株式市場と為替市場に現れる方向感の乖離

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想と、予想外の動きをした時の注意ポイントを毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】見極めなければならない下値のサインはインジケーターが目処に【週間株価指数予想】
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【ドル円相場の予想】上抜けて円安推移か、ボックス相場への移行かの分かれ道【週間ドル円予想】
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ニューヨークダウの予想と注意ポイント

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は31,000ドルから32,800ドルです

予想値幅下限は9月6日のピッチフォーク下限の価格を、上限は7月下旬から8月上旬にもみ合った際の上値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日はヨーロッパ株の下落とジャクソンホール会議を控えFRBの利上げ積極化懸念から米長期金利の上昇が起こったことを材料に幅広い銘柄に売りが出て下落、火曜日は発表された経済指標の内容が弱くFRBの強い利上げ懸念は多少後退しますがジャクソンホール会議への警戒感から下落、水曜日は短期的な押し目買いが入り上昇もジャクソンホール会議を控え上値が重く小幅上昇、木曜日は米長期金利の下落を材料にハイテク株中心に買いが入り、引けにかけ売り持ち高の調整と見られる買戻しが入り上げ幅拡大し上昇、金曜日はジャクソンホール会議でパウエルFRB議長がインフレ抑制に向けて利上げを続ける考えを示し、早期利下げ観測が後退し大幅下落して週を終えました

終わってみれば値動きの方向は予想していた内容とはなっていますが、ジャクソンホール会議を通過後に上昇するのかそれとも下落するのかを事前に予想することは非常に難しかったと思います

それ以前に、トレーダーとして問題にしなければならないのは底値の見極めではと思っていますので、これからが本当の勝負になるのでは、というのが個人的な見解です

これから1週間の主なイベントですが、市場に大きな影響を与えそうだなと警戒しているのは水曜日のADP雇用統計と金曜日の雇用統計です

火曜
 6月ケース・シラー米住宅価格指数
 8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
水曜
 8月ADP雇用統計
 8月シカゴ購買部協会景気指数
木曜
 8月製造業購買担当者景気指数・改定値
 8月ISM製造業景況指数
金曜
 8月雇用統計
 7月製造業新規受注

9月5日(月) 休場

ADP雇用統計は前月比で改善見通し、金曜日の雇用統計は雇用者数が前月比で減少見通しと、出てくる結果がかなりブレてきそうです

ADP雇用統計は週末に発表される全米雇用統計の先行指標とされていますが、発表される内容には乖離があることが多く、あまりあてにならないと言った印象があります

それでいて市場に与えるインパクトはそれなりに大きなイベントですので困りものです

これ以外に発表される経済指標に関しては、火曜日のケース・シラーと木曜日の製造業購買担当者景気指数は横ばい、火曜日の消費者信頼感指数、水曜日のシカゴ購買部協会景気指数は改善、木曜日のISM製造業景況指数と金曜日の製造業新規受注は悪化見通しです

市場予想通りに出てきた場合でも、かなり内容には強弱が入り乱れていて方向感を考えるのが難しい週になりそうです

金曜日の下落があまりに強かったですので、雇用統計に関しては下落が止まるポイントになる可能性があるものの、それ以外の経済イベントに関しては強い下落に飲み込まれるか、自律反発のタイミングに当たるかどうか、そのような感じで消化されて行ってしまうのではと考えています

その中でもADP雇用統計のタイミングに関してはちょっと注意したいところです

もう1点週内のイベントを消化する際に注目したいのが、出てきた結果に対する市場の反応です

経済や消費が底堅い内容が出た場合に、インフレ抑制の利上げ姿勢が強まると考えて下落が起こるのか、それとも底堅い経済状況を好感して買いが入るのか、FRBの強い利上げ姿勢を確認した後の相場の反応がどのようなものになっているのか、これを確認したいと考えています

また9月5日の月曜日はレイバー・デーで休場となりますのでご注意ください

チャートのテクニカルでは、月曜日にエンベロープ中央線にタッチする強い下落を見せたニューヨークダウはそのまま下げ幅を拡大、週末にかけて緩やかに反発を見せていましたが、エンベロープ中央線に頭を押さえられるようにして反落しました

週末にかけて上昇した場面は、ここまでの売りを解消する買戻しか、ここまでの強い下落に対する自律反発の可能性がありそうです

結果的には以前の戻り高値とエンベロープ中央線という節目を頂点に強い下落に入り、ボリンジャーバンド下限を押し広げるバンドウォークの形で下落を開始しています

下落する際に節目となりそうな場所はいくつかありますが、6月初旬の戻り高値からの急落では29,600ドル付近までの下落を見せていますので、値幅で考えた場合は最大でここまでの下落は覚悟した方が良いだろうとは思っています

ただニューヨークダウの値動きは下落を続けていたところから反発相場へと入っていましたので、恐らく今回の下落はそこまで強いものにはならないと見込んでいます

このまま下落が継続した場合、エンベロープ下限とピッチフォーク下限、この2か所が下支えとなる形で、31,000ドル付近で下げ止まるのではというのが週内の値動きとしては想定されるものではと考えています

気を付けたいのは金曜日の下落があまりに強かったですので、これから1週間の相場でも強い下落が続く可能性はありますし、日中のボラティリティが高い状態が続くことで底値付近ではオーバーシュートを起こして予想値幅を一旦強く下抜ける可能性がある点にも注意が必要だと思います

インジケーターではADXは22台を下落推移、現在は相場の方向感が無くなっていると判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは42台を下落推移、強い調整相場へと入っています

このまま30への接触を目指すと考えた方が良さそうです

今までのニューヨークダウの値動きでも、強い反落が起こってRSIが30まで下落した場合、そのあたりが一旦の底値となることが多かったですので、今回も同様の値動きが起こるのではと考えています

MACDは下落推移、MACDシグナルとの乖離幅を拡大しています

RSIが30への接触をしたあたりで下げ止まり、同時にMACDオシレーターに関してもプラス方向へと変化するタイミングが来るかと思います

恐らくそこが一旦の底値を形成するタイミングになるだろうと考えています

今回の下落が2段階になる可能性が高かったことは以前からお話ししていましたが、今回の値動きで最も重要になることはその後の展開です

底値目処もある程度予想がつきますし、インジケーターなどを確認することでタイミングも計れるでしょう

下落する速度によって底値を付けるタイミングにずれが生じることがあることから、いつ底値を付けるかという時間軸の予想は難しいものの、値動きを大まかにイメージすること自体はそこまで難しいものでは無いと思います

問題になるのは底値を付けた段階で、上昇相場へ再度戻るというイメージができるかどうかだと思います

相場の転換点が今月中にあると仮定するのであれば、考えられる場所は3か所、週末の雇用統計、13日の消費者物価指数、そして21日のFOMC後のパウエルFRB議長の定例記者会見です

雇用統計は日数的なタイミングとしては十分にあり得るものの材料としてはちょっと弱く、最も可能性が高そうかなと考えられる消費者物価指数の場合はもう少し緩やかに下落を継続する必要がありそうです

最長で21日のFOMC終了あたりまで下落が継続する可能性はありますので油断はできないのですが、底値と判断した場合は一旦仕掛けるタイミングだろとは考えていますので、エントリーポイントを探る際にはボリュームコントロールに気を付けつつそれでも年末高を考えて買い向かいたいなと考えています

ただ私が実際に買うのは日本の個別銘柄になると思いますので、その点はご了承ください

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は32,800ドルの上抜けです

金曜日の下落が一瞬の反応だった場合に考えられる値動きです

予想としては6月中旬から起こったFRBの利上げ見通しに対して楽観的に買い向かう相場は一旦終了したと考えていますので、ある程度の調整が必要なタイミングに入っていると判断して予想をしています

ですが相変わらず市場は楽観的で、今後の強い経済回復を見込んでいる場合は、高安の半値基準である32,200ドル周辺や、32,000ドル付近にある75日単純移動平均線を下支えにする形で反発を見せる可能性はあります

この場合はかなり早い段階でピッチフォークの角度、もしくはそれ以上の強い上昇相場へと戻る可能性がありますので、月曜日のアメリカ市場の値動きには要注意だと思います

月曜日に底値を固める値動きをして火曜日以降あたりに32,800ドルを上抜けようとするような上昇へと踵を返した場合は、この注意ポイントの値動きを想定した方が良いかもしれません

下落方向は29,600ドルの終値基準での下抜けです

週内の値動きとして想定している下値目処は31,000ドルですので、ここを大きく下回る値動きです

ここまで大きな下落を予想外の注意ポイントとして想定しなければならないのは、依然として相場がクラッシュする可能性があるからです

予想ではニューヨークダウの値動きは年末にかけて上昇を見せる展開へと入るだろうと考えているわけですが、FRBの強い利上げ姿勢から考えて、これから経済は強い悪化を見せる可能性が残されています

市場がその可能性を強く折り込みに行く場合、かなり強い下落が発生する可能性が残されています

その場合は最安値の更新を起こしてくる可能性が高まりますので要注意だと思います

最安値へのトライ自体が不可能かというと、6月の強い下落局面ではここから一気に5営業日でそのくらいの下落は見せていますので、現実的にありえない値動きではありません

予想ではここまでの強い下落を起こすことは無いだろうとは考えていますが、最安値の更新をしなければまだ横ばい推移の可能性が残されます

これに対して最安値の更新をしてしまうと、そのまま強い下落トレンドが発生、年末高への期待も一気に後退する値動きへと入ってしまう可能性があります

そのため今週だけでは無く、9月中はこの最安値の更新が起こらないかには要注意だと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は11,000ポイントから12,300ポイントです

予想値幅下限は5月安値と7月に下押しした際の安値の価格を、上限は8月23日の安値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のナスダックの値動きですが、月曜日はヨーロッパ株の下落とFRBの利上げ積極化懸念による米長期金利上昇がハイテクやグロース株に売りを呼び強めに下落、火曜日は発表された経済指標が弱くFRBの利上げ積極化懸念が弱まりハイテク株には買戻しも入り前日とほぼ変わらずの下落、水曜日は短期的な押し目買いが入り上昇もジャクソンホール会議を控え上値が重く小幅上昇、木曜日は米長期金利の下落を材料にハイテク株が上昇、引けにかけ売り持ち高の調整と見られる買いがさらに入り大きく上昇、金曜日はジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が引き続き強い利上げ姿勢を維持すると示したことで大幅下落して週の取引を終えました

8月の半ばから調整に入っていたナスダックですが、下落局面では買戻しが入るなど底堅い値動きも見せていました

ですが金曜日のイベント通過で再度リスク回避の動きが強まることで、売りが大きく出てしまった形となっています

特に要因がFRBの利上げ姿勢に関連したものでしたので、ハイテクやグロース株への売り圧力は強く、ニューヨークダウに比べてもナスダックの下落率は大きなものとなってしまいました

これから1週間の主なイベントですが、FRBの利上げ積極化懸念を払しょくするような経済イベントがあるとは考えていませんので、基本的にはニューヨークダウと同じ感覚で対応していいと思います

火曜
 6月ケース・シラー米住宅価格指数
 8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
水曜
 8月ADP雇用統計
 8月シカゴ購買部協会景気指数
木曜
 8月製造業購買担当者景気指数・改定値
 8月ISM製造業景況指数
金曜
 8月雇用統計
 7月製造業新規受注

9月5日(月) 休場

相場の転換点としては週末の雇用統計が意識されますので、そこでの相場反転には気を付けた方が良いだろうと思っています

今回の下落がどの程度の勢いと日数で続くのかを予測するのは難しいかと思いますが、雇用統計・消費者物価指数・FOMC、この3か所には特に注意した方が良いだろうと考えています

また9月5日の月曜日はレイバー・デーで休場となりますのでご注意ください

チャートのテクニカルでは、月曜日からエンベロープ中央線を下抜ける強い下落を見せはしたものの、その後は6月の戻り高値付近を下支えに反発、エンベロープ中央線に頭を押さえられるように反落を見せてきました

既にエンベロープ下限に接触する直前まで下落をしていますが、ナスダックが強い下落をする場合はエンベロープ下限を下抜けることが良くあります

今回も同様にエンベロープ下限はある程度下抜けてくると考えた方が良さそうです

6月からの上昇幅の半値基準が11,870ポイントあたりにありますが、この周辺には75日単純移動平均線がありますので、一旦はここで下落推移を止める可能性はあります

ただそこが下値になるというわけでは無く、ここで一旦下落速度が落ちると言った感じになるのではと考えていますので、その後にもう少し下値を試しに来るのではと見込んでいます

場合によってはピッチフォーク下限も少し下抜け、7月26日の安値付近、11,500ポイント周辺や、6月2日の高値と6月16日の安値の半値基準、11,400ポイント周辺までの下落を覚悟した方が良いと今のところ考えています

予想としては下落速度が速かった場合、オーバーシュートすることで11,000ポイントまで下落することを想定して値幅設定をしていますが、そこまで荒っぽい値動きにならないようであれば、11,400から11,500ポイントが下値目処と言ったところではと考えています

インジケーターではADXは22台を下落推移、現在は相場の方向感が失われている状態だと判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは43台を下落推移、かなり強い下落に入ったことから30付近まで下落を継続する可能性が高そうです

ナスダックのRSIの下落に関しては30を下回るほどの強い下方向の推移は表れにくく、おおむね40を下回って30に接触するかどうかのあたりで反発をします

今回に関しても下値の見極めとして、RSIがその辺りまで下落してきたら、一旦の底打ちの可能性が高まるだろうと考えています

MACDは下落推移を継続中で、MACDシグナルとの乖離幅を再度拡大し始めています

ナスダックは下落トレンドに入っている場合でなければ、レンジ相場や方向感が失われているタイミングで、MACDオシレーターの増加傾向が転換するポイントが上下のピークになることが多いです

今回の下落局面の底打ちの見極めとしては、RSIの安値タッチと、MACDオシレーターの収束をタイミングに判断しても良いかもしれないと考えています

FRBの利上げ積極化権が発生することで、かなり強い下落が金曜日に発生してしまいました

発表される経済指標にも強弱が入り混じり、これから景気の持ち直しが本当に起こるのか疑わしい所もあります

そのような局面で年末高が起こると断定することは難しいとは思いますが、経験上中間選挙のある年の秋から年末にかけての相場は、9月から10月の底打ちから強い展開になることが多いという印象があります

それ以外でもたいていの場合は年末に向けて株式市場は上昇します

底打ちがすぐに来ると判断するのは危険かもしれませんが、今回の下落による調整は、今年最後の仕込み処になるのではとも考えていますので、インジケーターによる底値目処の判断はかなり神経質にやっていきたいなと考えています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は12,600ポイントの上抜けです

考えているよりずっと早く底打ちして反発に入るパターンです

金曜日の下落か月曜日の下落であっという間に悪材料を織り込んで、一気に反発に入り短期間で上抜けるような値動きを見せる可能性は、今のところまだ残されてはいます

金曜日の相場の値動きを考えると、1日を通して時間をかけてじっくりと下落幅を拡大しましたので、恐らく下げ過ぎにより売りが続いたというより、これからの下落懸念からある程度の損失を見込んで先に利益確定や損切りをする動きがじわじわ続いたのではと考えています

そのため売り急いだというわけでは無いと判断していますので、恐らくここまで強い値動きは出てこないだろうと思います

ただ予想が外れて買戻しが強く入った場合、現在のピッチフォークの角度を維持するような強い上昇にすぐ戻ってしまう可能性もありますので、その点には注意が必要だと思います

下落方向は11,250ポイントの下抜けです

予想値幅下限としては11,000ポイントを下限としていますが、それは強い下落が発生してオーバーシュートが起こる場合を考慮しているからです

イメージとしては強い窓開けで始まり戻す場合や、日中のボラティリティの高まりで下髭が大きく伸びた場合を想定しています

このまましっかりと終値基準で下落を続けて下値を切り下げていった場合、かなりしっかりと下落を見せてくる可能性が高まりますので、その際には11,250ポイントの下抜けを起こすかどうかには気を付けた方が良いと思います

その下には11,000ポイントあたりに下値目処はあるのですが、すぐ下の10,550ポイント周辺までの下落可能性が高まりますし、何より相場全体の値動きが上昇傾向から良くて横ばい、悪ければ下落方向へと舵を切る可能性が高まります

11,250ポイント周辺のしっかりした下抜け、特に週末にかけてじっくりと下抜ける場合はかなり危険な値動きである可能性がありますので、注意した方が良いと考えています

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は26,800円から28,400円です

予想値幅下限は週末のピッチフォーク下限の価格を、上限は6月の戻り高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はアメリカ株安を受け売り優勢も、中国人民銀行の利下げや円安を材料に下げ幅縮小し小さめに下落、火曜日は欧米株の下落を受けグロース株や景気敏感株中心に売りが出て下落、水曜日はアメリカの利上げ警戒感から値がさ株中心にリスク回避の売りが優勢で下落、木曜日は5営業日で900円超下落していたことから自律反発狙いの買いが入り上昇、金曜日はアメリカ市場でハイテク株中心に買い戻しが入ったことから値がさ半導体銘柄などが買われますが、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え持ち高調整の売りがでて上げ幅縮小し小幅上昇して週の取引を終えました

週前半はジャクソンホール会議を控えて売りが出る展開が続きましたが、後半に向けてはむしろ買戻しが入るという値動きとなりました

値動きとしてはアメリカ市場をトレースしたような形になりました

これから1週間の主なイベントですが、火曜日の雇用統計は市場予想では横ばいですので特に材料とはならない見込み、水曜日の鉱工業生産速報値は前月比で悪化見通しですので相場が下押される可能性がありそうです

火曜
 7月雇用統計
水曜
 7月鉱工業生産・速報値

ただアメリカ市場の下落があまりにも強いため、日経平均もかなり強い下落に巻き込まれる可能性が高いのではと判断しています

週内のイベントは全体的に材料とはならず、アメリカ市場の強い上下に振り回される週になるのではと言った感じです

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロはPUTには全体的に売りが、CALLには買いが強い印象で下目線の模様です

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

CALL28,750円と29,500円で強い買いが入っていますが、ここは売り建玉の解消と考えられます

建玉残の損益分岐点は27,875円周辺で下落するほど利益が拡大するポジションを取っています

JPモルガンはCALL29,000円から上で売りを入れている印象があります

8月25日の取引に関しては上目線でしたが、それ以外はPUTも売り傾向だった印象があることから、週内の動きとしては短期的に下目線になっている印象です

ただ建玉残は28,250円を損益分岐点に上昇すると利益が拡大する上目線の状態です

オプション全体の建玉は木曜日以外ではCALL優勢で強気、建玉残でもCALL優勢となっています

ただ27,500円あたりまで下落するとPUT優勢になりそうなタイミングがありますので、底堅い値動きを見せたとしてもあまり下落幅が大きくなるとこの辺りから下落が加速する可能性がある点には注意が必要だと思います

週末にかけて取引の厚かった価格帯に関しては、金曜日のアメリカ市場の下落があまりに強く、日経平均も時間外で1.7%以上下落するなどかなり大きな値動きを見せていますので、あまり参考にならないのではと考えています

225mini先物では、ABNアムロとJPモルガンともに売り優勢でした

225mini先物の建玉

ABNアムロが一方的に売り向かっているのに対してJPモルガンは週末にかけて買戻しを見せていましたので、オプションの内容を加味して考えると、ABNアムロはかなり強い下目線、JPモルガンは短期的に下向きになったものの、ABNアムロよりは強気でどちらかというと上目線かなと判断しています

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、グローバルマクロの3社は方向感が割れました

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

ゴールドマンとJPモルガンは売り優勢、シティは買い優勢でした

この傾向は225ラージとTOPIXの両方に共通していて、かなりはっきりした動きだと感じられます

一方でCTAにはそこまで大きな値動きは見られずニュートラルな印象です

長期目線ではそこまで強い下落を起こすタイミングではないと判断していますが、短期的には日本株は相対的に割高感がある可能性があります

チャートのテクニカルでは、ピッチフォーク中央線にタッチして25日単純移動平均線にかなり接近したところで金曜日に強く反発、ただ陽線とはいえボリンジャーバンド中央線に頭を押さえられるような上髭の状態となってしまいました

時間外取引ではすでに28,142円まで下落していますので、月曜日は寄付きからボリンジャーバンド下限を押し広げるようにバンドウォークを開始するものと考えられます

ここから反発に入る材料も特になく、月曜日は一方的に弱い展開が続いてしまうだろうと予想しています

このまま下落をした場合、下値目処として最初に現れるのは27,500円付近にある200日単純移動平均線で、周辺には直近高安の半値基準もあることから、ここがいったんの下値目処になる可能性が高そうです

更に下抜けた場合でも、75日・100日単純移動平均線が27,200円から27,300円にありますので、27,000円から上の水準にはかなり多くの抵抗線がある点には注意が必要だと思います

予想値幅としてはエンベロープ下限への接触を目処とするためもう少し下に設定していますが、思っているより相場は底堅くエンベロープ下限接触前に反発が起こるかもしれない点には注意が必要だと思います

また下落する際に円安推移が重なることで、アメリカ市場に比べると日本市場の下落速度は幾分マイルドになるかもしれません

インジケーターではADXは26台を下落推移、現在は方向感が失われている状態だと判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは58台を上昇推移、少し過熱感がある状態です

月曜日にはかなり強い下落をする見通しですので、この過熱感は一気に冷まされると思います

今後の推移に関しては下落速度にもよりますが、一気に下落する場合は30接触あたりまで、緩やかに下落する場合は30から40の間が下値目処となるのではと考えています

MACDはMACDシグナルを下抜けて下落推移、MACDシグナルとの乖離幅を拡大中でした

月曜日にはさらにMACDオシレーターがマイナス方向へ大きくなるはずですが、反発タイミングとしてはRSIの30接近と共にMACDオシレーターのマイナス幅縮小が見られると思いますので、恐らくその付近が今回の下落の底値目処になるのではと考えています

FRBの強い利上げ姿勢を確認することでアメリカ市場には強い売り圧力がかかり、日本市場にもその影響は大きくなりそうです

特にハイテクやグロース株への売りが強くなる局面となり、テクニカル的にもまだ下落は続きそうではあります

ですが下値目処となる価格帯が多く存在していますし、そこまで下落を心配しなくてもいいのではとも考えられます

あまり楽観的に構えすぎるのも考え物ではありますが、個人的にはここは今年最後の買い場だと考えています

ただ今週に関してはアメリカ市場の下落に歩調を合わせるように、かなり弱い値動きになってしまうだろうと見込んでいます

以上のことからこれから1週間の日経平均は、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は28,800円の上抜けです

金曜日の高値を上抜けるような強い値動きで、このような推移に入った場合は強い下落が無いまま一気に上昇相場へと戻ってしまいます

もう1つ基準があるとすると28,000円を下抜けない推移です

この底堅い推移をした場合、上昇方向の注意ポイント28,800円上抜けを週半ばから後半にかけて見せてくると考えられます

FRBの利上げ積極化懸念がここまで高まった中で早期の反発があるのだとすると、株式市場はかなり楽観的な状況になっていると考えられます

どこかのタイミングで急落が起こる危険性は高いとは思いますが、短期的にかなり強い値動きに入って行くと考えられますので要注意だと思います

下落方向は26,400円の下抜けです

ここを下抜けると恐らく25,600円から26,000円の範囲内まで一気に下抜けてくると考えられます

この周辺には下値抵抗になる価格帯があるにはありますが、かなり危険な状況だと思います

とくに週内に下抜けてしまうと、そのまま最安値24,700円周辺までの下落も警戒しなければならないほど危険なものになっていると考えられます

エンベロープ下限の下抜けに関してもかなり強烈に行っているものと考えられますし、ボリンジャーバンド下限を押し広げるかなり強いバンドウォークが発生していると思います

この場合下値目処がどこになるのか予想がかなり難しい環境になっていまうかと思いますので注意が必要だと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は横ばい、予想値幅は134円89銭から140円00銭です

予想値幅下限は直近高安の半値基準の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、

週前半は円安推移を見せるものの強い値動きとはならず、週を通してみると横ばい気味に推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はヨーロッパの景気悪化懸念によりドルが買われ、さらにジャクソンホール会議を控えFRBの利上げ積極化懸念から米長期金利が上昇し円安、火曜日はアメリカで発表された購買担当者景気指数の内容が弱く、アメリカの景気悪化懸念からドルが売られ円高、水曜日はアメリカのインフレ高止まり観測から米長期金利が上昇し日米金利差が拡大し円安、木曜日は米長期金利が低下し日米金利差が縮小、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言を控えて持ち高調整の円買いもあり円高、金曜日はジャクソンホール会議でパウエルFRB議長がインフレ抑制を優先する姿勢を示したことで金融引き締めの長期化が意識されドルが買われ円安推移して週の取引を終えました

ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言がどのようなものになるのか注目を集める中で、ドル円相場は方向感がつかみにくい横ばい推移をしました

これから1週間の主なイベントですが、最も注目しているのは金曜日に予定されているアメリカの8月雇用統計です

火曜
 日7月雇用統計
 米6月ケース・シラー米住宅価格指数
 米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
水曜
 欧8月消費者物価指数
 米8月ADP雇用統計
 米8月シカゴ購買部協会景気指数
木曜
 欧7月雇用統計
 米8月IMS製造業景況指数
金曜
 米8月雇用統計
 米7月製造業新規受注

ここの所あまり大きな値動きをしなかった雇用統計ではありましたが、8月5日に発表された際には日中のボラティリティが非常に大きなものとなりました

ジャクソンホール会議は通過しましたが、依然として米長期金利の動向にドル円相場の値動きが左右される環境が継続すると考えられますので、今回発表される雇用統計に関しても注意が必要だと考えています

市場予想通りの内容が出てきた場合、雇用者数は前月比で減少しますが、失業率は前月と変わらない見通しですので、どちらかというと円高方向への要因となるかもしれません

それ以外の経済指標に関しては前月比で大きく変化するものはあまりなさそうですが、水曜日の8月シカゴ購買部協会景気指数でこちらは改善見通しで円安要因に、金曜日の7月製造業新規受注は前月比で弱い数字が出てきそうですので円高要因になるのではと見込んでいます

普段であればヨーロッパのイベントはあまり気にしませんが、ユーロドルはパリティ、いわゆる1ユーロ1ドルの等価を割り込む水準に入っていて、非常に神経質な状態となっています

水曜日の8月消費者物価指数と木曜日の雇用統計は市場予想では前月比で変動なしとなっていますので、恐らく材料視されないだろうとは思いますが、予想とずれた内容が出てこないかには注意が必要だと思います

もう1つ週内で為替変動の要因となりそうなのが水曜日にアメリカで発表されるADP雇用統計です

この経済指標は非常に厄介で、週末の雇用統計の先行指標とされているにもかかわらず、先行指標としての精度が低いです

低いだけであればいいのですが、市場予想からずれやすく、しかも為替相場への材料となってしまいます

注意したいのは、ADP雇用統計はイベントとして重要でありドル円相場へ影響を与える可能性がある点と、発表された内容が市場予想から大きくずれていた場合でも週末の雇用統計は市場予想通りと全く異なる結果が出てくることがある点です

ADP雇用統計の結果から週末の雇用統計の内容を推し測ろうとすることは控えた方が良いと思います

チャートのテクニカルではエンベロープ上限を日足が上抜けた後は、エンベロープ上限と一目均衡表の雲上側を下支えにするように横ばい推移、方向感がつかみにくい展開が続きました

横ばい推移する間に下落傾向だった25日単純移動平均線は135円付近で横ばいに、75日単純移動平均線は134円付近まで上昇していきました

複数の単純移動平均線が集まり始めていて、テクニカル的には下落しにくい値動きに入っている印象があります

ここから横方向のレンジ相場に入った場合でも、134円付近が底値になる形で、130円40銭の水準までは円高が進まないのではと考えています

また週末の時点で134円80銭付近にはエンベロープ中央線もあり、ここも下値抵抗として機能する可能性がありますので注意が必要だと思います

テクニカル的には強い円高推移が発生しにくい状況と言った感じです

インジケーターではADXは17台まで下落、現在はレンジ相場だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは59台を上昇推移、上値目処の70上抜けまではまだ距離がありますので、もう少し上昇推移を見せてきてもおかしくない状況です

MACDはMACDシグナルを上抜けてから上昇推移を継続、MACDシグナルとの乖離幅は縮小傾向で、一旦の高値が近い印象があります

レンジ相場であればMACDがMACDシグナルの下抜けを見せた場合でもそのまま上昇を継続する可能性もあり、シグナルとしては信頼度が下がっている状態だと判断しています

ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演というイベントを通過して、ドル円相場には強い円安推移が起こることをかなり警戒していましたし、予想としても強い円安が起こるものと考えていました

ですが通過して見ると米長期金利にはそこまで強い上昇推移は見られず、むしろ落ち着いた値動きに変化しそうな雰囲気すら見えます

ドル円相場に関しても強いトレンドが発生していた状態からレンジ相場へと変化、仮に円安推移が続くとしても急激なものでは無く、かなり穏やかな上昇へと変化していきそうだと判断しています

直近の最高値である139円39銭の水準や、価格としての節目となりそうな140円ちょうどの上抜けが起こるとそこから上昇の勢いが強まる危険性はありそうですが、インジケーターではすでにレンジ相場へと変化してしまっています

そのためここからの値動きはかなり落ち着いたものへと変化していくのではと考えています

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、週前半は円安推移を見せるものの強い値動きとはならず、週を通してみると横ばい気味に推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は140円00銭の上抜けです

金曜日の終値から考えると値幅は約2円50銭とかなり近いため、じっくりと上昇した場合は緩やかに上抜けが起こる可能性があります

この場合は相場の円安方向への勢いが加速するポイントとはならず、そこから緩やかに調整の反落に入るタイミングが来ると考えています

問題になると考えていて今週の注意ポイントとしたいのは、勢いのある上抜けです

この場合はそのまま1998年8月11日に記録した147円67銭付近である148円を目指す上昇相場へと入って行く危険性が高まります

上昇速度もかなり早く、かなり一方的な展開へとなりかねませんので、強すぎる円安推移には注意が必要だと思います

下落方向は132円60銭の下抜けです

これは100日単純移動平均線を目処にしています

予想範囲内でも下押し圧力が強かった場合、直近高安の半値基準あたりまでの下落であればあり得ると想定しているわけですが、そこから強めに円安推移が起こった場合でも75日単純移動平均線や100日単純移動平均線は下値目処として機能しやすい場所だと考えられます

8月に2度下押した場面がありますが、この際にもやはりこの2つの移動平均線は下支えとして機能しました

そのためこれからしばらくの間も、同様に下値支持として機能するものと想定しています

逆にここを下抜けてしまうと次の下値目処はかなり下になります

恐らく直近安値の130円39銭あたりは下抜け、さらに5月から6月にもみ合った価格帯付近まで下落、そのあたりで200日単純移動平均線と接触して下げ止まると言った感じになるかと思います

2021年の円安推移から75日と100日の2つの単純移動平均線は下支えとなりやすい水準ですので、相場の方向感が大きく変わっていないかの判断をする大事なポイントになるだろうと考えていますので、要注意だと思います

あとがき

パウエルFRB議長がインフレに対してどれだけ強い姿勢で臨もうと考えているのか、そして来年にかけても利上げが継続する可能性があることも予想の範囲内であったはずでした

ですがジャクソンホールでのパウエルFRB議長の短い講演の内容をきっかけに、株式市場では強いリスクオフの値動きが発生し、下落幅はかなりの物になっています

一方で米10年債利回りの値動きは緩慢で、まるで何もなかったかのように横ばい気味に推移を見せています

株式市場の強い値動きを見ると米10年債利回りも強い上昇を見せることでドル円相場にも強い円安推移が発生してもおかしくない環境だと思っていたのですが、米長期金利とドル円相場は思っていた以上に落ち着いた値動きとなっています

米10年債利回りのチャート

このことからも、株式市場の級ら鵜が年末に向けて安値更新を続けながら下落する最初の一歩かと問われると、私にはそうは思えません

経済指標には強弱感があり、確かに警戒しなければならない点はいくつもあります

ですが年初からの下落ですでにそれはある程度織り込まれていて、最低でも高安を上下するボックス相場、恐らく最も可能性が高いのは年末に向けて上昇していく推移だと考えています

ドル円相場に関しては週前半に円安推移を見せてくるかとは思いますが、株式氏以上に比べると反応が鈍く、少し不気味な雰囲気があります

週半ばのADP雇用統計、そして週末の雇用統計と、普段からドル円相場のかく乱要因となることの多い2つのイベントですが、これから1週間に関してはいつも以上に警戒しておいた方が無難かもしれません

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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