一旦の高値を付ける日経平均、ダウとナスダックは横ばい推移へ、ドル円はやっと一休み?

週間株為替予想

こんにちはシーカーズです

ニューヨークダウ・ナスダック・日経平均・ドル円の予想と、予想外の動きをした時の注意ポイントのブログと動画、週間株為替予想です

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ニューヨークダウの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ニューヨークダウのチャート

今週のニューヨークダウの予想は横ばい、予想値幅は34,000ドルから35,800ドルです

予想値幅下限は直近高安の半値基準の価格を、上限は直近高値の価格を目処に設定、下押しする場面はあるかもしれませんが相場の方向性としては緩やかな上昇を継続する展開を予想します

先週1週間はパウエルFRB議長の次回FOMCでの50bp利上げ可能性への言及で始まり、コモディティ価格の変動に悩まされた印象が強かったです

ロシアのウクライナ侵攻による影響だけでもコモディティ価格への強い上昇圧力になっていますが、週末にはサウジアラビアの石油施設に対してイエメンの親イラン武装組織がミサイル攻撃を行い、石油施設で大規模火災が発生と伝わり落ち着きを取り戻し始めていた原油の先物市場は急上昇します

今週の主なイベントですが週初から景気先行き見通しに関連する経済指標の発表が相次ぎます

火曜
 1月ケース・シラー米住宅価格指数
 3月消費者信頼感指数
水曜
 ADP雇用統計
 10-12月期四半期GDP・確定値
木曜
 2月個人消費支出
 2月個人所得
 3月シカゴ購買部協会景気指数
金曜
 3月雇用統計
 3月製造業PMI
 3月ISM製造業景況指数

市場予想では全体的に好調な数字が出てくる見通しですので、ニューヨークダウにはポジティブだと考えています

チャートのテクニカルでは大きな高安の半値基準と1月5日と2月10日の高値を結んだ上値抵抗線を上抜けた後はもみ合っていますが、金曜日に少し上放れしようとする値動きを見せています

金曜日の上昇自体は一目均衡表の雲に頭を押さえられる形になっていて、そこまで強いものでは無いという印象もあります

ボリンジャーバンド上限がエンベロープ上限に接触して反落していることからも、一旦の高値を付けているのは確かだろうと思うのですが、地政学リスクの面では不安定な相場環境が続く一方で今週発表される経済指標の内容は好調な見通しであることを考えると強い調整に入る可能性は低いと考えられます

下押したとしてもここまで多くの下落局面で下値の節目となった34,000ドル周辺まで、上振れても直近高値が良い所ではと言った見通しです

インジケーターではADXは21台後半まで急落、トレンド相場からレンジ相場へと切り替わる可能性が高まっています

ニューヨークダウのインジケーター

MACDは上昇を継続していますが、シグナルの上昇と比べると上昇幅は少なくなっていることからシグナルとの乖離幅が縮小していて、強い上昇からの転換が起こり始めています

RSIは58台後半を推移、少し高い所まで上昇していて一旦の下押し圧力がかかってもおかしくないタイミングではありますが、強い調整に入るほどの過熱感も無い状態です

DMIでは+DIと-DIが絡み合うように横ばい推移、先週のこの動きが今週もADXの下押し圧力としてかかり続けますので、一旦はレンジ相場へと移行するのではと考えています

インジケーターでの全体的な判断は、ここからレンジ相場へと移行する兆候は見られるものの強い下押し圧力がかかっているわけでもなく、横ばい気味に上昇推移する可能性が高いのではと言う感じです

突発的な地政学リスクの発生が心配される相場環境ではありますが、アメリカで発表される経済指標の内容が好調だと考えられる点とインジケーターも弱気転換したわけではないことを考えると、調整したとしてもそこまで大きなものにはならず、全体の方向性としては上昇相場を継続するのではと予想します

以上のことから今週のニューヨークダウは、下押しする場面はあるかもしれませんが相場の方向性としては緩やかな上昇を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は35,800ドルの上抜けです

週末に少し上抜ける程度であればいいのですが、週半ばまでに強い上昇を見せて上抜けてきた場合には要注意だと考えています

その後に考えられる値動きはまずは36,400ドルまでの上昇、その次は直近高値36,950ドル周辺までの上昇です

ここまで上昇した際に考えられるその後の値動きは強い反落です

このパターンは昨年の11月と今年の1月に見られた値動きで、どちらも34,000ドル周辺まで下落しています

上昇力が強く上値が高くなるほど下落する勢いは強くなると想定されますので、反落の際に巻き込まれないように注意が必要だと思います

下落方向は33,600ドルの終値基準での下抜けです

ここ最近の市場環境はかなり不安定だという事から、ここからボラティリティが高まる可能性は考慮しなければならないと思います

そのためテクニカル的に考えると34,000ドルは強い下値抵抗になるのではと考えていますが、一気にボラティリティが高まって下落した場合は多少下抜ける可能性が出てきます

それでも33,600ドルを下抜けてくると相場の雰囲気が一変して、再度安値を試しに行く可能性が高まると考えられます

特に今週中にそこまでの強い下落を見せてきた場合は高確率で最安値までの下落を起こすのではと警戒しています

ナスダックの予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ナスダックのチャート

今週のナスダックの予想は横ばい、予想値幅は13,500ポイントから14,600ポイントです

予想値幅下限は直近高安の半値基準の価格を、上限は昨年7月と8月に高値もみ合いした価格を目処に設定、13,800ポイント周辺までの調整をする可能性はあるものの緩やかな上昇相場を継続する展開を予想します

昨年から軟調な状況が続いていたナスダックですが、安値からの反発は非常に強いものになっています

FRBの利上げは確実に行われると考えられ米長期金利は上昇を続けていることで、所々で上値が押さえつけられている印象はあるものの非常に堅調な値動きを継続しているといった印象です

今週のイベントで気になるのは週末に予定されている3月の雇用統計です

火曜
 1月ケース・シラー米住宅価格指数
 3月消費者信頼感指数
水曜
 ADP雇用統計
 10-12月期四半期GDP・確定値
木曜
 2月個人消費支出
 2月個人所得
 3月シカゴ購買部協会景気指数
金曜
 3月雇用統計
 3月製造業PMI
 3月ISM製造業景況指数

特に平均受給の上昇が気になっていて、予想では前月比0.4%程度の上昇見通しなのですが、あまり大きな上振れが発生すると経済が好調と言う面よりインフレ加速に対する懸念の方が上回る可能性があるのではと警戒しています

チャートのテクニカルでは大きな高安の半値基準と一目均衡表の雲に頭を押さえられる形で金曜日は引けました

上昇する際の上値目処としては14,500ポイント周辺を想定していましたが、14,200ポイント周辺は昨年の7月と10月の下落局面で下値支持になった価格帯で、比較的強めの抵抗帯になっていると考えています

下方向で考えると前回の戻り高値の13,800ポイント周辺から直近高安の半値基準13,500ポイント周辺も節目になりやすい価格帯だと考えていて、今のナスダックは上下2つの強い抵抗帯に挟まれた状態になっていると考えています

今後発表される米経済指標の見通しを考慮するとナスダックの方向性は上目線ではあると考えていますので、今後は上の抵抗帯を抜けるかどうかが主題になるかと思います

インジケーターではADXは27台まで下落を継続していて、ここまでの強い下落トレンドからの転換を示しています

ナスダックのインジケーター

MACDは上昇を継続しているもののシグナルとの乖離幅を拡大できるほどではなく、一旦の強い上昇が終わり緩やかな相場展開へと切り替わる兆候が見られます

DMIでは+DIと-DIが絡み合うように横ばい推移していて、今後ADXがさらに下落してレンジ相場へと変化する可能性が高まっています

ただ完全にレンジ相場へと切り替わるのかはまだ判断するのは早いタイミングで、ここから緩やかに上昇を再開し始めるとADXも緩やかにではありますが再度上昇推移して緩やかな上昇トレンドを形成する可能性は残っています

RSIは58台と高い水準に入り始めてはいますが、過熱感と言うほどでもありません

相場環境の極端な悪化などが無い限りは、ここから強い調整に入るとは考えにくいといった印象です

市場環境としては上昇しやすい中でテクニカル的には上下に強い抵抗帯があり、インジケーターでは上昇の勢いこそ低下傾向ではありますが強い反落を見せる兆候もないことから、今週は下押しする可能性はあるものの全体的には上昇方向へのバイアスがかかっている状態は継続していると判断しています

以上のことから今週のナスダックは、13,800ポイント周辺までの調整をする可能性はあるものの緩やかな上昇相場を継続する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に注意していただきたいポイントです

上昇方向は14,600ポイントの上抜けです

ナスダックが上昇を継続して今週中に14,600ポイントを強く上抜けてくると、次の節目になると考えられる15,400ポイントまでの上昇が考えられます

ナスダックの上昇パターンは概ね2段階、もしくは3段階で上昇して少し強めの調整を入れるパターンが多いのですが、今回はまだ1段階目の上昇しか終えていません

1段階目の上昇と同じだけの上昇幅を2段階目でもする場合、ナスダックは最高値を目指すような強い上昇に発展する可能性も残っていますので、予想外に強い展開になった場合には更なる上値追いの可能性を考慮して取引に臨んだ方がいいと思います

下落方向は13,500ポイントの下抜けです

仮に13,500ポイントを下抜けたとしても13,200ポイント周辺で下げ止まる可能性はあるのですが、先ほどもお話ししましたが13,500ポイント周辺は強めの抵抗帯があると考えていますので、今回の強い反発から一気にここまで反落するのであれば、そのまま最安値を目指して下落していき、場合によっては新たな下落トレンドの相場が発生する可能性があります

今のところその兆候は無いのですが、地政学リスクに関してはウクライナだけではなくサウジアラビア周辺の中東でもかなり不安定になっていますので、相場の急激なリスクオフが起こった場合には注意が必要だと考えています

日経平均の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

日経平均のチャート

今週の日経平均の予想は横ばい、予想値幅は27,600円から28,800円です

予想値幅下限は昨年の10月と12月に下落した際に安値を付けた価格を、上限は1月初旬の下落時に1度小さく反発した高値の価格を目処に設定、昨年9月14日と1月5日の終値を結んだ上値抵抗線に抑えられるように横ばい気味に下落推移する展開を予想します

先週はアメリカ株が横ばい気味に推移する中でも日経平均は強い上昇相場を継続してきました

1週間を通してかなり強い円安推移が発生していましたので、これが日経平均にはポジティブに働いたと考えています

今週の火曜日は3月の権利付き最終売買日となっていて、配当に期待する買いもあった可能性はあります

あまりに高配当な海運株の様に配当前に調整に入る銘柄もありましたが、全体的には堅調だった印象です

今週の主なイベントですが、まず気を付けたいのが権利付き最終売買日と権利落ち日です

火曜
 2月失業率・有効求人倍率
木曜
 2月鉱工業生産
金曜
 1-3月期日銀短観

29日(火)が権利付き最終売買日

先物と現物の値幅で推測すると、230円ちょっとの下落要因になりますので、水曜日はこの分の下押しがありますので注意してください

経済指標の内容は全体的に堅調な見通しなのですが、少し怪しいのが日銀短観です

前回の18から12に悪化する見通しなのですが、日本企業への円安と原材料高は企業業績の見通しにかなりネガティブに働いてくると考えられます

輸出企業は為替差益で利益が増加する傾向だとは思いますが、どの企業にも言えるのは急激すぎる為替の変動は企業業績には明らかにネガティブです

日銀短観でその影響がはっきりと示されると、日本経済の今後の先行き見通しに警戒感が高まる可能性がありますので、金曜日に極端にネガティブな結果が出ないか、そしてその後に日経平均におかしな下押し圧力がかからないかには要注意だと考えています

海外系証券会社の動向ですが、オプションではABNアムロが28,000円のPUTに大きめの買いを27,500円に大きめの売りを入れています

1週間を通してオプションを売っていて全体的な建玉は27,625円を損益分岐点に下落で利益幅が広がるポジションを取っています

225miniでの取引は6月限に軸足が移っている印象ですが、ここでも連続して売りに回っていますので、弱気にポジションを取っている可能性があります

225mini先物の建玉

オプションで気になるもう1つの証券会社JPモルガンは27,000円を損益分岐点に上昇で利益が広がるポジションを維持していて、先週に関しては極端な偏りは感じられませんでした

週末のABNアムロの28,000円PUTの大きめの買いですが、オプションは4月限ですので今の日経平均に修正すると28,230円付近での売りを買っていると考えなければならない点には注意してください

先物ではCTAのモルガンが225ラージのマイナス建玉を増加させていますがそこまで大きな動きではありませんし、TOPIXの建玉はプラスのままあまり変動はありませんでしたのでニュートラルだと判断しています

225ラージ先物の建玉
TOPIX先物の建玉

グローバルマクロのJPモルガンはオプションと同様に225ラージとTOPIXのどちらも買い建玉を増やしている傾向があります

全体的には少し警戒感はあるものの相場の流れは上目線、ただ今週に関しては火曜日までは28,230円周辺、水曜日以降は28,000円付近での値動きには注意が必要と言った感じだと思います

チャートのテクニカルでは4営業日しかなかったにもかかわらずかなり強い相場展開を見せてきていて、エンベロープ上限・一目均衡表の雲・直近高値と週内に3つの節目をクリアしてきました

ただこの速度はいささか早すぎで、テクニカル的にはそろそろ反落が起こってもおかしくないタイミングです

仮に火曜まで横ばい気味に推移したとしても、水曜には権利落ちの230円の下押しが発生しますので、28,000円の攻防になる可能性が高そうです

今はここまでの急激なリスクオフからの反転相場だと考えていますので、下押したとしても27,000円近辺まで、アメリカ市場などが強く地政学リスクなどの高まりが無ければ27,600円程度までの下押しで収まるのではと見込んでいます

今週に関してはさすがに昨年9月14日と1月5日の終値を結んだ上値抵抗線を強く上抜けるような展開になることは難しいだろうといった感じです

28,300円から上は直近の1年で出来高の多かった価格帯でもありますし、配当落ちと言う材料を消化するまではここを上抜けるのはちょっときついでしょう

インジケーターではADXは27台を横ばい気味に推移、今のところ高い水準を維持していますのでトレンド相場を継続していると考えていますが、短期的にはレンジ相場の色合いが濃くなるタイミングに入りかけています

日経平均のインジケーター

MACDは順調に上昇していますがシグナルとの乖離幅の増加は緩やかになり、一旦の上昇力の低下がうかがえます

そろそろ一旦の高値が近いと考えていいと思います

RSIは65台とかなり高くなっていて、もうそろそろ過熱感が出てくるタイミングです

仮にこのまま日経平均が緩やかに上昇を継続したとしても、高値のタイミングはもう近い可能性が高いでしょう

よほど強い上昇を継続しない限り、日経平均は一旦の反落が起こるタイミングが近いと判断していいと思います

金曜日の陰線での引けだけでは高値を判断するのには材料不足ではありますが、権利付き最終売買日のタイミングやテクニカルから考えても一旦は下押ししてもおかしくないだろうと判断しました

以上のことから今週の日経平均は、昨年9月14日と1月5日の終値を結んだ上値抵抗線に抑えられるように横ばい気味に下落推移する展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に、注意していただきたいポイントです

上昇方向は29,000円の上抜けです

ここまでの日経平均の上昇力はかなり強かったですが、一般的に考えるとそろそろ反落してもおかしくない価格帯ですし、インジケーターでも上昇力はそろそろ弱まっている兆候があります

それでもここからまだ上昇を維持して29,000円を上抜けてくるようだと、このまま一気に直近の最高値30,800円まで上昇する可能性が出てきます

今週に入ってから日経平均の出来高は減少傾向でそのような強い上昇をする買い余力があるとは思えないのですが、予想外に日経平均にポジティブなニュースがあった場合はこのような上昇を見せてくるかもしれません

ニュースの内容にもよりますが、下手に売り向かうと危険かもしれない値動きですので注意したいと思います

下落方向は27,200円の下抜けです

今回の上昇相場が金曜日で頂点を付けたと仮定した場合、直近高安の半値基準である26,500円までの下落は可能性としては十分に考えられます

今のところ相場は強い傾向だと判断しているのでそこまでの下落は予想していませんが、今週中に27,200円を下抜けてくると日足は一目均衡表の雲を下抜けてしまう事で、一目均衡表の雲が上値抵抗になりそのまま強い調整に入ってしまう可能性が出てきます

今のところ仮に26,500円まで調整してもそのまま上昇相場を維持するだろうとは見込んでいますが、その際にアメリカ市場があまりにも弱い展開になっている場合はそこから再下落して直近安値を試す展開になる可能性がある点には警戒した方がいいと考えています

ドル円相場の予想と注意ポイント

チャートではボリンジャーバンドとエンベロープと一目均衡表を表示しています

ドル円相場のチャート

今週のドル円相場の予想は円安、予想値幅は121円00銭から125円00銭です

予想値幅下限は先週木曜日の安値の価格を、上限は黒田ラインの価格を目処に設定、週内に123円を上抜ける円安推移を見せてくる展開を予想します

株式相場の上昇に比べるとドル円相場の上昇は予想が全くできない、異次元の展開へと入っています

3月7日に陽線を出して上昇を開始した後はずっと円安推移を継続しています

これは米10年債利回りの値動きに従ったものだと考えられますが、その米10年債利回りに関してもいまだに上値の目処は不透明です

今週の主なイベントですが、週末に月に1度のイベント米雇用統計がやってきます

月曜
 ベイリーBOE総裁発言
水曜
 ラガルドECB総裁発言
金曜
 3月米雇用統計

最近の雇用統計は落ち着いた値動きが多かったですが、今週に関してはただでさえボラティリティが高まっていますので何があってもおかしくありません

週末のポジションボリュームの調整には十分に気を配った方がいいと思います

チャートのテクニカルでは1週間を通して一方的な円安推移を継続してきましたが、金曜日にもしかしたら上値かもしれないと思うような陰線が出てきました

ただこれは材料としてはあまりに弱いです

2015年まで遡るとドル円相場の価格レンジは120円50銭を下値に126円までの間を上下していた6月から8月半ばまでの値動きに移行している可能性があります

2015年のドル円相場

テクニカル的に参考にするのであれば、この辺りの期間の値動きを見た方がいいかもしれません

インジケーターではADXは38台まで上昇していて強いトレンド相場を形成しています

ドル円相場のインジケーター

MACDは上昇一辺倒で何とも言えません

RSIはすでに80を超えてシグナルとも接近、そろそろデッドクロスしそうなのですが、ここまで強いトレンド相場でこれが相場転換のシグナルになるのかと言われると疑問です

インジケーター分析からも相場の先行きを考えるのが難しい状態です

こうなってくると目を向けるべきは外部環境だと思います

米10年債利回りのチャート

まず円安推移のそもそもの材料となっている米10年債利回りですが、テクニカル的には上値目処がわからないものの、短期金利との相関を考えるとそろそろ上値が近い兆候があります

長短金利の差を表した曲線のことをイールドカーブと言いますが、このイールドカーブのフラット化が近づいています

イールドカーブのイメージ

景気拡大期は長期金利が短期金利に比べ高くイールドカーブは角度がきつくなりますが、中央銀行が利上げを行う事で短期金利が上昇、長短金利の差は減少してイールドカーブはフラット化します

その後景気は減速気を迎え長期金利は下落、逆イールドの状態となり利下げが行われることで短期金利も下降し、逆イールドが解消されるという循環を繰り返します

そう考えるとイールドカーブのフラット化が近いという事は、ここまでの順調な経済回復に一服感が見え、そろそろ景気後退のタイミングが近い可能性が意識されます

そうなってくると短期的には利上げが意識されますが、そろそろ長期国債への物色が強まり米長期金利の上昇は収まっていくはずです

この考え方で行くなら、仮にまだ上昇を続けたとしても、2017年前後で上値を付けた節目、2.60%の少し上あたりまでで一旦上昇は止まるのではと考えられます

これは一旦の円安推移が止まるかもしれない材料です

FFレートが0.5%、今年と来年に予定されている利上げ回数が残り9回、すべてが0.25%の場合の上昇幅は2.25%、次回のFOMCで0.50%の利上げが行われると想定した場合2.50%、来年末までの金利見通しは概ね3%あたりになるといった感じでしょうか

米2年債利回りのチャート

これをそのまま単純計算で受け入れてしまうのは危険ですが2年物の利回りの上昇余力はそう考えるとまだあると考えられますので、イールドカーブのフラット化が近いとは言え短期国債の金利上昇からの突き上げは受けることになるでしょう

これはまだ円安推移が続く可能性を示す材料となります

ただイールドカーブがフラット化しそうになるとはいえ、長短金利が同時に上昇を継続する可能性がある点にも注意は必要です

次に問題になるのが日本からの対応です

日本の金融緩和は継続中で長期金利の上昇を押しとどめたいという考えがあります

日銀は2月の国債買い入れで0.25%での指値オペを実施、10年債利回りの上昇を抑え込もうとしました

日10年債利回りのチャート

週末の時点での利回りは0.245%まで上昇、今回は指値オペを回避していますが、次回は指値オペを実行する可能性があります

仮に実際に日銀が買った場合これは円安要因となります

最後に予想値幅のところでお話しした黒田ラインに関してですが、これは2015年に大規模な金融緩和を行ったいわゆる黒田バズーカと呼ばれるものですが、この時に125円まで進んだ円安に対して「ここから先の円安に振れることは普通に考えるとなかなかありそうにない」との発言から、125円が円安の許容ラインとして意識されました

2015年のドル円相場

その後この125円を黒田ラインと呼んでいるわけですが、これが今回の相場でも機能する可能性があります

ドル円相場が125円近辺まで接近した場合、口先介入だけではなく実際に日銀が為替相場へ介入してくる可能性が一気に高まります

これは125円までは円安が進むかもしれませんが、そこが上値になる可能性になる材料です

今のドル円相場は、地政学リスクやインフレ懸念と日本の継続する金融緩和など、かなり複雑な材料が入り乱れている状態です

これらを考慮すると125円までの円安推移はあるかもしれないが、そこからは一旦レンジ相場へ変化するのではと見通している感じです

以上のことから今週のドル円相場は、週内に123円を上抜ける円安推移を見せてくる展開を予想します

ここからは予想外の動きをした時に、注意していただきたいポイントです

上昇方向は125円00銭の上抜けです

黒田ラインとお話ししたこの価格を上抜けてしまうと、正直なところ上値目処が全くわからなくなっていきます

この上昇に入ってしまった場合、転換点をテクニカル的に見つけるよりも、日銀の動向に気を付けた方がいいと思います

既にドル円相場は過熱感が高くここから円高推移を開始した場合かなりの強さで巻き戻しが起こることが予想されます

今回の上昇と同等、もしくはそれ以上の強い下落が発生する可能性が高いと考えられますのでポジションボリュームをうまく調整しないとかなり危ないタイミングになると思います

ただこれは下落の勢いの話で合って、値幅自体はそこまで大きな下落にはならないと思っています

下落方向は118円40銭の強い下抜けです

直近高安の半値基準の価格ですが、2015年に122円まで上昇した後にレンジ相場で下値を固めた水準でもあります

ここを下抜けると2015年半ばとは異なり、116円を底に121円を上値にするレンジ相場に入る可能性があります

今のところ122円を上抜けて125円近辺まで上昇する相場展開に入る可能性が高いと考えていますが、予想とは異なり1段下のレンジ相場に入って行く可能性が出てきますので注意したいポイントです

ただ仮に下抜けたとしても、よほどの景気下押しリスクなどが発生していない限り、再度円安推移を見せてくるとも思っています

最後に

アメリカ市場は一足早く横ばい推移へと変化していますが、高値からの反落をする気配は今のところありません

日経平均には水曜日の権利落ちによる230円強の下押し圧力はあるものの、今のところ強い調整の反落に入る兆候はありません

ただ気になるのが地政学リスクです

サウジアラビアの石油施設へのイエメンの武装組織のミサイル攻撃が週末に発生、このところやっと落ち着きを見せ始めていた原油価格が急上昇してしまいました

ただそれでもアメリカ市場は底堅く、週末のナスダックはマイナスとは言え急激な原油価格と米長期金利の上昇をものともせず-0.16%まで戻す展開を見せています

高値まで来て指先一つでそこに張り付いているような緊張感のある相場展開になっていますが今のところ方向性は明るいのではと考えています

ですが地政学リスクが一気に高まった場合、落ちるときは足場がない状態になっているのも事実です

今のところ地政学リスクは後退しているとは思いますが、引き続き相場環境の急変に

は要警戒だと考えています

それでは今週もご覧いただきありがとうございました

土曜日のシーカーズの週間株為替予想は以上です

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