株式市場はインフレ警戒でリスクオフの下落、米長期金利は上昇した後下落して円高推移へ

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円相場の予想と、予想外の動きをした時の注意ポイントのブログと動画、週間株為替予想です

自分の投資のためにしている予想をブログと動画にしていますので、楽しんで見ていただければ幸いです

私は投資に生活が懸かっていますが、皆さんまで泥沼にはまる必要はありませんので、投資をする際にはあくまで自己責任でお願いいたします

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【日経平均・ダウ・ナスダックの予想】ナスダックの強い反発は底値サインかそれとも騙しか【週間株価指数予想】
ここまで強い下落を続けていたナスダックに下値と思われるような反発が見られましたがニューヨークダウの反発はさほど強いものではありませんでした。日経平均は相変わらず底堅く推移していて値崩れを起こす予兆は感じられないものの、アメリカ株の下落が起こ...
【ドル円相場の予想】インフレ懸念で上昇し景気後退懸念で下落する米長期金利とドル円相場【週間ドル円予想】
ドル円相場の動向に大きな影響を及ぼす米長期金利の動向が急激に不安定になっています。インフレ懸念が台頭すれば米長期金利は上昇、それが原因で景気後退懸念が高まると相場は全体的にリスクオフに動き米長期金利が下落、最終的に円高推移へ。インフレ懸念と...

ニューヨークダウの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

5月16日からのニューヨークダウの予想は横ばい、予想値幅は31,200ドルから32,800ドルです

予想値幅下限は直近安値の価格を、上限は3月半ばに底値を固めた価格を目処に設定、反発はするもののもう1度底値を試しに行く展開を予想します

ここ1週間のニューヨークダウの取引は週初から強い下落を見せ年初来安値を更新する展開となってしまいました

月曜日は大幅下落、米10年債利回りが3年半ぶりの高水準まで上昇し大型グロース株に売りが出る展開に、火曜日はバイデン大統領やFRB関係者から更なる金融引き締め積極化懸念が高まり続落、水曜日は発表されたCPIは市場予想を下回りはしたものの高水準でインフレ懸念が継続して下落、木曜日はPPI、特にPPIコアが市場予想を下回り前月比でも低下、一旦は安値を試しに行ったニューヨークダウでしたが、インフレがピークアウトに向かっているとの観測から買戻しが入り小幅安、金曜日は追証対応の投げ売り一巡と投機筋の売りポジション解消とみられる買いで上昇、ハイテク株を中心に買い優勢となり反発をして週を終えました

5月16日からの主なイベントですが、全体的に景気動向の判断を左右する景気指数の発表が相次ぎます

月曜
 5月NY連銀製造業景気指数
火曜
 4月小売売上高
 パウエルFRB議長発言
水曜
 4月住宅着工件数
 4月建設許可件数
木曜
 5月PHL連銀製造業景気指数
 4月中古住宅販売件数
 4月景気先行指標総合指数

月曜日の5月ニューヨーク連銀、木曜日の5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数はISM製造業景気指数の先行指標になりますが、どちらも前月比悪化見込み、火曜日の4月小売売上高は自動車の販売が好調で改善見通しですが、ここから発表が連続する住宅関連指標はすべて悪化見通し、木曜日の4月景気先行指標総合指数も悪化見通しです

小売売上高の改善だけが相場にとってポジティブかもしれませんが、過度な金融引き締めへの懸念がインフレピークアウト観測で後退したところで、今度は景気減速懸念がやってくる週になるかも知れないと言った感じです

チャートのテクニカルでは予想以上に強い下落を見せたニューヨークダウは、強い下値支持があると見込まれた31,000ドルから31,500ドルの間で反発、まだ相場が大崩れしたという印象はありません

逆に上値が軽いのかというと、金曜日の反発の際に上値を2月24日の安値に抑えられる形になっていて、まだまだ反発局面に入っていると判断するには危険な価格帯です

チャート形状を素直に見た場合、5月12日の下髭の長い十字線は明らかな相場のいったんの底値のサインで、翌営業日の反発も併せて考えれば反転タイミングと判断していいと思いますが、下落が継続している際の反発局面でよく見られるもう1度下押しを試す展開に入る可能性が残る相場展開で、これを明確に否定するにはボリンジャーバンド中央の強い上抜けが必要になりそうです

ボリンジャーバンド中央に絡むような値動きや上値を押さえられる状況になった場合は、そこからの反落を警戒した方がいいだろうと考えています

1週間を通してボリンジャーバンド下限を押し広げるように下落したバンドウォークを金曜日の反発で止めはしたものの、この値動きが反発サインなのかそれとも下落を一旦休んでいるだけなのか、上値を2月24日の安値で抑えられる形になってしまっていてここから強気に転じると判断するのは難しい状況です

インジケーターではADXが20台後半まで上昇、現在は下落トレンド相場へと入っていると判断しています

ニューヨークダウのインジケーター

ここから下落が継続すれば強い下落トレンド相場へと入って行くことが考えられますが、まだ20を上抜けた微妙なポジションですので、ここから反発気味に推移するとすぐにレンジ相場へと切り替わる可能性があるタイミングである点には注意が必要だと思います

5月13日の上昇でDMIの+DIと-DIの乖離幅は縮小傾向ですし、ここから上昇に転じた場合ADXは再度20を下抜けてくると思います

MACDは週末にかけて横ばい気味に推移、シグナルとの乖離幅を縮小気味にしていて一旦の底値を付けた可能性があります

ただ現在はトレンド相場へと入っている可能性がありますので、MACDのシグナル上抜けが起こるまで反転サインが出ていると判断するのは危険かもしれません

テクニカル的には一旦の安値からの反発が起こると考えていいタイミングだとは思いますが、今のところの値動きでは強い反発を見せると判断する材料には乏しい状況です

これから予定されている経済イベントの内容から考えても相場への強い支援材料となるとは考えにくく、ここまでの急落からの自律反発だけでそこまで強い相場展開が発生するとは考えづらいでしょう

以上のことから5月16日からのニューヨークダウは、反発はするもののもう1度底値を試しに行く展開を予想します

予想外の動きをした時に注意していただきたいポイント

上昇方向は33,400ドルの上抜けです

予想値幅上限の32,800ドルからは600ドルも上の水準なのですが、ここを上抜ける値動きを見せてきた場合は相場の方向感が再度上昇方向へと変化する可能性があるのではと考えています

水準としては直近高安の半値基準の価格で、週内に上抜けを見せてきた場合はエンベロープ中央線の強い上抜けも見せてくることになると思います

33,400ドルまで回復後に下押しをして再度32,800ドルを下回る水準まで下落する可能性はあるものの、相場の方向感としては上目線になっていると思いますので、押し目買いのチャンスとなるのではと考えています

現在の相場環境はかなり微妙な状態ですので、個人的には予想が外れて上昇方向の注意ポイントに入った後、32,800ドル周辺までの下押しをして反発するのを確認したとこでエントリーしたいなと言った感じです

ただ私が買うのは日本の個別株が中心です

下落方向は31,000ドルの下抜けです

31,000ドルから31,500ドル周辺は下値支持になる価格帯だろうと見込んでいますので、5月16日からの値動きが予想通りであった場合でも下押しが強い場合31,000ドル周辺までの下落は起こるかもしれません

ただ31,000ドルを下抜けた場合、特に終値基準だとまずいと思うのですが、この場合は30,000ドル周辺までの下落を覚悟した方がいいかもしれません

気を付けたいのがそこから先の値動きで、そのままずるずると29,000ドルの攻防になって下抜けると、一気に26,000ドル台まで下落する可能性が出てきてしまいます

30,000ドルの攻防で勝負をかけるのはかなり危険ですので、その前の31,000ドルで素早く逃げるべきだろうというのが個人的な見解です

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

5月16日からのナスダックの予想は横ばい、予想値幅は11,100ポイントから12,250ポイントです

予想値幅下限は5月12日の最安の価格を、上限は5月2日の安値の価格を目処に設定、反発を見せる場面はあるものの全体的に上値は重く再度下押しされてしまう展開を予想します

ここ1週間のナスダックの取引はニューヨークダウ同様年初来安値を更新する展開となってしまいました

月曜日は米長期金利上昇で大型グロース株に売りが出て大幅下落、火曜日は金融引き締め積極化懸念があるもののグロース株には買戻しが入り上昇、水曜日はCPIの発表内容が高水準な結果となり再度強い売りが出て、木曜日はさらに下値を試しに行くもののインフレピークアウト観測から一気に買い戻しが入る上昇、金曜日はここまでの強い下落に対する自律反発と週末の投機的な売りの解消から特にハイテク株への買戻しが入り強い上昇を見せて週を終えました

5月16日からの主なイベントですが、内容自体はニューヨークダウと同様です

月曜
 5月NY連銀製造業景気指数
火曜
 4月小売売上高
 パウエルFRB議長発言
水曜
 4月住宅着工件数
 4月建設許可件数
木曜
 5月PHL連銀製造業景気指数
 4月中古住宅販売件数
 4月景気先行指標総合指数

ただ展開としてはちょっとニューヨークダウと違うかもしれない点があります

ニューヨークダウの場合景気減速懸念はダイレクトに株価下落へとつながると考えているのですが、ナスダックの場合はそこに米長期金利の動向が絡んできますので、場合によっては上昇要因となる可能性が出てきます

特にその可能性があるのではと考えらえるのが月曜日と木曜日にあるニューヨークとフィラデルフィア連銀の製造業景気指数の発表です

市場予想では悪化見通しですのでここで米長期金利が低下した場合、ナスダックの特にグロース株にはポジティブな材料になる可能性があります

ただ米長期金利の低下がポジティブな材料になることはあっても、景気見通し自体が悪化して下押し圧力となる可能性が高いことから、そこまで強い材料とはならない可能性が高い点にも注意が必要だと考えています

これとは別に判断が難しいのが火曜日に控えているパウエルFRB議長の発言です

ここで景気悪化懸念が関係ないと言わんばかりの積極的な金融引き締め姿勢が示されてしまうと、米長期金利の再上昇とナスダックの強い下落が起こってしまい、その後に発表される景気下押し懸念が全く材料視されなくなってしまう可能性があります

またここでは記載していませんが、月曜日に発表される中国の4月小売売上高の発表内容は減速見通しですので、これも米長期金利の低下要因となってナスダックにはポジティブに働く可能性があります

景気悪化懸念が出た際に米長期金利が低下すると思いますが、それがグロース株への買い意欲回復につながるのか、それとも相場が悲観的になって売られてしまうのか、この辺りで市場の方向性の強弱が判断できるのではと思いますので、5月16日からは米長期金利の下落とナスダックの上昇がリンクするのかには注意が必要だと思います

これによって相場のハイテク株への買い意欲の強さが判断できるのではと考えています

チャートのテクニカルではバンドウォークをしながらボリンジャーバンド下限を押し広げて下値模索をした後、最後の下値目処として考えていた10,800ポイントの手前で強い反発を見せています

金曜日の上昇率は3.82%とかなり強かったのですが、恐ろしいことにそれでもエンベロープ下限を下回っています

現在の下落局面がいかに異常な勢いなのかを実感できる値動きです

ここまで強い下落局面で陽線を付けて底値を形成、翌営業日も強い陽線を見せてきたことで通常であれば底値の確認と判断したいところなのですが、エンベロープ下限を下回り、ボリンジャーバンド中央線もいまだに下回っていますので、反発局面に入ったと判断するのは時期尚早と言った感じです

勝負に出るには面白いタイミングではありますが、リスクがかなり高いのではと言った印象があります

ここから日足がエンベロープ内に戻りボリンジャーバンド中央線に接触、そこで上値を抑えられ反落した際に5月12日の安値を更新してこないのであればエントリーしても良いのではと考えてしまうほど相場環境は弱い状況だと判断しています

インジケーターではADXは28台を横ばい気味に推移、ただ高値を維持していますのでまだ下落トレンド相場を継続していると判断しておきたいと思います

ナスダックのインジケーター

ここからナスダックに強い値動きが発生すればADXが低下して方向感のない相場展開へと入って行くことも考えられますが、今の時点でそう判断するのは危険なタイミングだと思います

MACDは週末に上昇してシグナルとの乖離幅を縮小、レンジ相場であればRSIの反応と合わせて一旦の底打ちと判断したいところですが、トレンド相場を継続していると判断していますのでMACDのシグナル上抜けが起こるまでは相場が底値を付けたと判断するのは危険だと考えています

特に12日の1営業日だけ下抜けて一気に反発を見せていて、横ばい気味に推移して数営業日で底値を形成したわけでも無い状態ですので、下落基調となっているこの状況下では底値を付けたと判断するのは経験上危険です

RSIは30直前まで低下して反発、現在は38台を上昇推移中です

RSIの推移から考えると短期的に底を付けた可能性が高く、一旦の反発局面に入る可能性が高い状況です

ただ現在は下落トレンド相場だと判断していますので、RSIの反発が一旦の底値形成のシグナルだとしても、それが相場の反転を意味するわけではないかもしれない点には注意が必要だと思います

5月16日からのナスダックは米長期金利の下落が景気減速懸念で起こった場合、それでもハイテク銘柄に買いが入り上昇することができるのかどうか、これによって中長期の相場見通しが弱気なのか、それとも思ったほど弱気では無いのか、その判断ができる週になるかと思います

景気減速懸念に下押されず上昇が強い場合は底値で強めに拾い、景気減速懸念に下押されるようであれば底値であっても弱めに拾うか見送る、そんな投資判断になっていくのではと考えています

以上のことから5月16日からのナスダックは、反発を見せる場面はあるものの全体的に上値は重く再度下押しされてしまう展開を予想します

予想外の動きをした時に注意していただきたいポイント

上昇方向は13,000ポイントの上抜けです

予想値幅上限が12,250ポイントですのでかなり価格差があります

ナスダックの予想は上値が重くなると考えているので上値が低めに予想されているのですが、ボラティリティが高い状態が維持されてしまうと13,000ポイント周辺まで上昇する可能性は残されていますので、仮に予想が外れて12,250ポイントの上抜けが起こったとしてもそれが相場展開の予想を大きく変えるほどのインパクトを持つわけでは無いと考えています

そのため予想値幅上限から考えても6%以上も上の価格ではありますが上昇方向の注意ポイントは13,000ポイントとしたいと思います

13,000ポイントは直近高安の半値基準を上回ってきますし、5月4日の反発で付けた高値も上回ってきます

ここまで強い上昇を見せてくるのであれば、相場の方向感は横ばい気味のレンジ相場、もしくは上昇方向への推移へと変化していく可能性が高まるのではと考えています

ただ予想としてはそこまで上昇していればそれは相場展開も変わっているだろうと思えてしまうほど高い価格設定で、その前に予備的に注意ポイントを設けたいところですが、それほど判断が難しい相場環境だと考えていただければ幸いです

それでも強いて言えば、3月14日に底を付けた価格12,500ポイントの上抜けは相場転換の期待感が高まるポイントにはなるかもしれません

下落方向は10,800ポイントの下抜けです

強い下落相場であっても一度底値を付けるのであれば、10,800ポイント周辺ではというのが今回の下落での見通しだったわけですが、下抜けが起こってしまうとそこからの下落幅はかなりきつくなります

10,500ポイント周辺にも下値抵抗がありますのでそこで下落を止めて反発する可能性は残されていますが、ここも下抜けてしまうと次の下値目処は9,000ポイント周辺です

ここ最近の調整局面で同じような値動きをしていたのが2018年の年末までの調整相場ですが、この時は米政府機関の閉鎖懸念から市場は急落、切り返しが起こった際にはダウ・ナスダック・S&P500の3市場が一気に強い反発を見せていました

今回はナスダックの反発は強かったもののニューヨークダウの反発はそこまで強いものではなく、まだ底値を付けたのか判断が難しい雰囲気です

さすがにもう下げ止まっても良いだろうとは思うのですが、5月16日から予定されている経済イベントの内容は弱いものが多く、全市場が上昇方向へと動き出せる材料もなさそうですので、上値が重い状態が続いたら予想外に強い下落を見せてくる可能性も考慮した方がいいかもしれません

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

5月16日からの日経平均の予想は横ばい、予想値幅は25,600円から27,000円です

予想値幅下限は5月12日の安値の価格を、上限は直近高安の半値基準の価格を目処に設定、上昇しようとするものの上値が重くなるような推移を見せる展開を予想します

ここ1週間の日経平均の取引は月曜日から激しい下落を開始、木曜日までは下値を試す展開でしたが金曜日に一気に反発を見せました

月曜日は米長期金利上昇と中国のロックダウンによる景気減速懸念、そしてウクライナ情勢と相場に悪材料がある状態で強く下落、火曜日はアメリカの金融引き締め懸念から米株価指数先物に売りが出ることで下落して始まりますが、中国株の上昇を材料に下げ幅縮小、水曜日は様子見姿勢でしたが、木曜日のアメリカのCPI発表でアメリカ市場に売りが広がり日本株も軟調、一旦は下げ幅を縮小しますがアメリカ時間外先物が下落して日経平均も下値模索、金曜日はアメリカ株の激しい上下動を引き継いで寄り付きますが、インフレピークアウト観測と自律反発で強い上昇を見せて1週間を終えました

傾向としてあるのはアメリカでの強すぎる景気見通しは米金融引き締め懸念を高め株が下押しされ、経済指標の中でも特にインフレ指標に関連するものが高い結果でなければ安心感がでて相場が反発するというものです

5月16日からの主なイベントですが、全体的にあまり芳しくない内容が出てきそうです

水曜
 1-3月期四半期GDP
木曜
 4月貿易統計
 3月機械受注
金曜
 4月全国消費者物価指数

水曜日の1-3月期四半期GDPは悪化見通し、木曜日の4月貿易統計はマイナス幅拡大、3月機械受注は大幅改善見通しですが、週末金曜日に発表される4月全国消費者物価指数は2%を超えてくる見通しで、これも相場にはネガティブに働くと考えられます

本来であれば金曜日の4月全国消費者物価指数はかなり重要な発表になるはずだったのですが、日銀の金融緩和維持姿勢の発表で物価上昇率だけではなく賃金上昇などで景気回復が確認できるまで維持するとの内容がすでに伝わっていますので、相場への消費鈍化懸念の高まりによる下押し圧力にはなっても極端な円高を起こす要因にはならないだろうと見込んでいます

そうは言っても多少は円高に振れるとは思いますので、一応注意はしておいてください

海外系証券会社の動向ですが、JPモルガンが金曜日の取引でどちらも買い目線で強気、ABNアムロは225miniのマイナス建玉が極端に大きくなっていますが裁定取引の範囲かなと判断しています

225mini先物の建玉変化

オプション全体のプットコールレシオはPUT優勢で下目線、それと限月が切り替わっている点に注意してください

金曜日のオプション全体の取引は、PUTは25,500円と26,000円に、CALLは26,500円から250円区切りで27,250円まで4つの価格での取引が活発化しています

上昇時の節目の判断はちょっと難しいですが、下落時には26,000円あたりが節目になりそうだなと見込んでいます

先物は225ラージとTOPIXともに方向感がつかみにくい状況です

225ラージ先物の建玉変化
TOPIX先物の建玉変化

その中でもちょっとはっきりした傾向を示しているのがグローバルマクロのJPモルガンです

225ラージとTOPIXのどちらでも買い建玉を減少させていて、相場の先行き見通しをネガティブに傾けている可能性があります

CTAのモルガンがTOPIXを買い続けていますが、これはTOPIX6月限のロールオーバーが行われてから一貫して行われている動きですので、これが相場反転材料になるかと言われるとその間に上下して強い下落を見せている期間もありますので微妙です

全体的には弱気目線ではというのが現在の判断です

チャートのテクニカルでは25,800円を下抜けてもうだめかと思ったのですが、3月にアイランドリバーサルを見せた上値辺りを底にして粘って、金曜日には一気に反発しています

ボリンジャーバンドを押し下げながら全体としてはまだ下落基調ではありますが、7日の動画内で予想外の下落方向の注意ポイント25,800円の下抜けが起こった場合は一気に最安値付近まで下落するとお話ししていましたので、これが起こらなかったのは値動きとしては良かったです

ただ個人的にはちょっと微妙な場所で反発したなと言った感じです

今のところ金曜日の終値はボリンジャーバンド中央に頭を押さえられる形となっていて、これが本格的な反発への第1歩なのか判断が難しい所です

特にここまでの日経平均は一旦強めの反発を見せたとしても、おおむねエンベロープ中央までの反発で頭を押さえられ、上値を切り下げる形で下落を続けています

金曜日の反発が下落相場からの転換点になるのか判断が難しい所です

ここから上の価格帯には一目均衡表の雲や、27,000円付近には直近高安や大きな高安の半値基準が控えていますので、この27,000円を上抜ける動きを見せてこないと相場の反発を確信できないと言った感じです

インジケーターではADXは12台を横ばい推移、少し上昇はしましたが今のところ低位を維持していますので現在はレンジ相場と判断しています

日経平均のインジケーター

RSIは46台まで上昇、RSIシグナルを上抜けて上昇局面に入ろうとしていますここで問題になるのが3月末からの下落相場でRSIは上値と下値を切り下げるように上下を繰り返しています

横ばい気味のレンジ相場であれば40を下抜けたところで反発するのは理想的な動きではあるのですが、RSIが5月6日に付けた50.48を上抜けてくるような相場展開にならないと、ここからもう1度下落して30を下抜けるまで下落を続ける展開に移行する可能性があります

5月16日の月曜日の取引からしっかりと上昇して、その後にRSIが50.48を超えてくるかどうかしっかり確認したいところです

MACDは横ばい気味の推移に変化、シグナルとの乖離幅を縮小しています

乖離幅を表しているMACDオシレーターで確認するとわかりやすいですが、オシレーターがマイナス方向から上昇、レンジ相場時の転換点に見られる動きが出てきていますが、この程度の変化だと判断が難しい所です

だからと言ってレンジ相場に入っている状態でMACDのシグナル上抜けを待っていると、そこがすでに高値を付けたタイミングになってしまっていて判断としては一歩遅れてしまう可能性がありますのでどう判断するか難しい所です

推移している価格帯やインジケーターの状態から考えると、直近高安の半値基準である27,000円付近を上抜けてから下押した場合は押し目のチャンスかもしれませんが、今のところ反発があったとしても上値を切り下げるような形での下落が続いてしまう可能性が高そうだという判断になりそうです

ただ中長期で考えると、大きな高安の半値基準と直近高安の半値基準がほぼ同水準にあることからも、上下の価格を決めた状態で横方向のレンジ気味に相場は展開していて、相場展開がここから大きく壊れるような強い下落をする可能性も低そうだと言った感じも受けています

5月16日からの相場も引き続きアメリカの株価動向から大きな影響を受ける相場展開が予想されますが、日経平均の値動きは思ったよりも底堅い印象があります

ただ底堅いものの、上値を試しに行けるほど強くもない、なんとも悩ましい相場展開になりそうです

以上のことから5月16日からの日経平均は、上昇しようとするものの上値が重くなるような推移を見せる展開を予想します

予想外の動きをした時に注意していただきたいポイント

上昇方向は27,200円の上抜けです

直近高安の半値基準27,000円を上抜ける水準で、ここまで回復してくれば次は27,600円を試す展開に入って行くことが考えられます

相場の流れとしても5月12日で一旦底値を付けてここまでの一方的な下落相場が終わり、横ばい気味のレンジ相場か反発相場へと変化していくと考えられます

今のところ日経平均の見通しは横ばいと考えながらも弱気で、買いを入れるタイミングとしては微妙で、まだ少し様子を見たいと思っています

ただ27,000円をはっきりと上抜けて再度下落した場合は、押し目で買いに入りたいとも思っています

27,200円の上抜けは、ここまでの弱気姿勢から相場の見通しを変化させる大事なポイントになるだろうと考えています

下落方向は25,600円の下抜けです

5月16日からの相場展開は少し落ち着いたものになると見込んでいるのですが、その予想が大きく外れる展開です

この場合日経平均は3月10日の安値24,700円周辺まで下落幅を広げる可能性が高まります

ここからの日経平均は仮に反落をしたとしても25,700円周辺まで、弱い展開ながらも底値固めの時期に入るのではと見込んでいます

このタイミングで25,600円を下抜けるほどの弱い展開を見せてくると、その後はエンベロープ下限を一旦下抜けるほどの強い下落を見せるまで下げ幅を広げてしまう可能性が高まります

ここまで強い下落はアメリカ株の大幅下落とリンクして起こるものだと思いますが、ここから出てくる経済指標の市場予想は弱いものが多く、これは決してあり得ない値動きではありませんので、リスクの取り過ぎには十分に注意した方がいいタイミングだろうと思います

日経平均はここまでのアメリカ株の強い下落に比べると幾分穏やかな値動きだなと言った印象があります

ドル円相場の円安推移が下支えになっていた可能性はありますが、そこまでの弱気相場でもありません

ただ仮にですが、アメリカ株のもう1段の下押しが発生した場合は、さすがに強い下落を見せてくる可能性が高いのではと思いますので、これから1週間の間に発表される経済指標の内容と景気見通しには要注意だと思います

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

5月16日からのドル円相場の予想は横ばい、予想値幅は127円50銭から131円00銭です

予想値幅下限は5月12日の安値の価格を、上限はエンベロープ上限の価格を目処に設定、上昇推移しようとするものの上値を抑えられ、緩やかな上昇どちらかというと横ばい気味に推移する展開を予想します

ここ1週間のドル円相場の取引は全体的に円高推移しました

月曜日にFRBの金融引き締め積極懸念で米長期金利と共に上昇しますが、株式市場の急落で米長期金利とドル円相場も下落、火曜日はCPIの発表を翌日に控えて引き続きFRBの金融引き締め懸念が高まり下落、水曜日はCPIの発表後に株式市場の急落と共に米長期金利も下落して下落、木曜日は発表されたPPIの内容からインフレピークアウト観測がでて米長期金利と共に下落、金曜日は株式市場の反発と共に米長期金利も上昇、ドル円相場も上昇して週を終えました

アメリカでのインフレ懸念が高まることで米長期金利が上昇する流れは今までと変わらないのですが、そこから景気減速懸念が高まり株式市場が急落すると米長期金利も低下することで円高方向へと推移するのが特徴的な1週間でした

米10年債利回りのチャート

5月16日からの主なイベントですが、全般的に円高方向へ振れるのではと考えられる内容の物が多くなっています

月曜
 中4月小売売上高
 米5月NY連銀製造業景気指数
火曜
 米4月小売売上高
 米パウエルFRB議長発言
水曜
 米4月住宅着工件数
木曜
 米5月PHL連銀製造業景気指数
金曜
 日4月全国消費者物価指数

月・水・木曜日に発表される経済指標の市場予想はどれも悪化見通しで、これらは景気減速懸念で株式市場に下押し圧力をかけた場合は米長期金利の低下にもつながると予測されますので、円高要因となりそうです

唯一円安方向へ振れそうなのが火曜日で、米4月小売売上高は自動車の販売が強く改善傾向、パウエルFRB議長の発言も引き続き金融引き締めを積極的に行う姿勢を維持すると考えられますので、この2つのイベントは米長期金利へ上昇圧力となる可能性がありそうです

ドル円相場を考えるうえで最も影響を受けそうな金曜日に発表される日本の4月全国消費者物価指数ですが、市場予想では2%を超える内容ですので本来であれば日銀の金融緩和縮小などの観測が出てきそうなイベントなのですが、3月の金融政策決定会合の議事要旨を9日に発表、その内容は米長期金利の上昇により日本の長期金利への上昇圧力が高まる可能性がありこれを抑制することが重要、物価上昇は2%程度になる可能性があるものの賃金上昇を伴っていないため金融緩和継続を確認というものでした

金曜日に発表される日本の4月全国消費者物価指数の市場予想は2.5%とかなり高くなっているのですが、議事要旨の内容から考えると数値の高さほど材料視されない可能性が高いのではと考えています

チャートのテクニカルでは5月10日にエンベロープ内に戻った日足は一気にエンベロープ中央を下抜けましたがすぐに切り返してエンベロープ中央付近へと落ち着いています

日中のボラティリティが高い状態のまま週を終えましたので、16日からの取引でボラティリティの低下が起こるのかは不透明な状態ではありますが、一方的な円安推移から一旦相場の雰囲気が変化したことが感じ取れます

以前からお話ししている内容ですが、ドル円相場の一方的な推移が一旦終わるのはエンベロープ内に戻る時で、今がちょうどその時期になっていると考えています

この後のパターンで多く見られるのがエンベロープ中央の線に絡みつくようにしてボラティリティの低下が起こっていく展開です

ここまで円安推移がかなり強い勢いで続いている事でエンベロープ中央線の推移はまだ上昇角度がきつい状態を維持していますので、今週に関しては中央線の下側を横ばい気味に推移する可能性はありますが、もう少しすると中央線の推移が横ばい気味に変化して、再度日足がエンベロープ中央線の上側を緩やかに上下しながら推移する展開に入って行くと言った感じです

基本的に日米金利差の拡大という強い円安要因は継続していますのでドル円相場の方向感を一変させるようなことは起こらないと考えられますので、スタンスはあくまで円安推移、ただ一旦調整のためにエンベロープ中央線に絡みつくような展開がみられるのではと予想しています

インジケーターではADXは57台を急落中で、一気に相場の方向感が失われて行っています

ドル円相場のインジケーター

相場はトレンドやレンジの区別しにくい、方向感がつかみにくい時期に入っていると判断しています

RSIは57台まで低下、金曜日の上昇でRSIも再上昇をしていますが、まだもう少し下落を見せてもおかしくない高水準に位置している印象があります

MACDはシグナルとの乖離幅を広げながら下落中で、相場の下落からの転換を示すシグナルは出ていません

インジケーターの状態からはドル円相場はまだ下落余地が十分にある状態で、かつ現在の下落方向の推移からの転換サインは出ていない状態で、もう少し下落をしても良いのではと言った印象が強い状態です

ここから1週間の経済イベントの予定や市場予想の内容を考慮すると円高方向へバイアスがかかりやすく、インジケーターは円高推移がもう少し継続してもおかしくない状態です

ただ基本的なところに日米金利差の拡大による円安バイアスがかかり続けているという材料がありますので、一方的な円高推移が起こりにくいと考えられます

強い上昇相場からの反落で調整をしたことから一旦は自律反発することも考慮すると、バランス的には横ばい推移すると判断するのが順当ではと考えました

以上のことから5月16日からのドル円相場は、上昇推移しようとするものの上値を抑えられ、緩やかな上昇どちらかというと横ばい気味に推移する展開を予想します

予想外の動きをした時に注意していただきたいポイント

上昇方向は131円50銭の上抜けです

これから1週間の経済指標の市場予想を考慮すると、なかなかここまで強い円安推移を見せてくることを想定することが難しい状況です

一方で131円を上値とした相場の値動きはこれまでの節目としてはちょっと中途半端な感じもしています

以前の値動きと言っても2002年ですのでもう20年も前ですが、ここで付けた高値135円あたりまでの上昇があってもおかしくないのではという感じがしていますので、予想外に強い円安推移が現れた場合は節目まで一気に推移する可能性を考慮した方がいいともいます

長期的には135円付近までの円安推移は起こると予想していますが、そのタイミングは今では無いだろうとも思っています

週内によほどのインフレ懸念と経済回復期待が重ならないと出てこない動きだとは思いますが、一応気を付けておこうと言った感じです

下落方向は127円00銭の下抜けです

イメージとしてはボリンジャーバンド下限を押し下げるバンドウォークを見せながらエンベロープ下限を下抜けてくるような値動きです

今年3月から始まった上昇相場の中で4月に入って一度下押したときの安値127円付近は相場下落時の下値抵抗になると考えていますし、エンベロープ下限も同様に下値抵抗になると思います

ただ予想外に強い下落が発生した場合、次の下値目処は121円50銭あたりとかなり低く、週内にこの動きが見られた場合は一気に一目均衡表の雲上側への接触をするまで下落する可能性が高まります

ただやはりこの値動きもちょっと起こるとは考えにくいのではと思いますので、あくまで一応警戒しておこうと言った感じです

相場のボラティリティが高い状態が続いていて油断することはできないのですが、ここ1週間の前半のように少し落ち着いた相場展開になっていくのではと見込んでいますので、恐らく上下どちらの予想外の注意ポイントに入ることも無いだろうと思っています

ここからしばらくはエンベロープ内に収まるような見慣れた相場展開になると予想していますが、米長期金利の変動がインフレ懸念の台頭がある場合でも上昇するとは限らなくなってきています

インフレ懸念と景気回復期待が重なったときは強い上昇を、インフレ懸念のみの場合は上昇を、インフレ懸念と景気後退懸念が重なると下落と言った感じです

ドル円相場もその値動きを鏡移しのように推移していますので、ここからはインフレ懸念による米長期金利上昇を意識するだけではなく、これから予定されている経済指標の発表で景気悪化懸念が高まらないかにも要注意だと思います

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

【インジケーターの基本設定(変更する場合もありますのであくまで参考です)】
・単純移動平均線
 5・25・75・200日
・一目均衡表
 転換9・基準線26・先行スパン(1)26(2)52・遅行スパン26
・ボリンジャーバンド
 期間9・乗数(1)2(2)1
・エンベロープ
 期間20・乗数5(ドル円は乗数1.5)
・MACD
 期間12・長期26・シグナル9
・DMI
 DI14・ADX14・ADXR14
・RSI
 期間14・シグナル9

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