ジャクソンホール会議に向かい利上げ積極化を身構える金融市場

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想と、予想外の動きをした時の注意ポイントを毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】下値を見極めることができれば今年の利益につながる可能性大【週間株価指数予想】
FRB関係者が頻繁に強い利上げ見通しに関しての発言を繰り返しています。今までの株式市場はそれらを無視するように上昇を継続、しかしFOMC議事要旨の発表を契機に急に強く材料視し始めました。ジャクソンホール会議を控えた緊張感がそうさせるのか、そ...
【ドル円相場の予想】無視できなくなる地区連銀総裁発言と今後の上値目処【週間ドル円予想】
FOMC議事要旨公表の後に2人の地区連銀総裁から強い利上げを示唆する発言が連続して出てくることで米長期金利は上昇、ドル円相場は強い円安推移へと移行していきました。今までであればある程度反応すれば、あく抜けするように一旦は円高推移を見せていま...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は下落、予想値幅は31,000ドルから33,900ドルです

予想値幅下限は8月26日のピッチフォーク下限の価格を、上限は8月19日の高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ただ、予想値幅下限はかなり広めにとってあります

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は8月ニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を下回り景気悪化懸念からインフレ懸念が後退し米朝金利が低下、ハイテク株を中心に買いが入り上昇、火曜日はウォルマートとホーム・デポの好決算を材料に消費関連銘柄に買いが入り上昇、水曜日はイギリスのインフレ率が40年ぶりの高水準となりFOMC議事要旨公表前に米長期金利が上昇し株式市場は下落も通過後に米長期金利は低下しますが買戻しは入らず下落、木曜日は利益確定の売りに下押されますがフィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことを好感し引けにかけ買戻しが入り小幅上昇、金曜日はリッチモンド連銀のバーキン総裁が9月FOMCの利上げ幅決定まで多くの時間が残されていると発言、米長期金利が上昇することでハイテク株やグロース株中心に売りが出て下落をして週の取引を終えました

FOMC議事要旨を転換点に相場の方向感が変わる可能性をかなり心配していましたが、それが最も過激なパターンに入ってしまったかもしれない危険性を感じています

木曜日までの値動きであれば弱い調整で済むのではとかなり楽観的にとらえていたのですが、金曜日の値動きを確認したことで大きめの下落、それも上昇相場を継続する場合に想定される最悪のパターンを予想範囲に入れなければならない事態になっていると判断しました

特にまずかったのが、ニューヨークダウの後にお話ししますが、ナスダックの値動きです

これから1週間の主なイベントですが、火曜日以降は今後の景気見通しに関わる経済指標の発表が連続します

火曜
 8月製造業・サービス・総合購買担当者景気指数
 8月リッチモンド連銀製造業指数
 7月新築住宅販売件数
水曜
 7月耐久財受注
 7月耐久財受注・輸送用機器除く
 7月住宅販売保留件数
木曜
 4-6月期四半期実質国内総生産・改定値
 4-6月期四半期GDP個人消費・改定値
 4-6月期四半期コアPCE・改定値
金曜
 7月個人所得
 7月個人消費支出
 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
 パウエルFRB議長発言

ジャクソンホール会議 25~27日

火曜日に発表される8月購買担当者景気指数は国内総生産、GDPの先行指標になりますので、今後発表される7-9月期四半期GDPの試金石となります

リッチモンド連銀製造業景気指数は、ここまでニューヨークとフィラデルフィアで異なった結果が出ていますので、他の地域がどうなっているのか点検することになると思います

火曜日の7月新築住宅販売件数と水曜日の耐久財受注は景気動向を判断できる先行性の高い経済指標ですので注目です

市場予想では新築住宅販売件数は強く、耐久財受注は特に輸送用機器が足を引っ張る見通しですので、この辺りが市場予想から大きく離れないか注意しておいた方が良いと思います

木曜日の四半期GDPは改定値ですので速報値から大きなずれが無ければ恐らく無風で通過、金曜日の8月ミシガン大学消費者態度指数も確報値ですので同様です

金曜日の7月個人所得と個人消費支出は個人の所得と消費動向を知ることができますので、今後インフレがさらに進む可能性が高いのかを推測する上で重要な指標となると考えられます

市場予想ではどちらも前月と比べて伸び率は横ばい、もしくは減少見通しですので、マイナスに転じるわけではありませんが、過度なインフレ懸念につながる数字は出てこない予定です

最後に最も注意したいのが、25日から27日の間にアメリカのジャクソンホールで開かれる会議です

26日にはパウエルFRB議長の発言も予定されていますが、ジャクソンホールでFRBを構成するメンバーが集まった際に、9月20日から21日に開かれるFOMCで政策金利をどのようにしていくか話し合われると思いますので、この前後でのFRB関係者からの発言には注意が必要だと思います

今後のアメリカ経済の見通しやFRBの利上げ姿勢と、チェックしなければならない内容が非常に多く、その重要度も高いイベントが連続する週となりますので、強い方向感のある値動きが発生しないかには注意が必要だと考えています

FOMC議事要旨発表前の月曜日のニューヨーク連銀製造業景気指数や火曜日の住宅着工件数が市場予想を下回った際には、インフレ懸念の低下により株式市場にはポジティブな反応が出ていましたが、今後発表される経済指標の内容に対して同様の反応が続くのか、それとも変化が現れるのか、また金曜日の時点でジャクソンホールでの動きを意識するように強い下落推移が発生し始めていますので、経済指標の強弱に関係なく一方的な下落が起こってしまうのか、月曜日には経済指標の発表が無いため判断が難しいですが、火曜日にはPMIやリッチモンド連銀製造業指数や新築住宅販売件数が発表されますので、ここで最初のチェックができると思います

チャートのテクニカルでは、火曜日に頂点を付けた後水曜日以降は横ばい気味に推移、このまま横ばい推移すればよかったのですが金曜日に強い下落を見せ始めています

ちょうど200日単純移動平均線の上抜けを達成したところで上値が重くなっていて、この現象は3月や4月の高値でも見られた値動きです

そのためここから一旦は下落方向へと値動きすると予想するのが、一番可能性が高いのではと考えています

ニューヨークダウ単体で考えると、今のところボリンジャーバンド中央線を下支えにするように下落を止めていますので、ここから粘るような形で横ばい気味の推移に入る可能性がまだ考えられます

ただナスダックが弱すぎます

今までは緩やかに下落した際の下値目処として、3か所を想定していました

1つ目はボリンジャーバンド中央線、2つ目は5月末から6月上旬に高値を形成した33,300ドル周辺、最後がエンベロープ中央線です

金曜日に発生したニューヨークダウとナスダックの下落速度を考慮した場合、ニューヨークダウの下値目処は良くてもエンベロープ中央線、最悪の場合は今回の予想値幅下限ピッチフォーク一番下の線までの下落です

4月の頭からの下落でも、ナスダックが一気にエンベロープ下限にタッチするまでの期間、ニューヨークダウはエンベロープ中央線を下値に粘ったことがあります

これと同じ値動きが起こった場合、ニューヨークダウの下落はエンベロープ中央線までで収まる可能性があります

今のところエンベロープ中央線までの下落が可能性としては最も高そうかなと、まだ楽観的にとらえていますが、そこを下抜けると直近高安の半値基準32,200ドル、そしてエンベロープ下限やピッチフォーク下限まで下値目処がどんどん切り下がってしまいますので、月曜日から火曜日の値動きで大きめの下落が継続してしまわないかには注意が必要だと思います

インジケーターではADXは29台を横ばい気味に推移、現在はトレンド相場だと判断していますが方向感が無くなるタイミングに入っています

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは64台を下落推移、RSIシグナルの下抜けを見せています

この辺りはかなり微妙なタイミングなのですが、ADXは現状高い数値を維持していますので上昇トレンドの中にいると判断できるのですが、+DIと-DIの距離が一気に縮まっていて、これからADXは横ばい傾向へと変化していくはずです

ここでRSIのシグナルを重視していいのかは悩みどころですが、過熱感があったのは確かですので、ナスダックの値動きを考慮すると無視するべきものではないだろうと考えています

ニューヨークダウ単体のインジケーター分析であれば、まだここから下落すると判断するか悩むところです

予想としては最低でも50までの下落はするだろうと考えています

ただ昨年11月のように下落が加速すると、30に接触するまでの強い下落に入る可能性も残されています

この辺りの判断としては、エンベロープ中央線の下抜けが起こった際に、そこから下落が加速しないかどうかで見極めるようだと思います

MACDは横ばい気味に推移、MACDシグナルとの乖離幅を縮小してMACDオシレーターは減少傾向になっています

MACDオシレーターの減少は、レンジ相場の場合は一旦の高値が過ぎた可能性を示唆するシグナルではありますが、現在は上昇トレンド相場であると判断していますので、MACDのMACDシグナル下抜けが起こるまで、相場が上昇トレンド相場から一旦転換したと判断するのは早いかなと考えていました

今後の下落でこの下抜けが起こってしまうかには注意が必要だと思います

タイミングとしてはエンベロープ中央線の下抜けが起こるかどうかの攻防のあたりで確認できるかと思います

価格帯で考えると昨年の7・9・10・12月、そして今年の1月に下落した際に、底値形成した場所に頭を押さえられるような形になっています

また200日単純移動平均線もかなり近い水準になっていました

ここで反落が発生した場合、相場が強ければボリンジャーバンド中央線までの下落、さらに下落した場合の下値支持になりそうな価格帯は、今回の上昇時に一旦休みを入れた32,400ドルから、5月末から6月末に天井を形成した33,300ドル付近になるのではと予測できますので、この辺りまでは反落が起こる可能性が高いと今まで判断していました

これはちょうどエンベロープ中央線の位置とも合致するだろうと考えています

そのためエンベロープ中央線、ここまでは最低でも下落が進むと想定しておいた方が良いと判断を弱気に転換しています

ただこれでもまだ楽観的です

それほどナスダックの下落が強すぎます

エンベロープ中央線の強い下抜けが起こってしまった場合は、そのままエンベロープ下限やピッチフォーク下限まで下落推移が継続する可能性が高まります

金曜日単体の値動きだけでそう判断せざる得を得ないほど、ナスダックの値動きは危ないものだと考えていただければと思います

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向はボリンジャーバンド中央線を下支えにした値動きです

これは木曜日のライブ配信を行ったときまでに考えていた最も強い値動きのシナリオです

イメージとしてはボリンジャーバンド中央線を下支えにするように少し横ばい気味に推移、そこから再上昇に入ります

上昇角度は7月半ばからとほぼ同様で、ピッチフォークを上抜けていく順調な上昇推移に入ります

この場合途中で一旦休むかと思いますが、目指す上値目処は37,000ドルです

ただこの値動きが起こる可能性はかなり低確率だと考えています

一応注意ポイントとして考えておきはしますが、あまり有用では無いだろうと思っています

下落方向の注意ポイントは特にありません

今回の予想値幅下限は、かなり下落が過激だった時を想定しています

値動きとして可能性が高いのはエンベロープ中央線周辺を底値として下落が止まるという展開です

本来であればこれを予想としてお話しして、エンベロープ中央線の下抜けが起こった際の値動きを下落方向の注意ポイントに設定するのですが、予想精度を優先するより自分の投資ポジションを決定する材料としてどう判断するのかに重点を置いて考えるのであれば、FOMC議事要旨の公表を通過してジャクソンホール会議を控えるこのタイミングであれば、最大限の警戒を払っても注意しすぎということは無いと思います

そのため今回の予想に関しては、下落方向の注意ポイントがすでに予想範囲に含まれていると考えていただいて、それほど下落方向の値動きに警戒を払っていると受け止めていただければと思います

ナスダックの予想と注意ポイント

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は下落、予想値幅は11,600ポイントから12,900ポイントです

予想値幅下限は8月26日のピッチフォーク下限の価格を、上限は金曜日の最高値の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のナスダックの値動きですが、月曜日はニューヨーク連銀製造業景気指数の結果を受け米長期金利が低下、ハイテク株を中心に買いが入り上昇、火曜日は個別企業決算を材料に消費関連銘柄に買いが入りますが米長期金利が上昇しハイテク株に売りが出て下落、水曜日はイギリスの高いインフレ率とFOMC議事要旨公表を材料に米長期金利が上昇もその後下落しますが、ハイテク株売りへの買戻しは入らず下落、木曜日は利益確定の売りに下押されますがフィラデルフィア連銀製造業景気指数の内容を材料に買戻しが入り上昇、金曜日はリッチモンド地区連銀のバーキン総裁の発言を受けここまで上昇していた米長期金利はもう1段上昇、ハイテク株やグロース株に売りが出てナスダックは強い下落をして週の取引を終えました

ナスダックの値動きは木曜日までは比較的安定している印象があり楽観視していたのですが、金曜日の値動きで一変してしまいました

この値動きでニューヨークダウの予想に関してもかなり弱気に変化しています

これから1週間の主なイベントですが、気を付けなければならないことはニューヨークダウとほぼ同じですが、その中でもインフレの強弱感に関わる経済イベントは特に注意が必要ではと考えています

火曜
 8月製造業・サービス・総合購買担当者景気指数
 8月リッチモンド連銀製造業指数
 7月新築住宅販売件数
水曜
 7月耐久財受注
 7月耐久財受注・輸送用機器除く
 7月住宅販売保留件数
木曜
 4-6月期四半期実質国内総生産・改定値
 4-6月期四半期GDP個人消費・改定値
 4-6月期四半期コアPCE・改定値
金曜
 7月個人所得
 7月個人消費支出
 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
 パウエルFRB議長発言

ジャクソンホール会議 25~27日

具体的には金曜日の7月個人所得と個人消費支出、そして25日から27日に開催されるジャクソンホール会議と金曜日に予定されているパウエルFRB議長の会見です

週末に集中しているこれらのイベントは、米長期金利の動向にかなり強く影響を与えてくると考えられますので、ナスダックにとっても影響度は大きい可能性があるイベントと考えておいた方が良いと思います

ここでFRBの利上げ積極化懸念が強まった場合、グロース株やハイテク株には強い下押し圧力となってしまうかもしれない点には注意が必要だと思います

また金曜日の値動きでも見られましたが、予定外に地区連銀総裁などからタカ派発言が出てきた場合、これまでであれば株式市場はあまりネガティブな反応を示しませんでしたが、ここからははっきりと下押し圧力として意識してくる可能性が高まっていると判断していますので、その点にも注意が必要だと考えています

チャートのテクニカルでは、ここまでボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークを見せるような強い上昇をしていましたが、火曜日に横ばい気味に推移すると水曜日には続落、それまでの推移では上側に出ていたエンベロープ内に戻っています

木曜日までボリンジャーバンド中央線を下支えにするように推移していましたが、金曜日は小さな窓を開けて下抜けていきました

ボリンジャーバンド中央線を下抜けたことによって、一旦は下落方向への推移へと切り替わったと判断した方が良さそうです

最初の下値目処となるのは、3月29日の高値と6月16日の安値の半値基準、12,600ポイント周辺とエンベロープ中央線付近です

ただ金曜日の下落の強さを考えると、この2か所で下げ止まると考えるのは楽観論なのではと思っています

木曜日までの底堅い値動きを見ていた際にはこの2か所の下値支持はかなり有力だと考えていましたが、金曜日の米長期金利の上昇に対して下落するという反応はかなりインパクトがありました

同じように米長期金利が一時的に上昇した局面が、直近で4回ありました

8月2日・5日・11日・17日です

前半の3回に関しては下押し圧力はあったものの底堅い値動きを維持しています

様子が変わり始めたのが17日、ここではFOMC議事要旨の公表がありましたが、ここで少し雰囲気が悪くなります

それでも十字線で終わっていましたので、まだ楽観視していました

それが金曜日には同じような上昇であっても、相場の値動きは全く違うものになっています

この値動きの変化はこれから1週間の予想に対してかなり重視した方が良いものになるのではと判断しています

インジケーターではADXは30台を横ばい推移、現在はトレンド相場だと判断していますが、相場は方向感をなくすタイミングに入っていると判断しています

ナスダックのインジケーター

RSIは56台を下落推移、RSIシグナルの下抜けを見せています

一気に過熱感が取れているようにも見えますが、相場環境を考えると油断できない状態です

米長期金利の上昇に対してここまで強い反落を見せていない状況、例えば緩やかな下落などでRSIの低下が見られた場合、50あたりまでの下落で収まるのではと考えていましたが、今はこのまま30付近まで一気に下落する可能性が高まっていると警戒しています

MACDは下落推移をしていて、MACDシグナルの下抜けを見せていて、これまでの上昇トレンド相場が一度終わったと判断しています

ただそれは相場全体が崩れて大きな下落相場へと切り替わるという意味合いでは無く、相場の方向感が一旦切り替わったというものです

MACDのMACDシグナルを下抜ける角度は緩やかでは無く、ここから反落に入るタイミングになっていると判断しています

恐らく横ばい推移では無く下落推移する可能性の方が高いと判断しています

MACDの数値はかなり高い位置にありますので、今回の上昇トレンド相場が完全に終わるかもしれないと判断する必要があるとすれば、恐らく12,000ポイントあたりの攻防に入ったタイミングだろうと思います

どの価格帯でMACDの0ラインの下抜けが起こるのかは、下落するスピードによって変化しますが、MACDの設定を短期12営業日と、長期26営業日にしていますので、感覚的にはこの辺りかなと考えています

今のところどの程度の下落幅になるのか推測できるようなデータは無いものの、ここまでの上昇トレンド相場の中で一旦は頂点を付けて反落するタイミングに入っていると考えていいのではと言った感じです

ナスダックの値動きが強い上昇局面に入る場合、エンベロープ上限を上抜けて推移を続けることは今までもありました

ただそれもコロナショックの後の反発局面という特殊な状況下での上昇場面でのことであり、それ以外ではめったにお目にかかれないほど強い値動きです

ここまで強い値動きに入っているのであれば、ナスダックの反落はそこまでは深くならず、最低でもエンベロープ中央線を下支えとして反発してくることが考えられますし、場合によってはボリンジャーバンド中央線を下支えに反発を見せてもおかしくないほど強い相場展開に入っていると考えてもいいはずです

木曜日までの値動きであればそのように判断していましたが、金曜日の値動きはそれを転換せざるを得ないほどインパクトがあるものだったと考えています

それほどバーキン総裁の発言をきっかけとした下落はインパクトがあるものでした

これを踏まえて今後注意したいのがこれから予定されているイベントで、特にFRB関連の物です

FOMC議事要旨で警戒していたように、FRBの姿勢を相場がどうとらえるかによって、上下どちらに強く動き出してもおかしくない環境であったことは確かです

今までがFRBからのメッセージを無視する期間だとすると、これからはFRBからのメッセージを重視する期間に入るだけなのかもしれません

そのため長い目線で考えれば6月に底値を付けてから上昇方向への推移へと舵を切ったと判断していますが、その流れが大きく変わってしまわないかには常に警戒しておいた方が良いと考えて私自身もトレードをしています

一方で、6月の安値を底値とした上昇方向への推移が今回の下落予想で終わったとは考えておらず、ジャクソンホール会議やFOMCなどを抜けた後など、節目のイベントを消化したどこかのタイミングで、再度上昇方向へ舵を切るだろうと考えています

たださすがにこれから1週間に関しては厳しい相場環境になるものと考えていますので、予想はかなり厳しく見ていきたいと考えています

以上のことからこれから1週間のナスダックは、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は13,000ポイントの上抜けです

金曜日の下落が金利上昇に対する過剰反応で、FRBの利上げ姿勢に対して相場が楽観的な値動きをする場合に想定されるものです

この場合、もう少し下落をしてエンベロープ中央線に接触するところまで下げ幅を拡大する可能性はあるものの、そこから強く反発するパターンです

可能性としてないわけではありませんが、今後のイベントの内容やナスダックの金曜日の値動きを考慮すると、ちょっと難しいのではと考えています

可能性が0なわけではありませんので想定はしておかなければならないとは思いますが、ちょっと厳しいかなと言った感じがしています

下落方向は11,400ポイントの下抜けです

これは本当にまずい値動きです

今回のナスダックの上昇はピッチフォーク上限にまでは至っていません

もし以前の下落幅と同様の下落を見せてくるのであれば、11,600ポイントを多少下抜ける可能性はあります

ただピッチフォークをあまり大きく下抜けるような値動き、特に以前の高安の半値基準や、一目均衡表の雲の下抜けはかなりまずいです

この値動きに入った場合、再度6月安値へトライするような値動きに入ってしまう可能性が出てきてしまうかもしれません

今のところそこまで強い下落を起こすことは無いと考えていますが、今年6月の戻り高値からの急落のような強い下落が発生してしまった場合には、11,400ポイントの下抜けが発生しないかには十分に注意した方が良いと思います

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は下落、予想値幅は27,600円から29,000円です

予想値幅下限は7月下旬から8月上旬にもみ合った価格帯の下値の価格を、上限は金曜日の終値付近の価格を目処に設定、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ただし下落速度はナスダックに比べて緩やかなものになると考えています

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はアメリカ株の上昇を材料にグロース株中心に買いが入り上昇、火曜日は利益確定売りに押されますが押し目買いも入り横ばい気味に小幅下落、水曜日はアメリカ株の上昇を受け日本市場でも消費関連株や景気敏感株に買いが入り上昇、木曜日はアメリカ株の下落を受けハイテク株やグロース株に売りが出て下落、金曜日は短期的な過熱感から持ち高調整や利益確定の売りが29,000円の節目辺りで出ることで上げ幅を縮小し小幅上昇をして週の取引を終えました

木曜日の反落から金曜日に強い値動きへと戻ることはできませんでしたが、それでも高値で粘っていると言った感じです

これから1週間の主なイベントですが、アメリカに比べるとかなりさっぱりしている感じです

木曜
 7月企業向けサービス価格指数
金曜
 8月東京都区部消費者物価指数

金曜日の8月東京都区部消費者物価指数は全国消費者物価指数の先行指標ですので、しっかり確認しておきたいところです

市場予想では前月比で上昇率が少し伸びる見通しで、インフレ傾向が続いていることを確認する内容になると考えられます

個人的には非常に嫌な結果ですが、株式市場に対して大きなインパクトがあるとは考えていません

ただ賃金の上昇を伴わない物価上昇は家計を圧迫すると考えられますので、行動制限が緩和された後のリベンジ消費が期待されていますがそれは早晩終わってしまい、そこから不況に向かう可能性もあるのではと警戒しています

これらのことから、長期的な目線では東京都区部や全国の消費者物価指数の変化には注目しておいた方が良いだろうと考えています

週内の値動きで考えると、アメリカ市場とドル円相場に振り回される1週間になるのではと言った感じです

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは上目線、CALL29,000・30,000円に買い建玉、CALL29,500円に売り建玉残、PUT28,250円に買い建玉、PUT28,750円に売り建玉の取引を多くしています

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

上方向で考えると29,000円上抜けを狙うも上値は29,500円まで、下方向で考えると28,750円までの下落としつつも28,250円から下への下落にも備えていると言った感じです

ここまでの建玉残は27,800円あたりを損益分岐点に下落するほど利益が広がる下目線を継続していますので、下落した場合は28,500円近辺での値動きにひと悶着あるかもしれません

JPモルガンは週を通して弱気でした

CALL29,500・29,000円での売り建玉が多く、PUT28,500円での売り建玉が多かったです

建玉残では28,000円を損益分岐点に上昇するほど利益が大きくなる上目線の状態です

特に28,500円のCALLの買い建玉の多さが目につきますが、同額にはPUTの買い建玉もある程度積み増している状態で、少し方向感を読みにくい印象があります

今週の取引ではPUT28,500円での売り建玉を積み増していますので、この辺りが底値目処なのかもしれません

28,500円あたりを下抜けた場合、下落速度が上がる可能性があるかもしれないと警戒しています

オプション全体の建玉は週を通してCALL優勢、PUTの倍程度の取引をこなしていました

29,000円と29,500円での取引が多かった印象で、全体的にかなり上目線へ傾いていた印象です

PUTで取引が活発だったのは29,000円と28,000円で、結構値幅があります

全体的には上方向への値動きに備えていたという印象が強いです

225mini先物では、ABNアムロは買い優勢、JPモルガンは売り優勢でした

225mini先物の建玉

この傾向はオプションの建玉残とは反対方向ですが、週内の取引に限って言えば同じ方向に動いています

特にABNアムロは火曜日と木曜日に強く買いに入っていますが、この2日はオプションでも買いに回っています

オプションと225miniの建玉残で考えるとABNアムロはニュートラル、JPモルガンは上目線だと判断していますが、直近のABNアムロは強気に傾いている可能性があるかもしれないと考えています

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、火曜日の時点で気にしていたCTAのモルガンと、グローバルマクロのJPモルガンは週後半に買いに転換する場面があり週を通すとニュートラルな印象に変化しましたが、その間に弱気に転じたのがグローバルマクロのゴールドマンです

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

ただ5つの証券会社のうちで明確に弱気転換したのはゴールドマンだけで、それ以外に関してはニュートラルと言った印象ですので、大きな下落方向の流れが来たという印象ではありません

警戒はしておきたいところではありますが、大きな下落に発展しそうな兆候は表れていないかなと言った印象です

チャートのテクニカルでは、水曜日の強い陽線の後に2営業日陰線となっていますが、下値はそこまで切り下げておらず比較的底堅い値動きと言った印象です

ここから考えられる値動きは横ばい推移してボリンジャーバンド中央線の上昇を待つか、下落することでボリンジャーバンド中央線まで迎えに行くかです

横ばい気味に推移した場合は7月下旬から8月上旬のように再上昇する可能性が高いと考えていますが、下落推移して近づいた場合は、ここまでの上昇速度がかなり早かったですのでそのまま下抜ける可能性が高いのではと考えています

その場合は3月と6月の戻り高値28,400円周辺と、エンベロープ中央線の2か所が下値目処として機能するのではと考えています

仮にですがエンベロープ中央線を下抜けてしまった場合は、これまでの日経平均の値動きのようにエンベロープ下限までの下落を覚悟した方が良いかもしれません

この辺りは下落に入る際の要因や入った後の相場環境によって変化すると思いますので、今の時点で予想するのは難しい状況です

ただ時間外先物では下落方向に値動きをしていますので、このまま下落方向へ舵を切るとボリンジャーバンド中央線を迎えに行く形になり、そのまま下抜けてしまう可能性が高まりそうだと警戒しています

インジケーターではADXは27台を上昇推移、現在はトレンド相場だと判断しています

日経平均のインジケーター

MACDは横ばい推移、MACDシグナルとの乖離幅を縮小しています

月曜日に日経平均が下落した場合、乖離幅はさらに狭まり、MACDのMACDシグナル下抜けの可能性が高まります

この下抜けが発生した際に、下抜け角度があまりに急だと強い下落に入る前兆になりますので注意が必要だと思います

その場合は、ここまでの上昇トレンド相場が一旦終わってしまう可能性が出てきます

その際にはADXも横ばいから下落推移へと変化して、一旦方向感が失われるタイミングが訪れると考えていますので、これから強い下落が起こってしまわないかには注意が必要だと思います

RSIは65台を下落推移、RSIシグナルをあと少しで下抜けそうです

ADXが横ばい推移した場合、そこからRSIシグナルの信頼度が今より上昇すると考えています

RSIは過熱感のある水準に達していますので、方向感が失われた場合、一旦は50付近まで、今までの下落傾向であれば55あたりまでの可能性もありますが、そこまでは一旦下落が発生する可能性があります

多少の下落であれば下値支持などを考慮すると粘って再上昇に入りそうですが、一旦そこを下抜けてしまうとインジケーター的にもある程度の下落をしないと過熱感が取れない水準に達してしまっている印象があります

ここから横ばい気味に推移、その間に過熱感が取れるのが日経平均の上昇にとってはベストなシナリオですが、先物ではすでに下落が始まっています

そのためエンベロープ中央線まで日柄をかけて下落した場合はそこで反発する推移に入る可能性は残るものの、あまり一気に下落してしまうとそのままエンベロープ下限まで強い下落に入ってしまう可能性が高まりそうな印象があります

ここからは日経平均の下落速度がどの程度で収まるのか、緩やかであれば下値支持が効きやすく、急であれば下抜けしやすい、そう判断を切り替えて対応していった方が良いかなと考えています

アメリカ市場、特にナスダックの下落率はかなり大きなものになっていますが、その主な要因がFRBの積極的な利上げ姿勢に対する懸念だと考えていますので、米長期金利が上昇することによってドル円相場では円安推移が発生することが想定されます

この場合、円安が日経平均の下落をアメリカ株の下落に比べると軽微にしてくれる可能性はありますので、そこが今回の下落時の下支えと言った感じです

ただこれは、上昇局面では円高推移が発生、日経平均はアメリカ株に比べ上値が重たくなる現象にもつながっていく点には注意が必要だと思います

以上のことからこれから1週間の日経平均は、週を通して下落推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向はボリンジャーバンド中央線を下抜けない値動きです

強い相場環境であれば、ボリンジャーバンド中央線は反落時の下支えになるポイントと考えることができます

木曜日の時点までであればその予想がかなり有力だと考えていましたが、金曜日のアメリカ株、特にナスダックの強い下落を確認してさすがにそれは難しいと判断を変更しました

ですが金曜日のアメリカ株の下落が一過性の物であった場合、この値動きは起こりえます

この場合想定される値動きですが、まず反発までの期間は数営業日、今週の半ばまでには起こると考えています

その後は再度29,200円の高値にトライする値動きに入ると思いますが、そこからさらに強い値動きに入れるかどうかはアメリカの株式市場次第だと思います

ニューヨークダウが上昇方向の予想外の注意ポイントの値動きに入った場合、日経平均も30,800円を目指す強い展開に入って行く可能性はあります

ですがこの値動きが起こる可能性はかなり低いと思います

下落方向は27,400円の下抜けです

今回の上昇の高安の半値基準が27,370円あたりなのですが、この水準の下抜けを試す展開です

週内にここまで強い下落を見せてきてしまうと、そのままさらに下値を切り下げていく可能性が高いと思います

目指す下値目処はエンベロープ下限への接触、価格帯でいうと26,600円前後かなと言った感じです

価格は少しずれるかもしれませんが、目処としてはエンベロープ下限の下抜け、よほどの悪材料がでて相場環境が悪化しない限り、これを達成したところが下値になる可能性の高い価格帯と判断していいと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円安、予想値幅は135円00銭から140円00銭です

予想値幅下限は直近高安の半値基準の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、一旦立ち止まるタイミングはあるかもしれませんが、基本的に上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を下回り景気減速懸念が高まることで米長期金利が低下し円高、火曜日はインフレピークアウト観測が強まりますが、FOMC議事要旨でタカ派姿勢を示すとの見方が重荷になり円安、水曜日はイギリスで発表された7月消費者物価指数の上昇率が非常に高かったことで、インフレ圧力の強さが意識され米長期金利が上昇し円安、木曜日はヨーロッパの天然ガス不足に伴うインフレ長期化による景気悪化懸念から対ユーロでドルが買われ、さらにFRBのブラード総裁が9月FOMCでの75bp利上げ可能性が高いとの発言から米長期金利が上昇、これもドル買いにつながり円安、金曜日はヨーロッパに比べ強いアメリカ経済を意識したドル買いがある中、リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演でインフレ率を目標の2%に戻すためあらゆる手段を取ると述べたと伝わり米長期金利は上昇、ドル円相場も上昇をして週の取引を終えました

テクニカル的にはエンベロープ中央線を上抜けた後、一旦は円高方向へと下落、エンベロープ中央線に絡むように推移すると予想していましたが、ブラード総裁の発言に私の予想は吹き飛ばされてしまいました

以前から地区連銀の総裁がFRBの利上げ姿勢を楽観視するなと警告を出し続けていますが、その都度米長期金利が上昇するのに合わせるように一旦は円安推移を見せていましたが、その後は調整するように円高推移を見せるなど、一方的な値動きにつながる兆候はありませんでした

米10年債利回りのチャート

ですがFOMC議事要旨を通過して出てきたブラード総裁の発言が、ドル円相場に強いインパクトを与え一方的な円安推移へと入っています

この辺りは、FOMC議事要旨の発表を超えジャクソンホール会議を控えた相場が、出てきた材料にこれまでとは異なった反応を見せてきた一例なのかもしれません

直近のFRBの利上げ姿勢への言及での反応に関しては、株式市場にも同様の傾向があり、今回のバーキン総裁の発言は強い影響を及ぼしています

これから1週間の主なイベントですが、注目が集まりそうなものは全てアメリカで予定されているものです

火曜
 米7月新築住宅販売件数
水曜
 米7月耐久財受注
 米7月耐久財受注・輸送用機器除く
木曜
 米4-6月期四半期実質国内総生産・改定値
 米4-6月期四半期GDP個人消費・改定値
 米4-6月期四半期コアPCE・改定値
金曜
 米7月個人所得
 米7月個人消費支出
 米8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
 パウエルFRB議長発言

ジャクソンホール会議 25~27日

火曜日の7月新築住宅販売件数は前月比で改善、ただ年換算では減少傾向、そこから先の指標に関しても横ばいか弱いものが多い印象です

全体的に景気下押しリスクが高まりそうで、これらのイベントだけ考えると米長期金利へは下押し圧力になりそうなものが多い印象です

ですが、それらを度外視して注目されるのが金曜日に予定されているパウエルFRB議長の発言です

25日から27日に予定されているジャクソンホール会議で、各国の中央銀行の要人やFRB関係者が1か所に集合して現在のインフレに対しての利上げなどに関しての意見交換が行われます

ここでFRB自身もどのような姿勢を示すのか、ある程度はっきりと出てくる可能性があります

これまで相場はFRBの利上げ姿勢に楽観的な反応を見せていましたが、その間にも地区連銀総裁からかなりタカ派の発言が相次いでいます

さすがにそれが効いているのか、8月に入ってからの米長期金利は一方的な上昇推移、ここ1週間ではさすがにいったん落ち着いてドル円相場も横ばい推移するだろうと考えていましたが、ブラード総裁とバーキン総裁はそれすら許しませんでした

週末のジャクソンホールを考えると、それ以前に予定されている経済指標の内容より、FRBがどれだけ強い利上げ姿勢を出してくるのかに対する警戒感で、米長期金利はこのまま上昇推移を継続していく公算が高いのではと予想しています

そのためドル円相場にも円安方向へのバイアスが週を通してかかり続けるだろうと考えています

チャートのテクニカルでは、水曜日にエンベロープ中央線を上抜け木曜日の夜までは水曜日の終値あたりを推移、この時点のライブ配信でテクニカル的にはエンベロープ中央線付近への下落を見せてくるはずだとお話ししていました

全く反対方向へ上昇していきました

ここで大きく予想を外した要因がブラード総裁の発言です

ただここまでの相場の流れであれば、ブラード総裁が9月FOMCでの75bp利上げを示唆した程度であればすぐに材料として織り込むことが多かったのですが、米長期金利もドル円相場も今回はしっかり反応していきました

この辺りがFOMC議事要旨を超えたことによる影響なのか、それともジャクソンホールを控えた動きなのか、どちらの影響なのかはちょっと判断が難しいですが、どちらにしても相場は利上げへのアナウンスへ敏感に反応する状況へと変化したと考えています

この点は非常に大きな変化だと思います

話を戻してエンベロープ中央線付近にテクニカル的には戻るはずだったドル円相場がそのまま強い上昇に入った場合、目指す先は直近高値139円40銭、そして節目となる140円ちょうどのラインです

恐らく週内にこの辺りまで、このまま上昇推移を継続すると考えられます

特に底打ちの状態から連続陽線が発生、ボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークを伴うような強い上昇が発生した場合は、かなりの値幅の円安推移を継続する可能性もありますので、予想外に強い円安推移には要注意だと思います

インジケーターではADXは22台まで下落、現在は方向感が無くなっている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

ここまでの弱い推移でADXは下落推移へと切り替わり、一旦はレンジ相場へ入る可能性のある数値まで下落してきましたが、ここからは注意が必要です

ドル円相場の値動きは一気に強い円安推移へと移行、ここまで下落推移してきたADXはすぐに再上昇に入り、上昇トレンド相場へと切り替わる可能性があります

RSIは59台を上昇推移、もう少し上昇すると過熱感のあるタイミングに入り反落の可能性が高まりますが、そこまでにADXが再上昇してRSIのRSIシグナル下抜けをさせる前に上昇トレンドに入るかどうかが相場の方向感の強さを占うポイントとなりそうです

MACDはMACDシグナルの上抜けをした後強く上昇、強弱の分かれ目になる0を上抜ける直前まで来ました

ここからは再度上昇方向への推移を継続する相場へと入って行く可能性が高まっています

現在の所ADXが低位で下落方向への推移をしていることから上値を抑えられ反落に入り、レンジ相場へと切り替わる可能性は残されているものの、このまま強い上昇が続いた場合は判断をすぐに切り替えた方が良いでしょう

インジケーターでは上昇トレンド相場に入ったと判断できる状況では無く、ある程度の高値で頭を押さえられ過熱感から反落する可能性がある状態ではあります

ただここまでのドル円相場の値動きを考えると、底値をある程度固めた後にボリンジャーバンド上限を押し広げるバンドウォークを見せた場合、高確率でそのまま強い円安推移へと入ります

その値動きを見せてきた場合インジケーターもそのまま上昇トレンド相場のシグナルへと切り替わる可能性があり、注意しなければならない状況だと思います

週内のイベントを考えてもジャクソンホール会議を控えFRBの利上げ姿勢が注目される中でブラード総裁からはダメ押しの9月FOMCでの75bp利上げ見通しの発言が出てくるなど、FRBの利上げへの積極的な姿勢には変化が無い様に考えられます

総合的に考えると、このまま強い円安推移が発生することを覚悟した方が良い状況だと判断しています

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、一旦立ち止まるタイミングはあるかもしれませんが、基本的に上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は140円00銭の上抜けです

ちょうど節目になりそうな価格帯ですが、ここを上抜けてしまうと上値目処が難しくなります

今のところ1998年8月11日に記録した147円67銭を目処に、おおむね148円を目指す展開になるだろうと考えています

1998年のドル円相場のチャート

そして140円の上抜けが発生すると、この水準までの上昇をする可能性が高まります

ただあり得ない値動きでもありません

今後のスケジュールを考えると、9月のFOMCは9月20日と21日に開催されますので、ここまでの期間利上げ懸念が台頭し米長期金利が高値を維持した場合、ドル円相場も円安推移を継続するものと考えられます

期間としてもまだ4週間以上あり、油断できません

148円までの上昇が今週内に起こるかと言われるとそれはまずないだろうと思いますが、140円の上抜けが発生した場合は、9月のFOMCを材料として消化するまでは円安推移が継続してしまうかもしれない点には注意が必要だと思います

下落方向は134円80銭の下抜けです

直近高安の半値基準の下抜けですが、これから1週間の値動きでここまで下落した場合は、相場のFRB利上げ積極化懸念がかなり後退している可能性があります

この場合はエンベロープ内でエンベロープ中央線を軸にした上下の推移に切り替わると考えられます

この場合はそこからしばらく方向感が無くなるかもしれません

もう1つ想定しておかなければならないのが、相場がリセッション懸念から強い調整に入った場合です

株式市場はFRBの積極的な利上げ姿勢から下落に入っていますが、現在の所は通常の調整と言った感じです

少し強い下落になりそうではありますが、相場が崩れたと言った印象は今のところありません

ただこれが一変した際には注意が必要です

その場合に起こると考えられる現象は強いリスクオフ相場で、FRBの強い利上げ姿勢にも関わらず債券買いが集まり米長期金利は低下、ドル円相場もリスクオフの円高推移へと入って行きます

今のところ2つ目の下落方向の注意ポイントはまず起こらないと想定して取引に臨んでいますが、一応注意しておいた方が良いと思います

あとがき

FOMC議事要旨の通過が相場の転換点になる可能性を恐れていましたが、これまで地区連銀総裁がどれだけFRBの利上げ姿勢を楽観視するなと忠告しても無視するように上昇していた株式市場は、いきなり調整に入る値動きを見せてきました

ジャクソンホール会議を週末に控えて緊張感が高まるタイミングであったことは確かですが、相場の材料に対しての反応がわかりやすく変化しているという印象です

金曜日のアメリカ株の下落を忘れたように22日の取引からアメリカ株が反発してくれば予想は外れますが相場にはポジティブです

ただそのような値動きを予想するのはかなり楽観的だろうと思っています

だからと言ってこれで株式相場の上昇が完全に終わったと悲観するほどの値動きでもないとは思っていますので、ここは底値をしっかりと見極めて年末に向けての上昇へ仕込む最後のチャンスになるのではと考えつつ、資金を入れるタイミングを見極めることに全力を傾けたいと思います

ドル円相場に関しては木曜日のライブ配信時までは、予想通りにうまい具合に推移するかなと思っていました

週が終わって振返ってみれば、木曜日はブラード総裁の9月75bp利上げ可能性が高いとの発言で蹴り上げられ、金曜日のバーキン総裁のインフレ率を目標の2%に戻すためあらゆる手段を取るとの発言でとどめを刺されました

予定外に地区連銀の総裁から強い発言がありこれが材料視される可能性はもちろんあったのでしょうが、これまではそれは材料として消化すればここまで強い値動きを起こすほどの物ではありませんでした

FOMC議事要旨の公表を通過後に風向きが変わる可能性には言及していましたが、さすがに2営業日連続でプレッシャーをかけてくるとは思いませんでした

これから週末に向けてジャクソンホール会議が予定される中、ドル円相場には円安方向のバイアスがかかりやすい環境となりそうです

悩ましいのがその後の展開で、9月に発表される消費者物価指数や20日から開催されるFOMCと、米長期金利へ大きな影響を与えるイベントはまだまだあります

しかもCPIが13日、FOMC終了が21日と、ジャクソンホール会議で材料が出た後から微妙に期間があります

この間にずっと円安バイアスがかかり続けるのか、それとも一旦は米長期金利が低下して円高推移へと切り替わるのか、正直読み切れません

これから1週間に関しては円安方向へのバイアスがかかり続けると思いますが、週末のジャクソンホールでもう1度風向きが変わるのか、注意深くイベント通過を見守りたいと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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