FOMCでの相場急落と日銀の為替介入には要注意

週間株為替予想

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】FOMC通過時の急落相場が発生する可能性と予想値幅【週間株価指数予想】
アメリカで発表された消費者物価指数(CPI)の市場予想を上回る内容から、FOMCでのFRBの金融引き締め積極化懸念が強まります。現在予想されている利上げ幅は75bpが主ですが、場合によっては100bpの利上げが行われる可能性もあり、それ以外...
【ドル円相場の予想】日銀の為替介入は待ったなし【週間ドル円予想】
日銀がレートチェックを行い、ついに口先介入としては最終段階へと入った模様です。どのような形での為替介入が行われるのか、手法もタイミングもわからない状態で、最も予想外な想定を考えると、日米の協調介入もあり得るかもしれません。まさか無いだろうと...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は29,000ドルから31,300ドルです

予想値幅下限は2020年11月12日の終値の価格を、上限は水曜と木曜の高値の少し上の価格を目処に設定、週を通して下落推移を続ける展開を予想します

特にFOMC通過後の強い下落には要注意だと考えています

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は13日火曜日に発表される消費者物価指数がインフレピークアウトを示すとの期待からエネルギーやハイテク株が上げを主導し上昇、火曜日は発表された消費者物価指数が市場予想を上回りFRBの金融引き締め積極化懸念が高まり大幅下落、水曜日は発表された8月卸売物価指数に若干のインフレ改善が見られ買戻しが入るものの、FRBの利上げペース加速懸念で下押される中で引けにかけ買戻しが入り小幅上昇、木曜日は発表された小売売上高は強弱入り混じる結果となりますが、米長期金利上昇を警戒した売りが出るも押し目買いで上昇、その後は米長期金利上昇を受けハイテク株などに売りが出て下落、金曜日は物流大手のフェデックスが発表していた決算が市場予想を下回っていたことから物流や運輸関連株が下落、ただここまで相場が下落を続けていたことから後場には買戻しが入り下げ幅を縮小する形の下落となり週の取引を終えました

フェデックスはダウ指数には組み込まれていないものの、周辺銘柄への売りが広がる形となり影響を及ぼしています

翌週にFOMCを控える中で、インフレピークアウトを確認できると期待されていたCPIは予想外に強い内容となってしまう事で、FRBが今後も金融引き締めに積極的な状態が継続すると警戒され、下落基調の値動きとなってしまいました

これから1週間の主なイベントですが、最も警戒しているのはやはりFOMCです

19日(月)	9月NAHB住宅市場指数
20日(火)	8月住宅着工件数
		8月建築許可件数
21日(水)	8月中古住宅販売件数
		FOMC政策金利発表
		パウエルFRB議長定例記者会見
22日(木)	4-6月期四半期経常収支
		8月景気先行指標総合指数
23日(金)	9月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数

まず気を付けなければならないのが利上げ幅です

CPI発表までは75bpの利上げ幅が予想の大半を占めていました

75bpの利上げ幅は通常から考えれば3倍の利上げ幅ですので、相場にとって決してポジティブな内容ではなかったのですが、来年にかけて金融引き締めが多少軟化するとの期待感からそこまで問題視されていなかったものと考えています

ただこれが発表されたCPIの結果がインフレピークアウトを示すものとならず、今後も強い金融引き締めを警戒させるものとなっていて、その中での75bpの利上げは強い相場への下押し圧力とはならなくても、上昇材料になることは無いと考えられます

もう1つ危険な状況となっているのが、利上げ幅が75bpでは無く、100bpであった場合です

大半の予想が75bpの利上げ幅を見込んでいるところで、100bpの利上げが行われた場合、相場の下落は予想を上回るCPIの内容が発表された際の下落幅を上回る危険性もあると警戒しています

FOMCを通過して利上げ幅がどの程度になり、そしてそれを確認した相場が実際にどのような反応を見せるのか、通過して見ないとわからないことが多い状況ではありますが、かなり警戒してトレードに臨むことが必要なタイミングだと考えています

更にFOMC後にあるパウエルFRB議長の定例記者会見も要注意です

ここでは今後のFRBの金融引き締めの姿勢に関しての発言が出てくる可能性があります

今のところFRB関係者から出てきている内容は、FRBの金融引き締め姿勢はFRB内で共通した認識であり足並みがそろっている事、今後の利上げ幅に関しては発表される経済指標の内容を加味して決定する事です

来年以降の金融引き締めをどのようにしていくのかに関しては言及を避けている状態ですが、インフレを抑え込むためであれば多少の景気悪化は許容するという姿勢を示しています

かなり強い金融引き締めの姿勢を示していますが、今回のFOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見では、これらの内容にさらに踏み込んでくる可能性があります

直近のCPIで発表された数字を見ても、FRBの金融引き締めが軟化すると考えられる材料はなく、良くても現状維持、悪ければ更なる強い金融引き締めの姿勢を示す内容になると考えられます

かなりネガティブな内容が出てくる可能性がありますので、一段の警戒が必要だと思います

これ以外にも火曜日の住宅着工件数や、水曜日の中古住宅販売件数、そして金曜日の購買担当者景気指数も重要な経済指標ではありますが、今回に関してはあまりにもFOMCの材料が強すぎるだろうと考えています

今後の相場の方向感に関してもFOMC通過後の相場が決定してしまうのではと考えているほど、今回のFOMCは危険だと思います

チャートのテクニカルでは、月曜日までは順調に上昇してエンベロープ中央付近まで上昇しますが、火曜日からは急落してしまいます

下落の勢いは強く、火曜日の下落だけで9月6日の安値を下回り、その後も下落を続けここまで相場の上昇推移を考えるうえで参考にしていたピッチフォーク下限も大きく下回ってしまいました

この2つの要素を下回る下落を見せたことで、6月半ばに底値を付けてから上昇推移をしていた相場の方向感が、再度下落方向もしくは横方向への推移へと切り替わった可能性が高いと判断しています

以前の予想で大きな下落をする場合、おおむね2段階の下落をすることが多いとお話ししていましたが、仮に今回の下落が9月安値に面合わせする形でダブルボトムを形成するのであればここからまだ反発する可能性もあると考えていましたが、はっきりと下回っていますので、さらに下落すると考えるべきだと判断しています

下落時の値幅だけで考えれば、8月16日の高値から9月6日の安値まで3,200ドル以上下落していますので、同様の値幅で下落すると考えた場合、9月12日の高値から計算すると29,300ドル周辺までは下落する覚悟をした方が良いかもしれません

ただ気を付けたいのが29,000ドルを下抜けた場合、そこから下には大きめの窓が開いた期間が2020年11月にあり、ここは一気に下抜け、更に28,000ドル周辺まで1,000ドル程度の下落をする可能性があります

こうなってしまうと、8月16日から9月6日の下落幅を大幅に上回る下落推移が発生してしまう可能性が高まりますので、かなり注意しなければならい値動きだと思います

まずは直近の下落時に下げ止まった30,140ドル周辺と29,600ドル周辺で今回の下落が止まるかどうかが勝負になると思います

ここを下抜けてしまったら、先ほどの29,000ドルからの強い下落が現実味を帯びてくると思います

金曜日単体の日足を考えると、陰線ではありますが長めに下髭を出しているのでいったん下げ止まる可能性はあるものの、月曜日以降の値動きを確認して見ないと今のところは何とも言えないところです

インジケーターではADXは20台を上昇推移、現在はトレンド相場に入った可能性があるのではと警戒しています

ニューヨークダウのインジケーター

MACDは強弱の分かれ目である0を下回った水準での下落推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅を拡大中です

強い下落によってMACDの下落角度が強まっています

ADXが上昇を開始していますので、現在は下落トレンド相場が発生しようとしている状態です

感触としては確実に下落トレンド相場へと入ったというより、入ろうとしていると言った感じです

仮に月曜日からしっかりと反発を見せてきた場合、下落トレンド相場へと入ったかどうかの判断を悩む段階です

ただ今回の下落が終了したと判断するかどうかの基準は、MACDのMACDシグナル上抜けが起こるタイミングで見極める段階に変化していると考えた方が良いだろうと考えています

RSIは35台を下落推移、現在は割安と判断できる直前まで下落をしていると考えています

ニューヨークダウは強い下落をする場合でもRSIが30を下回れば概ね底値に達します

RSI単体の推移であれば、そろそろ底値を打って反発に入ってもおかしくないタイミングと判断できます

ただここから継続的に下落推移が発生し続ける場合、しっかりとした下落トレンド相場へと突入することが想定されますので、その場合は30接触辺りで一旦反発をする可能性はあるものの、そこからも軟調な値動きが続いてしまう展開となってしまう可能性が高まっていると判断しています

これからどのような推移を見せるのか予想するのが難しい相場の状況ではありますが、週内のイベントで考えるとFOMCは楽観視できるものではありません

FOMCを通過後に反発できればいいのですが、ここで更に下落が起こる様であれば、ニューヨークダウはしっかりと下落トレンド相場へと突入します

その際には6月安値までは下落すると考えられますし、その後の景気見通しが悪化している場合は更に下値を試しに行くと想定しています

その際に29,000ドルを下抜けてしまうと、さらにもう1段の強い下落が発生する可能性が高まるタイミングであることも問題点です

CPIの結果がネガティブなものでなければここまで弱い予想にはならなかったのですが、あのタイミングで相場の方向感は一変してしまったと判断しています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、週を通して下落推移を続ける展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は31,600ドルの上抜けです

この値動きが発生する可能性があるとすると、FOMCの結果を相場が好感して強い上昇が発生している場合だと考えられます

FOMCが終了後に出てくる利上げ幅や、パウエルFRB議長の定例記者会見での発言を予想することはかなり難しいと思います

今のところ75bpの利上げ幅と定例記者会見でのこれまでと同様の発言が行われるだろうとは考えていますが、ここで相場が内容を好感するようなポジティブサプライズが出てきた場合は、再度上昇相場へと戻る可能性があります

特に今回のFOMCで出てくると考えられる内容は、利上げ幅と定例記者会見、どちらも悲観的な見通しが多いと思います

そのため好感された場合の上昇力はかなり強いものになると思いますので、31,600ドルの強い上抜けが見られると思います

価格に関わらずFOMC後に相場が強い上昇を見せてきた場合は、上昇方向の注意ポイントと考えていいかと思います

この値動きが発生した場合は、ピッチフォークの位置が下ずれはしますが、基本的に以前の上昇推移の値動きが復活すると思いますので、反発を確認してからのエントリーでも十分に値幅を取れるのではと考えています

下落方向は29,000ドルの下抜けです

この注意ポイントの意味合いは、想定していたよりも更に強い下落が発生しているため注意が必要だと言うものです

これから1週間の値動きであれば29,000ドルまでの下落予想で間に合うだろうと考えて下値目処を設定していますが、日柄をこなせばここを下抜ける可能性は低くないと考えています

そのため29,000ドルの下抜けが起こったとしても、下落速度は予想より強いものですが、下抜け自体は特に驚くべきものでは無いと思います

予想通りに下落推移が発生した場合、何処が底値になるのか今のところ予想ができません

FOMCを実際に通過して見ないと相場がどのような反応を見せるのかを予想することは難しく、その後の相場の方向感もつかみにくい状態です

年末に向けてこのままずっと下落を続けるとは考えていませんが、それでもしばらくはかなり厳しい相場環境になることを覚悟しなければならない局面だとも考えています

その際には予想内でお話ししましたが、28,000ドルあたりまでの下落も十分にあり得ます

そのため下落方向の注意ポイントは想定よりも下落速度が速いのでボラティリティの高まりに注意したいという内容だと考えていただければと思います

今回の相場の下落に関しての底値目処は、すでにかなり下に設定している点には注意してください

ナスダックの予想と注意ポイント

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は10,500ポイントから11,800ポイントです

予想値幅下限は6月16日の安値の価格を、上限は木曜日の高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移する展開を予想します

ニューヨークダウの所でもお話しさせていただきましたが、特にFOMCからの急落には要注意で、その傾向はニューヨークダウよりナスダックの方が強くなる可能性があります

ここ1週間のナスダックの値動きですが、月曜日は火曜日に発表される消費者物価指数の結果がインフレピークアウトを示すのではとの期待感から特にハイテク株には買いが入り上昇、火曜日は発表された消費者物価指数が市場予想を上回りハイテク株には特に強い売りが出て大幅下落、水曜日は発表された8月卸売物価指数の結果から若干のインフレ改善が見られ値動きが上下しますが引けにかけ買われ上昇、木曜日は発表された小売売上高が強弱入り混じり不安定な値動きとなりますが、米長期金利の上昇が下押し圧力となり下落、金曜日は物流大手フェデックスの発表されていた決算を嫌気する売りがハイテク銘柄にも広がりますが、ここまでの下落推移への買戻しも入り引けにかけて下げ幅を縮小する形での下落となり週の取引を終えました

火曜日に発表された消費者物価指数の結果が予想外に強いものとなり米長期金利は上昇傾向となりました

消費者物価指数の後に発表された経済指標の内容から多少戻す場面はあったものの、全体的には弱い展開が続いている印象です

これから1週間の主なイベントですが、注意点はニューヨークダウと同様です

19日(月)	9月NAHB住宅市場指数
20日(火)	8月住宅着工件数
		8月建築許可件数
21日(水)	8月中古住宅販売件数
		FOMC政策金利発表
		パウエルFRB議長定例記者会見
22日(木)	4-6月期四半期経常収支
		8月景気先行指標総合指数
23日(金)	9月製造業・サービス部門・総合購買担当者景気指数

大切なのはFOMCからの相場の方向感の見極めになるだろうと思っています

予想としては下押されると考えていますので、FOMC後から下落が加速しないかには要注意だと考えています

FOMCでの注意点に関してもニューヨークダウ同様です

チャートのテクニカルでは、月曜日の上昇はエンベロープ中央線接触まで4連続の陽線と非常に強い値動きを見せていましたが、火曜日の消費者物価指数の結果を受けて値動きが一変しています

これまである程度の下振れはあったものの大きな割り込みを見せていなかったピッチフォーク下限から下方向へと明らかに乖離し始めていて、6月の底値からの上昇相場が転換点を迎えている可能性が高まっています

9月6日に底値を付けた水準も下回っていて、どこまで下落が進むのか予想が難しい展開となってきました

金曜日単体の値動きとしては下髭陽線となっていて底値を付けるときに見られるチャート形状と考えることもできますが、消費者物価指数発表後の急落からの下げ幅を考えるとちょっと中途半端な印象もあります

月曜日以降に強い値動きが現れるか確認しないと何とも言えないところです

ニューヨークダウ同様に高値からの下落幅で考えてみると、8月16日の高値から9月6日の安値までの下落幅は約1,700ポイント、9月12日の戻り高値を基準として同じ値幅の下落が発生した場合、10,560ポイント周辺までは下落が進む計算になります

これはちょうど6月16日の安値と同じ価格になります

この価格を割り込むのか、それともそこで再度反発できるのかは非常に重要なポイントになると考えられます

インジケーターではADXは20台を上昇推移、現在はトレンド相場へと切り替わった可能性があります

ナスダックのインジケーター

MACDは強弱の分かれ目となる0を下回った水準で下落推移を継続中で、ここまで縮めていたMACDシグナルとの乖離幅を再度拡大し始めています

ここからさらに強い下落が発生した場合、ADXも更にはっきりと再上昇を開始すると考えられます

この場合ナスダックには強い下落トレンド相場が発生、MACDのMACDシグナル上抜けが起こるタイミング付近まで下落推移が継続することが考えられます

RSIは37台を下落推移、RSIシグナルの下抜けも見せていて安値圏へと推移を続けています

ナスダックの場合、強い下落をしてもRSIが30に接触する水準辺りまでしか下落しないことが多いです

ただ例外もあります

直近でいえば今年1月の強い下落の際と、コロナショックの下落の際です

2020年からの2年9ヵ月で30を下回ったのはこの2回だけですが、例外がある点には注意が必要だと思います

またADXが上昇し始めていますので、RSIのシグナルは信頼度が低下する可能性があります

ここからさらに強い下落が勢いよく起こった場合、RSIの30接近が下値目処とならず、更に強い下抜けを見せてくるものと考えられます

ナスダックはハイテク株の指数寄与度が高い指数ですので、FOMCでFRBの金融引き締め積極化懸念が高まった場合、その影響はニューヨークダウ以上に強いものとなると考えられます

また現在の価格帯やインジケーターの状態からも、ここからまだまだ下落する可能性は高く、その後も下値目処で反発できるのか非常に見通しが難しい相場が続きそうです

短期的には6月安値で下落が止まる可能性は大いにありますが、FOMC通過後の値動きをよく見極めてからでないと判断をするのは難しいと思います

そしてそのFOMCは楽観視していいものではないだろうとも考えています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、週を通して下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は12,300ポイントの上抜けです

FOMCで市場に好感されるような内容が出てきた場合に想定される値動きですが、この場合ナスダックの推移は再度強い値動きに戻っていく可能性が出てくると思います

発表された消費者物価指数の内容で反落する直前の高値を上回る水準ですので、インフレピークアウトが確認できなかったショックを取り戻したと考えることができると思います

この場合はもう1度高値の13,200ポイント周辺までの上昇を試す展開に入ると考えられますので、特にFOMC後に予想外に強い値動きが出た場合は注意が必要だと思います

下落方向は10,500ポイントの強い下抜けです

予想値幅下限の10,500ポイントまで週内で下落する場合、かなり日中のボラティリティが高まっている可能性があります

その場合は予想値幅下限周辺であっても、多少下抜ける可能性はあると考えています

この価格帯は2020年9月下旬に底値を形成した価格帯でもあり、ここを下抜けるとそこから下の水準はコロナショック後に緩やかに上昇を続けた場所になります

コロナショック前の高値である9,800ポイントなどが下値支持になる可能性はあるものの、今までの推移に比べると下値抵抗として機能する力が弱い可能性が高く、どこまで下落が続いていってしまうのか予想しにくい環境となっていきます

そのため10,500ポイントを強く下抜けた場合は、かなり危険であるという事を念頭に取引に臨んだ方が良いだろうと考えています

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は25,500円から28,000円です

予想値幅下限は6月20日の安値の価格を、上限は7月下旬から8月上旬にかけてもみ合った際の高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ただ月曜日と金曜日が休場となっていますので、FOMCで急落があり更にアメリカ株が下落を継続する場合、週内ではその下落幅を折り込めない可能性がある点には注意が必要だと考えています

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はアメリカ株の上昇を受け主力値嵩株へ買いが入り、更にコロナの水際対策緩和が意識されインバウンド関連銘柄への買いが入り上昇、火曜日はアメリカ株の続伸を好感し買い優勢となりますが、夜にアメリカの消費者物価指数発表を控えて小幅上昇、水曜日はアメリカの消費者物価指数が市場予想を上回りアメリカ株が急落したことから日本株も売られますが、買戻しが入り下げ幅縮小、午後に入ると日銀がレートチェックを実施したと伝わり為替介入が意識され下げ幅を拡大し大幅下落、木曜日はアメリカ株の下落が一旦止まり日本株にも一部主力銘柄に自律反発見込んだ買いが入り小幅高、金曜日はアメリカ株の下落を受け値嵩のグロース株中心にリスク回避の売りが出て下落して週の取引を終えました

アメリカでのインフレピークを確認できるのではと期待された消費者物価指数の発表手前までは非常に強い値動きを見せていた日経平均ですが、発表された内容が市場予想を上回ったことで大きく下落してしましました

またここまではドル円相場の円安推移がアメリカ株の下落に比べると相場を下支えする効果がありましたが、米長期金利の上昇があってもドル円相場には円高方向へのバイアスがかかる状況となり、そこからの下落率はアメリカ株と同じような傾向となってしまっています

これから1週間の主なイベントですが、日本国内で注意したいのは月曜日と金曜日の休場です

19日(月)	休場(敬老の日)
20日(火)	8月全国消費者物価指数
22日(木)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		黒田日銀総裁定例記者会見
23日(金)	休場(秋分の日)

月曜日に関してはそこまで問題にならないと思いますが、金曜日に関してはちょっと危ないタイミングになってしまったと思います

21日にアメリカのFOMCが終了し政策金利が発表され、その後パウエルFRB議長の定例記者会見が行われます

ここで株式市場にショック的な下落が発生してしまった場合、日本株はその影響を吸収できるのは週内では1営業日のみとなってしまいます

その後は手が出せない状態で週を終え、翌週の月曜日から再度値動きを折り込まなくてはならず、その間にアメリカ市場でどれだけの値動きが起こってしまうのかわかりません

仮に水曜日から3営業日続落した場合、最初の下落は株価に反映できますが、残りの2営業日分の値動きがいっぺんに月曜に出てきてしまいますので、この点には注意が必要だと思います

もう1つ気になるのが木曜日の日銀金融政策決定会合政策金利発表と黒田日銀総裁の定例記者会見です

今のところ日銀は利上げを行わないだろうと見込んでいますが、これ自体が危険かもしれません

予想外に利上げを行ってきた場合は、ドル円相場はここまでの投機的な円安推移から円高方向へと推移を開始する可能性があります

ただ利上げに関してはかなり可能性が低いと考えています

今の段階で可能性が高いのは為替介入です

日銀は取引を前提に金融機関にレートチェックを行っている模様です

これが事実であれば、どのタイミングで為替介入があってもおかしくないことになります

今までは急激な為替変動への口先介入だけを行ってきましたが、ここからは実際に介入するという選択肢しかありません

木曜日に行われる黒田総裁の定例記者会見では、恐らく為替介入に関しての情報はあまり出てこないと考えられます

タイミングを伝えてしまうと為替介入の効果が薄まってしまうため、意表を突いた形で実施するはずです

ただ可能性としては定例記者会見の中で、今後の為替動向への対応に関して何かしらのヒントが出てくる可能性はありますので、注意して発言を確認したいところです

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは下目線で、特にCALL28,000・28,500円の売り建玉を多くしています

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

この2か所は売り建玉残を積み増していて、上値目処になるかもしれません

PUTでは27,000・27,625円での売り建玉が多くなっていますが、これは建玉残を解消する値動きです

逆に27,500円の買い建玉の多さも目につきますが、こちらは逆に売り建玉残の解消に向かう取引です

PUT方向に関しては建玉残を解消するような値動きを続けていると言った感じです

上値を強く意識する取引をしている印象が強いと言った感じです

建玉残の損益分岐点はマイナス圏を推移していますが下落するほど損失が減少する下目線となっています

JPモルガンはCALL28,500円での買い建玉が多く、建玉残も増加しています

一方でまばらにあるPUTの売り建玉も気になります

建玉残でも28,250円から下の水準に売り建玉残が散らばっている状態です

建玉残の損益分岐点はプラス圏を維持していますが、27,875円あたりを中心に上下どちらに触れても利益が拡大するようなポジションとなっていますが、上昇した時の方がより利益は出やすい状態の模様です

ただ強く上下の方向を意識しているというより、どちらでも利益が出るようになっていると言った印象で、多少上目線かもしれませんがニュートラルな印象です

オプション全体の取引では水曜日はさすがにPUTでの建玉が大きくなりましたが、木曜日以降はCALLの建玉が多くなっています

水曜日の時点ではPUT27,500円での建玉が極端に多かったのですが、その後は27,000円あたりまで切り下がっています

CALLに関しては特に28,000円の建玉が多くなっています

金曜日の終値から500円前後で建玉が多くなる水準が集中していて、方向感としては迷っているのかもしれません

225mini先物では、ABNアムロは11月限に関してはマイナス方向へと振っていますが、10月限と12月限に関してはプラスに振っていますので、225mini全体としては上目線だと判断しています

225mini先物の建玉

これに関してはオプションと反対方向の傾向がありますので、ABNアムロの方向感はオプションと225miniの動向を総合するとニュートラルな印象です

JPモルガンは10月限と12月限で取引をしていて、12月限に関しては買い建玉残を増やしている傾向があり、10月限に関しては売りに回っています

10月限の取引自体がそこまで活発ではないため判断が難しい所ですが、短期的には下目線も、長期的には上目線と言った印象です

オプションの動向はニュートラルな印象がありましたので、225miniの通り直近は弱気見通しも、12月にかけては強気見通しなのではと考えても良いのかもしれません

ただこの辺りは、オプションの動向が10月限の物しか確認できていませんので、12月限の内容に関してはもしかしたら程度の認識にとどめた方が良いかもしれません

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、週明けの建玉残にマイナス方向の修正が多くあった点は気になりましたが、週内の値動きに関しては方向感がつかみにくい状態です

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

その中でちょっと強気目なのかなと感じられたのはグローバルマクロのシティで、225ラージとTOPIX両先物で建玉残を増加させています

その他の証券会社に関しては、225ラージとTOPIXで反対方向の値動きが見られるなどしていますので、ニュートラルな印象です

全体的にあまり強い方向感は出ていない印象です

チャートのテクニカルでは、火曜日までの上昇から一転、水曜日には非常に強い下落を見せています

エンベロープ中央線も一気に下抜け、ボリンジャーバンド中央線も下支えとはなりませんでした

金曜日の下落こそ一目均衡表の雲上限に引っかかる形になっていますが、ここで下げ止まるとは考えづらい状況です

これから先の下落では27,300円付近を下抜けると、7月19日と20日の間にある上昇時の窓を埋める形で27,000円までの下落が一気に進む可能性があり、ここは注意が必要だと思います

27,000円から下には取引が活発だった価格帯が連続していることから、どこかのタイミングで下げ止まる可能性は残されていますが、今までの推移とは異なりドル円相場の円安推移が下支えをしてくれる可能性が低下していることから、これまでの下落局面と比較しても、大きな値幅での値動きが発生してしまうかもしれない点には注意が必要だと思います

特にアメリカ市場で大幅な下落があった場合、これまでは米長期金利の上昇がドル円相場の円安推移を促すことで緩衝材となっていましたが、それが無い状態になる可能性が高いですので、今までより0.5~1%前後下落の勢いが強くなる可能性がある点には注意が必要だと思います

今までの下落の傾向であれば、エンベロープ下限への接近か接触で下落が止まることが多かったですが、今回に関してはそれもテクニカルとして機能して来るかどうか、少し不安なところがあります

エンベロープ下限が機能すると仮定してここから強い下落が発生した場合の下値目処としては、以前の底値を参考に考えると下がっても25,500円あたりが一旦の下値目処となりそうだと考えているのですが、これに関しても不安要素があります

日本市場の強い下落推移はアメリカ市場の下落に引っ張られるように現れると想定しているのですが、その際に米長期金利の上昇と、日銀のプレッシャーがあるとはいえドル円相場にも多少の円安推移は出てくるものと考えられます

この円安推移のタイミングで為替介入が発生、更に日経平均が下値を模索しているタイミングにこれが重なると、通常であれば下げ止まるところからもう1段強い下落を見せてしまう可能性がありますので、その点には注意しながらトレードに臨みたいと考えています

インジケーターではADXは16台を下落推移、現在はレンジ相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは43台を下落推移、依然として割安とは言えない水準です

MACDはMACDシグナルの下抜けを起こして下落を開始、強弱の分かれ目となる0の下抜けも見せています

今のところレンジ相場だと判断していますのでRSIが底値を見極める際に機能する可能性がありますが、DIでは-DIが+DIとの乖離幅を広げ始めています

かなり強い下落をしない限り大丈夫だとは思いますが、乖離幅が極端に広がるとADXの再上昇が始まってしまいますので、その点には注意が必要だと思います

ADXが再上昇して20を上抜ける勢いを見せた時は、相場が下落トレンドに入ったと判断を変更する必要があるものと考えています

ただ今のところはレンジ相場との判断で大丈夫だと思っています

アメリカの消費者物価指数の市場予想を上回る結果から急落した日経平均はFOMC通過を前にオプションや先物の動向を見ても方向感が判断しにくい状態が続いています

ただオプションでは終値基準から見ても上下に値幅が大きな場所での取引が活発となってきていて、ボラティリティの高まりが警戒されます

そのような中で消費者物価指数の内容を考慮するとFOMCやパウエルFRB議長の定例記者会見の内容を楽観的に予想することは危険な状態と考えられますし、日本市場の休場のタイミングも非常に微妙なところにあります

更にドル円相場には日銀の為替介入の可能性が高まっていて、日経平均にはネガティブな材料がかなり多くなってきています

この状況で相場が強い展開をするとは考えにくく、下落方向への警戒を高めた方が良いだろうと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,250円の上抜けです

28,000円周辺までの上昇であれば、そのあたりで上値を抑えられてしまう可能性があると思いますので、その1段上の水準を上抜けたところを上昇方向の注意ポイントに設定したいと思います

この値動きが出てくるのは、FOMCの内容を好感した時だと思います

この場合は、そこから上値追いをするような強い値動きが発生すると考えられます

恐らく直近高値29,200円を上抜けるような値動きを見せてくるものと考えられます

9月のFOMCをクリアしてしまえば、次は11月までありません

アメリカである中間選挙のことを考えてもそこまでネガティブな見通しが出てくる可能性も低いのではと考えられます

そのため予想外に9月FOMC通過後に強い値動きが出た場合は、強気転換しても良いのではと考えています

下落方向は25,500円の下抜けです

日経平均の場合、アメリカ株の推移と比べると3月の安値からは下値を切り上げる展開を見せていて、25,500円の水準を下抜けたとしても24,700円あたりに次の下値目処が存在します

そのためここを目指す展開になるかもしれませんが、そこからさらに下落するとまでは考えなくてもいいかもしれません

この際に気を付けなければならないのがドル円相場の値動きです

25,500円の下抜けをしつつ、更に円高推移が加わった場合、日経平均は24,700円周辺の価格帯も下抜ける可能性が高まります

円高が起こる可能性は日銀の為替介入か、リセッション懸念からリスク回避の円買いが発生している場合です

前者に関しては下支えが無くなるという認識でいいと思いますが、後者に関しては最悪です

この場合は米長期金利の低下も伴っているはずですのですぐに確認できると思いますが、株式市場の下落はかなり深いものになってしまうはずです

25,500円の下抜けへの注意も必要ですが、それがどのような状況で起こっているかの確認も大切だと思います

それによってそこから先の相場展開は全く異なるものになるかと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は横ばい、予想値幅は140円50銭から145円00銭です

予想値幅下限はエンベロープ中央線の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、週を通して方向感なく限られた値幅で上下する展開を予想します

ただこの予想には日銀が為替介入した場合を想定してはいません

日銀が為替介入を行った場合には急激な円高推移が発生すると考えられますので、その点にはご注意ください

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜は米10年債の応札倍率が前回を下回り債券売りが広がり米長期金利は上昇、ただ対ユーロでドル売りが出たことで円も底堅く推移して小幅円安、火曜日はアメリカで発表された消費者物価指数が市場予想以上に上昇、FRBの金融引き締め積極化観測から米長期金利が上昇し円安、水曜日は日銀がレートチェックを実施したと伝わり為替介入への思惑から円高、木曜日はアメリカで発表された小売売上高が強弱入り混じる結果となる中、FRBの積極的な金融引き締めは継続されるとの思惑から米長期金利が上昇、ただ日銀の為替介入への警戒感もあり小幅円安、金曜日はFOMCと日銀金融政策決定会合の開催を前に様子見ムードとなりドル買いの持ち高を一旦調整する動きもあり小幅円高で週の取引を終えました

アメリカで発表された消費者物価指数が市場予想を上回ることで米長期金利には強い上昇が起こっていますが、日銀がレートチェックを実施することでついに本気で為替介入を行うという観測が流れ、ドル円相場にはこれまでの金利差に着目した円安推移が発生しなくなっています

米10年債利回りのチャート

市場の日銀の為替介入に対する警戒感が非常に高まっている状態だと考えられます

また金曜日にアメリカで発表されたミシガン大学消費者態度指数で発表された消費者の5年先の予想インフレ率が年初来の低水準となる2.8%となったことも、週末の円買いドル売り要因となった可能性があります

これから1週間の主なイベントですが、各国の中央銀行政策金利や議事要旨公表と金利に関するイベントが多い週なので、本来であればこれら各国の金融政策と日本の金融政策の差が意識されることで、引き続き円安推移が発生しやすい週になるはずでした

20日(火)	日8月全国消費者物価指数
		豪準備銀行金融政策会合議事要旨公表
		米8月住宅着工件数
		加8月消費者物価指数
21日(水)	米8月中古住宅販売件数
		米FOMC政策金利発表
		米パウエルFRB議長定例記者会見
22日(木)	日銀金融政策決定会合政策金利発表
		黒田日銀総裁定例記者会見
		イングランド銀行金利発表
		英中銀金融政策委員会議事要旨
		米4-6月期四半期経常収支
		米8月景気先行指標総合指数

ですが、この辺りのイベントに関しては、日銀の為替介入への警戒感から強い値動きは出てこないだろうと考えています

アメリカの住宅市場の動向は非常に注目度が高いイベントですので、火曜日の住宅着工件数と水曜日の中古住宅販売件数は気を付けなければならないと思いますし、米長期金利への影響度は大きいものと考えられますが、これも日銀の為替介入への警戒感がプレッシャーとなり大きな値動きをできないのではと考えています

それでも為替を大きく動かす可能性があるのがFOMC後の政策金利発表と、パウエルFRB議長の定例記者会見なのではと警戒しています

日銀の為替介入があるとの警戒感から今のところドル円相場は膠着感を感じるような値動きとなっていますが、どこかのタイミングで仕掛け的に円安推移を見せてくると考えられます

これまでの為替介入のパターンを考えても、日銀の介入タイミングを計るように介入が発動する方向へ為替を動かしてみるという行為をすることはありましたので、今回も同様の値動きを仕掛けて来る可能性があると思います

そのタイミングとして、FOMCはちょうどいい可能性があります

介入があった場合、そのラインが介入ラインとして1度認識されますが、油断は禁物だと思います

一旦認識された介入ラインは、そこまでは円安誘導しても大丈夫という免罪符のようになるのですが、おおむねその期待を裏切るようにその手前で再度介入して見たりします

日銀の為替介入が始まったら、1度目の基準を目処にトレードすることは危険な場合があることも考慮するべきだろうと、個人的には考えています

チャートのテクニカルでは、日銀のレートチェック報道から値動きが重くなったドル円相場はボリンジャーバンド中央線付近を横ばい推移、もう少しでエンベロープ上限への接触を見せそうです

ドル円相場がエンベロープ上限の下抜けをした場合、多くの場合はそのままエンベロープ中央線まで調整するように下落するのですが、今回に関しては円安方向へのバイアスがかかってもおかしくないような米長期金利の上昇が続く中での調整となっていますので、以前までと同じような値動きを見せるのかは判断が難しい所ですが、米長期金利上昇と日銀の為替介入警戒感がバランスを取る形で、弱めの調整に入って緩やかにエンベロープ中央線へ接近していくのではと考えています

これは今年の7月半ばから見られたような勢いの強い調整では無く、もっと緩やかなペースになるのではと見込んでいます

ただこれはあくまで日銀の為替介入が無かった場合です

日銀の介入があった場合は一気に強い円高方向への推移が発生するものと考えられますが、テクニカル的にはエンベロープ上限の下抜けがあった場合は、通例通りエンベロープ中央線までの調整はあるだろうと考えていいと思います

インジケーターではADXは32台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

MACDは下落推移を開始、MACDシグナルへの接近を見せています

上昇トレンド相場が一旦終了する目処となるMACDのMACDシグナル下抜けが迫っていて、そろそろ強い上昇相場が終わりそうです

この後は現在上昇しているADXが横ばい気味に変化、方向感が失われている状態に移行してもおかしくない推移を見せ始めています

RSIは63台を下落推移、まだ過熱感がある状態で、ドル円相場は下落推移をしてもおかしくない水準です

ただ今のところMACDのMACDシグナル下抜け前ですので、これが起こった後にADXが横ばい気味になったところで、RSIのシグナルは機能し始めると考えています

これから予定されているFOMCの内容を考えてみても、米長期金利の上昇は今後も継続すると考えた方が無難だと思います

実際に米10年債利回りの推移は8月が始まってから上昇推移を継続していて、6月の高値に迫る水準まで上昇しています

米長期金利がここまで強い上昇推移を見せているのであれば、ドル円相場も同じように上昇推移を見せてもおかしくない環境ではあるのですが、日銀が行ったレートチェックは口先介入の種類としては最も強く、そして実際に介入が入る前の段階と考えられる動きです

テクニカル的にもここまでの強い一方的な円安推移が転換する可能性を示していて、相場の流れ的には円安推移が継続的に発生したとしても8月からの上昇のような値動きでは無く6月のような緩やかな値動きとなることが考えられます

FOMC通過時に日銀を試すような急激な円安方向への為替変動が起こる可能性はあるものの、その際には日銀が介入に動くことで逆に円高方向へと強い値動きが発生してしまう可能性もあります

この辺りはかなり予想がしにくくなっていて厄介です

ただ日銀が介入に入ること自体は決定事項だと考えるべきだと判断していますので、ここから投機的と考えられるような急激かつ継続的な円安推移が発生することはほぼ無いと考えています

値動きの予想としては仕掛け的な円安推移や日銀の不意の介入を一旦考えない方向で想定していますが、この2つの動きがあった場合には想定よりボラティリティがかなり高い相場展開が現れると考えられますので、その点には十分に注意しておいた方が良いと思います

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、週を通して方向感なく限られた値幅で上下する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は145円00銭の上抜けです

日銀がすでにレートチェックを行っていることから、金曜日の終値の水準であっても為替介入が行われる可能性は十分にあり得ます

この状況下で再度強い円安推移が発生し直近高値を上抜けてしまった場合、介入確率はさらに上昇すると判断した方が良いだろうと考えています

FOMCではFRBの強い金融引き締めの姿勢を再確認することになるかと思いますが、日銀を試すような投機的な値動きでは無くても、日米金利差の拡大という材料で円安推移が発生してしまう可能性は十分に考えられます

日銀の介入がどのタイミングで行われるかどうかは全く予想がつかない状況ではありますが、直近高値を上抜けることは日銀の為替介入へのトリガーを引いてしまう可能性を高める材料としては十分なものだと考えていますので、かなり警戒した方が良いと思います

下落方向は140円50銭の下抜けです

条件としては日銀の為替介入が行われずに円高推移が発生した場合です

状況としては予想外にこの値動きが発生するパターンを想定した場合、FOMCの内容がかなりハト派であったことから米長期金利が低下、ドル円相場も下落するパターンか、日銀が政策金利の引き上げを発表、日米金利差の縮小が始まると判断された場合かと思います

FRBのハト派への転換や日銀の政策金利引き上げは無いものとして予想をしていますが、予想外にこれらの行動が起こった場合は、ここまでの円安推移とは全く反対の勢い、もしくはそれを上回るスピードでの円高推移が発生する可能性は残されていますので、注意しておいた方が良いかもしれません

また日銀の為替介入があって下落方向の値動きが発生した場合は、その後に予想される展開が異なってきます

一旦は円高方向へ強く値動きをしますが、そこから介入ポイントを探るように投機的な円安推移が断続的に発生、この動きを封じ込めるように更に介入が行われる形でかなり不安定な値動きが発生するものと考えられます

この場合には相場の方向感は全く予想できないようなものになると考えられますので、その点にもご注意いただければと思います

あとがき

株式市場に関して

アメリカのインフレピークアウトを確認できるのではと期待されていた消費者物価指数の結果は、予想以上に強いものとなりインフレの高止まりとFRBの金融引き締め積極化懸念の高まりという形となり、株式市場を強く押し下げてしまいました

楽観視されていたFOMCも75bpの利上げが予定通りに行われるのか、それともさらに強い100bpの利上げになってしまうのか、不透明な状況となってしまいました

またその後に予定されているパウエルFRB議長の定例記者会見では強い引き締め姿勢の維持を引き続き表明するものと考えられます

このような状況下では米長期金利は上昇していき、それがドル円相場の円安推移を起こすことで、これまでの日経平均であればアメリカ市場に比べると底堅い値動きをすることが多かったのですが、日銀がレートチェックという最後の口先介入を行ったことで、次はほぼ確実に為替介入を実施してくることとなりました

日銀の為替介入によって起こる円高推移は、相場下落時の日経平均にはかなりネガティブな材料となってしまいます

ファンダメンタルズのどの材料を見てもあくまで仮定の話であって、確定した事実ではありません

そのため確実にどうなるのかを予想することは難しいのですが、株式市場に強い下落が発生しかねない危険度が増していることは確かだと思います

私自身は消費者物価指数発表後の下落で含み益がなくなったうえに損失が出てしまい、今年の利益幅がかなり縮小してしまいました

その代わりポジションとしてはフリーな状態で予想をすることができてはいますが、ポジションを持たれている方は、ここからの急落が起こった際にどのように対応するのか一応シミュレーションをしておいた方が良いのではと思います

ドル円相場に関して

FOMCではFRBの強い金融引き締めの姿勢を再確認しなければならない確率が高いと考えられますし、今回のFOMCでの利上げ幅も75bpを下回ることは無いと考えられます

さすがに100bpの利上げは今のところないだろうとは思っているのですが、50bpへの利上げ幅縮小に比べれば、実現可能性は格段に高いものと考えています

テクニカル的にはここまでの強い円安推移が一旦終わるような値動きに入っていますし、なにより日銀が口先介入としては最後の段階であるレートチェックに入った可能性が高い状態です

レートチェックは日銀の口先介入の一種としてカウントされるものではありますが、実質的にはトレーダーに対しての為替介入前の警告ととらえるべきものだと考えています

そのためここからの為替介入は、日本単独では効果が薄い可能性があり、アメリカからの反発が起こる可能性もあることから、実際には行われないのではと考えられていた今までとは異なり、準備が終わった段階と判断するべきだと思います

今までは円安方向への推移を想定してトレードをしていればいい状態だったのですが、ここからは日銀の為替介入という新たな材料にも対応しなければならない難しい相場展開となることが考えられますので、十分にご注意いただければと思います

また日銀の為替介入の方法には、1回の介入で大きく下押して相場に恐怖感を与えその後は介入をしないタイプ、断続的に介入を続けて頭を抑え込むタイプ、強制的に上値を設定してしまってその水準を上回る様であれば無制限で介入を行うタイプなど、様々な方法が考えられます

どの方法を取ってくるのか、そもそも本当に日本単独で行われるのか、この辺りも不透明です

もっとも危険なのが日米で協調介入を行うタイプで、まさか無いだろうと思っているからこそ、実際に行われた場合の相場へのインパクトは絶大なものがあります

ここからはどのタイプの介入が行なわれてもおかしくありませんし、介入自体は行われる前提でトレードに臨まないとかなり危険なタイミングだと考えられますので、是非その点にだけはご注意いただければと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

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