雇用好調で利上げ懸念も資金の巻き戻しが起こらず上昇する株式相場と円安推移するドル円相場

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想と、予想外の動きをした時の注意ポイントを毎週水曜日と土曜日に配信している週間株為替予想です

最新情報をチェックするためにチャンネル登録をしていただき、コメントやグッドボタンで反応をしていただけると励みになりますので、お時間がございましたらよろしくお願いいたします

また投資の結果はあくまで自己責任となりますのでご了承ください

【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】好調な景気動向を好感し上昇する株式市場【週間株価指数予想】
米雇用統計での非農業部門雇用者数変化が市場予想を大きく上回り、FRBの利上げ積極化懸念が高まる中でも、株式市場は下落から切り返して反発を見せています。予想以上に強い雇用動向にも関わらず、それでも下がらない株式市場は、完全にリスクオンへと傾い...
【ドル円相場の予想】FRBに利上げ積極化懸念で素直に上がる米長期債金利とそれに伴い発生する円安推移【週間ドル円予想】
あまりに強い経済指標の発表は、FRBの利上げ積極化懸念が高まることで金融市場にシルクオフの動きを促し、場合によっては米長期債金利の低下を招くことすらあったと記憶しています。ですが今回は雇用統計での好調な雇用動向を材料にFRBの利上げ積極化懸...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

5月19日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月17日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

これから1週間のニューヨークダウの予想は上昇、予想値幅は32,400ドルから33,300ドルです

予想値幅下限は8月2日の安値の価格付近を、上限は5月下旬から6月上旬に高値もみ合いした際の上値と大きな高安の半値基準の価格を目処に設定、週前半は上昇も週半ばにかけ上値が重たくなり、経済イベントを消化した後に再上昇をする展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの値動きですが、月曜日は好調な決算を発表したボーイングが買われますがエネルギー株は売られる展開で一旦上昇もペロシ下院議長の台湾訪問が報じられ米中関係悪化懸念から小幅下落、火曜日は米中関係悪化懸念が後退し下げ幅をいったん縮小しますが、米地区連銀のデイリー・エバンス・メスターの3人の総裁がタカ派発言を行ったとしてFRBの金融引き締め強化懸念で下落、水曜日は7月ISM非製造業景況指数と6月製造業新規受注が市場予想を上回り買い優勢で上昇、木曜日はグロース株が買われる一方エネルギー株が売られ相殺、翌日に米雇用統計の発表を控えていることもあり様子見ムードとなり小幅下落、金曜日は発表された7月雇用統計の非農業部門雇用者数変化が市場予想を大幅に上回り、FRBの金融引き締め積極化懸念で下落しますが、一方でリセッション懸念が後退し買戻しが入り上昇して週の取引を終えました

6月の半ばに下落相場からの反発を開始したニューヨークダウは、それ以前は強い経済指標が発表されるとFRBの利上げ積極化を懸念した売りが出て下落する局面が見られたと記憶していますが、今回の雇用統計もそうですが強い経済指標に対して一旦は利上げ懸念で下落するものの、むしろFRBの利上げが行われている環境下でも経済活動が底堅い状態が続いていると解釈、リセッション懸念が後退することで買い戻しが入る展開が続いている印象があります

これから1週間の主なイベントですが、週前半は大きなものは無い予定ですが、FRB関係者からの発言が今後も出てくる可能性はありますので、その点には注意が必要かもしれません

水曜
 7月消費者物価指数
木曜
 7月卸売物価指数
金曜
 8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

予定されている経済イベントで最も注目しているのが水曜日にある7月消費者物価指数です

市場予想では前年同月比では高止まりするものの前月比では伸び率が鈍化する見通しです

注目されるだろうと考えているのは前年同月比での比較内容で、今のところ市場予想では前月が9.1%だったのに対して8.7%と、依然として高止まりしている状態です

市場予想通りの内容や市場予想より上振れした結果となった場合は、株式市場に対して一旦は強めの下押し圧力がかかると考えられます

この際に気を付けたいのが早いタイミングでの買戻しが起こる可能性が高いことです

金曜日の雇用統計では当日に買戻しが入りかなり強い値動きを見せていますが、消費者物価指数の発表時にも同じような値動きが発生する可能性がありますので、弱気になりすぎないように注意が必要だと思います

木曜日に発表される7月卸売物価指数は、8月の消費者物価指数の先行指標となる大切な経済指標ですので、こちらも消費者物価指数と同じ着眼点で注意する必要があると思います

金曜日の8月ミシガン大学消費者態度指数の速報値は前月と比べて大きな変動はない予想で、市場予想通りの内容が出てきた場合は特に材料視されないだろうと考えています

チャートのテクニカルでは週を通して33,000ドル手前の水準で頭を押さえられるような展開が続いています

7月29日に100日単純移動平均線を上抜けたところから移動平均線と絡み合うように横ばい、金曜日には上昇してきていたボリンジャーバンド中央線と一目均衡表の雲上限を下支えにするような反発を見せています

エンベロープ上限に接近したことや相場の過熱感が高まっていたことから反落予想を続けていましたが、一向に反落する気配がありません

これだけ33,000ドル手前の水準で底値固めをするような値動きをされてしまうと、本来は上値抵抗として機能するだろうと予想していた33,300ドルの水準は、上昇に転じると簡単に上抜けてしまうかもしれませんのでこの点には注意したいと思っています

難しいのはニューヨークダウの相場観が強気に転じたのかどうかの判断ですが、テクニカル的には大きな高安の半値基準である33,300ドルの上抜けをいまだに見せていませんので、まだ慎重に値動きを見ていかなければならない局面だと思います

強い勢いので上昇を継続しているわけでもないことから、大きな反落が無く今後も緩やかに上昇していくのであれば、ピッチフォーク上から2番目の帯の中を上下しながら上昇していくような相場になるのではと予想しています

インジケーターではADXは16台を横ばい推移、現在はレンジ相場だと判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

RSIは61台を上昇推移、一旦はRSIシグナルの下抜けを見せて下落相場へと入るかと思われましたが今のところ下落せずに粘っています

RSIがRSIシグナル下抜けを見せた際の角度がかなり急だったために、ここから反落すると考えるのが妥当だろうと考えていましたが、その予想が外れています

ここまで底堅い値動きを見せてくるのであれば、RSIが70に接触するあたりまで上昇を継続する可能性はありますが、RSIは明らかに高値圏にありいつ反落が起こってもおかしくない点には注意が必要だと思います

MACDは上値が重くなるように角度を緩めつつ上昇、MACDシグナルとの乖離幅縮小を見せています

MACDがプラス転換してから強い値動きが続いていて、相場の雰囲気が改善していることがうかがえます

ただ今のところニューヨークダウはレンジ相場だと判断していますので、MACDから強いシグナルが出ることは無いと考えられます

今後のニューヨークダウのインジケーター分析で気を付けたいのはADXの動向です

RSIが70に接触する前に強い上昇を開始、ADXが20を上抜けて上昇推移を見せた場合、現在のレンジ相場から上昇トレンド相場へと切り替わりが起こる可能性はありますので、この辺りは注意深く見ていった方が良いだろうと考えています

前回の予想まで続けていた下落予想を変更していますが、依然としてニューヨークダウの現在の価格水準には過熱感があります

高値で再上昇のチャンスをうかがうような値動きがあることは確かですが、インジケーターの数値はレンジ相場時の高値圏にいると判断できる状態になっています

発表される経済指標の内容に対してかなりポジティブな反応をしていることから強気見通しへと変更はしていますが、相場環境が変化した場合は強い反落リスクがある点には注意してトレードに臨むべきだろうと考えています

以上のことからこれから1週間のニューヨークダウは、週前半は上昇も週半ばにかけ上値が重たくなり、経済イベントを消化した後に再上昇をする展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は33,300ドルの強い上抜けです

この値動き自体は時間をかけていけばクリアできるとは考えていますが、週内にここまで強い値動きを見せた場合、一旦反落して33,300ドルに帰ってくる可能性はあるものの、そのままの勢いで一気に35,600ドルを目指すような強い値動きが出てくる可能性があります

この際にインジケーターではADXが上昇、恐らく上昇トレンド相場へと切り替わっていることが想定できます

強いトレンド相場へと突入すると、一旦は夏枯れ相場が来ると予想していたニューヨークダウは年末に向けてそのまま強い上昇相場へと入ってしまうかもしれません

週内のイベントやFRBの利上げ積極化懸念が未だにあることを考えるとここまで強い値動きが出てくることは考えにくいのですが、想定しないで慌ててしまうとまずいので一応備えておきたいと思います

35,600ドルまで上昇した場合の想定を付け加えておきますが、相場が強い状態なら反落の水準は下げても34,000ドルあたりまで、もう少し弱ければ再度33,300ドルまでの反落を見せてくるかもしれません

下落方向は32,200ドルの終値基準での下抜けです

この値動きはかなり危ないと警戒した方が良いだろうと考えています

ここまで高値で次の上昇の準備をするように横ばい気味に上下するニューヨークダウですが、見方を変えると高値で上抜けができずに頭を押さえられている状態とも考えられます

5月末から6月上旬に見られた値動きにも似ています

予想としてはここまでの上昇角度が急では無く、反落を伴いながら順調な上昇を見せていることから、今回は下落しないだろうとしていますが、32,200ドルの終値基準での下抜けを見せてくると強めの反落が発生する可能性を考えて対応した方が良いかもしれません

高値で6営業日にわたって固めた価格帯ですので、8月2日の安値を大きく下回り、かつ終値基準での下抜けを見せてくる場合、そのまま反落を起こす可能性が高まるだろうと考えています

インジケーターではすでに高値圏にいますので、反落が起こること自体は不自然な事では無く、下落方向の注意ポイントにはかなり警戒した方が良いだろうと考えています

そこから大きな下落に発展するかどうかは、エンベロープ中央線に接触した際に反発が起こるかどうかで判断できるかと思いますが、その手前で一旦は逃げておいても良いかもしれません

反落した場合の最初の下値目処はエンベロープ中央線への接触ですが、そこで反発できなかった場合はピッチフォーク一番下の線に接触する水準までは下落が続く覚悟をした方が良いかもしれないと考えています

ナスダックの予想と注意ポイント

5月24日の終値を中心に6月2日の終値を高値、6月16日の終値を安値として基準線を引いています

ピッチフォークです

そしてボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

これから1週間のナスダックの予想は上昇、予想値幅12,300ポイントから13,000ポイントです

予想値幅下限は6月2日の高値の価格を、上限は5月4日の高値の価格を目処に設定、水曜日と木曜日に下押しが発生する可能性はあるものの上昇推移を継続する展開を予想します

ここ1週間のナスダックの値動きですが、月曜日はボーイングの好調な決算などを材料に上昇しますがペロシ下院議長の台湾訪問を材料に上げ幅縮小し小幅下落、火曜日は米中関係悪化懸念が後退し上昇する場面はあるものの、地区連銀総裁のタカ派発言で上げ幅を縮小し小幅下落、水曜日は好調な決算発表を材料に上昇、木曜日は米雇用統計を控え様子見ムードも上昇、金曜日は発表された7月雇用統計の非農業部門雇用者数変化が市場予想を大きく上回りFRBの利上げ積極化懸念が高まることで下落して寄り付きますが、すぐに前日終値付近まで反発、その後に再下落して下げ幅は1.5%を超えますが、再度買い戻しが入り0.5%の小幅下落で週を終えました

週内ではFRBの利上げ積極化懸念による下押し圧力がかかる場面が何度かありましたが、それ以上に景気が好調であると好感される相場が続いています

特にハイテク株の指数寄与度が高いナスダックへのFRBの利上げ積極化を材料とした下押し圧力はニューヨークダウよりも強いはずなのですが、それでも上値を追い続けています

これから1週間の主なイベントですが、やはり注意したいのは、水曜日にある7月消費者物価指数と木曜日の7月卸売物価指数です

水曜
 7月消費者物価指数
木曜
 7月卸売物価指数
金曜
 8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

ナスダックはFRBの利上げ積極化懸念が強く相場に影響を及ぼしますので、ニューヨークダウ以上に強い下押し圧力がかからないかには注意が必要だと思います

チャートのテクニカルでは月曜日と火曜日は6月2日の戻り高値12,300ポイント周辺で終値基準を切り下げて、もうそろそろ反落するかなという値動きを見せていましたが、水曜日に好調な企業決算を材料に一気に上抜けてきました

上昇した水準は3月29日の高値と6月16日の安値の半値基準を上抜ける水準で、木曜日以降も終値基準で上回った状態を維持しています

ここまでかなり強い上昇を見せているため一旦の反落を起こす可能性はあるものの、ここまで強い上昇を見せているのであれば下値は12,300ポイント周辺とかなり底堅い値動きになるのではと予想しています

以前の予想でエンベロープ上限を上抜けた状態で上昇するような強い相場は珍しく、最近だとコロナショックからの反発相場くらいであったとご説明したことがあったかと思いますが、場合によってはそのような強い上昇に入っている可能性があります

今後の値動きとしてはどれだけ強い値動きをしていても、最終的にはエンベロープ中央線に収束するような値動きを見せてくると考えられますので、これから1週間に関しては下げても12,300ポイントあたりまでだろうと予想していますが、長い視点で考えるとエンベロープ中央線の接触が下値目処になる可能性が高まっている点にも注意が必要だと思います

インジケーターではADXは22台を上昇推移、現在はトレンド相場へと変化したと判断しています

ナスダックのインジケーター

上昇トレンド相場へと入ったと考えると、ここから気を付けて見ていきたいインジケーターはMACDの動向です

MACDは300台を横ばい推移、木曜日と金曜日に上昇力が弱まったことで上昇角度を緩やかに変化させています

MACDシグナルとの乖離幅を縮小してMACDオシレーターが減少を見せていますが、トレンド相場に入っている場合はMACDがMACDシグナルの下抜けを起こす前に相場反転を判断すると、相場の方向感を見誤る可能性がある点に注意が必要だと思います

RSIは66台を下落推移、レンジ相場であれば過熱感がありそろそろ反落してもおかしくないタイミングです

ADXの数値が22とトレンド相場かレンジ相場か判断する際に少し中途半端な水準になっていますので、RSIの数値が高止まりしていて反落の可能性が高まっている点は頭に入れておくべきだと思います

ナスダックの200日単純移動平均線は、金曜日の時点で13,560ポイント周辺にありここへ接触するまでは上昇が続く可能性が高まっていると感じています

一方で下には100日単純移動平均線が12,330ポイント周辺にあり、ここは直近の戻り高値とも近い水準で、ここが下値支持になる可能性があります

過熱感はあるものの下支えになる材料がすぐ下に多くあり、好調な経済指標への反応もポジティブなものとなっています

予定されている7月消費者物価指数の市場予想の内容が高止まりしていることからFRBの利上げ積極化懸念から下押し圧力がかなり高まる可能性は心配されるものの、景気動向が好調であれば今後も上昇推移を維持できるのではと判断しました

以上のことからこれから1週間のナスダックは、水曜日と木曜日に下押しが発生する可能性はあるものの上昇推移を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は13,600ポイントの上抜けです

予想値幅上限は13,000ポイントに設定していて、異常な値動きに発展しなければこの辺りまでの上昇が良い所だろうと考えています

仮にですがさらに強い上昇を見せた場合でも、200日単純移動平均線を簡単に上抜けられるほどの上昇力は無いだろうと想定しています

金曜日の時点で13,560ポイント周辺には200日単純移動平均線があるとお話ししましたが、これからの上昇で一気にこの水準を上抜けてきた場合には、かなり強い上昇トレンド相場への覚悟をした方が良いかもしれません

直近高値の16,212ポイントへの到達はもちろん、さらに最高値の更新をするような強い上昇相場へと入る可能性が高まります

さすがにこの値動きは起こらないだろうと私自身考えてはいますが、このままの強い上昇、もしくは多少上昇角度が穏やかになっても一方的な上昇が続いて200日単純移動平均線の上抜けをしてしまった場合は、そこからの上昇が青天井になる可能性がある点は考慮するべきだろうと思います

今のところは、どんなに強くてもさすがに200日単純移動平均線で頭打ちになるだろうと考えていますので、この上昇方向の注意ポイントはかなり想定外の値動きです

下落方向は12,300ポイントの下抜けです

6月2日の戻り高値の水準で、月曜と火曜、それにその前の金曜日の3営業日で横ばい気味に推移した価格帯です

ここでは商いをそれなりにこなしましたし、ボリンジャーバンド中央線が上昇してきていて、下落しそうになっても下値目処として機能するだろうと考えています

そのためこの価格帯の下抜けが起こった場合、一旦は少し強めの反落を見せてくると思います

目処としてはエンベロープ中央線の価格周辺までで、11,800ポイント周辺です

ここには25日と75日の単純移動平均線が集中していますので、これも下支え要因となるのではと考えています

相場の上に向かう強い方向感を変えるほどの反落にはならないだろうと見込んでいますが、比較的大きめの押し目になると想定されますので、注意しておきたいと考えています

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

これから1週間の日経平均の予想は上昇、予想値幅は27,500円から29,400円です

予想値幅下限は8月2日の安値の価格を、上限は1月5日の高値の価格を目処に設定、上昇推移をするものの週末にかけて上値が重くなる展開を予想します

ここ1週間の日経平均の値動きですが、月曜日はアメリカ株高を受け半導体銘柄中心に好決算銘柄や決算前銘柄に先回りの買いが入り上昇、火曜日はペロシ下院議長の台湾訪問から地政学リスクの高まりが警戒され円高進み輸出関連銘柄中心に売られ下落、水曜日は米地区連銀総裁の発言を材料とした円安推移を支えに機械や電機株に買いが入り上昇、木曜日は米株高と円安に支えられ上昇も28,000円で頭を押さえられる展開、金曜日はアメリカのハイテク株上昇と企業決算を材料に個別銘柄に買いが入り上昇して週を終えました

金曜日には7月後半から上値抵抗となっていた28,000円を上抜け、夜に米雇用統計を控えている中でも強い値動きを見せてきたと言った印象です

これから1週間の主なイベントですが、月曜日に6月国際収支・貿易収支があります

月曜
 6月国際収支・貿易収支
 7月景気ウォッチャー調査
木曜
 休場

SQ週

市場予想ではマイナスとなる見通しですので、ドル円相場には円安要因となって、日本株には下支え要因となる可能性があります

木曜日は山の日で休場となりますのでお気を付けください

また8月第2週となりますのでマイナーではありますがSQ週である点にもご注意ください

海外系証券会社のオプションの動向ですが、ABNアムロは週末に向けてマイナス方向に向いている印象はあるものの、CALL28,750円での買い建玉残を増やしていて、上方向の値動きにも備えている印象があります

ABNアムロとJPモルガンのオプション動向

金曜日の取引ではCALL28,250・28,625円での売りもあったのですが、建玉残を見ると28,750円の買い建玉の残高が非常に大きくなっています

損益分岐点自体はマイナス状態を維持してはいますが、建玉残の感じからは上方向への警戒感が感じられます

CALL28,250・28,625円でも週末に売りが大きくなっていますが、今までの買い建玉残がありましたので、マイナスに振ってはいるものの28,750円の買い程の建玉残とはなっていません

PUTでは27,375円の売りが多かった印象ですが、これに関してはすでにあった買い建玉残の解消の様で、下値目処にはならないかなと言った印象です

JPモルガンはCALL28,500・28,625円に売りを多く入れていて、28,000円の売り建玉残に関しても維持しているままです

ただ損益分岐点は全てでプラス、上昇するほど利益は拡大するポジションになっています

短期的には28,500円や28,625円あたりを天井と考えている可能性はありますが、全体としては上目線であると判断しています

225mini先物ではABNアムロは週末まではオプションと反対方向の取引を行っている印象がありましたが、金曜日はどちらも下目線であった印象です

225mini先物の建玉

特に金曜日のマイナス方向への取引は大きく、米雇用統計を控えて高値警戒感が高まっていた可能性があります

この辺りを買い戻してくるのか月曜日の取引をチェックしておきたいところです

JPモルガンに関してはABNアムロとは反対に、週末の金曜日にむしろ買い向かった印象で強気だなと言った印象です

海外系証券会社の225ラージとTOPIX先物ですが、CTAのクレディ・スイスの動きが少し気になります

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

225ラージとTOPIXの両先物で、9月限の建玉残を減少させていて、下目線を強めている印象です

現物などのポジションがどうなっているのか情報が無いため判断が少し難しいのですが、先物の動向からは下落を警戒しているのではと感じ取れます

この傾向はグローバルマクロのゴールドマンとJPモルガンにも見られていますが、JPモルガンはオプションでは上目線との判断でしたので、8月SQに向けて上昇も9月は軟調と判断しているのか、先物の建玉自体はプラスですのでちょっと判断が難しい所です

そのため、クレディ・スイスとゴールドマンは9月限に関しては下目線気味だなと言った感じですが、そこまで強く傾向が出ているという感じではありません

チャートのテクニカルでは、火曜日にボリンジャーバンド中央線を下回った際に、予想通りの下落が発生するのではと思いましたが、木曜日に一気に反発を見せてきました

木曜日の時点ではまだ28,000円を上抜けられずにいたものの、ナスダックが非常に強い上昇を見せていましたので、この時点で予想が外れたと覚悟しました

金曜日の上昇はさらに強いものとなっていて、ボリンジャーバンド上限を上方向に押し広げるようなバンドウォークを見せています

価格帯としては以前の高値付近である28,400円が上値抵抗になる可能性があるものの、28,000円の水準でかなり長くもみ合ってからの上昇である点を考えると、28,400円の水準は思っている以上に簡単に上抜けてしまうかもしれません

28,400円付近を高値にした上昇を見せた3月と6月の上昇を考えても、かなり下側から一気に上昇して頂点を付けるという推移を見せていましたので、今回の様にすぐ下の水準でもみ合って値固めをした上での上昇であれば、今回はこのパターンにはならないのではと考えています

また28,000円の下の水準には200日単純移動平均線がありましたが、ここを下支えにするように反発してきていますので、日経平均の値動きはここから強いものに変化していく可能性が高いと判断しています

これからの値動きを28,000円付近が底値としての上昇であると考えた場合、1月5日の高値である29,400円付近か、昨年11月16日の高値30,000円付近が今後目指すことになる上値目処になるのではと考えています

その間に調整の下落が入るタイミングはあるかもしれませんが、大きなものでは無くエンベロープ中央線付近までの反落で収まって、そのまま再上昇を続けていくのではと考えています

今後の上昇時に上値目処となるかもしれないのが、エンベロープ上限との位置関係です

7月22日までの上昇でも接触や上抜けは見せなかったものの、かなり接近したところで一旦の上値を付けています

これから強い上昇が起こった場合は、エンベロープ上限への接近や上抜けは、そろそろ上値が近い合図になるのではと思います

インジケーターではADXは20台を上昇中で、トレンド相場へと切り替わるタイミングだと判断しています

日経平均のインジケーター

方向は上昇トレンドです

RSIは64台をRSIシグナルの上抜けを見せながら上昇中で、過熱感が出てきています

レンジ相場であれば一旦の下落を予想するタイミングに入っていますが、上昇トレンド相場へと切り替わっていくのであれば、高値シグナルとしての信頼度が低下します

MACDは330台を上昇推移、7月22日を頂点にMACDシグナルとの乖離幅を縮小してMACDオシレーターは減少傾向でしたが、上昇トレンド相場へ切り替わるかもしれないというタイミングで再上昇に入っています

シグナルとの乖離幅も拡大中で、まだしばらくは上昇余地がありそうです

強い上昇トレンド相場へと入った場合、MACDのMACDシグナル下抜けが起こらない間は、強い展開が続くかもしれません

また仮にMACDシグナルの下抜けが起こった後でも、ADXが十分に上昇している場合は横ばい気味に推移して過熱感を取った後、再上昇するパターンがある点にも注意が必要だと思います

現在の所MACDの数値はそこまで高いわけではありませんので、強めの反落が起こるとすぐにマイナス転換する可能性もあります

その場合は上昇トレンドも崩れてしまいますので合わせて注意が必要だと思います

アメリカ市場が雇用統計の強い内容を材料に、FRBの利上げ積極化懸念を折り込み米長期債利回りの上昇を見せている中でも、株式市場は非常に底堅い値動きを継続しています

そのため現在の市場はリスクオンが強く出ている状態を維持していると判断しています

日経平均に関しても戻り高値の水準と考えられていた28,400円を目前に再上昇前の足場固めのような横ばい推移を見せていて、今回の上昇では思っているよりも簡単に28,400円の水準を上抜ける可能性が高まっていると考えています

オプションの動向からも28,500円から上に一旦は上昇が重たくなるポイントがある可能性はありますが、28,800円から先はむしろ勢いがついて上昇していく可能性もあります

上昇スピードによってはそのあたりでエンベロープ上限との接近が意識され頂点を付ける可能性もありますが、まずは上昇方向に再度動き出すと考えて対応した方が良いのではと判断しました

以上のことからこれから1週間の日経平均は、上昇推移をするものの週末にかけて上値が重くなる展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は29,400円の上抜けです

今回の予想値幅上限である29,400円は、強い上昇が起こった時のためにかなり広めにとってあります

現実的に考えると28,800円付近までの上昇予想でもいいとは思うのですが、上昇方向への推移をかなり警戒していることもあり、予想値幅上限をここまで広くとってあります

時間軸の問題はありますが、最終的にはそこまで上昇するだろうとも考えていますし、極端に強く予想しているわけでもない点にも注意は必要ですが、さすがにここまで上昇すればいったんは反落すると今のところは想定しています

その中で一気に上昇が起こり29,400円の上抜けが週内に起こってしまうと、そこから先はそのまま30,800円まで一気に上昇する可能性があります

ただこの値動きは、値動き単体で考えると可能性が全くないわけではないのですが、FRBの利上げ積極化懸念がある状況下でここまで一方的なリスクオンが現れるかと考えると、ちょっと難しいとは思います

ただ予想外に強い勢いでの上昇が始まってしまった場合、昨年9月や今年2月の様な極端な上昇相場へと突入する可能性もある点には注意が必要だと思います

下落方向は27,500円の終値基準での下抜けです

予想値幅下限と同じ価格帯ですが、強い値動きを見せた金曜日の後に、再度ここまで下落して下値を更新してくる値動きは、そこからの反落の可能性が高まっている状態だと考えられます

ここから反落が強い勢いで起こった場合、25,500円までの下落が起こる可能性があり、かなり大きな値動きへと発展していく可能性がありますので、注意した方が良いと考えています

26,500円で一旦は下落が止まって反発するか悩む場面が出てくるかもしれませんが、市場環境が弱い状況であればそのままさらに下値模索に入る可能性のある値動きですので、初期の段階で見切りをつけた方が良いだろうと考えています

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

これから1週間のドル円相場の予想は円安、予想値幅は134円00銭から140円です

予想値幅下限はエンベロープ下限と一目均衡表の雲上限の価格を、上限は直近高値の少し上の節目の価格を目処に設定、月曜日は円安が進むものの一旦直近高安の半値基準周辺で値動き、水曜日の米7月消費者物価指数発表をきっかけに再度強い円安推移を見せる展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の値動きですが、月曜日はISM製造業景況指数の新規受注が弱く製造業の活動鈍化懸念と、ペロシ米下院議長が2日に台湾訪問見通しと伝わり米中関係悪化懸念からリスク回避の円高、火曜日は米中関係悪化懸念が後退する中で米長期金利が低下し円高が進みますが、地区連銀のデイリー・エバンス・メスターの3人の総裁がタカ派発言を行ったとして米長期金利が上昇し円安、水曜日は7月ISM非製造業景況指数と6月製造業新規受注が好調な結果となりFRBの利上げ懸念が高まり円安、木曜日は翌日の米雇用統計を意識した持ち高調整のドル売りが出ることで円高、金曜日はアメリカで発表された7月雇用統計で、非農業部門雇用者数変化が市場予想を大きく上振れたことでFRBの強い利上げが意識され米長期債金利が上昇、ドル円相場も強い円安推移を見せて週を終えました

1週間を振り返って特徴的なのは、ここまではFRBの利上げ姿勢が軟化するという見込みで米長期債金利は低下、これに伴う日米金利差の縮小を材料にしたと思われる円高推移が進みますが、火曜日の連銀総裁3人の発言や金曜日の雇用統計の強い結果を材料としたFRBの利上げ積極化懸念の高まりが、ダイレクトにアメリカの長期債金利上昇につながることで、ドル円相場がその都度円安に切り返している点です

米10年債利回りのチャート

以前までであれば、FRBの利上げ積極化と共にスタグフレーション懸念が高まっていた際には、利上げ積極化という材料が出た場合は一旦米長期債金利が上昇、その後に株式相場などが急落して資金が引き上げられ、それが債券の買いに回ることで上がっていた長期債金利が下落、ドル円相場もリスク回避の円高という流れがあったと記憶しています

アメリカの強い雇用統計の結果を受けても株式市場の下落幅は限られていて、米長期債金利も1日の高値からは下押されているものの、2%を超える上昇率を維持したまま金曜日の取引を終えていますので、FRBの利上げ積極化懸念が高まる中でもリスクオンの状態が続いているのではと考えています

これから1週間の主なイベントですが、月曜日に日本で発表される6月国際収支・貿易収支はマイナス見通しで、支払いのためのドル買い需要が高まることが予想され円安要因に、アメリカで水曜日に発表される7月消費者物価指数と木曜日に発表される7月卸売物価指数は高い水準が維持される見通しで、インフレ高止まり懸念からFRBの強い利上げ姿勢が意識されて米長期金利が上昇し日米金利差が拡大することで円安要因に、金曜日のアメリカで発表される8月ミシガン大学消費者態度指数ではアメリカの好調な経済状況が確認されることでドルが買われ円安要因になる可能性があるのではと考えています

月曜
 日6月国際収支・貿易収支
水曜
 米7月消費者物価指数
木曜
 米7月卸売物価指数
金曜
 米8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

経済イベント発表の際に注意したいのが、市場予想から実際の結果がずれてしまった場合と、想定していたインパクトと全く違った値動きが出る可能性がある点です

市場予想から発表された結果がずれてしまった場合は、ある程度予想が外れるのはしょうがないかもしれませんが、特にまずいのが結果は予想通りなのに値動きが反対に出てしまった場合です

大きな市場環境の流れに着目して考えると、6月15日のFOMCに75bpの利上げを発表したタイミングを境目に、それまでは調整相場だった株式市場が反発して資金の流れが変わりました

ここ以前はFRBがどの程度の金融引き締めを行うつもりなのかに注目が集まっていて、良い経済指標が出ても利上げ懸念で株式市場はなかなか上昇できない状態でしたが、今は好調な決算が発表されると個別銘柄で買われ、関連したセクターの買いにもつながっています

好調な経済指標の発表にも株式市場には素直に買いが入り、FRBの利上げによるリセッション懸念は鳴りを潜めている状態でした

そしてその傾向は7月のFOMCを通過してさらに加速し、米10年債利回りなどの長期利回りが低下を続けます

ドル円相場に関しても7月のFOMCを境目に円高推移へと切り替わっています

これに危機感を覚えたのか、8月に入って3人の地区連銀総裁からタカ派と思われる発言が出ますが、その後も他のFRB関係者が相次いで市場に警戒を促すようなアナウンスを出し続けています

これの何が問題かというと、今回の予想は8月以前の流れを考えた値動きを想定していて、好調な経済指標に対してはFRBの利上げ懸念から米長期金利は上昇し日米金利差拡大から円安が起こると考えているのですが、仮にFRBの強い利上げ観測からリセッションが意識された、株式市場から資金が引き上げられそれが債権の買いに回った場合、長期金利は低下してしまいリスク回避の円買いが発生、値動きとしては円高になってしまう可能性が出てきてしまいます

今のところ資金の流れはまだリスクオンだと考えてドル円相場の予想をしていますが、金融市場が強いリスクオフの動きを見せた場合は想定していたものと反対の値動きが起こってしまう可能性がありますので、その点には十分に注意しておかなければならないだろうと考えています

チャートのテクニカルでは月曜日の強い円高推移の下落で、下支えになると考えていた一目均衡表の雲上限を一気に下抜け、火曜日には一目均衡表の雲下限も一旦下抜けました

火曜日の最安値は今年4月末から5月初旬に高値でもみ合った価格帯まで進みました

火曜日にはその後に地区連銀総裁の発言という材料があり強い反発を見せましたが、ここにはちょうど100日単純移動平均線もありますので、その材料が無ければテクニカル的にはそのまま130円周辺での値動きをしばらく続けてもおかしくない状態だったと思います

実際にはFRBの利上げ積極化が意識され米長期債金利が上昇、ドル円相場は一目均衡表の雲上側まで上昇、週末の雇用統計を材料に直近高安の半値基準まで値を戻しています

今までのドル円相場の値動きを参考にすると、一目均衡表の雲上側に接近後、その上昇角度に合わせるようにドル円相場も円安方向へと上昇する傾向がありましたが、今回の一目均衡表の雲を突き抜ける値動きを見ていると、8月の相場はボラティリティの高い不安定な相場になっていく可能性もあるのではと警戒しています

そのため本来であれば一目均衡表の雲上限などが値動きの目処になるのですが、日中のボラティリティが高まると下抜けてくる可能性もある点には注意が必要だと思います

今回の予想の下側の値幅設定はエンベロープ下限と一目均衡表の雲上限を基準として設定していますが、そのような理由で下抜けが起こるかもしれない点には注意して見ていきたいなと考えています

相場の方向感としては半値戻しをしてエンベロープ内に戻ってきたことで、一旦の強い円高推移が終わった可能性が高いだろうと判断しています

月曜日に日本で発表される貿易収支を材料に円安推移が起こる可能性はあるものの、一旦は一気に円安方向へと上昇した達成感と次の経済イベントへの警戒感からエンベロープ下限から中央までの価格帯、ちょうど高安の半値基準周辺になりますが、そのあたりの価格帯で値動きするものと考えられます

その後には水曜日にアメリカで7月消費者物価指数が発表されますが、ここで再度強い円安推移が見られる可能性が高いだろうと予想していますが、テクニカル的に重要になりそうなのはその際にエンベロープ中央線を上抜けられるかどうかだろうと考えています

今週中にそこまで強い円安推移を見せてきた場合は、週内に起こるとは考えていませんが、最終的には140円の上抜けにも警戒した方が良いかもしれません

インジケーターではADXは26台を横ばい推移、強い円安トレンド相場から方向感が無くなり、そのまま円高方向へのトレンド相場へと切り替わるかと思われましたが、現在は方向感が失われている状態だと判断しています

ドル円相場のインジケーター

RSIは49台を上昇推移、一旦は30にタッチしましたがそこから半値近くまで戻しています

月曜日までの下落の間はADXの方向感がレンジ相場なのかトレンド相場なのか判断することができず、RSIが30に接触した時点では底値のシグナルとして判断していいのか迷っていました

結果的にはRSIのシグナルが機能していたようですが、個人的にはこれを見極めるのは難しかったです

MACDはマイナス圏まで下落、一旦相場が弱気に傾いていたことがうかがえます

火曜日以降にMACDは下落角度を緩やかに変化、MACDシグナルとの乖離幅を縮小していて、現在はMACDの方向は上向きに変化しています

ドル円相場がここから上昇に転じた場合は、MACDはMACDシグナルの上抜けを近々見せてくると思いますが、その際にADXが再上昇していると新たな上昇トレンド相場へと入って行く可能性が高まっていくと思います

今後の値動きとして警戒した方が良いのは、この上昇方向のトレンド相場へと入って行くかどうかではと考えています

金曜日の雇用統計の結果によってFRBの利上げ積極化懸念が高まる場合は、素直に日米金利差の拡大が意識され円安推移が起こることを確認できたことから、これから発表が予定されている米消費者物価指数でも同じような値動きが起こることが予想できます

そのタイミングでリスクオフの動きが出てしまうと円高推移が起こる可能性はまだあるものの、今のところその可能性は低いのではと考えています

以上のことからこれから1週間のドル円相場は、月曜日は円安が進むものの一旦直近高安の半値基準周辺で値動き、水曜日の米7月消費者物価指数発表をきっかけに再度強い円安推移を見せる展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は140円00銭の上抜けです

ドル円相場の以前までの値動きを常識的に考えて予想した場合、上下の値動きは概ねエンベロープ内に収まります

ただ直近の値動きを見ても明らかなように、相場のボラティリティは非常に大きなものになっています

通常であれば直近高安の半値基準まで戻したところから、1週間で一気に高値まで達すると考えるより、上昇してもエンベロープ上限に接触するところまでがせいぜいだろうと考えていいはずです

ただ今年3月からの相場全体や、ここ直近2週間の値動きを振り返っても、相場の方向感とボラティリティに関しては今までの常識があまり通用しません

そのため月曜日以降も強い円安推移が継続してしまった場合には、火曜日の最安値130円40銭から2週間で10円近くの円安推移が起こることも可能性としては十分に考えられると思います

そこまで考慮して予想値幅上限をかなり上に設定しているのですが、それすらも上抜けてしまうような強烈な値動きが出てしまうと、それ以降の値動きを予想するのはかなり難しくなると思います

今のところエンベロープの乗数を現在設定している1.5から株式市場で利用している5に変更して見た場合、この水準まで接近もしくは一旦抜けると上値を付ける傾向がありますので、ボラティリティが高い状態でも144円あたりで一旦の高値になるとは考えられます

ドル円相場のエンベロープの設定を係数を5に変更した場合のチャート

ただ節目としては148円周辺までの上昇につながる相場展開に入ると考えられますので、週内に140円を上抜けるような極端に強い推移が出てこないかには注意が必要だと思います

下落方向は130円40銭の下抜けです

予想値幅下限は134円とかなり厳しめに設定しています

これから1週間のイベントを考慮すると上値に余裕をもって予想をした方が良いだろうと判断したため、下値目処はかなりギリギリに設定しています

現在の相場はボラティリティが高まっていることから、水曜日から金曜日に付けた円高水準、132円半ば付近までの値動きであればあり得るだろうと考えています

今回の下落方向の注意ポイントで最も気を付けなければならいと考えているのが、それ以上の方向感をもった下落が発生した場合です

特に経済イベントで注目している水曜日の米消費者物価指数ですが、一番警戒しているのが、このタイミングで予想通りにFRBの利上げ積極化が懸念されるような高止まりが確認されたにもかかわらずドル円相場が下落した場合です

この場合金融市場は全体的にリセッション懸念の高まりからリスクオフの方向へと動き出していると考えられ、ドル円相場にもリスクオフの円高推移が発生している可能性が考えられます

金曜日に発表された米雇用統計の強い内容を受けても、株式市場は一旦強い下落を見せたものの下げ幅を縮小する底堅い値動きが続いていて、現在の所強いリスクオフの値動きは見られません

そのため予想としては下落方向の注意ポイントの値動きは起こらないと想定していますが、FRBの利上げ積極化からのリセッション懸念にいつつながるのか予断を許さない状況が続いていると思いますので、急激な相場の変化には注意しておいた方が良いと思います

この値動きが出てしまった場合は、一旦は127円を割り込むところまで円高推移が進む可能性がある点にも注意が必要だと思います

あとがき

ドル円相場には波乱要因になりやすい米雇用統計は、久しぶりに本当に波乱を巻き起こす内容となってしまいました

非農業部門雇用者数変化の上振れは市場予想からかなり大きく、FRBの利上げ積極化懸念はかなり高まったものと考えられます

これから1種間の経済イベントでも水曜日には米7月消費者物価指数が控えており、ここでも高止まりした内容が発表されると予想されます

雇用統計を通過しても金融市場のリスクオン姿勢は継続していると判断していますので、消費者物価指数を通過した後もリスクオンの状態が継続すると考えてドル円相場の予想も行っていますが、相場が急変するタイミングを予想することは非常に難しいですので、水曜日の消費者物価指数の結果が高いにも関わらず円高が進むようなことがあった場合にはかなり危険なリセッション警戒相場へと入って行くことも考えられますので、その点には警戒しつつトレードに臨んでいただければ幸いです

私もその周辺での値動きにはかなり気を付けながらトレードを行っていきたいと思います

前回予想の時点で、私の投資資金のポジションはナスダック100への毎日積み立てている投資信託を除けば、100%キャッシュポジションとなっていました

ですが水曜日のナスダックの強い上昇を目の当たりにした時、私は自分の予想が間違っていた可能性がかなり高いと判断しました

あまりの急展開にYoutubeのコミュニティとTwittre、そして夜のライブ配信で予想を間違えたかもしれないとお話ししましたが、木曜日の取引でポジションもかなり変化させました

具体的には投資資金の約半分はすでに現物株を買っています

そして今後もキャッシュポジションを減少させていく予定です

一応予想外の値動きとして想定はしていましたが、果たしてこのトレードが正解なのかは今のところ答えが出ていません

皆さんに気を付けていただきたいのは、私は自分のトレードを自分の予想に沿って行っていますが、予想が外れたと判断した際には容赦なくポジションを変化させます

予想の目的は自分のトレードを行う時の方向をどうしていくか判断するために大切なもので、その予想に沿ってトレードして安定して利益を上げることを目的としていますが、予想が外れて利益が得られない場合は躊躇なく以前の予想を破棄します

既にトレード経験が豊富な方はこのようなことをお話ししなくても当たり前に受け止めていらっしゃるかとは思いますが、この動画をご覧になっている初心者の方には特に注意していただきたいと思います

経験上自分の予想に固執して間違っているのに押し通すことほど、トレードでの利益を失う事はありませんので、是非その点を考慮していただいたうえで予想動画をご覧いただければ幸いです

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

コメント

タイトルとURLをコピーしました