となり円安、火曜日はFRBの金融引き締めを折り込む形で米長期金利が引き続き上昇し11年ぶりの高値を更新、円売りドル買いも続き円安推移しました

米10年債利回りのチャート
米10年債利回りのチャート

方向としては円安推移を継続しているものの、米長期金利の上昇と比較すると値動きは非常に緩やかで、日銀のレートチェックが行われた影響が強く出ているものと考えられます

これから先の週内のイベントですが、やはり気を付けたいのは今晩予定されているFOMCだと考えています

20日(火)	日8月全国消費者物価指数
		豪準備銀行金融政策会合議事要旨公表
		米8月住宅着工件数
		加8月消費者物価指数
21日(水)	米8月中古住宅販売件数
		米FOMC政策金利発表
		米パウエルFRB議長定例記者会見
22日(木)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		黒田日銀総裁定例記者会見
		イングランド銀行金利発表
		英中銀金融政策委員会議事要旨
		米4-6月期四半期経常収支
		米8月景気先行指標総合指数

日本時間22日の朝3時に政策金利が発表され、その30分後にはパウエルFRB議長の定例記者会見が予定されていますが、注目したいのはFOMCで決定される利上げ幅と今後の利上げ見通し、そして金融引き締め全体に関しての概要です

利上げ幅に関しては市場予想で最も確率が高いのは75bpです

市場予想通りの利上げ幅となった場合でも、米長期金利の上昇は継続する可能性がありますので注意が必要です

米長期金利の今後の上昇がどのような形で続いていくのか、予想する上で大事になってくると考えられるのが今回のFOMCで発表されるドットチャートです

この内容によって、政策金利の今後の見通しがある程度できますので、FRBの利上げ見通しの強弱感をここで判断できるかと思います

ドットチャートは四半期ごとに発表され、前回は6月に見通しが示されたわけですが、その際には2022年の政策金利の中央値は3.5%、仮に9月のFOMCで75bpの利上げが行われた場合政策金利は3%となりますので11月と12月は25bpの利上げ幅となるはずでした

ただこれに関してはパウエルFRB議長が強い金融引き締めの姿勢を示すことで更に引き上げられていると考えられます

既に米10年債利回りは3.6%に1度タッチする水準まで上昇していますので、ここをどの程度上回るのかが勝負になるかもしれません

またパウエルFRB議長の定例記者会見も油断できず、ドットチャートに関してや今後の金融引き締めに関して更に踏み込んだ発言が出てくると考えられますので要注意だと思っています

チャートのテクニカルでは、米長期金利の上昇と歩調を合わせる形で強い上昇を見せることの多いドル円相場ですが、現在はエンベロープ上限を下支えにするように緩やかな上昇推移を見せています

個人的には米長期金利の上昇に比べると、横ばい気味の推移と考えてもいいのではと思えるような値動きです

エンベロープ上限を下抜けると、そのままエンベロープ中央線まで調整に入ることが多いのですが、現在の所エンベロープ上限を割り込むのかどうか微妙なところです

テクニカル的には非常に落ち着いた値動きをしているように感じられますが、正直なところこれは嵐の前の静けさの可能性があります

FOMC通過後に急激な円安推移が起こる可能性はまだ残されていて、テクニカル的にはここからエンベロープ上限を上方向に離れた場合、一気に直近高値の上抜けを見せてくる可能性があります

ただ難しいのはテクニカル的にはそうなのですが、ここで日銀の為替介入が行われないかどうかです

ここはテクニカルだけではちょっと判断が難しい局面だと思いますので、注意しておきたいポイントだと思います

インジケーターではADXは33台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

MACDはシグナルとちょうど重なる水準まで下落、ここで上昇トレンドが終わるかどうかの分岐点に差し掛かっています

ここまで緩やかに接触してしまうとこのまま再上昇するのか、それとも上昇トレンド相場が終わるのか判断が難しいタイミングです

FOMCの通過を控えて本当に絶妙な値動きをしていると言った感じです

FOMC通過後に円安推移を継続するのであればMACDが再上昇することで上昇トレンド相場の継続を、下落が発生した場合はここまでの強い上昇トレンド相場が一旦終了することになるかと思います

ただここでも問題になるのはやはり日銀の為替介入になりそうです

RSIは65台を上昇推移、過熱感が高まっている状態ですが、現在はトレンド相場だと判断していますのでシグナルとしての信頼度は低い状態です

米長期金利の上昇を考えるとドル円相場には円安方向のバイアスがかかり続けているものと判断できると思いますし、テクニカル的にもここから再上昇が起こることは自然なタイミングとなっていると考えられます

外部からの強制的な円高方向への修正が起こらないのであれば今の環境は円安方向への推移が起こることが自然だと判断できる状況で、上昇トレンド相場の継続も十分にあり得ると考えられます

ですが日銀の為替介入リスクがあるため、安易に円安方向への推移が継続すると考えるべきではないだろうと判断しています

あとがき

株式市場に関して

アメリカ市場では一旦は反発するのではと期待される値動きがあったものの、火曜日の再下落でちょっと軟調に変化してしまいました

日本市場は今のところ強い下落に発展するようなテクニカルな状態では無く、底堅い印象すらあります

ただFOMCをきっかけにどう変化するかは不透明です

FOMC通過後にアメリカの株式市場で強い上昇がみられるのであれば、米長期金利は低下しドル円相場には円高要因へ、そして日本市場の上昇はアメリカ市場ほどではなくなってしまうかもしれません

その代わり日銀の為替介入リスクは低下する可能性もあり、この辺りは今後の日経平均の推移を予想する上ではポジティブです

逆にFOMCを通過後に下落してしまった場合、米長期金利はさらに上昇しているでしょうし、ドル円相場には円安バイアスがかかっているものと考えられます

これ自体はアメリカ市場に比べ日経平均の下落を押しとどめる効果がありますが、一方で日銀の為替介入リスクが上昇するものと考えられます

実際に為替介入が行われると日本市場にとっては下押し圧力となる可能性がありますので、これまでの堅調な値動きとは違った相場の展開が現れる可能性もあり警戒が必要だと思います

全てに共通しているのはFOMC後に相場がどうなるかです

この重要なイベントを控え予想も取引も難しい環境ではありますが、とにかく無事にこのビックイベントを通過できるように今は祈るのみです

ドル円相場に関して

FOMCを通過後に株式市場では方向感が出てくるものと考えられます

ですがドル円相場に関しては、FOMC通過後に更に日銀がどう動くかも大切になってきます

レートチェックという最終段階の口先介入が口先だけで終わってしまうのか、それともトレーダーに対する最後通牒であったのか、これは事が起こってみないと判断が難しいと思います

タイミング的には円安方向へ乗りたい、でも一瞬で相場環境が激変してしまうかもしれないと言った、なんとも悩ましい状況ではありますが、早い時間軸での決算を目指すか、それとも相場急変へのリスクを考えてポジションボリュームを調整するか、とにかく予想外の値動きに対しての備えが必要になると思います

ボラティリティが高まり利益を出す良いタイミングになる可能性はありますが、急激な流れの反対方向に乗らないで済むように、仮に反対方向の流れに巻き込まれても生き残れるように、十分にご注意いただければと思います

あくまで個人的な見解ですが、ここは無事に乗り切れただけでも御の字だと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

水曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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